JPH08336571A - サウナ室の加熱方法およびサウナ用加熱装置 - Google Patents

サウナ室の加熱方法およびサウナ用加熱装置

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JPH08336571A
JPH08336571A JP17032695A JP17032695A JPH08336571A JP H08336571 A JPH08336571 A JP H08336571A JP 17032695 A JP17032695 A JP 17032695A JP 17032695 A JP17032695 A JP 17032695A JP H08336571 A JPH08336571 A JP H08336571A
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JP
Japan
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air
room
sauna room
low temperature
passage
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JP17032695A
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English (en)
Inventor
Noboru Hanada
登 花田
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SHONAN WAKO KK
Original Assignee
SHONAN WAKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 サウナ室内下部の低い温度の空気を室内上部
に移動させて高い温度の空気と混合させることにより、
室内全体の温度の均一化を図ろうとするものである。 【構成】 サウナ室内下部の低い温度の空気をサウナ室
内上部に送り、上部の高い温度の空気と混合するように
したことを特徴とするサウナ室の加熱方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サウナ室の加熱方法
およびサウナ用加熱装置に関し、特にサウナ室内を均一
に加熱可能とするシステムおよび装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シーズヒータ等の加熱手段により
室内雰囲気を100度前後に加熱して入浴するサウナ室
の加熱方法およびそのための加熱装置は公知である。か
かるサウナ室の加熱方法における問題点は、室内の温度
を均一にするのがきわめて困難であることにあった。通
常、サウナ室の温度は80〜100度前後の温度に加熱
されているが、実際には室内の温度は上部では150度
前後にもなっているにも関わらず、下部では40〜60
度程度の比較的低い温度にしかならず、室内の上部と下
部とではきわめて大きな温度差が生じている。このた
め、入浴者は身体の上部のみが加熱される状態となり、
身体全体を均等に加温することが出来なかった。又、サ
ウナ室の内壁は木製の壁面材で構成されているため、1
50度前後となっている室内上部壁面や天井の木質部が
炭化し発火してくるおそれがあった。
【0003】そこで本発明者は、室内上部の高温の空気
を強制的に室内下部に移動させることにより温度の均一
化を試みたが、高温の空気は上昇力が大きいため下方に
移動させることは極めて困難であり、実際上室内の温度
を均一にすることは出来なかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、サウナ室
内下部の低い温度の空気を室内上部に移動させて高い温
度の空気と混合させることにより、室内全体の温度の均
一化を図ろうとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明が採った手段は、サウナ室内下部の低い温
度の空気をサウナ室内上部に送り、上部の高い温度の空
気と混合するようにしたことを特徴とする。
【0006】又、低い温度の空気を、加熱装置から放出
される高い温度の空気の上方から同じ方向に送り出し
て、両空気の混合を行うようにしたことを特徴とする。
【0007】更に、低い温度の空気を、加熱装置の外周
面に沿って上昇させるようにしたことを特徴とする。
【0008】更に、内部に加熱手段を配置した加熱装置
本体の外周面に通路を画成し、該通路の下部をサウナ室
内下部に開口し、上部をサウナ室内上部に開口し、通路
の下部開口にサウナ室内下部の低い温度の空気を強制的
に上部に送る送風手段を配置したことを特徴とする。
【0009】更に、加熱装置の上部に形成された加熱空
気の放出口の上部に、低い温度の空気の通路の上部を開
口したことを特徴とする。
【0010】更に、加熱空気の放出口と低い温度の空気
の通路の上部開口との間に防熱板および拡散板を配した
ことを特徴とする
【0011】
【作用】サウナ室内下部の低い温度の空気をサウナ室内
上部に送って、高い温度の空気と混合するようにし、室
内下部からの低い温度の空気の取り出しによりその上部
の高い温度の空気が下方に移動し室内の温度勾配が全体
的に上がってくる結果、室内の上部と下部の温度差が減
少し温度が均一化してくる。
【0012】又、低い温度の空気を加熱装置の外周面に
沿って上昇させるようにすれば、加熱装置外周部の温度
上昇を押さえることができる。
【0013】
【発明の効果】この発明によれば、室内の上部と下部の
温度差が減少し温度が均一化してくるため、入浴者は頭
部のみが加熱されるようなことがなくなり身体全体を均
等に加熱することが出来るようになる。又、従来熱の伝
達を防止するために必要とされた加熱装置外周面から壁
面までの距離を大きく取る必要がなくなり、加熱装置配
置のためのスペースを節減することが出来る。更に、室
内上部に低い温度の空気が送られることにより、上部の
温度上昇を抑制するため、天井や壁面上部の異常加熱が
防止され、木質部が炭化したり、発火したりするおそれ
がなくなる。
【0014】
【実施例】以下にこの発明の好ましい実施例を、図面を
参照しつつ詳細に説明する。図において(1)は、サウナ
室を示し、従来公知のように内壁面は木質の壁面材で構
成されており、入浴者が座るための木質製のベンチ(2)
が配置される。サウナ室の一隅に、加熱装置(3)が配置
される。加熱装置(3)は、シーズヒータの如き適宜の加
熱手段(4)を有し、自然対流で下部吸引口(5)から空気
を吸い込んで加熱手段(4)で加熱し、上部放出口から室
内に放出してサウナ室内の空気を所望の温度に加熱す
る。かかる自然対流のみの加熱装置では、通常室内上部
は150度程度の高温になっているのに対し、下部は4
0〜60度の低い温度にしかならなかった。
【0015】この発明は、室内下部の低い温度の空気を
室内上部に移動させ、室内上部で低い温度の空気を高い
温度の空気と混合させて、室内全体の温度の均一化を促
進するようにしたことを特徴とする。低い温度の空気を
上部に移動させることは、高い温度の空気を下部に移動
させることよりも容易であり、移動のためのエネルギー
ロスが少なく効率的であると共に、低い温度の空気が室
内下部から取り出されるため、その上部の高い温度の空
気が下方に移動し室内の温度分布が平均的に上がってく
る。又、室内上部に低い温度の空気が送られることによ
り、上部の温度が低下するため、天井や壁面上部の加熱
が抑制され、木質部が炭化したり、発火したりするおそ
れがなくなる。更に、低い温度の空気を加熱装置の外周
面に沿って上昇させるようにすれば、加熱装置外周部の
温度上昇を押さえることが出来るため、従来熱の伝達を
防止するために必要とされた加熱装置外周面から壁面ま
での距離を大きく取る必要がなくなり、加熱装置配置の
ためのスペースを節減することが出来る。そして、上記
のような室内全体の温度勾配の上昇と室内上部温度の抑
制とにより、室内の上部と下部の温度差が減少し温度が
均一化してくるため、入浴者は頭部のみが加熱されるよ
うなことがなくなり身体全体を均等に加熱することが出
来るようになる。
【0016】室内下部の低い温度の空気の室内上部への
移送は、加熱装置の外周面に沿って行うのが最も好まし
い。これにより、低い温度の空気は上方に送られる途中
で加熱装置からの熱で加熱される利点があると共に、上
部において加熱装置から放出される高温の空気との混合
を容易に行うことが可能となる。しかしながら、低い温
度の空気を上部に送るのはこれに限られないことは勿論
であり、加熱装置から離れた位置で壁面に沿って上昇さ
せても良い。低い温度の空気を上部に送るのは、ファン
等の強制的な送風手段により行う。送風手段は、室内下
部に近く配置して熱による悪影響を出来るだけ少なくす
べきである。
【0017】図面を参照して、加熱装置(3)は縦長方形
の筒状の本体(7)を有し、該本体(7)の内部にシーズヒ
ータの如き加熱手段(4)が配置されている。本体(7)の
下部には下部吸引口(5)が形成され、上部には上部放出
口(6)が形成されている。上部放出口(6)の上部には防
熱板および拡散板(8)が水平方向に延出されており、上
部放出口(6)から放出された高温の空気が直接天井にあ
たるのを防止している。本体(7)の外周面には画壁(9)
で通路(10)が形成される。該通路(10)の下部は前記下部
吸引口(5)の下部において本体(7)の前面に開口してお
り、上部は前記防熱板および拡散板(8)の上部に開口し
ている。通路(10)の下部開口(11)には吸引ファン(12)が
配設されサウナ室(1)内下部の低い温度の空気を通路(1
0)に吸い込むことが出来る。通路(10)に吸い込まれた空
気は通路(10)内を上昇し上部開口(13)から流出する。流
出した空気は防熱板(8)の先端で上部放出口(6)から放
出された高温の空気と混合しつつサウナ室(1)の上部に
放出される。通路(10)は本体(7)の背面および両側面に
形成するのが好ましい。
【0018】低い温度の空気を高い温度の空気の放出位
置において同じ方向に放出させることにより、両空気の
混合を良好に行うことが可能となり、低い温度の空気が
高い温度の空気から分離して下降してしまうようなこと
がなくなるため、サウナ室内の温度分布を均一にするこ
とが出来る。又、サウナ室内は下部の低い温度がを取り
出され、その上部の高い温度が下降する状態となり、室
内下部に低い温度の層が滞留することがないため、室内
温度は全体的に連続して上昇し室内の上部と下部とにお
いて温度差の少ない温度分布が達成され、上部のみが異
常に高温となったり下部が低温のままとなってしまうの
を防止することが出来る。この結果、入浴者は身体全体
を均等に暖めることが出来、極めて良好なサウナ効果を
得ることが出来る。
【0019】図示の実施例は加熱装置の本体外周面に低
い温度の空気を上部に送るための通路(10)を形成した
が、これに限られないことは勿論であり、サウナ室の壁
面に低い空気のための通路を形成して、木質の壁面材の
高温化を低い温度の空気により防止することも可能であ
ろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】サウナ室の平面図
【図2】サウナ室の立面図
【図3】加熱装置の斜視図
【図4】図2A−A線に沿った断面図
【符号の説明】
(1) サウナ室 (2) ベンチ (3) 加熱装置 (4) 加熱手段 (5) 下部吸引口 (6) 上部放出口 (7) 本体 (8) 防熱板および拡散板 (9) 画壁 (10) 通路 (11) 下部開口 (12) 吸引ファン (13) 上部開口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サウナ室内下部の低い温度の空気をサウ
    ナ室内上部に送り、上部の高い温度の空気と混合するよ
    うにしたことを特徴とするサウナ室の加熱方法。
  2. 【請求項2】 低い温度の空気を、加熱装置から放出さ
    れる高い温度の空気の上方から同じ方向に送り出して、
    両空気の混合を行うようにしたことを特徴とする請求項
    1記載の加熱方法。
  3. 【請求項3】 低い温度の空気を、加熱装置の外周面に
    沿って上昇させるようにしたことを特徴とする請求項1
    又は2記載の加熱方法。
  4. 【請求項4】 内部に加熱手段を配置した加熱装置本体
    の外周面に通路を画成し、該通路の下部をサウナ室内下
    部に開口し、上部をサウナ室内上部に開口し、通路の下
    部開口にサウナ室内下部の低い温度の空気を強制的に上
    部に送る送風手段を配置したことを特徴とするサウナ用
    加熱装置。
  5. 【請求項5】 加熱装置の上部に形成された加熱空気の
    放出口の上部に、低い温度の空気の通路の上部を開口し
    たことを特徴とする請求項4記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 加熱空気の放出口と低い温度の空気の通
    路の上部開口との間に防熱板および拡散板を配したこと
    を特徴とする請求項5記載の加熱装置。
JP17032695A 1995-06-13 1995-06-13 サウナ室の加熱方法およびサウナ用加熱装置 Pending JPH08336571A (ja)

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JP17032695A Pending JPH08336571A (ja) 1995-06-13 1995-06-13 サウナ室の加熱方法およびサウナ用加熱装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7904974B2 (en) 2005-06-13 2011-03-15 Ulf Salomonsson Produktion Ab Device for active temperature equalization in a sauna room

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7904974B2 (en) 2005-06-13 2011-03-15 Ulf Salomonsson Produktion Ab Device for active temperature equalization in a sauna room

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Effective date: 20040817

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050104