JPH0844262A - 電子写真装置用クリーニングブレード - Google Patents

電子写真装置用クリーニングブレード

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JPH0844262A
JPH0844262A JP17986094A JP17986094A JPH0844262A JP H0844262 A JPH0844262 A JP H0844262A JP 17986094 A JP17986094 A JP 17986094A JP 17986094 A JP17986094 A JP 17986094A JP H0844262 A JPH0844262 A JP H0844262A
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JP
Japan
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blade
blade member
cleaning blade
pressing member
adhesive
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JP17986094A
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Katsuhiko Hata
克彦 畑
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Bando Chemical Industries Ltd
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Bando Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーニングブレードに対し、ブレード部材
の支持部材に対する取付けを高い精度で行うことがで
き、且つ剥離などによる位置ずれ、支持部材からの浮き
上がりなどが生じないように強固に固定する。 【構成】 エラストマーからなるブレード部材1の支持
部材2に対する接着部分の背面に、ブレード部材1より
も高い剛性を有する押え部材5を両面延着テープ4によ
り接着し、押え部材5がブレード部材1に対して広範囲
若しくは全体が剥離しない限り、ブレード部材1が支持
部材2から剥離しないようにしてブレード部材1の支持
部材2に対する接着性を高く確保する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置用クリー
ニングブレードに係り、特に、ブレード部材の支持部材
に対する接着性向上対策に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ等の電
子写真装置では、表面に光導電体層を設けた感光体を有
している。そして、例えば複写の際には、この感光体の
外周面が一様に帯電され、次いで、被複写体の被複写像
を介してその外周面を露光することにより、上記外周面
に静電潜像が形成される。その後、この静電潜像にトナ
ーを付着させてトナー像を形成し、これを複写紙等に転
写することにより複写が行われる。
【0003】また、上記複写後、感光体の外周面上には
トナーが一部残留するため、この残留トナーを除去する
必要があり、この除去はクリーニングブレードによって
行われる。図3に示すように、このクリーニングブレー
ドaは、通常、ウレタンエラストマーを原料として成形
されたブレード部材bを接着剤d等によって支持部材c
に接着することにより製造される。
【0004】また、支持部材cは、剛体の金属や弾性を
有する金属、またはプラスチック、セラミック等から製
造されるが、通常は、無処理の鋼板またはリン酸亜鉛処
理やクロメート処理などの表面処理した鋼板、その他の
メッキ処理をした鋼板から製造されたものが用いられ
る。
【0005】また、ブレード部材bを支持部材cに接着
する方法として、従来より、例えば、粘着テープによる
方法(特開昭61−130975号公報)、瞬間接着剤
による方法(特開昭63−269188号公報)、ホッ
トメルト接着剤による方法(特開昭61−145578
号公報)、反応性ホットメルト接着剤による方法、光開
始剤を含むUV接着剤による方法等が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記クリー
ニングブレードaが長期間安定したクリーニング性能を
発揮し続けるためには、ブレード部材bの先端縁b1の
感光体外周面への接触が常時適切な圧力で均一になされ
ていることが必要である。そのためにはブレード部材先
端縁b1の平滑性が良好であることは勿論のこと、ブレ
ード部材bの支持部材cへの取付けが高い精度で行わ
れ、且つ剥離などによる位置ずれ、支持部材cからの浮
き上がりなどが生じないように強固に接着されている必
要がある。
【0007】ところが、上記の粘着テープによる方法で
は、高精度の初期固定を容易に行うことができるもの
の、支持部材cとブレード部材bとの接着力が小さく、
特に高温時の接着性が十分でなく、クリーニング性に欠
けるといった課題がある。
【0008】また、瞬間接着剤による方法では、粘着テ
ープの場合と同様の問題がある他、耐衝撃性に劣り、耐
久性に劣るという課題がある。
【0009】また、ホットメルト接着剤による方法で
は、接着剤固有の感温特性により高温時の接着力の保持
状態が十分に得られず、耐熱性に優れたホットメルト接
着剤を用いた場合には、かなりの高温において接着加工
を行わねばならず、ブレード部材bの寸法精度の点にお
いて課題がある。また、ホットメルト接着剤は、制振性
に乏しく、ブレード部材と感光体との摩擦により生じる
ブレード部材の振動および振動に基づく異音発生の問題
を有している。
【0010】更に、反応性ホットメルト接着剤による方
法では、上記ホットメルト接着剤の場合の問題を解決で
きるが、接着剤自身の取扱いが煩雑となり、また、最終
接着力の発現に長時間を有するといった課題がある。
【0011】UV接着剤による方法では、接着剤中に含
まれるラジアル反応モノマーにより、ウレタンエラスト
マーブレード部材が膨潤するといった課題がある。
【0012】このように、単に支持部材cにブレード部
材bを接着した構成では、ブレード部材bの支持部材c
への取付けを高い精度で行うことが難しく、且つ図3
(a) の如くブレード部材が支持部材に対して剥離するこ
とによる位置ずれ、支持部材からの浮き上がりなどが生
じる恐れがあった。
【0013】また、ビス止めによる方法もあるが、これ
では、ブレード部材b全体を均一に支持部材cに押え込
むことが難しく、組立て精度が劣るといった課題があ
る。
【0014】本発明は、これらの点に鑑みてなされたも
のであって、ブレード部材の支持部材に対する取付けを
高い精度で行うことができ、且つ剥離などによる位置ず
れ、支持部材からの浮き上がりなどが生じ難く、しかも
ブレード部材の振動を制する構成の電子写真装置用クリ
ーニングブレードを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、ブレード部材の背面に剛性の高い押え
部材を貼付けることにより、この両者が接着されている
限りにおいて、ブレード部材が屈曲して支持部材から剥
離することをなくすようにした。
【0016】具体的に、請求項1記載の発明は、所定の
幅寸法及び長さ寸法の接着面を備えた支持部材と、上記
接着面の長さ寸法と略同じ長さ寸法を有し、前面の一部
に接着部分が形成され、該接着部分にて支持部材の接着
面に接着されたブレード部材とを備えた電子写真装置用
クリーニングブレードを前提としている。そして、上記
ブレード部材の背面に、該ブレード部材よりも高い剛性
を有し接着部分に対応した長さ寸法を有する押え部材
を、接着部分に少なくとも一部が対応するように接着し
た構成としている。
【0017】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の電子写真装置用クリーニングブレードにおいて、ブレ
ード部材を支持部材に、押え部材をブレード部材に夫々
両面粘着テープによって接着した構成としている。
【0018】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の電子写真装置用クリーニングブレードにおい
て、押え部材を、樹脂材料によって形成した構成として
いる。
【0019】請求項4記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の電子写真装置用クリーニングブレードにおい
て、押え部材を、セラミック材料によって形成した構成
としている。
【0020】請求項5記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の電子写真装置用クリーニングブレードにおい
て、押え部材を、金属材料によって形成した構成として
いる。
【0021】
【作用】上記の構成により、本発明では以下に述べるよ
うな作用が得られる。請求項1記載の発明では、押え部
材の剛性によってブレード部材における押え部材で押え
込まれている部分の屈曲が抑制されることになり、ブレ
ード部材が支持部材から剥離するような状況の発生が抑
制され、該ブレード部材は支持部材に対して強固な接着
性が得られ、取付け位置の精度を維持できる。つまり、
押え部材がブレード部材に対して広範囲若しくは全体が
剥離しない限り、ブレード部材が支持部材から剥離する
ことはなく、このため、ブレード部材は支持部材に対す
る接着性が高く確保されている。
【0022】請求項2記載の発明では、各部材の接着が
両面粘着テープによって行われることにより、短時間で
接着動作を完了でき、ブレード部材の支持部材に対する
正確な位置決めが容易に行え、また、接着位置の修正も
比較的簡単に行える。更には、ブレード部材の摩耗など
により交換の必要が生じた際には、このブレード部材と
両面粘着テープを交換するのみで良く、支持部材及び押
え部材のリサイクルを行うことができる。さらに、両面
粘着テープの制振効果により感光体との摺擦によりブレ
ード部材に生ずる振動を制することができ、異音の発生
も押えることができる。
【0023】請求項3、4及び5記載の発明では、押え
部材を形成する材料が具体化でき、クリーニングブレー
ドの実用性が向上できる。
【0024】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。図1は、複写機の感光体外周面に残留したトナーを
除去するためのクリーニングブレードAを示している。
この図1の如く、本例のクリーニングブレードAは、エ
ラストマーから成るブレード部材1の前面(図1におけ
る向こう側面)の上側半分が支持部材2の長手方向に延
びる接着面2aに両面粘着テープ3によって接着され、
更に、ブレード部材1における上記接着面2aに対応し
た背面(図1における手前側面)に、所定の剛性を有す
る押え部材5が両面粘着テープ4によってブレード長手
方向に亘って貼付けられて成っている。以下、各部材に
ついて具体的に説明する。
【0025】支持部材2は、剛体の金属製のもの、弾性
を有する金属製のもの、プラスチック製のもの、セラミ
ック製のもの等が挙げられ、特に、無処理の鋼板、リン
酸亜鉛処理やクロメート処理などの表面処理した鋼板、
その他メッキ処理をした鋼板等を採用することが、経時
変化、特に腐食性の点から好ましい。
【0026】ブレード部材1は、耐摩耗性の高いポリウ
レタンエラストマー、特に熱硬化タイプのウレタンエラ
ストマーが用いられている。このウレタンエラストマー
は、イソシアネート化合物と高分子量ポリオール並びに
架橋剤により熱硬化反応させたものであり、更に詳しく
は、イソシアネート化合物としては、4,4´−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレンジイ
ソシアネート(TDI)、1,5−ナフタレンジイソシ
アネート(NDI)、トリジンジイソシアネート(TO
DI)等が用いられ、高分子量ポリオールとしては、ポ
リエステルポリオール、ポリカーボネートポリオール、
ポリエーテルポリオール、ポリカーボネートエーテルポ
リオール等が用いられ、架橋剤としては、ブタンジオー
ル、エチレングリコール、トリメチロールプロパン、グ
リセリン等の多価アルコールが用いられている。
【0027】各両面粘着テープ3、4は、一般に市販さ
れているものが用いられている。
【0028】押え部材5は、硬質塩化ビニル、ポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリエステル、フェノール樹
脂、ポリアミド、ポリスチレン、エポキシ樹脂、ポリア
セタール等の合成樹脂、これら合成樹脂とガラス繊維や
カーボン繊維などによるFRP、金属粉末や無機粉末等
のフィラーを配合した強化樹脂及びセラミックや金属材
料等から製造されている。
【0029】そして、クリーニングブレードAの具体的
な製作手順としては、エラストマーシートを所定サイズ
に裁断し、必要に応じて洗浄を行い、これによってブレ
ード部材1を得る。一方、支持部材2及び押え部材5
は、溶剤等により脱脂処理を予め行っておく。その後、
ブレード部材1を両面粘着テープ3により支持部材2に
貼付ける。更に、その後、ブレード部材1における支持
部材2に対する貼付け面に対応した背面に押え部材5を
両面粘着テープ4によって貼付ける。これにより、クリ
ーニングブレードAが得られる。
【0030】このようにしてクリーニングブレードAが
得られるため、該クリーニングブレードAは、押え部材
5の剛性によってブレード部材1の屈曲が抑制されるこ
とになり、従来のように、ブレード部材1が支持部材2
から剥離するような状況の発生が抑制され、高い接着性
が得られている。
【0031】この作用を詳しく説明すると、従来例とし
て図2(a) に示すような押え部材を備えていないもので
は、矢印で示すような外力がブレード部材1に作用した
場合、該ブレード部材1が屈曲しながらその端縁部から
支持部材2に対して剥離してしまうことになっていた。
これに対し、図2(b) に示す本例のクリーニングブレー
ドでは、矢印で示すような外力がブレード部材1に作用
した場合、押え部材5の剛性により、ブレード部材1に
おける押え部材5によって押え込まれている部分が屈曲
することが抑制されることになる。そして、このブレー
ド部材1が屈曲するためには、図2(b) の如く押え部材
5がブレード部材1に対して広範囲若しくは全体が剥離
した状態にならねば、ブレード部材1の屈曲状態は生じ
ない。言替えると、押え部材5がブレード部材1に対し
て広範囲若しくは全体が剥離しない限り、ブレード部材
1が支持部材2から剥離することはなく、このため、ブ
レード部材1は支持部材2に対する接着性が高く確保さ
れていることになる。
【0032】以上説明したように、本例のクリーニング
ブレードAによれば、ブレード部材1の背面に押え部材
5を貼り付けるといった簡単な構成で、ブレード部材1
の支持部材2への取付けが高い精度で行え、且つ剥離な
どによる位置ずれ、支持部材2からの浮き上がりなどを
生じさせることなく、取付け位置の精度を維持できて、
長期間安定したクリーニング性能を発揮し続けさせるこ
とができる。即ち、従来の粘着テープや瞬間接着材によ
る方法のように、高温時の接着力が十分に得られなかっ
たり、耐衝撃性に劣ったり、また、耐熱性ホットメルト
接着剤による方法のように、高温における接着加工が必
要になってブレード部材の寸法精度に課題を招いたり、
反応性ホットメルト接着剤による方法のように、最終接
着力の発現に長時間を要したり、UV接着剤による方法
のように、ブレード部材の膨潤を招いたり、ビス止めに
よる方法のように、組立て精度に劣るなどといった種々
の課題を招くことなしにブレード部材1を支持部材2に
高い精度で且つ強固に接着することができる。また、ブ
レード部材1の支持部材2に対する接着力が低下してブ
レード部材1がばたつくことによる複写機作動時の異音
の発生も抑制される。
【0033】また、本例では、各部材の接着動作を両面
粘着テープ3,4によって行っているので、短時間で接
着動作を完了でき、ブレード部材1の支持部材2に対す
る正確な位置決めが容易に行え、また、接着位置の修正
も比較的簡単に行える。更には、ブレード部材1の摩耗
などにより交換の必要が生じた際には、このブレード部
材1と両面粘着テープ3,4を交換するのみで良く、支
持部材2及び押え部材5のリサイクルを行うことができ
る。
【0034】尚、本例では、ブレード部材1と支持部材
2及び支持部材2と押え部材5を夫々両面粘着テープ
3,4によって接着するようにしたが、瞬間接着剤やホ
ットメルト接着剤などによって接着するようにしてもよ
い。
【0035】(実験例)次に、本例に係るクリーニング
ブレードAの耐久性を確認するために行った実験例につ
いて説明する。ここでは、本例に係るクリーニングブレ
ードAとしての4タイプのクリーニングブレードと、比
較例として従来のクリーニングブレードとに対して夫々
耐久実験を行った。
【0036】以下、各タイプのクリーニングブレードに
ついて説明する。
【0037】−タイプ1− リン酸処理した鋼板(ボンデ鋼板)を用いて製造した支
持部材2及び押え部材5を溶剤(塩化メチレン)によっ
て洗浄し、次に、支持部材2の貼り付け面に高度がJI
SAで65°のポリウレタンエラストマー製の厚さ2mm
のブレード部材1を両面粘着テープ3(日東電工製 No
500 )にて貼り付け、その後、ブレード部材1の背面に
押え部材5をブレード長手方向に亘って両面粘着テープ
4によって貼り付けた。
【0038】−タイプ2− 上記タイプ1のクリーニングブレードAの押え部材5を
アルミ押し出し製(A6063S−T5)とした。
【0039】−タイプ3− 上記タイプ1のクリーニングブレードAの押え部材5
を、厚さ3mmの硬質塩化ビニル製で且つアルコールで洗
浄したものとした。
【0040】−タイプ4− 上記タイプ1のクリーニングブレードAの押え部材5
を、厚さ3mmのポリスチレン製で且つアルコールで洗浄
したものとした。
【0041】−比較例− 上記タイプ1のクリーニングブレードAにおいて押え部
材5を用いないものとした。
【0042】以上のようにして得られた各クリーニング
ブレードを市販の乾式普通紙電子写真装置に装着し、5
0℃の雰囲気下において繰り返して画像複写し、ブレー
ド寿命(画像に欠点が発生するまでの枚数)および異音
発生有無(乾式普通紙電子写真装置の前扉より約10cm
の位置での聴感によりチェック)を調べた。その結果を
以下の表1に示す。
【0043】
【表1】 このように、押え部材5を備えていない比較例では65
枚でブレード寿命に達したのに対し、本例に係る各タイ
プのものでは、何れも35000 枚以上の画像複写が可能で
あり、ブレード寿命の大幅な延長が行えることおよびブ
レードの感光体との摺擦による異音発生が押えられるこ
とが判る。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば以下に述べるような効果が発揮される。請求項1記載
の発明によれば、ブレード部材の背面に、該ブレード部
材よりも高い剛性を有し該ブレード部材の接着部分に対
応した長さ寸法を有する押え部材を、接着部分に少なく
とも一部が対応するように接着して、押え部材の剛性に
よってブレード部材の屈曲を抑制したために、ブレード
部材が支持部材から剥離するような状況の発生が抑制さ
れ、該ブレード部材を支持部材に対して強固に接着する
ことができ、取付け位置の精度を維持できて、長期間安
定したクリーニング性能を発揮し続けさせることができ
る。また、ブレード部材を支持部材に押え部材をブレー
ド部材に夫々接着した両面粘着テープの制振効果によ
り、ブレード部材と感光体との摺擦により生じるブレー
ドの振動を吸収し、複写機等の作動時に異音が発生する
ことも抑制できる。
【0045】請求項2記載の発明によれば、ブレード部
材を支持部材に、押え部材をブレード部材に夫々両面粘
着テープによって接着するためにブレード部材の支持部
材に対する位置決めが容易に行え、常温でしかも短時間
で接着動作を完了できるので、ブレード部材の膨張・収
縮による位置ずれや波打ちのない、高精度の接着が可能
となる。また、接着位置の修正も比較的簡単に行える。
更には、ブレード部材の摩耗などにより交換の必要が生
じた際には、このブレード部材と両面粘着テープを交換
するのみで良く、支持部材及び押え部材のリサイクルを
行うことができ、クリーニングブレードの実用性の向上
を図ることができる。
【0046】請求項3、4及び5記載の発明によれば、
押え部材を形成する材料が具体化でき、クリーニングブ
レードの実用性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るクリーニングブレードを示す斜視
図である。
【図2】ブレード部材の剥離動作を説明するための図で
ある。
【図3】従来のクリーニングブレードを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
A クリーニングブレード 1 ブレード部材 2 支持部材 2a 接着面 3,4 両面粘着テープ 5 押え部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の幅寸法及び長さ寸法の接着面を備
    えた支持部材と、 上記接着面の長さ寸法と略同じ長さ寸法を有し、前面の
    一部に接着部分が形成され、該接着部分にて支持部材の
    接着面に接着されたブレード部材とを備えた電子写真装
    置用クリーニングブレードにおいて、 上記ブレード部材の背面には、該ブレード部材よりも高
    い剛性を有し接着部分に対応した長さ寸法を有する押え
    部材が、接着部分に少なくとも一部が対応するように接
    着されていることを特徴とする電子写真装置用クリーニ
    ングブレード。
  2. 【請求項2】 ブレード部材は支持部材に、押え部材は
    ブレード部材に夫々両面粘着テープによって接着されて
    いることを特徴とする請求項1記載の電子写真装置用ク
    リーニングブレード。
  3. 【請求項3】 押え部材は、樹脂材料によって形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の電子写
    真装置用クリーニングブレード。
  4. 【請求項4】 押え部材は、セラミック材料によって形
    成されていることを特徴とする請求項1または2記載の
    電子写真装置用クリーニングブレード。
  5. 【請求項5】 押え部材は、金属材料によって形成され
    ていることを特徴とする請求項1または2記載の電子写
    真装置用クリーニングブレード。
JP17986094A 1994-08-01 1994-08-01 電子写真装置用クリーニングブレード Pending JPH0844262A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1271265A2 (en) 2001-06-18 2003-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge detachably mountable on image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1271265A2 (en) 2001-06-18 2003-01-02 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge detachably mountable on image forming apparatus
EP1271265B1 (en) * 2001-06-18 2008-11-19 Canon Kabushiki Kaisha Cartridge detachably mountable on image forming apparatus

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Effective date: 20030225