JPH08337579A - グアニジノチアゾ−ルおよびその抗潰瘍剤、h2−受容体拮抗剤および抗菌剤としての用途 - Google Patents

グアニジノチアゾ−ルおよびその抗潰瘍剤、h2−受容体拮抗剤および抗菌剤としての用途

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JPH08337579A
JPH08337579A JP14752995A JP14752995A JPH08337579A JP H08337579 A JPH08337579 A JP H08337579A JP 14752995 A JP14752995 A JP 14752995A JP 14752995 A JP14752995 A JP 14752995A JP H08337579 A JPH08337579 A JP H08337579A
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JP14752995A
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Yosuke Katsura
洋介 桂
Mitsuko Oono
満津子 大野
Shigetaka Nishino
重孝 西野
Tetsuo Fuji
哲男 冨士
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Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Fujisawa Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】抗潰瘍活性、H2−受容体拮抗活性および抗菌
活性(特に抗ヘリコバクタ−ピロリ活性)を有する新規
なグアニジノチアゾ−ル誘導体およびその医薬上許容し
うる塩を提供すること 【構成】 式: (式中、R1は低級アルキル基、高級アルキル基、低級
アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルコキシ(低
級)アルキル基、シクロ(低級)アルキル基、シクロ
(低級)アルキル(低級)アルキル基、適当な置換基を
1個以上有していてもよいアル(低級)アルキル基、適
当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ル基、適
当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ルアミノ
(低級)アルキル基または複素環(低級)アルキル基;
2は低級アルキル基またはアミノ基;Qは低級アルキ
レン基、低級アルケニレン基または式: −A−X−A−、−CONH−A−、−COO−A− (式中、Aは低級アルキレン基;XはS、O、Nまたは
NR3、(R3は低級アルカノイル基))で示される化合
物およびその医薬上許容しうる塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なグアニジノチア
ゾ−ル誘導体およびその医薬上許容しうる塩に関する。
さらに詳細には、本発明は、抗潰瘍活性、H2−受容体
拮抗活性および抗菌活性(特に抗ヘリコバクタ−ピロリ
活性)を有するグアニジノチアゾ−ル誘導体およびその
医薬上許容しうる塩、その製造方法、それを有効成分と
して含有する医薬組成物ならびにヒトまたは動物におけ
る潰瘍および感染症の治療方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭55−55174号、特開昭57
−4977号および特開昭57−54177号には、抗
潰瘍活性およびH2−受容体拮抗活性を有するグアニジ
ノチアゾ−ル誘導体が開示されている。
【0003】
【発明の目的】本発明の一つの目的は、抗潰瘍活性、H
2−受容体拮抗活性および抗菌活性(特に抗ヘリコバク
タ−ピロリ活性)を有する新規なグアニジノチアゾ−ル
誘導体およびその医薬上許容しうる塩を提供することに
ある。また本発明の他の目的は、当該グアニジノチアゾ
−ル誘導体およびその塩の製造方法を提供することにあ
る。更に本発明の他の目的は、当該グアニジノチアゾ−
ル誘導体またはその医薬上許容しうる塩を有効成分とし
て含有する医薬組成物を提供することにある。更に本発
明のいま一つの目的は、当該グアニジノチアゾ−ル誘導
体またはその医薬上許容しうる塩を用いて、ヒトまたは
動物における潰瘍および感染症を処置するための治療方
法を提供することにある。
【0004】
【発明の構成】本発明の目的化合物であるグアニジノチ
アゾ−ル誘導体は新規であり、下記の一般式(I)で表
わされ、その医薬上許容しうる塩も含まれる。式: (式中、R1は低級アルキル基、高級アルキル基、低級
アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルコキシ(低
級)アルキル基、シクロ(低級)アルキル基、シクロ
(低級)アルキル(低級)アルキル基、適当な置換基を
1個以上有していてもよいアル(低級)アルキル基、適
当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ル基、適
当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ルアミノ
(低級)アルキル基または複素環(低級)アルキル基;
2は低級アルキル基またはアミノ基;Qは低級アルキ
レン基、低級アルケニレン基または式:−A−X−A
−、−CONH−A−、−COO−A−(式中、Aは低
級アルキレン基;XはS、O、NまたはNR3、(R3
低級アルカノイル基))で示される化合物およびその医
薬上許容しうる塩。
【0005】目的化合物(I)またはその塩は下記の反
応式で示される方法により製造することができる。 製造法1
【0006】製造法2
【0007】製造法3
【0008】製造法4
【0009】製造法5
【0010】原料化合物(II)および(III)の製
造法を以下に説明する。其他の原料化合物は、後記製造
例に記載した方法により製造することができる。 製造法A
【0011】製造法B
【0012】(上記式中、R1、R2、Q、AおよびXは
それぞれ前記定義の通りであり;Yはハロゲン;Zは酸
残基を意味する)。
【0013】本明細書の前記および後記の記載におい
て、本発明の範囲に包含される種々の定義の好適な例お
よび説明を以下に詳細に説明する。
【0014】「低級」なる語は、特に断わりのない限
り、炭素原子1〜6個、好ましくは炭素原子1〜4個を
有する基を意味する。
【0015】「高級」なる語は、特に断わりのない限
り、炭素原子7〜20個、好ましくは炭素原子12〜1
8個を有する基を意味する。
【0016】好適な「低級アルキル基」、「低級アルコ
キシ(低級)アルキル基」、「シクロ(低級)アルキル
(低級)アルキル基」、「アリ−ルアミノ(低級)アル
キル基」および「複素環(低級)アルキル基」における
好適な低級アルキル部分および(低級)アルキル部分と
しては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソ
ペンチル、ヘキシル等のような1から6個の炭素原子を
有する直鎖または分枝鎖アルキルが挙げられ、好ましく
はC1−C5アルキルであり、より好ましくはメチル、
エチル、ブチル、イソペンチルである。
【0017】好適な「高級アルキル基」としては、ヘプ
チル、オクチル、ノニル、デシル、ウンデシル、ドデシ
ル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサ
デシル、ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エ
イコシル等が挙げられる。
【0018】好適な「低級アルケニル基」としては、ビ
ニル、1−プロペニル、アリル、1−ブテニル、2−ブ
テニル、2−ペンテニル等が挙げられる。
【0019】好適な「低級アルキニル基」としては、エ
チニル、プロピニル、ブチニル等が挙げられる。
【0020】好適な「低級アルコキシ(低級)アルキル
基」の低級アルコキシ部分としては、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブト
キシ、tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシル
オキシ等のような直鎖または分枝鎖アルコキシが挙げら
れ、好ましくはC1−C4アルコキシであり、より好ま
しくはメトキシ、エトキシである。
【0021】「シクロ(低級)アルキル基」の好適な例
としては、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シ
クロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルを挙
げることができる。
【0022】「アル(低級)アルキル基」の好適な例と
しては、ベンジル、フェネチル、フェニルプロピル、フ
ェニルブチル、ベンズヒドリル、トリチル等が挙げら
れ、なかでも好ましいものはベンジル、フェネチルであ
る。
【0023】「アリ−ル基」および「アリ−ルアミノ
(低級)アルキル基」の好適なアリ−ル部分としては、
フェニル、ナフチル、低級アルキル置換フェニル(例え
ば、トリル、メシチル、クメニル、キシリル、ジエチル
フェニル、ジイソプロピルフェニル、ジ−tert−ブ
チルフェニル等)等を挙げることができる。
【0024】好適な「複素環(低級)アルキル基」にお
ける好適な複素環部分としては、酸素原子、硫黄原子、
窒素原子のようなヘテロ原子を少なくとも1個有する飽
和または不飽和の単環式または多環式複素環基が挙げら
れる。特に好ましい複素環基は、5員または6員芳香族
複素単環基(例えば、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾ
リル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピラジ
ニル、ピリミジニル、ピリダジニル、チアゾリル、チア
ジアゾリル等)、5員または6員脂肪族複素単環基(例
えば、モルホリニル、ピロリジニル、イミダゾリジニ
ル、ピラゾリジニル、ピペリジル、ピペラジニル等)、
1〜2個の硫黄原子および1〜3個の窒素原子を有する
不飽和縮合複素環基(例えば、ベンゾチアゾリル、ベン
ゾイソチアゾリル、ベンゾチアジアゾリル等)等が挙げ
られる。このように定義される複素環部分は、アミノ、
オキソ、塩素のようなハロゲン、前記定義のような低級
アルキル等の適当な置換基を有していてもよい。置換基
を有する複素環基の好適な例としては、低級アルキルを
有するチアゾリル(例えば、4−メチルチアゾリル等)
が挙げられる。
【0025】「低級アルキレン基」の好適な例として
は、メチレン、ジメチルメチレン、エチレン、トリメチ
レン、プロピレン、テトラメチレン、メチルトリメチレ
ン、ジメチルエチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレ
ン等のような炭素原子1ないし6個(好ましくは1ない
し4個)を有する直鎖または分岐鎖アルキレン基が挙げ
られ、中でも好ましいのはメチレン、エチレン、トリメ
チレン、テトラメチレンである。
【0026】「低級アルケニレン基」の好適な例として
は、1−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、2
−ペンテニル等が挙げられ、中でも好ましいのは1−ブ
テニルである。
【0027】「低級アルカノイル基」の好適な例として
は、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、バ
レリル、ヘキサノイル、ピバロイル等を挙げることがで
き、これらの中でも好ましいものはアセチルである。
【0028】好適な「ハロゲン」としては、フッ素、塩
素、臭素およびヨウ素が挙げられる。
【0029】好適な「酸残基」としては、ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素およびヨウ素)、アレン
スルホニルオキシ(例えば、ベンゼンスルホニルオキ
シ、トシルオキシ等)、低級アルカンスルホニルオキシ
(例えば、メシルオキシ、エタンスルホニルオキシ等)
等が挙げられ、これらの中でも好ましいものはハロゲン
である。
【0030】「適当な置換基を1個以上有していてもよ
いアル(低級)アルキル基」、「適当な置換基を1個以
上有していてもよいアリ−ル基」および「適当な置換基
を1個以上有していてもよいアリ−ルアミノ(低級)ア
ルキル基」の「適当な置換基」としては、ヒドロキシ、
ハロゲン(例えば、フッ素、塩素、臭素およびヨウ
素)、低級アルコキシ(例えば、メトキシ、エトキシ、
プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキ
シ,tert−ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオ
キシ等)等を挙げることができ、これらの中でさらに好
ましいものとしては、低級アルコキシを挙げることがで
きる。
【0031】目的化合物(I)の医薬上許容しうる塩
は、慣用の無毒性の塩であって、無機酸塩(例えば、塩
酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等)、有機酸塩
(例えば、蟻酸塩、酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、シュ
ウ酸塩、マレイン酸塩、フマ−ル酸塩、酒石酸塩、メタ
ンスルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンスル
ホン酸塩等)、アミノ酸との塩(例えば、アルギニン
塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸塩等)等が挙げら
れる。
【0032】目的化合物(I)の製造法を次に詳細に説
明する。 製造法1 目的化合物(Ia)またはその塩は、化合物(II)ま
たはその塩をヒドラジン1水和物と反応させることによ
って製造することができる。化合物(Ia)および化合
物(II)の好適な塩としては、化合物(I)で示した
ものと同じものを挙げることができる。
【0033】反応は通常、アルコ−ル(例えばメタノ−
ル、エタノ−ル等)、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエ−テル、クロロホルム、塩化メチレン、
塩化エチレン、ベンゼン、トルエン、N,N−ジメチル
ホルムアミド、ピリジン等の慣用の溶媒、または反応に
悪影響を及ぼさない任意の他の有機溶媒中で行われる。
反応温度は特に限定されないが、通常は室温、加温下ま
たは加熱下で反応は行われる。
【0034】製造法2 目的化合物(Ib)またはその塩は、化合物(III)
またはその塩を化合物(IV)と反応させることによっ
て製造することができる。化合物(Ib)および化合物
(III)の好適な塩としては、化合物(I)で示した
ものと同じものを挙げることができる。
【0035】反応は、通常、塩基の存在下で、溶媒の存
在下または溶媒を用いることなく行われる。この反応に
使用される好適な塩基としては、例えばアルカリ金属
(例えばナトリウム、カリウム、セシウム等)、アルカ
リ土類金属(例えばマグネシウム、カルシウム等)、そ
れらの金属の水酸化物もしくは炭酸塩もしくは重炭酸
塩、アルカリ金属アルコキサイド(例えばナトリウムメ
トキサイド、ナトリウムエトキサイド、カリウムt−ブ
トキサイド等)、アルカリ金属酢酸塩、アルカリ土類金
属燐酸塩、アルカリ金属燐酸水素塩(例えば燐酸水素二
ナトリウム、燐酸水素二カリウム等)、トリ(低級)ア
ルキルアミン(例えばトリメチルアミン、トリエチルア
ミン等)、ピリジンまたはその誘導体(例えばピコリ
ン、ルチジン、4−ジメチルアミノピリジン等)、N−
(低級)アルキルモルホリン、キノリン等の無機および
有機の塩基を挙げることができる。
【0036】反応は通常、アルコ−ル(例えばメタノ−
ル、エタノ−ル等)、N,N−ジメチルホルムアミド、
ジエチルエ−テル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ベンゼン、トルエン等の慣用の溶媒、または反応に悪影
響を及ぼさない任意の他の有機溶媒中で行われる。反応
温度は特に限定されないが、通常は室温、加温下または
加熱下で反応は行われる。
【0037】製造法3 目的化合物(Ic)またはその塩は、化合物(V)もし
くはカルボキシル基におけるその反応性誘導体またはそ
の塩を化合物(VI)もしくはアミノ基におけるその反
応性誘導体またはその塩と反応させることによって製造
することができる。化合物(Ic)および化合物(V
I)の好適な塩としては、化合物(I)で示したものと
同じものを挙げることができる。化合物(V)の好適な
塩としては、無機塩基との塩、例えばアルカリ金属塩
(例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、セシウム塩
等)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム塩、マ
グネシウム塩等)、アンモニウム塩;有機塩基との塩、
例えば有機アミン塩(例えば、トリメチルアミン塩、ト
リエチルアミン塩、ピリジン塩、ピコリン塩、エタノ−
ルアミン塩、トリエタノ−ルアミン塩、ジシクロヘキシ
ルアミン塩、N,N’−ジベンジルエチレンジアミン塩
等)等;無機酸付加塩(例えば、塩酸塩、臭化水素酸
塩、硫酸塩、燐酸塩等);有機カルボン酸付加塩または
有機スルホン酸付加塩(例えば、蟻酸塩、酢酸塩、トリ
フルオロ酢酸塩、マレイン酸塩、酒石酸塩、メタンスル
ホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエンスルホ
ン酸塩等);塩基性または酸性アミノ酸(例えば、アル
ギニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、リジン等)と
の塩等が挙げられる。
【0038】化合物(V)のカルボキシル基における好
適な反応性誘導体としては、酸ハライド、酸無水物、活
性アミド、活性エステル等を挙げることができる。その
好適な例としては、酸塩化物;酸アジド;置換燐酸(例
えばジアルキル燐酸、フェニル燐酸、ジフェニル燐酸、
ジベンジル燐酸、ハロゲン化燐酸等)、ジアルキル亜燐
酸、亜硫酸、チオ硫酸、硫酸、アルキル炭酸、低級アル
カンスルホン酸(例えばメタンスルホン酸、エタンスル
ホン酸等)、脂肪族カルボン酸(例えば酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、吉草酸、イソ吉草
酸、2−エチル酪酸、トリクロロ酢酸等)もしくは芳香
族カルボン酸(例えば安息香酸等)等の酸との混合酸無
水物;対称酸無水物;イミダゾ−ル、4−置換イミダゾ
−ル、ジメチルピラゾ−ル、トリアゾ−ルもしくはテト
ラゾ−ルとの活性アミド;活性エステル(例えばシアノ
メチルエステル、メトキシメチルエステル、ジメチルイ
ミノメチル[(CH32+=CH−]エステル、ビニ
ルエステル、プロパルギルエステル、p−ニトロフェニ
ルエステル、2,4−ジニトロフェニルエステル、トリ
クロロフェニルエステル、ペンタクロロフェニルエステ
ル、メシルフェニルエステル、フェニルアゾフェニルエ
ステル、フェニルチオエステル、p−ニトロフェニルチ
オエステル、p−クレシルチオエステル、カルボキシメ
チルチオエステル、ピラニルエステル、ピリジルエステ
ル、ピペリジルエステル、8−キノリルチオエステル
等);もしくはN−ヒドロキシ化合物(例えばN,N−
ジメチルヒドロキシルアミン、1−ヒドロキシ−2−
(1H)−ピリドン、N−ヒドロキシスクシンイミド、
N−ヒドロキシフタルイミド、1−ヒドロキシ−6−ク
ロロ−1H−ベンゾトリアゾ−ル等)とのエステル等を
挙げることができる。これらの反応性誘導体は、使用す
る化合物(V)の種類に応じてこれらの中から適宜選択
すればよい。化合物(VI)のアミノ基における好適な
反応誘導体としては、化合物(VI)とアルデヒド、ケ
トン等のようなカルボニル化合物との反応によって生成
するシッフ塩基型のイミノ化合物またはその互変異性エ
ナミン型の異性体、化合物(VI)とビス(トリメチル
シリル)アセトアミド、モノ(トリメチルシリル)アセ
トアミド[例えばN−(トリメチルシリル)アセトアミ
ド]、ビス(トリメチルシリル)尿素等のようなシリル
化合物との反応によって生成するシリル誘導体;化合物
(VI)と三塩化燐またはホスゲンとの反応によって生
成する誘導体その他を挙げることができる。
【0039】本反応において、化合物(V)を遊離酸の
形またはその塩の形で用いる場合、反応は、慣用の縮合
剤、例えばN,N’−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド;N−シクロヘキシル−N’−モルホリノエチルカル
ボジイミド;N−シクロヘキシル−N’−(4−ジエチ
ルアミノシクロヘキシル)カルボジイミド;N,N’−
ジエチルカルボジイミド;N,N’−ジイソプロピルカ
ルボジイミド;N−エチル−N’−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド;N,N’−カルボニルビ
ス−(2−メチルイミダゾ−ル);ペンタメチレンケテ
ン−N−シクロヘキシルイミン;ジフェニルケテン−N
−シクロヘキシルイミン;エトキシアセチレン;1−ア
ルコキシ−1−クロロエチレン;トリアルキルホスファ
イト;ポリ燐酸エチル;ポリ燐酸イソプロピル;オキシ
塩化燐(塩化ホスホリル);三塩化燐;ジフェニルホス
ホリルアジド;ジフェニルホスフィン酸クロライド;塩
化チオニル;塩化オキサリル;ハロ蟻酸低級アルキル
(例えばクロロ蟻酸エチル、クロロ蟻酸イソプロピル
等);トリフェニルホスフィン;2−エチル−7−ヒド
ロキシベンゾイソオキサゾリウム塩;水酸化2−エチル
−5−(m−スルホフェニル)イソオキサゾリウム分子
内塩;1−(p−クロロベンゼンスルホニルオキシ)−
6−クロロ−1H−ベンゾトリアゾ−ル;N−ヒドロキ
シベンゾトリアゾ−ル;N,N−ジメチルホルムアミド
と塩化チオニル、ホスゲン、クロロ蟻酸トリクロロメチ
ル、オキシ塩化燐等と反応させて調製されるいわゆるビ
ルスマイヤ−試薬などの存在下で行なうことが好まし
い。
【0040】反応は通常、水、アセトン、アルコ−ル
(例えばメタノ−ル、エタノ−ル等)、ジオキサン、ア
セトニトリル、クロロホルム、塩化メチレン、塩化エチ
レン、テトラヒドロフラン、酢酸エチル、N,N−ジメ
チルホルムアミド、ピリジン等の慣用の溶媒、または反
応に悪影響を及ぼさない任意の他の有機溶媒中で行われ
る。これらの溶媒中、親水性溶媒は水との混合物として
使用することもできる。縮合剤存在下での反応は、通常
無水条件下であるが特に限定されない条件下で行われ
る。使用する塩基または縮合剤が液体である場合には、
それを溶媒として使用することもできる。反応温度は特
に限定されず、通常、冷却下、室温または加温下で反応
は行われる。
【0041】本反応は、アルカリ金属水酸化物(例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ
金属炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等)、アルカリ金属重炭酸塩(例えば、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム等)、トリ(低級)アルキルア
ミン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン
等)、ピリジンまたはその誘導体(例えば、ピコリン、
ルチジン、4−ジメチルアミノピリジン等)、N−(低
級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキル
ベンジルアミン等のような無機または有機の塩基の存在
下で行うこともできる。
【0042】製造法4 目的化合物(Id)またはその塩は、化合物(V)もし
くはカルボキシル基におけるその反応性誘導体またはそ
の塩を化合物(VII)もしくはヒドロキシ基における
その反応性誘導体またはその塩と反応させることによっ
て製造することができる。化合物(Id)の好適な塩と
しては、化合物(I)で示したものと同じものを挙げる
ことができる。化合物(VII)のヒドロキシ基にあけ
る好適な反応性誘導体としては、例えば塩化物、臭化
物、沃化物等のハロゲン化物、例えばメタンスルホン酸
エステル、ベンゼンスルホン酸エステル、トルエンスル
ホン酸エステル等のスルホン酸エステル等のような常用
のものが挙げられ、さらに好ましい例としてはスルホン
酸エステルが挙げられる。
【0043】この反応は慣用のエステル化によって行う
ことができる。化合物(V)のカルボキシ基における好
適な反応性誘導体またはその塩は、製造法3で例示した
ものと同じでよい。本反応において、化合物(V)を遊
離酸の形で用いる場合には、製造法3で述べた塩基の存
在下で反応を行うことが望ましい。
【0044】反応は通常、アルコ−ル(例えば、メタノ
−ル、エタノ−ル等)、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジン、ジメチ
ルスルホキサイド等の慣用の溶媒、または反応に悪影響
を及ぼさない任意の他の有機溶媒中で行われる。反応温
度は特に限定されず、通常、冷却下、室温または加温下
で反応は行われる。
【0045】製造法5 目的化合物(Ie)またはその塩は、化合物(Ia)ま
たはその塩をシアン酸カリウムと反応させることによっ
て製造することができる。化合物(Ie)および化合物
(Ia)の好適な塩としては、化合物(I)で示したも
のと同じものを挙げることができる。
【0046】反応は通常、水溶媒中、塩酸酸性下で行わ
れる。反応温度は特に限定されず、通常、冷却下、室温
または加温下で反応は行われる。
【0047】この方法の原料化合物(III)および
(II)は、製造法AまたはBに記載した方法によりそ
れぞれ製造することができる。 製造法A 化合物(III)またはその塩は、化合物(VIII)
またはその塩を化合物(IX)と反応させることによっ
て製造することができる。化合物(VIII)の好適な
塩としては、化合物(I)で示したものと同じものを挙
げることができる。
【0048】本反応は、アルカリ金属水酸化物(例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ
金属炭酸塩(例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
等)、アルカリ金属重炭酸塩(例えば、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム等)、トリ(低級)アルキルア
ミン(例えば、トリメチルアミン、トリエチルアミン
等)、ピリジンまたはその誘導体(例えば、ピコリン、
ルチジン、4−ジメチルアミノピリジン等)、N−(低
級)アルキルモルホリン、N,N−ジ(低級)アルキル
ベンジルアミン等のような無機または有機の塩基の存在
下で行うこともできる。使用する塩基が液体である場合
には、それを溶媒として使用することもできる。
【0049】反応は通常、水、アセトン、アルコ−ル
(例えばメタノ−ル、エタノ−ル等)、ジオキサン、テ
トラヒドロフラン、ジエチルエ−テル、エチレングリコ
−ルジメチルエ−テル、アセトニトリル、クロロホル
ム、塩化メチレン、塩化エチレン、酢酸エチル、N,N
−ジメチルホルムアミド、ピリジン等の慣用の溶媒、ま
たは反応に悪影響を及ぼさない任意の他の有機溶媒中で
行われる。これらの溶媒中、親水性溶媒は水との混合物
として使用することもできる。反応温度は特に限定され
ないが、通常は室温、加温下または加熱下で反応は行わ
れる。
【0050】製造法B 化合物(II)またはその塩は、化合物(VIII)ま
たはその塩を化合物(X)と反応させることによって製
造することができる。この反応については、前記製造法
Aの説明を参照すればよい。
【0051】上記の各製造法で得られた化合物は、抽
出、粉末化、再結晶、カラムクロマトグラフィ−、再晶
出等の慣用の方法で単離、精製することができる。
【0052】
【発明の効果】目的化合物(I)の有用性を示すため、
化合物(I)の薬理試験デ−タを以下に示す。
【0053】試験例:麻酔ラットにおける腔潅流胃から
の胃酸分泌 (1)試験方法 スプラ−グ−ド−リ−(Sprague−Dawle
y)雄性ラット(体重約250g)を使用した。ラット
を24時間絶食させた(但し水は自由に摂取させた)。
1.25g/kgウレタンを腹腔内投与することにより
ラットを麻酔した。開腹し試験中を通じて胃腔を生理食
塩水で潅流した。25mM水酸化ナトリウムを滴定液と
して自動滴定装置を用いて潅流液を滴定した。胃酸分泌
はヒスタミン(3mg/kg/時間)を静脈内注入して
誘発させた。プラト−に達した後、試験化合物(1mg
/kg)を静脈内投与した。薬効は酸分泌の最大阻害率
で示した。
【0054】(2)試験化合物:2−[(アミノ)(n
−ブチルアミノ)メチレンアミノ]−4−(3−アセチ
ルアミノプロピル)チアゾ−ル・シュウ酸塩
【0055】(3)試験結果:阻害率 100%
【0056】治療のために、この発明の目的化合物
(I)および医薬として許容されるその塩は、経口投
与、非経口投与および外用投与に適した有機もしくは無
機の固体状、準固体状もしくは液状賦形剤のような医薬
として許容される担体と混合して、前記化合物を有効成
分として含有する常用の医薬製剤の形として使用され
る。医薬製剤はカプセル、錠剤、糖衣錠、顆粒、座薬の
ような固体状であってもよく、または溶液、ロ−ショ
ン、懸濁液、エマルジョン、ゲル、軟膏等のような液状
であってもよい。必要に応じて、上記製剤中に助剤、安
定剤、潤滑剤または乳化剤、緩衝剤およびその他の通常
使用される添加剤が含まれていてもよい。
【0057】化合物(I)の投与量は、患者の年齢およ
び条件によって変化するが、目的化合物(I)は平均1
回投与量約0.1mg、1mg、10mg、50mg、
100mg、250mg、500mg、1000mgで
上記疾患治療に有効なことが分かった。一般的には、一
日当り0.1mgと約1000mgの間の量を投与して
もよい。
【0058】
【実施例】以下、製造例および実施例に従って、この発
明をさらに詳細に説明する。
【0059】製造例1 3−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレン]チオ
尿素(5.22g)および炭酸水素ナトリウム(10
g)のエチレングリコ−ル ジメチルエ−テル(75m
l)中の混合物に3−ブロモピルビン酸エチル(7.1
5g)を室温で加える。同温で1時間攪拌したのち、反
応混合物を20分間還流する。反応混合物を氷冷水(1
00ml)中に注ぎ、酢酸エチルで2回抽出する。抽出
液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮する。残渣を5%メタノ−ル/クロロホル
ムを溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィに
かけ、2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレン
アミノ]−4−エトキシカルボニルチアゾ−ル(5.6
8g)を得る。 融点102−104℃ IR(ヌジョ−ル):3400,1695,1590,
1570 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.90(3H,t,
J=7.2Hz),1.28(3H,t,J=7.1H
z),1.24−1.58(4H,m),3.06−
3.25(2H,m),4.23(2H,q,J=7.
1Hz),7.42(2H,br.s),7.60(1
H,s)
【0060】製造例2 3−ブロモピルビン酸(5.0g)、3−[(アミノ)
(n−ブチルアミノ)メチレン]チオ尿素(5.22
g)および炭酸水素ナトリウム(10g)のメタノ−ル
(100ml)中の混合物を1時間還流する。溶媒を除
去後、残渣を水(150ml)に溶解し、6N塩酸でp
Hを6.5に調整する。得られた沈澱を濾過して集め水
洗して、2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレ
ンアミノ]チアゾ−ル−4−カルボン酸(7.30g)
を得る。 融点247−250℃ IR(ヌジョ−ル):3200,1660,1620,
1500 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.89(3H,t,
J=7.1Hz),1.22−1.62(4H,m),
3.06−3.24(2H,m),4.11(3H,b
r.s),7.52(1H,s)
【0061】製造例3 1−ブロモ−5−フタルイミド−2−ペンタノン(1.
5g)および3−[(アミノ)(2−メトキシフェネチ
ルアミノ)メチレン]チオ尿素(1.1g)のアセトニ
トリル溶液を攪拌下に2時間還流する。溶媒を除去後、
残渣を水(30ml)に溶解する。溶液を炭酸カリウム
20%水溶液でpH10にアルカリ性化し、酢酸エチル
で抽出する。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。残渣を5%メタノ
−ル/クロロホルムを溶出液とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフィにかけ、2−[(アミノ)(2−メトキ
シフェネチルアミノ)メチレンアミノ]−4−(3−フ
タルイミドプロピル)チアゾ−ル(1.48g)を油状
物として得る。 IR(フィルム):3350,1770,1705,1
610,1540 cm -1 NMR(DMSO−d6,δ):1.83−2.06
(2H,m),2.48−2.60(2H,m),2.
79(2H,t,J=6.9Hz),3.35−3.4
6(2H,m),3.62(2H,t,J=6.9H
z),3.77(3H,s),6.41(1H,s),
6.84−7.00(2H,m),7.14−7.25
(2H,m),7.49(2H,br.s) MASS(m/Z):464(M+
【0062】製造例4 製造例3と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(2−フタルイミドエチル)チアゾ−ル 融点176−178℃ IR(ヌジョ−ル):3320,3250,1770,
1720,1670,1640 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.93(3H,t,
J=7.2Hz),1.28−1.66(4H,m),
2.96(2H,t,J=6.6Hz),3.19−
3.38(2H,m),3.89(2H,t,J=6.
6Hz),7.01(1H,br.s),7.78−
7.90(4H,m),8.43(2H,br.s)
【0063】製造例5 製造例3と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(3−フタルイミドプロピル)チアゾ−ル 融点75−82℃ IR(ヌジョ−ル):3400,1765,1705,
1620,1600 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.88(3H,t,
J=7.2Hz),1.24−1.68(4H,m),
1.88−2.04(2H,m),2.48−2.56
(2H,m),3.08−3.22(2H,m),3.
63(2H,t,J=7.0Hz),6.28(1H,
s),7.24(2H,br.s),7.8−7.9
(4H,m)
【0064】製造例6 製造例3と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−フタルイミドブチル)チアゾ−ル 融点80−85℃ IR(ヌジョ−ル):3400,1768,1720,
1700,1650,1600 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.88(3H,t,
J=7.2Hz),1.2−1.53(4H,m),
1.54−1.72(4H,m),2.43−2.54
(2H,m),3.05−3.15(2H,m),3.
59(2H,t,J=6.2Hz),6.23(1H,
s),7.20(2H,br.s),7.77−7.9
1(4H,m)
【0065】製造例7 製造例3と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−5−(4−フタルイミドブチル)チアゾ−ル(油
状物) IR(フィルム):3400,3150,1770,1
700 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.67(3H,t,
J=6.8Hz),1.01−1.42(8H,m),
2.41(2H,t,J=7.0Hz),2.80−
3.01(2H,m),3.37(2H,t,J=6.
3Hz),6.61(1H,s),7.09(2H,b
r.s),7.56−7.70(4H,m)
【0066】製造例8 4−(2−フタルイミドエトキシ)−2−ブタノン
(2.61g)のメタノ−ル(30ml)溶液に臭素
(0.51g)を室温で攪拌下に滴下する。同温で2時
間攪拌後、溶液を濃縮乾固する。得られた残渣および3
−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレン]チオ尿
素(1.74g)のアセトニトリル溶液を攪拌下に2時
間還流する。溶媒を除去後、残渣を水(20ml)に溶
解し、溶液を炭酸カリウム20%水溶液でpH10にア
ルカリ性化し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃
縮する。残渣をクロロホルム/メタノ−ル(20/1)
を溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィにか
け、2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンア
ミノ]−4−[(2−フタルイミドエトキシ)エチル]
チアゾ−ルを油状物として得る。 IR(フィルム):3400,3100,1770,1
710,1640,1590 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.90(3H,t,
J=7.3Hz),1.27−1.60(4H,m),
2.67(2H,t,J=6.4Hz),3.05(2
H,t,J=6.9Hz),3.15−3.32(2
H,m),3.66(2H,q,J=6.9Hz),
3.73(2H,q,J=6.9Hz),6.59(1
H,s),7.75−7.92(4H,m) MASS(m/Z):416(M+1)
【0067】製造例9 製造例8と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−[(2−フタルイミドエトキシ)
エチル]チアゾ−ル IR(ヌジョ−ル):3400,1770,1710,
1630,1590 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):2.50−3.05
(4H,m),3.56−3.83(8H,m),3.
79(3H,s),6.42(1H,s),6.81−
7.36(4H,m),7.76−7.91(4H,
m)
【0068】製造例10 製造例8と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(イソアミルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(3−フタルイミドプロピル)チアゾ−ル IR(ヌジョ−ル):3400,1770,1710,
1630,1600,1550 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.89(6H,d,
J=7.3Hz),1.25−1.93(5H,m),
2.61(2H,t,J=7.5Hz),3.08−
3.20(2H,m),3.50−3.72(2H,
m),6.29(1H,s),7.75−7.92(4
H,m)
【0069】製造例11 製造例8と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(イソアミルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−フタルイミドブチル)チアゾ−ル IR(フィルム):3350,1770,1700,1
600,1540 cm -1
【0070】製造例12 製造例8と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−(4−フタルイミドブチル)チア
ゾ−ル IR(ヌジョ−ル):3200,1770,1710,
1675,1615,1530 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.47−1.70
(4H,m),2.52(2H,t,J=7.1H
z),2.84(2H,t,J=6.7Hz),3.4
7−3.66(4H,m),3.75(3H,s),
6.83−7.30(6H,m),7.77−7.91
(4H,m)
【0071】製造例13 5−フタルイミド−2−ペンタノン(4.62g)のメ
タノ−ル(25ml)溶液に臭素(3.2g)を室温で
滴下し、同温で2時間攪拌する。溶媒を除去後、残渣を
アセトニトリル(50ml)に溶解する。これに3−
[(アミノ)(2−プロポキシベンジルアミノ)メチレ
ン]チオ尿素(3.73g)およびトリエチルアミン
(2.8ml)を添加し、混合物を1時間還流する。溶
媒を除去後、残渣を水および酢酸エチルに溶解させる。
混合物を炭酸カリウム20%水溶液でpH10にアルカ
リ性化し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽和食塩水
で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮す
る。残渣を5%メタノ−ル/クロロホルムを溶出液とす
るシリカゲルカラムクロマトグラフィにかけ、2−
[(アミノ)(2−プロポキシベンジルアミノ)メチレ
ンアミノ]−4−(3−フタルイミドプロピル)チアゾ
−ル(1.96g)を油状物として得る。 IR(フィルム):3400,1770,1705,1
620 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.00(3H,t,
J=7.3Hz),1.65−2.30(4H,m),
2.45−2.57(2H,m),3.61(2H,
t,J=7.0Hz),3.90−4.03(2H,
m),4.36(2H,d,J=5.7Hz),6.3
3(1H,s),6.85−7.28(4H,m),
7.77−7.92(4H,m)
【0072】製造例14 塩化3−クロロ−2−オキソプロピル トリフェニル
ホスホニウム(3.89g)、3−フタルイミドプロパ
ナ−ル(2.03g)および1.8−ジアザビシクロ
[5,4,0]ウンデク−7エン(1.67g)のアセ
トニトリル(30ml)溶液を攪拌下に35時間還流す
る。この溶液に3−[(アミノ)(2−メトキシフェネ
チルアミノ)メチレン]チオ尿素(1.51g)を添加
し、攪拌下に2時間還流する。溶媒を除去後、残渣を水
に溶解させる。溶液を炭酸カリウム20%水溶液でpH
10にアルカリ性化し、酢酸エチルで抽出する。抽出液
を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、減圧濃縮する。残渣を3%メタノ−ル/クロロホル
ムを溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィに
かけ、2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミ
ノ)メチレンアミノ]−4−(4−フタルイミド−1−
ブテニル]チアゾ−ル(2.18g)を非晶質粉末とし
て得る。 IR(フィルム):3400,3300,1770,1
650,1620,1590 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):2.48(2H,t,
J=6.4Hz),2.77(2H,t,J=7.0H
z),3.2−3.4(2H,m),3.69(2H,
t,J=7.0Hz),3.79(3H,s),6.0
−6.3(2H,m),6.46(1H,s),6.8
−7.0(2H,m),7.3(1H,br.s),
7.9(4H,m)
【0073】製造例15 製造例14と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−フタルイミド−1−ブテニル]チアゾ
−ル 融点143−145℃ IR(ヌジョ−ル):3450,1770,1705,
1650,1590,1520 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.1Hz),1.22−1.63(4H,m),
3.18−3.40(4H,m),3.70(2H,
t,J=6.9Hz),6.20−6.39(2H,
m),6.76(1H,s),7.80−8.10(4
H,m)
【0074】製造例16 製造例14と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−エトキシエチルアミノ)メチレ
ンアミノ]−4−(4−フタルイミド−1−ブテニル]
チアゾ−ル 融点52−53℃ IR(ヌジョ−ル):3300,1770,1705,
1600 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.12(3H,t,
J=7.0Hz),2.37−2.54(2H,m),
3.20−3.52(6H,m),3.69(2H,
t,J=7.1Hz),6.18−6.36(2H,
m),6.54(1H,s),7.45(2H,br.
s),7.77−7.82(4H,m)
【0075】製造例17 製造例14と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(イソアミルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−フタルイミド−1−ブテニル]チアゾ
−ル IR(ヌジョ−ル):1770,1710,1620,
1600 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.90(6H,d,
J=6.5Hz),1.31−1.56(2H,m),
1.62−1.81(1H,m),2.46−2.53
(2H,m),3.08−3.21(2H,m),3.
70(2H,t,J=7.0Hz),6.04−6.3
0(2H,m),6.44(1H,s),7.25(2
H,br.s),7.76−7.90(4H,m)
【0076】実施例1 2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−(3−フタルイミドプロピル)チ
アゾ−ル(1.32g)およびヒドラジン1水和物のエ
タノ−ル(30ml)溶液を攪拌下に1時間還流する。
不溶物を濾過で除去し、濾液を濃縮乾固する。得られた
残渣と無水酢酸(2ml)とのクロロホルム(30m
l)溶液を室温で2時間攪拌する。得られた混合物を更
に1時間攪拌した後、炭酸カリウム20%水溶液でpH
10にアルカリ性化し、クロロホルムで抽出する。抽出
液を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮する。残
渣をクロロホルム/メタノ−ル(20/1)を溶出液と
するシリカゲルカラムクロマトグラフィにかけ、2−
[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メチレ
ンアミノ]−4−(3−アセチルアミノプロピル)チア
ゾ−ルを油状物として得る。得られた油状物をシュウ
酸、メタノ−ルおよび酢酸エチルでシュウ酸塩に変え
る。 融点99−101℃ IR(ヌジョ−ル):3300,1685,1635,
1550 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.58−1.82
(2H,m),1.79(3H,s),2.45(2
H,t,J=7.1Hz),2.77(2H,t,J=
7.1Hz),2.96−3.13(2H,m),3.
28−3.40(2H,m),3.79(3H,s),
6.27(1H,s),6.76−6.90(1H,
m),6.84−6.98(2H,m),7.16−
7.40(4H,m) MASS(m/Z):376(M+1)
【0077】実施例2 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(2−アセチルアミノエチル)チアゾ−ル・
シュウ酸塩 融点82−84℃ IR(ヌジョ−ル):3250,1680,1650,
1590,1530 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.69(3H,t,
J=7.1Hz),1.08−1.48(4H,m),
1.57(3H,s),2.41−2.73(2H,
m),2.85−3.22(4H,m),6.11(1
H,s),7.76(1H,br.s),8.51(2
H,br.s),9.45(1H,br.s) MASS(m/Z):384(M+) 元素分析 計算値: C;41.75, H;6.37, N;1
6.23 実測値: C;41.60, H;6.04, N;1
5.96
【0078】実施例3 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(3−アセチルアミノプロピル)チアゾ−ル
・シュウ酸塩 融点101−103℃ IR(ヌジョ−ル):3200,3100,1690,
1650,1620 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.3Hz),1.28−1.61(4H,m),
1.67−1.82(2H,m),1.80(3H,
s),2.56(2H,t,J=7.5Hz),3.0
0−3.32(4H,m),6.72(1H,s),
7.88(1H,t,J=5.7Hz) MASS(m/Z):298(M+1) 元素分析 計算値: C;46.50, H;6.50, N;1
8.08 実測値: C;46.43, H;6.74, N;1
7.97
【0079】実施例4 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−アセチルアミノブチル)チアゾ−ル・
シュウ酸塩 融点128−130℃ IR(ヌジョ−ル):3250,1700,1680,
1640,1560 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.2Hz),1.35−1.62(8H,m),
1.78(3H,s),2.57(2H,t,J=7.
0Hz),2.94−3.10(2H,m),3.20
−3.36(2H,m),6.73(1H,s),7.
81(1H,br.s),8.57(2H,br.s) 元素分析 計算値: C;47.87, H;6.78, N;1
7.44 実測値: C;47.49, H;6.81, N;1
7.22
【0080】実施例5 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−5−(4−アセチルアミノブチル)チアゾ−ル・
シュウ酸塩 融点150−152℃ IR(ヌジョ−ル):3250,1680,1630,
1560 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.2Hz),1.26−1.64(8H,m),
1.78(3H,s),2.71(2H,t,J=7.
0Hz),2.97−3.11(2H,m),3.18
−3.36(2H,m),7.12(1H,s),7.
83(1H,br.s),8.63(1H,br.s) MASS(m/Z):312(M+) 元素分析 計算値: C;47.87, H;6.78, N;1
6.44 実測値: C;47.73, H;6.78, N;1
6.72
【0081】実施例6 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−アセチルアミノ−1−ブテニル)チア
ゾ−ル・シュウ酸塩 融点176−177℃ IR(ヌジョ−ル):3250,1710,1670,
1630 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.92(3H,t,
J=7.2Hz),1.30−1.66(4H,m),
1.79(3H,s),2.20−2.35(2H,
m),3.08−3.36(4H,m),6.14−
6.37(2H,m),6.88(1H,s),7.9
2(1H,t,J=5.3Hz),8.44(2H,b
r.s) MASS(m/Z):310(M+1) 元素分析 計算値: C;48.11, H;6.31, N;1
7.53 実測値: C;48.10, H;6.62, N;1
7.34
【0082】実施例7 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−(4−アセチルアミノ−1−ブテ
ニル)チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点150−157℃ IR(ヌジョ−ル):3300,1700,1670,
1590 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.79(3H,
s),2.20−2.35(2H,m),2.86(2
H,t,J=6.9Hz),3.07−3.20(2
H,m),3.41−3.55(2H,m),3.77
(3H,s),6.02−6.37(2H,m),6.
77−7.00(3H,m),7.16−7.26(2
H,m),7.90(1H,t,J=5.6Hz)
【0083】実施例8 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−[2−(2−アセチルアミノエトキシ)エチ
ル]チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点150−152℃ IR(ヌジョ−ル):3250,1720,1680,
1630,1620 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.2Hz),1.24−1.63(4H,m),
1.79(3H,s),2.82(2H,t,J=6.
6Hz),3.12−3.35(4H,m),3.40
(2H,t,J=5.6Hz),3.66(2H,t,
J=6.5Hz),6.80(1H,s),7.86
(1H,br.s),8.52(1H,br.s) MASS(m/Z):382(M+1) 元素分析 計算値: C;46.03, H;6.52, N;1
6.78 実測値: C;45.87, H;6.55, N;1
7.04
【0084】実施例9 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(2−アセチルアミノエトキシカルボニル)
チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点133−134℃ IR(ヌジョ−ル):3420,3300,1700,
1650,1550 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.90(3H,t,
J=7.2Hz),1.26−1.58(4H,m),
1.82(3H,s),3.07−3.23(2H,
m),3.28−3.44(2H,m),4.16(2
H,t,J=5.7Hz),7.42(2H,br.
s),7.46(1H,s),8.04(1H,t,J
=5.7Hz) MASS(m/Z):328(M+1) 元素分析 計算値: C;47.69, H;6.46, N;2
1.39 実測値: C;47.84, H;6.57, N;2
1.33
【0085】実施例10 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(イソアミルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(3−アセチルアミノプロピル)チアゾ−ル
・シュウ酸塩 融点104−105℃ IR(ヌジョ−ル):3330,3100,1690,
1650,1540 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(6H,d,
J=6.5Hz),1.40−1.56(2H,m),
1.59−1.84(3H,m),1.80(3H,
s),2.57(2H,t,J=7.3Hz),3.0
0−3.13(2H,m),3.20−3.36(2
H,m),6.75(1H,s),7.81(1H,
t,J=5.7Hz) 元素分析 計算値: C;47.87, H;6.78, N;1
7.44 実測値: C;47.93, H;7.08, N;1
7.33
【0086】実施例11 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−[2−(2−アセチルアミノエト
キシ)エチル]チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点126−127℃ IR(ヌジョ−ル):3250,3180,1690,
1640 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.79(3H,
s),1.70−1.93(4H,m),3.10−
3.30(2H,m),3.34−3.67(6H,
m),3.77(3H,s),6.79(1H,s),
6.83−7.03(2H,m),6.14−7.36
(2H,m) 元素分析 計算値: C;50.90, H;5.90, N;1
4.13 実測値: C;50.53, H;5.99, N;1
3.79
【0087】実施例12 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(イソアミルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−アセチルアミノ−1−ブテニル)チア
ゾ−ル・シュウ酸塩 融点104−105℃ IR(ヌジョ−ル):3240,1715,1680,
1620 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(6H,d,
J=6.5Hz),1.43−1.56(2H,m),
1.59−1.75(1H,m),1.99(3H,
s),2.22−2.37(2H,m),3.03−
3.38(4H,m),6.22−6.39(2H,
m),6.92(1H,s),7.92(1H,t,J
=5.7Hz) 元素分析 計算値: C;49.38, H;6.58, N;1
6.94 実測値: C;49.34, H;6.80, N;1
6.43
【0088】実施例13 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−エトキシエチルアミノ)メチレ
ンアミノ]−4−(4−アセチルアミノ−1−ブテニ
ル)チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点130−132℃ IR(ヌジョ−ル):3280,3100,1740,
1710,1680,1630,1540 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.14(3H,t,
J=7.0Hz),1.80(3H,s),2.20−
2.38(2H,m),3.08−3.23(2H,
m),3.40−3.68(6H,m),6.23−
6.42(2H,m),6.90(1H,s),7.9
1(1H,t,J=5.7Hz),8.49(2H,b
r.s) 元素分析 計算値: C;46.20, H;6.06, N;1
6.86 実測値: C;46.23, H;6.25, N;1
6.69
【0089】実施例14 実施例1と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−プロポキシベンジルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−(3−アセチルアミノプロピル)
チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点132−133℃ IR(ヌジョ−ル):3260,1640,1615,
1595 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.01(3H,t,
J=7.4Hz),1.60−1.87(4H,m),
1.79(3H,s),2.45(2H,t,J=7.
5Hz),2.90−3.09(2H,m),3.96
(2H,t,J=6.3Hz),4.36(2H,d,
J=5.7Hz),6.29(1H,s),6.83−
7.29(4H,m),7.44(2H,br.s),
7.83(1H,t,J=5.7Hz) MASS(m/Z):390 元素分析 計算値: C;58.59, H;6.99, N;1
7.98 実測値: C;58.41, H;7.14, N;1
7.48
【0090】実施例15 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−クロロメチルチアゾ−ル・塩酸塩(602m
g)、3−アセチルアミノプロパンチオ−ル(532m
g)およびナトリウムメトキシドの28%メタノ−ル溶
液(1.54g)のエタノ−ル(10ml)溶液を室温
で2時間攪拌する。溶媒を減圧留去し、残渣を水に溶解
させ、溶液を炭酸カリウム20%水溶液でpH10にア
ルカリ性化し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮乾
固する。残渣を3%メタノ−ル/クロロホルムを溶出液
とするシリカゲルカラムクロマトグラフィにかけ、2−
[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミノ]−
4−(3−アセチルアミノプロピルチオメチル)チアゾ
−ル(620mg)を油状物として得る。得られた油状
物をシュウ酸、メタノ−ルおよび酢酸エチルでシュウ酸
塩に変える。 融点101−103℃ IR(ヌジョ−ル):3300,1705,1670,
1620 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.1Hz),1.30−1.70(4H,m),
1.78(3H,s),2.40−2.55(4H,
m),3.02−3.37(4H,m),3.68(2
H,s),6.89(1H,s),7.48(1H,b
r.s),8.50(2H,br.s) MASS(m/Z):344(M+1) 元素分析 計算値: C;44.33, H;6.28, N;1
6.15 実測値: C;44.40, H;6.42, N;1
5.90
【0091】実施例16 3−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレン]チオ
尿素(0.97g)および1,3−ジクロロアセトン
(0.71g)のエタノ−ル(10ml)中の混合物を
2時間還流する。室温に冷却後、混合物をナトリウムメ
トキシドの28%メタノ−ル溶液(2.15g)および
2−メルカプトエチルアミン(0.43g)のエタノ−
ル(5ml)溶液に添加する。混合物を17時間攪拌
後、無水酢酸(0.57g)を加え、得られた混合物を
更に3時間攪拌する。溶媒を減圧留去し、残渣を酢酸エ
チルと炭酸カリウム20%水溶液とに混合する。分離し
た有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮乾固す
る。残渣をクロロホルム/メタノ−ル(50:1)を溶
出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィにかけ
る。得られた遊離塩基を常法でシュウ酸塩に変えて、4
−(2−アセチルアミノエチルチオメチル)−2−
[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミノ]チ
アゾ−ル・シュウ酸塩(0.45g)を得る。 融点106−108℃ IR(ヌジョ−ル):3320,3250,3100,
1730,1625 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(3H,t,
J=7.0Hz),1.32−1.55(4H,m),
1.80(3H,s),2.49−2.63(2H,
m),3.16−3.26(4H,m),3.72(2
H,s),6.92(1H,s),8.01(1H,b
r.s),8.58(3H,br.s) 元素分析 C13235OS2・C224として、 計算値: C;42.95, H;6.00, N;1
6.69 実測値: C;42.89, H;6.30, N;1
6.96
【0092】実施例17 実施例16と同様にして下記の化合物を得る。 4−(2−アセチルアミノエチルチオメチル)−2−
[(アミノ)(2−メトキシエチルアミノ)メチレンア
ミノ]チアゾ−ル・シュウ酸塩 融点121−122℃ IR(ヌジョ−ル):3250,1780,1725,
1670,1630,1540 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.80(3H,
s),2.52(2H,t,J=7.8Hz),3.1
6−3.25(2H,m),3.30(3H,s),
3.35−3.53(4H,m),3.69(2H,
s),6.04(4H,br.s),6.91(1H,
s),8.00(1H,t,J=6.4Hz),8.4
8(1H,br.s)
【0093】実施例18 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−クロロメチルチアゾ−ル・塩酸塩(1.50
g)および2−アセチルアミノエチルアミン(1.50
g)のN,N−ジメチルホルムアミド(50ml)溶液
を50℃で2時間攪拌する。溶媒を減圧留去し、残渣を
クロロホルム(10ml)および無水酢酸(3ml)に
溶解させる。室温で3時間攪拌後、溶媒を減圧留去す
る。残渣を水(20ml)に溶解させ、溶液を炭酸カリ
ウム20%水溶液でpH10にアルカリ性化し、クロロ
ホルムで抽出する。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、濃縮乾固し、残渣を10%メタノ−ル/クロロホル
ムを溶出液とするシリカゲルカラムクロマトグラフィに
かける。薄層クロマトグラフィ(10%メタノ−ル/ク
ロロホルム)で高Rf値を示す区画分を溶媒留去して、
2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−[N−(2−アセチルアミノエチル)−N−
アセチルアミノメチル]チアゾ−ル(533mg)を油
状物として得る。得られた油状物をシュウ酸、メタノ−
ルおよび酢酸エチルでシュウ酸塩に変える。 融点159−160℃ IR(ヌジョ−ル):3250,3100,1740,
1670,1630 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.90(3H,t,
J=7.1Hz),1.30−1.60(4H,m),
1.79(3H,d,J=6.4Hz),2.06(3
H,d,J=5.0Hz),3.10−3.40(6
H,m),4.42(2H,s),6.85(1H,b
r.s),7.86(1/2H,br.s),8.02
(1/2H,br.s) MASS(m/Z):355(M+1) 元素分析 計算値: C;45.94, H;6.35, N;1
8.91 実測値: C;45.61, H;6.45, N;1
8.56
【0094】実施例19 2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メチレンアミ
ノ]チアゾ−ル−4−カルボン酸(1.21g)、2−
アセチルアミノエチルアミン(612mg)、N−ヒド
ロキシベンゾトリアゾ−ル(918mg)およびN−エ
チル−N’−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボ
ジイミド・塩酸塩(1.15g)のN,N−ジメチルホ
ルムアミド(15ml)中の混合物を室温で5時間攪拌
する。溶媒を減圧留去後、残渣を水(30ml)に溶解
させ、溶液を炭酸カリウム20%水溶液でpH10にア
ルカリ性化し、酢酸エチルで抽出する。抽出液を飽和食
塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃
縮する。残渣を5%メタノ−ル/クロロホルムを溶出液
とするシリカゲルカラムクロマトグラフィにかけ、得ら
れた非晶質粉末を酢酸エチルとジエチルエ−テルとから
結晶化して、2−[(アミノ)(n−ブチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−(2−アセチルアミノエチルカル
ボキサミド)チアゾ−ル(1.40g)を得る。 融点154−156℃ IR(ヌジョ−ル):3400,3300,1640,
1605,1580 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.90(3H,t,
J=7.2Hz),1.24−1.53(4H,m),
1.81(3H,s),3.10−3.32(6H,
m),7.30(3H,s),8.02−8.15(1
H,m),8.35−8.45(1H,m) MASS(m/Z):327(M+1) 元素分析 計算値: C;47.87, H;6.79, N;2
5.35 実測値: C;47.63, H;6.80, N;2
5.08
【0095】実施例20 2−[(アミノ)(イソアミルアミノ)メチレンアミ
ノ]−4−(4−フタルイミドブチル)チアゾ−ル(1
1.5g)およびヒドラジン1水和物(10.0g)の
メタノ−ル(200ml)溶液を攪拌下に0.5時間還
流する。得られた混合物を蒸発乾固させ、残渣を炭酸カ
リウム10%水溶液に溶解させ、酢酸エチルで抽出す
る。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム
で乾燥後、蒸発乾固する。残渣とシアン酸カリウム(8
92mg)とを水(20ml)および1N塩酸(10m
l)に溶解させる。得られた混合物を室温で3時間攪拌
し、炭酸カリウム10%水溶液でアルカリ性化し、クロ
ロホルムで抽出する。抽出液を無水硫酸ナトリウムで乾
燥後、溶媒を減圧留去する。残渣をメタノ−ル/クロロ
ホルム(1:10)を溶出液とするシリカゲルカラムク
ロマトグラフィにかける。得られた油状物を常法でシュ
ウ酸塩に変えて、2−[(アミノ)(イソアミルアミ
ノ)メチレンアミノ]−4−(4−ウレイドブチル)チ
アゾ−ル・シュウ酸塩(483mg)を得る。 融点129−130℃ IR(ヌジョ−ル):3350,1735,1690,
1640,1550 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):0.91(6H,d,
J=6.5Hz),1.31−1.75(7H,m),
2.56(2H,t,J=7.0Hz),2.90−
3.05(2H,m),3.19−3.33(2H,
m),5.36(2H,br.s),5.95(1H,
t,J=5.7Hz),6.71(1H,s),8.4
6(2H,br.s) MASS(m/Z):327(M+) 元素分析 計算値: C;46.14, H;6.78, N;2
0.18 実測値: C;45.98, H;7.03, N;1
9.99
【0096】実施例21 実施例20と同様にして下記の化合物を得る。 2−[(アミノ)(2−メトキシフェネチルアミノ)メ
チレンアミノ]−4−(4−ウレイドブチル)チアゾ−
ル・シュウ酸塩 融点151−153℃ IR(ヌジョ−ル):3400,3340,1745,
1685,1640,1550 cm-1 NMR(DMSO−d6,δ):1.28−1.67
(4H,m),2.50(2H,br.s),2.75
−3.04(4H,m),3.48(2H,br.
s),3.77(3H,s),4.80(4H,br.
s),5.95(1H,t,J=5.7Hz),6.7
0(1H,s),6.81−7.14(4H,m),
8.44(1H,br.s) 元素分析 (0.3H2Oとして) 計算値: C;49.43, H;5.93, N;1
7.29 実測値: C;49.47, H;5.86, N;1
6.90

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式: (式中、R1は低級アルキル基、高級アルキル基、低級
    アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルコキシ(低
    級)アルキル基、シクロ(低級)アルキル基、シクロ
    (低級)アルキル(低級)アルキル基、適当な置換基を
    1個以上有していてもよいアル(低級)アルキル基、適
    当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ル基、適
    当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ルアミノ
    (低級)アルキル基または複素環(低級)アルキル基;
    2は低級アルキル基またはアミノ基;Qは低級アルキ
    レン基、低級アルケニレン基または式: −A−X−A−、−CONH−A−、−COO−A− (式中、Aは低級アルキレン基;XはS、O、Nまたは
    NR3、(R3は低級アルカノイル基))で示される化合
    物およびその医薬上許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 式: (式中、R1は低級アルキル基、高級アルキル基、低級
    アルケニル基、低級アルキニル基、低級アルコキシ(低
    級)アルキル基、シクロ(低級)アルキル基、シクロ
    (低級)アルキル(低級)アルキル基、適当な置換基を
    1個以上有していてもよいアル(低級)アルキル基、適
    当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ル基、適
    当な置換基を1個以上有していてもよいアリ−ルアミノ
    (低級)アルキル基または複素環(低級)アルキル基;
    2は低級アルキル基またはアミノ基;Qは低級アルキ
    レン基、低級アルケニレン基または式: −A−X−A−、−CONH−A−、−COO−A− (式中、Aは低級アルキレン基;XはS、O、Nまたは
    NR3、(R3は低級アルカノイル基))で示される化合
    物およびその医薬上許容しうる塩の製造法であって、
    (a)式: (式中、R1およびQはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物またはその塩をヒドラジン1水和物と反応さ
    せて式: (式中、R1およびQはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物またはその塩を得るか、または(b)式: (式中、R1およびAはそれぞれ前と同じ意味であり、
    Yはハロゲンを意味する)で示される化合物またはその
    塩を式: HX−A−NHCO−R2 (IV) (式中、R2、AおよびXはそれぞれ式前と同じ意味で
    ある)で示される化合物と反応させて、式: (式中、R1、R2、AおよびXはそれぞれ前と同じ意
    味)で示される化合物またはその塩を得るか、または
    (c)式: (式中、R1は前と同じ意味)で示される化合物もしく
    はカルボキシル基におけるその反応性誘導体またはその
    塩を、式: H2N−A−NHCO−R2 (VI) (式中、R2およびAはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物またはその塩と反応させて、式: (式中、R1、R2およびAはそれぞれ前と同じ意味)で
    示される化合物またはその塩を得るか、または(d)
    式: (式中、R1は前と同じ意味)で示される化合物もしく
    はカルボキシル基におけるその反応性誘導体またはその
    塩を、式: HO−A−NHCO−R2 (VII) (式中、R2およびAはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物と反応させて、式: (式中、R1、R2およびAはそれぞれ前と同じ意味)で
    示される化合物またはその塩を得るか、または(e)
    式: (式中、R1およびQはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物またはその塩をシアン酸カリウムと反応させ
    て、式: (式中、R1およびQはそれぞれ前と同じ意味)で示さ
    れる化合物またはその塩を得る前記グアニジノチアゾ−
    ル化合物の製造法。
  3. 【請求項3】 請求の範囲第1項に記載の化合物または
    その医薬上許容しうる塩を有効成分として、医薬上許容
    しうる担体とともに含有する医薬組成物。
  4. 【請求項4】 請求の範囲第1項に記載の化合物または
    その医薬上許容しうる塩をヒトまたは動物に投与するこ
    とを含む潰瘍の治療方法。
  5. 【請求項5】 請求の範囲第1項に記載の化合物または
    その医薬上許容しうる塩の抗潰瘍剤、H2−受容体拮抗
    剤および抗ヘリコバクタ−ピロリ剤としての用途。
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