JPH0837065A - カードエッジコネクタ - Google Patents

カードエッジコネクタ

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JPH0837065A
JPH0837065A JP5294018A JP29401893A JPH0837065A JP H0837065 A JPH0837065 A JP H0837065A JP 5294018 A JP5294018 A JP 5294018A JP 29401893 A JP29401893 A JP 29401893A JP H0837065 A JPH0837065 A JP H0837065A
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housing
inner housing
terminal
outer housing
edge connector
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Yasuo Matsushita
靖生 松下
Hisashi Kokufuya
恒 国府谷
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 接続を小さい力で行なうことができ、かつ導
電端子の変形を防止する。 【構成】 筺形のアウターハウジング20の内側面と、
導電端子41を収容するインナーハウジング30の外側
面には、回転軸25と筒状の軸受け31とを形成し、両
者を組み合わせて回転可能に保持している。軸受け31
の周壁における挿入方向の側に切り欠き31aを形成
し、インナーハウジング30を挿入していくときに切り
欠き31aを回転軸25に押しつけて両者を組み付け
る。ばね部材42はインナーハウジング30を当接部4
1aが端子51aから離れる方向に付勢しており、プリ
ント基板の端部51をアウターハウジング20内に挿入
し始めたときには同端部51は当接部41aに軽く接す
るが、奥まで押し込むときに端部51を囲むフード52
に形成した導入カム55がインナーハウジング30を端
部51の側に回転させ、当接部41aと端子51aとを
強く押しつけて接続させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント基板の縁部両
面に複数の短冊形の端子を形成した接続部に対し、複数
の端子金具を保持しつつ、各端子金具の一部の舌片を各
端子に押しつけて電気的に接続せしめるカードエッジコ
ネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】カードエッジコネクタはプリント基板の
縁部に形成された接続部を挟み込むようにして接続す
る。ここにおいて、プリント基板の接続部は、プリント
線路の一部を当該プリント基板の縁部にて短冊形に形成
した端子を、当該縁部の両面に複数個だけ並設したもの
である。従来、この種のカードエッジコネクタとして、
図5および図6に示すものが知られている。
【0003】図において、プリント基板の端部1の両面
には図示しない端子を形成してあり、カードエッジコネ
クタ2における箱形のハウジング3には当該端部1を挿
入可能なスリット状の挿入口4が形成されている。ハウ
ジング3は当該挿入口4から奥側へ連通する細長い空間
を挟み込むようにして端子金具5,5を保持しており、
各端子金具5,5はこの空間に向けて突出する可撓性を
有する舌片状の当接部6を備えている。かかる構成にお
いて、カードエッジコネクタ2をプリント基板の端部1
に接続するには、ハウジング3の挿入口4に同端部1を
あてがい、そのまま図6に示すまで同端部1を挿入口4
内に押し込んでいく。このとき、端部1は挿入口4の奥
の空間に対して両側方から突出している舌片状の当接部
6を押し開きつつ奥に向かって進入していく。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のカード
エッジコネクタにおいては、端部1を挿入させるときに
当接部6に対して斜めに当接して滑りながら撓ませるよ
うに作用しているが、斜めに押し開くときの抵抗が大き
く、挿入の仕方によってはうまく滑らないこともあり、
当接部6を変形させてしまうことがあるという課題があ
った。また、抵抗が大きいので作業性も良くないという
課題があった。本発明は、上記課題にかんがみてなされ
たもので、プリント基板などの板材との接続を小さい力
で行なうことができるとともに、しかも作業性の低下や
導電端子の変形などを防止することが可能なカードエッ
ジコネクタの提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、複数の導電端子を保持
し、当該導電端子の当接部を板材縁部の表面における所
定位置に露出して形成された端子に当接せしめて接続す
るカードエッジコネクタにおいて、上記導電端子の当接
部を所定方向に突出させて保持するインナーハウジング
と、一面には上記板材縁部を挿入可能な挿入口を有し、
当該挿入口を形成した面と反対の面には上記インナーハ
ウジングを挿入可能な開口を有するアウターハウジング
と、上記アウターハウジング内で上記インナーハウジン
グに保持された導電端子の当接部が上記板材縁部の端子
に対して当接及び離反可能なように当該インナーハウジ
ングを回転可能に保持する保持機構と、上記インナーハ
ウジングにおける導電端子の当接部が、当該アウターハ
ウジング内に上記板材縁部を挿入していくときに上記端
子に近接して当接するとともに当該アウターハウジング
内から上記板材縁部を抜き出すときに離反するように当
該インナーハウジングを回転させる回転機構とを備え、
かつ、上記保持機構は、インナーハウジングの外側面と
アウターハウジングの内側面とに形成された一対の回転
軸と当該回転軸が挿入されて回転可能な筒状の軸受けと
からなるとともに、軸受け側の筒状とした側面周壁には
側面方向から上記回転軸を押し込むことにより当該筒内
にて同回転軸を保持可能な切り欠きが形成してあるとと
もに、切り欠きの開口方向はアウターハウジング内への
インナーハウジングの挿入方向と一致させた構成として
ある。
【0006】また、請求項2にかかる発明は、請求項1
に記載のカードエッジコネクタにおいて、上記インナー
ハウジングを、上記板材縁部における両面の端子に対し
て一対設けた構成としてある。さらに、請求項3にかか
る発明は、請求項2に記載のカードエッジコネクタにお
いて、上記回転機構は、上記インナーハウジングを上記
導電端子の当接部が上記板材縁部の端子から離反する方
向に回転させようとするバネ機構と、上記インナーハウ
ジングを上記板材縁部に近接させたときに上記導電端子
の当接部が上記板材縁部の端子に近接する方向に当該イ
ンナーハウジングを回転させるカム機構とから構成さ
れ、かつ、上記バネ機構は、上記アウターハウジングの
内側面であって上記一対のインナーハウジングに対する
上記保持機構の間に立設されたアウター側保持部材と、
インナーハウジングにおける上記保持機構を備えた方向
の外側面から上記アウターハウジングの内側面に向けて
立設したインナー側保持部材と、中央部を上記アウター
側保持部材に係止可能であるとともに両端部をそれぞれ
のインナーハウジングにおけるインナー側保持部材に係
止して押し広げることが可能な屈曲ばね部材とを備えた
構成としてある。
【0007】
【作用】上記のように構成した請求項1にかかる発明に
おいては、導電端子の当接部を所定方向に突出させて保
持するインナーハウジングは保持機構にてアウターハウ
ジング内で回転可能に保持されており、これが回転する
ことにより上記保持された導電端子の当接部は板材縁部
の端子に対して当接及び離反可能なようになっている。
そして、回転機構はインナーハウジングを回転させるこ
とにより、アウターハウジング内に板材縁部を挿入して
いくときに導電端子の当接部を上記端子に近接させて当
接せしめる一方、アウターハウジング内から板材縁部を
抜き出すときには当接部を離反させる。
【0008】アウターハウジングの一面には板材縁部を
挿入可能な挿入口が形成されているが当該挿入口を形成
した面と反対の面には上記インナーハウジングを挿入可
能な開口を形成してあり、組み立て時にはこの開口から
インナーハウジングを挿入していく。ここにおいて、保
持機構は、インナーハウジングの外側面とアウターハウ
ジングの内側面とに形成された一対の回転軸と当該回転
軸が挿入されて回転可能な筒状の軸受けとから構成され
ているし、また、軸受け側の筒状とした側面周壁には、
アウターハウジング内へのインナーハウジングの挿入方
向と一致させて切り欠きが形成してある。このため、イ
ンナーハウジングをアウターハウジングへ挿入していく
ときには、切り欠きの開口に向かって回転軸を押し込む
ことになり、押し込んだ後には筒内にて同回転軸は回転
可能に保持される。
【0009】また、上記のように構成した請求項2にか
かる発明においては、板材縁部における両面の端子に対
してインナーハウジングを一対設けてあり、両面から挟
み込むように接続する。さらに、上記のように構成した
請求項3にかかる発明においては、導電端子の当接部が
板材縁部の端子から離反する方向にバネ機構がインナー
ハウジングを回転させようとしているので、板材縁部を
挿入する前は導電端子が同板材縁部に当接しないように
なっている。一方、カム機構は、板材縁部をインナーハ
ウジングに近接させて挿入させていくときにインナーハ
ウジングを回転させ、導電端子の当接部を板材縁部の端
子に近接させていって両者を接続させる。
【0010】ここにおいて、バネ機構を組み付けるとき
には、アウターハウジングの内側面であって保持機構の
間に一対立設されたアウター側保持部材に対して中央部
を屈曲させたばね部材を係止させ、その両端がアウター
ハウジング内で開いた状態にしておき、上述したように
インナーハウジングをアウターハウジング内に押し込む
ようにして保持機構にて係止させる。インナーハウジン
グの外側面であって、アウター側保持部材が立設されて
いる保持機構の側の面にはアウターハウジングの内側面
に向けてインナー側保持部材が立設してあるので、一対
のインナーハウジングにおけるそれぞれのインナー側保
持部材はばね部材の両端を挟み込むようにして挿入され
る。従って、ばね部材はインナー側保持部材に係止して
押し広げるため、インナーハウジングは互いに反対方向
に回転しようとし、両者の間に板材縁部を挿入可能な空
間を形成しておく。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、アウター
ハウジング内に回転可能に保持されたインナーハウジン
グが導電端子を保持しており、導電端子はインナーハウ
ジングが回転して板材縁部の端子に当接するようになっ
ているため、板材縁部が導電端子の当接部を無理に押し
つけるようなことがなくなり、破損や変形などを生じな
くすることができるし、接続を小さな力で行なうことが
できる。また、インナーハウジングをアウターハウジン
グ内に挿入していくだけで組み付けることができるた
め、組付の作業性は良好である。また、請求項2の発明
によれば、一対のインナーハウジングで板材縁部を両面
から挟み込むため、位置ズレを矯正できる。
【0012】さらに、請求項3の発明によれば、平常時
はインナーハウジングが板材縁部から離れる方向に付勢
されており、板材縁部の挿入を妨げず、板材縁部を挿入
したときに同板材縁部を挟み込むように駆動されるの
で、板材縁部を挿入し始めるときにインナーハウジング
に当接することがなくなる。また、屈曲したばね材をア
ウターハウジングのピンに引っ掛けておいてインナーハ
ウジングを挿入させるだけで、ばね機構を組み付けるこ
とができ、組付作業性が良い。
【0013】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例を説
明する。図1は、本発明の一実施例にかかるカードエッ
ジコネクタの分解斜視図である。
【0014】同図において、カードエッジコネクタ10
は、箱形のアウターハウジング20内にて偏平箱形の二
つのインナーハウジング30を回転可能に保持してい
る。後面を開放した箱形に形成されたアウターハウジン
グ20の前壁には、水平方向にスリット状に開口する挿
入口21を有しており、上壁の中央部分には前後方向に
配向されて上下方向に可撓性を有するロックアーム22
を備えている。なお、ロックアーム22の中央部には上
方に向けて突出するロック爪22aを形成してあり、後
端には操作ノブ22bを形成してある。上壁と下壁には
アウターハウジング20の内外を連通させる切り欠き2
3が上記ロックアーム22を挟む位置にて前壁へ連続す
るようにしてそれぞれ一対ずつ形成されている。また、
アウターハウジング20の外面には、上壁と下壁の端部
及び側壁の中央部より、それぞれ上下及び外方に向けて
突出するリブ20aを前後方向に配向して形成してい
る。さらに、側壁内面には中央高さ位置に内方に向かっ
て突出する短円柱状の一対のアウター側保持部材24を
形成するとともに、後方の開口端に近い位置には上方側
と下方側にそれぞれ短円柱状の一対の回転軸25を形成
してある。
【0015】インナーハウジング30はアウターハウジ
ング20の内部に挿入可能な幅となっており、両側面に
おける後方側には上記回転軸25を挿入して回転可能な
筒状の軸受け31を突出して形成してある。同軸受け3
1の筒状の周壁には前方側に上記回転軸25よりもわず
かに小さめとした切り欠き31aを形成してあり、この
周壁を含めて全体はわずかに可撓性を有する素材で形成
してある。軸受け31を形成した側面の前方側には平板
状のばね受け32を外方に突出するように形成してい
る。また、インナーハウジング30自体は端子金具41
を収容可能な端子収容室33を横方向に並設した構成と
なっており、後方側に端子金具41の挿入口34を開口
させている。同端子金具41は側方に突出する舌片状の
当接部41aを備えており、当該インナーハウジング3
0の一面には上記端子収容室33に連通する連通口35
を開口させて上記当接部41aが当該連通口35よりイ
ンナーハウジング30の外面に突出可能なように構成し
ている。なお、インナーハウジング30の両側面から上
記軸受け31とばね受け32とが突出することにより、
当該インナーハウジング30の幅はアウターハウジング
20の内側面にちょうど当接する程度の幅となってい
る。
【0016】ばね部材42は中央部42aで折り返すと
ともに両端42bは外方に屈曲せしめてある。当該ばね
部材42はアウターハウジング20の内側面にて中央部
42aをアウター側保持部材24に引っ掛けて前方側に
配向され、両端部42bがインナーハウジング30のば
ね受け32の前端に係止可能な長さとしている。電子回
路筺体50からはプリント基板の端部51が突出してい
るとともに、当該端部51の周囲を囲み込むように筒状
のフード52が形成されている。同フード52の内周面
はアウターハウジング20の外形に沿って形成されてお
り、各リブ20aが挿入可能な溝53を備えるととも
に、ロックアーム22を導入して係止可能な溝状のアー
ム挿入部54を上方に突出せしめて形成している。ま
た、アウターハウジング20の上壁と下壁に形成した切
り欠き23に対応して当該フード52の内面側には導入
カム55を突出して形成してあり、同導入カム55は奥
側に向かうにつれて突出高さが高くなっている。なお、
プリント基板の端部51の両面にはインナーハウジング
30の連通口35を形成した位置に対応してプリント線
路の端部を短冊形とした端子51aを形成している。
【0017】次に、上記構成からなる本実施例の動作を
説明する。カードエッジコネクタ10を組み付けるにあ
たり、インナーハウジング30の端子収容室33内に挿
入口34を介して端子金具41を挿入しておく。このと
き、端子収容室33における連通口35を形成した内周
壁に向けて当接部41aを挿入することにより、端子金
具41を押し込んだときに同当接部41aが連通口35
より突出する。なお、端子金具41を挿入するのは当該
カードエッジコネクタ10を組み上げてからでもよい。
一方、アウターハウジング20の後面側の開口を上に向
けておき、ばね部材42の端部42bを下に向けて中央
部42を上にして当該中央部42にてアウターハウジン
グ20の内側面に形成したアウター側保持部材24に引
っ掛ける。この状態でばね部材42の両端部42bは当
該アウターハウジング20の奥側で上壁と下壁に向かっ
てそれぞれ開いた状態となっている。
【0018】上述したようにして端子金具41を収容し
た一対のインナーハウジング30を、上記連通口35が
開口する側を向かい合わせ、アウターハウジング20の
内部に挿入していく。このとき、それぞれのインナーハ
ウジング30のばね受け32がばね部材42を挟み込む
ようにして挿入する。インナーハウジング30の軸受け
31に形成した切り欠き31aをアウターハウジング2
0の回転軸25に当接させ、力を入れてインナーハウジ
ング30を押し込むと、回転軸25は切り欠き31aを
介して軸受け31に入り込む。このように、切り欠き3
1aがインナーハウジング30の挿入方向に開口するよ
うに形成されているため、インナーハウジング30を収
容していくのと同時に装着できる。
【0019】インナーハウジング30を押し込んでいく
ときにばね受け32はアウターハウジング20の内側面
に接しながら入っていくため、それぞれのインナーハウ
ジング30のばね受け32に挟まれたばね部材42は当
該ばね受け32に接して両インナーハウジング30を押
し開くように付勢する。また、ばね部材42は端部42
bにてばね受け32の前端に引っ掛かり、中央部42a
にてアウター側保持部材24の後面側に引っ掛かってい
るため、前後に位置ずれすることなく常に両回転軸25
を支点としてインナーハウジング30を開かせるように
作用している。このようにしてカードエッジコネクタ1
0が組み上がったら、図2に示すようにして電子回路筺
体50から突出しているフード52内に挿入していく。
アウターハウジング20の各リブ20aをフード52の
溝53に位置合わせし、前壁の側から徐々に挿入してい
くと、導入カム55はアウターハウジング20の切り欠
き23内に挿入されるが、突出高さが低いため、アウタ
ーハウジング20に対する位置合わせ程度に作用するだ
けで内側に向かって進入するほどではない。一方、両イ
ンナーハウジング30はばね部材42の作用により回転
軸24を支点として互いに離れるように回転させられて
おり、両者の間には空間ができている。このため、アウ
ターハウジング20の前壁に形成した挿入口21を介し
てプリント基板の端部51がアウターハウジング20内
に進入してきても、当接部41aに軽く接する程度であ
る。
【0020】しかし、さらに押し込んでいって、図3に
示すように導入カム55における突出高さの高い部分が
切り欠き23内に挿入されてくると、インナーハウジン
グ30の前端角部が導入カム55の斜面に当接する。導
入カム55はフード52の上下内面に形成されており、
奥に向かうほど突出高さが高くなっているので、このよ
うにしてインナーハウジング30の前端角部が導入カム
55の斜面に当接して押し込まれると、両インナーハウ
ジング30は中央に向かって寄り合うように近接せざる
をえなくなる。近接するにしたがって、連通口35を介
して突出している端子金具41の当接部41aはプリン
ト基板の端部51の表面に形成した端子51aに強く押
しつけられていく。ただし、インナーハウジング30自
体が回転軸25と軸受け31を支点として回転しながら
端子金具41をプリント基板の端部51に押しつけるよ
うにしているため、同端子金具41は端部51に対して
概ね直角に近い角度で押しつけられる。このようにして
押しつけられた場合は、当接部41aが自然に押さえ込
まれるので、変形などを避けることができる。
【0021】アウターハウジング20をフード52の奥
まで挿入すると、図4に示すように、両インナーハウジ
ング30は概ね平行に向かい合い、当接部41aがプリ
ント基板の端部51を中央に挟み込んで端子51aに接
続した状態となる。なお、端部51を両側から挟み込む
ため、中央に位置決めすることができる。このように、
筺形のアウターハウジング20の内側面と、導電端子4
1を収容するインナーハウジング30の外側面には、そ
れぞれ回転軸25と筒状の軸受け31とを形成し、両者
を組み合わせて回転可能に保持している。このとき、軸
受け31の周壁における挿入方向の側に切り欠き31a
を形成し、インナーハウジング30を挿入していくとき
に切り欠き31aを回転軸25に押しつけて両者を組み
付ける。また、ばね部材42はインナーハウジング30
を当接部41aが端子51aから離れる方向に付勢して
おり、プリント基板の端部51をアウターハウジング2
0内に挿入し始めたときには同端部51は当接部41a
に軽く接する程度となるが、奥まで押し込むときに端部
51を囲むフード52に形成した導入カム55がインナ
ーハウジング30を端部51の側に回転させ、当接部4
1aと端子51aとを強く押しつけて接続させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるカードエッジコネク
タの分解斜視図である。
【図2】カードエッジコネクタの接続過程を示す断面図
である。
【図3】カードエッジコネクタの接続過程を示す断面図
である。
【図4】カードエッジコネクタの接続過程を示す断面図
である。
【図5】従来のカードエッジコネクタの接続過程を示す
断面図である。
【図6】従来のカードエッジコネクタの接続過程を示す
断面図である。
【符号の説明】
10…カードエッジコネクタ 20…アウターハウジング 21…挿入口 24…アウター側保持部材 25…回転軸 30…インナーハウジング 35…連通口 41…端子金具 41a…当接部 42…ばね部材 51…端部 51a…端子 55…導入カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の導電端子を保持し、当該導電端子
    の当接部を板材縁部の表面における所定位置に露出して
    形成された端子に当接せしめて接続するカードエッジコ
    ネクタにおいて、 上記導電端子の当接部を所定方向に突出させて保持する
    インナーハウジングと、 一面には上記板材縁部を挿入可能な挿入口を有し、当該
    挿入口を形成した面と反対の面には上記インナーハウジ
    ングを挿入可能な開口を有するアウターハウジングと、 上記アウターハウジング内で上記インナーハウジングに
    保持された導電端子の当接部が上記板材縁部の端子に対
    して当接及び離反可能なように当該インナーハウジング
    を回転可能に保持する保持機構と、 上記インナーハウジングにおける導電端子の当接部が、
    当該アウターハウジング内に上記板材縁部を挿入してい
    くときに上記端子に近接して当接するとともに当該アウ
    ターハウジング内から上記板材縁部を抜き出すときに離
    反するように当該インナーハウジングを回転させる回転
    機構とを備え、 かつ、上記保持機構は、インナーハウジングの外側面と
    アウターハウジングの内側面とに形成された一対の回転
    軸と当該回転軸が挿入されて回転可能な筒状の軸受けと
    からなるとともに、軸受け側の筒状とした側面周壁には
    側面方向から上記回転軸を押し込むことにより当該筒内
    にて同回転軸を保持可能な切り欠きが形成してあるとと
    もに、切り欠きの開口方向はアウターハウジング内への
    インナーハウジングの挿入方向と一致させてあることを
    特徴とするカードエッジコネクタ。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のカードエッジコネ
    クタにおいて、上記インナーハウジングは、上記板材縁
    部における両面の端子に対して一対設けられていること
    を特徴とするカードエッジコネクタ。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のカードエッジコネ
    クタにおいて、上記回転機構は、上記インナーハウジン
    グを上記導電端子の当接部が上記板材縁部の端子から離
    反する方向に回転させようとするバネ機構と、上記イン
    ナーハウジングを上記板材縁部に近接させたときに上記
    導電端子の当接部が上記板材縁部の端子に近接する方向
    に当該インナーハウジングを回転させるカム機構とから
    構成され、 かつ、上記バネ機構は、上記アウターハウジングの内側
    面であって上記一対のインナーハウジングに対する上記
    保持機構の間に立設されたアウター側保持部材と、イン
    ナーハウジングにおける上記保持機構を備えた方向の外
    側面から上記アウターハウジングの内側面に向けて立設
    したインナー側保持部材と、中央部を上記アウター側保
    持部材に係止可能であるとともに両端部をそれぞれのイ
    ンナーハウジングにおけるインナー側保持部材に係止し
    て押し広げることが可能な屈曲ばね部材とから構成され
    ていることを特徴とするカードエッジコネクタ。
JP5294018A 1993-08-06 1993-10-28 カードエッジコネクタ Expired - Lifetime JP2833451B2 (ja)

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