JPH0838951A - 切換式シャワー - Google Patents

切換式シャワー

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JPH0838951A
JPH0838951A JP6181241A JP18124194A JPH0838951A JP H0838951 A JPH0838951 A JP H0838951A JP 6181241 A JP6181241 A JP 6181241A JP 18124194 A JP18124194 A JP 18124194A JP H0838951 A JPH0838951 A JP H0838951A
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JP
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plate
port
pulsating
hole
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Application number
JP6181241A
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English (en)
Inventor
Kunikazu Hirozawa
邦和 広沢
Kiyomi Aritake
清美 有竹
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Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脈流形成のための部品点数を少なくしてシン
プルかつコンパクトな構成とし、装置全体を小型化する
と共に、その製造コストをも低減する。 【構成】 仕切板30と仕切部61との間に切換弁80
を配置する。切換弁80の第1のポート81a及び第2
のポート81bを連通孔31aと選択的に連通させて、
本体側空間R1と連続流室R21とを連通し、第2のポ
ート81bを連通孔31aと連通させて本体側空間R1
と脈流室R22とを連通する。更に、切換弁80の流路
形成壁82内に渦流板90を配置して、第2のポート8
1bからの温冷水を渦流に変換して羽根車70へと送給
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は切換式シャワーに関する
ものであり、特に、内蔵した切換弁を切換操作して、シ
ャワーホースから供給される温水や冷水(以下、まとめ
て『温冷水』という)を別個の噴出孔より選択的に噴出
させ、通常の連続的な連続流に加え、間欠的な脈流を提
供するシャワーヘッドの構造の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の切換式シャワーとして、
特開平5−115813号公報、特開平5−11581
4号公報、特開平5−115520号公報、実開平5−
39387号公報、実開平5−39660号公報、実開
平5−39661号公報、実開平5−39662号公
報、実開平5−39664号公報、及び実開平5−39
665号公報に開示のものを挙げることができる。図1
0は従来の切換式シャワーの断面図である。
【0003】図10に示すように、これらの公報に開示
の切換式シャワーは、下側を開口した有底筒状をなすシ
ャワーヘッドの本体104の内部に、握り手部102の
給水路103と連通する水室105を形成している。ま
た、上側を開口する皿状の散水板140を、前記本体1
04の下側開口に回動可能に取付けてその開口を外部か
ら覆っている。散水板140の中央部には凹状水室15
3が形成されると共に、外周部には通常のシャワー噴出
用の多数の散水孔145が設けられている。本体104
の水室105の散水板140より内側にはシートプレー
ト114が仕切り状に固定設置されている。シートプレ
ート114の中心より偏心した位置には通水孔120が
設けられている。また、散水板とシートプレート114
との間には切替弁126が固定設置され、前記シートプ
レート114に摺接するようになっている。前記切替弁
126は、シートプレート114の通水孔120と連通
する開口133を有している。更に、散水板140の凹
状水室153の吐出側には、マッサージシャワー噴射用
の噴水孔174を有するキャップ170が取付けられ、
凹状水室153を外部から覆うと共に、その凹状水室1
53内に羽根車156が配設されている。そして、前記
散水板140には等間隔で略菱形状の流入口149が貫
通形成され、凹状水室153内に渦巻状に温冷水を流入
させるようになっている。また、散水板140と切替弁
126との間には流水路151が形成され、前記流入口
149と連通している。更に、流入口149の内側には
環状リブ148が形成され、この環状リブ148によ
り、各流入口149から凹状水室153内に流入する温
冷水が、凹状水室153内の羽根車156の羽根の側面
に衝突し、羽根車156を良好に回転させるようになっ
ている。
【0004】この切換式シャワーは、散水板140を回
転させることにより、キー結合により一体化された切替
弁126を回転し、切替弁126の開口133がシート
プレート114の通水孔120と連通した状態で、給水
路103から導入された温冷水が、通水孔120及び開
口133を通って流水路151を通過し、各流入口14
9から凹状水室153内に流入して、羽根車156の羽
根の側面に衝突して、羽根車156を回転させる。そし
て、羽根車156の回転により、キャップ170のガイ
ド孔176を断続的に開閉し、キャップ170の噴水孔
174から断続的にマッサージシャワー用の脈流を噴出
し、マッサージシャワー効果を得る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の切換式シャワー
は、上記のように構成され、マッサージシャワー用の脈
流を提供すべく、切替弁126の開口133、シートプ
レート114の通水孔120、流水路151及び散水板
140の流入口149からなる温冷水の流路を形成し、
その流路から散水板140の凹状水室153内に流入す
る温冷水により羽根車156を回転しているため、かか
る流路形成のための部品点数が多く、かつ、その構成が
複雑である。その結果、本体の内径寸法が大きくなり、
装置全体も大型化し、その取扱いの点で改善する余地が
ある。更に、意匠性の点でもその自由度が制限され、こ
の点でも改善する余地がある。
【0006】そこで、本発明は、脈流形成のための部品
点数を少なくしてシンプルかつコンパクトな構成とし、
装置全体を小型化すると共に、その製造コストをも低減
した切換式シャワーの提供を課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
切換式シャワーは、一端を椀状に開口し、内部に給水路
及び前記給水路と連通する給水室を有する本体と、前記
本体の開口に取付けられて前記本体と共に前記給水室を
形成し、前記給水室と外部とを連通する連続流孔及び脈
流孔を有する散水板と、前記給水室を本体側空間と散水
板側空間とに区画すると共に、前記本体側空間と散水板
側空間とを連通する連通孔を有する仕切板と、前記散水
板側空間を前記連続流孔に連通する連続流室と前記脈流
孔に連通する脈流室とに区画する散水板に形成された仕
切部と、前記脈流室に配置され、前記散水板の回転によ
り前記散水板の脈流孔を開放する開放部と脈流孔を遮断
する遮断部とを有する羽根車とを具備するものにおい
て、前記仕切板と散水板に形成された仕切部との間に、
前記連通孔と選択的に連通する第1のポート及び第2の
ポートを有する切換弁を配置し、前記第1のポートを連
通孔と連通させて前記本体側空間と連続流室とを連通す
る連続流位置と、前記第2のポートを連通孔と連通させ
て前記本体側空間と脈流室とを連通する脈流位置との間
で切換弁を切換自在とし、前記切換弁の第2のポートと
前記羽根車との間に渦流板を配置して、前記第2のポー
トからの温冷水を渦流に変換して前記羽根車へと送給す
るようにしたものである。
【0008】請求項2の発明にかかる切換式シャワー
は、請求項1の発明において、前記切換弁を、前記仕切
板の略全体に当接すると共に、前記第1及び第2のポー
トを有する基部と、前記第1のポートの内側及び前記第
2のポートの外側を通過する筒状をなすよう前記基部に
一体形成され、その先端を前記散水板に形成された仕切
部と水密に接続される流路形成壁より構成し、前記渦流
板を前記流路形成壁の内部に配置したものである。
【0009】請求項3の発明にかかる切換式シャワー
は、一端に円形の開口を有する椀状をなし、内部に給水
路と連通する給水室を有する本体と、前記本体の開口に
取付けられて前記給水室を形成すると共に、前記給水室
と外部とを連通する連続流孔及び脈流孔を外周部及び中
央部にそれぞれ有する散水板と、前記本体に対し前記開
口と略平行をなすよう水密に取付けられ、前記給水室を
本体側空間と散水板側空間とに区画すると共に、前記本
体側空間と散水板側空間とを連通する連通孔を有する仕
切板と、前記連続流孔及び脈流孔間を通過する筒状をな
すよう前記散水板に一体形成され、その先端の開口を前
記仕切板に対向配置して、前記散水板側空間を、前記連
続流孔に連通する連続流室と、前記脈流孔に連通する脈
流室とに区画する散水板に形成された仕切部と、前記散
水板と略平行な面内で回転自在なよう前記散水板に形成
された仕切部内の脈流室に配置され、前記散水板に形成
された仕切部の略半径方向に延びる複数枚の羽根と、隣
接する所定対の羽根間に形成されて前記脈流孔を開放す
る開放部と、隣接する他の所定対の羽根間に形成されて
前記脈流孔を遮断する遮断部とを有する羽根車とを具備
するものにおいて、前記第1の仕切り板と散水板に形成
された仕切部との間に、前記仕切板に当接する基部と、
前記基部の前記連通孔と連通する位置に穿設された第1
のポート及び第2のポートと、前記第1のポートの内側
及び前記第2のポートの外側を通過する筒状をなすよう
前記基部に一体形成され、その先端を前記散水板に形成
された仕切部の先端開口と水密に接続する流路形成壁か
らなる切換弁を配置し、切換弁を前記第1のポートを連
通孔と連通させて前記本体側空間と連続流室とを連通す
る連続流位置と、前記第2のポートを連通孔と連通させ
て前記本体側空間と脈流室とを連通する脈流位置との間
で切換自在とし、前記流路形成壁の内部に渦流板を配置
して、前記第2のポートからの温冷水を渦流に変換して
前記羽根車へと送給するものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、切換弁を連続流位
置及び脈流位置間で切換操作すると、第1のポートまた
は第2のポートが、選択的に仕切板の連通孔と連通し
て、給水室の本体側空間と連続流室または脈流室とが選
択的に連通する。
【0011】即ち、切換弁を連続流位置とすると、第1
のポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路
から本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から
仕切板の連通孔及び切換弁の第1のポートを通って連続
流室へと導かれる。そして、連続流室に流入した温冷水
は、散水板の連続流孔から通常のシャワーとして使用さ
れる連続流となって噴出する。
【0012】一方、切換弁を脈流位置とすると、第2の
ポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路か
ら本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から仕
切板の連通孔及び切換弁の第2のポートを通って渦流板
へと導かれる。渦流板により渦流とされた温冷水は、脈
流室へ流入し、かかる渦流が脈流室内の羽根車に衝突し
羽根車を回転させる。同時に、温冷水は、羽根車の開放
部が散水板の脈流孔と対向したときに、開放部を介して
脈流孔から外部に噴出されると共に、遮断部が脈流孔と
対向したときは、遮断部により脈流孔からの噴出を遮断
されるため、脈流孔からは、羽根車の回転ピッチに応じ
て断続的に脈流が噴出される。
【0013】請求項2の発明においては、切換弁の流路
形成壁内に第2のポートから脈流室へと向かう流路が形
成され、渦流板がかかる流路に配置される。よって、切
換弁の第1のポートまたは第2のポートからの温冷水
は、流路形成壁に沿って連続流室または渦流板乃至脈流
室へと確実かつ円滑に案内される。
【0014】請求項3の発明においては、切換弁を連続
流位置及び脈流位置間で切換操作すると、第1のポート
または第2のポートが、選択的に仕切板の連通孔と連通
して、給水室の本体側空間と連続流室または脈流室とが
選択的に連通する。
【0015】即ち、切換弁を連続流位置とすると、第1
のポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路
から本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から
仕切板の連通孔及び切換弁の第1のポートを通って、切
換弁の流路形成壁の外部に流入し、流路形成壁の外側を
通って連続流室へと導かれる。そして、連続流室に流入
した温冷水は、散水板の連続流孔から通常のシャワーと
して使用される連続流となって噴出する。
【0016】一方、切換弁を脈流位置とすると、第2の
ポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路か
ら本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から仕
切板の連通孔及び切換弁の第2のポートを通って、切換
弁の流路形成壁内の流路へと導かれる。そして、第2の
ポートからの温冷水が、流路内に配置した渦流板により
渦流とされて脈流室へ流入し、かかる渦流が脈流室内の
羽根車を回転させる。同時に、温冷水は、羽根車の開放
部が散水板の脈流孔と対向したときに、開放部を介して
脈流孔から外部に噴出されると共に、遮断部が脈流孔と
対向したときは、遮断部により脈流孔からの噴出を遮断
されるため、脈流孔からは、羽根車の回転ピッチに応じ
て断続的に脈流が噴出される。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0018】図1は本発明の一実施例の切換式シャワー
のシャワーヘッドを示す断面図であり、(a)は切換弁
を連続流位置とした状態を、(b)は切換弁を脈流位置
とした状態を示す。図2は本発明の一実施例の切換式シ
ャワーの本体を示し、(a)は本体の開口側を示す平面
図、(b)は(a)のA−A線断面図である。図3は本
発明の一実施例の切換式シャワーの散水板を示し、
(a)は散水板の内面側を示す平面図、(b)は(a)
のB−B線断面図、(c)は散水板の外面側を示す平面
図である。図4は本発明の一実施例の切換式シャワーの
羽根車を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面
図、(c)はその斜視図である。図5は本発明の一実施
例の切換式シャワーの固定リングを示し、(a)はその
内面側を示す平面図、(b)は(a)のC−C線断面図
である。図6は本発明の一実施例の切換式シャワーの仕
切板を示し、(a)はその平面図、(b)は(a)のD
−D線断面図である。図7は本発明の一実施例の切換式
シャワーの渦流板を示し、(a)はその平面図、(b)
は(a)のE−E線断面図、(c)は(a)のF−F線
断面図、(d)はその斜視図である。図8は本発明の一
実施例の切換式シャワーの切換弁を示し、(a)はその
平面図、(b)はその底面図、(c)は(a)のG−G
線断面図、(d)は第1及び第2ポート部分を切欠いて
示す斜視図である。
【0019】図において、本実施例の切換式シャワー
は、内部に給水路11aを有するグリップ11の先端に
シャワーヘッド12を設けたものである。シャワーヘッ
ド12の本体20は、図1中下端を円形の開口とした半
球椀状をなし、内部に前記グリップ11の給水路11a
と連通する半球状の給水室Rを有する。本体20の開口
部分外周面には雄ネジ21が螺刻されている。また、本
体20の内面中央には、下端を開放する円筒状をなし、
内周面にネジ孔22aを螺刻した雌ネジ部22が一体成
形されている。雌ネジ部22の外周面には、図1及び図
2(a)に示すように、90度の角度をおいて、4個の
台形板状の内側リブ23が一体成形されて本体20の内
面中央部と雌ネジ部22の外周とを連結し、雌ネジ部2
2を補強してその変位及び破損等を防止するようになっ
ている。更に、本体20の開口部分の内面には、図1及
び図2(a)に示すように、前記内側リブ23の延長線
と交差する位置を除いて、8個の略三角板状の外側リブ
24が一体成形され、本体20の開口部分を補強してそ
の変位及び破損等を防止するようになっている。なお、
前記グリップ11、本体20、雌ネジ部22、内側リブ
23及び外側リブ24は、例えば、ABS(アクリロニ
トリルブタジエンスチレン共重合体)等の樹脂材料を射
出成形等して一体成形される。
【0020】前記本体20内には、仕切板30が前記開
口と平行をなすよう水密に取付けられている。図6に示
すように、前記仕切板30は、円盤状の取付部31外周
全体に支持部32を直交して立設し、下端を開放した有
底円筒状をなしている。取付部31の中央には、前記雌
ネジ部22のネジ孔22aと連通する円形の挿通孔31
aが穿設されると共に、挿通孔31aの両側に180度
の角度をおいて一対の円形の連通孔31bが穿設されて
いる。また、支持部32の下端外周面の周方向全体には
支持フランジ33が直交して張出形成されると共に、支
持フランジ33の下側にはOリング溝33aが形成され
ている。支持フランジ33の外径は、本体20の開口部
分内周面の直径と同一径とされている。そして、前記仕
切板30は、挿通孔31aを雌ネジ部22のネジ孔22
aに連通して、ネジ35を挿通孔31aを介してネジ孔
22aに螺入して締付けることにより、取付部31上面
中央部が前記内側リブ23の下端面に当接支持されると
共に、支持部32の支持フランジ33部分の段差状の外
面が前記外側リブ24の側面及び下端面に当接支持され
ている。更に、支持フランジ32のOリング溝33aに
はOリング34が弾性的に嵌合されて本体20の内周面
に弾接し、本体20内周面と仕切板30の外周との間の
水密を維持している。そして、仕切板30は、本体20
内の前記給水室Rを本体側空間R1と散水板側空間R2
とに区画すると共に、本体側空間R1と散水板側空間R
2とを連通孔31bにより連通している。このとき、前
記両連通孔31bは、内側リブ23と干渉しないよう、
その形成位置を設定されている。なお、前記内側リブ2
3及び外側リブ24は、取付部31及び支持部32と確
実に当接し、仕切板30を安定して支持可能な限りにお
いて、その数、配置位置及び形状等を適宜変更してもよ
い。仕切板30は、例えば、POM(ポリアセタール)
等の樹脂材料を射出成形等して一体成形される。
【0021】前記本体20の開口には、散水板40が取
付けられて、前記給水室Rを外部から形成するようにな
っている。図3に示すように、散水板40は、円盤状の
散水部41外周全体に取付部44を直交して立設し、上
端を開放した有底円筒状をなしている。散水部41は、
中央の内周領域42とその外側の外周領域43との間を
下方に突出する段差状に形成し、独特の意匠的効果を発
揮するようになっている。散水部41の内周領域42に
は、互いに120度の角度をおいて、1組3個の散水孔
42aが計3組穿設されている。また、散水部41の外
周領域43の内側及び外側には、2組の連続流孔43a
が、それぞれ周方向に多数配置形成されている。散水板
40は、脈流孔42a及び連続流孔43aにより前記本
体20の給水室Rと外部とを連通するようになってい
る。なお、図3では、前記脈流孔42aは大径の円柱状
を、内側の連続流孔43aは小径の円柱状を、外側の連
続流孔43aは下方に縮径するテーパ状をなし、図示の
位置に配置されているが、これらの形状及び配置位置
は、所望により適宜変更してもよい。
【0022】散水板40の取付部44上端外周面の周方
向全体には係止フランジ45が直交して張出形成されて
いる。係止フランジ45の外径は、本体20の開口部分
内周面の直径及び前記仕切板30の支持フランジ33の
外径と略同一径とされ、散水板40が本体20に対し相
対回動を許容されている。また、係止フランジ45の上
面は支持フランジ33の下面に当接すると共に、前記O
リング溝33a内のOリング34に弾接している。取付
部44の外周面には小さい凹凸状の滑り止め部46が形
成されている。
【0023】図5は散水板40を本体20に取付ける固
定リング50を示している。この固定リング50は、円
盤状の支持部51外周全体に雌ネジ部52を直交して立
設し、上端を開放した有底円筒状をなしている。支持部
51には前記散水板40の取付部44の外径と略同一径
の円形孔51aが穿設されると共に、雌ネジ部52の内
周には本体20の開口部分の外径と同一径の雌ネジ52
aが螺刻されている。そして、固定リング50を円形孔
51aを介して散水板40の取付部44に外嵌し、雌ネ
ジ部52を本体20の雄ネジ21に螺合して締付けるこ
とにより、散水板40との間の相対回動を許容した状態
で、支持部51上面が散水板40の係止フランジ45下
面を当接係止し、散水板40の本体20からの脱落を阻
止するようになっている。このとき、散水板40が、そ
の係止フランジ45上面を前記仕切板30の支持フラン
ジ33下面及びOリング34に摺接して、その周方向に
回動自在となるよう、前記内側リブ23及び外側リブ2
4による仕切板30の支持位置乃至仕切板30の寸法が
設定されている。なお、散水板40の係止フランジ45
を前記Oリング34に弾接することにより、散水板40
の回動時及び非回動時を問わず、散水板40外周と仕切
板30外周及び本体20の開口部分内周との水密が維持
されるようになっている。前記固定リング50は、例え
ば、ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン共重
合体)等の樹脂材料を射出成形等して一体成形される。
【0024】散水板40の散水部41の内面(図1中上
面)の前記内周領域42と外周領域43との境界部に対
応する位置には、円筒状の散水板40に形成された仕切
部61が一体成形され、前記連続流孔43a及び脈流孔
42a間を通過している。仕切部61は、その上端開口
を前記仕切板30に対向配置し、前記散水板側空間R2
を、前記連続流孔43aに連通する連続流室R21と、
前記脈流孔43aに連通する円柱状の脈流室R22とに
区画している。仕切部61の上端外周にはOリング溝6
1aが形成され、Oリング溝61aにはOリング62が
弾性的に嵌合されている。更に、散水板40の散水部4
1の内面中央には回転軸63が上方に突出して一体形成
されると共に、回転軸63には羽根車70が装着されて
いる。
【0025】羽根車70は、図4に示すように、円柱状
の基部71の外周に、基部71若しくは仕切部61の半
径方向と略同一方向に延びる8枚の羽根72を一体成形
したものであり、基部71の軸方向に穿設した取付孔7
1aに前記回転軸63を挿通して装着することにより、
散水板40と平行な面内で回転自在なよう仕切部61内
の脈流室R22に配置されている。また、羽根車70
は、隣接する4対の羽根72間を開放して前記脈流孔4
2aを脈流室R22に対し開放する開放部73とすると
共に、隣接する他の4対の羽根72間の下端に板状の遮
断部74を一体形成して、前記脈流孔42aを脈流室R
22に対し遮断するようにしている。なお、羽根車70
の高さは、前記仕切部61の高さより若干低く設定され
る一方、前記回転軸63の高さは仕切部61の高さより
若干高く設定されている。
【0026】前記仕切板30と仕切部61との間には切
換弁80が配置されている。図8に示すように、切換弁
80は、基部81と、基部81にそれぞれ穿設された一
対の第1のポート81a及び1対の第2のポート81b
と、基部81に垂下して一体成形された流路形成壁82
からなる。基部81は、前記第1の仕切り板30の支持
部32の内径と略同一径の円盤状をなし、仕切板30に
対し相対回動を許容されている。基部81の中心には前
記ネジ35の頭部より大径をなし、前記雌ネジ部22に
螺入したネジ35の頭部を収容するための円形の収容孔
81cが穿設されている。また、両第1のポート81a
は、前記基部81の収容孔81cに対し互いに180度
の角度をおいて、仕切板30の前記連通孔31aと連通
する位置に穿設されている。両第2のポート81bも、
同様に、前記基部81の収容孔81cに対し互いに18
0度の角度をおいて、仕切板30の連通孔31aと連通
する位置に穿設されている。なお、各第1のポート81
a及び各第2のポート81bは、互いに90度の角度を
おいて配置されている。基部81の上面の各第1のポー
ト81a及び各第2のポート81bの周囲には、Oリン
グ溝86が形成され、各Oリング溝86にはOリング8
7が弾性的に嵌合されている。
【0027】前記流路形成壁82は、第1のポート81
aの内側及び第2のポート81bの外側を通過する筒状
をなすよう、基部81の下面に一体成形されている。即
ち、流路形成壁82は、第1及び第2ポート81a,8
1bと交差する位置に配置され、かつ、第1及び第2ポ
ート81a,81bと対向する部分に切欠き83aを有
する円筒状の遮蔽部83を備えている。また、遮蔽部8
3の切欠き83aのうち、第1のポート81aと対向す
る切欠き83aの内側には、略半円筒状の第1の案内部
84が切欠き83a全体を覆うよう一体的に膨出形成さ
れ、第1のポート81aを流路形成壁82内部から遮蔽
して、連続流室R21に露出している。一方、第2のポ
ート81bと対向する遮蔽部83の切欠き83aの外側
には、略半円筒状の第2の案内部85が切欠き83a全
体を覆うよう一体的に膨出形成され、第2のポート81
bを流路形成壁82外部から遮蔽して、脈流室R22に
露出している。前記切換弁80は、例えば、POM(ポ
リアセタール)等の樹脂材料を射出成形等して一体成形
される。
【0028】切換弁80は、基部81を仕切板30の取
付部31の下面全体に当接させると共に、Oリング87
を仕切板30の取付部31下面に弾接させ、流路形成壁
82の遮蔽部83の下端内周面及び第1及び第2の案内
部84,85下面の交差部分を、前記仕切部61の上端
のOリング溝61aに装着されたOリング62に弾接さ
せた状態で、第1及び第2の仕切り板30,61間に配
置されている。これにより、切換弁80の上面と仕切板
30の下面とが、前記第1及び第2のポート81a,8
1bが連通孔31aに連通した場合を除いて、水密に接
続されると共に、切換弁80の下端と仕切部61の上端
開口とが常に水密に接続されている。そして、流路形成
壁82の内側に、前記脈流室R22に通じる流路が形成
されると共に、外側には、前記連続流室R21に通じる
流路が形成されている。更に、切換弁80の遮蔽部83
下端は、仕切部61上端に圧入等して、または、キー結
合若しくはスプライン嵌合等により、相対回動不能に密
嵌され、散水板40の回動にともない切換弁80も一体
的に回動するようになっている。そして、滑り止め部4
6を介して散水板40を回動することにより、切換弁8
0の第1のポート81aを仕切板30の連通孔31aと
連通させて前記本体側空間R1と連続流室R21とを連
通する連続流位置と、第2のポート81bを連通孔31
aと連通させて本体側空間R1と脈流室R22とを連通
する脈流位置との間で、切換弁80を切換操作自在とな
っている。なお、かかる連続流位置及び脈流位置で使用
者に所定の操作感を付与するよう、例えば、散水板40
の係止フランジ45及び固定リング50の対向面に、位
置決め用の凹凸をそれぞれ形成してもよい。
【0029】前記切換弁80の流路形成壁82の内部に
は、図8(b)に示すように、第1ポート81a部分を
凹状とした円形の収容空間R31が形成されている。前
記収容空間R31には、収容空間R31と同一の外形を
有する渦流板90が、圧入等して密嵌配置されている。
渦流板90は、図7に示すように、その直径方向に延び
る板状の分割部91と、図7(c)に示すように、分割
部91の一方の対角線と略同一方向に延びるよう分割部
91の一側に一体成形される第1の渦流形成部92と、
分割部91の他方の対角線と略同一方向に延びるよう分
割部91の他側に一体成形される第2の渦流形成部93
とを備えている。前記第1及び第2の渦流形成部92,
93は、互いに逆方向に交差している。また、第1及び
第2の渦流形成部92,93の外周には、それぞれ、前
記分割部91と同一高さ延びる彎曲板状の支持部94が
一体成形されている。そして、渦流板90の凹状部分を
切換弁80の第1の案内部84にそれぞれ配置し、渦流
板90を前記収容空間R31に配置した状態で、第1及
び第2の渦流形成部92,93の傾斜状の上面は、切換
弁80の両第2のポート81bに連通する両第2の案内
部85の切欠き83aにそれぞれ対向し、各第2のポー
ト81bからの温冷水を、互いに反対方向となるよう斜
め下方に案内して渦流に変換し、前記羽根車70へと送
給するようになっている。渦流板90の分割部91の下
面には、前記回転軸63上端を挿入する支持孔91aが
形成され、切換弁80の収容空間R31に密嵌収容した
渦流板90を、回転軸63により下方から支持して、収
容空間R31からの脱落を防止するようになっている。
また、上記のように、前記羽根車70上端は第2の仕切
部61上端より下方に位置し、渦流板90と羽根車70
との干渉を防止するようになっている。なお、本実施例
では、渦流板90は、第1及び第2の渦流形成部92,
93の上面を切換弁80の第1及び第2の案内部84,
85に対向させて温冷水を案内するよう構成されている
が、第1及び第2の渦流形成部の傾斜方向を本実施例と
反対とし、それらの下面を切換弁の第1及び第2の案内
部84,85に対向させて温冷水を案内するよう構成し
てもよく、この場合、温冷水の斜め下方への案内をより
円滑、かつ、効率的に行うことができる。
【0030】次に、上記のように構成された本実施例の
切換式シャワーの組立方法を説明する。
【0031】まず、仕切板30のOリング溝33aにO
リング34をあらかじめ挿着し、その仕切板30を本体
20の雌ネジ部22にネジ止めして相対回動不能に固定
する。このとき、仕切板30は、その外周の段差部分を
外側リブ24に対応して当接させることにより容易に位
置決めすることができる。また、散水板40の仕切部6
1内の回転軸63に羽根車70を回転自在に挿着すると
共に、Oリング溝61aにOリング62を装着し、一
方、切換弁80の収容空間R31内に渦流板90を装着
すると共に、各Oリング溝86にOリング87を装着す
る。次に、切換弁80の流路形成壁82下端を仕切部6
1上端に密嵌して、切換弁80と散水板40とを相対回
動不能に一体化する。そして、切換弁80の基部81を
仕切板30の取付部31内に収容すると共に、散水板4
0の係止フランジ45を本体20の開口から挿入して仕
切板30の支持フランジ33に当接させる。このとき、
切換弁80は、基部81の外径を仕切板30の取付部3
1内径と略同一径としているため、仕切板30に対し容
易に位置決めすることができる。また、散水板40は、
係止フランジ45の外径を本体20の開口部分の内径と
略同一としているため、本体20に対し容易に位置決め
することができる。
【0032】このようにして組立てた状態では、仕切板
30の外周はOリング34により本体20内周面との水
密を維持され、その上方に密閉状の本体側空間R1を形
成する。また、かかるOリング34により、仕切板30
外周と散水板40外周との間の水密も維持される一方、
仕切部61のOリング62により仕切部61と切換弁8
0との間の水密が維持され、仕切部61及び切換弁80
の内外方に、密閉状の脈流室R22及び連続流室R21
がそれぞれ形成される。
【0033】次に、本実施例の切換式シャワーの動作を
説明する。
【0034】本実施例の切換式シャワーは、滑り止め部
46を介して散水板40を適宜回転することにより、切
換弁80が一体的に同一方向に回転して図1(a)に示
す連続流位置及び図1(b)に示す脈流位置間で切換操
作され、両第1のポート81aまたは両第2のポート8
1bが、選択的に仕切板30の両連通孔31aと連通し
て、給水室Rの本体側空間R1と連続流室R21または
脈流室R22とが選択的に連通する。
【0035】そして、図1(a)に示すように、切換弁
80を連続流位置とすると、各第1のポート81aが仕
切板30の各連通孔31aと連通する。よって、グリッ
プ11の給水路11aから本体20の給水室Rへ流入す
る温冷水は、図中矢印で示すように、本体側空間R1か
ら仕切板30の各連通孔31a及び切換弁80の各第1
のポート81aを通って、切換弁80の各第1の案内部
84内に流入し、第1の案内部84に沿って案内され
て、第1の案内部84の切り欠き83aから流路形成壁
82の外側を通って連続流室R21へと導かれる。そし
て、連続流室R21に流入した温冷水は、散水板40の
連続流孔42aから通常のシャワーとして使用される連
続流となって噴出する。
【0036】一方、図1(b)に示すように、切換弁8
0を脈流位置とすると、各第2のポート81bが仕切板
30の各連通孔31aと連通する。よって、グリップ1
1の給水路11aから本体20の給水室Rへ流入する温
冷水は、図中矢印で示すように、本体側空間R1から仕
切板30の各連通孔31a及び切換弁80の各第2のポ
ート81bを通って、切換弁80の各第2の案内部85
内に流入し、第2の案内部85に沿って案内されて、第
2の案内部85の切り欠き83aから流路形成壁82内
の流路へと導かれる。そして、一方の第2のポート81
b及び第2の案内部85からの温冷水が、流路内に配置
した渦流板90の第1の渦流形成部92の傾斜状の上面
に側方から衝突し、渦流形成部92上面に沿って斜め下
方に案内されて、仕切部61内の脈流室R22に流入す
る。同時に、他方の第2のポート81b及び第2の案内
部85からの温冷水が、流路内に配置した渦流板90の
第2の渦流形成部93の傾斜状の上面に側方から衝突
し、渦流形成部93上面に沿って斜め下方に案内され
て、仕切部61内の脈流室R22に流入する。このと
き、第1及び第2の渦流形成部92,93により互いに
反対の斜め下方に流動案内された温冷水は、脈流室R2
2へ渦流となって流入し、かかる渦流が脈流室R22内
の羽根車70の羽根72の側面に衝突して羽根車70の
略周方向に付勢し、回転軸63を介して羽根車70を回
転させる。同時に、温冷水は、羽根車70の開放部73
が散水板40の脈流孔42aと対向したときに、開放部
73を介して脈流孔42aから外部に噴出されると共
に、遮断部74が脈流孔42aと対向したときは、遮断
部74により脈流孔42aからの噴出を遮断されるた
め、脈流孔42aからは、羽根車70の回転ピッチに応
じて断続的に脈流が噴出される。
【0037】このように、上記実施例の切換式シャワー
は、一端を円形の開口とした椀状をなし、内部に給水路
11aと連通する給水室Rを有する本体20と、前記本
体20の開口に固定リング50により回動自在に取付け
られ、前記給水室Rを形成すると共に、前記給水室Rと
外部とを連通する連続流孔43a及び脈流孔42aを、
散水部41の外周部及び中央部にそれぞれ有する有底円
筒状の散水板40と、前記本体20に対し前記開口と略
平行をなすよう水密に取付けられ、前記給水室Rを本体
側空間R1と散水板側空間R2とに区画すると共に、前
記本体側空間R1と散水板側空間R2とを連通する連通
孔31aを基部31に形成した有底円筒状の仕切板30
と、前記連続流孔43a及び脈流孔42a間を通過する
円筒状をなすよう前記散水板40に一体形成され、その
先端の開口を前記仕切板30に対向配置して、前記散水
板側空間R2を、前記連続流孔43aに連通する連続流
室R21と、前記脈流孔42aに連通する脈流室R22
とに区画する仕切部61と、前記散水板40と略平行な
面内で回転自在なよう前記仕切部61内の脈流室R22
の回転軸63に挿着して配置され、前記仕切部61の略
半径方向に延びる複数枚の羽根72と、隣接する所定対
の羽根72間に形成されて前記脈流孔42aを開放する
開放部73と、隣接する他の所定対の羽根72間に形成
されて前記脈流孔42aを遮断する遮断部74とを有す
る羽根車70と、前記仕切板30と仕切部61との間に
配置され、前記仕切板30に当接する円盤状の基部81
と、前記基部81の前記連通孔31aと連通する位置に
穿設された第1のポート81a及び第2のポート81b
と、前記第1のポート81aの内側及び前記第2のポー
ト81bの外側を通過する筒状をなすよう前記基部81
に一体形成され、その先端を前記仕切部61の先端開口
と水密に接続する流路形成壁82と、各ポート81a,
81bに切欠き83aを介して対向配置される第1及び
第2の案内部84,85からなり、前記第1のポート8
1aを連通孔31aと連通させて前記本体側空間R1と
連続流室R21とを連通する連続流位置と、前記第2の
ポート81bを連通孔31aと連通させて前記本体側空
間R1と脈流室R22とを連通する脈流位置との間で切
換操作自在な切換弁80と、前記流路形成壁82の内部
に配置され、前記第2のポート81bからの温冷水を渦
流に変換して前記羽根車80へと送給する渦流板90と
を具備する。
【0038】したがって、上記実施例は、散水板40を
適宜回転することにより、切換弁80が一体的に同一方
向に回転して連続流位置及び脈流位置間で切換操作さ
れ、両第1のポート81aまたは両第2のポート81b
が、選択的に仕切板30の両連通孔31aと連通して、
給水室Rの本体側空間R1と連続流室R21または脈流
室R22とが選択的に連通する。
【0039】そして、切換弁80を連続流位置とする
と、各第1のポート81aが仕切板30の各連通孔31
aと連通する。よって、給水路11aから本体20の給
水室Rへ流入する温冷水は、本体側空間R1から仕切板
30の各連通孔31a及び切換弁80の各第1のポート
81aを通って、切換弁80の流路形成壁82の外部に
流入し、流路形成壁82の外側を通って連続流室R21
へと導かれる。そして、連続流室R21に流入した温冷
水は、散水板40の連続流孔43aから通常のシャワー
として使用される連続流となって噴出する。
【0040】一方、切換弁80を脈流位置とすると、各
第2のポート81bが仕切板30の各連通孔31aと連
通する。よって、給水路11aから本体20の給水室R
へ流入する温冷水は、本体側空間R1から仕切板30の
各連通孔31a及び切換弁80の各第2のポート81b
を通って、切換弁80の流路形成壁82内の流路へと導
かれる。そして、第2のポート81bからの温冷水が、
流路内に配置した渦流板90により渦流とされて脈流室
R22へ流入し、かかる渦流が脈流室R22内の羽根車
70を回転させる。同時に、温冷水は、羽根車70の開
放部73が散水板40の脈流孔42aと対向したとき
に、開放部73を介して脈流孔42aから外部に噴出さ
れると共に、遮断部74が脈流孔42aと対向したとき
は、遮断部74により脈流孔42aからの噴出を遮断さ
れるため、脈流孔42aからは、羽根車70の回転ピッ
チに応じて断続的に脈流が噴出される。
【0041】その結果、切換弁80の脈流位置では、第
2のポート81bから流路形成壁82内の流路に流入す
る温冷水は、流路形成壁82の断面積に応じて大量とな
り、かかる大量の温冷水が渦流板90により渦流とされ
て、脈流室R22内の羽根車70を直接付勢して回転さ
せるため、給水路11aからの温冷水が低流量域にある
場合も、羽根車70を容易、かつ、円滑に安定して回転
させ、マッサージシャワー効果を得るために必要な量の
脈流を確実に提供することができる。また、羽根車70
を回転させるために、従来のように、複雑な温冷水の流
路を形成する必要はなく、そのための部品点数も少なく
てすむため、装置全体がシンプルかつコンパクトな構成
となり、装置全体を小型化すると共に、その製造コスト
をも低減することができる。
【0042】ところで、本発明の本体20は、一端を腕
状に開口し、内部にグリップ11の給水路11aと連通
する給水室Rを有すればよく、有底円筒椀状等、半球椀
状以外の形状としてもよい。また、散水板40は、本体
20の開口に取付けられて給水室Rを形成すると共に、
給水室Rと外部とを連通する連続流孔43a及び脈流孔
42aを有すればよく、内周領域42及び外周領域43
間に段差を設けない構成としたり、有底円筒状とするこ
となく略円盤状とする等、他の構成としてもよい。更
に、上記実施例の散水板40は、固定リング50を介し
て本体20に相対回動自在に取付けられているが、固定
リング50を省略し、本体20に直接回動自在に取付け
る構成としてもよい。また、散水板40を回動するため
の滑り止め部46は、上記実施例のもの以外に、例え
ば、図9に示すように、大きな凹凸状の滑り止め部47
としてもよい。
【0043】そして、仕切板30は、給水室Rを本体側
空間R1と散水板側空間R2とに区画すると共に、本体
側空間R1と散水板側空間R2とを連通する少なくとも
1個の連通孔31aを有すればよく、その形状を有底円
筒状とすることなく円盤状としたり、連通孔31aの形
状を楕円形または角形としたり、他の構成としてもよ
い。更に、仕切部61は、散水板側空間R2を、連続流
孔43aに連通する連続流室R21と、脈流孔42aに
連通する脈流室R22とに区画すると共に、内部に羽根
車70を回動自在に収容すれば他の構成としてもよい。
また、羽根車70は、散水板40の脈流孔42aと略平
行な面内で回転自在なよう脈流室R22に配置されると
共に、脈流孔42aを開放する開放部73と脈流孔42
aを遮断する遮断部74とを有するものであればよく、
羽根72の数を変更したり、開放部73または遮断部7
4の数乃至位置を変更したり、羽根72の形状を変更す
る等、他の構成としてもよい。
【0044】更に、切換弁80は、仕切板30と仕切部
61との間に配置されると共に、連通孔31aと選択的
に連通する第1のポート81a及び第2のポート81b
を有し、第1のポート81aを連通孔31aと連通させ
て本体側空間R1と連続流室R21とを連通する連続流
位置と、第2のポート81bを連通孔31aと連通させ
て本体側空間R1と脈流室R22とを連通する脈流位置
との間で切換操作自在であればよく、例えば、流路形成
壁82及び第1及び第2の案内部84,85を省略する
と共に、仕切部61の高さを基部81まで延長して流路
形成壁82を兼用し、第1のポート81aを仕切部61
外から直接連続流室R21へ連通し、第2のポート81
bを仕切部61内から直接脈流室R22へ連通する等、
他の構成としてもよい。また、第1ポート81a及び第
2ポート81bの数及び配置位置も、仕切板30の連通
孔31aの数及び配置位置に応じて、適宜変更してもよ
い。
【0045】そして、渦流板90は、切換弁80の第2
のポート81bと羽根車70との間に配置され、第2の
ポート81bからの温冷水を渦流に変換して羽根車70
へと送給するものであれば、上記実施例と異なる構成と
してもよい。
【0046】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明にかかる
切換式シャワーは、一端を椀状に開口し、内部に給水路
及び前記給水路と連通する給水室を有する本体と、前記
本体の開口に取付けられて前記本体と共に前記給水室を
形成し、前記給水室と外部とを連通する連続流孔及び脈
流孔を有する散水板と、前記給水室を本体側空間と散水
板側空間とに区画すると共に、前記本体側空間と散水板
側空間とを連通する連通孔を有する仕切板と、前記散水
板側空間を前記連続流孔に連通する連続流室と前記脈流
孔に連通する脈流室とに区画する散水板に形成された仕
切部と、前記脈流室に配置され、前記散水板の回転によ
り前記散水板の脈流孔を開放する開放部と脈流孔を遮断
する遮断部とを有する羽根車とを具備するものにおい
て、前記仕切板と散水板に形成された仕切部との間に、
前記連通孔と選択的に連通する第1のポート及び第2の
ポートを有する切換弁を配置し、前記第1のポートを連
通孔と連通させて前記本体側空間と連続流室とを連通す
る連続流位置と、前記第2のポートを連通孔と連通させ
て前記本体側空間と脈流室とを連通する脈流位置との間
で切換弁を切換自在とし、前記切換弁の第2のポートと
前記羽根車との間に渦流板を配置して、前記第2のポー
トからの温冷水を渦流に変換して前記羽根車へと送給す
るようにしたものである。
【0047】したがって、切換弁を連続流位置及び脈流
位置間で切換操作すると、第1のポートまたは第2のポ
ートが、選択的に仕切板の連通孔と連通して、給水室の
本体側空間と連続流室または脈流室とが選択的に連通す
る。
【0048】即ち、切換弁を連続流位置とすると、第1
のポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路
から本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から
仕切板の連通孔及び切換弁の第1のポートを通って連続
流室へと導かれる。そして、連続流室に流入した温冷水
は、散水板の連続流孔から通常のシャワーとして使用さ
れる連続流となって噴出する。
【0049】一方、切換弁を脈流位置とすると、第2の
ポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路か
ら本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から仕
切板の連通孔及び切換弁の第2のポートを通って渦流板
へと導かれる。渦流板により渦流とされた温冷水は、脈
流室へ流入し、かかる渦流が脈流室内の羽根車に衝突し
羽根車を回転させる。同時に、温冷水は、羽根車の開放
部が散水板の脈流孔と対向したときに、開放部を介して
脈流孔から外部に噴出されると共に、遮断部が脈流孔と
対向したときは、遮断部により脈流孔からの噴出を遮断
されるため、脈流孔からは、羽根車の回転ピッチに応じ
て断続的に脈流が噴出される。
【0050】その結果、切換弁の脈流位置では、第2の
ポートから流入する温冷水が、渦流板により渦流とされ
て、脈流室内の羽根車を直接付勢して回転させるため、
羽根車を容易、かつ、円滑に安定して回転させ、マッサ
ージシャワー効果を得るために必要な脈流を確実に提供
することができる。また、羽根車を回転させるために、
従来のように、複雑な温冷水の流路を形成する必要はな
く、そのための部品点数も少なくてすむため、装置全体
がシンプルかつコンパクトな構成となり、装置全体を小
型化すると共に、その製造コストをも低減することがで
きる。
【0051】請求項2の発明にかかる切換式シャワー
は、請求項1の発明において、前記切換弁を、前記仕切
板の略全体に当接すると共に、前記第1及び第2のポー
トを有する基部と、前記第1のポートの内側及び前記第
2のポートの外側を通過する筒状をなすよう前記基部に
一体形成され、その先端を前記散水板に形成された仕切
部と水密に接続される流路形成壁より構成し、前記渦流
板を前記流路形成壁の内部に配置したものである。
【0052】したがって、切換弁の流路形成壁内に第2
のポートから脈流室へと向かう流路が形成され、渦流板
がかかる流路に配置される。よって、切換弁の第1のポ
ートまたは第2のポートからの温冷水は、流路形成壁に
沿って連続流室または渦流板乃至脈流室へと確実かつ円
滑に案内される。
【0053】その結果、切換弁の脈流位置では、第2の
ポートから流路形成壁内の流路に流入する温冷水は、流
路形成壁の断面積に応じて大量となり、かかる大量の温
冷水が渦流板により渦流とされて、脈流室内の羽根車を
直接付勢して回転させるため、給水路からの温冷水が低
流量域にある場合も、羽根車を容易、かつ、円滑に安定
して回転させ、マッサージシャワー効果を得るために必
要な量の脈流を確実に提供することができる。
【0054】請求項3の発明にかかる切換式シャワー
は、一端に円形の開口を有する椀状をなし、内部に給水
路と連通する給水室を有する本体と、前記本体の開口に
取付けられて前記給水室を形成すると共に、前記給水室
と外部とを連通する連続流孔及び脈流孔を外周部及び中
央部にそれぞれ有する散水板と、前記本体に対し前記開
口と略平行をなすよう水密に取付けられ、前記給水室を
本体側空間と散水板側空間とに区画すると共に、前記本
体側空間と散水板側空間とを連通する連通孔を有する仕
切板と、前記連続流孔及び脈流孔間を通過する筒状をな
すよう前記散水板に一体形成され、その先端の開口を前
記仕切板に対向配置して、前記散水板側空間を、前記連
続流孔に連通する連続流室と、前記脈流孔に連通する脈
流室とに区画する散水板に形成された仕切部と、前記散
水板と略平行な面内で回転自在なよう前記散水板に形成
された仕切部内の脈流室に配置され、前記散水板に形成
された仕切部の略半径方向に延びる複数枚の羽根と、隣
接する所定対の羽根間に形成されて前記脈流孔を開放す
る開放部と、隣接する他の所定対の羽根間に形成されて
前記脈流孔を遮断する遮断部とを有する羽根車とを具備
するものにおいて、前記第1の仕切り板と散水板に形成
された仕切部との間に、前記仕切板に当接する基部と、
前記基部の前記連通孔と連通する位置に穿設された第1
のポート及び第2のポートと、前記第1のポートの内側
及び前記第2のポートの外側を通過する筒状をなすよう
前記基部に一体形成され、その先端を前記散水板に形成
された仕切部の先端開口と水密に接続する流路形成壁か
らなる切換弁を配置し、切換弁を前記第1のポートを連
通孔と連通させて前記本体側空間と連続流室とを連通す
る連続流位置と、前記第2のポートを連通孔と連通させ
て前記本体側空間と脈流室とを連通する脈流位置との間
で切換自在とし、前記流路形成壁の内部に渦流板を配置
して、前記第2のポートからの温冷水を渦流に変換して
前記羽根車へと送給するものである。
【0055】したがって、切換弁を連続流位置及び脈流
位置間で切換操作すると、第1のポートまたは第2のポ
ートが、選択的に仕切板の連通孔と連通して、給水室の
本体側空間と連続流室または脈流室とが選択的に連通す
る。
【0056】即ち、切換弁を連続流位置とすると、第1
のポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路
から本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から
仕切板の連通孔及び切換弁の第1のポートを通って、切
換弁の流路形成壁の外部に流入し、流路形成壁の外側を
通って連続流室へと導かれる。そして、連続流室に流入
した温冷水は、散水板の連続流孔から通常のシャワーと
して使用される連続流となって噴出する。
【0057】一方、切換弁を脈流位置とすると、第2の
ポートが仕切板の連通孔と連通する。よって、給水路か
ら本体の給水室へ流入する温冷水は、本体側空間から仕
切板の連通孔及び切換弁の第2のポートを通って、切換
弁の流路形成壁内の流路へと導かれる。そして、第2の
ポートからの温冷水が、流路内に配置した渦流板により
渦流とされて脈流室へ流入し、かかる渦流が脈流室内の
羽根車を回転させる。同時に、温冷水は、羽根車の開放
部が散水板の脈流孔と対向したときに、開放部を介して
脈流孔から外部に噴出されると共に、遮断部が脈流孔と
対向したときは、遮断部により脈流孔からの噴出を遮断
されるため、脈流孔からは、羽根車の回転ピッチに応じ
て断続的に脈流が噴出される。
【0058】その結果、切換弁の脈流位置では、第2の
ポートから流路形成壁内の流路に流入する温冷水は、流
路形成壁の断面積に応じて大量となり、かかる大量の温
冷水が渦流板により渦流とされて、脈流室内の羽根車を
直接付勢して回転させるため、給水路からの温冷水が低
流量域にある場合も、羽根車を容易、かつ、円滑に安定
して回転させ、マッサージシャワー効果を得るために必
要な量の脈流を確実に提供することができる。また、羽
根車を回転させるために、従来のように、複雑な温冷水
の流路を形成する必要はなく、そのための部品点数も少
なくてすむため、装置全体がシンプルかつコンパクトな
構成となり、装置全体を小型化すると共に、その製造コ
ストをも低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例の切換式シャワーのシ
ャワーヘッドを示す断面図であり、(a)は切換弁を連
続流位置とした状態を、(b)は切換弁を脈流位置とし
た状態を示す。
【図2】図2は本発明の一実施例の切換式シャワーの本
体を示し、(a)は本体の開口側を示す平面図、(b)
は(a)のA−A線断面図である。
【図3】図3は本発明の一実施例の切換式シャワーの散
水板を示し、(a)は散水板の内面側を示す平面図、
(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は散水板の外
面側を示す平面図である。
【図4】図4は本発明の一実施例の切換式シャワーの羽
根車を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面
図、(c)はその斜視図である。
【図5】図5は本発明の一実施例の切換式シャワーの固
定リングを示し、(a)はその内面側を示す平面図、
(b)は(a)のC−C線断面図である。
【図6】図6は本発明の一実施例の切換式シャワーの仕
切板を示し、(a)はその平面図、(b)は(a)のD
−D線断面図である。
【図7】図7は本発明の一実施例の切換式シャワーの渦
流板を示し、(a)はその平面図、(b)は(a)のE
−E線断面図、(c)は(a)のF−F線断面図、
(d)はその斜視図である。
【図8】図8は本発明の一実施例の切換式シャワーの切
換弁を示し、(a)はその平面図、(b)はその底面
図、(c)は(a)のG−G線断面図、(d)は第1及
び第2ポート部分を切欠いて示す斜視図である。
【図9】図9は本発明の切換式シャワーの散水板の別例
を示し、(a)はその平面図、(b)はその側面図であ
る。
【図10】図10は従来の切換式シャワーを示す断面図
である。
【符号の説明】
11a 給水路 20 本体 30 仕切板 31a 連通孔 40 散水板 43a 連続流孔 42a 脈流孔 61 仕切部 70 羽根車 72 羽根 73 開放部 74 遮断部 80 切換弁 81 基部 81a 第1のポート 81b 第2のポート 82 流路形成壁 90 渦流板 R 給水室 R1 本体側空間 R2 散水板側空間 R21 連続流室 R22 脈流室

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端を椀状に開口し、内部に給水路及び
    前記給水路と連通する給水室を有する本体と、 前記本体の開口に取付けられて前記本体と共に前記給水
    室を形成し、前記給水室と外部とを連通する連続流孔及
    び脈流孔を有する散水板と、 前記給水室を本体側空間と散水板側空間とに区画すると
    共に、前記本体側空間と散水板側空間とを連通する連通
    孔を有する仕切板と、 前記散水板側空間を前記連続流孔に連通する連続流室と
    前記脈流孔に連通する脈流室とに区画する散水板に形成
    された仕切部と、 前記脈流室に配置され、前記散水板の回転により前記散
    水板の脈流孔を開放する開放部と脈流孔を遮断する遮断
    部とを有する羽根車と、 前記仕切板と散水板に形成された仕切部との間に配置さ
    れ、前記連通孔と選択的に連通する第1のポート及び第
    2のポートを有し、前記第1のポートを連通孔と連通さ
    せて前記本体側空間と連続流室とを連通する連続流位置
    と、前記第2のポートを連通孔と連通させて前記本体側
    空間と脈流室とを連通する脈流位置との間で切換自在な
    切換弁と、 前記切換弁の第2のポートと前記羽根車との間に配置さ
    れ、前記第2のポートからの温冷水を渦流に変換して前
    記羽根車へと送給する渦流板とを具備する切換式シャワ
    ー。
  2. 【請求項2】 前記切換弁は、前記仕切板の略全体に当
    接すると共に、前記第1及び第2のポートを有する基部
    と、前記第1のポートの内側及び前記第2のポートの外
    側を通過する筒状をなすよう前記基部に一体形成され、
    その先端を前記散水板に形成された仕切部と水密に接続
    される流路形成壁からなり、前記渦流板は前記流路形成
    壁の内部に配置される請求項1記載の切換式シャワー。
  3. 【請求項3】 一端に円形の開口を有する椀状をなし、
    内部に給水路と連通する給水室を有する本体と、 前記本体の開口に取付けられて前記給水室を形成すると
    共に、前記給水室と外部とを連通する連続流孔及び脈流
    孔を外周部及び中央部にそれぞれ有する散水板と、 前記本体に対し前記開口と略平行をなすよう水密に取付
    けられ、前記給水室を本体側空間と散水板側空間とに区
    画すると共に、前記本体側空間と散水板側空間とを連通
    する連通孔を有する仕切板と、 前記連続流孔及び脈流孔間を通過する筒状をなすよう前
    記散水板に一体形成され、その先端の開口を前記仕切板
    に対向配置して、前記散水板側空間を、前記連続流孔に
    連通する連続流室と、前記脈流孔に連通する脈流室とに
    区画する散水板に形成された仕切部と、 前記散水板と略平行な面内で回転自在なよう前記散水板
    に形成された仕切部内の脈流室に配置され、前記散水板
    に形成された仕切部の略半径方向に延びる複数枚の羽根
    と、隣接する所定対の羽根間に形成されて前記脈流孔を
    開放する開放部と、隣接する他の所定対の羽根間に形成
    されて前記脈流孔を遮断する遮断部とを有する羽根車
    と、 前記仕切板と散水板に形成された仕切部との間に配置さ
    れ、前記仕切板に当接する基部と、前記基部の前記連通
    孔と連通する位置に穿設された第1のポート及び第2の
    ポートと、前記第1のポートの内側及び前記第2のポー
    トの外側を通過する筒状をなすよう前記基部に一体形成
    され、その先端を前記散水板に形成された仕切部の先端
    開口と水密に接続する流路形成壁からなり、前記第1の
    ポートを連通孔と連通させて前記本体側空間と連続流室
    とを連通する連続流位置と、前記第2のポートを連通孔
    と連通させて前記本体側空間と脈流室とを連通する脈流
    位置との間で切換操作自在な切換弁と、 前記流路形成壁の内部に配置され、前記第2のポートか
    らの温冷水を渦流に変換して前記羽根車へと送給する渦
    流板とを具備する切換式シャワー。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000116561A (ja) * 1998-10-16 2000-04-25 Inax Corp シャワーヘッド
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JP2006272042A (ja) * 2005-03-28 2006-10-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd マッサージノズルおよびそれを用いたシャワー装置
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