JPH0833529A - 複柱式組立棚 - Google Patents

複柱式組立棚

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JPH0833529A
JPH0833529A JP19232594A JP19232594A JPH0833529A JP H0833529 A JPH0833529 A JP H0833529A JP 19232594 A JP19232594 A JP 19232594A JP 19232594 A JP19232594 A JP 19232594A JP H0833529 A JPH0833529 A JP H0833529A
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Hiroyuki Oda
博之 織田
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 段替えが簡単になされ既設の棚板と同一高さ
に設けることができる組立式物品棚。 【構成】 支柱3,4の上下端近くの左右壁3cおよび
前後壁3bにそれぞれ複数の第1係止孔20,21が穿設さ
れるとともに、左右壁3cの上下の第1係止孔20,21間
に上下方向に一定ピッチで第2係止孔22と第3係止孔23
を並列に棚間口前後面寄りを第3係止孔23として2列縦
設し、第2係止孔22は下方を幅狭の形状とし、間口連結
部材5,6と奥行連結部材7,8は各両端部に第1係止
孔20,21に対応して嵌合する打ち出しの第1係止爪5
h,6h,7f,8fを有し、第1係止孔20,21に嵌合
して支柱3を相互に連結し、棚板の左右端を支持する奥
行き方向に指向した棚受9がその前後端部に第2係止孔
22に対応して嵌合する第2係止爪9gを有し、係止孔22
に落とし込むようにして嵌合し前後の支柱3間に支持さ
れる複柱式組立棚。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前後に支柱を有した複
柱式の組立棚に関する。
【0002】
【従来技術】この複柱式組立棚としては、一般に支柱間
を間口連結部材と奥行き連結部材により連結して棚枠体
を組立て、支柱の左右壁に縦一列に一定のピッチで係止
孔を有し、奥行き方向に指向する棚受の前後端に突設さ
れた係止爪が前後支柱の係止孔に嵌合して棚受が支持さ
れ、左右の支柱に支持された同棚受間に棚板を架設して
いる例がある。この縦一列に配列された係止孔は同時に
背板、背網、背当り、側板等のアクセサリーを係止する
のにも使用されている。
【0003】
【解決しようとする課題】したがって棚板の段替えを行
う際には、アクセサリーも同時に外す必要があったり、
逆にアクセサリーを移動したり外したりするために棚受
を一度外さなければならなかったりして作業が面倒であ
った。また組立棚どうしを連結棚板で連結するにも既設
の棚板と同じ高さに連結棚板を設けることができず段違
いとなって使い難いものとなる。
【0004】なお支柱の左右壁の係止孔を前後ずらして
備えたものもあるが、全て棚受を支持するための孔であ
って、棚段位置を細かく調整できるようにするため係止
孔を前後ずらして上下ピッチを細かくとれるようにした
にすぎず、上記課題は解消されてはいない。
【0005】本発明はかかる点に鑑みなされたもので、
その目的とする処は、棚板の段替えがアクセサリと無関
係に簡単になされ連結棚板も既設の棚板と同一高さに設
けることができる剛性の高い複柱式組立棚を供する点に
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用】上記目的を達
成するために、本発明は、前後左右に互いに間隔を空け
て立設した支柱3,4と、前記支柱3,4の上下端近く
で棚間口方向を連結する間口連結部材5,6と、前記支
柱3,4の上下端近くで棚奥行き方向を連結する奥行連
結部材7,8とで棚枠体を構成する複柱式組立棚におい
て、前記支柱3,4をチャンネル柱または中空角柱と
し、前記支柱3,4の上下端近くの左右壁3c,4cお
よび前後壁3b,4bにそれぞれ複数の第1係止孔20,
21が穿設されるとともに、左右壁3c,4cの前記上下
の第1係止孔20,21間に上下方向に一定ピッチで第2係
止孔22と第3係止孔23を並列に棚間口前後面寄りを第3
係止孔23として2列縦設し、前記第2係止孔22は下方を
幅狭の形状とし、前記間口連結部材5,6と前記奥行連
結部材7,8は各両端部に前記第1係止孔20,21に対応
して嵌合する打ち出しの第1係止爪5h,6h,7f,
8fを有し、同第1係止爪5h,6h,7f,8fを前
記支柱3,4の上下端の第1係止孔20,21に嵌合して支
柱3,4を相互に連結し、棚板10の左右端を支持する奥
行き方向に指向した棚受9がその前後端部に前記第2係
止孔22に対応して嵌合する打ち出しの第2係止爪9gを
有し、同第2係止爪9gを前記支柱3,4の下方幅狭の
第2係止孔22に落とし込むようにして嵌合し前後の支柱
3,4間に支持される複柱式組立棚とした。
【0007】支柱3,4の左右壁に設けられた第2係止
孔22を棚受支持用であり、第3係止孔23をアクセサリー
支持用に用いれば両者は干渉せずに同時に支持され、棚
板10の段替えに際してアクセサリーを外す必要はなく作
業が簡単である。また第3係止孔23を連結棚板41の支持
用に用いれば既設の棚板10と同じ高さにすることが可能
であり、奥行き寸法の異なる組立棚を簡単に組立ること
ができる。このように第3係止孔23の利用の仕方次第で
種々の使用態様が考えられ便利である。
【0008】
【実施例】以下図1ないし図23に図示した本発明の一
実施例について説明する。本実施例の組立棚1は、鋼製
部材の組合せで構成されており、脚座2を介して床上に
立設される前後一対の支柱3,4を間口方向に亘って所
定間隔を存して配列し、棚間口前面の支柱3,3どうし
および棚間口後面の支柱4,4どうしをその上下端近傍
において間口連結部材5,6が連結し、前後一対の支柱
3,4どうしをやはりその上下端近傍において奥行連結
部材7,8が連結して棚枠体を構成している。
【0009】そして前後一対の支柱3,4間に上下3本
の棚受9が適当な間隔を存して係止され、相対向する左
右の棚受9間に棚板10が架設される。また上側奥行連結
部材7の左右相対応する一対の間に天板11が架設され、
下側奥行連結部材8の左右対応する一対の間には棚板10
が架設される。本組立棚1は概ね以上のような組立式の
組立棚であり、以下その詳細について説明する。
【0010】まずここに用いられている支柱3,4は、
断面がほぼコ字状で両開放端縁が内側に若干折曲されて
折曲端部3a,4aを形成し折曲端部間に開口3d,4
dを有しており、かかる一対の支柱3,4をその開口3
d,4dが相対向するように前後に立設する。したがっ
て支柱3,4は、開口3d,4dと反対の面が前後壁3
b,4bとなり、その左右側面が左右壁3c,4cとな
る。
【0011】前後壁3b,4bの上下端部近傍にはそれ
ぞれ羽子板状の第1係止孔20が4個ずつ2行2列に並ん
で設けられており、左右壁3c,4cの上下端近傍には
前記第1係止孔20と同じ高さに2個ずつ縦に並んで羽子
板状の第1係止孔21が穿設されている。第1係止孔20,
21の羽子板状とは、羽子板の縦長矩形の本体部と一段と
幅狭となり先細になった柄の部分とからなる形状に類似
した形状をしたものである。
【0012】また左右壁3c,4cには、上下の第1係
止孔21の間に上下方向に一定間隔で第2係止孔22と第3
係止孔23とが並列に縦設されており、前後壁3b,4b
寄りに第3係止孔23が配設されている。第2係止孔22は
上縁が円弧状をなし下方にいくに従い幅狭の側縁で下縁
が水平の概ね馬蹄形を形成している。第3係止孔23は単
に細く縦長の長孔である。
【0013】一方支柱を間口方向に連結する間口連結部
材5,6は、その上方に架設される間口連結部材5を図
9および図10に従って見てみると、水平方向に長尺の
垂直壁5aとその上下端縁が水平同一方向に折曲された
上下壁5b,5cとでほぼ断面コ字状をなし、上壁5b
はさらに端部が折曲されて折曲壁5dを形成している。
そして間口連結部材5の左右端部は支柱3,4の前後壁
3b,4bに面一に接触する当接端部5eが延出してお
り、当接端部5eから段差部5fを介して緩やかに盛り
上がり垂直壁5aに連なっている。段差部5fは正面視
で前後壁から側方当接端部5eにいくほど先細に形成さ
れ、同段差部5fにより間口連結部材5は高い剛性を確
保している。
【0014】なお当接端部5eは下方へ若干延びて、そ
の内側縁が当接端部5eに対して直角に屈曲して支柱
3,4の左右壁3c,4cに当接する屈曲当接部5gが
形成されている。当接端部5eにはその正面側から裏面
側に打ち出された羽子板形状の第1係止爪5hが支柱
3,4の前後壁3b,4bに設けられた第1係止孔20に
対応して上下に2個形成されている。同第1係止爪5h
は第1係止孔20より一回り小さい羽子板形状をなし、そ
の上下端部は当接端部5eと連続しており、左右側方は
開口している。
【0015】したがって間口連結部材5の当接端部5e
を支柱3,4の前後壁3b,4bの上端近傍に相対向さ
せ、上下2個の第1係止爪5hを一回り大きい羽子板状
の第1係止孔20の上部にそれぞれ嵌入して下方へ落とし
込むようにすると第1係止爪5hの左右の開口に第1係
止孔20の羽子板の柄の付け根に相当する部分が食い込ん
で確固として嵌合される。
【0016】間口連結部材5は支柱3,4に上下2個の
第1係止爪5hの第1係止孔20への嵌合で結合されるの
で棚間口方向の剛性を高くするとともに、第1係止爪5
hはその上下端を当接端部5eに連続させて変形し難く
確固として係止されるので奥行き方向のモーメントに強
く棚奥行き方向の剛性を高めることになる。
【0017】以上は上方の間口連結部材5についての説
明であったが、下方の間口連結部材6も略同様であっ
て、図9を参照して形状において一部当接端部5eの下
方へ延出した部分が間口連結部材6では上方へ延出して
いる点が異なるだけである。こうして間口前面の支柱
3,3間の上部と下部におよび間口後面の支柱4,4の
上部と下部にそれぞれ間口連結部材5,6が第1係止孔
20と第1係止爪5h,6hとの係合により架設される。
【0018】一方前後一対の支柱3,4間に架設される
奥行連結部材7,8は、その上方の奥行連結部材7につ
いて説明すると、図3,図4,図9を参照して前後に長
尺の平板を垂直にして所定高さ位置で水平に一重に折り
返した天板受部7bが垂直壁7aから水平に突出してお
り、垂直壁7aの下端縁は天板受部7bとは反対側に水
平に折曲されて水平端部7cを形成しており、水平端部
7cは前後端が切り欠れて前後の支柱3,4間に挟まれ
る長さで、長尺矩形の折曲端部7の前後角部は斜めに切
り欠いた切欠き7dを形成している。
【0019】この水平端部7cより前後に延出した垂直
壁7aの端部が支柱3,4の左右壁3c,4cに当接す
る当接端部7e,7eであり、同当接端部7e,7eの
上下に前記第1係止爪5h,6hと同じ第1係止爪7f
が突設されている。したがって奥行連結部材7の水平端
部7cを前後支柱3,4間に挟んで前後当接端部7e,
7eを支柱3,4の左右壁3c,4cの上端近傍に相対
向させ、上下2個の第1係止爪7fを一回り大きい羽子
板状の第1係止孔21の上部にそれぞれ嵌入して下方へ落
とし込むようにすると第1係止爪7fの左右の開口に第
1係止孔21の羽子板の柄の付け根に相当する部分が食い
込んで確固として係合される。前記間口連結部材5,6
と同様に奥行連結部材7は4ヵ所の係合によって奥行き
方向の剛性を高く維持できるとともに棚間口方向の剛性
も確保できる。
【0020】以上は上方の奥行連結部材7についての説
明であったが、下方の奥行連結部材8も略同様であっ
て、形状において棚受部8bが低い位置にあるのと水平
端部8cが垂直壁8aの上端縁において折曲されて形成
されている点が異なるだけである(図5,図6,図9参
照)。こうして前後の支柱3,4の一方の左右壁3c,
4c間の上部と下部に奥行連結部材7,8が第1係止孔
21と第1係止爪7f,8fとの係合により架設される。
【0021】支柱3,4が組立棚1の左右端部の支柱の
ときは一方の左右壁3c,4cに奥行連結部材7,8を
架設すればよいが、中間の支柱とされるときは左右両方
の左右壁3c,4cに奥行連結部材7,8が架設され
る。このとき支柱3,4の左右壁3c,4cに架設され
た奥行連結部材7,8の互いに接近する方向に突出され
た水平端部7c,8cは支柱3,4の折曲端部3a,4
aより若干突出して両者間に一定の間隔を存している。
【0022】こうして羽子板状の第1係止孔20,21と第
1係止爪5h,6h,7f,8fとの係合によりボルト
等の結合具を一切用いずに複数の支柱3,4に間口連結
部材5,6および奥行連結部材7,8が前後左右に架設
されて棚枠体が構成されるので、組立てが簡単でかつ間
口方向および奥行き方向の剛性が高く斜材などの補強材
を必要としない。
【0023】また中断の棚板10を支持する棚受9は、図
7,図8,図9,図11を参照して前後長尺の平板を垂
直にして、その垂直壁9aの下端縁を水平に折曲して棚
受部9bを形成しており、前記下方の奥行連結部材8の
水平端部8cと同様に上端縁を棚受部9bと反対側に折
曲して同じ形状の水平端部9cを備え、水平端部9cの
前後角部には切欠き9dを形成している。そして垂直壁
9aの前後端縁の一部が直角に折曲されて棚板規制片9
eが形成され、この棚板規制片9eを有する垂直壁9a
の端部が支柱3,4の左右壁3c,4cに当接する当接
端部9f,9fであり、同当接端部9f,9fの上下に
支柱側に打ち出されて第2係止爪9g,9gが突設され
ている。
【0024】第2係止爪9gは、支柱3,4の左右壁3
c,4cに縦設された馬蹄形をした第2係止孔22に対応
し、縦に若干長い長円状に膨出されて、同膨出部の付け
根の周縁のうち下半部に下方から上方へ鋼板板厚程の切
り込み9hを入れた形状をしている。第2係止爪9gの
幅は第2係止孔22の馬蹄形の下縁の幅に等しい。
【0025】したがって棚受9の水平端部9cを前後支
柱3,4間に挟んで前後当接端部9f,9fを支柱3,
4の左右壁3c,4cの所定高さ位置において相対向さ
せ、上下2個の第2係止爪9gを馬蹄形をした第2係止
孔22の上部にそれぞれ嵌入して下方へ落とし込むように
すると切り込み9hに第2係止孔22の下縁が食い込んで
確固として係合される。馬蹄形をした第2係止孔22は上
部が幅広く第2係止爪9gを嵌入し易く、下方へ落とし
込むと第2係止孔22の幅狭の下縁が第2係止爪9gに食
い込んで棚受9の前後の動きを禁止して係合されるので
棚の奥行き方向の剛性を高めるのに役立つ。
【0026】こうして左右隣り合う支柱に同じ高さで対
向して係合支持された棚受9間に棚受部9bによって棚
板10が架設支持され、棚板10は前後を棚板規制片9eで
規制されて前後への摺動を禁止されている。なお下方の
奥行連結部材8にも、その棚受部8bに棚板10を支持し
て最下段の棚とし、上方の奥行連結部材7の天板受部7
bには棚板と類似形状の天板11が支持される。
【0027】以上のようにして組立棚1の基本的な構成
が組立てられ、支柱3,4はその前後壁3b,4bの上
下端部近傍に2行2列の第1係止孔20を備えているの
で、その左側に縦設された第1係止孔20は支柱より左側
に設けられる間口連結部材5,6用に用い、右側に縦設
された第1係止孔20は支柱より右側に設けられる間口連
結部材5,6用に用いることで、組立棚1の左右端部に
用いらればかりでなく中間の支柱としても使用される。
【0028】中間支柱に用いた場合、図13に示すよう
に大径の鋼線からなる矩形の枠部材12aに針金12bを網
状に張った側網12を前後の中間支柱3,4の相対向する
開口部に上方から嵌合させて仕切りとすることができる
(図15参照)。側網12は左右の奥行連結部7,8の水
平端部7c,8cおよび棚受9の水平端部9cの間に嵌
まりガタをできるだけ防止して支持されている。
【0029】なお側網12は上記のように上方より嵌入す
ることができるが、中間支柱3,4の一側の左右壁3
c,4cに奥行連結部7,8や棚受9を架設した後、空
いた他側から側網12を前後いずれかを先に一方の支柱の
開口部3d,4dに挿入し次いで前後残りの方を他方の
支柱の開口部に挿入して、その後他側の左右壁3c,4
cに奥行連結部7,8や棚受9を架設して側網12を挟ん
で支持するようにしてもよい。
【0030】その際側網12の前後いずれかを先に一方の
支柱の開口部に挿入するのに、先に架設された奥行連結
部7,8や棚受9の水平端部7c,8c,9cの前後角
部に斜めの切欠き7d,8d,9dがあるため、側網12
を支柱の開口部に挿入し易い。
【0031】以上は中仕切りに側網12を取り付ける場合
であったが、棚の左右端の側板として側網12を取り付け
るときは、支柱3,4の内側の左右壁3c,4cに奥行
連結部7,8や棚受9を架設した後、側網12を前記のよ
うに支柱の開口部に挿入し、次に図12に示すような押
え板13を支柱3,4間に架設すればよい。すなわち押え
板13は前記棚受9から棚受部9bおよび棚板規制片9e
を欠いた形状をしており、垂直壁13aの上端縁は折曲さ
れて水平端部13bを有し垂直壁13aの前後端部には第2
係止爪13cを上下に一対有している。
【0032】したがって支柱3,4の外側の左右壁3
c,4cの第2係止孔22に第2係止爪13aを係合して押
え板13を架設することで棚受9の水平端部9cと押え板
13の水平端部13bとで側網12は挟まれて支持される(図
16参照)。
【0033】なお側網ではなく薄い側板等を用いるとき
は、図17に示すように側板14を挟む棚受9,奥行連結
部7,8の水平端部9c,7c,8cに押えピース15を
嵌合すれば側板14のガタを防止することができる。押え
ピース15は図18に示すように直方体に一定幅の切り込
み15aを入れたもので、棚受9,奥行連結部7,8の水
平端部9c,7c,8cに切り込み15aを利用して嵌合
して用いる。すなわち対応する水平端部の相対向する前
後2ヵ所に該押えピース15が嵌合されることで、相対向
する押えピース15,15間に側板14が挟まれてガタなく支
持される。
【0034】次に間口前面に架設される前当り板16は、
図19に示すように左右長尺の平板を垂直にして、その
垂直壁16aの上下端縁を前方に折り返し、その上下の折
り返し片16b,16cと垂直壁16aとの間に一定の間隙を
形成するとともに、折り返し片16b,16c間を大きく開
口させ名刺差しとする。そして垂直壁16aの一方の端縁
の上下2ヵ所を延出させてその端部を下方へL字に曲げ
た係止爪16d,16dを形成し、他方の端縁はその上下2
ヵ所を単にストレートに延出した係止突起16e,16eを
形成している。上下の係止爪16d,16d間の間隔および
上下の係止突起16e,16e間の間隔は支柱3の左右壁3
cに配列された第3係止孔23の間隔に等しい。
【0035】したがって図19に示すように棚板10との
位置関係を考慮して左右支柱3,3の適当な第3係止孔
23を選んで両端の係止爪16d,16dと係止突起16e,16
eを嵌入係止させる。名刺差しには当該棚に収納する物
品名等を書いた紙片を挟むようにすることができる。ま
たこの前当り板16はそのまま間口後面の支柱4,4間に
架設して背当り板として使用することもできる。
【0036】このように支柱3,4の第3係止孔23を利
用して前当り板や背当り板を架設することができるとと
もに、背当り板を一面の背板とした場合も第3係止孔23
を利用して棚板の架設とは無関係に背板を取り付けるこ
とができる。例えば背網を取り付けることとすると、前
記側網12と同じ拵えで寸法を異にしたすなわち矩形の枠
部材17aに針金17bを網状に張った背網17の垂直枠部材
部分に図14に示す引掛け具18を適所に取り付けてお
く。引掛け具18は枠部材17aに巻き付く巻回部18aと支
柱4の第3係止孔23に嵌入係合する係合爪部18bとから
なり、図15および図16に示すように第3係止孔23に
係合爪部18bが係合して引掛け具18を介して背網17が支
持される。
【0037】以上のようにして組立棚1の一般的な構成
は全て組上がるが、本実施例の組立棚1では支柱3,4
の左右壁3c,4cに第2係止孔22と平行に配列され第
3係止孔23を有しているので、これを利用して他のアク
セサリーを支持したり種々の使用態様が考えられる。そ
してアクセサリーの取り付け・取り外しは第3係止孔23
を用いる限り棚受9とは関係なく行われ、棚の段替えに
際してアクセサリーも外さなければならない等の不便は
ない。
【0038】図20はサイドシェルフ30の取付け構造を
示すもので、サイドシェルフ30は組立棚1の左右外側面
に突設されるものである。サイドシェルフ30は水平な棚
板部30aとその前後側面に固着される三角形状の側壁30
bとからなり、側壁30bは横長の三角形状をして基端側
から先端側に先細に形成され、基端側の上下2カ所から
係止爪30c,30dが突設されている。上側の係止爪30c
は先端が下方へ折曲したL字状をなし、下側の係止爪30
dは単に矩形に突出している。
【0039】上下の係止爪30c,30dの間隔は支柱3,
4の第3係止孔23を一つおきにとった間隔に等しく、図
20に示すようにサイドシェルフ30を適当な高さで水平
に保ち支柱3,4の外側の左右壁3c,4cの第3係止
孔23に左右ともに係止爪30c,30dを嵌入し落とし込む
ようにすると上側のL字をなした係止爪30cが第3係止
孔23の下端に引っ掛かり係止される。このようにサイド
シェルフ30は簡単に取付けられ、取付け高さは自由に設
定しかつ変更することができ、さらに上下に複数段取り
付けることもできる。
【0040】次に組立棚1を奥行き方向に2列平行に配
列して両者間を連結棚で連結し奥行きの深い組立棚とし
て使用することができる。図21は連結棚受40によって
組立棚1どうしを連結しその連結棚受40に棚板41を架設
して連結棚を構成した状態を示す側断面図である。
【0041】連結棚受40は図22に示すように前後方向
に長尺の平板を垂直にして、その垂直壁40aの下端縁を
水平に折曲して棚受部40bが形成され、上端縁を棚受部
40bとは反対方向に折曲されてその両端を欠除して水平
端部40cが形成されており、垂直壁40aの両端はそれぞ
れ上下2ヵ所に係止爪40dが水平端部40cと同方向に折
曲されて設けられている。上下の係止爪40dの間隔は支
柱3,4の第3係止孔23の間隔に等しく、各係止爪40d
は矩形をして折曲部の下部に下から上方に向けて切り込
み40eが形成されている。
【0042】所定間隔を空けて配置された組立棚1間に
おいて前記棚受9と同じ高さで上記連結棚受40を水平に
保ち前後の組立棚1の支柱3,4の内側の左右壁3c,
4cの第3係止孔23に左右ともに係止爪40dを嵌入し落
とし込むようにすると係止爪40dの切り込み40eに第3
係止孔23の下端が嵌合して係止され、前後の組立棚1を
連結して連結棚受40が架設される。前後の組立棚1の棚
受9と同じ高さで左右対応させて連結棚受40を架設す
る。
【0043】図23に示すように前後の棚受9は支柱
3,4の内側の左右壁3c,4cの第2係止孔22に第2
係止爪9g,9gを係合して取り付けられており、同前
後の棚受9の間に連結棚受40が同じ左右壁3c,4cの
第3係止孔23に係止爪40dを係合して取り付けられ、そ
の棚受部40bは前後の棚受9の棚受部9bと高さを同じ
くしており、左右の相対応する連結棚受40間に棚板41を
架設すると前後の棚板10と面一の棚が形成される。
【0044】このように前後の組立棚1間を連結棚受40
で連結して棚板41を架設することで、図21に示すよう
な奥行きの深い1個の組立棚が構成され、大きな物品特
に奥行きのある物品を収納できる組立棚を簡単に組立て
ることができる。なお前後2列の組立棚を連結したが、
3列以上の組立棚を連結することもできる。支柱3,4
の第3係止孔23は棚の取り付けとは無関係に利用できる
ので、その他各種用途に用いることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明は、支柱3,4の左右壁3c,4
cに設けられた第2係止孔22が棚受支持用であり、第3
係止孔23をアクセサリー支持用に用いれば両者は干渉せ
ずに同時に支持され、棚板10の段替えに際してアクセサ
リーを外す必要はなく作業が簡単である。また第3係止
孔23を連結棚板41の支持用に用いれば既設の棚板10と同
じ高さにすることが可能であり、奥行き寸法の異なる複
柱式組立棚を簡単に組立てることができる。このように
第3係止孔23の利用の仕方次第で種々の使用態様が考え
られ便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る組立棚の一部省略した
正面図である。
【図2】図1におけるII−II線切断面図である。
【図3】図2におけるIII矢視図である。
【図4】図3におけるIV−IV線切断面図である。
【図5】図2におけるV矢視図である。
【図6】図5におけるVI−VI線切断面図である。
【図7】図2におけるVII矢視図である。
【図8】図7におけるVIII−VIII線切断面図で
ある。
【図9】一部省略した要部斜視図である。
【図10】間口連結部材の一部斜視図である。
【図11】棚受の一部斜視図である。
【図12】押え板の斜視図である。
【図13】側網の斜視図である。
【図14】背網の一部および引掛け具の斜視図である。
【図15】部分的に断面とした中間支柱部分の上面図で
ある。
【図16】部分的に断面とした側端支柱部分の上面図で
ある。
【図17】側板を押えピースを用いて押さえた状態を示
す中間支柱部分の上面図である。
【図18】押えピースの斜視図である。
【図19】前当り板の取り付け構造を示す斜視図であ
る。
【図20】サイドシェルフの取り付け構造を示す斜視図
である。
【図21】2列の組立棚を連結棚で連結した状態の側断
面図である。
【図22】連結棚受の斜視図である。
【図23】連結棚受の取り付け状態を示す要部側断面図
である。
【符号の説明】
1…組立棚、2…脚座、3,4…支柱、5,6…間口連
結部材、7,8…奥行連結部材、9…棚受、10…棚板、
11…天板、12…側網、13…押え板、14…側板、15…押え
ピース、16…前当り板、17…背網、18…引掛け具、20,
21…第1係止孔、22…第2係止孔、23…第3係止孔、30
…サイドシェルフ、40…連結棚受、41…棚板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後左右に互いに間隔を空けて立設した
    支柱3,4と、前記支柱3,4の上下端近くで棚間口方
    向を連結する間口連結部材5,6と、前記支柱3,4の
    上下端近くで棚奥行き方向を連結する奥行連結部材7,
    8とで棚枠体を構成する複柱式組立棚において、 前記支柱3,4をチャンネル柱または中空角柱とし、 前記支柱3,4の上下端近くの左右壁3c,4cおよび
    前後壁3b,4bにそれぞれ複数の第1係止孔20,21が
    穿設されるとともに、左右壁3c,4cの前記上下の第
    1係止孔20,21間に上下方向に一定ピッチで第2係止孔
    22と第3係止孔23を並列に棚間口前後面寄りを第3係止
    孔23として2列縦設し、 前記第2係止孔22は下方を幅狭の形状とし、 前記間口連結部材5,6と前記奥行連結部材7,8は各
    両端部に前記第1係止孔20,21に対応して嵌合する打ち
    出しの第1係止爪5h,6h,7f,8fを有し、同第
    1係止爪5h,6h,7f,8fを前記支柱3,4の上
    下端の第1係止孔20,21に嵌合して支柱3,4を相互に
    連結し、 棚板10の左右端を支持する奥行き方向に指向した棚受9
    がその前後端部に前記第2係止孔22に対応して嵌合する
    打ち出しの第2係止爪9gを有し、同第2係止爪9gを
    前記支柱3,4の下方幅狭の第2係止孔22に落とし込む
    ようにして嵌合し前後の支柱3,4間に支持されること
    を特徴とする複柱式組立棚。
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