JPH0834254A - トランスファ装置 - Google Patents

トランスファ装置

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Publication number
JPH0834254A
JPH0834254A JP17093194A JP17093194A JPH0834254A JP H0834254 A JPH0834254 A JP H0834254A JP 17093194 A JP17093194 A JP 17093194A JP 17093194 A JP17093194 A JP 17093194A JP H0834254 A JPH0834254 A JP H0834254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
output
gear
differential mechanism
shafts
Prior art date
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Pending
Application number
JP17093194A
Other languages
English (en)
Inventor
Takuhiro Tsuruoka
卓弘 鶴岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
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Publication of JPH0834254A publication Critical patent/JPH0834254A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 差動機構を備えたトランスファ装置におい
て、アクスルへの出力位置に係わる設計自由度の向上を
図る。 【構成】 変速機から高低速切換機構11を経由して回
転入力される差動機構12と、差動機構12の出力部の
下方に並設されて歯車40,41,42,43により連
結された中間軸13,14と、中間軸13,14の歯車
41,43に噛合する歯車46,47を有し前輪又は後
輪に回転駆動力を伝達する出力軸15,16とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フルタイム方式の総輪
駆動装置に備えられるトランスファ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように、総輪駆動車の動力伝
達系は、変速機1を経由したエンジン2の出力をトラン
スファ装置(副変速機)3に入力させ、前後のアクスル
4,5に伝達するようになっている。トランスファ装置
3は、略上下方向に並設された三軸(入力軸、中間軸及
び出力軸)を有し、それぞれに取り付けられた歯車が適
宜噛合する構造となっている。近来にあっては、入力軸
に高低速切換機能を付加する他、出力軸に遊星歯車式等
の差動機構を備えて、旋回時に前後輪6,7の旋回半径
の違いによって生じる回転差を吸収すると共に、適正な
トルク配分を行うようにしている(特開平4−3270
58号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでトラックなど
の総輪駆動車においては、トランスファ装置3の地上高
さh及びプロペラシャフト8,10の交角θ1 ,θ
2 が、走行性能や回転伝達性能を確保する上で重要な要
素となっている。すなわち地上高さhが高いほど悪路等
への走破性が良好となり、交角θ1 ,θ2 が小さいほど
回転伝達は円滑になって、ユニバーサルジョイント9へ
の負担が軽くなる。しかしながら差動機構を備えた従来
のトランスファ装置では、差動機構の出力部にプロペラ
シャフト8,10が連結されているので、その基端位置
は変速機1との取付構造で略決定されてしまい、その車
両における最適な地上高さh及び交角θ1 ,θ2 を選択
することができなかった。
【0004】そこで本発明は、アクスルへの出力位置自
由度の向上が得られる差動機構を備えたトランスファ装
置を提供すべく創案されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、変速機から高
低速切換機構を経由して回転入力される差動機構と、差
動機構の出力部の下方に並設されて歯車により連結され
た中間軸と、中間軸の歯車に噛合する歯車を有し前輪又
は後輪に回転駆動力を伝達する出力軸とを備えたもので
ある。
【0006】
【作用】上記構成によって、変速機から入力された回転
駆動力は、差動機構の出力部から中間軸に、中間軸から
出力軸にそれぞれの歯車により伝達され、出力軸の位置
から前輪又は後輪のアクスルに出力される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。
【0008】図1及び図2は、本発明に係わるトランス
ファ装置の一実施例を示したものである。このトランス
ファ装置は、変速機(図示略)から高低速切換機構11
を経由して回転入力される差動機構12と、差動機構1
2の出力部に連結された二本の中間軸13,14と、各
中間軸13,14にそれぞれ連結する出力軸15,16
とにより主として構成されている。
【0009】高低速切換機構11は、変速機の出力軸と
同軸に連結された入力軸17と、入力軸17の下方に並
設されたアイドル軸18とで構成され、入力軸17に設
けられた高速用歯車19及び低速用歯車20に、アイド
ル軸18に取り付けられた小歯車21及び大歯車22が
それぞれ噛合されている。入力軸17及びアイドル軸1
8は、それぞれ軸受23,24によりケース25内の上
部において両持ち支持されている。高速用歯車19及び
低速用歯車20は、ニードルベアリング26を介して軸
支され、図示しない切換締結手段により選択締結してい
ずれか一方が入力軸17と同速に回転して、その歯数に
応じて速度を変換しアイドル軸18に伝達するようにな
っている。
【0010】差動機構12は、公知の遊星歯車で構成さ
れ、一方の出力部となる第一シャフト27を有したサン
ギヤ28と、サンギヤ28に噛合するピニオン29を支
持したキャリヤ30と、ピニオン29に噛合し他方の出
力部となる第二シャフト31を有したリングギヤ32と
で構成されている。第一シャフト27及び第二シャフト
31は、それぞれの軸受33,34により同一軸線上に
保持されている。キャリヤ30の軸部35は、第一シャ
フト27を囲繞するように延びて軸受36により同軸に
保持されており、アイドル軸18の小歯車21に噛合す
る歯車37が取り付けられている。すなわち、サンギヤ
28及びリングギヤ32のピッチ円半径などにより決定
される差動機能及び駆動力分配比をもって、所定の角速
度及びトルクで各シャフト27,31が回転されるよう
になっている。
【0011】各中間軸13,14は、第一シャフト27
及び第二シャフト31の下方にそれぞれ並設され、一対
の軸受38,39により同軸に両持ち支持されている。
そして第一シャフト27に取り付けられた歯車40に噛
合する歯車41により前方の中間軸13が、また第二シ
ャフト31に取り付けられた歯車42に噛合する歯車4
3により後方の中間軸14が、それぞれ回転するように
なっている。出力軸15,16は、中間軸13,14の
下方にそれぞれ並設して一対の軸受44,45により同
軸に支持されていると共に、中間軸13,14の歯車4
1,43に噛合する歯車46,47がそれぞれ取り付け
られている。そして第一シャフト27からの回転駆動力
が伝達される出力軸15がフロントアウトプットとし
て、第二シャフト31からの回転駆動力が伝達される出
力軸16がリヤアウトプットとしてそれぞれケース25
外に延出されている。出力軸15,16の歯車46,4
7は比較的小径で形成され、且つシャフト27,31の
歯車40,42の歯数と同じ歯数を有している。
【0012】このように構成することによって、差動機
構12により分配された回転駆動力は、独立した前後の
出力軸15,16の位置において出力されることとな
り、差動機構12の位置とは無関係に、ファイナルドラ
イブ(終減速機)の入力位置に合わせて最適位置に決め
ることができる。すなわち図2中二点鎖線にて示したよ
うに、前後の出力軸15,16の位置は、その歯車4
6,47と中間軸13,14の歯車41,43とが噛合
する範囲で、且つ差動機構12の歯車37,40,42
と干渉しない範囲の円弧軌道A上でそれぞれ任意に選択
でき、搭載車両におけるプロペラシャフト交角の低減、
及びトランスファ装置の地上高さ保持を図る設計自由度
の拡大が達成される。また出力軸15,16の回転方向
は差動機構12のシャフト27,31の回転方向と同じ
であり、アクスル側の設計変更は全く必要ない。そして
図2に示したように、各軸13…18及びシャフト2
7,31の千鳥配列において径方向の間隔(左右オフセ
ット量)を最大にとること、及び中間軸13,14や出
力軸15,16の歯車41,43,46,47の径を小
さくすることで、ケース25内の全高は過大になること
がなく、ケース下面とのクリアランスSを適切に設定で
きる。クリアランスSは、小さいほうがケース25の下
面を上方に保つことができて、トランスファ装置の地上
高さを大きく取れるが、小さすぎると、高速回転域では
歯車46,47によるポンプ作用が潤滑用オイルの油温
を上昇させる原因となるので注意を要する。本実施例で
は出力軸15,16には小径の歯車46,47を用いる
こととして、攪拌抵抗を極力少なくし、クリアランス減
を図っている。
【0013】なお本実施例では中間軸13,14及び出
力軸15,16をそれぞれ同軸としたが、必ずしも同軸
でなくてもよい。また二本の独立した出力軸15,16
で前後アクスルにトルク分配するものとしたが、図3に
示すように、中間軸51及び出力軸52を差動機構12
の第二シャフト53側のみに設けてリヤアウトプットと
し、前アクスルへの駆動力伝達は従来同様に第一シャフ
ト54により行うものとしてもよい。この構成はフロン
トアウトプットの位置が差動機構12の位置であっても
支障のない車両に適用できるものであり、全体の大きさ
(ケース55)は前記実施例のものよりも若干小さくな
る。この他の構成及び作用効果は前記実施例と同様であ
る。また逆に、第一シャフト54側にのみ中間軸及び出
力軸を設けて、後アクスルへは直結とする構造も考えら
れる。さらに差動機構としては本実施例の遊星歯車式に
限らず、かさ歯車式としてもよい。
【0014】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、前後アク
スルへの出力位置が中間軸の周方向に沿って任意に選択
でき、設計自由度の向上が達成されるという優れた効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるトランスファ装置の一実施例を
示した側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示した側面図である。
【図4】従来のトランスファ装置を備えた動力伝達系の
側面図である。
【符号の説明】
11 高低速切換機構 12 差動機構 13,14 中間軸 15,16 出力軸 27 第一シャフト(差動機構の出力部) 31 第二シャフト(差動機構の出力部) 40 歯車(第一シャフトの) 42 歯車(第二シャフトの) 41,43 歯車(中間軸の) 46,47 歯車(出力軸の)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 変速機から高低速切換機構を経由して回
    転入力される差動機構と、該差動機構の出力部の下方に
    並設されて歯車により連結された中間軸と、該中間軸の
    歯車に噛合する歯車を有し前輪又は後輪に回転駆動力を
    伝達する出力軸とを備えたことを特徴とするトランスフ
    ァ装置。
JP17093194A 1994-07-22 1994-07-22 トランスファ装置 Pending JPH0834254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17093194A JPH0834254A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 トランスファ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17093194A JPH0834254A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 トランスファ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0834254A true JPH0834254A (ja) 1996-02-06

Family

ID=15914024

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17093194A Pending JPH0834254A (ja) 1994-07-22 1994-07-22 トランスファ装置

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JP (1) JPH0834254A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100927A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Jtekt Corp 車両用トランスファ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014100927A (ja) * 2012-11-16 2014-06-05 Jtekt Corp 車両用トランスファ装置

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