JPH084471Y2 - 輸送用組立式コンテナ - Google Patents

輸送用組立式コンテナ

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JPH084471Y2
JPH084471Y2 JP1990029885U JP2988590U JPH084471Y2 JP H084471 Y2 JPH084471 Y2 JP H084471Y2 JP 1990029885 U JP1990029885 U JP 1990029885U JP 2988590 U JP2988590 U JP 2988590U JP H084471 Y2 JPH084471 Y2 JP H084471Y2
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panel
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container
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JP1990029885U
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和明 笈川
秀樹 本間
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Uni Charm Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、輸送用組立式コンテナに関し、とくに、簡
易保冷用として供するのに好適な該コンテナに関する。
(従来の技術およびその課題) 近年における生鮮食品の輸送等において、鮮度保持の
たる、低温保管手段として簡易な組立式コンテナが用い
られている。コンテナ内を氷点付近に保つこの種の低温
保管では、強力な冷却手段を必要としないかわりに、コ
ンテナ内保冷すなわち断熱および気密性能が充分である
こと、組立が簡易であること、組立構造が堅牢でその多
数個を積重ねることが可能であることなどが要求され
る。
しかし、従来この種のコンテナは、前記要求を容易に
満足させるものではなく、そのため本出願人は先に実願
平1−62314号によって自らその要求を満たすべく試み
たところである。
ここで、本考案が目的とするところは、前記要求を充
分に満足させることができる、さらに新たな組立式コン
テナを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するための、本考案に係るコンテナ
は、第1側壁パネルと、第2側壁パネルと、該第2側壁
パネルに対向させる第3側壁パネルと、該第1側壁パネ
ルに対向させる第4側壁パネルと、底パネルと、該底パ
ネルに対向させる天井パネルとが、断熱性を有する剛性
材料から作られていて、それぞれの周側縁に剛性材料か
ら作られている縁部材を備え、前記各縁部材が、それぞ
れの衝合面に弾性パッキングを有し、前記底パネルの周
側縁と、前記第1ないし第4側壁パネルの下側縁と、前
記第4側壁パネルの上側縁と、前記天井パネルの一側縁
とにおける前記縁部材が、さらに、互いに係合する着脱
自在な蝶着構造部を有し、前記第1ないし第4側壁パネ
ルの縦側縁と、前記第1ないし第3側壁パネルの上側縁
と、前記天井パネルの前記一側縁を除く周側縁における
前記縁部材が、さらに、挿脱自在な締結部材を介して締
結可能な構造部を有している。
(作用) 本考案な係るコンテナによれば、底パネル(コンテナ
の標準的な使用状態において底面に位置する部分のパネ
ル)には、その四周側縁に有する蝶着構造部に、同じく
コンテナの起立壁となる側壁パネルの下側縁の蝶着構造
部が回動自在に係合される。
これによって、底パネルを中心に側壁パネルを四周側
に起立させて、箱形体を形成することができる。このと
き、側壁パネルの各縦側縁に有する締結可能な構造部
が、締結部材を介して隣接する縦側縁を一体に結合させ
るように機能する。
箱形体に形成された側壁パネルの一つの上側縁に、同
じく天井パネルの一側縁とが互いの蝶着構造部によって
結合される。
この蝶着機能によって、コンテナ内に食品等を収容し
たのち、天井パネルを旋回させて箱形体の上方に被せ、
該天井パネルの他側縁における締結可能な構造部と、各
側壁パネルの上側縁(側壁パネルの前記蝶着構造部を除
く)の締結可能な構造部とを締結部材を介して締結させ
て、六面体箱形のコンテナを形成する。このとは、各パ
ネルの衝合面における弾性パッキングが圧接して、コン
テナ内を密封に保つと共に、当り面の緩衝と“キシミ”
音の発生を防ぐ上で有効に機能する。
(実施例) 本考案に係るコンテナを図面に示す実施例について説
明すると、以下のとおりである。
第1図は、本考案の一実施例を示す斜視図である。コ
ンテナ本体1は、6枚のパネル2aないし2fの側縁を接合
して六面体箱形に構成されている。パネル2a,2c,2eおよ
び2fは側壁パネル、パネル2bは底パネルおよびパネル2d
は天井パネルと便宜上の別称を付す。
第2図ないし第4図は、第1図において図示の各々の
断面図であって、これらの図で明らかなように、各パネ
ル2aないし2fは、それぞれに共通の構成として、断熱性
を有する剛性材料たとえばポリプロピレン発泡体から作
られている板部材3と、その周縁に一体に取り付けた剛
性材料たとえばアルミニウム合金から作られている縁部
材4A,4B,4Cと、この縁部材4A,4B,4Cの外側に沿って配置
されている弾性体たとえば合成ゴムから作られている弾
性パッキング5とを有する。加えてコンテナ本体1は、
後述するように、締結部材6を備える。
これら縁部材4A,4B,4Cは、さらに共通した構造として
板部材3の側辺を挟み込み、これをリベット加工により
固定する挟持部31と、パッキング5を噛着する保持部32
とを有する。縁部材4Aは、支持部34から延出して、縁部
材4Bと互いに着脱自在に係合関係を形成する断面J字形
の蝶着構造部33Aを有する。縁部材4Bは支持部34から延
出して、蝶着構造部33Aに内接しながら係合関係を形成
する蝶着構造部33Bを有する。互いに係合した蝶着構造
部33Aと33Bとは、それぞれの縁部材が取り付けられた互
いのパネルが90°をなすとき(第2図参照)互いに離脱
不能であり、パネルが180°をなすとき互いのJ字形に
おける開口部が対向して、離脱自在となる。縁部材4Cは
支持部34から断面L字型の係止部33Cを起立させてお
り、図示のように2枚のパネルを互いに90°に保ち、2
本の縁部材4Cを対向配置せしめると、このときに対向す
る係止部33C,33Cを内側案内壁として、断面略C字もし
くは逆C字の締結部材6が該壁に圧接しながら挿嵌され
る。このような圧嵌は、前述のように締結可能な構造部
として機能している互いに対向する係止部33C、33Cの離
間距離をやや狭めるような寸法に締結部材6の断面形状
を製作することで可能となり、対向するパッキング5は
この圧嵌を効果的にするのに役立つ。以上のように、縁
部材に関して、4Aは4Bと、4Cは4Cと、互いに対向配置し
て用いられる。
第5図は、これら縁部材の各パネルに対するコンテナ
本体1の組み立て時における配置関係として、その一例
を分解展開図によって示す。ただし縁部材は、この配置
に限ることなく、それらの対向関係が満たされる条件下
で配置変更することが可能である。各縁部材は、通常各
パネルの各側縁の全長にわたって設けられるもので、こ
れによって、対向側縁間の全長にわたる密着した接合が
確保され、コンテナ本体の密封構造を実現する。後述す
る締結部材6も同様に、これを圧嵌すべき各々のパネル
側縁の長さに合わせて用意することが好ましい。しか
し、一つの長さを複数に分割して、短かい部材として用
意することもできる。また、コンテナ本体1が、各側縁
の密着した接合を必ずしも必要としない場合、もしくは
コンテナ本体が大型で、側縁全長の密接した接合が困難
なときなどには、前述蝶着構造部33A、33Bの長さ、また
は締結部材6の長さを適宜短かくすることもできる。
第6図ないし第9図は、組み立て順序の一例を示す。
第6図に示すように、まず、底パネル2bの左右両側に側
壁パネル2e,2fを配し、これらの蝶着構造部33A,33Bを互
いに係合するように組み合せて側壁パネル2e,2fが底パ
ネル2bに対して、互いの蝶直構造部を中心に引き起こし
可能に締結される。
つぎに、第7図に示すように、底パネル2bの残りの側
縁に、側縁パネル2a,2cを配して、前記同様にこれらの
蝶着構造部33A,33Bを組み合せて互いに係合させ、側壁
パネル2a,2cが底パネル2bに対して、蝶着構造部を中心
に引き起こし可能に結合される。
つぎに、第8図に示すように、側壁パネル2a,2b,2c,2
e,2fの各縦側縁を当接せしめ、対向する一対の係止部33
Cを案内壁にして、これらを締結する締結部材6を挿嵌
することで(第4図参照)天井が開放した箱形体で形成
される。
さらに、第9図に示すように、側壁パネル2cの上側縁
の縁部材4Bの蝶着構造部と、天井パネル2dの一側縁の縁
部材4Aの蝶着構造部とを互いに係合させ、パネル2dを蝶
着構造部を中心に旋回させると、パネル本体1を天井パ
ネルとして被せることができる。天井パネル2dと側壁パ
ネル2a,2e,2fの各側縁とは、第2図および第3図に示す
ように、それぞれの係止部33Cを互いに締結部材6の挿
嵌によって、締結することですべてのパネル2aないし2f
を一体的に接合することができる。
第10、11図は各パネルの接合状態を拡大して示す。各
パネル2aないし2fの接合状態下では、それぞれの側縁の
衝合面におけるパッキング5が互いに圧接しており、本
体1の内部が密封される。組み立てたコンテナ本体1の
開扉もしくは分解は、特別な工具を用いることなく、締
結部材6を抜き取ることによって可能である。
以上によって明らかなように、本考案の蝶着構造部の
採用によって、2種のパネルは他に部材を要することな
く、互いに回動可能に接合することが容易であり、また
蝶着構造部をとらない側縁については締結部材の採用に
よって、容易に接合することができ、しかも、この締結
部材の取り外しは、特別な工具を要することのない単純
な抜き取り作業であって、したがって、コンテナ本体の
開扉、分解も極めて容易である。
本考案のコンテナ本体1は、これを保冷コンテナとし
て使用する場合には、その良好な密閉性、断熱性によっ
て、その内部に保冷剤を配置すると、極めて有効であ
る。
(考案の効果) 本考案に係るコンテナは、以上の構成と作用とを有す
るから、断熱および気密性、とくに各パネルの縁部材の
衝合面が弾性パッキングで圧接して機密性が充分にえら
れる。
また、蝶着構造部および締結可能な構造部を締合する
ことで簡易に組み立てができると共に分解も容易であ
る。
また、各パネルが剛性材料から作られているうえ、そ
れらは剛性材料から作られている縁部材を有していて、
組立構造が堅牢であって、コンテナ内に食料品等を収容
した状態でその多数個を積み重ねても変形破損するよう
なことがない。
したがって、輸送用組立式コンテナとして究めて簡便
かつ有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るコンテナの一実施例を示す斜視
図。 第2図は、第1図をA−A線部分で縦断して示す側面
図。 第3図は、同じくB−B線縦断側面図。 第4図は、同じくC−C線横断平面図。 第5図は、本考案コンテナの分解展開図。 第6図ないし第9図は、本考案に係るコンテナの組み立
て工程を順次示す斜視図。 第10図、第11図は、蝶着構造部、締結可能な構造部の部
分拡大図。 1……コンテナ本体 2a,2b,2c,2d,2e,2f……パネル 3……断熱板、4……縁部材 5……パッキング、6……締結部材 33A,33B……蝶着構造部、33C……締結可能な構造部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1側壁パネルと、第2側壁パネルと、該
    第2側壁パネルに対向させる第3側壁パネルと、該第1
    側壁パネルに対向させる第4側壁パネルと、底パネル
    と、該底パネルに対向させる天井パネルとが、断熱性を
    有する剛性材料から作られていて、それぞれの周側縁に
    剛性材料から作られている縁部材を備え、 前記各縁部材が、それぞれの衝合面に弾性パッキングを
    有し、 前記底パネルの周側縁と、前記第1ないし第4側壁パネ
    ルの下側縁と、前記第4側壁パネルの上側縁と、前記天
    井パネルの一側縁とにおける前記縁部材が、さらに、互
    いに係合する着脱自在な蝶着構造部を有し、 前記第1ないし第4側壁パネルの縦側縁と、前記第1な
    いし第3側壁パネルの上側縁と、前記天井パネルの前記
    一側縁を除く周側縁における前記縁部材が、さらに、挿
    脱自在な締結部材を介して締結可能な構造部を有するこ
    とを特徴とする輸送用組立式コンテナ。
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