JPH0836748A - 磁気カード及びこの磁気カードの読取方法 - Google Patents

磁気カード及びこの磁気カードの読取方法

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JPH0836748A
JPH0836748A JP6174030A JP17403094A JPH0836748A JP H0836748 A JPH0836748 A JP H0836748A JP 6174030 A JP6174030 A JP 6174030A JP 17403094 A JP17403094 A JP 17403094A JP H0836748 A JPH0836748 A JP H0836748A
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JP
Japan
Prior art keywords
magnetic
magnetic card
layer
card
magnetic layer
Prior art date
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Pending
Application number
JP6174030A
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English (en)
Inventor
Naoyuki Endo
尚行 遠藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Publication date
Application filed by Tokin Corp filed Critical Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーコード等の特殊なセキュリティー機能を
必要としない磁気カードを提供すること。 【構成】 磁気カードは非磁性支持体1とこの非磁性支
持体の主面上に形成された磁性層2及び3を備えてお
り、磁性層2は第1の保磁力を有し、磁性層3は第1の
保磁力よりも高い第2の保磁力を有している。この磁気
カードを読み取る際、所定のバイアス電流を磁気カード
に印加すると、磁性層2のみが消磁され、磁性層2が消
磁された磁気パターンが得られる。この磁気パターンに
よって磁気カードの真偽を確認する。つまり、上記の磁
気パターンをセキュリティー機能として用いる。そし
て、磁性層3に記録された情報が読み取られ、この情報
に基づいて適宜処理が実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気カードに関し、特
に、偽造防止機能を備える磁気カードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気カードは、非磁性支持体
と、この非磁性支持体の一主面全体に単層又は多層に形
成された磁気記録用磁性層とを有しており、磁気記録用
磁性層には、例えば、情報が書き込まれる。そして、磁
気カードに書き込まれた情報を読み出す際には、磁気カ
ード読取装置等を用いて、磁気記録用磁性層の磁気出力
を情報として認識するようにしている。
【0003】このように、磁気カードは磁気記録用磁性
層に情報が磁気的に書き込まれている関係上、磁気書込
装置等を用いれば容易に偽造磁気カードを作成すること
ができる。このような偽造を防止するためのセキュリテ
ィー対策として、従来、磁気カードに磁気バーコード又
はIRバーコードを付加して磁気カードの真偽を判別す
る手法が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
に磁気カードの偽造防止のためのセキュリティーとして
バーコードを用いると、磁気カードに特殊な処置を施す
必要がある。つまり、磁気カードにバーコードを印刷す
る必要があるばかりでなく、バーコード読取り用の装置
が別に必要となってしまうという問題点がある。
【0005】本発明の目的はバーコード等の特殊なセキ
ュリティー機能を必要としない磁気カードを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、主面を
有する非磁性支持体と、該主面上に形成され第1の保磁
力を有する第1の磁性層と、前記主面上に形成され前記
第1の保磁力よりも高い第2の保磁力を有する第2の磁
性層とを有することを特徴とする磁気カードが得られ
る。この際、前記第1及び前記第2の磁性層はストライ
プ状に形成され、しかも前記第1及び前記第2の磁性層
は交互に密接して配列されることが望ましい。
【0007】さらに、本発明によれば、上述の磁気カー
ドに磁気的に記録された情報を読み取る際に用いられ、
前記第1の磁性層のみを消磁する第1のステップと、前
記磁気的に記録された情報を読み取る第2のステップと
を有することを特徴とする磁気カードの読取方法が得ら
れ、この際、例えば、第1のステップでは所定のバイア
ス電流を前記磁気カードに印加して前記第1の磁性層を
消磁する。
【0008】
【作用】本発明では、非磁性体の一主面上に第1の保磁
力を有する第1の磁性層と第2の保磁力を有する第2の
磁性層が形成された磁気カードを用いて、磁気カード読
取りの際、所定のバイアス電流を磁気カードに印加した
後、磁気カードを読み取るようにする。つまり、バイア
ス電流によって第1の磁性層のみが消磁された磁気パタ
ーンを形成するようにすることにより、バーコード等の
特殊なセキュリティー機能を用いることなく磁気カード
読取装置によって磁気カードの真偽を確認することがで
きる。
【0009】
【実施例】以下本発明について実施例によって説明す
る。
【0010】図1を参照して、非磁性支持体(カード基
体)1の一主面上に磁性層2及び3が形成ており、図示
の例では、磁性層2及び3が図中左側から交互に密接し
て形成されている。磁性層2は、磁性材料として、例え
ば、保磁力が100乃至1000エルステッド(Oe)
のγ−Fe2 3 が用いられており、この磁性材料を樹
脂及び有機溶剤中に分散させたスラリーを非磁性支持体
1の一主面上に塗布して磁性層2を形成する。
【0011】一方、磁性層3は、磁性材料として、例え
ば、保磁力が2000乃至4000OeのBaフェライ
トが用いられ、この磁性材料を樹脂及び有機溶剤中に分
散させたスラリーを非磁性支持体1の一主面上に塗布し
て磁性層3を形成する。
【0012】磁性層2及び3上には塗布又は印刷によっ
て、隠蔽層4が形成される。この隠蔽層4は、例えば、
銀色系のインキが用いられるが、銀色系のインキに限定
しなくてもよい。
【0013】さらに、非磁性支持体1の他主面には所定
の印刷が施された印刷層5が形成され、印刷層5上には
印刷層5を保護するための保護層6が形成される。
【0014】図2に示すように、上述の磁性層2及び3
はストライプ状に形成されており、この例では、合計5
本のストライプ状磁性層が非磁性支持体上に形成されて
いることになる。図2において、各ストライプ状磁性層
を左側から順に参照符号乃至で区別する。
【0015】図2及び図3を参照して、各ストライプ状
磁性層乃至には、磁気的に情報が書き込まれてい
る。ここでは、図3(a)に示すように、各ストライプ
状磁性層乃至にはそれぞれ所定のパターン(情報パ
ターン)が磁気的に書き込まれている(ここでは、この
パターンをパターン“1”と呼ぶことにする)。
【0016】上述のようにして、磁気的に情報が書き込
まれた磁気カードに所定のバイアス電流を印加した後、
この磁気カードを磁気カード読取装置で読み取ると、図
3(b)に示すように、ストライプ状磁性層、、及
びについては、その出力情報が上述の所定のパターン
(パターン“1”)と異なるパターンとなる。つまり、
パターン“0”となる。言い換えると、バイアス電流に
よってストライプ状磁性層、、及びに磁気的に書
き込まれた情報(パターン)のみが消磁されることにな
る。従って、例えば、磁性層2及び3に同一の情報を磁
気的に書き込んでおき、読み取る際、磁気カードに所定
のバイアス電流を印加して、磁性層2に書き込まれた情
報を消す。つまり、磁性層2が消磁された磁気パターン
を形成して、この磁気パターンを読取装置で認識して、
これによって、磁気カードの真偽を確認する。
【0017】上述のように、所定のバイアス電流を磁気
カードに印加することによって、保磁力の低い磁性層を
消磁して、その後、磁気カード読取装置で磁気カードを
読み取ることによって、保磁力の高い磁性層のみが出力
として検出されることになる。その結果、上述のよう
に、磁性層2及び3をストライプ状に交互に形成してお
けば、あたかも、磁気バーコードのようなパターンとし
て認識されることになる。そして、上述のようにして、
磁気カードの真偽が確認された後、磁性層3に磁気的に
記録された情報自体は読取装置に読み取られて、この情
報に基づいた処理が適宜実行されることになる。
【0018】なお、上述の実施例では、磁性層2及び3
をストライプ状に交互に形成しておく例について説明し
たが、磁性層2及び3の形成パターンは必要に応じて種
々のものを用いることができる。例えば、同心円状に交
互に磁性層2及び3を形成するようにしてもよい。いず
れにしても、セキュリティー用磁性層は、第1の保磁力
を有する第1の磁性層と、第1の保磁力よりも高い第2
の保磁力を有する第2の磁性層とで構成するようにすれ
ばよく、その形成パターンは必要に応じて適宜選択でき
る。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、第1
の保磁力を有する第1の磁性層と第1の保磁力よりも高
い第2の保磁力を有する第2の磁性層をセキュリティー
磁性層として形成することによって、磁気カードを読み
取る際、予め所定のバイアス電流を磁気カードに印加し
て第1の磁性層のみを消磁して、第1の磁性層が消磁さ
れた磁気パターンを形成するようにしたから、この磁気
パターンをセキュリティーパターンとして磁気カード読
取装置で確認することによって、磁気カードの真偽を確
認することができる。つまり、バーコード等の特殊なセ
キュリティー機能を付与することなく、情報が磁気的に
書き込まれた第1及び第2の磁性層を用いて、磁気カー
ドの真偽が確認できるばかりでなく情報自体の読み出し
もできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による磁気カードの一実施例を示す断面
図である。
【図2】図1に示す磁気カードの磁性層パターン示す平
面図である。
【図3】図1に示す磁気カードの機能を説明するための
図であり、(a)はバイアス電流印加前の各磁性層の出
力を示す図であり、(b)はバイアス電流印加後の各磁
性層の出力を示す図である。
【符号の説明】
1 非磁性支持体(カード基体) 2,3 磁性層 4 隠蔽層 5 印刷層 6 保護層

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主面を有する非磁性支持体と、該主面上
    に形成され第1の保磁力を有する第1の磁性層と、前記
    主面上に形成され前記第1の保磁力よりも高い第2の保
    磁力を有する第2の磁性層とを有することを特徴とする
    磁気カード。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された磁気カードにおい
    て、前記第1及び前記第2の磁性層はストライプ状に形
    成されており、しかも前記第1及び前記第2の磁性層は
    交互に密接して配列されていることを特徴とする磁気カ
    ード。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された磁気カード
    において、前記第1及び第2の磁性層には磁気的に同一
    の情報が書き込まれていることを特徴とする磁気カー
    ド。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載さ
    れた磁気カードに磁気的に記録された情報を読み取る際
    に用いられ、前記第1の磁性層のみを消磁する第1のス
    テップと、前記磁気的に記録された情報を読み取る第2
    のステップとを有することを特徴とする磁気カードの読
    取方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された磁気カードの読取
    方法において、前記第1のステップでは所定のバイアス
    電流を前記磁気カードに印加して前記第1の磁性層を消
    磁するようにしたことを特徴とする磁気カードの読取方
    法。
JP6174030A 1994-07-26 1994-07-26 磁気カード及びこの磁気カードの読取方法 Pending JPH0836748A (ja)

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030625