JPH083527A - ホットメルト組成物 - Google Patents

ホットメルト組成物

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JPH083527A
JPH083527A JP16327694A JP16327694A JPH083527A JP H083527 A JPH083527 A JP H083527A JP 16327694 A JP16327694 A JP 16327694A JP 16327694 A JP16327694 A JP 16327694A JP H083527 A JPH083527 A JP H083527A
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JP
Japan
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mfr
vinyl acetate
hot melt
ethylene
melt composition
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JP16327694A
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English (en)
Inventor
Hirohide Hamazaki
博英 濱崎
Toru Fukada
徹 深田
Akira Fujiwara
晃 藤原
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Dow Mitsui Polychemicals Co Ltd
Original Assignee
Du Pont Mitsui Polychemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ポリ塩化ビニル、ポリプロピレン、接着の困
難な基材に対して優れた接着性を示し、かつ耐熱接着性
に優れたホットメルト組成物の提供。 【構成】 (1)[VA]が5〜50、[MFR] が0.1 〜200 で
あり、かつ[mp]が式 [mp]>110−5Log[MFR] −1.4[VA] を満足するエチレン・酢酸ビニル共重合体 10〜9
0重量%と (2)非晶性または低結晶性ポリオレフィン 3〜83
重量%と (3)粘着付与樹脂 7〜87
重量%とからなるホットメルト組成物。 但し、[VA]:酢酸ビニル含有量(重量%) [MFR] :125℃、325g荷重におけるメルトフロー
レート(g/10分) [mp]:示差走査熱量計(DSC)に基づく最大吸熱ピー
クを示す温度(℃)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱接着性及び基材接
着性が改良されたホットメルト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットメルト接着剤は、無溶剤で、瞬間
接着、高速接着が可能であるという工程上、経済上の利
点を有しているため、包装、製本、木工等の分野を主体
として大量に使用されている。また、近年は自動車、建
材等の産業分野へも一部浸透してきている。中でも、エ
チレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)、粘着付与樹
脂、及びワックスからなるEVA系のホットメルト接着
剤は、接着性・耐寒性・塗工性・相溶性等の性能を生か
して包装、製本、合板、木工などの分野で広く使用され
ている。しかしながら、これらEVA系のホットメルト
接着剤は、自動車・建材等の産業分野への展開に当って
は一部性能上の課題、具体的には、耐熱接着性不足、或
いはポリ塩化ビニル・ポリエステル・金属・ポリプロピ
レン等に対する基材接着性不足等の課題を有しているの
が実情である。
【0003】中でも、これらポリ塩化ビニル、ポリプロ
ピレン等の難接着基材に関しては種々の接着剤が検討さ
れている。しかし、例えばポリ塩化ビニルに関していえ
ば、クロロプレン、NBR、ウレタン、ポリエステルな
どをベースとする溶液型接着剤の使用が主流であり、ホ
ットメルト接着剤は僅かにポリエステル系のものが使用
されているにすぎなかった。ところが、ポリエステル系
のホットメルト接着剤は低温における柔軟性及び耐加水
分解性が満足すべきものではなく、また溶液型接着剤
は、溶剤の回収や排気などの問題があり、作業環境に留
意する必要がある上にコスト高となる欠点もあった。
【0004】また、ポリプロピレンへの接着に関して
は、エチレン・プロピレン系エラストマー、或いはSI
S、SBS等のスチレン系ブロックポリマーなどが利用
されているが、接着性、耐寒性、塗工性、相溶性等に関
して必ずしもバランス上性能的に充分満足がいくもので
はない。また、これらの接着剤はポリエステル、ポリ塩
化ビニル等の他の基材に対する接着性能が充分でない等
の問題がある。また、ポリプロピレンの表面にポリエチ
レンイミン系、イソシアネート系、ポリブタジエン系等
のアンカーコーティング剤を塗布して接着性を向上させ
る方法も行われているが、溶剤使用などの問題がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そのため、本発明者ら
は、EVA系ホットメルト接着剤において耐熱接着性が
良好で、かつポリ塩化ビニル、ポリプロピレン等の難接
着基材に対して良好な接着性能が発揮されるホットメル
ト組成物を得るべく鋭意検討を行った。
【0006】その結果、通常のホットメルト接着剤用エ
チレン・酢酸ビニル共重合体と比較して、VA含有量及
びメルトフローレートが同一レベルでかつ高融点である
特定のエチレン・酢酸ビニル共重合体と、非晶性または
低結晶性ポリオレフィン、及び粘着付与樹脂とを特定の
配合組み合わせをすることによりその目的が達成できる
ことを知った。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体の125℃、325g荷重にお
けるメルトフローレート(g/10分)を[MFR]、
酢酸ビニル含有量(重量%)を[VA]、示差走査熱量
計(DSC)に基づく最大吸熱ピークを示す温度(℃)
を[mp]で表示するときに、[VA]が5〜50、
[MFR]が0.1〜200であり、かつ[mp]が式 [mp]>110−5Log[MFR]−1.4[VA] を満足するエチレン・酢酸ビニル共重合体10〜90重
量%と(2)非晶性または低結晶性ポリオレフィン3〜
83重量%と(3)粘着付与樹脂7〜87重量%とから
なるホットメルト組成物に関する。
【0008】酢酸ビニル含有量が50重量%以下のエチ
レン・酢酸ビニル共重合体は、一般には、ラジカル開始
剤の存在下、エチレンと酢酸ビニルを高温高圧下にラン
ダム共重合することによって得られる。共重合体の融点
は、酢酸ビニル含有量(重合割合)に大きく依存する
が、重合条件によっても影響を受ける。例えば、上記高
圧共重合は、撹拌機付のオートクレーブ中で、或いは管
型反応器中で行われるが、一般には後者で得られる共重
合体の方がランダム性が悪く、同一酢酸ビニル含有量の
共重合体であってもその融点は、前者で得られるものよ
り若干高い。また、酢酸ビニル含有量によっても影響度
は異なるが、メルトフローレートの高い共重合体を製造
するときに、重合時に用いる連鎖移動剤の種類によって
大きく依存し、また重合温度や重合圧力等によっても若
干の影響を受ける。
【0009】本発明におけるエチレン・酢酸ビニル共重
合体は、[VA]が5〜50、好ましくは14〜45、
[MFR]が0.1〜200、好ましくは0.5〜10
0、[mp]>110−5Log[MFR]−1.4
[VA]、好ましくは[mp]>112−5Log[M
FR]−1.4[VA]を満足するものである。
【0010】ここに[MFR](JIS K−721
0)は、125℃、325g荷重で測定した値である。
一般にエチレン・酢酸ビニル共重合体のメルトフローレ
ートの測定に利用されている190℃、2160g荷重
における条件では、100g/10分を越えるようなも
のの場合、その測定誤差が大きく、正確な値を知ること
が難しくなるので適切な条件とは言えない。上記[MF
R]0.1〜200の範囲は、190℃、2160g荷
重でのメルトフローレート(以下[MFR]190とい
う)の10〜5,500g/10分に概ね相当し、また
[MFR]0.5〜100の範囲は[MFR]190 の3
5〜3,000g/10分程度に該当する。
【0011】本発明に使用するエチレン・酢酸ビニル共
重合体は高融点のものであり、その融点は上記式により
[VA]及び[MFR]との関係で規定される範囲にあ
ることが特徴的である。すなわち、汎用のエチレン・酢
酸ビニル共重合体が通常、酢酸ビニル含有量及びMFR
値に対応して有する融点よりも高い融点を示す。このよ
うな共重合体を使用することにより、特に耐熱接着性に
おいて優れた性能を発揮する。
【0012】このような酢酸ビニル含有量及びMFR値
との関係において相対的に高い融点を有するエチレン・
酢酸ビニル共重合体は、重合条件を選択することにより
製造することができるが、特に連鎖移動剤の選択が有効
である。すなわち、エチレン・酢酸ビニル共重合体製造
の際に、連鎖移動剤として従来のプロピレン、イソブテ
ンのようなオレフィン類に代えて、メタノール、エタノ
ールのようなアルコール類、或いはアセトアルデヒド、
アセトンのようなカルボニル化合物などを使用すること
によって、生成する共重合体の高融点化を達成すること
が可能である。
【0013】本発明で用いられる非晶性または低結晶性
ポリオレフィンは、非晶性のポリプロピレン、非晶性ま
たは低結晶性であるエチレン・プロピレン共重合体或い
はエチレン・α−オレフィン共重合体或いはプロピレン
・α−オレフィン共重合体、ブチルゴム、ポリイソブチ
レンなどのポリオレフィン系の熱可塑性重合体である。
これらの非晶性または低結晶性ポリオレフィンの組成
比、分子量、粘度等は幅広く任意に選ぶことができる
が、密度(25℃)が0.90g/cm3 以下、とくに
0.88g/cm3 以下、溶融粘度(190℃)が500
〜1,000,000 cps、とくに800 〜500,000 cpsの重
合体が望ましい。これらの非晶性または低結晶性ポリオ
レフィンとしては、例えば市場においては、ビスタック
(非晶性ポリプロピレン;チッソ石油化学社製)、ウベ
タックAPAO(非晶性ポリオレフィン;宇部レキセン
社製)、或いはタフマー(低結晶性ポリオレフィン;三
井石油化学工業社製)等、容易に入手可能である。
【0014】本発明で用いられる粘着付与樹脂は、ホッ
トメルト接着剤分野で既に知られているものであって、
脂肪族系炭化水素樹脂、脂環族系炭化水素樹脂、芳香族
系炭化水素樹脂、ポリテルペン系樹脂、ロジン系樹脂、
スチレン系樹脂、クマロン・インデン樹脂等が挙げられ
る。
【0015】前記エチレン・酢酸ビニル共重合体と非晶
性または低結晶性ポリオレフィンと粘着付与樹脂の配合
割合は、比較的広い範囲にわたって変えることができる
が、各種基材への接着強度、耐熱接着性、相溶性等を総
合的に勘案すると、(1)エチレン・酢酸ビニル共重合
体10〜90重量%、好ましくは20〜70重量%、
(2)非晶性または低結晶性ポリオレフィン3〜83重
量%、好ましくは5〜70重量%、(3)粘着付与樹脂
7〜87重量%、好ましくは15〜70重量%である。
【0016】本発明のホットメルト組成物の粘度は、幅
広く任意に設定することが可能である。被着基材へ塗工
する装置が、従来のホットメルトアプリケーター、ロー
ルコーター等であれば、30万cps(180℃)以下
の低粘度に設定し、押出機を用いた塗工装置であれば3
0万cps以上(180℃)に設定することが望まし
い。ホットメルト組成物の粘度の設定は、(1)エチレ
ン・酢酸ビニル共重合体、(2)非晶性または低結晶性
ポリオレフィン、(3)粘着付与樹脂の各々の分子量を
変えることによって、また(1)、(2)、(3)の配
合比を変えることによって設定される。
【0017】本発明のホットメルト組成物には、また溶
融流動性を改善する目的で、ワックスを配合することが
できる。このようなワックスとして具体的には、パラフ
ィンワックス、マイクロクリスタリンワックス等のよう
な石油ワックス、木ロウ、カルナバワックス、ミツロウ
のような天然ワックス、フィッシャー・トロプシュワッ
クス、結晶性ポリエチレンワックス、結晶性ポリプロピ
レンワックス、アタクチックポリプロピレン等の合成ワ
ックスが挙げられる。その際のワックスの配合量を過度
に高めると接着強度が低下する傾向にあるので、その配
合量は、ホットメルト組成物中、40重量%以下、好ま
しくは25重量%以下とするのがよい。
【0018】本発明のホットメルト組成物には必要に応
じ、顔料、染料、酸化防止剤、各種安定剤、可塑剤、オ
イル、無機充填剤などを配合することができる。
【0029】本発明のホットメルト組成物は、各成分を
同時に或いは任意の順序で溶融混合することによって得
られる。混合方法は任意であり、押出機、オープンロー
ルミル、バンバリーミキサー、ニーダー、ニーダールー
ダー、溶融混合槽等を用い、機械的混合条件下に混合す
る方法、押出機やホットメルトアプリケーターのような
複数の押出手段を用い、押出時に混合する方法などを採
用することができる。
【0020】このようにして得られる本発明のホットメ
ルト組成物は、ポリ塩化ビニル、クロロプレンゴムなど
のハロゲン化オレフィン重合体、ポリエチレン、ポリプ
ロピレンなどのポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系
樹脂、金属、木材、紙、布等の各種基材の接着に使用す
ることができる。
【0021】接着に際しては、従来用いられているホッ
トメルト接着剤用の設備が使用できる。例えば、ノズル
型のホットメルトアプリケーター、スプレー型のホット
メルトアプリケーター、フラットノズル型のホットメル
トアプリケーター、ロール型コーター、押出型コーター
等種々の塗工設備が用いられる。
【0022】
【発明の効果】本発明のホットメルト組成物は、酢酸ビ
ニル含有量及びMFR値との関係において相対的に高い
融点を有するエチレン・酢酸ビニル共重合体と非晶性ま
たは低結晶性ポリオレフィンを配合したことにより、従
来のホットメルト接着剤では接着するのが容易でないポ
リ塩化ビニル、ポリプロピレンをはじめとして多くの被
着基材に対して優れた接着性を示し、かつ耐熱接着性に
優れた性能を有していることから自動車、建材、家具、
電気部品、装飾品、製本、包装材等の接着剤として、種
々の方面への利用が期待できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例によって説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。な
お実施例、比較例において用いられた原料樹脂及び配合
物、組成物の調製法、試験法等は、次のとおりである。
【0024】1.原料樹脂及び配合物 (1)エチレン・酢酸ビニル共重合体 EVA−1;VA含有量28重量% MFR(125℃、325g荷重)8.5g/10分
(190℃、2160g荷重におけるMFRの400g
/10分に概ね相当) 融点73℃(>110−5Log[MFR]−1.4
[VA]=66.2)
【0025】EVA−2;VA含有量28重量% MFR(125℃、325g荷重)8.5g/10分
(190℃、2160g荷重におけるMFRの400g
/10分に概ね相当) 融点62℃(<110−5Log[MFR]−1.4
[VA]=66.2) (三井・デュポンポリケミカル社製;エバフレックス2
10) ただし、EVA樹脂のVA含有量の測定はJIS K−
6730に準拠して、またMFRの測定はJIS K−
7210に準拠して測定実施した。また融点は、示差走
査熱量計による分析法(DSC法;JIS K−712
1に準拠)に基づく最大吸熱ピークを示す温度を融点と
して測定した。
【0026】(2)非晶性または低結晶性ポリオレフィ
ン 非晶性ポリα−オレフィン;プロピレン・ブテン−1共
重合体 固体密度0.87g/cm3 (25℃)、溶融粘度1,
500cps(190℃)、環球法軟化点107℃(宇
部レキセン社製;ウベタックAPAO UT2715)
【0027】(3)粘着付与樹脂 脂環族系炭化水素樹脂;部分水添系、軟化点100℃
(荒川化学社製;アルコンM100)
【0028】(4)酸化防止剤 ヒンダードフェノール系酸化防止剤;チバガイギー社
製、イルガノックス1010
【0029】2.ホットメルト組成物の調製方法 エチレン・酢酸ビニル共重合体/非晶性ポリオレフィン
/粘着付与樹脂/酸化防止剤を所定比率で配合した混合
物500gを1リットルのビーカーに仕込み、これを1
80℃×1時間溶融撹拌混合を行った。
【0030】3.試験方法 (1)溶融粘度の測定方法 得られたホットメルト組成物をブルックフィールド型粘
度計にて、温度180℃、回転数6min-1の条件にて
溶融粘度を測定した。
【0031】(2)環球法軟化点の測定方法 ホットメルト組成物をJAI 7−1991に準拠して
測定した。
【0032】(3)低温可撓性の測定方法 ホットメルト組成物をJAI 7−1991に準拠して
測定した。
【0033】(4)耐熱接着性(剪断接着破壊温度)の
測定方法 0.2mm厚のホットメルト組成物シートを75g/m
2 のクラフト紙に挟み、ヒートシーラーを用いて180
℃×1秒×1kg/cm2 (実圧)の接着条件にて試料
(25mm幅の短冊状)を作成し、JIS K−684
4に準拠して荷重1kg、昇温速度24℃/時間の測定
条件にて剪断接着破壊温度を測定した。
【0034】(5)対ポリ塩化ビニル接着性の測定方法 0.2mm厚のホットメルト組成物シートを0.08m
m厚の軟質ポリ塩化ビニル(DOP35部配合)シート
に挟み、ヒートシーラーを用いて120℃×1秒×1k
g/cm2 (実圧)の接着条件にて試料(25mm幅の
短冊状)を作成し、23℃雰囲気下においてオートグラ
フ(引張試験機)にてT型剥離強度を測定した(引張速
度300mm/分)。
【0035】(6)対ポリプロピレン接着性の測定方法 0.2mm厚のホットメルト組成物シートを0.2mm
厚のポリプロピレンシート(表面未処理品)に挟み、ヒ
ートシーラーを用いて180℃×2秒×1kg/cm2
(実圧)の接着条件にて試料(25mm幅の短冊状)を
作成し、23℃雰囲気下においてオートグラフ(引張試
験機)にてT型剥離強度を測定した(引張速度300m
m/分)。
【0036】(7)対半硬質アルミニウム接着性の測定
方法 0.2mm厚のホットメルト組成物シートを0.1mm
厚の半硬質アルミニウムシートに挟み、ヒートシーラー
を用いて120℃×1秒×1kg/cm2 (実圧)の接
着条件にて試料(25mm幅の短冊状)を作成し、23
℃雰囲気下においてオートグラフ(引張試験機)にてT
型剥離強度を測定した(引張速度300mm/分)。
【0037】[実施例1]エチレン・酢酸ビニル共重合
体(EVA)としてEVA−1を用い、表1に示すよう
にEVA−1/非晶性ポリオレフィン/脂環族系炭化水
素樹脂/酸化防止剤=25/25/50/0.1の比率
で配合した混合物500gを、上記2の方法で溶融撹拌
混合してホットメルト組成物を調製した。得られたホッ
トメルト組成物を、上記3の方法で溶融粘度、環球法軟
化点、低温可撓性、剪断接着破壊温度、各種基材接着性
(T型剥離強度)の測定を実施した。結果を表1に示
す。
【0038】[実施例2]実施例1において、EVA/
非晶性ポリオレフィン=40/10に替えた以外は実施
例1と同様にしてホットメルト組成物を調製し、物性、
剪断接着破壊温度、及び各種基材接着性の評価を実施し
た。結果を表1に示す。
【0039】[比較例1]実施例1において、非晶性ポ
リオレフィンを配合せず、ホットメルト組成物の配合比
率をEVA−1/非晶性ポリオレフィン/脂環族系炭化
水素樹脂/酸化防止剤=50/0/50/0.1に替え
た以外は実施例1と同様にして、ホットメルト組成物を
調製し、物性、剪断接着破壊温度、及び各種基材接着性
の評価を実施した。結果を表1に示す。
【0040】[比較例2]実施例1において、EVA成
分としてEVA−1の代わりにEVA−2を用い、表1
に示す組成の配合物を実施例1と同様にしてホットメル
ト組成物を調製し、各種物性、性能の評価を実施した。
結果を表1に示す。
【0041】[比較例3]実施例2において、EVA成
分としてEVA−1の代わりにEVA−2を用い、表1
に示す組成の配合物を実施例1と同様にしてホットメル
ト組成物を調製し、各種物性、性能の評価を実施した。
結果を表1に示す。
【0042】[比較例4]比較例1において、EVA成
分としてEVA−1の代わりにEVA−2を用い、表1
に示す組成の配合物を実施例1と同様にしてホットメル
ト組成物を調製し、各種物性、性能の評価を実施した。
結果を表1に示す。
【0043】
【表1】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)エチレン・酢酸ビニル共重合体の
    125℃、325g荷重におけるメルトフローレート
    (g/10分)を[MFR]、酢酸ビニル含有量(重量
    %)を[VA]、示差走査熱量計(DSC)に基づく最
    大吸熱ピークを示す温度(℃)を[mp]で表示すると
    きに、[VA]が5〜50、[MFR]が0.1〜20
    0であり、かつ[mp]が式 [mp]>110−5Log[MFR]−1.4[VA] を満足するエチレン・酢酸ビニル共重合体10〜90重
    量%と(2)非晶性または低結晶性ポリオレフィン3〜
    83重量%と(3)粘着付与樹脂7〜87重量%とから
    なるホットメルト組成物
JP16327694A 1994-06-22 1994-06-22 ホットメルト組成物 Pending JPH083527A (ja)

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