JPH0840773A - 窒化アルミニウムセラミックスおよびその製造方法 - Google Patents

窒化アルミニウムセラミックスおよびその製造方法

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JPH0840773A
JPH0840773A JP6182145A JP18214594A JPH0840773A JP H0840773 A JPH0840773 A JP H0840773A JP 6182145 A JP6182145 A JP 6182145A JP 18214594 A JP18214594 A JP 18214594A JP H0840773 A JPH0840773 A JP H0840773A
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aluminum
carbon
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oxide
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JP6182145A
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Kohei Shimoda
浩平 下田
Kazuya Kamitake
和弥 上武
Hirohiko Nakada
博彦 仲田
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱伝導率が高く、高い強度を有する窒化アル
ミニウムセラミックスを提供する。 【構成】 酸素含有量が1.3重量%以下である窒化ア
ルミニウム粉末100重量部、炭素0.1〜20重量
部、酸化アルミニウム0.3〜50重量部、および酸化
イットリウム0.01〜15重量部、ならびに必要に応
じてバインダー、分散剤等を混合し、成形する。この混
合物において、炭素は、窒化アルミニウム粉末に含まれ
る酸素との反応に必要な化学当量よりも過剰な量添加さ
れる。酸化アルミニウムは、過剰な炭素と反応させるた
めに添加される。得られた成形体を焼成して、25℃で
の熱伝導率が180(W/m・k)以上の窒化アルミニ
ウムセラミックスを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、IC基板およびパッケ
ージ材料をはじめとする電子装置材料等に使用されるセ
ラミックスに関し、特に高い熱伝導率を有し、放熱性に
優れた窒化アルミニウムセラミックスおよびその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】窒化
アルミニウムの熱伝導率は、約320(W/m・K)で
あり、これは金属アルミニウムの1.5倍にも相当す
る。このような高い熱伝導率に加えて、高い絶縁性、機
械的強度および金属導体と容易に接合できるといった優
れた特性のため、窒化アルミニウムセラミックス(Al
Nセラミックス)は、IC基板およびパッケージ材料と
して注目を集めている。
【0003】しかしながら、実際には、窒化アルミニウ
ムの粉末を焼結して、高い熱伝導率を有するセラミック
スを得ることは容易ではない。AlNセラミックスの熱
伝導率を向上させるため、これまでに種々の手法が開発
されてきた。これらの方法は大きく2つに分けることが
できる。第1は、セラミックスをより緻密にする方法で
ある。この方法では、共有結合性が高く難焼結材料であ
るAlNを緻密に焼結させることで熱伝導率の向上を図
ろうとする。具体的な手法として、まず、緻密化のため
23 等の焼結助剤を添加する方法が報告されている
(たとえば、篠崎ら、昭和60年窯協年会予稿集(19
85)p.517−518)。また、炭素等の焼結阻害
物質を除去することが有効であることが報告されている
(たとえば、Kurokawaら、J.Am.Cera
m.Soc.,71[7]p.588−94)。第2
は、酸化物を除去することである。AlNが酸化される
と空孔が形成され、これがAlNの熱伝導を担うフォノ
ン伝達を阻害することにより、AlNセラミックスの熱
伝導率が低下するものと考えられている。そこで、第2
の方法は、AlN中の酸化物と結合する物質を添加し
て、AlN中の酸化物を除去することで熱伝導率の向上
を図ろうとする。具体的な手法として、たとえば、Y2
3 等の焼結助剤添加によって酸化物をトラップするこ
とが開示されている(たとえば、特公昭60−1272
67号公報)。また、炭素を添加して酸化物と反応させ
除去する方法が開示される(たとえば、Huseby
ら、USP4,578,364および対応する特開昭6
1−146769号公報)。この方法において得られる
窒化アルミニウムセラミックスは、たとえば25℃で1
41〜164(W/m・K)の熱伝導率を有する。
【0004】炭素は酸化物除去の点で熱伝導率の向上に
寄与する一方、未反応のまま残留した炭素はAlNの緻
密化を阻害する。このため、特開昭61−146769
号公報は、焼結すべきAlN粉末に含まれる酸素(酸化
物)と反応するのに必要な量だけ炭素を添加することを
開示し、それより過剰な炭素を添加すると焼結が困難と
なり好ましくない旨示唆している。
【0005】一方、AlN粉末中にFe、Si、Mg等
の金属不純物が多く含まれる場合、これらの不純物もま
たフォノン伝達を阻害する。そこで、AlN粉末の純度
を上げることにより、AlNセラミックスの熱伝導率を
向上させる方法も試みられてきた。
【0006】しかしながら、以上述べてきた方法よりも
さらに熱伝導率を向上させる方法が望まれている。
【0007】また、高い熱伝導率だけでなく、より高い
強度を有する窒化アルミニウムセラミックスが望まれて
いる。
【0008】本発明の1つの目的は、高い熱伝導率を有
する窒化アルミニウムセラミックスを高い再現性で提供
することにある。
【0009】本発明のさらなる目的は、高い熱伝導率だ
けでなく、高い強度も兼ね備える窒化アルミニウムセラ
ミックスを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に従う方法は、窒
化アルミニウム粉末の焼結により窒化アルミニウムセラ
ミックスを製造する方法であって、窒化アルミニウム粉
末を準備し、その酸素含有量(以下x重量%とする)を
決定する工程と、少なくとも以下の(a)〜(d)の材
料をそれぞれ準備し、かつ混合する工程と、(a) 酸
素含有量が前記x重量%(ただしx≦1.3)である前
記窒化アルミニウム粉末100重量部、(b) 炭素お
よび前記焼結のための温度よりも低い温度での加熱によ
り炭素を遊離させることができる化合物からなる群から
選択される少なくとも1種の物質からなる炭素源で、
0.1〜20重量部の範囲内において0.75x重量部
を超える所定量の炭素を混合物中にもたらす量、(c)
酸化アルミニウムおよび前記焼結のための温度または
それよりも低い温度での加熱により酸化アルミニウムに
転化させることができる化合物からなる群から選択され
る少なくとも1種の物質からなる酸化アルミニウム源
で、0.3〜50重量部の範囲内のAl23 を混合物
中にもたらす量、および(d) 周期律表の2Aおよび
3A族元素の酸化物およびフッ化物、ならびに前記焼結
のための温度またはそれよりも低い温度での加熱により
2Aおよび3A族元素の酸化物に転化させることができ
る化合物からなる群から選択される物質からなる焼結助
剤で、前記2Aおよび3A族元素を0.01〜15重量
部の範囲で含む量、得られた混合物を成形する工程と、
得られた成形体を、窒素、アンモニアおよびそれらの組
合せからなる群から選択される気体を含む非酸化性雰囲
気下において焼成し、25℃での熱伝導率が180(W
/m・K)以上のセラミックスを得る工程とを備える。
【0011】また、本発明に従って、上記方法によって
製造された新規な窒化アルミニウムセラミックスを提供
することができ、このセラミックスは以下の(i)〜
(vi)の性質を備える。
【0012】(i) 25℃において180(W/m・
K)以上の熱伝導率を有する。 (ii) 固溶酸素量が0.5重量%以下である。
【0013】(iii) 気孔の最大径が20μm以下
である。 (iv) 35kg/mm2 以上の抗折強度を有する。
【0014】(v) 7.0以上のワイブル係数を示
す。 (vi) 周期律表の2Aおよび3A族元素の含有量が
0.01〜15重量%である。
【0015】本発明で用いる窒化アルミニウム粉末は、
いかなる製法によって調製されたものでもよいが、直接
窒化法または還元窒化法により製造されたものを用いる
ことが好ましい。窒化アルミニウム粉末の粒度は、成形
性、焼結性を阻害しない範囲のものを用いることがで
き、特にBET表面積測定に従う比表面積が1.0〜2
0m2 /gのものを好ましく用いることができる。この
粉末は、純度の高いものが好ましい。たとえば、Si含
有量が200ppm以下のAlN粉末が好ましい。一
方、粉末中にAlNセラミックスの着色等を目的とし
て、周期律表IVa、Va、VIa族元素化合物を含ん
でいてもよい。その場合、周期律表IVa、Va、VI
a族元素の単体に換算して、15重量%を越えないよう
添加物を混合することが好ましい。ここで、IVa族元
素とは、Ti、Zr、Hfであり、Va族元素とは、
V、Nb、Taであり、VIa族元素とはCr、Mo、
Wである。
【0016】窒化アルミニウム粉末中の酸素含有量は、
たとえば、赤外吸収法によって測定することができる。
窒化アルミニウム粉末中の酸素含有量は、1.3重量%
以下、好ましくは0.5重量%以下に制限される。1.
3重量%より酸素が多い場合、用いられる粉末は、酸窒
化物を多く含有しており、これを除去することが困難に
なる。
【0017】窒化アルミニウム粉末100重量部中の酸
素含有量がx重量%であるとき、炭素源は、0.1〜2
0重量部の範囲内において、0.75x重量部を超える
過剰な炭素をもたらす量、添加される。0.75x重量
部は、x重量%の酸素と反応するために必要な炭素の化
学当量である。本発明は、この化学当量よりも過剰な炭
素を添加することを特徴とする。炭素源は、たとえば、
2倍過剰〜500倍過剰、すなわち1.5x〜375x
重量部、好ましくは4倍過剰〜400倍過剰すなわち3
x〜300x重量部の炭素をもたらす量、添加される。
【0018】炭素源としては、まず、炭素(C)からな
る材料を好ましく用いることができる。この場合、炭素
源に占める炭素原子の重量割合はほぼ1である。このよ
うな炭素源として、たとえば、カーボンブラック、コー
クス、グラファイト、ダイヤモンドおよびそれらの組合
せからなる群から選択される少なくとも1つの材料の粉
末を好ましく用いることができる。均一な分散のため、
炭素源において、粒度、比表面積、pHおよび揮発性成
分含量は、ある特定の範囲内に収まっていることが望ま
しい。特に粒度については、BET比表面積値が、20
0m2 /g以上のものを用いることが好ましい。BET
比表面積値が200m2 /g以上のカーボンブラック微
粉末はより好ましい材料である。
【0019】一方、炭素源として、焼結のための温度よ
りも低い温度での加熱により分解し、炭素原子を遊離さ
せることができる化合物からなる材料を用いることがで
きる。たとえば、150℃〜1000℃の温度で、あま
り揮発することなく分解し、炭素を生成させる材料を好
ましく用いることができる。また、炭素を生成させるた
め、これらの化合物の加熱は、非酸化性雰囲気下、たと
えば窒素またはアンモニアを含む非酸化性雰囲気下にお
いて行なわれる。このような加熱は、セラミックス形成
のための焼成工程に際して行なうことができる。このよ
うな炭素源として、ステアリン酸等の脂肪酸、フタル酸
ジブチル、フタル酸ジオクチル等の芳香族化合物、スチ
レン樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂およびウレタ
ン樹脂等の有機高分子または有機樹脂、グルコース、フ
ルクトース、スクロースおよび澱粉等の炭水化物をはじ
めとする有機化合物を用いることができる。より具体的
には、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール、
ポリビニルブチラール、ポリエチレンテレフタレート、
フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル、グルコース、
フルクトース、スクロースおよびそれらの組合せからな
る群から選択される少なくとも1つの化合物を好ましく
用いることができる。このような炭素源を用いる場合
も、未焼結体中に均一に炭素を分散できる材料を選択す
ることが好ましい。したがって、溶液または液体の形態
で添加できる材料は好ましい。このような材料を選択す
れば、酸窒化物と炭素との反応が均一に進み、得られる
セラミックスの組成および色調等にむらを少なくするこ
とができる。
【0020】本発明では、遊離炭素量に換算して0.1
〜20重量部の炭素源が添加される。添加量が0.1重
量部より少ない場合、酸窒化物の除去効果は小さく、高
い熱伝導率を高い再現性で得ることは困難となる。逆
に、添加量が20重量部より多い場合、過剰の炭素を酸
化アルミニウムの添加によって除去しきれず、残留した
炭素がAlNの焼結を阻害するようになる。この場合、
緻密なセラミックスを得ることが困難となる。
【0021】本発明では、酸窒化物を除去するため添加
した過剰の炭素を焼結時に反応させるため0.3〜50
重量部の酸化アルミニウム源を添加する。炭素源から混
合物にもたらす炭素の量をy重量部としたとき、酸化ア
ルミニウム源は、たとえば、Al23 を0.3〜50
重量部の範囲内において1.9×(y−0.75x)〜
8.0×(y−0.75x)重量部もたらす量、好まし
く添加することができる。たとえば、x=0.4、y=
1.3の場合、酸化アルミニウム源は、Al23
1.9〜8.0重量部もたらす量、好ましく添加するこ
とができる。酸化アルミニウム源としては、酸化アルミ
ニウム(Al23 )が好ましく用いられる。用いる酸
化アルミニウムは、α型、γ型等の形態を問わない。一
方、酸化アルミニウム源として、焼結のための温度、た
とえば1750℃〜2050℃、またはそれよりも低い
温度たとえば700℃〜1750℃で酸化アルミニウム
に転化させることができる化合物を用いることができ
る。このような化合物として、水酸化アルミニウム、硝
酸アルミニウム、硫酸アルミニウムおよびリン酸アルミ
ニウム等のアルミニウム無機塩、ならびにステアリン酸
アルミニウム等のアルミニウム有機酸塩、ならびにアル
ミニウムイソプロポキシド等のアルコキシド化合物を挙
げることができる。特に、水酸化アルミニウム、硝酸ア
ルミニウム、硫酸アルミニウム、リン酸アルミニウム、
ステアリン酸アルミニウムおよびそれらの組合せからな
る群から選択される化合物を好ましく用いることができ
る。
【0022】酸化アルミニウム源としてAl23 以外
の化合物を用いる場合、その化合物から化学量論的にど
れだけのAl23 がもたらされるか考慮して添加量が
決められる。たとえば添加量を決定するとき、酸化アル
ミニウム源のAlがすべてAl23 に変換されるもの
として、その添加量を決定することができる。この場
合、酸化アルミニウム源からもたらされるAl23
量は、酸化アルミニウム源の重量×酸化アルミニウム源
におけるアルミニウムの重量割合×1.889で求めら
れる。値1.889は、Al23 の分子量/(Al2
3 1モルに含まれるAlの重量)=101.96/5
3.963である。
【0023】酸化アルミニウムの添加量は、上述したと
おり、酸化アルミニウムに換算して0.3〜50重量部
に限定される。その添加量が0.3重量部より少ない場
合、残留する炭素を十分に除去することが難しくなり、
緻密なセラミックスを得ることが困難になる。一方、添
加量が50重量部より多い場合、焼成過程において、酸
化アルミニウムとAlNとの反応による酸窒化物の生成
が顕著になり、熱伝導率の向上を阻害する。また、酸化
アルミニウムの添加量は、(y−0.75x)で求めら
れる遊離炭素量の1.9倍〜8.0倍の範囲で設定する
ことが好ましく、より好ましくは1.99〜3倍であ
る。また酸化アルミニウム源の効果を十分に生じさせる
ため、酸化アルミニウムの凝集を抑制することが好まし
い。したがって、使用する酸化アルミニウム源の粒子径
は50μm以下が好ましく、20μm以下がより好まし
く、5μm以下がさらに好ましい。また、酸化アルミニ
ウム源を溶液の形態で添加することができる。未焼結体
中に均一に分散できる材料および混合分散方法を選択す
ることが重要である。
【0024】本発明において、周期律表の2Aおよび3
A族元素の酸化物およびフッ化物、ならびに焼結のため
の温度またはそれよりも低い温度で加熱により2Aおよ
び3A族元素の酸化物に転化させることができる化合物
からなる群から選択される焼結助剤がさらに添加され
る。周期律表の2Aおよび3A族元素として、たとえば
イットリウム(Y)、カルシウム(Ca)、ストロンチ
ウム(Sr)、スカンジウム(Sc)またはランタノイ
ド系元素が選択される。したがって、焼結助剤は、酸化
イットリウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、
酸化スカンジウムおよびランタノイド系元素の酸化物か
らなる群から選択することができる。ランタノイド系元
素の酸化物には、たとえば、酸化プラセオジム、酸化ネ
オジム、酸化サマリウム、酸化ユーロピウム、酸化ガド
リニウム、酸化ジスプロシウム、酸化ホルミウム、酸化
エルビウム、酸化ツリウム、および酸化イッテルビウム
等がある。一方、2Aおよび3A族元素のフッ化物とし
て、たとえば、フッ化カルシウム、フッ化ストロンチウ
ム、フッ化バリウム、フッ化イットリウム等を用いるこ
とができる。また、2Aおよび3A族元素の酸化物に加
熱により転化させることができる化合物として、これら
の元素の水酸化物等を用いることができる。これらの焼
結助剤は、2Aおよび3A族元素に換算して0.01〜
15重量部、すなわち{(0.01〜15)/(焼結助
剤中に占める2Aおよび3A族元素の重量割合)}重量
部添加される。好ましい添加量は、2Aおよび3A族元
素に換算して、0.1〜15重量部である。添加量が
0.01重量部より少ない場合、十分に緻密なセラミッ
クスを得ることができなくなる。一方、添加量が15重
量%を越える場合、得られるAlNセラミックスの熱伝
導率が低下してくる。
【0025】本発明のプロセスにおいて、(a)〜
(d)の材料を混合するため、V型混合機やボウルミル
混合機を用いた乾式混合法、ならびにボウルミル混合機
を用いた湿式混合法等、公知の方法を用いることができ
る。混合方法および混合条件は特に限定されるものでは
ない。混合に際し、必要に応じて、有機バインダー、可
塑剤、分散剤、消泡剤またはそれらの組合せ等の他の添
加物を添加することができる。有機バインダーとして
は、パラフィン等が用いられる。分散剤としては、たと
えば、エチルアルコール等が用いられる。
【0026】(a)〜(d)の材料および必要に応じて
他の添加物を含む混合物は成形される。成形工程では、
ドライプレス成形法、ドクターブレードシート成形法、
押出し成形法、スリップキャスティング成形法、射出成
形法等の公知の成形法が用いられる。成形法は特に限定
されるものではない。また、それらの成形法に適したバ
インダーシステムを任意に選択することができる。
【0027】成形体は、焼結体を形成するため加熱処理
される。熱処理において、まず、炭素源から炭素を遊離
させるため、150〜1000℃で成形体を加熱しても
よい。炭素を遊離させるための加熱は、酸素分圧が1体
積%以下の非酸化性雰囲気下で行なわれることが望まし
い。非酸化性雰囲気として、窒素およびアンモニアから
なる群から選択される少なくとも1種のガスを含む非酸
化性雰囲気の他、真空、アルゴン等の不活性ガス雰囲
気、不活性ガスに水素が添加された雰囲気等を用いるこ
とができる。焼結は、炭素を十分遊離させた後行われる
か、炭素を遊離させながら行なわれる。焼結は、窒素お
よびアンモニアからなる群から選択される少なくとも1
つのガスを含む非酸化性雰囲気下で行なうことが望まし
い。このときの窒素、アンモニア、またはそれらの混合
物の分圧は、5容量%以上であることが好ましい。添加
ガスの分圧が5容量%より多ければ、酸窒化物の還元除
去反応について、より効果的な速度が得られる。焼成温
度は、望ましくは1300℃以上である。1300℃よ
り低い温度の場合、酸窒化物の還元除去反応が遅くな
る。また、焼成に際し、酸窒化物をより効率的に除去す
るため、成形体の温度が1300℃から、焼結助剤と酸
化アルミニウムとの複合酸化物が反応により生成する温
度、たとえば焼結助剤としてY23 を用いる場合17
35℃に達するまで、1時間以上かけることが好まし
い。したがって、焼結のための加熱ステップは、たとえ
ば、1300℃〜1700℃で1時間以上成形体を保持
する第1の加熱ステップと、その後1700℃〜205
0℃、好ましくは1750℃〜2000℃で成形体を保
持する第2の加熱ステップとを含むことができる。焼成
を、特に1300℃以上の温度で行なう場合、非酸化性
雰囲気の露点は、−30℃以下であることが好ましい。
【0028】以上に述べてきた方法により得られた窒化
アルミニウムセラミックスは、従来の方法により得られ
たものと比較して、酸窒化物が少なく、気孔径が小さ
く、熱伝導率が高く、かつ高い強度を有する。本発明の
セラミックスは、25℃で180(W/m・K)以上の
高い熱伝導率を有する。さらに、本発明に従って、最大
孔径が20μm以下であるより緻密なセラミックスを提
供できる。このような緻密なセラミックスは、JIS
R1607に従って35kg/mm2 以上、好ましくは
40kg/mm2 以上の抗折強度を有することができ
る。JIS R1607は、三点支持法を用いた抗折試
験による曲げ強さ(抗折強度)の測定について規定す
る。また、本発明のセラミックスにおいて、AlN焼結
粒中の固溶酸素量は0.5重量%以下である。このセラ
ミックスにおいて、強度に対する信頼性を示すワイブル
係数についても高い値を得ることができ、たとえば、
7.0以上、好ましくは8.0以上の値を有するセラミ
ックスを提供することができる。
【0029】
【作用】本発明者らは、AlNセラミックスの熱伝導率
が低下する要因についての解析を行ない、その対策につ
いて鋭意検討を重ねた。そして、上述した方法により、
熱伝導率が180(W/m・K)以上のAlNセラミッ
クスを工業的に安定して作製できることを見出した。
【0030】図1に模式的に示すように、原料として用
いるAlN粉末、特に還元窒化法により調製されたAl
N粉末は、その粒子表面とともに粒子の内部において酸
素含量が高くなっている。このような酸素濃度の分布を
有するAlN粉末に対し、HusebyらのUSP4,
758,364に示されるように、AlN粉末に含まれ
る酸素との反応に必要な化学当量分の炭素を添加した場
合、内部に残存する酸素まで十分効果的に還元すること
は困難であることがわかった。同公報において作製され
たセラミックスの熱伝導率は、最大で164W/m・K
程度にとどまっており、これは、未反応の酸化物が残存
しているためであると考えられた。
【0031】また、本発明者らは、AlNセラミックス
の熱伝導率を向上させるために、従来より公知であった
セラミックスの緻密化と酸化物の除去の他に、AlNセ
ラミックス中に存在する酸窒化物の除去が非常に重要で
あることを明らかにした。α−Al23 に代表される
AlN中の酸化物は、Y23 等の焼結助剤の添加によ
る酸化物トラップや炭素添加物による酸化物との反応に
よって除去される。しかしながら、酸窒化物はこれらの
方法によっては除去することが困難であった。従来の方
法では、焼結後もAlNセラミックス中に酸窒化物が残
留し、これがフォノン伝達を阻害することによりセラミ
ックスの熱伝導率を低下させる要因となっていること、
さらには酸窒化物がセラミックスの緻密化を阻害するた
め、これが結果的に熱伝導率の低下を招くことが判明し
た。
【0032】以上に示す内部の酸素および酸窒化物の問
題に対し、驚くべきことに、過剰の炭素を添加すると、
内部の酸素を効果的に還元することができ、酸窒化物を
反応により除去することが可能となった。同時に、酸化
アルミニウム源を添加することにより、酸窒化物と反応
せずに残存する炭素を除去することができるため、炭素
添加による焼結阻害の悪影響を生じさせることなく、緻
密で熱伝導率の高いセラミックスが得られることが見出
された。以上のことが可能となったのは、炭素と酸化ア
ルミニウムとが反応する温度よりも炭素と酸窒化物とが
反応する温度が低いためではないかと推察された。そし
て、過剰の炭素源および酸化アルミニウムを添加した混
合物を用いることにより、より高い熱伝導率および強度
を有するセラミックスが得られるようになった。以下に
本発明についてより具体的に説明する。
【0033】
【実施例】
実施例1 還元窒化法により製造された平均粒径0.65μm、酸
素含有率0.8重量%のAlN粉末100重量部、BE
T値が500m2 /gのカーボンブラック10重量部、
平均粒径1.2μmのα型酸化アルミニウム28重量
部、平均粒径0.8μmの酸化イットリウム5重量部、
およびバインダーとしてのパラフィン7重量部を、エチ
ルアルコール中でボールミル混合した。得られたスラリ
ーをスプレードライ乾燥し、プレス成形した。プレス成
形体を窒素雰囲気中700℃で3時間保持することによ
りパラフィンを揮発除去させた。
【0034】焼結体を、窒素雰囲気中で、炉内において
加熱し、その温度を1300℃から1735℃まで上昇
させるため3時間45分かけた。引続き炉内の温度を1
800℃に上昇させ、成形体を1800℃で3時間焼成
した。このような焼成において、雰囲気中の一酸化炭素
濃度は150ppm、露点は−55℃であった。焼成の
結果、色調が均一な乳白色である窒化アルミニウムセラ
ミックスが得られた。このような焼成工程において生じ
る液相の組成は、主にYAG(3Y23 ・5AlN2
3 )であり、その液相の生成温度は1735℃であっ
た。
【0035】得られたAlNセラミックスの固溶酸素量
を以下のようにして求めた。まずセラミックスの全酸素
量と周期律表IIa、IIIa族元素含有量をそれぞれ
赤外線吸収法、ICP分析法(誘導結合型プラズマ発光
分光分析法)で求めた。次に、X線回折パターンにより
同定した粒界組成物に含まれる酸素量を算出し、この値
を全酸素量より差し引いて固溶酸素量を求めた。また、
セラミックスの熱伝導率は、レーザフラッシュ法により
熱容量と熱拡散率を求め、アルキメデス法により密度を
求め、これら三者の積を求めることにより算出した。そ
の結果、固溶酸素量は0.18重量%であり、熱伝導率
は207(W/m・K)であった。
【0036】同様の方法にて作製したセラミックス50
枚の熱伝導率は、平均値で209.3(W/m・K)で
あり、最大値は225(W/m・K)、最小値は195
(W/m・K)であり、最大値と最小値の差異は20
(W/m・K)であった。
【0037】一方、得られたセラミックスを1インチ×
1インチ×3mmに切出し、表面を表面粗さ(Ra)に
ついて0.05μmになるまで鏡面研磨した後、光学顕
微鏡で400倍の倍率にて研磨面の気孔を観察した。そ
の結果、気孔の最大径は8μmであった。また、JIS
R1607に基づく三点曲げ試験により抗折強度を求
めた。50枚のサンプルについて抗折強度を測定した結
果、45kg/mm2の平均値が得られた。そのワイブ
ル係数は9.7と高いものであった。
【0038】比較例1 実施例1にて使用したAlN粉末100重量部、酸化イ
ットリウム粉末5重量部、およびバインダーとしてのパ
ラフィン7重量部をエチルアルコール中でボールミル混
合した。次いで実施例1と同様の方法によりセラミック
スを作製した。
【0039】得られたセラミックス50枚の熱伝導率
は、平均値215.7(W/m・K)であり、最大値は
237(W/m・K)、最小値は183(W/m・K)
であり、最小値と最大値の差異は54(W/m・K)で
あった。さらに、実施例1に記載した方法により気孔
径、抗折強度、およびワイブル係数を求めた。その結
果、最大気孔径は25μm、50枚のサンプルについて
の抗折強度の平均値は33kg/mm2 、そのワイブル
係数は5.6であった。このように、本比較例で作製さ
れたセラミックスは、実施例1より強度の低いものであ
った。
【0040】実施例2 実施例1に記載する方法に従って酸化イットリウム、炭
素、酸化アルミニウムの添加量をそれぞれ変えてセラミ
ックスを作製し評価した。その結果を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例3 実施例1と同様の方法において、焼結助剤を種々変えて
セラミックスを作製し評価した。その結果を表2に示
す。
【0043】
【表2】
【0044】実施例4 直接窒化法により製造された平均粒径0.65μm、酸
素含有率1.0重量%の窒化アルミニウム粉末100重
量部、平均粒径0.5μmのα型酸化アルミニウム10
重量部、平均粒径0.7μmの酸化イットリウム3重量
部、バインダーとしてのパラフィン7重量部、および炭
素源としてのグルコース50重量部を、実施例1と同様
の方法により混合し、プレス成形を行なった。得られた
プレス成形体を窒素雰囲気中700℃で3時間保持する
ことにより、炭素を遊離させると同時にパラフィンを揮
発除去させた。遊離炭素量を求めるためLECO法によ
り分析を行なった結果、4.5重量%の値が得られ、重
量部に換算して5.3重量部であった。
【0045】成形体を窒素雰囲気中で1800℃にて3
時間焼成し、AlNセラミックスを得た。実施例1で記
載した方法により、得られたセラミックスの固溶酸素量
および熱伝導率を求めた。その結果、固溶酸素量は0.
35重量%であり、熱伝導率は185(W/m・K)で
あった。さらに実施例1と同様の方法により、得られた
セラミックスの気孔最大径、抗折強度、ワイブル係数を
求めた結果、気孔の最大径は11μm、50枚のサンプ
ルについての抗折強度の平均値は52kg/mm2 、ワ
イブル係数は8.8であった。
【0046】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明により
熱伝導率が180(W/m・K)以上の窒化アルミニウ
ムセラミックスを工業的に安定して作製することが可能
となった。また、本発明により、より緻密で高い強度を
有するセラミックスを得ることが可能となった。このよ
うに優れた特性を有する本発明のセラミックスは、高い
信頼性を有する基板やパッケージ材料として適用され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】AlN粉末粒子における酸素濃度の分布を示す
模式図である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 窒化アルミニウム粉末の焼結により窒化
    アルミニウムセラミックスを製造する方法であって、 窒化アルミニウム粉末を準備し、その酸素含有量(以下
    x重量%とする)を決定する工程と、 少なくとも以下の(a)〜(d)の材料をそれぞれ準備
    し、かつ混合する工程と、 (a) 酸素含有量が前記x重量%(ただしx≦1.
    3)である前記窒化アルミニウム粉末100重量部、 (b) 炭素および前記焼結のための温度よりも低い温
    度での加熱により炭素を遊離させることができる化合物
    からなる群から選択される少なくとも1種の物質からな
    る炭素源で、0.1〜20重量部の範囲内において0.
    75x重量部を超える所定量の炭素を混合物中にもたら
    す量、 (c) 酸化アルミニウムおよび前記焼結のための温度
    またはそれよりも低い温度での加熱により酸化アルミニ
    ウムに転化させることができる化合物からなる群から選
    択される少なくとも1種の物質からなる酸化アルミニウ
    ム源で、0.3〜50重量部の範囲内のAl23 を混
    合物にもたらす量、および (d) 周期律表の2Aおよび3A族元素の酸化物およ
    びフッ化物、ならびに前記焼結のための温度またはそれ
    よりも低い温度での加熱により2Aおよび3A族元素の
    酸化物に転化させることができる化合物からなる群から
    選択される物質からなる焼結助剤で、前記2Aおよび3
    A族元素を0.01〜15重量部の範囲で含む量、 得られた混合物を成形する工程と、 得られた成形体を、窒素、アンモニアおよびそれらの組
    合せからなる群から選択される気体を含む非酸化性雰囲
    気下において焼成し、25℃での熱伝導率が180(W
    /m・K)以上のセラミックスを得る工程とを備える、
    窒化アルミニウムセラミックスの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記焼結のための温度は、1300℃以
    上であり、前記成形体の温度を1300℃の温度から、
    前記焼結助剤と前記酸化アルミニウムとの反応により液
    相が生じる温度まで、上昇させるため、1時間以上の時
    間がかけられることを特徴とする、請求項1に記載の製
    造方法。
  3. 【請求項3】 前記炭素源が、カーボンブラック粉末、
    グラファイト粉末、コークス粉末、ダイヤモンド粉末、
    脂肪酸、芳香族化合物、有機樹脂および炭水化物からな
    る群から選択され、前記酸化アルミニウム源が、酸化ア
    ルミニウム、水酸化アルミニウム、硝酸アルミニウム、
    硫酸アルミニウム、リン酸アルミニウムおよびステアリ
    ン酸アルミニウムからなる群から選択され、かつ前記焼
    結助剤が、酸化イットリウム、酸化カルシウム、酸化ス
    トロンチウム、酸化スカンジウム、およびランタノイド
    系元素の酸化物からなる群から選択されることを特徴と
    する、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記混合工程において、有機バインダ
    ー、可塑剤、分散剤および消泡剤からなる群から選択さ
    れる少なくとも1つの材料が添加される、請求項1〜3
    のいずれか1項に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記焼成工程が、150℃〜1000℃
    の範囲の温度で前記成形体を非酸化性雰囲気下で加熱
    し、前記炭素源から炭素を遊離させる工程を含むことを
    特徴とする、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の方法により製造された以下の
    (i)〜(vi)の性質を備える窒化アルミニウムセラ
    ミックス。 (i) 25℃において180(W/m・K)以上の熱
    伝導率を有する。 (ii) 固溶酸素量が0.5重量%以下である。 (iii) 気孔の最大径が20μm以下である。 (iv) 35kg/mm2 以上の抗折強度を有する。 (v) 7.0以上のワイブル係数を示す。 (vi) 周期律表の2Aおよび3A族元素の含有量が
    0.01〜15重量%である。
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