JPH08337532A - 医薬組成物 - Google Patents

医薬組成物

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JPH08337532A
JPH08337532A JP7147367A JP14736795A JPH08337532A JP H08337532 A JPH08337532 A JP H08337532A JP 7147367 A JP7147367 A JP 7147367A JP 14736795 A JP14736795 A JP 14736795A JP H08337532 A JPH08337532 A JP H08337532A
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JP
Japan
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airway
sputum
action
pharmaceutical composition
mucilage
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Withdrawn
Application number
JP7147367A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Hibi
善朗 日比
Takeo Hirata
武夫 平田
Masazumi Watanabe
正純 渡辺
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】粘稠で気道壁にへばりついて離れにくい痰や粘
稠度が低いためかえって喀出が困難になった痰、および
咳−痰症状で痰喀出によって鎮咳に結び付ける場合など
の痰の喀出(去痰)を円滑にすすめる医薬組成物を提供
する。 【構成】本発明は粘液分泌促進作用を有する生薬と気道
粘液粘稠度調整剤および/または粘膜潤滑剤とを配合す
ることを特徴とする医薬組成物、特に鎮咳去痰剤を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、喀痰に優れた作用を有
する医薬組成物に関する。さらに詳しくは、適用範囲の
広い喀痰作用をもつ鎮咳去痰用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決すべき課題】咳は、主に気
道に侵入した異物やそれに反応して生じた過剰な分泌物
によって引き起こされ、異物の侵入を防ぎ、気道粘液を
痰となして喀出させることにより気道を浄化するいわば
生体の反射的な防衛反応のひとつとされている。咳は、
喀痰を伴う湿性咳と喀痰を伴わない乾性咳に分けられ
る。一般的に最も典型的な咳・痰と言えば、ウイルス感
染による上気道の急性炎症に基づくかぜ症候群にみられ
るものである。この場合、あまり痰を伴わないいわゆる
乾性の咳では、通常2〜3日で自然に治ることが多く、
特に治療を要することもない場合が多く、その程度が強
くて日常の生活に支障がある場合には対症療法として鎮
咳剤の投薬で対処することとなる。一方、一般的なかぜ
症候群で多くみられる痰と咳が混合したいわゆる湿性咳
では、痰の喀出に役立つ目的性があるため、生体防衛の
点で安易に鎮咳剤を用いて咳を止めるよりも、痰をすば
やくそして確実に除去することが医療面ではより重要で
あるといわれている。
【0003】喀痰は、気管および気管支粘膜からの分泌
物を主成分とし、これに気道粘膜から剥離した細胞や吸
引した異物が混在している。気道液産生量は1日10〜
100mlといわれ、生理的状態ではこの液は再吸収され
たり、燕下されたりして喀出されることはない。この気
道液が、気道の炎症や腫瘍あるいは肺うっ血等の何らか
の理由で生理的レベルを超えて増加して喀出されるもの
が喀痰であり、従っていかなる喀痰も異常と見るべきで
ある。多くの場合、喀痰には生理的な分泌物成分に加え
て炎症性滲出物や感染症の病因微生物等が含まれてい
る。湿性咳では、痰の喀出が容易に行われれば、駆出頻
度が少なくなるので、去痰は間接的に鎮咳効果を伴うこ
とになる。この生体の防御反応による気道内粘液の喀出
には、粘液因子と気道線毛運動による防御機構が関与し
ているとされている。湿性咳において、痰が粘稠で気道
壁にへばりつき咳を繰り返しても喀痰されないような場
合が多くみられるが、このような場合に鎮咳剤によって
咳を止めると痰がたまり、窒息あるいは細菌感染の危険
性が増すおそれがある。従って、湿性咳では、喀痰を促
して気道における通過障害を取り除くことがより鎮咳に
好ましい場合もある。痰についていえば、症状の変遷に
よっては次第に粘稠になり、気道の壁にへばりついて離
れにくい状態になる場合がある一方、粘液溶解剤を初期
症状発症時に服用したために粘稠度が極度に下がった
り、痰を希釈する目的で去痰薬物による気道液量を増加
させたものの、痰が水にあまり馴染まず、簡単には液化
されないことから水分が極端に多くなりかえって症状を
悪くする場合もあり、診療の場で問題となっている。こ
のように痰の喀出のためには、粘液溶解剤等による粘稠
度低下よりもむしろある程度粘稠度を上げた方が痰の出
易い場合もあり、痰症状に応じた薬剤の選択が重要であ
る。
【0004】こうした咳・痰症状だけでは重大な疾患に
結び付くことは少ないにしても、時には睡眠を妨げた
り、食事摂取に障害を与えて精神的・肉体的消耗の要因
となり、また他の呼吸器や循環器の病気に増悪に影響し
たりすることがあるので、できるだけ早くすっきりと取
り除いてやることが重要であるとされている。従来、咳
・痰症状の治療剤は、咳を止めることを主眼とした製剤
設計がなされており、各種の鎮咳剤が主成分として用い
られている。このような鎮咳剤としては、麻薬性のコデ
イン類や非麻薬性ながら中枢性に作用するもの、末梢気
管支拡張作用のあるノスカピンなどが用いられている
が、中枢性の副作用(例えば、呼吸抑制、鎮静、眠気、
めまいなど)や外分泌の抑制(例えば、気管分泌抑制に
よる気管粘膜の乾燥)などの他、気管支分泌の促進によ
る痰のからまり助長などの副作用の問題が在る。また、
かぜ症候群などにおいて、咳・痰症状とともに鼻水など
の症状の対症療法には抗ヒスタミン剤が用いられること
が多いが、それらが有する抗コリン作用によって極端に
水分の分泌が抑制されたり、鎮静ないし催眠作用による
眠気のため日常の活動度の低下を来すなど、弊害が認め
られている。化学療法剤以外に、咳・痰症状の緩解には
漢方処方が用いられ、副作用がなく持続性がある点で、
気質性の症状に対して広く用いられている。しかしなが
ら、迅速な作用効果を示すものはほとんど無く、服用性
あるいは取り扱いの点で問題があり、十分とは言えな
い。湿性咳における咳・痰症状は、痰を速やかにすっき
りと取り除けば、不愉快でかつ呼吸するのもつらい症状
から解放され、通常の生活活動度に復帰できる場合が多
いので、中枢に作用するような麻薬性の強い鎮咳剤など
を配合した薬剤ではなく、安心して服用できかつ咳・痰
症状がすっきり緩解するような治療効果の高い配合薬剤
が待ち望まれている。
【0005】
【問題を解決するための手段】咳・痰症状に対して、鎮
咳を優先するのではなく、不愉快な痰を速やかに取り去
る(去痰)ことにより咳・痰症状をすっきりと緩解するこ
とができ、かつ副作用の少ない安全性の高い医薬組成物
を提供する目的で、本発明者らは鋭意検討した結果本発
明を完成した。すなわち、本発明は 1)気道粘液分泌促進作用を有する生薬と気道粘液粘稠
度調整剤および/または気道粘膜潤滑剤とを配合するこ
とを特徴とする医薬組成物、 2)気道粘液粘稠度調整剤が気道粘液溶解剤または気道
粘液硬化剤である上記1)記載の医薬組成物、 3)気道粘液分泌促進作用を有する生薬がセネガ、キキ
ヨウ、オンジ、シオンの少なくとも1種である上記1)
記載の医薬組成物、 4)気道粘液溶解剤がN−アセチルL−システイン、L
−メチルシステイン、L−エチルシステイン、カルボシ
ステイン、セラペプターゼ、ブロメラインおよびこれら
の薬理学的に許容されうる塩の少なくとも1種である上
記2)または3)記載の医薬組成物、 5)気道粘液硬化剤がN−アセチルノイラミン酸(アセ
ノイラム酸ナトリウム)である請求項2または3記載の
医薬組成物、 6)気道粘膜潤滑剤がアンブロキソールまたはその薬理
学的に許容されうる塩である上記1),3),4)また
は5)記載の医薬組成物および 7)鎮咳去痰用組成物である上記1)記載の医薬組成物
に関する。
【0006】本発明は鎮咳作用に重きを置くのではな
く、痰を喀出し易くしてかつ喀出を促す作用を付加して
やることによってより去痰を確実にし、結果として咳も
速やかに鎮静化させる組成物である。その配合組成物は
痰の喀出に優れた作用を有し、かつ安全性の高い生薬
(例えばセネガ、キキョウ、オンジ、シオンなど)を少
なくとも1種含み、これに1種もしくは2種以上の粘膜
潤滑剤および/または気道粘液粘稠度調整剤として、痰
の性状により1種もしくは2種以上の気道粘液硬化剤あ
るいは気道粘液溶解剤を、好ましくは3者を配合するこ
とを特徴とするものである。本発明組成物に用い得る気
道粘液分泌促進作用を有する生薬としては、例えば和漢
薬百科図鑑(保育社発行)あるいは中薬大辞典等に収載さ
れている気道粘液分泌促進作用を有する生薬等が挙げら
れ、セネガ、キキョウ、オンジ、シオンなどが好ましく
用いられる。これらの生薬のなかでも、抹消性の気道粘
液分泌促進作用が主体となるものが好ましい。また、こ
こで生薬としては和漢薬百科図鑑あるいは中薬大辞典等
に記載の規定に準じるが、同程度の効果が得られる限
り、同属異種あるいは規定外の部位を用いてもよい。こ
れらの生薬は粉末(例えば、粗末,中末,細末,微末)、軟
エキス(例えば、水製エキス,希低級アルコールエキスな
ど)、エキス乾燥粉末の形態で、単品あるいは2種以上
の組み合わせで配合すれば良い。その配合量としては、
適応症状、使用生薬ないしその組み合わせあるいは他成
分との組み合わせ等により適宜選択すればよい。
【0007】具体的には、例えばセネガとしては、通常
ヒメハギ科のセネガまたはヒロハセネガの根を乾燥した
ものを用い、その配合量は成人1日服用量として、粉末
で300〜5000 mg、好ましくは1000〜3000 mgである。エ
キスもしくはエキス末の場合乾燥エキス換算量で45〜75
0 mg、好ましくは150〜450 mgの配合エキス量となる
ように用いればよい。例えばキキョウとしては、通常キ
キョウ科のキキョウの根を水洗し細根を去って、そのま
まあるいはコルク皮を除去して乾燥したものを用い、そ
の配合量は成人1日服用量としては、粉末で300〜5000
mg、 エキスまたはエキス末では45〜750 mgで、好ましく
は150〜450 mgである。例えばオンジとしては、通常ヒ
メハギ科イトヒメハギの根もしくは根皮を乾燥したもの
を用い、その成人1日服用量は粉末で1000〜8000 mg、
好ましくは3000〜5000 mgである。エキスまたはエキス
末で100〜800 mg、好ましくは300〜500 mgである。例え
ばシオンとしては、通常キク科のシオンの根および根茎
を乾燥したものを用い、その成人1日服用量は粉末で10
00〜8000 mg、 好ましくは3000〜5000 mgである。エキス
およびエキス末は150〜1200 mg、好ましくは450〜750 m
gである。
【0008】これら生薬はいずれも生薬に特徴的な気道
分泌促進による去痰作用を有するが、その強さに決定的
な差はなく、むしろ配合量の調整によって特徴的な薬効
を引き出せるものと考えられる。従って、これら生薬は
1種に限定されるものではなく、2種以上の組み合わせ
によって好ましい治療効果が期待される。これら生薬よ
り得られるエキスおよびエキス末の製造には、抽出溶媒
として水または低級アルコール(メチルアルコール、エ
チルアルコール、イソプロピルアルコールなど)、親水
性有機溶媒(アセトン、アセトニトリルなど)などが用
いられる。エキス乾燥粉末は製薬産業で一般的に用いら
れる方法に準じて調製された乾燥エキスを常法に従い所
望の粒度に粉末化することにより得ることができる。ま
た、生薬から抽出したエキスを直接噴霧乾燥する他、各
種吸着剤などの賦形剤や添加剤を加えて湿式造粒法や噴
霧乾燥法(スプレードライ)などにより直接エキス乾燥
粉末を得てもよい。また、抽出したエキスを一般に採用
されている方法により濾過後濃縮して軟エキスとして用
いてもよい。
【0009】本発明で用いられる気道粘液粘稠度調整剤
としては、気道粘液溶解剤および気道粘液硬化剤が挙げ
られる。本成分は、肺表面活性物質の分泌促進や粘液成
分中の酸性糖蛋白の溶解・低分子化(例えば、ジスルフ
ィド結合を開裂することによる粘度の低下作用)による
粘液溶解作用、あるいは蛋白分解酵素の粘液多糖体分解
作用、蛋白分解作用、繊維素分解作用などにより炎症部
位に蓄積された粘稠性の分泌物を分解して粘性を下げて
粘稠性の高い痰の喀出を容易にする一方、粘稠性の非常
に低い薄い痰の場合、例えば粘液成分であるシアル酸を
添加するなどの手段により痰の粘弾性を気道線毛による
輸送に適したレベルにまで粘液を適度に硬化させる目的
で用いられる。従って、痰の状態(粘稠性)に応じて、い
ずれかを適宜選択して用いればよい。上記気道粘液溶解
剤としては、例えばN−アセチルシステイン、L−エチ
ルシステイン、L−メチルシステイン、カルボシステイ
ンなどのシステイン系製剤および蛋白分解酵素製剤であ
るセラペプターゼおよびブロメラインからも選ばれる1
種あるいは2種以上を適宜組み合わせて用いればよい。
成人1日服用量は配合する他の薬物の種類および量によ
って、それぞれ公知の配合方法に準じて決められるが、
カルボシステイン、N−アセチルシステイン、塩酸L−
メチルシステイン、塩酸L−エチルシステインでは通常
100〜1500 mgであり、蛋白分解酵素製剤では通常5〜200
mg、好ましくは15〜100 mgである。ほとんどの蛋白分
解酵素製剤の至適pHはアルカリ側にあり、胃酸で不活
性化されるので、内服の場合は腸溶性にするなど製剤化
に配慮が必要である。気道粘液硬化剤としては、例えば
N−アセチルノイラミン酸(アセノイラム酸)およびそ
の薬理学的に許容され得る塩などが挙げられる。その使
用量は、症状、他成分との組み合わせ等により適宜変更
されるが、例えばN−アセチルノイラミン酸ナトリウム
では1日服用量は1〜5mgである。N−アセチルノイラ
ミン酸ナトリウムは、経口投与では大部分が腸内細菌で
分解され、腸管吸収がわずかであるので、効率よく薬効
を得るためには、例えばトローチ,チュアブル,噴霧液
剤もしくは粉末吸入剤として、局所的に1日1〜3回、
最も去痰を必要とする時に用いるのがよい。
【0010】気道粘膜潤滑剤としては、気道粘膜線毛運
動亢進作用などの薬理作用を有する薬剤が用いられ、該
作用以外に肺表面活性物質分泌促進作用や気道液の分泌
促進作用をも有する薬物が好ましく用いられる。具体的
には例えばアンブロキソールおよびその薬理学的に許容
され得る塩などが挙げられる。その配合量は、症状、他
成分との組み合わせ等により適宜変更されるが、例えば
塩酸アンブロキソールでは、成人1日服用量が5〜60
mg、好ましくは15〜45 mgである。上記薬理学的に
許容され得る塩とは、例えば塩酸塩、臭化水素酸塩など
の無機酸塩、例えば酢酸塩酒石酸塩などの有機酸塩、例
えばナトリウム、カリウムなどの無機塩基塩、例えばア
ンモニウム塩などの有機塩基塩など、生体に対して安全
であり、かつ生体内での薬物本来の薬理作用を損なう事
のない塩であればいずれでもよく、溶解性,安定性など
製剤上あるいは吸収性、安定性など服用上の目的に応じ
て適宜選択すればよい。
【0011】上記各成分の組み合わせ、量比等は、適応
症状等に応じて適宜設計されるが、その具体的な例とし
ては、例えば次のような製剤設計が挙げられる。 a)普通感冒でよくみられる、ノドの炎症を伴わない軽
度な咳であって、痰が切れれば咳も消失するような症状
に適用する場合、セネガの鎮咳・去痰作用とシオンの持
続的な去痰作用(気道分泌を亢進し痰を切れやすくする)
に依存し、痰の粘性化を防ぐとともに排膿作用も期待で
きる塩酸L−エチルシステイン等の気道粘液溶解剤を組
み合わせるように設計される。 b)水様性痰がノドにからんで、ノドの炎症を伴う症状
の場合、抗炎症作用も有するキキョウを含む生薬混合成
分(例えば、キキョウ,オンジ,シオン)による適度な気
道分泌に、アセノイラム酸ナトリウム等の気道粘液硬化
剤の配合により痰をある程度の固さ(粘稠さ)にして喀出
し易くする。 c)炎症の後期にみられる痰が頑固にからむ症状の場
合、生薬混合成分(セネガ,キキョウ,オンジ)による上
首尾で程よい気道分泌に塩酸アンブロキソール等の気道
粘膜潤滑剤による気道線毛運動の亢進で、固まった(粘
稠度の高い)痰をそのままで喀出させる。 d)軽度な咳を伴う低粘稠度な痰(ノドのあたりがゴロ
ゴロし、痰が次から次にからむような症状)の場合、痰
の構成成分であるシアル酸とフコースの割合を正常化さ
せるカルボシステインとセラペプターゼの作用とにより
痰を適度な硬度にし、セネガの鎮咳・去痰作用に加えて
去痰作用の優位なシオンを配合し両者の協力作用に、気
道線毛運動を亢進させて痰の排出に貢献する塩酸アンブ
ロキソールを組み合わせて良好な去痰作用をはかる。
【0012】e)咳を伴わない頑固にからんだ痰の場合
は、頑固にへばりつく痰を気道分泌を適度に亢進させる
作用(シオン、オンジ、キキョウによる去痰作用)に主
眼をおき、痰のはがれをよくするために気道粘液溶解剤
により弾性を下げる作用(塩酸L-エチルシステイン+
ブロメライン等)を付加し、かつ塩酸アンブロキソール
等の気道粘膜潤滑剤の作用で喀痰を容易にする。 f)水様性痰が頻繁に気管に絡まり呼吸がしにくく喀痰
が上首尾に行われないような症状には、気道分泌促進す
るよりもむしろ痰の性状を喀痰しやすい硬度まで硬くす
る方がより効果的である場合がある。この場合、生薬と
しては鎮咳去痰作用が温和でかつ安全性の高いオンジと
鎮咳よりも去痰に治療効果を示すシオンを配合し、アセ
ノイラム酸ナトリウム等の気道粘液硬化剤により水様性
痰を喀痰しやすい硬さにまで硬化させ、さらに塩酸アン
ブロキソール等の気道粘膜潤滑剤による気道線毛運動亢
進作用で上首尾に喀痰させる。 g)咳の有無に拘わらず、喀痰をより円滑に進めるため
に局所作用と全身性に作用することを期待した処方の場
合、粘膜刺激作用による反射的気道分泌作用を有するセ
ネガ等の局所適用生薬とシオン等の持続的な気道分泌亢
進作用を有する生薬とを組み合わせて配合し、塩酸アン
ブロキソール等の気道粘膜潤滑剤の作用で喀痰を容易に
し、さらに痰の性状(粘稠度)に応じて、低粘稠度な痰で
はアセノイラム酸ナトリウム等の気道粘液硬化剤を、粘
稠度の高い痰ではカルボシステイン等気道粘液溶解剤を
1または2種以上配合する。
【0013】本発明組成物は、錠剤、散剤、細粒剤、顆
粒剤、カプセル剤、懸濁剤、トローチ剤、チュアブル剤
などの経口固形製剤およびエリキシル剤、シロップ剤
(ドライシロップも含む)などの液剤などの形態で投与
することができる。また、経口投与に不向きであった
り、局所投与を選択することでより早くより確実な薬効
が求められる場合には、従来用いられている液剤注入、
ミスト噴霧やネブライザー注入法、およびスピンヘラー
やディスクヘラーを用いた粉末吸入器(dry powder devi
ce; DPD)や定量噴霧式吸入器(metered dose inhaler;
MDI)などの方法で投与される。これらの場合、利便性、
確実性、効率などの点を考慮して選択される。服用およ
び投与用量は製剤形態によって適宜調整できる。すなわ
ち、錠剤などの経口固形製剤、あるいは経口液剤として
1日服用量を1回ないし数回に分けて服用してもよい。
また、例えばシロップやトローチ、チュアブル錠などの
用事頓服して、局所で作用させるとともに内服による全
身性作用をも発揮させる製剤形態では1日服用量の1/
2〜1/10を1回量として配合し服用すればよく、こ
の場合全服用量が1日量に満たなくてもよい。逆に、製
剤形態からみて無理な服用容量とならなければ1日服用
量に相当する量を1回分として配合してもよい。また、
局所適用を目的とした液剤注入剤やミスト噴霧剤、ネブ
ライザー注入法、粉末吸入法などによる場合は、内服用
経口剤の投与量の1/10〜1/100に調製して用い
てよい。
【0014】製剤の調製にあたっては、通常使用される
充填剤、増量剤、結合剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢
剤、コーティング剤、徐放化剤など、希釈剤や賦形剤を
用いることができる。この他、必要に応じて溶解補助
剤、緩衝剤、保存剤、可溶化剤、等張化剤、乳化剤、懸
濁化剤、分散剤、増粘剤、ゲル化剤、硬化剤、吸収剤、
粘着剤、弾性剤、可塑剤、吸着剤、香料、着色剤、矯味
剤、抗酸化剤、保湿剤、遮光剤、光沢剤、帯電防止剤な
どを使用することができる。より具体的には、賦形剤と
して、乳糖、コーンスターチ、マンニトール、D−ソル
ビトール、結晶セルロース、エリスリトール、白糖な
ど、結合剤としてはヒドロキシプロピルセルロース(H
PC−L)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、メチルセルロース、α化デンプン
など、崩壊剤にはカルメロースカルシウム、クロスカル
メロースナトリウム、架橋化ポリビニルピロリドンな
ど、滑沢剤としてはステアリン酸マグネシウム、タルク
などである。また、香料としてはl−メントール、バニ
リン、レモン油、ケイヒ油、ハッカ油などのフレーバー
や芳香油が挙げられ、吸着剤には合成ケイ酸アルミニウ
ム、軽質無水ケイ酸などを配合することができる。ま
た、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルピ
ロリドンなど通常用いられるコーティング剤でコーティ
ング製剤とすることもできる。また、必要とすれば、特
にトローチ剤やシロップ剤、チュアブル剤などにおいて
は甘味剤を用いることができる。すなわち、マンニトー
ル(マンニット)、ブドウ糖(グルコース)、麦芽糖
(マルトース)、水飴、マルツエキス、マルチトール、
ソルビトール(ソルビット)、白糖、黒砂糖、果糖、乳
糖、蜂蜜、キシリトール、甘茶、サッカリン、アスパル
チルフェニルアラニンエステルなどやその他マルトオリ
ゴ糖、マルトシルシュクロース、還元イソマルチュロー
ス、ラフィノースなどのオリゴ糖などが挙げられる。こ
れらを用いての製剤化は、その製剤形態に応じて、当該
分野で知られている方法、慣用の方法そして常法のいず
れかの方法により行うことができる。
【0015】散剤、細粒剤、顆粒剤などの粉粒体製剤
(定量噴霧吸入器(MDI)や粉末吸入器(DPD)なども含む)
では飛散性、付着性などの性状を考慮して適宜目的とす
る製剤の調製を行うことができ、例えば、粉体の嵩、飛
散性、付着性、吸湿性、帯電性、ぬれ、溶解性等の物
性、粒子の粒度(粒径)、表面積、形状などの性質を考慮
して製剤となすことが好ましい。具体的には、粉末吸入
法では薬物を効率的に痰患部に到達させるために薬剤成
分の粒子径に注意を払わなければならいとされており、
最も適した粒子径は0.5〜5.0μmとされている。ま
た、取り扱いの便や吸湿、分解、変質、変色などの防止
も考慮して調製することが好ましい。粉末の調製には粉
砕方法として、乾式粉砕法、湿式粉砕法、低温粉砕法、
ジェット粉砕法、回分式粉砕法、連続開回路粉砕法、連
続閉回路粉砕法、などの従来用いられている方法により
適宜選択したり、その目的に応じてそれらを組み合わせ
て行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に関していくつかの好ましい配
合例を記載するが、本発明はこれらに限定されるもので
はない。なお、下記配合例においては、特にことわらな
い限り、各成分の配合量は成人1日量を示し、前述の常
法に従い製剤化するものとする。 〔配合例 1〕 セネガ乾燥エキス 450 mg(原生薬換算量 3,000 mg) シオン乾燥エキス 450 mg(原生薬換算量 3,000 mg) 塩酸L−エチルシステイン(腸溶性) 250 mg 上記配合組成物を、常法に従い、錠剤、散剤、顆粒剤ま
たはカプセル剤などの経口剤として調製する。本配合に
際しては、塩酸L−エチルシステインの胃液酸による分
解を防ぐために、予め腸溶性粒に製して配合する。 〔配合例 2〕 オンジ乾燥エキス 300 mg(原生薬換算量 2,000 mg) キキョウ乾燥エキス 150 mg(原生薬換算量 1,000 mg) シオン乾燥エキス 300 mg(原生薬換算量 2,000 mg) アセノイラム酸ナトリウム 4 mg 上記配合組成物は、できるだけ局所に適用しやすい製剤
の形態がよい。例えばチュアブルやトローチのような固
形製剤やシロップとして調剤することが望ましい。
【0017】〔配合例 3〕 セネガ乾燥エキス 500 mg(原生薬換算量 3,333 mg) キキョウ乾燥エキス 500 mg(原生薬換算量 3,333 mg) オンジ乾燥エキス 500 mg(原生薬換算量 5,000 mg) 塩酸アンブロキソール 45 mg 上記配合組成物を、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤、
あるいは液剤として調剤する。 〔配合例 4〕 セネガ乾燥エキス 150 mg (原生薬換算量 1,000 mg) シオン乾燥エキス 300 mg (原生薬換算量 2,000 mg) カルボシステイン 300 mg セラペプターゼ 10 mg 塩酸アンブロキソール 30 mg 上記配合組成物を、錠剤、散剤、顆粒剤、カプセル剤と
して調製する。 〔配合例 5〕 シオン乾燥エキス 750 mg(原生薬換算量 5,000 mg) オンジ乾燥エキス 100 mg(原生薬換算量 1,000 mg) キキョウ乾燥エキス 450 mg(原生薬換算量 3,000 mg) 塩酸L-エチルシスティン(腸溶性) 200 mg ブロメライン(腸溶性) 40 mg(32,000フ゛ロメライン単位) 塩酸アンブロキソール 50 mg 上記配合組成物を、錠剤、細粒剤、顆粒剤、カプセル剤
として調剤する。本配合に際しては、塩酸L−エチルシ
ステインおよびブロメラインの内服による胃液酸による
分解を防ぐために、予め腸溶性粒に製して配合する。そ
のコーティング剤には、従来より用いられているヒドロ
キシプロピルメチルセルロースフタレート200731、精製
セラック、マクロゴール6000などが好ましく用いられ
る。
【0018】〔配合例 6〕 オンジ乾燥エキス 30 mg(原生薬換算量 300 mg) シオン乾燥エキス 45 mg(原生薬換算量 300 mg) アセノイラム酸ナトリウム 2 mg 塩酸アンブロキソール 5 mg 上記成分配合組成物を、ネブライザー吸入もしくは粉末
吸入による局所投与形態で用いる。本処方では直接幹部
に噴霧・吹き付けるので、必要であれば矯味剤(甘味剤)
を添加して服用感をよくした形で供してもよい。本処方
は直接患部に噴霧・吹き付けることになるので、必要で
あれば矯味剤(甘味剤)を添加して服用感をよくした形で
供してもよい。本製剤形態では上記配合量を1日1〜3
回とし一括もしくは分割して服用してもよいので適宜製
剤形態を考慮して供すればよい。 〔配合例 7〕 セネガ乾燥エキス 150 mg(原生薬換算量 1,000 mg) キキョウ乾燥エキス 100 mg(原生薬換算量 1,000 mg) オンジ乾燥エキス 100 mg(原生薬換算量 666 mg) シオン乾燥エキス 150 mg(原生薬換算量 1,000 mg) カルボシステイン 30 mg 塩酸アンブロキソール 10 mg 上記成分配合組成物は、トローチ剤やチュアブル錠に製
剤するのが適当である。この場合、服用性を考慮して適
宜矯味剤(甘味剤)その他を加えて調製することもでき
る。トローチ剤では1回1〜2粒、1日1〜3回程度の
服用、チュアブル錠は1回1〜2錠、1日1〜3回服用
とする製剤にするのが適当である。
【0019】〔配合例 8〕上記塩酸アンブロキソール
までの配合成分のうちカルボシステイン30 mgに代え
てアセノイラム酸ナトリウム4 mgを加えて、トローチ
剤やチュアブル錠を製剤する。 〔配合例 9〕 セネガ流エキス 1 ml(原生薬換算量 1,000 mg) 塩酸アンブロキソール 30 mg 上記成分配合組成物はシロップ剤や液剤として、1日1
〜3回服用とする製剤にするのが適当である。服用性を
考慮して適宜矯味剤(甘味剤)その他を加えて調製する
こともできる。
【0020】〔製剤例1〕チュアブル錠 I粒 セネガ乾燥エキス 150 mg キキョウ乾燥エキス 100 mg オンジ乾燥エキス 100 mg シオン乾燥エキス 150 mg 結晶セルロース 500 mg コーンスターチ 540 mg マンニトール 3321.9mg HPC−L 256 mg アスパルテーム 5.1mg 均一に混合した後、常法に従い造粒し、均一な顆粒とす
る。 II粒 カルボシステイン 30 mg 塩酸アンブロキソール 10 mg 結晶セルロース 150 mg コーンスターチ 300 mg マンニトール 2417 mg HPC−L 90 mg アスパルテーム 3 mg 均一に混合した後、常法に従い造粒し、均一な顆粒とす
る。 I粒 5123 mg II粒 3000 mg コーンスターチ 252 mg ステアリン酸マグネシウム 25 mg 均一に混合した後、常法に従い打錠し、1錠1400mg
の錠剤を製剤する。
【0024】〔製剤例2〕チュアブル錠 II粒の組成を次のとおり変更し、製剤例1と同様にし
て、1錠1400mgのチュアブル錠を製剤する。 アセノライム酸ナトリウム 4 mg 塩酸アンブロキソール 10 mg 結晶セルロース 150 mg コーンスターチ 300 mg マンニトール 2443 mg HPC−L 90 mg アスパルテーム 3 mg
【効果】本発明組成物は、咳・痰症状、とりわけ湿性咳
における咳・痰症状において、痰を速やかにすっきりと
取り除いて、これによる不快感から解放するとともに、
強い鎮咳剤などを配合することなく、咳症状をもすっき
り緩解する安全かつ治療効果の高い配合薬剤である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 47/00 A61K 37/54 ACD

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気道粘液分泌促進作用を有する生薬と気道
    粘液粘稠度調整剤および/または気道粘膜潤滑剤とを配
    合することを特徴とする医薬組成物。
  2. 【請求項2】気道粘液粘稠度調整剤が気道粘液溶解剤ま
    たは気道粘液硬化剤である請求項1記載の医薬組成物。
  3. 【請求項3】気道粘液分泌促進作用を有する生薬がセネ
    ガ、キキヨウ、オンジ、シオンの少なくとも1種である
    請求項1記載の医薬組成物。
  4. 【請求項4】気道粘液溶解剤がN−アセチルL−システ
    イン、L−メチルシステイン、L−エチルシステイン、
    カルボシステイン、セラペプターゼ、ブロメラインおよ
    びこれらの薬理学的に許容されうる塩の少なくとも1種
    である請求項2または3記載の医薬組成物。
  5. 【請求項5】気道粘液硬化剤がN−アセチルノイラミン
    酸(アセノイラム酸ナトリウム)である請求項2または
    3記載の医薬組成物。
  6. 【請求項6】気道粘膜潤滑剤がアンブロキソールまたは
    その薬理学的に許容されうる塩である請求項1,3,4
    または5記載の医薬組成物。
  7. 【請求項7】鎮咳去痰用組成物である請求項1記載の医
    薬組成物。
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