JPH08336494A

JPH08336494A - 静電気を利用した掃除機具

Info

Publication number: JPH08336494A
Application number: JP18052295A
Authority: JP
Inventors: Koki Ieiri; 光喜家入
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1995-06-13
Filing date: 1995-06-13
Publication date: 1996-12-24

Abstract

(57)【要約】【目的】静電気を利用し塵や埃を集塵するととも
に、集塵後は、静電気を除電しながら塵や埃を除去する
ことを特徴とする静電気を利用した掃除機具を提供す
る。【構成】静電気を帯電するハタキ部と、底部に貫通
孔を穿設し上部開口部に静電気を除去するための除電布
とを設置した花瓶状の筒部と、把手部の先端に複数の除
電布を設けた除電部と、略Ｃ字型の被帯電部と、前記筒
部内に溜った粉塵を吸引する吸引機とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、集塵部に静電気を帯電
させて塵や埃を付着させるとともに、集塵後、帯電した
静電気を除電して塵や埃を除去し、除去した塵や埃を吸
引機により取り除くことを特徴とする静電気を利用した
掃除機具に関する。また、本発明の静電気を利用した掃
除機具は、全体の形状または色彩を観葉植物状に形成す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来より、静電気を利用し塵や埃を取り
除く掃除用具が開発されている。該掃除用具は、モップ
やハタキの先に静電気を帯電する集塵部を設け、該集塵
部を軽く左右に振ったり、静電気が発生しやすい物質と
摩擦させながら帯電させて、塵や埃を取り除いていた。

【０００３】

【本発明が解決しようとする課題】しかし、前記掃除用
具は、静電気により付着した塵や埃を、集塵部より取り
除くのが非常に困難であった。また、該掃除用具によっ
て掃除された部分は、帯電した状態のままになっている
ので、しばらくすると静電気により再び塵や埃が付着し
てしまうという欠点が生じた。

【０００４】本発明は上記の点に鑑み、静電気を利用し
塵や埃を集塵するとともに、集塵後は、静電気を除電し
ながら塵や埃を除去することを特徴とする静電気を利用
した掃除機具を提供する。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の静電気を利用した掃除機具は、静電気を帯
電するハタキ部と、底部に貫通孔を穿設し上部開口部に
静電気を除去するための除電布とを設置した花瓶状の筒
部と、把手部の先端に複数の除電布を設けた除電部と、
略Ｃ字型の被帯電部と、前記筒部内に溜った粉塵を吸引
する吸引機から構成される。

【０００６】

【作用】本発明の静電気を利用した掃除機具の作用を図
面に基づいて説明する。ハタキ部１０と除電部２０を筒
部１から取り外し、図３に示すように集塵部１２を被帯
電部１３に挿入し摩擦して静電気を発生させる。その
後、図４に示すように、ハタキ部１０の集塵部１２を掃
除する箇所に軽く接触させ静電気により埃や塵Ｄを吸い
付ける。

【０００７】埃や塵Ｄが除去できたら図５に示すよう
に、集塵部１２を除電布２の小孔８より筒部１内に挿入
する。なお、集塵部１２に帯電した静電気は、除電布２
を通過するとき除電される。また、除電された集塵部１
２に付着した埃や塵Ｄは、筒部１内の突起物４により完
全に取り除かれ、吸引機３０により円筒部５、貫通孔６
及び円筒部７を通過して吸引機３０内に集塵される。ま
た、集塵部１２の静電気により掃除された部分は、静電
気が帯電されたままの状態なので、図６に示すように除
電部２０の除電布２２により静電気を除電しておく。

【０００８】

【実施例】以下、発明の実施例を図１乃至図６に基づい
て説明する。

【０００９】本発明の掃除機具は、花瓶状の筒部１、ハ
タキ部１０、除電部２０及び吸引機３０により構成され
る。

【００１０】花瓶状の筒部１の底部には、複数の脚部９
を有する円筒部５と貫通孔６及び突起状の円筒部７が施
されており、上部開口部に静電気を除去するための除電
布２が設置されている。該除電布２には、中心部に小孔
８と切込３が施されている。また、除電布２は、フェル
ト布に硫化銅を混合した柔軟性を有する素材からなり、
静電気を帯電した物質が軽く触れることにより容易に除
電できる効果を有する。また、筒部１の内部には、集塵
部１２に付着した埃や塵Ｄを取り除くため、螺旋状に突
起物４が設置されている。

【００１１】前記ハタキ部１０の把手１１の先端部に
は、細糸状の集塵部１２が設置されている。該集塵部１
２は、空中で軽く左右に振るか、または被帯電部材１３
と摩擦させることにより、静電気を帯電することができ
る素材からなる。また、ハタキ部１０の把手１１部分
は、筒状の除電部２０内に着脱自在に収納される。な
お、ハタキ部１０の集塵部１２は、花のイメージを表現
するさまざまな色彩を施すことが好ましい。

【００１２】除電部２０の筒状の把手２１の一端には、
外観が植物の葉を形取った複数の除電布２２が設置さ
れ、他端部は、前記筒部１の円筒部５に嵌着されてい
る。また、把手２１の上部には、略Ｃ字型の被帯電部１
３と該被帯電部１３を係止する係止具１４が設けられて
いる。

【００１３】前記被帯電部１３は略Ｃ字型をしており、
図３に示すように、前記集塵部１２を挿入し摩擦するこ
とにより、集塵部１２に静電気を帯電させる効果を有す
るものである。

【００１４】次に、本発明の静電気を利用した掃除機具
の使用例を図３乃至図６に基づいて説明する。ハタキ部
１０と除電部２０を筒部１から取り外し、図３に示すよ
うに集塵部１２を被帯電部１３に挿入し摩擦して静電気
を帯電させる。図４に示すように、ハタキ部１０の集塵
部１２を、掃除する箇所に軽く接触させ埃や塵Ｄを吸い
付ける。

【００１５】埃や塵Ｄが除去できたら図５に示すよう
に、集塵部１２を除電布２の小孔８より挿入して筒部１
内に挿入する。この時、集塵部１２に帯電した静電気
は、除電布２を通過するとき除電される。また、除電さ
れた集塵部１２に付着した埃や塵Ｄは、筒部１内の突起
物４に接触され完全に取り除かれる。取り除かれた埃や
塵Ｄは、脚部９の隙間と円筒部５の中心孔から集塵さ
れ、貫通孔６及び円筒部７内を通過して、予め設置して
おいた吸引機３０内に集塵される。

【００１６】なお、ハタキ部１０の集塵部１２により掃
除された箇所には、静電気が帯電しているので、図６に
示すように、除電部２０に設置された除電布２２を軽く
撫でておくことにより、帯電している静電気を除去する
ことができる。そのため、掃除した箇所に塵や埃Ｄが静
電気により再付着することがない。

【００１７】

【発明の効果】以上説明してきたように本発明の静電気
を利用した掃除機具は、上記の構成とすることで以下に
示す効果を奏するものである。

【００１８】集塵部に静電気を帯電させて塵や埃を付着
させ、静電気を除電した後塵や埃を除去するので、容易
にしかも確実に集塵することができる。また、除去した
後の掃除箇所の静電気も除電するので、再度埃や塵が付
着しにくくなる。その上、全体の形状が観葉植物のよう
に形成されているので、配置や収納の面でも美観的に優
れる。

【００１９】なお、本発明の静電気を利用した掃除機具
は、下記に示す清掃により多くの効果を発揮する。（１）部品製造時における塵埃除去（２）家の中の清掃（３）洋脹の埃取り（４）書物に溜った埃取り（５）乗用車内の埃取り（６）ベッドの下に溜った綿埃の除去（７）ＯＡ機器の清掃

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の静電気を利用した掃除機具の全体図で
ある。

【図２】本発明の静電気を利用した掃除機具の断面図で
ある。

【図３】本発明の静電気を利用した掃除機具の使用状態
を表す図である。

【図４】本発明の静電気を利用した掃除機具の使用状態
を表す図である。

【図５】本発明の静電気を利用した掃除機具の使用状態
を表す図である。

【図６】本発明の静電気を利用した掃除機具の使用状態
を表す図である。

【符号の説明】

１筒部２除電布３切込み４突起物５円筒部６貫通孔７円筒部８小孔９脚部１０ハタキ部１１把手１２集塵部１３被帯電部１４係止具２０除電部２１把手２２除電布３０吸引機Ｄ埃や塵Ｄ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】静電気を帯電するハタキ部と、底部に貫
通孔を穿設し上部開口部に静電気を除去するための除電
布とを設置した花瓶状の筒部と、把手部の先端に複数の
除電布を設けた除電部と、略Ｃ字型の被帯電部と、前記
筒部内に溜った塵を吸引する吸引機とからなることを特
徴とした静電気を利用した掃除機具。