JPH083978B2 - シヤドウマスク式カラ−ブラウン管 - Google Patents

シヤドウマスク式カラ−ブラウン管

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JPH083978B2
JPH083978B2 JP62055911A JP5591187A JPH083978B2 JP H083978 B2 JPH083978 B2 JP H083978B2 JP 62055911 A JP62055911 A JP 62055911A JP 5591187 A JP5591187 A JP 5591187A JP H083978 B2 JPH083978 B2 JP H083978B2
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  • Vessels, Lead-In Wires, Accessory Apparatuses For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は平面方向に張力が付与された平板状の、つ
まりフラツトテンシヨンタイプの色選択用シヤドウマス
クを使用したシヤドウマスク式カラーブラウン管に関す
るものである。
[従来の技術] 第6図はたとえば特開昭61-80735号公報などに示され
た従来のフラツトテンシヨンタイプのシヤドウマスク式
カラーブラウン管の構成図であり、同図において、(1
1)は平板ガラスを使用したフエースプレート、(12)
はスカート部で、これらフエースプレート(11)とスカ
ート部(12)とを第7図で明示したように、フリツトガ
ラス(3)を介して溶着することによりフエースパネル
(13)を構成してある。(4)はフアンネル部であり、
図示省略の電子銃を内蔵したネツク部(5)が一体に連
設されているとともに、そのフアンネル部(4)とネツ
ク部(5)との一体ものがフリツトガラス(14)を介し
て上記フエースパネル(13)のスカート部(12)に溶着
されている。(2)は平板状の色選択用シヤドウマスク
で、これは上記フエースプレート(11)内面に被着形成
される蛍光面(11A)に対向して配置され、平面方向に
均一に張力が付与され、エツチングなどにより多数の電
子ビーム通過穴(2a)が形成されている。
つぎに、上記構成の動作について説明する。
図示省略した電子銃から放射された赤、緑、青(以
下、R・G・Bと称す)の3本の電子ビームは、シヤド
ウマスク(2)の電子ビーム通過穴(2a)を通過して、
フエースプレート(11)内面の蛍光面(11A)に衝突し
て所定の蛍光体ドツトを発光させる。このとき、電子ビ
ームの一部がシヤドウマスク(2)に衝突して、このシ
ヤドウマスク(2)を加熱昇温して熱膨張させるが、上
記シヤドウマスク(2)には平面方向の張力が付与され
ているから、この張力と熱膨張量とをほぼ同程度に設定
しておくことにより、上記熱膨張を張力緩和で吸収して
シヤドウマスク(2)の変形を抑制するとともに、電子
ビームのランデイング誤差を非常に少なくして見易い画
面を得ることができる。
[発明が解決しようとする問題点] 以上のように構成された従来のシヤドウマスク式カラ
ーブラウン管においては、フエースパネル(13)が平板
状フエースプレート(11)とシヤドウマスク(2)を内
蔵して保持するスカート部(12)とに分割して製作加工
されるので、一般にガラスから構成されるフエースプレ
ート(11)、スカート部(12)の個別加工の必要により
生産性が悪く、さらに上記フエースプレート(11)とス
カート部(12)とを溶着する工程があるため、歩留り、
製品精度の信頼性、コストの問題などを回避できなかつ
た。また、フラツトなフエースとスカート部とをもつパ
ネルをプレスで一体成型することも従来から実施されて
いるが、この場合は、ガラス成型の宿命であるスワレ現
象を避けられないため、フエースを精度よく平面化する
ことができない欠点があつた。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、プレスによる一体成型を可能にして生産
性、歩留り、製作精度の向上を達成でき、品質の高い画
像を得ることができるシヤドウマスク式カラーブラウン
管を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明にかかるシヤドウマスク式カラーブラウン管
は、フエースプレート内面を球面状に形成するようにし
て当該フエースプレートとスカート部とを一体に成形す
るとともに、フエースプレートの中央部と周辺部とにお
けるシヤドウマスクとの間隔差を吸収して、フエースプ
レートの内面に設けられる蛍光体ドツトのピツチが画面
全体に渡つて中央部におけるピツチとほぼ同一ピツチと
なるように、シヤドウマスクの電子ビーム通過穴のピツ
チを、画面の中央部から周辺部に向うにしたがつて連続
的に小さく構成したことを特徴とする。
[作用] この発明によれば、フエースプレートの内面を球面に
することで、スカート部を含めてプレスによる一体成型
をスワレ現象を生じることなく、容易にかつ精度よくお
こなうことができる。また、フエースプレート内面の蛍
光面が球面となり、平板状シヤドウマスクとの対向間隔
が中央部と周辺部とで異なるが、この間隔差に対応させ
て、シヤドウマスクの電子ビーム通過穴のピツチに変化
をつけることで、蛍光体ドツトの間隔ならびにこれに比
例するスクリーンピツチを実用上、不自然にならない範
囲にして見やすい画面とすることができる。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面にもとづいて説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例によるシヤドウマスク式
カラーブラウン管の構成図であり、同図において、第5
図で示す従来例と同一の構成には同一の符号を付して、
それらの詳しい説明は省略する。
上記シヤドウマスク式カラーブラウン管において、フ
エースプレート(11)とスカート部(12)とをプレスで
一体成型することにより、フエースパネル(13)を構成
している。この一体フエースパネル(13)の上記フエー
スプレート(11)内面は第2図で明示のように、球面に
形成され、この球面に蛍光面(11A)が被着形成されて
いる。
そして、上記シヤドウマスク(2)の電子ビーム通過
穴(2a)のピツチは画面、つまりフエースプレート(1
1)の中央部から周辺部にいくにしたがつて、上記フエ
ースプレート(11)内面の蛍光面(11A)との相対寸法
が所定の条件を満足するように順次小さく構成されてい
る。以下、上記の所定条件を満足するための構成につい
て詳しく説明する。
すなわち、第4図で示すブラウン管において、R・G
・Bの3本の電子ビーム(30)はそれぞれシヤドウマス
ク(2)の共通の電子ビーム通過穴(2a)を通過し、フ
エースプレート(11)内面の蛍光面(11A)に正しく組
合わされ、ドツトを形成する。
通常のドツトタイプ蛍光面とインラインビーム形のブ
ラウン管を例にして説明すると、蛍光面ドツト(21)と
スクリーンピツチの関係は第3図で示すように、水平方
向のドツトトリオピツチPH(通常スクリーンピツチPSと
称しているものの3倍)の間にR・G・Bの蛍光面ドツ
ト(21)が正しく並ぶように配置する必要があるととも
に、R・G・Bの各蛍光面ドツトの間隔(l)は水平方
向のトリオピツチ(PH)の3分の1にする必要がある。
このため、ブラウン管のスクリーンピツチ(PS)、電子
銃から発射される電子ビーム(30)のR・G・Bの各ビ
ームの間隔(S)、ブラウン管のサイズ、偏向角などが
決れば必然的に電子ビームの偏向中心からシヤドウマス
ク(2)までの寸法(L)、シヤドウマスク(2)とフ
エースプレート(11)内面の蛍光面(11A)までの寸法
(Q)が決る。このときの画面中央でのR・G・Bの蛍
光面ドツト(21)の間隔(d0)は、 となるが、これはシヤドウマスク(2)と蛍光面(11
A)とがともに平板状である場合であつて、シヤドウマ
スク(2)が完全平面であり、かつフエースプレート
(11)内面が球面である場合、周辺部にいくにしたがつ
て(d)の値を小さくしなければ、ブラウン管の設計の
基本条件であるところの、 の条件を満足できない。
そこで、この条件を満足する要件を求めるため対角外
形15吋のフラツトスケアタイプのブラウン管でスクリー
ンピツチ0.31mmの場合の検討結果を第5図にまとめた。
この第5図の時の各条件は、 L=184.5mm Q= 6.5mm S= 5.1mm 画面寸法:対角=175mm 水平=130mm 垂直=100mm フエースプレート内面の曲率半径(R)= 10,000mm 15,000mm 20,000mm 第5図で明らかなように、この組合わせにおいてはフ
エースプレート内面のR 10,000mmの場合で(d)の値が
画面対角端のワーストポイントで中央に対して25%も小
さくなり、この(d)はスクリーンピツチ(PS)に比例
するため,スクリーンピツチも中央に対して同様に25%
小さくする必要があり、またフエースプレート内面のR
が15,000mmの場合で15%、Rが20,000mm場合で10%の低
下量となり、10,000mm Rが下限で、15,000mm R以上の球
面が望まれる。
一方、ガラスのプレス成型時の問題として、内表面が
フラツトな場合はプレスの押型によるスワレ現象のため
平面精度が得られにくいという問題があり、内面にRを
つけることが望ましいが、そのRの上限は20,000mm R程
度である。
上例の検討結果から15吋ブラウン管の場合のフエース
プレート内面のRは15,000mm〜20,000mm程度にとること
が望ましい。
すなわち、隣接する蛍光体ドツトの間隔(d)は中央
・周辺比で の条件を満足するような組合わせとなるようにフエース
プレート内面のRとシヤドウマスクの穴ピツチの変化量
を規定する必要がある。
また、同一のCRTサイズでもスクリーンピツチが異な
ると上記の(L)と(Q)の関係が変わり、例えばスク
リーンピツチが大きくなれば(S)を一定としたとき
(Q)が大きくなるため、蛍光体ドツト間隔の中央と周
辺の比率は改善される方向となる。
なお、上記の(2)式から明らかなように、蛍光体ド
ツト間隔(d)とスクリーンピツチ(PS)とは比例関係
にあるため、これまでの説明に用いたドツト間隔(d)
の中央と周辺の比率はそのままスクリーンピツチ(PS)
の中央と周辺の比率に置きかえることができる。
すなわち、中央部のスクリーンピツチ(PS0)、周辺
部のスクリーンピツチ(PS1)とすると、上記(4)式
となる。
[発明の効果] 以上のとおり、この発明によるときは、フエースプレ
ートの内面を球面にすることによつて、フエースプレー
トとスカート部とからなるフエースパネルを、スワレ現
象の発生のない状態でプレスにて一体成型することが可
能となり、これによつて生産性、工程歩留り、製作精度
の向上を図ることができる。また、シヤドウマスクとし
て、平面方向に張力が付与された平板状のものを用いる
ことで、シヤドウマスクの熱膨張を張力緩和で吸収して
シヤドウマスクのドーミングを抑制するとともに、ラン
デイング誤差を非常に少なくすることができる。そのう
え、フエースプレート内面の球面と平板状シヤドウマス
クとの組合わせにともなつて発生するところの、画面中
央部と周辺部との対向間隔の差、つまり蛍光体ドツトの
不自然な配置を、シヤドウマスクの電子ビーム通過穴の
ピツト調整といつた製作加工上での簡単な改良により補
正して、明るくて見易い画面を得ることができる。
以上によつて、画像の品質、コストともに優れたカラ
ーブラウン管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるシヤドウマスク式カ
ラーブラウン管の一部切欠き正面図、第2図は要部の拡
大断面図、第3図は蛍光面ドツトとスクリーンピツチと
の関係を説明する図、第4図は要部の構成説明図、第5
図は15吋、0.31mmスクリーンピツチのブラウン管の場合
のフエースプレート内面の球面半径と蛍光体ドツト間隔
との相関関係を示すグラフ、第6図は従来のシヤドウマ
スク式カラーブラウン管の一部切欠き正面図、第7図は
第6図の要部の拡大断面図であるる (11)……フエースプレート、(11A)……蛍光面、(1
2)……スカート部、(2)……シヤドウマスク、(2
a)……電子ビーム通過穴、(4)……フアンネル部、
(5)……ネツク部。 なお、図中の同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フエースプレートと、このフェースプレー
    トの内面に対向していて、電子ビームの衝突による熱膨
    張を張力緩和にて吸収できるように平面方向に張力が付
    与されている平板状の色選択用シヤドウマスクと、この
    シヤドウマスクと上記フエースプレートとを保持するス
    カート部とを備えたカラーブラウン管において、 上記フエースプレート内面を球面状に形成するようにし
    て当該フエースプレートと上記スカート部とを一体に成
    形するとともに、上記フエースプレートの中央部と周辺
    部とにおける上記シヤドウマスクとの間隔差を吸収し
    て、上記フエースプレートの内面に設けられる蛍光体ド
    ツトのピツチが画面全体に渡つて中央部におけるピツチ
    とほぼ同一ピツチとなるように、上記シヤドウマスクの
    電子ビーム通過穴のピツチを、画面の中央部から周辺部
    に向うにしたがつて連続的に小さく構成したことを特徴
    とするシヤドウマスク式カラーブラウン管。
  2. 【請求項2】上記シヤドウマスクの電子ビーム通過穴の
    ピツチを、フエースプレート内面の蛍光体マトリツクス
    のピツチにおいて画面中央に対し周辺部で80%以上の条
    件を満足するような値に設定した特許請求の範囲第1項
    に記載のシヤドウマスク式カラーブラウン管。
JP62055911A 1987-03-03 1987-03-10 シヤドウマスク式カラ−ブラウン管 Expired - Fee Related JPH083978B2 (ja)

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EP88301818A EP0281379B1 (en) 1987-03-03 1988-03-02 Shadow mask type color cathode ray tube
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