JPH083563B2 - 多色表示装置の製造方法 - Google Patents

多色表示装置の製造方法

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JPH083563B2 JP29519386A JP29519386A JPH083563B2 JP H083563 B2 JPH083563 B2 JP H083563B2 JP 29519386 A JP29519386 A JP 29519386A JP 29519386 A JP29519386 A JP 29519386A JP H083563 B2 JPH083563 B2 JP H083563B2
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充 杉野谷
均 釜森
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はカラーフィルターを応用した多色表示装置の
製造方法に関し、特に表示品質を改善するための遮光膜
付のカラーフィルターの製造方法に関する。
〔発明の効果〕
本発明はカラーフィルターの各色の間隙に遮光膜を形
成する際、精密なパターンニングが必要となるという欠
点を除去するために、予め染色可能な材料を基板上に形
成し、その上にカラーフィルターを順次形成し、そのカ
ラーフィルターを染色されないための防染マスクとし
て、カラーフィルター間隙に露出している染色可能な層
のみを着色して遮光膜とする事により、簡便な方法で多
大な効果をあげるものである。
〔従来の技術〕
第4図に従来の多色表示装置の一例の断面図を示す。
41はガラス等から成る透明基板、42は透明基板上に形成
されたITO等からなる透明電極、43,43′,43″は透明電
極とパターンを一致させて成るカラーフィルターでそれ
ぞれ異なった色調を有する。44は第2の透明基板で、第
2の透明電極45を形成し、透明基板41と相対向させ間隙
に液晶36を挟持し、多色表示装置を形成する。
この多色表示装置を偏光子と検光子で挟み透明電極を
介して液晶に選択的に電圧を印加すると、カラーフィル
ターを通して光を透過する部分と、全く光を透過しない
部分が現れ、カラー表示が可能となる。このような多色
表示装置において透明電極の間隙部分からもれてくる迷
光は極力おさえる事が色の純度を保つために必要であ
る。しかし、電圧無印加時に黒になるように偏光子と検
光子を配置した場合、液晶層厚がカラーフィルターの存
在する電極の部分と間隙部分とではカラーファルターの
厚み分だけ異なっているのでカラーフィルター部分を充
分に遮光しようとすれば、間隙部分では液晶層厚のずれ
による光の干渉により迷光を生ずる事になる。さらに電
圧無印加時に透過となるような表示モードを選択した場
合には、間隙は常に白の表示となり、色の純度は得られ
ない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
以上、述べた事からわかるように理想的な色の純度を
得るためにはカラーフィルターの間隙に遮光性の物質を
配置する事が望ましい。しかし、非常に微細なカラーフ
ィルター間の間隙のみに遮光層を形成する事は難しく、
微細なフォトマスク等でパターニング形成しなければな
らないが、それは著しく工程を複雑化させる事になる。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明はカラーフィルター間隙に遮光膜を形成するた
めに特別なフォトマスク等の微細加工手段を講じなくと
も、染色可能な材料からなる層の上にカラーフィルター
を形成し、そのカラーフィルターを防染マスクとして用
い、カラーフィルター間隙に露出する染色可能な層を着
色し、簡便に遮光膜を形成するものである。
詳しくは、 (i)基板上に染色可能な材料から成る層を形成する工
程。
(ii)形成した染色可能な材料から成る層の上に任意の
形状にカラーフィルターを順次形成する工程。
(iii)カラーフィルター間隙に露出している染色可能
な材料から成る層を色素にて着色させる工程。
を有する工程にてカラーフィルターを下地の染色可能な
材料からなる層に対する防染層とする事で非常に簡便な
工程となり、遮光性物質をパターニングするための余分
なフォトマスク等が不便となるものである。
〔作用〕
本発明ではカラーフィルターを防染層として使われる
が、カラーフィルターの形成方法としては今までに印刷
法,染色法,電着法等が提案されており、いずれも本発
明には利用できるが詳しい説明を以下に述べる。
印刷法はバインダーに色素を混合したインキをオフセ
ット印刷等の手段で微細なパターンに転写するものであ
るが、バインダーの種類を適当に選ぶ事によって容易に
本発明に応用できる。例えば、下地の染色可能な材料か
らなる層を着色するのに水溶性の染料を用いるとすれ
ば、バインダーに疎水性の緻密な構造のもの、例えばポ
リエステル等の樹脂を選択すれば後の遮光膜の染色のよ
りカラーフィルター層も同時に染色されるという事は避
けられる。
染色法はゼラチン等の易染色性の樹脂をフォトリング
ラフィーにより微細にパターニングし、順次染色してカ
ラーフィルターを形成していくが、もともとカラーフィ
ルターの基質として易染色性の樹脂を使用しているた
め、カラーフィルターを防染層とするには工夫が必要と
なる。例えばカラーフィルターを酸性染料で染色したと
すれば、下地の染色可能な材料から成る層を酸性染料に
は染まらず塩基性染料で染まるような材料、例えば表面
が負に帯電しやすいアクリル樹脂等で構成してやる事が
必要であり、当然、後の遮光膜とするための染色は塩基
性染料で行う事になる。さらにカラーフィルターの方も
塩基性染料で染まらないように薬品等での防染処理を施
しておく必要がある。
電着法は特開昭59−114572に詳しく開示されている
が、電極上に高分子と樹脂を電気化学的に析出させるこ
とによりカラーフィルターを形成させるものである。こ
の方法によれば、析出したカラーフィルターを充分硬化
させれば、もはや染色されない層となるため、本発明へ
の応用は容易にできる。しかし、電着をするためには電
極が必要であるため、染色可能な材料から成る層の上に
電極を形成し、電着でカラーフィルターを形成するか、
もしくは予めパターニングした電極の上に多孔性の染色
可能な材料から成る層を形成し、電極を絶縁状態にしな
いようにして電着するかのいずかの方法がとられる。
以上の点に留意されすれば、遮光膜を形成するための
染色可能な材料から成る層は金属,酸化物,樹脂等のい
ずれでも良い。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づき、より具体的に説明す
る。
〔実施例1〕 第1図に本発明による多色表示装置の一例の断面図を
示す。1はガラスよりなる基板で、上に透明電極2が任
意の形状にパターニングされて形成される。さらにその
上に染色可能な材料から成る層3とカラーフィルター4,
4′,4″が形成される。次に露出している染色可能な材
料からなる層を染色して遮光膜3′とする。
これまでの形成方法を第2図の工程図を用いてより詳
しく説明する。第2図(a)に示すようにガラス基板1
にITOを蒸着により付け、フォトリングラフィーを利用
してパターニングし透明電極2とする。次に第2図
(b)に示すように基板1の全面にアルミニウムをスパ
ッタにより形成し、硫酸水溶液中で対極の間で通電する
事により陽極酸化し多孔性アルマイトからなる層3とす
る。第2図(c)に示すように多孔性アルマイトは多孔
性であるが故に透明電極2と外部との間を電気的に絶縁
していないので、透明電極2に電圧を印加する事により
電着でカラーフィルター4,4′,4″が下記の方法で形成
できる。
下記組成の電着浴の顔料を赤,緑,青に変え、 3種類作成した。最初、赤のフィルターを形成したい透
明電極を各々接続し、赤の電着浴に浸漬して、対極との
間に電圧を印加すると電圧を印加された電極に対応する
多孔性アルマイト上に赤のフィルターで電着された。こ
の基板を引き上げ、水洗,熱硬化し、以下同様の操作を
緑,青の電着浴について繰り返す事により、カラーフィ
ルター4,4′,4″を作製した。
次に、第2図(d)に示すようにカラーフィルターを
形成した基板を黒色酸性染料溶液に浸漬し、露出してい
る多孔性アルマイトを染色後、封孔処理して遮光膜3′
を形成した。この時、カラーフィルターは酸性染料に対
する親和性がないため全く染色されなかった。
このように遮光膜3′とカラーフィルター4,4′,4″
が形成された基板1を第1図に示すように第2の透明電
極5を形成した第2の基板6と相対向させ間隙に液晶7
を挟持させて多色表示装置を作製した。
以上のように作製した多色表示層装置は、簡便な方法
で作製したにもかかわらず、カラーフィルターと遮光膜
の位置ずれ等のない精度の良いものであり、その表示品
質はカラーフィルター間隙からの迷光がなく、色純度の
劣化のない極めて高いものであった。
〔実施例2〕 第3図に本発明の多色表示装置の別な一例を示す。31
はガラスより成る基板で上にゼラチン水溶液をスピンコ
ードで塗布、硬化したものから成る染色可能な材料から
なる層32が形成される。次にITOをスパッタにより形成
し、フォトリングラフィーによりパターニングして透明
電極33が積層される。カラーフィルター34,34′,34″は
実施例1を示したと同様に電着により作製し、以後、露
出しているゼラチンからなる染色可能な材料からなる層
を黒色酸性溶液中で染色して遮光膜32″を形成した。こ
の時カラーフィルターはやはり酸性染料に対する親和性
がないため全く染色されなかった。
このようにして遮光膜32′とカラーフィルター34,3
4″,34″が形成された基板31を第2の透明電極35が形成
された第2の基板36とを相対向させ間隙に液晶37を挟持
させて多色表示装置を作製したところ実施例1と同様の
効果が得られた。
〔実施例3〕 実施例1におけるカラーフィルター4,4′,4″を下記
組成のインクの顔料を赤,緑,青に変え、オフセット印
刷を1色づつ3回繰り返す事により作製した。
以下、実施例1と同様に多色表示装置を作製したとこ
ろ実施例1と同様の効果が得られた。
〔発明の効果〕
以上、実施例にて具体的に示したように本発明によれ
ば、カラーフィルター自体をマスクとして微細な形状の
間隙のみに遮光膜をセルファラインメントにより形成で
きるため、非常に簡便な方法にもかかわらず、カラーフ
ィルターと遮光膜の位置ずれがなく大きな効果が得られ
るものである。
又、本発明による多色表示装置はプロセスを複雑にす
る異なく、カラーフィルター間隙からの光のもれを防げ
るため高い表示品質と実用価値が達成できるものであ
る。本発明を実施するための制限はカラーフィルターが
防染効果を有している事だけでその他については何も制
限はない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による多色表示装置の一実施例を示す断
面図。第2図(a)〜(d)は本発明による多色表示装
置の製造方法一実施例を示す工程図。第3図は本発明に
よる多色表示装置の他の実施例を示す断面図。第4図は
従来の多色表示装置の一例を示す断面図。 1,6,31,36,41,44……基板 2,5,33,35,42,45……透明電極 3′,32′……遮光膜 4,4′,4″,34,34′,34″,43,43′,43″……カラーフィ
ルター 7,37,46……液晶

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラーフィルターを有する多触表示装置の
    製造方法において、 (i)基板上に染色可能な材料から成る層を形成する工
    程。 (ii)該染色可能な材料から成る層の上に任意の形状に
    カラーフィルターを順次形成する工程。 (iii)該カラーフィルター間隙に露出している染色可
    能な材料から成る層を色素にて着色させる工程。 を有する事を特徴とする多色表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記、染色可能な材料からなる層が多孔性
    物質から成る事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の多色表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記、多孔性物質が金属を陽極酸化して形
    成した多孔性酸化物層である事を特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の多色表示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記、金属がアルミニウムで多孔性酸化物
    層がアルマイトである事を特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載の多色表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記、カラーフィルターの形成が前記、基
    板と多孔性物質の間に任意の形状にパターニングされた
    透明導電膜を形成し、該透明導電膜を電極とし、電着性
    高分子と色素とから成る溶液から、該多孔性物質上に電
    着により順次形成されてなる事を特徴とする特許請求の
    範囲第2項記載の多色表示装置の製造方法。
  6. 【請求項6】前記、カラーフィルターの形成が、前記染
    色可能な材料から成る層の上に任意の形状にパターニン
    グされた透明導電膜を形成し、該透明導電膜を電極と
    し、電着性高分子と色素とから成る溶液から、透明電極
    上に電着により順次形成されてなる事を特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の多色表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記、染色可能な材料からなる層を色素に
    て着色させる工程が黒色染料溶液から染色することによ
    ってなされる事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の多色表示装置の製造方法。
  8. 【請求項8】前記、多色表示装置が多色液晶表示装置で
    ある事を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の多色表
    示装置の製造方法。
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