JPH0840140A - 前照灯制御装置 - Google Patents
前照灯制御装置Info
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- JPH0840140A JPH0840140A JP20010494A JP20010494A JPH0840140A JP H0840140 A JPH0840140 A JP H0840140A JP 20010494 A JP20010494 A JP 20010494A JP 20010494 A JP20010494 A JP 20010494A JP H0840140 A JPH0840140 A JP H0840140A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 自車の前照灯の照射角度あるいは光量を、前
方を走行する前車との関連に基づいて、連続的に変化さ
せる制御を行うことができる前照灯制御装置を得ること
を目的とする。 【構成】 距離センサ５により計測した自車と前方を走
行する前車との車間距離の距離信号と、車速センサ９に
より計測した自車の車速信号とを演算・制御回路８に入
力してモニタし、この演算・制御回路８からの照射角信
号を照射角可変装置７あるいは光量可変回路１０へ出力
し、これにより、前照灯６の照射角度あるいは光量を変
化させる制御を行うように構成したものである。 【効果】 特に、自車の車速が低速で、かつ前車と接近
して走行する場合に、自車の前照灯による前車及び自車
の運転者に与える眩惑を防止することができると共に、
消費電流を低減することができる。
方を走行する前車との関連に基づいて、連続的に変化さ
せる制御を行うことができる前照灯制御装置を得ること
を目的とする。 【構成】 距離センサ５により計測した自車と前方を走
行する前車との車間距離の距離信号と、車速センサ９に
より計測した自車の車速信号とを演算・制御回路８に入
力してモニタし、この演算・制御回路８からの照射角信
号を照射角可変装置７あるいは光量可変回路１０へ出力
し、これにより、前照灯６の照射角度あるいは光量を変
化させる制御を行うように構成したものである。 【効果】 特に、自車の車速が低速で、かつ前車と接近
して走行する場合に、自車の前照灯による前車及び自車
の運転者に与える眩惑を防止することができると共に、
消費電流を低減することができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、夜間等において点灯
して走行する自車の前照灯の光を、前方を走行する前車
との関連によって制御することができる前照灯制御装置
に関するものである。
して走行する自車の前照灯の光を、前方を走行する前車
との関連によって制御することができる前照灯制御装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、夜間等において自車の前照灯を点
灯して走行する時、自車の前方を走行する前車と接近し
た場合に、自車の前照灯の光が前車の各種ミラー等に反
射し、その反射光が前車あるいは自車の運転者に眩惑を
与えることになり、前車あるいは自車の安全な走行が妨
げられることがあった。
灯して走行する時、自車の前方を走行する前車と接近し
た場合に、自車の前照灯の光が前車の各種ミラー等に反
射し、その反射光が前車あるいは自車の運転者に眩惑を
与えることになり、前車あるいは自車の安全な走行が妨
げられることがあった。
【０００３】図６は従来夜間等において自車の前照灯を
点灯して走行する時、自車の前方を走行する前車と接近
した場合に、自車の前照灯の光が前車に与える影響の態
様を説明するための図である。図において、１は前車の
インナミラー、２は前車のアウタミラー、３は前車のス
トップランプ、４は自車の前照灯である。
点灯して走行する時、自車の前方を走行する前車と接近
した場合に、自車の前照灯の光が前車に与える影響の態
様を説明するための図である。図において、１は前車の
インナミラー、２は前車のアウタミラー、３は前車のス
トップランプ、４は自車の前照灯である。
【０００４】図６に示されるように、従来夜間等におい
て自車の前照灯４を点灯して走行する時、自車の前方を
走行する前車と接近した場合に、自車の前照灯４の光が
前車のインナミラー１及び前車のアウタミラー２等に反
射し、その反射光が前車の運転者に対して眩惑を与える
という不都合を生じることがあった。
て自車の前照灯４を点灯して走行する時、自車の前方を
走行する前車と接近した場合に、自車の前照灯４の光が
前車のインナミラー１及び前車のアウタミラー２等に反
射し、その反射光が前車の運転者に対して眩惑を与える
という不都合を生じることがあった。
【０００５】また、上記の場合に、自車の前照灯４の光
が前車の後部に位置する前車のストップランプ３に反射
し、その反射光によって自己自身も眩惑され、そのた
め、前車のストップランプ３の点灯が確認しにくくなる
ことがあった。
が前車の後部に位置する前車のストップランプ３に反射
し、その反射光によって自己自身も眩惑され、そのた
め、前車のストップランプ３の点灯が確認しにくくなる
ことがあった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
夜間等において自車の前照灯４を点灯して走行した時、
自車の前方を走行する前車と接近した場合に、自車の前
照灯４の光が前車あるいは自車の運転者に対し眩惑とい
う悪影響を与えることは、自車の前照灯４の照射角度が
一定のためであり、これを解決する手段としては、自車
の前照灯４の照射角度を、上向きから下向きに切り換え
ることによって解決することができる。
夜間等において自車の前照灯４を点灯して走行した時、
自車の前方を走行する前車と接近した場合に、自車の前
照灯４の光が前車あるいは自車の運転者に対し眩惑とい
う悪影響を与えることは、自車の前照灯４の照射角度が
一定のためであり、これを解決する手段としては、自車
の前照灯４の照射角度を、上向きから下向きに切り換え
ることによって解決することができる。
【０００７】上記したような解決手段の一例として、特
開昭５８−９７５３６号公報に開示された車両用ヘッド
ランプビーム切換装置が提案されている。このものは、
自車と前車との車間距離を検出し、この車間距離を基準
値と比較してある所定値以下となった時に切換スイッチ
を作動させ、前照灯を上向き（ハイビーム）から下向き
（ロービーム）へ切換えるようにしたものである。とこ
ろが、このものでは、前照灯の照射角度の切換え動作
は、車間距離をある基準値と比較した所定値以下の時に
切換スイッチによって行うために、前照灯の照射角度を
上向きから下向きに切換え動作が段階的に行われ、その
ために、前照灯の照射角度を連続的に、かつスムーズに
行うことができないという問題点があった。
開昭５８−９７５３６号公報に開示された車両用ヘッド
ランプビーム切換装置が提案されている。このものは、
自車と前車との車間距離を検出し、この車間距離を基準
値と比較してある所定値以下となった時に切換スイッチ
を作動させ、前照灯を上向き（ハイビーム）から下向き
（ロービーム）へ切換えるようにしたものである。とこ
ろが、このものでは、前照灯の照射角度の切換え動作
は、車間距離をある基準値と比較した所定値以下の時に
切換スイッチによって行うために、前照灯の照射角度を
上向きから下向きに切換え動作が段階的に行われ、その
ために、前照灯の照射角度を連続的に、かつスムーズに
行うことができないという問題点があった。
【０００８】また別の一例として、実開昭６２−１２７
０４１号公報に開示された前照灯制御装置が提案されて
いる。このものは、車両の前方から検出波を送信する検
出波送出手段と、車両の前方にある物体に反射波を受信
する反射波検出手段と、車両の走行速度を検出する速度
検出手段と、反射波検出手段の出力と速度検出手段の出
力に基づき、車両の前方に存在する走行車両を判別する
判別手段と、この判別手段の判別結果により前照灯を減
光する減光手段とを備えたものである。しかるに、上記
のような前照灯制御装置では、その装置の構成がきわめ
て複雑であり、また高価となるため、現実に実用として
広く一般的に使用することは非常に困難であるという問
題点があった。
０４１号公報に開示された前照灯制御装置が提案されて
いる。このものは、車両の前方から検出波を送信する検
出波送出手段と、車両の前方にある物体に反射波を受信
する反射波検出手段と、車両の走行速度を検出する速度
検出手段と、反射波検出手段の出力と速度検出手段の出
力に基づき、車両の前方に存在する走行車両を判別する
判別手段と、この判別手段の判別結果により前照灯を減
光する減光手段とを備えたものである。しかるに、上記
のような前照灯制御装置では、その装置の構成がきわめ
て複雑であり、また高価となるため、現実に実用として
広く一般的に使用することは非常に困難であるという問
題点があった。
【０００９】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、夜間等において点灯して走行する自車
の前照灯の照射角度あるいは光量を、前方を走行する前
車との関連に基づいて、連続的に変化させる制御を行う
ことができる前照灯制御装置を得ることを目的とする。
なされたもので、夜間等において点灯して走行する自車
の前照灯の照射角度あるいは光量を、前方を走行する前
車との関連に基づいて、連続的に変化させる制御を行う
ことができる前照灯制御装置を得ることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる前照灯
制御装置は、距離センサにより計測した自車と前方を走
行する前車との車間距離と、車速センサにより計測した
自車の車速とに連動して、上記前照灯の照射角度を連続
的に変化させる制御を行うようにしたものである。
制御装置は、距離センサにより計測した自車と前方を走
行する前車との車間距離と、車速センサにより計測した
自車の車速とに連動して、上記前照灯の照射角度を連続
的に変化させる制御を行うようにしたものである。
【００１１】また、この発明に係わる前照灯制御装置
は、距離センサにより計測した自車と前方を走行する前
車との車間距離と、車速センサにより計測した自車の車
速とに連動して、上記前照灯の光量を連続的に変化させ
る制御を行うようにしたものである。
は、距離センサにより計測した自車と前方を走行する前
車との車間距離と、車速センサにより計測した自車の車
速とに連動して、上記前照灯の光量を連続的に変化させ
る制御を行うようにしたものである。
【００１２】
【作用】この発明における前照灯制御装置は、自車と前
方を走行する前車との車間距離と、自車の車速とに連動
して、自車の前照灯の照射角度あるいは光量を連続的に
変化させる制御を行うようにしたので、自車の前照灯の
光が前車の各種ミラー等に反射する反射光によって、前
車の運転者はもちろんのこと自車の運転者に対しても眩
惑を与えることなく、前車及び自車の運転者に対する安
全運転に寄与することができる。
方を走行する前車との車間距離と、自車の車速とに連動
して、自車の前照灯の照射角度あるいは光量を連続的に
変化させる制御を行うようにしたので、自車の前照灯の
光が前車の各種ミラー等に反射する反射光によって、前
車の運転者はもちろんのこと自車の運転者に対しても眩
惑を与えることなく、前車及び自車の運転者に対する安
全運転に寄与することができる。
【００１３】
実施例１．以下、この発明の実施例について説明する。
図１はこの発明の実施例である前照灯制御装置の構成を
示す概略図である。図１において、５は車両の前方に設
けられた距離センサ、６は車両の前方に設けられた前照
灯、７は前照灯６の照射角可変装置、８は演算・制御回
路、９は車両の車速を計測する車速センサ、１０は前照
灯６の光量可変回路である。
図１はこの発明の実施例である前照灯制御装置の構成を
示す概略図である。図１において、５は車両の前方に設
けられた距離センサ、６は車両の前方に設けられた前照
灯、７は前照灯６の照射角可変装置、８は演算・制御回
路、９は車両の車速を計測する車速センサ、１０は前照
灯６の光量可変回路である。
【００１４】上記図１に示されるように構成されたこの
発明の実施例１の前照灯制御装置において、夜間等に自
車の前照灯６を点灯して走行する時、自車の前方を走行
する前車との車間距離を距離センサ５により計測し、そ
の計測した距離信号を演算・制御回路８に入力する。演
算・制御回路８では入力された距離信号に基づいて最適
な前照灯６の照射角を計算し、その計算した照射角信号
を照射角可変装置７へ出力する。照射角可変装置７では
入力された照射角信号に基づき前照灯６を所定角度動か
し、これにより、前照灯６の照射角度を変化させる制御
を行う。
発明の実施例１の前照灯制御装置において、夜間等に自
車の前照灯６を点灯して走行する時、自車の前方を走行
する前車との車間距離を距離センサ５により計測し、そ
の計測した距離信号を演算・制御回路８に入力する。演
算・制御回路８では入力された距離信号に基づいて最適
な前照灯６の照射角を計算し、その計算した照射角信号
を照射角可変装置７へ出力する。照射角可変装置７では
入力された照射角信号に基づき前照灯６を所定角度動か
し、これにより、前照灯６の照射角度を変化させる制御
を行う。
【００１５】上記の機能が作動している時、車速センサ
９により自車の車速を計算し、その計算した車速信号を
演算・制御回路８に入力してモニタを行う。ここで、車
速信号がある速度以上を示した時、演算・制御回路８は
照射角可変装置７へ出力していた照射角信号をキャンセ
ルし、前照灯６の照射角度を元の標準状態に戻すように
演算・制御回路８から信号を出力する。
９により自車の車速を計算し、その計算した車速信号を
演算・制御回路８に入力してモニタを行う。ここで、車
速信号がある速度以上を示した時、演算・制御回路８は
照射角可変装置７へ出力していた照射角信号をキャンセ
ルし、前照灯６の照射角度を元の標準状態に戻すように
演算・制御回路８から信号を出力する。
【００１６】上記したように、夜間等に自車の前照灯６
を点灯して走行する時、自車の前方を走行する前車と車
間距離が減少して接近した場合に、自車の前照灯６は遠
方を照射する必要がなく、むしろ自車の直前下方を照射
して自車の周辺の安全を確認できるようにする方が良い
ので、自車の前照灯６の照射角度を下方向に変化させる
制御を行う。このために、自車の前照灯６による前車及
び自車の運転者への眩惑を防止し、安全な運転走行が可
能となる。
を点灯して走行する時、自車の前方を走行する前車と車
間距離が減少して接近した場合に、自車の前照灯６は遠
方を照射する必要がなく、むしろ自車の直前下方を照射
して自車の周辺の安全を確認できるようにする方が良い
ので、自車の前照灯６の照射角度を下方向に変化させる
制御を行う。このために、自車の前照灯６による前車及
び自車の運転者への眩惑を防止し、安全な運転走行が可
能となる。
【００１７】また、ある一定速度以上の高速で走行した
場合は、自車の前照灯６の照射角度を変化させる機能を
キャンセルする。これにより、高速走行時に、前車が急
激に車線変更をしたような緊急な場合にも、運転者に対
して安全な視界を確保することができる。
場合は、自車の前照灯６の照射角度を変化させる機能を
キャンセルする。これにより、高速走行時に、前車が急
激に車線変更をしたような緊急な場合にも、運転者に対
して安全な視界を確保することができる。
【００１８】次に、図１に示される照射角可変装置７の
具体的な応用例について説明する。図２は図１の照射角
可変装置の一例の構成を示す斜視図、図３は図２の一部
の構成を示す斜視図である。図２及び図３において、１
１はモータアッセンブリ、１２はコネクトリンク、１３
はヘッドランプアッセンブリである。
具体的な応用例について説明する。図２は図１の照射角
可変装置の一例の構成を示す斜視図、図３は図２の一部
の構成を示す斜視図である。図２及び図３において、１
１はモータアッセンブリ、１２はコネクトリンク、１３
はヘッドランプアッセンブリである。
【００１９】上記図２及び図３に示される照射角可変装
置７において、演算・制御回路８内で算出された照射各
信号に基づきモータアッセンブリ１１に角度可変信号が
入力される。この角度可変信号の入力電流によりモータ
アッセンブリ１１内のモータが回転し、このモータアッ
センブリ１１に接続されたコネクトリンク１２が可動す
る。このコネクトリンク１２の動作に合わせて、コネク
トリンク１２に接続されたヘッドランプアッセンブリ１
３は上方向に移動し、これによりヘッドランプアッセン
ブリ１３の光軸を変化させることができる。
置７において、演算・制御回路８内で算出された照射各
信号に基づきモータアッセンブリ１１に角度可変信号が
入力される。この角度可変信号の入力電流によりモータ
アッセンブリ１１内のモータが回転し、このモータアッ
センブリ１１に接続されたコネクトリンク１２が可動す
る。このコネクトリンク１２の動作に合わせて、コネク
トリンク１２に接続されたヘッドランプアッセンブリ１
３は上方向に移動し、これによりヘッドランプアッセン
ブリ１３の光軸を変化させることができる。
【００２０】図４は図１の照射角可変装置の他の一例の
構成を示す斜視図である。図４において、１１はモータ
アッセンブリ、１２はコネクトリンク、１４は前照灯６
のレンズアッセンブリ、１５はギヤＡ、１６はギヤＢ、
１７はレンズアッセンブリ１４の前面に設置され、連動
して動作する複数枚の遮蔽板である。
構成を示す斜視図である。図４において、１１はモータ
アッセンブリ、１２はコネクトリンク、１４は前照灯６
のレンズアッセンブリ、１５はギヤＡ、１６はギヤＢ、
１７はレンズアッセンブリ１４の前面に設置され、連動
して動作する複数枚の遮蔽板である。
【００２１】上記図４に示される照射角可変装置７にお
いて、演算・制御回路８内で算出された照射各信号に基
づきモータアッセンブリ１１に角度可変信号が入力され
る。この角度可変信号の入力電流によりモータアッセン
ブリ１１内のモータが回転し、ギヤＡ１５を回転させ
る。ギヤＡ１５の回転は、最上段の遮蔽板１７に取り付
けられたギヤＢ１６に伝達され、最上段の遮蔽板１７の
角度を変化させる。この最上段の遮蔽板１７の角度変化
は、コネクトリンク１２によりすべての遮蔽板１７に伝
達されるので、前照灯６の照射角度を変化させること、
すなわち光量を変化させることができる。
いて、演算・制御回路８内で算出された照射各信号に基
づきモータアッセンブリ１１に角度可変信号が入力され
る。この角度可変信号の入力電流によりモータアッセン
ブリ１１内のモータが回転し、ギヤＡ１５を回転させ
る。ギヤＡ１５の回転は、最上段の遮蔽板１７に取り付
けられたギヤＢ１６に伝達され、最上段の遮蔽板１７の
角度を変化させる。この最上段の遮蔽板１７の角度変化
は、コネクトリンク１２によりすべての遮蔽板１７に伝
達されるので、前照灯６の照射角度を変化させること、
すなわち光量を変化させることができる。
【００２２】図５は図１の照射角可変装置の他の一例の
構成を示す概略図である。図５において、１８は前照灯
レンズ、１９はモータ、２０はランプバルブ、２１はラ
ンプバルブ２０の周囲を包囲するように配設された移動
自在なバルブ遮蔽筒である。
構成を示す概略図である。図５において、１８は前照灯
レンズ、１９はモータ、２０はランプバルブ、２１はラ
ンプバルブ２０の周囲を包囲するように配設された移動
自在なバルブ遮蔽筒である。
【００２３】上記図５に示される照射角可変装置７にお
いて、演算・制御回路８内で算出された照射角信号に基
づく角度可変信号がモータ１９に入力される。この角度
可変信号の入力電流によりモータ１９が回転し、このモ
ータ１９に連結されたバルブ遮蔽筒２１は前後方向に移
動する。このバルブ遮蔽筒２１が前後方向へ移動するこ
とによって、ランプバルブ２０から発生される光の照射
角度を変化させること、すなわち光量を変化させること
ができる。
いて、演算・制御回路８内で算出された照射角信号に基
づく角度可変信号がモータ１９に入力される。この角度
可変信号の入力電流によりモータ１９が回転し、このモ
ータ１９に連結されたバルブ遮蔽筒２１は前後方向に移
動する。このバルブ遮蔽筒２１が前後方向へ移動するこ
とによって、ランプバルブ２０から発生される光の照射
角度を変化させること、すなわち光量を変化させること
ができる。
【００２４】実施例２．この発明の実施例２である前照
灯制御装置の構成は、図１に示される実施例１である前
照灯制御装置において、照射角可変装置７に代えて光量
可変回路１０を前照灯６と演算・制御回路８との間に設
けた点で相違し、その他の構成は実施例１と同様である
ので、その構成の詳細な説明は省略する。
灯制御装置の構成は、図１に示される実施例１である前
照灯制御装置において、照射角可変装置７に代えて光量
可変回路１０を前照灯６と演算・制御回路８との間に設
けた点で相違し、その他の構成は実施例１と同様である
ので、その構成の詳細な説明は省略する。
【００２５】上記図１に示されるこの発明の実施例２の
前照灯制御装置において、夜間等に自車の前照灯６を点
灯して走行する時、車速センサ９により計測された自車
の車速信号と、距離センサ５により計測された自車と前
車の車間距離による距離信号とを演算・制御回路８に入
力する。演算・制御回路８では、入力された車速信号と
距離信号とを常時モニタする。
前照灯制御装置において、夜間等に自車の前照灯６を点
灯して走行する時、車速センサ９により計測された自車
の車速信号と、距離センサ５により計測された自車と前
車の車間距離による距離信号とを演算・制御回路８に入
力する。演算・制御回路８では、入力された車速信号と
距離信号とを常時モニタする。
【００２６】上記のような演算・制御回路８によるモニ
タの機能が作動状態の時、車両の渋滞や信号待ちなどに
より演算・制御回路８によってモニタしている車速が一
定レベル以下の低速になり、また自車と前車との車間距
離が一定レベル以下に短縮した場合に、演算・制御回路
８に光量可変回路１０に前照灯６の光量を減少させる光
量減少信号を出力する。この光量減少信号を受けた光量
可変回路１０は、前照灯６に流す電流を低減させ、これ
によって、前照灯６の光量を減少させることができる。
タの機能が作動状態の時、車両の渋滞や信号待ちなどに
より演算・制御回路８によってモニタしている車速が一
定レベル以下の低速になり、また自車と前車との車間距
離が一定レベル以下に短縮した場合に、演算・制御回路
８に光量可変回路１０に前照灯６の光量を減少させる光
量減少信号を出力する。この光量減少信号を受けた光量
可変回路１０は、前照灯６に流す電流を低減させ、これ
によって、前照灯６の光量を減少させることができる。
【００２７】上記光量可変回路１０により前照灯６の光
量を変化させる手段としては、（１）回路の出力段にト
ランジスタを用い、そのトランジスタのベース電流を変
化させて光量を変化させる手段、（２）回路にＦＥＴ
（電界効果トランジスタ）を用い、そのゲート電圧を変
化させて光量を変化させる手段、（３）回路中で前照灯
６の点灯デューティ比を変化させて光量を変化させる手
段等の各種の手段を用いることが可能であるが、その詳
細な説明は省略する。
量を変化させる手段としては、（１）回路の出力段にト
ランジスタを用い、そのトランジスタのベース電流を変
化させて光量を変化させる手段、（２）回路にＦＥＴ
（電界効果トランジスタ）を用い、そのゲート電圧を変
化させて光量を変化させる手段、（３）回路中で前照灯
６の点灯デューティ比を変化させて光量を変化させる手
段等の各種の手段を用いることが可能であるが、その詳
細な説明は省略する。
【００２８】
【発明の効果】以上のように、この発明の前照灯制御装
置によれば、自車と前方を走行する前車との車間距離
と、自車の車速とに連動して、自車の前照灯の照射角度
あるいは光量を連続的に変化させる制御を行うように構
成したので、自車の前照灯の光が前車の各種のミラー等
の反射し、その反射光により前車及び自車の運転者に与
える眩惑を防止して安全運転に寄与することができ、ま
た、高速走行時には前照灯の照射角度を変化させる機能
をキャンセルして、急な前車の車線変更などの緊急時に
も十分に対応することができ、さらに、車両の市街地走
行や渋滞時等において、車速が低速で、かつ前車との車
間距離が短縮した場合に、前照灯の光量を減少すること
により消費電流を低減することができる等の優れた効果
を奏するものである。
置によれば、自車と前方を走行する前車との車間距離
と、自車の車速とに連動して、自車の前照灯の照射角度
あるいは光量を連続的に変化させる制御を行うように構
成したので、自車の前照灯の光が前車の各種のミラー等
の反射し、その反射光により前車及び自車の運転者に与
える眩惑を防止して安全運転に寄与することができ、ま
た、高速走行時には前照灯の照射角度を変化させる機能
をキャンセルして、急な前車の車線変更などの緊急時に
も十分に対応することができ、さらに、車両の市街地走
行や渋滞時等において、車速が低速で、かつ前車との車
間距離が短縮した場合に、前照灯の光量を減少すること
により消費電流を低減することができる等の優れた効果
を奏するものである。
【図１】この発明の実施例である前照灯制御装置の構成
を示す概略図である。
を示す概略図である。
【図２】図１の照射角可変装置の一例の構成を示す斜視
図である。
図である。
【図３】図２の一部の構成を示す斜視図である。
【図４】図１の照射角可変装置の他の一例の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図５】図１の照射角可変装置の他の一例の構成を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図６】従来夜間等において自車の前照灯を点灯して走
行する時、自車の前方を走行する前車と接近した場合
に、自車の前照灯の光が前車に与える影響の態様を説明
するための図である。
行する時、自車の前方を走行する前車と接近した場合
に、自車の前照灯の光が前車に与える影響の態様を説明
するための図である。
１ 前車のインナミラー ２ 前車のアウタミラー ３ 前車のストップランプ ４ 自車の前照灯 ５ 距離センサ ６ 前照灯 ７ 照射角可変装置 ８ 演算・制御回路 ９ 車速センサ １０ 光量可変回路 １１ モータアッセンブリ １２ コネクトリンク １３ ヘッドランプアッセンブリ １４ レンズアッセンブリ １５ ギヤＡ １６ ギヤＢ １７ 遮蔽板 １８ 前照灯レンズ １９ モータ ２０ ランプバルブ ２１ 遮蔽筒
Claims (2)
- 【請求項１】 車両用の前照灯の光を制御する前照灯制
御装置において、距離センサにより計測した自車と前方
を走行する前車との車間距離と、車速センサにより計測
した自車の車速とに連動して、上記前照灯の照射角度を
連続的に変化させる制御手段を備えたことを特徴とする
前照灯制御装置。 - 【請求項２】 車両用の前照灯の光を制御する前照灯制
御装置において、距離センサにより計測した自車と前方
を走行する前車との車間距離と、車速センサにより計測
した自車の車速とに連動して、上記前照灯の光量を連続
的に変化させる制御手段を備えたことを特徴とする前照
灯制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20010494A JPH0840140A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 前照灯制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20010494A JPH0840140A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 前照灯制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0840140A true JPH0840140A (ja) | 1996-02-13 |
Family
ID=16418908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20010494A Pending JPH0840140A (ja) | 1994-08-02 | 1994-08-02 | 前照灯制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0840140A (ja) |
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