JPH08336236A - 電気自動車用蓄電池充電制御装置 - Google Patents

電気自動車用蓄電池充電制御装置

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Publication number
JPH08336236A
JPH08336236A JP7139531A JP13953195A JPH08336236A JP H08336236 A JPH08336236 A JP H08336236A JP 7139531 A JP7139531 A JP 7139531A JP 13953195 A JP13953195 A JP 13953195A JP H08336236 A JPH08336236 A JP H08336236A
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JP
Japan
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charging
determined
voltage
current
storage battery
Prior art date
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Application number
JP7139531A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Hotta
佳彦 堀田
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】充電電流の変動、充電電圧の変動を抑え、かつ
適切な充電を行うことができる電気自動車用蓄電池充電
制御装置を提供する。 【構成】電気自動車用蓄電池22の充電を行う充電器2
を制御する電気自動車用蓄電池充電制御装置において、
電気自動車用蓄電池22の充電電流値を電流検出器23
によって検出し、定電流充電中に電流検出器23によっ
て検出された充電電流値が目標定電流値を挟む所定範囲
を超えたことが検出されている期間中、定電流による充
電に代わって充電電圧の変動幅を予め定めた所定範囲内
に制御して充電をする定電圧充電に切り替えるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気自動車駆動源として
の電気自動車用蓄電池の充電を制御する電気自動車用蓄
電池充電制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車に搭載される電気自動車用蓄
電池を充電スタンドにおける充電器によって、または家
庭用の充電器によって充電して、電気自動車の走行を継
続させることが提案されている。充電スタンドにおける
充電器、家庭用の充電器は比較的低出力のものから、高
速充電が可能なように高出力のものまでの種々のものが
検討されている。充電器による充電に際して充電器と車
両との間において通信を行い、電気自動車用蓄電池の充
電電流もしくは端子電圧などのフィードバック制御が行
われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この場合に、定電流充
電を行う場合において充電電流値を充電器にフィードバ
ックする必要があり、定電圧充電を行う場合において蓄
電池の端子電圧値を充電器にフィードバックする必要が
ある。しかしフィードバックする情報量が少ないと充電
電流や充電電圧に変動が生ずるという問題点がある。
【0004】また、通信速度が遅い場合や通信エラーが
生じた場合なども同様に、充電電流や充電電圧に変動が
生ずるという問題点がある。
【0005】また、充電中に冷却ファンの駆動や音響機
器の駆動などの消費電力の比較的少ない補機を駆動させ
たときのように比較的少ない電力消費量を想定している
ような充電器の場合において、車両において空気調和装
置を駆動したりして消費電力を増加させた場合、消費電
流はパルス状に変動するため、充電器の応答速度が不足
して、上記と同様に充電電流に変動を生じたり、蓄電池
の端子電圧に変動が生じたりするという問題点がある。
【0006】また、充電器と車両の間で通信を行って充
電制御を行うような場合において、通信速度が遅い場
合、通信にエラーが生じた場合、または伝達情報容量が
不足した場合に蓄電池以外の負荷が作動すると、充電電
流が一定にならず、充電電流に変動を生ずるという問題
点がある。
【0007】一方、電力損失を低く抑えるために電流を
少なく設定し高電圧にて設計してあるような場合に、充
電電流の変動によって電圧が半導体の安全動作領域を超
えるような場合が生じ、電流の変動が生ずると半導体を
損傷するというような問題点がある。
【0008】本発明は、充電電流の変動、充電電圧の変
動を抑えることができ、かつ適切な充電をすることがで
きる電気自動車用蓄電池充電制御装置を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気自動車用蓄
電池充電制御装置は、電気自動車用蓄電池の充電を行う
充電器を制御する電気自動車用蓄電池充電制御装置にお
いて、電気自動車用蓄電池の充電電流値を検出する充電
電流検出手段と、定電流による充電中に前記充電電流検
出手段によって検出された充電電流値が目標定電流値を
挾む所定範囲を超えたことを検出する充電電流変動検出
手段と、充電電流変動検出手段によって充電電流値が目
標定電流値を挾む所定範囲を超えたことが検出されてい
る期間中、前記定電流による充電に代わって充電電圧の
変動幅を予め定めた所定範囲内に制御して充電をする定
電圧充電制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】本明細書において、目標定電流値とは定電
流充電において電気自動車用蓄電池に流す目標の電流値
である。
【0011】
【作用】本発明の電気自動車用蓄電池充電制御装置は、
充電が定電流充電によって行われているときに、充電電
流値が目標定電流値から所定範囲を超えたことが検出さ
れている期間中、充電電圧値の変動幅が予め定められた
所定範囲内に制御して充電する定電圧充電に切り替えら
れて、定電圧充電がなされる。したがって、定電流充電
中に負荷が増大したような場合に、定電流充電回路の応
答が遅くて充電電流値を一定にすることができず、所定
範囲を超えて変化したときは、定電流充電から定電圧充
電に切り替えられる。この場合に電気自動車用蓄電池の
内部インピーダンスは急激には変化しないために、定電
圧充電としたことにより充電電流の変動は抑えられる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。
【0013】図1は本発明にかかる電気自動車用蓄電池
充電制御装置の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【0014】図1において、符号2は充電器を示し、符
号22は電気自動車用蓄電池を示している。充電器2
は、充電スタンドまたは家庭に設けられ、電気自動車用
蓄電池22は電気自動車に搭載されている。
【0015】充電器2にはプラグ接続検出スイッチ11
Aを有する電源プラグ11を備え、電源プラグ11を介
して供給される200V電源からの電圧をメインスイッ
チ13およびコンタクタ16A、16Bを通して変圧お
よびアイソレーション用の変圧器18の1次捲線の両端
に印加し、さらに充電器2には電源プラグ12を備え、
電源プラグ12を介して供給される100V電源から供
給される電圧をメインスイッチ14およびコンタクタ1
7A、17Bを通して変圧器18の1次捲線のセンタタ
ップと1次捲線の一端とに印加するように構成してあ
る。
【0016】さらに、充電器2にはメインスイッチ13
を介した電源電圧およびメインスイッチ14を介した電
源電圧が供給されて、供給されている電源電圧を知らせ
るための情報を後記の充電器側システムコントローラ2
1に送出すると共に充電器側システムコントローラ21
からの信号に基づいてコンタクタ16A、16B、コン
タクタ17A、17Bの一方のみをオン状態に制御する
タップ切替回路15を備えている。メインスイッチ13
と14とは連動してオン・オフされる。ここでタップ切
替回路15は充電器2に接続された電源が100Vおよ
び/または200Vの電源であることを判別する判別手
段を含んでいる。
【0017】したがって、メインスイッチ13および1
4がオン状態にされ、電源プラグ11のみが電源ジャッ
クに挿入されているときはタップ切替回路15によって
200Vの電圧のみが供給されていると判別されて充電
器側システムコントローラ21の制御のもとにタップ切
替回路15によってコンタクタ16A、16Bがオン状
態に制御され、かつコンタクタ17A、17Bがオフ状
態に制御されて、変圧器18の1次捲線に200Vの電
圧が印加される。
【0018】電源プラグ12のみが電源ジャックに挿入
されているときはタップ切替回路15によって100V
の電圧のみが供給されていると判別されて充電器側シス
テムコントローラ21の制御のもとにタップ切替回路1
5によってコンタクタ17A、17Bがオン状態に制御
され、かつコンタクタ16A、16Bがオフ状態に制御
されて、変圧器18の1次捲線の一端とセンタタップと
の間に100Vの電圧が印加される。
【0019】電源プラグ11および12がそれぞれの電
源ジャックに挿入されているときはタップ切替回路15
によって100Vの電圧と200Vの電圧とが供給され
ていると判別されて充電器側システムコントローラ21
の制御のもとにタップ切替回路15によってコンタクタ
17A、17Bまたはコンタクタ16A、16Bの一方
がオン状態に、かつ他方がオフ状態に制御され、変圧器
18の1次捲線の一端とセンタタップとの間に100V
の電圧が、または変圧器18の1次捲線に200Vの電
圧が印加される。
【0020】変圧器18は1次捲線への印加電圧が20
0Vのときも、変圧器18のセンタタップと同1次捲線
の一端との間の印加電圧が100Vのときも同一の2次
電圧が誘起され、変圧器18の2次電圧は位相制御回路
19および位相制御回路19によって出力が制御される
サイリスタブリッジ20に印加してある。ここで、変圧
器18は電源側と位相制御回路19側とをアイソレート
している。
【0021】電源プラグ12はアースプラグを有し該ア
ースプラグがコネクタ70を介して車体アース端子に接
続されている。また、電源プラグ11は深夜電力電源か
らの電圧が供給される電源ジャックへのみ挿入可能に形
成され、挿入により電源プラグ11には深夜電力が供給
され、電源プラグ11のプラグ接続検出スイッチ11A
の一方の端子はコネクタ70を介して車体アース端子に
接続され、他方の端子はプラグ接続検出のために充電器
側システムコントローラ21に接続してある。
【0022】位相制御回路19は充電器側システムコン
トローラ21からの出力に基づいて制御されて、サイリ
スタブリッジ20を構成するサイリスタをオン状態にさ
せる位相を制御してサイリスタブリッジ20からの出力
電圧・電流を制御する。本実施例では位相制御回路19
はサイリスタブリッジ20を制御し、サイリスタブリッ
ジ20から定電流出力または定電圧出力をコンタクタ2
7を介して出力させる。
【0023】電気自動車には、電気自動車用蓄電池22
の充電電流値および放電電流値を検出する電流検出器2
3、電気自動車用蓄電池22の端子電圧値を検出する電
圧検出器24、電気自動車用蓄電池22の電解液中から
発生する水素ガスの濃度を検出する水素濃度検出器2
5、電気自動車用蓄電池22の電解液の温度を検出する
温度検出器26、コネクタ70を介して供給される定電
流出力または定電圧出力をオン・オフするコンタクタ2
8、電気自動車用蓄電池22からの出力電圧によって駆
動されて車室内を空気調和する空気調和装置30、電気
自動車用蓄電池22からの出力電圧によって駆動される
補機類40を備えている。
【0024】空気調和装置30はスイッチ31と、スイ
ッチ31を介して供給された直流を交流に変換するDC
/AC変換器32と、DC/AC変換器32からの交流
出力によって駆動される空気調和装置30用のコンプレ
ッサ駆動モータ33とを備え、スイッチ31のオン・オ
フ信号は後記の制御回路51に供給して空気調和装置3
0の駆動を検出させる。
【0025】補機類40は電気自動車用蓄電池22の電
圧を例えば12Vの直流電圧に変換するDC/DC変換
器41と、補機用バッテリ42と、スイッチ43を介し
てDC/DC変換器41の出力が供給されて駆動される
灯火器等の車載電装品44と、スイッチ45を介してD
C/DC変換器41の出力が供給されて駆動される結露
防止用のために窓に埋設された熱線46等からなる。こ
こで、DC/DC変換器41の出力電圧を12Vにした
のは現在の補機類40の駆動電圧と合わせるためであ
る。
【0026】充電器側システムコントローラ21はCP
U(Central Processing Unit )からなり、制御回路5
1と相互に通信を行って協働して制御動作を行うもので
ある。充電器側システムコントローラ21はプラグ接続
検出スイッチ11Aからの出力、タップ切替回路15か
らの出力を受け、タップ切替回路15による切り替え、
制御回路51との通信に基づいて位相制御回路19によ
るサイリスタブリッジ20の位相制御、コンタクタ27
のオン・オフ制御を行う。
【0027】充電器側システムコントローラ21はCP
Uの制御のためのプログラムが格納された図示しないR
OM、通信情報等を記憶する図示しないRAMを備えて
いる。
【0028】制御回路51は電流検出器23による検出
出力、電圧検出器24による検出出力、水素濃度検出器
25の検出出力、温度検出器26の検出出力、スイッチ
31のオン・オフ出力、充電開始指示キースイッチ61
の出力、充電停止指示キースイッチ62の出力、乗車予
定時刻設定キースイッチ63の出力およびコネクタ70
の結合を示す信号を受け、コンタクタ28のオン・オフ
制御、充電許可の指示、充電停止の指示、タップ切替回
路15による切り替え、位相制御回路19によるサイリ
スタブリッジ20の位相制御、コンタクタ27のオン・
オフ制御を充電器側システムコントローラ21を介して
行い、表示装置65の表示制御を行うCPUからなって
いる。
【0029】さらに制御回路51はCPUの制御のため
のプログラムが格納されたROM51a、演算などを行
う作業領域を有しかつ演算結果などを記憶するRAM5
1bを備えている。
【0030】さらに、制御回路51は機能的に位相制御
回路19を介してサイリスタブリッジ20の出力を目標
定電圧値に制御する定電圧制御回路51d、位相制御回
路19を介してサイリスタブリッジ20の出力を目標定
電流値に制御するとともにサイリスタブリッジ20の出
力電圧が目標定電流値を挟む所定範囲を超えたとき定電
圧充電に切り替える定電流制御回路51eおよび充電開
始時刻演算回路51fを充電器側システムコントローラ
21との通信の制御を行う通信制御回路51gを備えて
おり、充電指示・充電停止指示に基づきコンタクタ27
を充電器側システムコントローラ21を介してオン・オ
フ状態に制御し、スイッチ31からのオン・オフ信号を
受けて空気調和装置30の作動・非作動を検出するよう
に構成してある。
【0031】ここで定電圧制御回路51dおよび定電流
制御回路51eは、充電器側システムコントローラ21
からの出力信号に基づいて200V電源からの電圧およ
び100V電源からの電圧が充電器2に給電されている
ときは200V電源からの給電によって電気自動車用蓄
電池22を充電し、200V電源からの給電が停止して
いる場合は100V電源からの給電によって電気自動車
用蓄電池22を充電する充電制御回路を機能的に含んで
いる。
【0032】上記のように構成された本実施例の作用を
図2〜図29に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0033】まず、メインフローについて説明する。図
2および図3はメインフローのフローチャートであり、
図2は充電器2側の、図3は車両側のフローチャートを
示す。
【0034】先に、充電器2側について説明する。
【0035】充電に先立って電源プラグ11および/ま
たは12の電源ジャックへの挿入によって電源の接続が
行われ(ステップS1)、次いでメインスイッチ13お
よび14が投入される(ステップS2)。メインスイッ
チ13および14のオン・オフは、図示しないが、充電
器側システムコントローラ21によって検出するように
構成されている。ステップS2の実行によって供給され
た電源電圧がタップ切替回路15によって検出され、タ
ップ切替回路15の検出出力は充電器側システムコント
ローラ21にも供給されて、充電器2に供給されている
電源電圧が充電器側システムコントローラ21において
判別され、判別された電源電圧に対応してコンタクタ1
6A、16Bまたはコンタクタ17A、17Bがオン状
態にされる。
【0036】ステップS2に続いてコネクタ70が接続
され(ステップS3)、続いて制御情報の受信がなされ
る(ステップS4)。ステップS4に続いて充電器2の
定格情報の送信がなされ(ステップS5)、次にシステ
ムチェックがなされる(ステップS6)。システムチェ
ックに続いて充電許可信号が入力された否かがチェック
される(ステップS7)。ステップS7において充電許
可信号が入力されたと判別されると、コンタクタ27が
オン状態に制御され、充電開始信号が入力されたか否か
がチェックされる(ステップS8)。充電開始信号が入
力されたと判別されたときは制御情報の受信がなされ
(ステップS9)、続いて充電器2の情報が送信される
(ステップS10)。
【0037】ステップS10に続いて制御モードが判定
され(ステップS11)、制御モードが定電流制御であ
ると判定されたときは定電流制御がなされ(ステップS
12)、制御モードが定電圧制御であると判別されたと
きは定電圧制御がなされて(ステップS13)、ステッ
プS12およびステップS13に続いてステップS6か
ら実行される。
【0038】ステップS7において充電許可信号が入力
されていないと判別されたとき、またはステップS11
において制御モードが充電終了であると判定されたとき
は充電作動終了制御がなされ、コンタクタ27がオフ状
態に制御されて(ステップS15)、充電が終了され
る。
【0039】ステップS8において充電開始信号が入力
されていないと判別されたとき、またはステップS11
において制御モードが一時停止であると判定されたとき
は充電作動が一時停止され、コンタクタ27がオフ状態
に制御され(ステップS14)、続いてステップS6か
ら実行される。
【0040】次に、車両側について説明する。
【0041】充電に先立ってイグニッションキースイッ
チがオフ状態にされる(ステップS21)。電気自動車
においてイグニッションの概念はないが、電気自動車用
蓄電池の出力を車両駆動用モータに供給するためのスイ
ッチが対応し、現在、定まった名称がないため、イグニ
ッションキースイッチにて表示してある。
【0042】続いてコネクタ70が接続され(ステップ
S22)、充電器情報の受信がなされる(ステップS2
3)。ステップS23に続いてシステムチェックがなさ
れる(ステップS24)。ステップS24におけるシス
テムチェックは、例えば電流検出器23、電圧検出器2
4、水素濃度検出器25および温度検出器26が正常か
否かをチェックする等によってなされる。
【0043】ステップS24におけるシステムチェック
において、異常と判別されたときは「システム異常」の
表示が表示装置65になされ(ステップS35)、続い
て充電が終了される。
【0044】ステップS24におけるシステムチェック
において、正常と判別されたときは充電許可信号が送信
され(ステップS25)、続いてコンタクタ28がオン
状態にされて(ステップS26)、充電開始指示か否か
がチェックされる(ステップS27)。
【0045】ここでステップS7およびステップS25
の充電許可信号、充電許可指示はメインスイッチ13お
よび14がオンにされかつコネクタ70が接続されてい
るときの信号に基づく信号であり、ステップS8および
ステップS27の充電開始信号および充電開始指示は充
電開始指示キースイッチ61のオンによって出力される
信号に基づく信号である。
【0046】ステップS27において充電開始指示され
ていないと判別されたときはタイマ充電の場合であっ
て、ステップS27に続いて乗車予定時刻設定がなされ
る(ステップS28)。ステップS28において設定さ
れた乗車予定時に充電を終了するべく演算された充電開
始時刻に達するまで待機する充電待機aの状態とされる
(ステップS29)。充電待機aは充電開始前に負荷が
作動した場合に充電器2から負荷に給電するルーチンで
ある。
【0047】充電待機aの状態において充電開始時刻に
なると充電待機aの状態は終了し、充電が開始される
(ステップS30)。ステップS30における充電は、
定電流充電−定電流充電と、定電流充電−定電圧充電の
いずれにも対応可能であるが、いずれを選択するかは電
気自動車用蓄電池22の種類によって決定されるため、
初期設定においていずれにするかが決められることにな
る。
【0048】ステップS27において充電開始指示キー
スイッチ61がオン状態にされると、ステップS28お
よびステップS29がスキップされて直ちに充電開始が
なされる。
【0049】ステップS30における充電が終了すると
乗車待機の状態とされる(ステップS31)。乗車待機
の状態は充電終了から充電器2の電源が遮断される迄の
間に負荷が作動した場合に、充電器2から負荷に電力を
給電するルーチンである。乗車待機の状態において充電
許可指示キースイッチ62がオン状態にされると、充電
器2への給電が終了して充電は終了され(ステップS3
2)、コンタクタ28がオフ状態に制御され(ステップ
S33)、コネクタ70の接続が解除されて、終了する
(ステップS34)。
【0050】次に、ステップS28の充電開始時刻設定
ルーチンについて説明する。図4および図5は定電流充
電−定電流充電の2段階充電の場合の充電開始時刻設定
ルーチンのフローチャートであり、図6および図7は定
電流充電−定電圧充電の2段階充電の場合の充電開始時
刻設定ルーチンのフローチャートである。
【0051】まず、定電流充電−定電流充電の2段階充
電の場合の充電開始時刻設定ルーチンを、図4および図
5に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0052】乗車予定時刻設定キースイッチ63によっ
て乗車予定時刻Tobが設定され、乗車予定時刻Tob
が読み込まれRAM51bに格納される(ステップS5
1)。次いで充電器側システムコントローラ21から送
信された充電器定格情報等の充電器情報が受信される
(ステップS52)。一方、電気自動車用蓄電池22の
放電に基づいて放電量が積算されて記憶されており、ス
テップS52に続いて電気自動車用蓄電池22の放電量
が読み込まれRAM51bに格納される(ステップS5
3)。
【0053】ステップS53に続いて、充電器2に接続
された電源、すなわち電源ジャックに挿入された電源プ
ラグが判別される(ステップS54)。ステップS54
において挿入された電源プラグの検出はタップ切替回路
15からの出力およびプラグ接続検出スイッチ11Aの
出力に基づいて充電器側システムコントローラ21にて
判別され、判別出力が制御回路51に送出される。この
判別結果により電源プラグ11および12が共に電源ジ
ャックに挿入されていないと判別されたときはステップ
S54に続いて表示装置65に電源未接続である旨の表
示がなされ、ステップS52の充電器情報の受信から再
び実行される(ステップS55)。なお、以下、電源プ
ラグが接続されているか否かについてもおよびメインス
イッチ13および14のオン・オフについても同様に、
充電器側システムコントローラ21にて判別され、判別
出力が制御回路51に送出されることになるが、かかる
記載は以下においては省略する。
【0054】ステップS54において電源プラグ11が
電源ジャックに差し込まれていると判別されたときは、
ステップS54に続いて放電量D(AH)>0.2Cか
否かがチェックされる(ステップS56)。ここでCは
AH(アンペアアワ)で示した電気自動車用蓄電池22
の電池容量を示す。
【0055】ステップS56において放電量D(AH)
>0.2Cと判別されたときは、放電量が0.2Cを超
えている場合であって、ステップS56に続いて必要充
電期間が演算される(ステップS57)。ステップS5
7における必要充電期間の演算は、必要充電期間Tc1
=(D−0.2C)/0.2(C/H)にて演算され、
さらに必要充電期間Tc2=4とされる。ここで、C/
Hはアンペア(A)である。したがって、必要充電期間
Tc1は0.2Cを超える放電量の部分を0.2(C/
H)の電流によって充電するのに要する充電期間であ
り、Tc2は残りの放電量0.2Cを0.05(C/
H)で充電するのに要する充電期間である。ここでは、
2段階充電方式で代表例として1段目を0.2(C/
H)、2段目を0.05(C/H)として説明したが、
さらに多段の充電方式を採用する場合は、充電量の設定
値は任意の値に変更される。
【0056】ステップS56において、放電量D(A
H)>0.2Cでないと判別されたときは、放電量が
0.2C以下の場合であって、ステップS56に続いて
必要充電期間が演算される(ステップS58)。ステッ
プS58における必要充電期間の演算は、必要充電期間
Tc1=0、Tc2=D/0.05(C/H)にて演算
される。この場合は、放電量が少なく0.2Cを超えた
部分がないために必要充電期間Tc1は0に設定され、
必要充電期間Tc2は放電量0.2C以下の部分の放電
量を0.05(C/H)で充電するのに要する充電期間
である。
【0057】ステップS57、S58に続いて乗車予定
時刻までの充電可能期間が演算される(ステップS5
9)。ステップS59における充電可能期間の演算は現
在時刻を基準に乗車予定時刻までの期間を深夜電力時間
帯中の時間(=Tn)と昼間電力時間帯中の時間(=T
d)とに区分する演算がなされる。充電可能期間は乗車
予定時刻と現在時刻とに基づいて演算され、例えばステ
ップS51にて乗車予定時刻を設定した現在時刻が午後
11時以降で、かつ乗車予定時刻が深夜電力時間帯以降
の時刻であれば、深夜電力時間帯中の時間Tnは現在時
刻と23時との差の時間短くなり、深夜電力時間帯終了
時刻すなわち7時から乗車予定時刻までの期間が昼間電
力時間帯中の時間Tdとなる。
【0058】これは深夜電力時間帯は23時から翌朝の
7時までに定められている場合である。
【0059】ステップS59に続いて、必要充電期間
(Tc1+Tc2)>Tnか否かがチェックされる(ス
テップS60)。ステップS60においては充電が深夜
電力時間帯中の期間内において終了、すなわち満充電と
なるか否かをチェックしているのである。ステップS6
0において必要充電期間(Tc1+Tc2)>Tnでな
いと判別されたときは、充電が深夜電力時間帯内におい
て満充電となるため、Tc3=0とされ(ステップS6
1)、ステップS61に続いて、ステップS67におい
て充電開始時刻Ts=Tob−(Tc1+Tc2+Tc
3(=0))が演算され、充電開始時刻になるのを待つ
充電待機aが実行される。
【0060】ステップS60において必要充電期間(T
c1+Tc2)>Tnであると判別されたときは、充電
が深夜電力時間帯内において終了しない場合、すなわち
深夜電力時間帯内において満充電とならないときである
ため、電源プラグ12が電源ジャックに挿入されている
か否かがチェックされる(ステップS62)。ステップ
S62において電源プラグ12が電源ジャックに挿入さ
れていないと判別されたときは100V電圧が充電器2
に供給されていない場合であって、この場合は満充電に
はならないため、表示装置65に満充電にはならない旨
の表示がなされ(ステップS68)、ステップS68に
続いて充電開始時刻Ts=現在時刻に設定され(ステッ
プS69)、充電待機aルーチンを介して充電ルーチン
が実行される。
【0061】ステップS62において電源プラグ12が
電源ジャックに挿入されていると判別されたときは10
0V電圧も供給されている場合であって、ステップS6
2に続いて必要充電期間Tc1>Tnか否かがチェック
される(ステップS63)。
【0062】ステップS63において必要充電期間Tc
1>Tnと判別されたときは、必要充電期間Tc1のみ
で深夜電力時間帯Tnを超える場合であって、ステップ
S63に続いてTc1=Tn、Tc2=0、Tc3=
(D−Tn・0.2(C/H))/0.05(C/H)
が演算される(ステップS64)。ステップS64にお
ける演算は、深夜電力時間帯の期間中0.2(C/H)
にて充電し、深夜電力時間帯の終了時において残ってい
る未充電の放電量を深夜電力時間帯の終了後、0.05
(C/H)にて充電した場合に要する充電期間の演算で
ある。
【0063】ステップS64に続いてTc3>Tdか否
かがチェックされ(ステップS66)、Tc3>Tdで
ないと判別されたときは充電が昼間電力時間帯に終了す
る場合であって、ステップS66に続いて充電開始時刻
Ts=Tob−(Tc1+Tc2+Tc3)が演算され
(ステップS67)、充電開始時刻Tsになるのを待つ
充電待機aルーチンが実行される。
【0064】ステップS63においてTc1>Tnでな
いと判別されたときは、ステップS63に続いてTc2
=Tn−Tc1、Tc3=4−Tc2の演算が行われ
(ステップS65)、次いでステップS66が実行され
る。ステップS65における演算は、深夜電力時間帯内
で0.05(C/H)によって充電される期間と、深夜
電力時間帯における充電によっても残っている未充電の
放電量を深夜電力時間帯の期間終了後0.05(C/
H)によって充電した場合に要する充電期間の演算であ
る。
【0065】ステップS66においてTc3>Tdであ
ると判別されたときは、ステップS68およびステップ
S69が実行される。
【0066】ステップS54において電源プラグ12の
みが電源ジャックに挿入されていると判別されたとき
は、ステップS54に続いて必要充電期間Tc=D/
0.05(C/H)の演算、すなわち0.05(C/
H)によって充電したときに満充電になるまでに要する
充電期間が演算される(ステップS70)。ステップS
70に続いて充電可能期間Tpが演算される(ステップ
S71)。ステップS71における充電可能期間Tpは
乗車予定時刻と現在時刻との間の時間の演算によってな
される。
【0067】ステップS71に続いてTc>Tpか否か
がチェックされる(ステップS72)。ステップS72
において、Tc>Tpであると判別されたときはステッ
プS72に続いてステップS68、続いてステップS6
9が実行される。この場合は0.05(C/H)にて充
電開始時刻になるまで充電しても満充電にならないため
である。ステップS72においてTc>Tpでないと判
別されたときは、ステップS72に続いて充電開始時刻
Ts=Tob−Tcの演算がなされて(ステップS7
3)、充電開始時刻を待つ充電待機aルーチンが実行さ
れる。
【0068】次に、定電流充電−定電圧充電の2段階充
電の場合の充電開始時刻設定ルーチンを、図6および図
7に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0069】乗車予定時刻設定キースイッチ63によっ
て乗車予定時刻Tobが設定され、乗車予定時刻が読み
込まれRAM51bに格納される(ステップS80)。
次いで充電器情報が受信される(ステップS81)。一
方、電気自動車用蓄電池22の放電に基づいて放電量が
積算されて記憶されており、ステップS81に続いて電
気自動車用蓄電池22の放電量が読み込まれ、RAM5
1bに格納される(ステップS82)。
【0070】ステップS82に続いて、電源ジャックに
挿入された電源プラグが判別される(ステップS8
3)。ステップS83において挿入された電源プラグの
検出はタップ切替回路15からの出力およびプラグ接続
検出スイッチ11Aの出力に基づいて判別される。電源
プラグ11および12が共に電源ジャックに挿入されて
いないと判別されたときはステップS83に続いて表示
装置65に電源未接続である旨の表示がなされ(ステッ
プS84)、ステップS81の充電器情報の受信から再
び実行される。
【0071】ステップS83において電源プラグ11が
電源ジャックに差し込まれていると判別されたときは、
ステップS83に続いて、ROM51aに格納されてい
る200V電源による充電時の放電量−必要充電期間テ
ーブルが参照されて、ステップS82において読み込ま
れた放電量Dに対応する必要充電期間Tcが読み出され
る(ステップS85)。
【0072】ステップS85に続いて現在時刻と乗車予
定時刻とに基づいて、深夜電力時間帯中の時間(=T
n)、昼間電力時間帯中の時間(=Td)が演算される
(ステップS86)。ステップS86における演算はス
テップS59と同一である。
【0073】ステップS86に続いて、必要充電期間T
c>Tnか否かがチェックされる(ステップS87)。
ステップS87においては充電が深夜電力時間帯中の期
間内において終了、すなわち満充電となるか否かをチェ
ックしているのである。
【0074】ステップS87において必要充電期間Tc
>Tnであると判別されたときは、充電が深夜電力時間
帯内において満充電とならないときであるため、Tc1
=Tnに設定される(ステップS88)。これは深夜電
力時間帯で充電できる時間を設定するためである。次い
で、電源プラグ12が電源ジャックに挿入されているか
否かがチェックされる(ステップS89)。ステップS
89において電源プラグ12が電源ジャックに挿入され
ていないと判別されたときは100V電圧が充電器2に
供給されていない場合であって、この場合は満充電には
ならないため、表示装置65に満充電にはならない旨の
表示がなされ(ステップS98)、ステップS98に続
いて充電開始時刻Ts=現在時刻に設定され(ステップ
S99)、充電待機aルーチンを介して充電ルーチンが
実行される。
【0075】ステップS89において電源プラグ12が
電源ジャックに挿入されていると判別されたときは10
0V電圧も充電器2に供給されている場合であって、ス
テップS89に続いて、ROM51aに格納されている
(200V電源による充電時の放電量−必要充電期間テ
ーブル)が参照されて、ステップS88におけるTc1
の期間充電したときにおいて満充電にするべく残ってい
る必要充電量、すなわち未だ充電されずに残っている放
電量(残放電量)Dが読み出され(ステップS90)、
次いで、ROM51aに格納されている(100V電源
による充電時の放電量D−必要充電期間テーブル)が参
照されて、充電されずに残っている放電量(残放電量)
Dに対応する必要充電期間Tc2が読み出される(ステ
ップS91)。
【0076】ステップS91に続いて、必要充電期間T
c2>Tdか否かがチェックされる(ステップS9
2)。ステップS92において必要充電期間Tc2>T
dと判別されたときは、昼間電力時間帯中の期間Tdの
間、100V電源から充電を行っても満充電にできない
場合であって、ステップS92に続いて、表示装置65
に満充電にはならない旨の表示がなされ(ステップS9
8)、ステップS98に続いて充電開始時刻Ts=現在
時刻に設定され(ステップS99)、充電待機aルーチ
ンを介して充電ルーチンが実行される。
【0077】ステップS92において必要充電期間Tc
2>Tdでないと判別されたときは、200V電源によ
るTc1の期間の充電と100V電源によるTc2の充
電によって充電開始時刻までに満充電になる場合であっ
て、ステップS92に続いて充電開始時刻Ts=Tob
−(Tc1+Tc2)が演算され(ステップS93)、
充電開始時刻Tsになるのを待つ充電待機aルーチンが
実行される。
【0078】ステップS87において必要充電期間Tc
>Tnでないと判別されたときは、充電が深夜電力時間
帯内において満充電となるため、Tc1=Tn、Tc2
=0とされ(ステップS94)、ステップS94に続い
て、充電開始時刻Ts=Tob−(Tc1+Tc2)が
演算され(ステップS93)、充電開始時刻になるのを
待つ充電待機aルーチンが実行される。この場合は10
0V電源による充電を待たずに満充電になる場合であっ
て充電開始時刻Ts=Tob−Tc1となる。
【0079】ステップS83において、電源プラグ12
のみが電源ジャックに挿入されていると判別されたとき
は、ステップS83に続いてROM51aに格納されて
いる100V電源供給のときにおける(放電量D−必要
充電期間テーブル)が参照されて、放電量Dに対応する
必要充電期間Tcが読み出される(ステップS95)。
ステップS95に続いて充電可能期間Tpが演算される
(ステップS96)。ステップS96における充電可能
期間Tpは乗車予定時刻と現在時刻との差を演算するこ
とによってなされる。
【0080】ステップS96に続いてTc>Tpか否か
がチェックされる(ステップS97)。ステップS97
においてTc>Tpであると判別されたときは、ステッ
プS97に続いてステップS98、続いてステップS9
9が実行される。この場合はTpの期間充電しても、す
なわち充電開始時刻になるまで充電しても満充電になら
ないためである。
【0081】ステップS97においてTc>Tpでない
と判別されたときは、ステップS97に続いて充電開始
時刻Ts=Tob−Tcの演算がなされて(ステップS
100)、充電開始時刻を待つ充電待機aルーチンが実
行される。
【0082】次に、充電待機aルーチンについて、図8
および図10に示すフローチャートに基づいて説明す
る。
【0083】充電待機aルーチンに入ると、コネクタ7
0が接続されているか否かがチェックされ(ステップS
110)、コネクタ70が接続されていると判別された
ときは続いて充電器情報が受信され(ステップS11
1)、次いでメインスイッチ13および14がオン状態
か否かがチェックされる(ステップS112)。ステッ
プS110においてコネクタ70が接続されていないと
判別されたとき、ステップS112においてメインスイ
ッチ13および14がオフ状態であると判別されたとき
は充電許可信号がオフ状態にされ(ステップS11
3)、続いてコンタクタ27がオフ状態にされて(ステ
ップS114)、充電待機aの動作は終了される。ステ
ップS112において、メインスイッチ13および14
がオン状態であると判別されたときは充電開始指示キー
スイッチ61がオン状態か否かがチェックされる(ステ
ップS115)。ステップS115において充電開始指
示キースイッチ61がオン状態と判別されたときはすぐ
に充電が開始される。充電開始指示キースイッチ61が
オン状態でないと判別されたときは充電開始時刻に達し
たか否かがチェックされ(ステップS116)、ステッ
プS116において充電開始時刻に達したと判別された
ときは充電が開始される。
【0084】ステップS116において充電開始時刻に
達していないと判別されたときは電源プラグ11または
12が電源ジャックに挿入されているか否か、すなわ
ち、充電器2に電源電圧が印加されているか否かがチェ
ックされ(ステップS117)、充電器2に電源電圧が
印加されていないと判別されたときはステップS110
から再び実行され、電源電圧が供給されるのを待つ(ス
テップS117)。メインスイッチ13および14がオ
ン状態にされて充電器2に電源電圧が印加され、充電開
始指示キースイッチ61がオン状態でなくかつ充電開始
時刻に達していないと判別されたときは、電圧検出器2
4および電流検出器23によって電気自動車用蓄電池2
2の端子電圧および流入もしくは流出電流が検出される
(ステップS118)。
【0085】ステップS118に続いて空気調和装置3
0が作動要求しているか否かがチェックされる(ステッ
プS119)。以下、図8、図10、図23、図24、
図25および図27において、空気調和装置30をA/
Cと略記する。空気調和装置30の作動要求はスイッチ
31がオン状態か否かによって判別される。ステップS
119において空気調和装置30が作動要求していない
と判別されたときは、電気自動車用蓄電池22から放電
電流が流出しているか否かがチェックされ(ステップS
120)、放電電流が流出していないと判別されたとき
はステップS110から再び実行される。
【0086】ステップS119において空気調和装置3
0が作動要求していると判別されたとき、またはステッ
プS120において放電電流が流出していると判別され
たときは、サイリスタブリッジ20からの出力電圧Vc
を(電気自動車用蓄電池22の端子電圧−α)にするべ
く位相制御回路19が制御される(ステップS12
1)。ここで、ステップS120において放電電流流出
と判別されるのは補器類40が動作しているときであ
る。また、定電圧作動時の出力電圧Vcは電気自動車用
蓄電池22の端子電圧を基準に後記する調整ステップ幅
α分だけ差し引いた若干低めの電圧に設定して作動を開
始する。また、ステップS118における電池電流の検
出幅は出力電圧Vcの調整ステップ幅αとともに電気自
動車用蓄電池22および充電器2の特性によって決定さ
れ、電気自動車用蓄電池22からの電流の出入が最小と
なるように制御される。ステップS121に続いて充電
開始信号が充電器側システムコントローラ21へ制御回
路51から送出され(ステップS122)、次いで定電
圧動作開始信号が同様に送出されて、位相制御回路19
は定電圧制御状態に制御される(ステップS123)。
【0087】ステップS123に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS12
4)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は次いで制御情報が充電器側システムコントローラ21
に送信される(ステップS125)。ステップS125
における送信を受けて充電器側システムコントローラ2
1の制御のもとに、位相制御回路19を介してサイリス
タブリッジ20は出力電圧Vcの定電圧出力状態に制御
が開始される。
【0088】ステップS125に続いて充電器情報が受
信され(ステップS126)、次いでメインスイッチ1
3および14がオン状態で充電器2に電源電圧が印加さ
れているか否かがチェックされる(ステップS12
7)。
【0089】ステップS124においてコネクタ70が
接続されていないと判別されたとき、またはステップS
127において充電器2に電源電圧が印加されていない
と判別されたときは、定電圧作動停止信号が制御回路5
1から充電器側システムコントローラ21へ送信され
(ステップS128)、続いて充電開始信号が遮断され
て、ステップS113からの実行が行われる(ステップ
S129)。
【0090】ステップS127において充電器2に電源
電圧が印加されていると判別されたときは、ステップS
127に続いて充電開始指示キースイッチ61がオン状
態にされたか否かがチェックされ(ステップS13
0)、充電開始指示キースイッチ61がオン状態にされ
ていないと判別されたときは、充電開始時刻に達したか
否かがチェックされる(ステップS131)。
【0091】ステップS130において充電開始指示キ
ースイッチ61がオン状態にされていると判別されたと
きは、ステップS130に続いて定電圧作動停止信号が
制御回路51から充電器側システムコントローラ21へ
送信され(ステップS132)、充電開始信号が一旦遮
断されて充電モードへ移行する(ステップS133)。
【0092】ステップS131において充電開始時刻に
達していないと判別されたときは、ステップS131に
続いて充電器2に電源電圧が印加されているか否かがチ
ェックされ(ステップS134)、充電器2に電源電圧
が印加されていないと判別されたときはステップS13
4に続き作動停止信号が制御回路51から充電器側シス
テムコントローラ21へ送信され(ステップS13
5)、充電開始信号が遮断されてステップS110から
の実行が行われる(ステップS136)。ステップS1
34において電源プラグ11または12が電源ジャック
に挿入されて充電器2に電源電圧が印加されていると判
別されたときは、ステップS134に続いて電圧検出器
24および電流検出器23によって、電気自動車用蓄電
池22の端子電圧、放電電流もしくは充電電流が検出さ
れ(ステップS137)、続いて空気調和装置30が作
動要求しているか否かがチェックされる(ステップS1
38)。ステップS138において空気調和装置30が
作動要求していないと判別されたときは電気自動車用蓄
電池22から放電電流が流出しているか否かがチェック
され(ステップS139)、放電電流が流出していない
と判別されたときは定電圧出力作動停止信号が制御回路
51から充電器側システムコントローラ21へ送出され
(ステップS140)、充電開始信号は遮断されてステ
ップS110からの実行が行われる(ステップS14
1)。
【0093】ステップS138において空気調和装置3
0が作動要求していると判別されたとき、またはステッ
プS139において放電電流が流出していると判別され
たときは、続いて電気自動車用蓄電池22からの電流I
bがIb>0.02(C/H)か、0.02(C/H)
≧Ib≧−0.02(C/H)か、Ib<−0.02
(C/H)か否かがチェックされる(ステップS14
2)。
【0094】ステップS142において電気自動車用蓄
電池22からの電流IbがIb>0.02(C/H)と
判別されたときは電気自動車用蓄電池22が放電してい
る場合であって、ステップS142に続いてサイリスタ
ブリッジ20の出力電圧Vcを、電圧(Vc+α)の状
態に制御するべく位相制御回路19が制御され、次いで
ステップS124が実行される(ステップS143)。
したがって、ステップS143が実行される毎にサイリ
スタブリッジ20の出力電圧はαずつ増加させられる。
【0095】ステップS142において電気自動車用蓄
電池22からの電流Ibが0.02(C/H)≧Ib≧
−0.02(C/H)と判別されたときは、ステップS
142に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧Vc
を、電圧Vcの状態に制御するべく位相制御回路19が
制御され、次いでステップS124が実行される(ステ
ップS144)。この場合は電気自動車用蓄電池22が
放電状態でも充電状態でもない状態であると判別されて
サイリスタブリッジ20の出力電圧Vcがそのまま維持
されるのである。
【0096】ステップS142において電気自動車用蓄
電池22からの電流Ibが、Ib<−0.02(C/
H)と判別されたときは充電の場合であって、ステップ
S142に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧V
cを、電圧(Vc−α)の状態に制御するべく位相制御
回路19が制御され、次いでステップS124が実行さ
れる(ステップS145)。したがって、ステップS1
45が実行される毎にサイリスタブリッジ20の出力電
圧Vcは(−α)ずつ加算されることになる。
【0097】したがって、充電開始時刻に達していない
充電待機aの状態において、空気調和装置30を駆動し
ても補器類40を駆動しても、上記のようにステップS
142およびS143が実行されて、空気調和装置30
への電流および補器類40への電流の供給はサイリスタ
ブリッジ20から行われることになって、電気自動車用
蓄電池22からの放電量を増加させるようなことはなく
なる。
【0098】また、充電開始時刻に達していない充電待
機aの状態において、Ib<−0.02(C/H)とな
ってもステップS142およびステップS145が実行
されて電気自動車用蓄電池22が充電器2によって過充
電されることもない。
【0099】充電待機aの状態において充電開始時刻に
達したときは充電ルーチンが実行される。
【0100】次に、充電ルーチンについて説明する。図
11〜図16は定電流−定電流の2段階充電ルーチンを
示している。図17〜図22は定電流−定電圧の1段目
定電流充電、2段目定電圧充電の2段階充電ルーチンを
示している。
【0101】まず、定電流−定電流の2段階定電流充電
ルーチンについて説明する。
【0102】定電流−定電流の2段定電流充電ルーチン
の実行に入れば、コネクタ70が接続されているか否か
がチェックされ(ステップS150)、コネクタ70が
接続されていると判別されたときは続いて充電器情報が
受信され(ステップS151)、次いでメインスイッチ
13および14がオフ状態か否かがチェックされる(ス
テップS152)。ステップS150においてコネクタ
70が接続されていないと判別されたとき、またはステ
ップS152においてメインスイッチ13および14が
オフ状態であると判別されたときは充電許可信号がオフ
状態にされ(ステップS153)、続いてコンタクタ2
7がオフ状態にされて(ステップS154)、充電ルー
チンは終了する。ステップS152においてメインスイ
ッチ13および14がオフ状態にされていないと判別さ
れたときは充電停止指示キースイッチ62がオン状態か
否かがチェックされる(ステップS155)。ステップ
S155において充電停止指示キースイッチ62がオン
状態であると判別されたときは、乗車待機ルーチンにリ
ターンされる。
【0103】ステップS155において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11が電源ジャックに挿入されているか否か
がチェックされ(ステップS156)、挿入されている
と判別されたとき、すなわち200Vが供給されている
ときは、初期設定がなされる(ステップS157)。ス
テップS157における初期設定は、例えば1段目充電
電流制御値Ib1=0.2(C/H)、2段目充電へ移
行するときの電気自動車用蓄電池22の端子電圧値Vb
1は(14.5V×直列接続されている蓄電池個数
N)、充電タイマの設定時間は4時間にそれぞれ設定さ
れる。ここで充電は2段定電流充電を行う場合を例示し
ており、例えば電池容量50AHの電気自動車用蓄電池
22に対して0.2(C/H)は10Aであって、10
Aの電流で充電深度80%程度まで充電し、次いで0.
05(C/H)の電流2.5Aで満充電になるまで充電
することにする。このため、放電量がきわめて多く、残
り量が少ないときは充電電流0.2(C/H)にて約4
時間充電することによって80%の充電深度に、次いで
充電電流0.05(C/H)にて約4時間充電すること
によって満充電になる値に設定されている。充電タイマ
は電気自動車用蓄電池22の不良等の原因で理論上満充
電となるべき時間充電を行っても、電気自動車用蓄電池
22の電池電圧が満充電のときの値まで上昇せずに充電
をいつまでも継続することを防止するために設定されて
いる。
【0104】ステップS156において電源プラグ11
が電源ジャックに挿入されていないと判別されたとき
は、電源プラグ12が電源ジャックに挿入されているか
否かがチェックされ(ステップS158)、電源プラグ
12が電源ジャックに挿入されていないと判別されたと
きは、表示装置65に電源未接続の旨のメッセージが表
示され(ステップS159)、ステップS150から再
び実行される。
【0105】ステップS158において深夜電力時間帯
が終了して実質的に電源プラグ12のみが電源ジャック
に挿入されていると判別されたとき、または電源プラグ
12のみが電源ジャックに挿入されていると判別された
とき、すなわち100V電圧のみが供給されているとき
は、ステップS158に続いて初期設定がなされる(ス
テップS160)。ステップS160における初期設定
は、例えば、1段目充電電流制御値Ib1=0.05
(C/H)、2段目充電へ移行するときの電気自動車用
蓄電池22の端子電圧値Vb1は(14.5V×直列接
続されている蓄電池個数N)、充電タイマの設定時間は
16時間にそれぞれ設定される。例えば、電気自動車用
蓄電池22において蓄電池の直列接続個数を24個、充
電電圧上限を408Vとすると、1個の蓄電池の電圧は
17V、充電電流0.05(C/H)(=2.5A)で
出力が約1kW(1020W)となる。以下において無
負荷時の1個の蓄電池電圧値を17Vを基準に説明す
る。
【0106】ステップS160において、電池保護用の
充電タイマの設定時間が16時間に設定されるのは、1
段目充電によって電気自動車用蓄電池22を充電深度8
0%程度まで充電するためであり、目標定電流値が0.
05(C/H)で16時間充電すれば80%程度の充電
深度まで充電されることになるためである。
【0107】ここでステップS157およびステップS
160における第1段目充電電流制御値は目標定電流値
である。
【0108】ステップS157、S160の初期設定に
続いて、温度検出器26によって検出された電気自動車
用蓄電池22の内部温度が所定温度以上か否かがチェッ
クされ(ステップS161)、所定温度未満のときは水
素濃度検出器25によって検出された電気自動車用蓄電
池22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上か否かが
チェックされる(ステップS162)。ステップS16
1における検出温度が所定温度以上のとき、またはステ
ップS162における検出水素ガス濃度が所定濃度以上
のときは、充電待機bが実行され(ステップS16
3)、続いてステップS150から再び実行される。
【0109】水素濃度検出器25による検出水素ガス濃
度が所定濃度以上か、温度検出器26による検出温度が
所定温度以上のときに充電を行うと電気自動車用蓄電池
22の寿命を損なうために、この場合には充電待機bを
実行して濃度が低下し、かつ温度が低下するのを待つの
である。充電待機bについては後記する。
【0110】これは水素濃度検出器25による検出水素
ガス濃度が所定濃度以上か、温度検出器26による検出
温度が所定温度以上か否かをチェックするのは、水素濃
度検出器25による検出水素ガス濃度が所定濃度を超え
ているとき、または温度検出器26による検出温度が所
定温度を超えているときに充電を行うと、電気自動車用
蓄電池22の寿命を損なう場合があるためである。
【0111】ステップS162において検出水素ガス濃
度が所定濃度未満と判別されたときは、ステップS16
2に続いて電圧検出器24および電流検出器23によっ
て電気自動車用蓄電池22の端子電圧および流入もしく
は流出電流が検出される(ステップS164)。ステッ
プS164に続いて充電開始信号がオン状態にされ(ス
テップS165)、続いて定電流作動開始信号が充電器
側システムコントローラ21へ送信され、定電流作動の
開始指示がなされる(S166)。ステップS166に
おける定電流作動は、サイリスタブリッジ20が位相制
御回路19の制御のもとに、200V電圧が供給されて
いるときは1段目電流値(0.2(C/H))の定電流
出力制御に、100V電圧のみが供給されているときは
1段目電流値(0.05(C/H))の定電流出力制御
に制御され、かつ充電タイマの計時が開始される。
【0112】ステップS166に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS16
7)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は続いて充電器制御情報が送信され(ステップS16
8)、続いて充電器情報が受信される(ステップS16
9)。ステップS168において送信される充電器制御
情報はステップS166における定電流作動のための制
御信号であり、ステップS169における充電器情報は
充電器制御情報に基づく状態に充電器2が制御されたこ
とを示す情報である。ステップS169に続いてメイン
スイッチ13および14がオフ状態か否かがチェックさ
れる(ステップS170)。ステップS167において
コネクタ70が接続されていないと判別されたとき、ま
たはステップS170においてメインスイッチ13およ
び14がオフ状態であると判別されたときは、定電流作
動停止信号が送信され(ステップS172)、続いて充
電開始信号がオフ状態にされて(ステップS173)、
ステップS153から実行される。
【0113】ステップS170においてメインスイッチ
13および14がオフ状態でないと判別されたときは、
ステップS170に続いて充電停止指示キースイッチ6
2がオン状態か否かがチェックされ(ステップS17
1)、充電停止指示キースイッチ62がオン状態である
と判別されたときは、定電流作動停止信号が送信され
(ステップS174)、充電開始信号がオフ状態にされ
(ステップS175)、乗車待機ルーチンへリターンさ
れる。
【0114】ステップS171において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入されて
いるか否かがチェックされる(ステップS176)。す
なわち充電器電源がオン状態か否かがチェックされる。
充電器電源がオン状態でないとステップS176におい
て判別されたときは、続いて定電流作動停止信号が送信
され(ステップS177)、充電開始信号がオフ状態に
され(ステップS178)、ステップS150から再び
実行される。
【0115】ステップS176において充電器電源がオ
ン状態であると判別されたときは、ステップS176に
続いて温度検出器26によって検出された電気自動車用
蓄電池22の内部温度が所定温度以上か否かがチェック
され(ステップS179)、所定温度未満のときは水素
濃度検出器25によって検出された電気自動車用蓄電池
22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上か否かがチ
ェックされる(ステップS180)。ステップS179
における検出温度が所定温度以上のとき、またはステッ
プS180における検出水素ガス濃度が所定濃度以上の
ときは、定電流作動停止信号が送信され(ステップS1
81)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS1
82)、充電待機bが実行されて(ステップS18
3)、ステップS150から再び実行される。
【0116】ステップS180において検出水素ガス濃
度が所定値未満と判別されたときは、ステップS180
に続いて充電電流のピーク値の変動幅が目標充電電流値
の例えば5%以上か否かがチェックされる(ステップS
184)。ステップS184において、充電電流の変動
幅が目標充電電流値の5%以上であると判別されたとき
は定電流作動停止信号が送信され(ステップS18
5)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS18
6)、後記する定電圧制御ルーチンが実行されて(ステ
ップS187)、ステップS150から再び実行され
る。
【0117】次に、ステップS187における定電圧制
御ルーチンについて、図28、図29に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。
【0118】定電圧制御ルーチンに入ると、コネクタ7
0が接続されているか否かがチェックされ(ステップS
510)、コネクタ70が接続されていると判別された
ときは続いて充電器情報が受信され(ステップS51
1)、次いでメインスイッチ13および14がオン状態
か否かがチェックされる(ステップS512)。ステッ
プS510においてコネクタ70が接続されていないと
判別されたとき、ステップS512においてメインスイ
ッチ13および14がオフ状態であると判別されたとき
は充電許可信号がオフ状態にされ(ステップS51
3)、続いてコンタクタ27がオフ状態にされて(ステ
ップS514)、定電圧制御の動作は終了される。ステ
ップS512において、メインスイッチ13および14
がオン状態であると判別されたときは充電器2に電源電
圧が印加されているか否かがチェックされる(ステップ
S515)。ステップS515において充電器2に電源
電圧が印加されていると判別されたときは電圧検出器2
4および電流検出器23によって電気自動車用蓄電池2
2の端子電圧および流入もしくは流出電流が検出される
(ステップS516)。
【0119】ステップS516に続いてサイリスタブリ
ッジ20からの出力電圧Vcを(電気自動車用蓄電池2
2の端子電圧−α)にするべく位相制御回路19を制御
する定電圧作動開始信号が充電器側システムコントロー
ラ21へ送給される(ステップS518)。ここで、定
電圧作動時の出力電圧Vcは電気自動車用蓄電池22の
端子電圧を基準に後記する調整ステップ幅α分だけ差し
引いた若干低めの電圧に設定して作動を開始する。ま
た、ステップS516における電池電流の検出幅は出力
電圧Vcの調整ステップ幅αとともに電気自動車用蓄電
池22および充電器2の特性によって決定され、電気自
動車用蓄電池22からの電流の出入が最小となるように
制御される。
【0120】ステップS518に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS51
9)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は次いで制御情報が充電器側システムコントローラ21
に送信される(ステップS520)。ステップS520
における送信を受けて充電器側システムコントローラ2
1の制御のもとに、位相制御回路19を介してサイリス
タブリッジ20は出力電圧Vcの定電圧出力状態に制御
が開始される。
【0121】ステップS520に続いて充電器情報が受
信され(ステップS521)、次いでメインスイッチ1
3および14がオフ状態であるか否かがチェックされる
(ステップS522)。
【0122】ステップS519においてコネクタ70が
接続されていないと判別されたとき、またはステップS
522においてメインスイッチ13および14がオフ状
態であると判別されたときは、定電圧作動停止信号が制
御回路51から充電器側システムコントローラ21へ送
信され(ステップS523)、続いて充電開始信号が遮
断されて、ステップS513からの実行が行われる(ス
テップS524)。
【0123】ステップS522においてメインスイッチ
13および14がオフ状態でないと判別されたときは、
ステップS522に続いて充電器2に電源電圧が印加さ
れているか否かがチェックされ(ステップS525)、
充電器2に電源電圧が印加されていると判別されたとき
は、ステップS525に続いて温度検出器26によって
検出された電気自動車用蓄電池22の内部温度が所定温
度以上か否かがチェックされ(ステップS526)、所
定温度未満のときは水素濃度検出器25によって検出さ
れた電気自動車用蓄電池22からの発生水素ガス濃度が
所定濃度以上か否かがチェックされる(ステップS52
7)。ステップS526において検出濃度が所定濃度未
満と判別されたときは、電圧検出器24および電流検出
器23によって電気自動車用蓄電池22の端子電圧およ
び流入もしくは流出電流が検出される(ステップS52
8)。
【0124】ステップS528に続いて充電電圧、すな
わち電気自動車用蓄電池22の端子電圧の平均値が予め
定められた設定電圧以上か否かがチェックされ(ステッ
プS529)、電気自動車用蓄電池22の端子電圧の平
均値が前記予め定められた設定電圧未満と判別されたと
きはステップS529に続いて充電電圧のピーク値の変
動幅が前記予め定められた設定電圧の5%以上か否かが
チェックされる(ステップS530)。ステップS53
0において5%未満であると判別されたときは充電期間
が充電タイマの設定時間を超えているか否か、すなわち
充電タイマがタイムアップしたか否かがチェックされ
(ステップS531)、充電期間が充電タイマの設定時
間を超えていない、すなわち充電タイマがタイムアップ
していないと判別されたときは、ステップS531に続
いて電気自動車用蓄電池22からの電流IdがId>
0.02(C/H)か、0.02(C/H)≧Id≧−
0.02(C/H)か、Id<−0.02(C/H)か
否かがチェックされる(ステップS534)。
【0125】ステップS534において電気自動車用蓄
電池22からの電流IdがId>0.02(C/H)と
判別されたときはステップS534に続いてサイリスタ
ブリッジ20の出力電圧を(Vc−α)の状態に制御す
るべく位相制御回路19が制御され、次いでステップS
519が実行される(ステップS535)。したがっ
て、ステップS535が実行される毎にサイリスタブリ
ッジ20の出力電圧は(α)ずつ減少させられる。
【0126】ステップS534において電気自動車用蓄
電池22からの電流Idが0.02(C/H)≧Id≧
−0.02(C/H)と判別されたときは、ステップS
534に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧Vc
を現在値に制御するべく位相制御回路19が制御され、
次いでステップS519が実行される(ステップS53
6)。この場合はサイリスタブリッジ20の出力電圧が
そのまま維持されるのである。
【0127】ステップS534において電気自動車用蓄
電池22からの電流Idが、Id<−0.02(C/
H)と判別されたときはステップS534に続いてサイ
リスタブリッジ20の出力電圧Vcを(Vc+α)の状
態に制御するべく位相制御回路19が制御され、次いで
ステップS519が実行される(ステップS537)。
したがって、ステップS537が実行される毎にサイリ
スタブリッジ20の出力電圧は(α)ずつ加算されるこ
とになる。
【0128】したがって、充電電圧、すなわち電気自動
車用蓄電池22の端子電圧の平均値が前記予め定められ
た設定電圧未満であって、充電電圧のピーク値の変動幅
が前記予め定められた設定電圧の5%未満であって、か
つ充電期間が充電タイマの設定時間を超えていないとき
は、充電電圧が所定範囲内の定電圧値に制御され、電気
自動車用蓄電池22の内部インピーダンスは急激に変化
しないために、充電電流値が略一定値に制御されること
になる。
【0129】ステップS525において充電器2に電源
電圧が印加されていないと判別されたとき、ステップS
526において電気自動車用蓄電池22の内部温度が所
定温度以上と判別されたとき、ステップS527におい
て水素濃度検出器25によって検出された電気自動車用
蓄電池22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上と判
別されたとき、ステップS529において電気自動車用
蓄電池22の端子電圧の平均値が前記予め定められた設
定電圧以上であると判別されたとき、ステップS530
において充電電圧のピーク値の変動幅が前記予め定めら
れた設定電圧の5%以上であると判別されたとき、また
はステップS531において充電期間が充電タイマの設
定時間を超えてると判別されたときすなわち充電タイマ
がタイムアップしていると判別されたときは、定電流作
動停止信号が送信され(ステップS532)、充電開始
信号がオフ状態にされて(ステップS533)、ステッ
プS150から再び実行される。
【0130】このように充電電流値が所定範囲を超えて
変動したとき、定電流充電から定電圧充電に切り替えら
れる。この場合電気自動車用蓄電池22の内部インピー
ダンスは急変しないために、定電圧充電に切り替えたこ
とによって電気自動車用蓄電池22に流れる充電電流値
の変動は抑えられることになる。
【0131】次に、図11〜図13の定電流−定電流の
2段階充電ルーチンの場合に戻って、ステップS184
(図13参照)において充電電流のピーク値の変動幅が
目標充電電流値の5%以上でないと判別されたときは、
充電電圧が2段目充電へ移行する2段目移行電圧Vb1
以上であるか否かがチェックされる(ステップS18
8)。図11〜図13のステップS188において2段
目充電へ移行する2段目移行電圧Vb1を設定電圧と記
してある。ステップS188において充電電圧が2段目
移行電圧Vb1以上でないと判別されたときは、ステッ
プS188に続いて充電タイマがタイムアップしたか否
かがチェックされ(ステップS189)、タイムアップ
していないと判別されたときはステップS167から再
び実行される。ステップS188において充電電圧が2
段目移行電圧Vb1以上であると判別されたとき、また
はステップS189においてタイムアップしていると判
別されたときは、定電流作動停止信号が送出され(ステ
ップS190)、次いで充電開始信号がオフ状態にされ
る(ステップS191)。
【0132】ステップS189における判別は、ステッ
プS157において定電流値が0.2(C/H)にされ
ているときはステップS189において4時間経過した
か否かがチェックされ、ステップS160において定電
流値が0.05(C/H)にされているときはステップ
S189において16時間経過したか否かを判別するこ
とによりなされる。
【0133】すなわち、ステップS189において充電
タイマがタイムアップしたと判別されたとき、またはス
テップS188において電気自動車用蓄電池22の端子
電圧が2段目移行電圧Vb1以上の電圧に達したと判別
されたときは、サイリスタブリッジ20の定電流出力制
御は停止され、充電電流制御値が第2段目の定電流制御
値0.05(C/H)に設定され、充電終了電圧Vb2
が(Vb2=17V×直列接続されている蓄電池個数
N)に設定され、充電タイマは4時間に設定される(ス
テップS192)。充電タイマの設定時間経過、または
電気自動車用蓄電池22の端子電圧が充電終了電圧に達
すると2段目充電は終了させられる。
【0134】ステップS192に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS19
3)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は続いて充電器情報が受信され(ステップS194)、
次いでメインスイッチ13および14がオフ状態か否か
がチェックされる(ステップS195)。ステップS1
93においてコネクタ70が接続されていないと判別さ
れたとき、またはステップS195においてメインスイ
ッチ13および14がオフ状態であると判別されたとき
は充電許可信号がオフ状態にされ(ステップS19
6)、続いてコンタクタ27がオフ状態にされて(ステ
ップS197)、充電ルーチンは終了する。
【0135】ステップS195においてメインスイッチ
13および14がオフ状態にされていないと判別された
ときは充電停止指示キースイッチ62がオン状態か否か
がチェックされる(ステップS198)。ステップS1
98において充電停止指示キースイッチ62がオン状態
であると判別されたときは乗車待機ルーチンへリターン
される。
【0136】ステップS198において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入されて
いるか否か、すなわち充電器2に電源電圧が印加されて
いるか否かがチェックされ(ステップS199)、挿入
されていないと判別されたときは電源未接続である旨の
メッセージが表示装置65に表示され(ステップS20
0)、ステップS193から再び実行される。
【0137】ステップS199において電源プラグ11
または12が電源ジャックに挿入されていると判別され
たときは、ステップS199に続いて温度検出器26に
よって検出された電気自動車用蓄電池22の内部温度が
所定温度以上か否かがチェックされ(ステップS20
1)、所定温度未満のときは水素濃度検出器25によっ
て検出された電気自動車用蓄電池22からの発生水素ガ
ス濃度が所定濃度以上か否かがチェックされる(ステッ
プS202)。ステップS201における検出温度が所
定温度以上のとき、またはステップS202における検
出水素ガス濃度が所定濃度以上のときは、充電待機bが
実行され(ステップS203)、続いてステップS19
3から再び実行される。
【0138】ステップS202において水素ガス濃度が
所定値未満と判別されたときは、ステップS202に続
いて電圧検出器24および電流検出器23によって電気
自動車用蓄電池22の端子電圧および流入もしくは流出
電流が検出される(ステップS204)。ステップS2
04に続いて充電開始信号がオン状態にされ(ステップ
S205)、続いて定電流作動開始信号が充電器側シス
テムコントローラ21へ送信され、定電流作動の開始指
示がなされる(S206)。ステップS206における
定電流作動は、サイリスタブリッジ20が位相制御回路
19の制御のもとに、2段目充電電流値(0.05(C
/H))の定電流出力状態に制御され、かつ充電タイマ
の計時が開始される。
【0139】ステップS206に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS20
7)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は続いて充電器制御情報が送信され(ステップS20
8)、続いて充電器情報が受信される(ステップS20
9)。ステップS208において送信される充電器制御
情報はステップS206における定電流作動のための制
御信号であり、ステップS209における充電器情報は
充電器制御情報に基づく状態に充電器2が制御されたこ
とを示す情報である。ステップS209に続いてメイン
スイッチ13および14がオフ状態か否かがチェックさ
れる(ステップS210)。ステップS207において
コネクタ70が接続されていないと判別されたとき、ま
たはステップS210においてメインスイッチ13およ
び14がオフ状態であると判別されたときは、定電流作
動停止信号が送信され(ステップS212)、続いて充
電開始信号がオフ状態にされて(ステップS213)、
ステップS196から実行される。
【0140】ステップS210においてメインスイッチ
13および14がオフ状態でないと判別されたときは、
ステップS210に続いて充電停止指示キースイッチ6
2がオン状態か否かがチェックされ(ステップS21
1)、充電停止指示キースイッチ62がオン状態である
と判別されたときは、定電流作動停止信号が送信され
(ステップS214)、充電開始信号がオフ状態にされ
(ステップS215)、乗車待機ルーチンへリターンさ
れる。
【0141】ステップS211において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入されて
いるか、すなわち充電器電源がオン状態か否かがチェッ
クされる(ステップS216)。充電器電源がオン状態
でないとステップS216において判別されたときは、
続いて定電流作動停止信号が送信され(ステップS21
7)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS21
8)、ステップS193から再び実行される。
【0142】ステップS216において充電器電源がオ
ン状態であると判別されたときは、ステップS216に
続いて温度検出器26によって検出された電気自動車用
蓄電池22の内部温度が所定温度以上か否かがチェック
され(ステップS219)、所定温度未満のときは水素
濃度検出器25によって検出された電気自動車用蓄電池
22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上か否かがチ
ェックされる(ステップS220)。ステップS219
における検出温度が所定温度以上のとき、またはステッ
プS220における検出水素ガス濃度が所定濃度以上の
ときは、定電流作動停止信号が送信され(ステップS2
21)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS2
22)、充電待機bが実行されて(ステップS22
3)、ステップS193から再び実行される。
【0143】ステップS220において水素ガス濃度が
所定値未満と判別されたときは、ステップS220に続
いて充電電流のピークの変動幅が目標充電電流値の5%
以上か否かがチェックされる(ステップS224)。ス
テップS224における目標充電電流値は第2段目の定
電流制御値である。ステップS224において、充電電
流のピーク値の変動幅が目標充電電流値の5%以上であ
ると判別されたときは定電流作動停止信号が送信され
(ステップS225)、充電開始信号がオフ状態にされ
(ステップS226)、既に説明したステップS510
〜S537の図28〜図29に示した定電圧制御ルーチ
ンが実行されて(ステップS227)、ステップS19
3から再び実行される。
【0144】ステップS224において充電電流のピー
ク値の変動幅が目標充電電流値の5%以上でないと判別
されたときは、充電電圧が充電終了電圧Vb2以上であ
るか否かがチェックされる(ステップS228)。図の
ステップS228においておいては充電終了電圧Vb2
を設定電圧と記してある。ステップS228において充
電電圧が充電終了電圧Vb2以上でないと判別されたと
きは、ステップS228に続いて充電タイマがタイムア
ップしたか否かがチェックされ(ステップS229)、
タイムアップしていないと判別されたときはステップS
207から再び実行される。ステップS228において
充電電圧が設定電圧、すなわち、ステップS192にて
設定された充電終了電圧Vb2以上であると判別された
とき、またはステップS229においてタイムアップし
ていると判別されたときは、定電流作動停止信号が送出
され(ステップS230)、次いで充電開始信号がオフ
状態にされ(ステップS231)、乗車待機ルーチンへ
リターンされる。
【0145】次に定電流−定電圧の1段目定電流、2段
目定電圧充電ルーチンについて説明する(図17〜図2
2参照)。
【0146】定電流−定電圧の1段目定電流、2段目定
電圧充電ルーチンに入れば、コネクタ70が接続されて
いるか否かがチェックされ(ステップS250)、コネ
クタ70が接続されていると判別されたときは続いて充
電器情報が受信され(ステップS251)、次いでメイ
ンスイッチ13および14がオフ状態か否かがチェック
される(ステップS252)。ステップS250におい
てコネクタ70が接続されていないと判別されたとき、
またはステップS252においてメインスイッチ13お
よび14がオフ状態であると判別されたときは充電許可
信号がオフ状態にされ(ステップS253)、続いてコ
ンタクタ27がオフ状態にされて(ステップS25
4)、充電ルーチンは終了する。ステップS252にお
いてメインスイッチ13および14がオフ状態にされて
いないと判別されたときは充電停止指示キースイッチ6
2がオン状態か否かがチェックされる(ステップS25
5)。ステップS255において充電停止指示キースイ
ッチ62がオン状態であると判別されたときは、乗車待
機ルーチンにリターンされる。
【0147】ステップS255において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11が電源ジャックに挿入されているか否か
がチェックされ(ステップS256)、挿入されている
と判別されたとき、すなわち200Vが供給されている
ときは、初期設定がなされる(ステップS257)。ス
テップS257における初期設定は、例えば1段目充電
電流制御値Ib1=0.2(C/H)、2段目充電へ移
行するときの電気自動車用蓄電池22の端子電圧値Vb
1は(14.5V×直列接続されている蓄電池個数
N)、充電タイマの設定時間は4時間にそれぞれ設定さ
れる。ここで充電は定電流充電と定電圧充電を行う場合
を例示しており、例えば電池容量50AHの電気自動車
用蓄電池22に対して0.2(C/H)は10Aであっ
て、10Aの電流で充電深度80%程度まで充電し、次
いで0.05(C/H)の電流2.5Aで満充電になる
まで充電することにする。このため、放電量がきわめて
多く、残り量が少ないときは充電電流0.2(C/H)
にて約4時間充電することによって80%の充電深度
に、次いで充電電流0.05(C/H)にて約4時間充
電することによって満充電になる値に設定されている。
充電タイマは電気自動車用蓄電池22の不良等の原因で
理論上満充電となるべき時間充電を行っても、電気自動
車用蓄電池22の電池電圧が満充電のときの値まで上昇
せずに充電をいつまでも継続することを防止するために
設定されている。
【0148】ステップS256において電源プラグ11
が電源ジャックに挿入されていないと判別されたとき
は、電源プラグ12が電源ジャックに挿入されているか
否かがチェックされ(ステップS258)、電源プラグ
12が電源ジャックに挿入されていないと判別されたと
きは、表示装置65に電源未接続の旨のメッセージが表
示され(ステップS259)、ステップS250から再
び実行される。
【0149】ステップS258において電源プラグ12
のみが電源ジャックに挿入されていると判別されたと
き、または深夜電力時間帯が終了して実質的に電源プラ
グ12のみが電源ジャックに挿入されていると判別され
たとき、すなわち100V電圧のみが供給されていると
きは、ステップS258に続いて初期設定がなされる
(ステップS260)。ステップS260における初期
設定は、例えば、1段目充電電流制御値Ib1=0.0
5(C/H)、2段目充電へ移行するときの電気自動車
用蓄電池22の端子電圧値Vb1は(14.5V×直列
接続されている蓄電池個数N)、充電タイマの設定時間
は16時間にそれぞれ設定される。
【0150】ステップS260において、電池保護用の
充電タイマの設定時間が16時間に設定されるのは、1
段目充電によって電気自動車用蓄電池22を充電深度8
0%程度まで充電するためであり、目標定電流値が0.
05(C/H)で16時間充電すれば80%程度の充電
深度まで充電されることになるためである。
【0151】ここでステップS257およびステップS
260における第1段目充電電流制御値は目標定電流値
である。ステップS257、S260の初期設定に続い
て、温度検出器26によって検出された電気自動車用蓄
電池22の内部温度が所定温度以上か否かがチェックさ
れ(ステップS261)、所定温度未満のときは水素濃
度検出器25によって検出された電気自動車用蓄電池2
2からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上か否かがチェ
ックされる(ステップS262)。ステップS261に
おける検出温度が所定温度以上のとき、またはステップ
S262における検出水素ガス濃度が所定濃度以上のと
きは、充電待機bが実行され(ステップS263)、続
いてステップS250から再び実行される。
【0152】ステップS262において温度水素ガス濃
度が所定濃度未満と判別されたときは、ステップS26
2に続いて電圧検出器24および電流検出器23によっ
て電気自動車用蓄電池22の端子電圧および流入もしく
は流出電流が検出される(ステップS264)。ステッ
プS264に続いて充電開始信号がオン状態にされ(ス
テップS265)、続いて定電流作動開始信号が充電器
側システムコントローラ21へ送信され、定電流作動が
開始指示がなされる(S266)。ステップS266に
おける定電流作動は、サイリスタブリッジ20が位相制
御回路19の制御のもとに、200V電圧が供給されて
いるときは1段目電流値(0.2(C/H))の定電流
出力制御に、100V電圧のみが供給されているときは
1段目電流値(0.05(C/H))の定電流出力制御
に制御され、かつ充電タイマの計時が開始される。
【0153】ステップS266に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS26
7)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は続いて充電器制御情報が送信され(ステップS26
8)、続いて充電器情報が受信される(ステップS26
9)。ステップS268において送信される充電器制御
情報はステップS266における定電流作動のための制
御信号であり、ステップS269における充電器情報は
充電器制御情報に基づく状態に充電器2が制御されたこ
とを示す情報である。ステップS269に続いてメイン
スイッチ13および14がオフ状態か否かがチェックさ
れる(ステップS270)。ステップS267において
コネクタ70が接続されていないと判別されたとき、ま
たはステップS270においてメインスイッチ13およ
び14がオフ状態であると判別されたときは、定電流作
動停止信号が送信され(ステップS272)、続いて充
電開始信号がオフ状態にされて(ステップS273)、
ステップS253から実行される。
【0154】ステップS270においてメインスイッチ
13および14がオフ状態でないと判別されたときは、
ステップS270に続いて充電停止指示キースイッチ6
2がオン状態か否かがチェックされ(ステップS27
1)、充電停止指示キースイッチ62がオン状態である
と判別されたときは、定電流作動停止信号が送信され
(ステップS274)、充電開始信号がオフ状態にされ
(ステップS275)、乗車待機ルーチンへリターンさ
れる。
【0155】ステップS271において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入されて
いるか否か、すなわち充電器電源がオン状態か否かがチ
ェックされる(ステップS276)。充電器電源がオン
状態でないとステップS276において判別されたとき
は、続いて定電流作動停止信号が送信され(ステップS
277)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS
278)、ステップS250から再び実行される。
【0156】ステップS276において充電器電源がオ
ン状態であると判別されたときは、ステップS276に
続いて温度検出器26によって検出された電気自動車用
蓄電池22の内部温度が所定温度以上か否かがチェック
され(ステップS279)、所定温度未満のときは水素
濃度検出器25によって検出された電気自動車用蓄電池
22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上か否かがチ
ェックされる(ステップS280)。ステップS279
における検出温度が所定温度以上のとき、またはステッ
プS280における検出水素ガス濃度が所定濃度以上の
ときは、定電流作動停止信号が送信され(ステップS2
81)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS2
82)、充電待機bが実行されて(ステップS28
3)、ステップS250から再び実行される。
【0157】ステップS280において水素ガス濃度が
所定値未満と判別されたときは、ステップS280に続
いて充電電流のピーク値の変動幅が目標充電電流値の5
%以上か否かがチェックされる(ステップS284)。
ステップS284において、充電電流のピーク値の変動
幅が目標充電電流値の5%以上であると判別されたとき
は定電流作動停止信号が送信され(ステップS28
5)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS28
6)、既に説明したステップS510〜ステップS53
7までの定電圧制御ルーチンが実行されて(ステップS
287)、ステップS250から再び実行される。
【0158】ステップS284において充電電流のピー
ク値の変動幅が目標充電電流値の5%以上でないと判別
されたときは、充電電圧の平均値が2段目充電へ移行す
る2段目移行電圧Vb2以上であるか否かがチェックさ
れる(ステップS288)。図19のステップS288
において2段目充電へ移行する2段目移行電圧Vb2を
設定電圧と記してある。ステップS288において充電
電圧が2段目移行電圧Vb2以上でないと判別されたと
きは、ステップS288に続いて充電タイマがタイムア
ップしたか否かがチェックされ(ステップS289)、
タイムアップしていないと判別されたときはステップS
267から再び実行される。ステップS288において
充電電圧が2段目移行電圧Vb2以上であると判別され
たとき、またはステップS289においてタイムアップ
していると判別されたときは、定電流作動停止信号が送
出され(ステップS290)、次いで充電開始信号がオ
フ状態にされる(ステップS291)。
【0159】ステップS289における判別は、ステッ
プS257において定電流値が0.2(C/H)にされ
ているときはステップS289において4時間経過した
か否かがチェックされ、ステップS260において定電
流値が0.05(C/H)にされているときはステップ
S289において16時間経過したか否かを判別するこ
とによりなされる。
【0160】ステップS289において充電タイマがタ
イムアップしたと判別されたとき、またはステップS2
88において電気自動車用蓄電池22の端子電圧が2段
目移行電圧Vb2以上の電圧に達したと判別されたとき
は、サイリスタブリッジ20の定電流出力制御は停止さ
れ、充電開始信号はオフ状態にされ(ステップS29
1)、次いで2段目電圧制御値Vb2がVb2=14.
5V×Nに設定され、充電終了電流Ib2がIb2=
0.01(C/H)に設定され、充電タイマは4時間に
設定される(ステップS292)。充電タイマの設定時
間経過、または電気自動車用蓄電池22の充電電流が充
電終了電流に達すると充電は終了させられる。
【0161】ステップS292に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS29
3)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は続いて充電器情報が受信され(ステップS294)、
次いでメインスイッチ13および14がオフ状態か否か
がチェックされる(ステップS295)。ステップS2
93においてコネクタ70が接続されていないと判別さ
れたとき、またはステップS295においてメインスイ
ッチ13および14がオフ状態であると判別されたとき
は充電許可信号がオフ状態にされ(ステップS29
6)、続いてコンタクタ27がオフ状態にされて(ステ
ップS297)、充電ルーチンは終了する。ステップS
295においてメインスイッチ13および14がオフ状
態にされていないと判別されたときは充電停止指示キー
スイッチ62がオン状態か否かがチェックされる(ステ
ップS298)。ステップS298において充電停止指
示キースイッチ62がオン状態であると判別されたとき
は乗車待機ルーチンへリターンされる。
【0162】ステップS298において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入されて
いるか否か、すなわち充電器2に電源電圧が印加されて
いるか否かがチェックされ(ステップS299)、挿入
されていないと判別されたときは電源未接続である旨の
メッセージが表示装置65に表示され(ステップS30
0)、ステップS293から再び実行される。
【0163】ステップS299において電源プラグ11
または12が電源ジャックに挿入されていると判別され
たときは、ステップS299に続いて温度検出器26に
よって検出された電気自動車用蓄電池22の内部温度が
所定温度以上か否かがチェックされ(ステップS30
1)、所定温度未満のときは水素濃度検出器25によっ
て検出された電気自動車用蓄電池22からの発生水素ガ
ス濃度が所定濃度以上か否かがチェックされる(ステッ
プS302)。ステップS301における検出温度が所
定温度以上のとき、またはステップS302における検
出水素ガス濃度が所定濃度以上のときは、充電待機bが
実行され(ステップS303)、続いてステップS29
3から再び実行される。
【0164】ステップS302において水素ガス濃度が
所定値未満と判別されたときは、ステップS302に続
いて電圧検出器24および電流検出器23によって電気
自動車用蓄電池22の端子電圧および流入もしくは流出
電流が検出される(ステップS304)。ステップS3
04に続いて充電開始信号がオン状態にされ(ステップ
S305)、続いて定電圧作動開始信号が充電器側シス
テムコントローラ21へ送信され、定電圧作動が開始指
示がなされる(S306)。ステップS306における
定電圧作動は、サイリスタブリッジ20が位相制御回路
19の制御のもとに、2段目充電電圧値、例えば(Vb
2=14.5V×N)の定電圧出力状態に制御され、か
つ充電タイマの計時が開始される。
【0165】ステップS306に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS30
7)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は続いて充電器制御情報が送信され(ステップS30
8)、続いて充電器情報が受信される(ステップS30
9)。ステップS308において送信される充電器制御
情報はステップS206における定電圧作動のための制
御信号であり、ステップS309における充電器情報は
充電器制御情報に基づく状態に充電器2が制御されたこ
とを示す情報である。ステップS309に続いてメイン
スイッチ13および14がオフ状態か否かがチェックさ
れる(ステップS310)。ステップS307において
コネクタ70が接続されていないと判別されたとき、ま
たはステップS310においてメインスイッチ13およ
び14がオフ状態であると判別されたときは、定電圧作
動停止信号が送信され(ステップS312)、続いて充
電開始信号がオフ状態にされて(ステップS313)、
ステップS296から実行される。
【0166】ステップS310においてメインスイッチ
13および14がオフ状態でないと判別されたときは、
ステップS310に続いて充電停止指示キースイッチ6
2がオン状態か否かがチェックされ(ステップS31
1)、充電停止指示キースイッチ62がオン状態である
と判別されたときは、定電圧作動停止信号が送信され
(ステップS314)、充電開始信号がオフ状態にされ
(ステップS315)、乗車待機ルーチンへリターンさ
れる。
【0167】ステップS311において充電停止指示キ
ースイッチ62がオン状態でないと判別されたときは、
電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入されて
いるか否か、すなわち充電器電源がオン状態か否かがチ
ェックされる(ステップS316)。充電器電源がオン
状態でないとステップS316において判別されたとき
は、続いて定電圧作動停止信号が送信され(ステップS
317)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS
318)、ステップS293から再び実行される。
【0168】ステップS316において充電器電源がオ
ン状態であると判別されたときは、ステップS316に
続いて温度検出器26によって検出された電気自動車用
蓄電池22の内部温度が所定温度以上か否かがチェック
され(ステップS319)、所定温度未満のときは水素
濃度検出器25によって検出された電気自動車用蓄電池
22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上か否かがチ
ェックされる(ステップS320)。ステップS319
における検出温度が所定温度以上のとき、またはステッ
プS320における検出水素ガス濃度が所定濃度以上の
ときは、定電圧作動停止信号が送信され(ステップS3
21)、充電開始信号がオフ状態にされ(ステップS3
22)、充電待機bが実行されて(ステップS32
3)、ステップS293から再び実行される。
【0169】ステップS320において水素ガス濃度が
所定値未満と判別されたときは、ステップS320に続
いて充電電流が充電終了電流に達したか否かがチェック
される(ステップS324)。ステップS324におけ
る設定電流は充電終了電流値Ib2である。
【0170】ステップS324において充電電流が充電
終了電流Ib2に達していないと判別されたときは、ス
テップS324に続いて充電タイマがタイムアップした
か否かがチェックされ(ステップS325)、タイムア
ップしていないと判別されたときはステップS307か
ら再び実行される。ステップS324において充電電流
が充電終了電流Ib2以下であると判別されたとき、ま
たはステップS325においてタイムアップしていると
判別されたときは、定電圧作動停止信号が送出され(ス
テップS326)、次いで充電開始信号がオフ状態にさ
れ(ステップS327)、乗車待機ルーチンへリターン
される。
【0171】なお、上記した第2段目の定電圧充電にお
いて、充電電流値が予め定めた目標電流値の例えば5%
以上変動したとき、定電圧制御から定電流制御に切り替
えるようにしてもよい。
【0172】ステップS231、ステップS327の実
行がなされて、充電が終了すると、乗車時刻までの間、
乗車待機ルーチンが実行される。次に、乗車待機ルーチ
ンについて、図23、図24に示すフローチャートに基
づいて説明する。
【0173】乗車待機ルーチンに入ると、コネクタ70
が接続されているか否かがチェックされ(ステップS3
60)、コネクタ70が接続されていると判別されたと
きは続いて充電器情報が受信され(ステップS36
1)、次いでメインスイッチ13および14がオン状態
か否かがチェックされる(ステップS362)。ステッ
プS360においてコネクタ70が接続されていないと
判別されたとき、ステップS362においてメインスイ
ッチ13および14がオン状態でないと判別されたとき
は充電許可信号がオフ状態にされ(ステップS36
3)、続いてコンタクタ27がオフ状態にされて(ステ
ップS364)、乗車待機ルーチンは終了させられる。
【0174】ステップS362において、メインスイッ
チ13および14がオン状態であると判別されたとき
は、ステップS362に続いて電源プラグ11または1
2が電源ジャックに接続されているか否か、すなわち、
充電器2に電源電圧が印加されているか否かがチェック
される(ステップS365)。ステップS365におい
て充電器2に電源電圧が印加されていないと判別された
ときは、ステップS365に続いてステップS360か
ら再び実行される。
【0175】ステップS365において充電器2に電源
電圧が印加されていると判別されたときは、電圧検出器
24および電流検出器23によって電気自動車用蓄電池
22の端子電圧および流入もしくは流出電流が検出され
る(ステップS366)。
【0176】ステップS366に続いて空気調和装置3
0が作動要求しているか否かがチェックされる(ステッ
プS367)。空気調和装置30の作動要求はスイッチ
31がオン状態か否かによって判別される。ステップS
367において空気調和装置30が作動要求していない
と判別されたときは、電気自動車用蓄電池22から放電
電流が流出しているか否かがチェックされ(ステップS
368)、放電電流が流出していないと判別されたとき
はステップS360から再び実行される。
【0177】ステップS367において空気調和装置3
0が作動要求していると判別されたとき、またはステッ
プS368において放電電流が流出していると判別され
たときは、サイリスタブリッジ20からの出力電圧Vc
を(電気自動車用蓄電池22の端子電圧−α)にするべ
く位相制御回路19が制御される(ステップS36
9)。ここで、ステップS368において放電電流流出
と判別されるのは補器類40が動作しているときであ
る。定電圧作動時の出力電圧Vcは電気自動車用蓄電池
22の端子電圧を基準に調整ステップ幅α分だけ差し引
いた若干低めの電圧に設定して作動を開始する。ステッ
プS366における電池電流の検出幅は出力電圧Vcの
調整ステップ幅αとともに電気自動車用蓄電池22およ
び充電器2の特性によって決定され、電気自動車用蓄電
池22からの電流の出入が最小となるように制御され
る。
【0178】ステップS369に続いて充電開始信号が
充電器側システムコントローラ21へ制御回路51から
送出され(ステップS370)、次いで定電圧動作開始
信号が同様に送出されて、位相制御回路19は定電圧制
御状態に制御される(ステップS371)。
【0179】ステップS371に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS37
2)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は次いで制御情報が充電器側システムコントローラ21
に送信される(ステップS373)。ステップS373
に続いて充電器情報が受信され(ステップS374)、
次いでメインスイッチ13および14がオフ状態で充電
器2に電源電圧が印加されていないか否かがチェックさ
れる(ステップS375)。
【0180】ステップS372においてコネクタ70が
接続されていないと判別されたとき、またはステップS
375においてメインスイッチ13および14がオフ状
態にされていると判別されたときは、定電圧作動停止信
号が制御回路51から充電器側システムコントローラ2
1へ送信され(ステップS376)、続いて充電開始信
号が遮断されて、ステップS363からの実行が行われ
る(ステップS377)。
【0181】ステップS375においてメインスイッチ
13および14がオフ状態にされていないと判別された
ときは、ステップS375に続いて電源プラグ11およ
び12が電源ジャックに接続されたか否かがチェックさ
れ(ステップS378)、電源プラグ11および12が
電源ジャックに接続されていないと判別されたときは、
定電圧作動停止信号が制御回路51から充電器側システ
ムコントローラ21へ送信され(ステップS379)、
続いて充電開始信号が遮断状態にされて(ステップS3
80)、ステップS360から再び実行される。
【0182】ステップS378において電源プラグ11
または12が電源ジャックに挿入されて充電器2に電源
電圧が印加されていると判別されたときは、ステップS
378に続いて電圧検出器24および電流検出器23に
よって、電気自動車用蓄電池22の端子電圧、放電電流
もしくは充電電流が検出され(ステップS381)、続
いて空気調和装置30が作動要求しているか否かがチェ
ックされる(ステップS382)。ステップS382に
おいて空気調和装置30が作動要求していないと判別さ
れたときは電気自動車用蓄電池22から放電電流が流出
しているか否かがチェックされ(ステップS383)、
放電電流が流出していないと判別されたときは定電圧出
力作動停止信号が制御回路51から充電器側システムコ
ントローラ21へ送出され(ステップS384)、充電
開始信号は遮断されてステップS360からの実行が行
われる(ステップS385)。
【0183】ステップS382において空気調和装置3
0が作動要求していると判別されたとき、またはステッ
プS383において放電電流が流出していると判別され
たときは、続いて電気自動車用蓄電池22からの電流I
bがIb>0.02(C/H)か、0.02(C/H)
≧Ib≧−0.02(C/H)か、Ib<−0.02
(C/H)か否かがチェックされる(ステップS38
6)。
【0184】ステップS386において電気自動車用蓄
電池22からの電流IbがIb>0.02(C/H)と
判別されたときは電気自動車用蓄電池22が放電してい
る場合であって、ステップS386に続いてサイリスタ
ブリッジ20の出力電圧Vcを、電圧(Vc+α)の状
態に制御するべく位相制御回路19が制御され、次いで
ステップS372が実行される(ステップS387)。
したがって、ステップS387が実行される毎にサイリ
スタブリッジ20の出力電圧は(α)ずつ増加させられ
る。
【0185】ステップS386において電気自動車用蓄
電池22からの電流Ibが0.02(C/H)≧Ib≧
−0.02(C/H)と判別されたときは、ステップS
386に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧Vc
を、電圧Vcの状態に制御するべく位相制御回路19が
制御され、次いでステップS372が実行される(ステ
ップS388)。この場合は電気自動車用蓄電池22が
放電状態でも充電状態でもない状態であると判別されて
サイリスタブリッジ20の出力電圧Vcがそのまま維持
されるのである。
【0186】ステップS386において電気自動車用蓄
電池22からの電流Ibが、Ib<−0.02(C/
H)と判別されたときは充電の場合であって、ステップ
S386に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧V
cを、電圧(Vc−α)の状態に制御するべく位相制御
回路19が制御され、次いでステップS372が実行さ
れる(ステップS389)。したがって、ステップS3
89が実行される毎にサイリスタブリッジ20の出力電
圧Vcは(−α)ずつ加算されることになる。
【0187】したがって、充電終了後、乗車前である乗
車待機の状態において、空気調和装置30を駆動しても
補器類40を駆動しても、上記のようにステップS38
6およびS387が実行されて、空気調和装置30への
電流および補器類40への電流の供給はサイリスタブリ
ッジ20から行われることになって、電気自動車用蓄電
池22からの放電量を増加させるようなことはなくな
る。
【0188】また、乗車待機の状態において、Ib<−
0.02(C/H)となってもステップS386および
ステップS389が実行されて電気自動車用蓄電池22
が充電器2によって過充電されることもない。
【0189】次に、充電待機bルーチンについて図25
〜図27に示すフローチャートに基づいて説明する。充
電待機bルーチンは充電中に電気自動車用蓄電池22の
内部温度が所定温度以上となったとき、または電気自動
車用蓄電池22からの発生水素ガス濃度が所定濃度以上
となったときに実行されるルーチンである。
【0190】充電待機bルーチンに入るとコネクタ70
が接続されているか否かがチェックされ(ステップS4
00)、コネクタ70が接続されていると判別されたと
きは続いて充電器情報が受信され(ステップS40
1)、次いでメインスイッチ13および14がオン状態
か否かがチェックされる(ステップS402)。ステッ
プS402においてコネクタ70が接続されていないと
判別されたとき、またはステップS402においてメイ
ンスイッチ13および14がオン状態でないと判別され
たときは充電許可信号がオフ状態にされ(ステップS4
03)、続いてコンタクタ27がオフ状態にされて(ス
テップS404)、充電待機bルーチンは終了する。
【0191】ステップS402においてメインスイッチ
13および14がオン状態にされていると判別されたと
きは電源プラグ11および12が電源ジャックに挿入さ
れているか否か、すなわち充電器2に電源電圧が印加さ
れているか否かがチェックされ(ステップS405)、
挿入されていないと判別されたときはステップS400
から再び実行される。
【0192】ステップS405において電源プラグ11
または12が電源ジャックに挿入されていると判別され
たときは、ステップS405に続いて温度検出器26に
よって検出された電気自動車用蓄電池22の内部温度が
所定温度以上か否かがチェックされ(ステップS40
6)、所定温度未満のときは水素濃度検出器25によっ
て検出された電気自動車用蓄電池22からの発生水素ガ
ス濃度が所定濃度以上か否かがチェックされる(ステッ
プS407)。ステップS407における検出水素ガス
濃度が所定濃度未満のときは、充電待機bルーチンから
もとの充電ルーチンにリターンされる。すなわち、電気
自動車用蓄電池22の内部温度が所定温度未満に低下
し、かつ電気自動車用蓄電池22からの発生水素ガス濃
度が所定濃度未満に低下したときは、充電待機bルーチ
ンから抜けて、もとの充電ルーチンが継続されることに
なる。
【0193】ステップS406において検出温度が所定
温度以上と判別されたとき、またはステップS407に
おいて検出水素ガス濃度が所定濃度以上と判別されたと
きは、ステップS406またはステップS407に続い
て電圧検出器24および電流検出器23によって電気自
動車用蓄電池22の端子電圧および流入もしくは流出電
流が検出される(ステップS408)。ステップS40
8に続いて空気調和装置30が作動要求しているか否か
がチェックされる(ステップS409)。空気調和装置
30の作動要求はスイッチ31がオン状態か否かによっ
て判別されることは前記のとおりである。ステップS4
09において空気調和装置30が作動要求していないと
判別されたときは、電気自動車用蓄電池22から放電電
流が流出しているか否かがチェックされ(ステップS4
10)、放電電流が流出していないと判別されたときは
ステップS400から再び実行される。
【0194】ステップS409において空気調和装置3
0が作動要求していると判別されたとき、またはステッ
プS410において放電電流が流出していると判別され
たときは、サイリスタブリッジ20からの出力電圧Vc
を(電気自動車用蓄電池22の端子電圧−α)にするべ
く位相制御回路19が制御される(ステップS41
1)。ここで、ステップS410において放電電流流出
と判別されるのは補器類40が動作しているときであ
る。定電圧作動時の出力電圧Vcは電気自動車用蓄電池
22の端子電圧を基準に調整ステップ幅α分だけ差し引
いた若干低めの電圧に設定して作動を開始する。また、
ステップS408における電池電流の検出幅は出力電圧
Vcの調整ステップ幅αとともに電気自動車用蓄電池2
2および充電器2の特性によって決定され、電気自動車
用蓄電池22からの電流の出入が最小となるように制御
される。
【0195】ステップS411に続いて充電開始信号が
充電器側システムコントローラ21へ制御回路51から
送出され(ステップS412)、次いで定電圧動作開始
信号が同様に送出されて、位相制御回路19は定電圧制
御状態に制御される(ステップS413)。
【0196】ステップS413に続いてコネクタ70が
接続されているか否かがチェックされ(ステップS41
4)、コネクタ70が接続されていると判別されたとき
は次いで制御情報が充電器側システムコントローラ21
に送信される(ステップS415)。ステップS415
に続いて充電器情報が受信され(ステップS416)、
次いでメインスイッチ13および14がオフ状態か否か
がチェックされる(ステップS417)。
【0197】ステップS414においてコネクタ70が
接続されていないと判別されたとき、またはステップS
417においてメインスイッチ13および14がオフ状
態にされていると判別されたときは、定電圧作動停止信
号が制御回路51から充電器側システムコントローラ2
1へ送信され(ステップS418)、続いて充電開始信
号が遮断されて(ステップS419)、ステップS40
3からの実行が行われる。
【0198】ステップS417においてメインスイッチ
13および14がオフ状態にされていないと判別された
ときは、ステップS417に続いて温度検出器26によ
って検出された電気自動車用蓄電池22の内部温度が所
定温度以上か否かがチェックされ(ステップS42
0)、所定温度未満のときは水素濃度検出器25によっ
て検出された電気自動車用蓄電池22からの発生水素ガ
ス濃度が所定濃度以上か否かがチェックされる(ステッ
プS421)。ステップS421における検出水素ガス
濃度が所定濃度未満のときは、定電圧作動停止信号が送
信され(ステップS422)、充電開始信号がオフ状態
にされ(ステップS423)、充電待機bルーチンが終
了されて、もとの充電ルーチンへ戻される。
【0199】ステップS420における検出温度が所定
温度以上と判別されたとき、またはステップS421に
おける検出水素ガス濃度が所定濃度以上と判別されたと
きは、ステップS420、S421に続いて電源プラグ
11および12が電源ジャックに挿入されているか否
か、すなわち、充電器2に電源電圧が印加されているか
否かがチェックされる(ステップS424)。ステップ
S424において電源プラグ11および12が電源ジャ
ックに挿入されていないと判別されたときは、ステップ
S424に続いて定電圧作動停止信号が制御回路51か
ら充電器側システムコントローラ21へ送信され(ステ
ップS425)、続いて充電開始信号が遮断されて(ス
テップS426)、ステップS400から再び実行がな
される。
【0200】ステップS424において電源プラグ11
または12が電源ジャックに挿入されていると判別され
たとき、すなわち、充電器2に電源電圧が印加されてい
ると判別されたときは、ステップS424に続いて電圧
検出器24および電流検出器23によって、電気自動車
用蓄電池22の端子電圧、放電電流もしくは充電電流が
検出され(ステップS427)、続いて空気調和装置3
0が作動要求しているか否かがチェックされる(ステッ
プS428)。ステップS428において空気調和装置
30が作動要求していないと判別されたときは電気自動
車用蓄電池22から放電電流が流出しているか否かがチ
ェックされ(ステップS429)、放電電流が流出して
いないと判別されたときは定電圧出力作動停止信号が制
御回路51から充電器側システムコントローラ21へ送
出され(ステップS430)、充電開始信号は遮断され
て(ステップS431)、ステップS400からの実行
が行われる。
【0201】ステップS428において空気調和装置3
0が作動要求していると判別されたとき、またはステッ
プS429において放電電流が流出していると判別され
たときは、続いて電気自動車用蓄電池22からの電流I
bがIb>0.02(C/H)か、0.02(C/H)
≧Ib≧−0.02(C/H)か、Ib<−0.02
(C/H)か否かがチェックされる(ステップS43
2)。
【0202】ステップS432において電気自動車用蓄
電池22からの電流IbがIb>0.02(C/H)と
判別されたときは電気自動車用蓄電池22が放電してい
る場合であって、ステップS432に続いてサイリスタ
ブリッジ20の出力電圧Vcを、電圧(Vc+α)の状
態に制御するべく位相制御回路19が制御され、次いで
ステップS414が実行される(ステップS433)。
したがって、ステップS433が実行される毎にサイリ
スタブリッジ20の出力電圧は(α)ずつ増加させられ
る。
【0203】ステップS432において電気自動車用蓄
電池22からの電流Ibが0.02(C/H)≧Ib≧
−0.02(C/H)と判別されたときは、ステップS
432に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧Vc
を、電圧Vcの状態に制御するべく位相制御回路19が
制御され、次いでステップS414が実行される(ステ
ップS434)。この場合は電気自動車用蓄電池22が
放電状態でも充電状態でもない状態であると判別されて
サイリスタブリッジ20の出力電圧Vcがそのまま維持
されるのである。
【0204】ステップS432において電気自動車用蓄
電池22からの電流Ibが、Ib<−0.02(C/
H)と判別されたときは充電の場合であって、ステップ
S432に続いてサイリスタブリッジ20の出力電圧V
cを、電圧(Vc−α)の状態に制御するべく位相制御
回路19が制御され、次いでステップS414が実行さ
れる(ステップS435)。したがって、ステップS4
35が実行される毎にサイリスタブリッジ20の出力電
圧Vcは(−α)ずつ加算されることになる。
【0205】そこで、充電待機bの状態において、空気
調和装置30を駆動しても補器類40を駆動しても、上
記のようにステップS432およびS433が実行され
て、空気調和装置30への電流および補器類40への電
流の供給はサイリスタブリッジ20から行われることに
なって、電気自動車用蓄電池22からの放電量を増加さ
せるようなことはなくなる。
【0206】また、充電待機bの状態において、Ib<
−0.02(C/H)となってもステップS432およ
びステップS435が実行されて電気自動車用蓄電池2
2が充電器2によって過充電されることもない。
【0207】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電気自動車
用蓄電池充電制御装置によれば、定電流充電中において
充電電流が目標定電流値を挟む所定範囲を超えたと検出
されたとき定電圧制御に切り替えるようにしたため、電
気自動車用蓄電池以外の負荷が作動して充電電流を一定
にするためには定電流制御回路の応答速度が不足する場
合において、電気自動車用蓄電池の内部インピーダンス
が急激に変化しないために定電圧充電に切り替えられて
充電電流の変動が抑えられる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供するメインフローのフロ
ーチャート(充電器側)である。
【図3】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供するメインフローのフロ
ーチャート(車両側)である。
【図4】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供する充電開始時刻設定の
フローチャートである。
【図5】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供する充電開始時刻設定の
フローチャートである。
【図6】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供する充電開始時刻設定の
フローチャートである。
【図7】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供する充電開始時刻設定の
フローチャートである。
【図8】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供する充電待機aのフロー
チャートである。
【図9】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御装
置の一実施例の作用の説明に供する充電待機aのフロー
チャートである。
【図10】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する充電待機aのフロ
ーチャートである。
【図11】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電流の
2段階充電のフローチャートである。
【図12】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電流の
2段階充電のフローチャートである。
【図13】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電流の
2段階充電のフローチャートである。
【図14】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電流の
2段階充電のフローチャートである。
【図15】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電流の
2段階充電のフローチャートである。
【図16】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電流の
2段階充電のフローチャートである。
【図17】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電圧の
2段階充電のフローチャートである。
【図18】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電圧の
2段階充電のフローチャートである。
【図19】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電圧の
2段階充電のフローチャートである。
【図20】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電圧の
2段階充電のフローチャートである。
【図21】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電圧の
2段階充電のフローチャートである。
【図22】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流−定電圧の
2段階充電のフローチャートである。
【図23】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する乗車待機のフロー
チャートである。
【図24】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する乗車待機のフロー
チャートである。
【図25】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する充電待機bのフロ
ーチャートである。
【図26】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する充電待機bのフロ
ーチャートである。
【図27】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する充電待機bのフロ
ーチャートである。
【図28】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流充電中にお
ける定電圧制御のフローチャートである。
【図29】本発明にかかる電気自動車用蓄電池充電制御
装置の一実施例の作用の説明に供する定電流充電中にお
ける定電圧制御のフローチャートである。
【符号の説明】
2…充電器 11、12…電
源プラグ 13、14…メインスイッチ 15…タップ切
替回路 16A、16B、17A、17B、27、28…コンタ
クタ 18…変圧器 19…位相制御
回路 20…サイリスタブリッジ 21…充電器側
システムコントローラ 22…電気自動車用蓄電池 23…電流検出
器 24…電圧検出器 25…水素濃度
検出器 26…温度検出器 30…空気調和
装置 40…補機類 51…制御回路 61…充電開始指示キースイッチ 62…充電停止
指示キースイッチ 63…乗車予定時刻設定キースイッチ 65…表示装置 70…コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気自動車用蓄電池の充電を行う充電器を
    制御する電気自動車用蓄電池充電制御装置において、電
    気自動車用蓄電池の充電電流値を検出する充電電流検出
    手段と、定電流による充電中に前記充電電流検出手段に
    よって検出された充電電流値が目標定電流値を挾む所定
    範囲を超えたことを検出する充電電流変動検出手段と、
    充電電流変動検出手段によって充電電流値が目標定電流
    値を挾む所定範囲を超えたことが検出されている期間
    中、前記定電流による充電に代わって充電電圧の変動幅
    を予め定めた所定範囲内に制御して充電をする定電圧充
    電制御手段とを備えたことを特徴とする電気自動車用蓄
    電池充電制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1643610A1 (en) 2004-09-30 2006-04-05 Matsushita Electric Works, Ltd. Constant-current battery charger
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