JPH084292Y2 - 枚葉印刷機の紙厚調整装置 - Google Patents

枚葉印刷機の紙厚調整装置

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JPH084292Y2
JPH084292Y2 JP1989100952U JP10095289U JPH084292Y2 JP H084292 Y2 JPH084292 Y2 JP H084292Y2 JP 1989100952 U JP1989100952 U JP 1989100952U JP 10095289 U JP10095289 U JP 10095289U JP H084292 Y2 JPH084292 Y2 JP H084292Y2
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JP
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cylinder
blanket cylinder
sheet
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paper thickness
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JP1989100952U
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幹雄 柴崎
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、枚葉印刷機の紙厚調整装置に関するもので
ある。
〔従来の技術とその課題〕
一般に、枚葉印刷機は、第5図に示すごとく、版胴50
の周面に金属版を弯曲させて装着し、この版胴50と圧胴
52との間にゴム胴(ブランケット胴)51を介在させ、前
記金属版の版模様を一度ゴム胴51の表面に移し、これを
更に圧胴52に巻き付けた印刷紙53に印刷するものであ
る。そして、これらのゴム胴51と圧胴52との間の印刷圧
は、使用される印刷紙53の厚さに応じて調整されてい
る。
そこで、かかる枚葉印刷機においては、印刷紙53が連
続用紙ではないため、圧胴52には印刷紙53をクランプす
るためのクランプ装置63が装着されており、該クランプ
装置63は圧胴52の軸方向に沿って設けられた凹溝64に収
納されている。
したがって、印刷紙53に印刷圧を加えるためには、圧
胴52に凹溝64があるため常に圧胴52とゴム胴51の間隔を
一定に保つ必要がある。もし、ゴム胴51を流体シリンダ
(空圧、油圧等)で圧胴52に押しつけるような構造であ
れば、凹溝64がゴム胴51の接触部に移動した際、ゴム胴
51の周部が凹溝64に嵌り込みゴム胴51が損傷することに
なる。
そこで従来では、かかる印刷圧の設定に関し、第5
図、第6図に示すような提案がなされている。すなわ
ち、実開昭63-101530号公報によれば、ゴム胴51の両端
にそれぞれ設けた偏心軸受54の回転調節によって圧胴52
とゴム胴51との間の寸法を印刷紙53の厚さにに応じて調
整する枚葉印刷機の紙厚調整装置において、これらの偏
心軸受54を回転させるための1本の回転駆動軸55をゴム
胴51の軸線に平行に設け、この回転駆動軸55の端部に1
個の手動ハンドル56を着脱自在に装着するとともに、こ
の回転駆動軸55を回転伝導機構57およびクラッチ58を介
して1個のモータ59に連結させた装置を提案している。
しかしながら、かかる枚葉印刷機の紙厚調整装置で
は、両側に設けられた偏心軸受54を回転させるための扇
形ギャ60が1本の回転駆動軸55で連結されているため、
圧胴52とゴム胴51とが互いに平行にセットされていない
場合には、この回転駆動軸55より各々の扇形ギャ60を取
外して、圧胴52とゴム胴51との平行度を調整し直さねば
ならず、この調整に多大の時間および能力を必要として
いた。しかも、この回転駆動軸55のねじり誤差発生のお
それもあった。
また、かかる枚葉印刷機の紙厚調整装置では、ゴム胴
51と圧胴52との間の寸法を検出するのに、偏心軸受54の
回転角度をポテンショメータ61により検出することが行
われている。ところが、このポテンショメータ61と偏心
軸受54とを連結しているギャ62のバックラッシュおよび
ゴム胴51、圧胴52等の製作誤差により前記胴間寸法を正
確に把握することができなかった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる問題点を解決するために案出
されたもので、その要旨とするところは、版胴と圧胴と
の間にゴム胴を介在させ、該ゴム胴の両端を偏心軸受に
より支持するとともに、該偏心軸受を、印刷紙の厚さに
応じて回転させることにより、ゴム胴と圧胴との間の寸
法を調整する枚葉印刷機の紙厚調整装置において、これ
らの偏心軸受に、個別の回転伝導機構を介して該偏心軸
受を回転させるためのモータをそれぞれ連結するととも
に、前記ゴム胴の変位量を検知するために、前記ゴム胴
の軸方向両端部の高精度に研磨されたベアラ面にそれぞ
れ臨ませた位置検出器を設け、紙厚および/または位置
検出器の信号により、前記モータを別々に制御可能とす
ることを特徴とする枚葉印刷機の紙厚調整装置にある。
〔実施例〕 本考案の構成を添付図面に示す実施例により詳細に述
べる。
第1図は本考案の第1の実施例の水平断面図、第2図
は第1図の要部斜視図、第3図は第2の実施例の水平断
面図、第4図は第3の実施例の要部水平断面図である。
本考案の各実施例は、いずれも枚葉印刷機に好適であ
り、第1の実施例について述べると、第1図および第2
図において、1はゴム胴であって、その胴軸1a,1aはそ
れぞれ偏心軸受2,2を介して左右両側の機枠3,3に支持さ
れている(以下、左右対称につき片側のみについて述べ
る)。
すなわち、偏心軸受2はベアリング4と、このベアリ
ング4が内嵌されている偏心ハウジング5とから構成さ
れ、この偏心ハウジング5は機枠3に回動自在に嵌合さ
れている。
この偏心ハウジング5の内側にはピン6が突設され、
このピン6にネジ軸7の一端が枢着されて連結してい
る。したがって、このネジ軸7を進退させることによっ
て偏心ハウジング5を回動させ、胴軸1aの軸心を移動さ
せるようにしている。
前記ネジ軸7の他端はネジ筒8に螺嵌され、このネジ
筒8の基端は後述する支持ブロック9を介して機枠3に
回動自在に支持されている。すなわち、ネジ筒8の基端
は支持ブロック9に貫通して回転自在に支持されてい
る。この支持ブロック9は機枠3に回動自在に嵌め込ま
れている。したがって、ネジ筒8は、機枠3に対し揺動
自在、かつ、支持ブロック9に対し回転自在に連結され
ている。
このネジ筒8の胴部にはウォームホイール10が固設さ
れている。このウォームホイール10はウォーム(図示せ
ず)に噛合っており、このウォームのウォーム軸11の一
端は電磁クラッチ12を介して正逆転可能なモータ13に連
結されている。このモータ13は電磁クラッチ12とともに
遠隔操作ができるようになっている。
そして、前記ネジ軸7、ネジ筒8、ウォームホイール
10、ウォーム、ウォーム軸11、電磁クラッチ12等により
回転伝導機構23が構成されている。
また、ウォーム軸11の中間にはギャ14を設け、このギ
ャ14に噛合うギャ15を、回転つまみ16の軸16aに設けて
いる。これらの部材12,14,15はハウジング17内に設けら
れている。なお、18はゴム胴1を駆動する大歯車を示
す。
また、前記ゴム胴1の軸方向の両端部に設けられたベ
アラ面22(この面は高精度に研磨されている)には、第
2図に示すように変位センサ19を臨ませている。この変
位センサ19による検知信号は中央演算器(図示せず)に
よってアナログ量に換算され、このアナログ量がディス
プレイ(図示せず)に表示されるとともに、モータ13を
制御する制御装置(図示せず)に入力されるようになっ
ている。この制御装置では、前記検知された信号と、予
め設定された紙厚データとを比較して演算し、モータ13
を正逆転させるようになっている。
本実施例の作用を述べる。圧胴(図示せず)とゴム胴
1との間の寸法を調整するには、まず、紙厚データをセ
ットして制御装置で設定された紙厚データと変位センサ
19からの検知信号を比較演算し、胴軸1a,1aの両側にお
ける各電磁クラッチ12をONにして、ゴム胴1の回転させ
たい方向に各モータ13を起動させる。各モータ13の回転
はウォーム軸11→ウォーム→ウォームホイール10→ネジ
筒8に伝わり、ネジ軸7を進退させる。その結果、各偏
心ハウジング5が例えば、8.9度回転するので、ゴム胴
1の軸心位置が変り、モータ13を制御する制御装置で
は、前記したように設定された紙厚データと変位センサ
19からの検知信号を比較演算しながら各モータ13の回転
を制御するので、所定の胴間寸法を得ることができる。
したがって、ゴム胴1の操作側および駆動側の胴軸1a,1
aを同時に調整することができ、しかも圧胴とゴム胴1
とが互いに平行にセットされていない場合にも、片側の
モータ13の回転を調整することにより、圧胴に対してゴ
ム胴1が平行になるよう修正することができる。
また、その調整量はゴム胴1のベアラ面22に臨ませた
変位センサ19により直接検出し、この検知量をアナログ
量に換算して、紙厚の入力と比較してモータ13を制御す
る。したがって、ネジ軸7やネジ筒8のバックラッシュ
や、機構上のクリアランスによる誤差があっても、ゴム
胴1の平行度は損なわれない。
しかも、ネジ筒8を回転させるのに、ウォームおよび
ウォームホイール10を採用したので、これがネジ筒8の
ロック機構となって、ネジ筒8を殊更に固定する必要は
ない(従来一般の回転つまみによって回転させるネジ筒
は、廻り止め部材が必要で、胴間寸法調整後、必ず、こ
の廻り止め部材を操作してロックしていたが、その操作
を必要としない)。
次に、第1の実施例において、従来一般の操作のよう
に、回転つまみ16を使って手動操作する場合には(例え
ば、モータ13が故障をした場合)、電磁クラッチ12をOF
Fとし、回転つまみ16を回転させれば胴間寸法の調整を
することができる。このときの調整量は前記のディスプ
レイで目視することができる。勿論、通常のダイヤル式
のインジケータを併用してもよい。
次に、本考案の第2の実施例について述べる。第3図
において、第1の実施例と相違するところは、ウォーム
軸11の一端を延長して、その端部に回転つまみ16を取付
け、第1の実施例のギャ14,15および軸16aを省略して、
全体を簡素化している。
次に、本考案の第3の実施例について述べる。第4図
において、第1の実施例のウォームおよびウォームホイ
ール10の代りに、ベベルギャ20,21を用いている。
なお、以上の各実施例は、ネジ軸とネジ筒と螺合させ
て偏心ハウジングを回転させることについて説明した
が、本考案はこれに限らず、ギャトレイン機構によって
偏心ハウジングを回転させてもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、ゴム胴の両端を支持する偏心軸受
を、回転伝導機構を介してそれぞれ別々のモータにより
回転させて、圧胴との間の寸法を調整できるようにした
ので、圧胴とゴム胴とが平行にセットされていない場合
や、偏心軸受とモータとの間の機構上のクリアランスの
ある場合にも、これらの不都合も同時に調整することが
できることは勿論、その調整をゴム胴の軸方向両端部の
高精度に研磨されているベアラ面に、それぞれ臨ませた
位置検出器でゴム胴の変位を検知し、その検知信号によ
りモータを制御して行うので、直接、平行度および胴間
寸法(印刷圧力)を検知して調整することになり、その
調整をきわめて高精度にすることができる。
殊に、高精度に研磨されているベアラ面に臨ませた位
置検出器による変位検知と、回転伝導機構を介して回転
させるモータと、が良好にマッチ・対応して、平行度お
よび胴間寸法を制御するので、ノイズ等の不安定要素の
入る余地がないことから、その調整をきわめて高精度に
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1の実施例の水平断面図、第2図は
第1図の要部斜視図、第3図は第2の実施例の水平断面
図、第4図は第3の実施例の要部水平断面図、第5図は
従来の枚葉印刷機の印刷圧設定装置の側面図、第6図は
第5図の平面図である。 1……ゴム胴、2……偏心軸受、13……モータ、19……
変位センサ、22……ベアラ面、23……回転伝導機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】版胴と圧胴との間にゴム胴を介在させ、該
    ゴム胴の両端を偏心軸受により支持するとともに、該偏
    心軸受を、印刷紙の厚さに応じて回転させることによ
    り、ゴム胴と圧胴との間の寸法を調整する枚葉印刷機の
    紙厚調整装置において、これらの偏心軸受に、個別の回
    転伝導機構を介して該偏心軸受を回転させるためのモー
    タをそれぞれ連結するとともに、前記ゴム胴の変位量を
    検知するために、前記ゴム胴の軸方向両端部の高精度に
    研磨されたベアラ面にそれぞれ臨ませた位置検出器を設
    け、紙厚および/または位置検出器の信号により、前記
    モータを別々に制御可能とすることを特徴とする枚葉印
    刷機の紙厚調整装置。
JP1989100952U 1989-08-29 1989-08-29 枚葉印刷機の紙厚調整装置 Expired - Lifetime JPH084292Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100778737B1 (ko) * 2001-12-20 2007-11-23 주식회사 포스코 미세 간격 조정이 가능한 와이퍼 장치

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