JPH0833517B2 - 偏光制御方法 - Google Patents

偏光制御方法

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JPH0833517B2
JPH0833517B2 JP1058731A JP5873189A JPH0833517B2 JP H0833517 B2 JPH0833517 B2 JP H0833517B2 JP 1058731 A JP1058731 A JP 1058731A JP 5873189 A JP5873189 A JP 5873189A JP H0833517 B2 JPH0833517 B2 JP H0833517B2
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    • G02OPTICS
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    • G02F1/00Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics
    • G02F1/01Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour 
    • G02F1/0136Devices or arrangements for the control of the intensity, colour, phase, polarisation or direction of light arriving from an independent light source, e.g. switching, gating or modulating; Non-linear optics for the control of the intensity, phase, polarisation or colour  for the control of polarisation, e.g. state of polarisation [SOP] control, polarisation scrambling, TE-TM mode conversion or separation

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光通信システムや光ファイバセンサ等に利
用される偏光制御方法に関するものである。
(従来の技術) 光ヘテロダイン通信や光ファイバジャイロなどの光セ
ンサ等では、任意の偏光状態の光をある一定の偏光状態
の光または任意の偏光状態の光に変換する偏光制御装置
が必要とされる。特に単一モードファイバを用いた光ヘ
テロダイン受信系では、温度変化などの外乱により単一
モードファイバ伝搬後の信号光の偏光状態、たとえば偏
光角が同一方向に回転し続けるなどの変動が考えられ、
これを任意の偏光状態の光に変換することが必要とな
る。そこでこのような偏光変動にも対応できる偏光制御
動作に制限のない無限追尾可能な偏光制御装置が求めら
れる。
従来、任意の偏光を別の任意の偏光に変換する無限追
尾可能な偏光制御装置として、エヌ・ジー・ウォーカー
(N.G.Walker)らによりエレクトロニクスレターズ(El
ectronics Letters)、第23巻、1987年、290ページにお
いて発表されたものがある。これは、複屈折の生じる方
向を互い違いに45°傾けて直列に接続した4個の光位相
変調器から構成されたものである。有限の動作範囲をも
つ各光位相変調器を動作させて偏光制御を行ない、ある
光位相変調器の動作電圧が限界に達した場合に、他の光
位相変調器で偏光制御動作を行ないながら電圧のリセッ
トを行なう。
(発明が解決しようとする課題) エヌ・ジー・ウォーカーらの方法では、ある光位相変
調器(これを光位相変調器1とする)の電圧のリセット
を行なうのに際し、光位相変調器1の片側に連続して隣
接する2つの光位相変調器(このうち光位相変調器1に
隣接しない方を光位相変調器2とする)の電圧を変化さ
せて、リセットにともなう出射偏光の変動を補償してい
る。ただし、このような補償が行なえるのは、光位相変
調器1による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の
半径の大きさが、光位相変調器2による偏光の変化がポ
アンカレ球上に描く円弧の半径よりも小さい場合のみで
ある。このような2つの円弧の大小関係は、光位相変調
器1の両側に隣接する光位相変調器等の電圧を変えるこ
とにより操作することはできるが、エヌ・ジー・ウォー
カーらの方法では、偏光制御装置への入射および出射光
の偏光状態によっては、先に述べた操作を自由に行なう
ことはできない。すなわち、彼らの方法では、偏光制御
装置への入射および出射光の偏光状態によってリセット
が制限される。また、リセットを行なえる条件でリセッ
トを開始しても、リセット動作中に入射または出射光の
変動によりその条件が満たされなくなる可能性がある。
このような場合、リセットを中断しなければならず、も
しそのままリセットを続けると所望の出射偏光が得られ
なくなってパワペナルティが生じ、安定したリセット動
作が得られない。
本発明の目的は、偏光制御装置への入射および出射光
の偏光状態によらず常に電圧のリセットを行なうため、
安定したリセット動作が得られる偏光制御方法を提供す
ることにある。
(課題を解決するための手段) 本発明による偏光制御方法では、光の伝搬方向に垂直
な面内の任意の方向の基準に対して、実効的な複屈折の
主軸の方向がそれぞれ0°、45°、0°、45°、0°の
角度をなして直列に接続された5個の各光位相変調器に
おける第1、第2、第3、第4、第5の実効的な複屈折
の大きさの変化により、伝搬光において前記複屈折の主
軸の方向およびそれに直交する方向の偏光間に与える位
相差Φ1、Φ2、Φ3、Φ4、Φ5を変化させて、任意の入
射偏光を別の任意な偏光に変換する偏光制御方法であっ
て、特に所望の出射偏光を得るのに最適な値になるよう
に前記位相差Φ2、Φ3、Φ4をそれぞれ調整して行なう
偏光制御動作において、 (イ)前記位相差Φ2が動作限界に達した場合、前記位
相差Φ3、Φ4、Φ5を変化させて偏光制御を行ないなが
ら前記位相差Φ2を任意の大きさだけ動作範囲内に戻
し、以後前記位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて偏光制
御を行なう状態に復帰し、 (ロ)前記位相差Φ3がその動作限界に達した場合、前
記位相差Φ1、Φ2、Φ4、Φ5を変化させて偏光制御を行
ないながら前記位相差Φ3を任意の大きさだけ動作範囲
内に戻し、以後前記位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて
偏光制御を行なう状態に復帰し、 (ハ)前記位相差Φ4その動作限界に達した場合、前記
位相差Φ1、Φ2、Φ3を変化させて偏光制御を行ないな
がら前記位相差Φ4を任意の大きさだけ動作範囲内に戻
し、以後前記位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて偏光制
御を行なう状態に復帰することにより前述の課題を解決
した。
(作用) 本発明による偏光制御方法では、通常、偏光制御動作
を行なうために変化させる3つの位相差Φ2、Φ3、Φ4
のほかに、リセット時に動作させる2つの位相差Φ1
Φ5を用いている。この位相差Φ1、Φ5により第2、第
3、第4の光位相変調器への入射および出射偏光を変化
させることができるため、偏光制御装置への入射および
出射光の偏光状態によらず、常にリセットにかかわる2
つの円弧の大小関係を自由に操作することができる。し
たがって、パワペナルティの生じない条件でリセットを
開始することができる。また、リセットの途中で偏光制
御装置への入射および出射偏光が変化しても、パワペナ
ルティの生じない条件を維持することができる。すなわ
ち、本方法では、偏光制御装置への入射および出射光の
偏光状態によらず常に位相差のリセットを行なうことが
できるため、安定したリセット動作が得られる。
(実施例) 以下に本発明において図面を用いて詳細に説明する。
第1図は本発明の方法を実施するのに好適な偏光制御
装置のブロック図である。
光の伝搬方向に垂直な面内に存在する水平線を基準と
した実効的な複屈折の主軸の方向が、それぞれ0°、45
°、0°、45°、0°の角度をなして直列に第1、第
2、第3、第4、第5の光位相変調器100a,100b,100c,1
00d,100eが接続されている。各光位相変調器の複屈折に
より伝搬光において複屈折の主軸の方向とそれに直交す
る方向の偏光間に位相差Φ1、Φ2、Φ3、Φ4、Φ5が生
じる。各光位相変調器の複屈折は、制御回路101により
本発明の偏光制御方法に従って制御される。各光位相変
調器による偏光変換作用を第2図に示したポアンカレ球
を用いて簡単に説明する。第1、第3、第5の光位相変
調器100a,100c,100eによる偏光変換作用は、球の中心O
と赤道上の水平直線偏光を表す点Hを通る軸の回りの回
転で表される。一方、これら3つの光位相変調器と複屈
折の主軸の方向が45°の角度をなしている第2、第4の
光位相変調器100b,100dの場合は、球の中心Oと赤道上
の45°直線偏光表す点Qを通る軸の回りの回転で表され
る。この時の回転角は、位相差Φ1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ
5の大きさに比例する。図で点Vは垂直直線偏光を表
す。なお、ポアンカレ球については例えば、マックス、
ボーンら、“プリンシプルズ オブ オプティクス”、
第6版、パーガモン出版、オックスフォード(Max Born
et.al.,“Principles of optics",6th ed.,Pergamon P
res,Oxford)1980年、31ページから32ページに詳しい。
第3図に第1図に示した偏光制御装置の一実施例を示
す。第1、第2、第3、第4、第5図のファイバスクイ
ザー200a、200b、200c、200d、200e、はそれぞれ第1、
第2、第3、第4、第5、の光位相変調器100a、100b、
100c、100d、100eに対応するものである。各ファイバス
クイーザは、圧電アクチュエータおよびこれを固定する
ステンレス製の治具から構成されている。圧電アクチュ
エータにより単一モードファイバ201に側圧を印加して
複屈折を生じさせる。ここで側圧の方向は、水平方向に
対して、順に0°、45°、0°、45°、0°となってい
る。制御回路101は、A/Dコンバータ102、マイクロプロ
セッサ回路103、D/Aコンバータ104から構成される。A/D
コンバータ102は、偏光制御装置の出射光における所望
の偏光成分の強度をモニタし、デジタル信号に変換す
る。マイクロプロセッサ回路103では、この信号を本発
明の偏光制御方法に基づいて演算処理し、各圧電アクチ
ュエータの駆動電圧を算出してD/Aコンバータ104に出力
する。D/Aコンバータ104は、各ファイバスクイーザの駆
動電圧のデジタル値をアナログ値に変換して各圧電アク
チュエータに出力する。ここで、本偏光制御装置を光ヘ
テロダイン受信器における偏光補償のために用いる場合
は、受信器のIF信号強度を出射偏光における所望の偏光
成分の強度として用いることができる。以上の偏光制御
装置における本発明の偏光制御方法の一実施例を以下に
述べる。第4図は本実施例のフローチャートである。通
常、位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて偏光制御を行な
う場合の各位相差の動作範囲は0から3IIである。位相
差Φ2、Φ3、Φ4をそれぞれ最適化して、任意の入射偏
光を別の任意な出射偏光に変換する偏光制御を行なう。
ここで位相差Φ2、Φ3、Φ4を最適な値にするための方
法は以下の通りである。
まず、位相差Φ2の大きさに微小変化を与えて、所望
の偏光強度が極大となるように調整する。次に位相差Φ
3,Φ4に関しても同様な操作を行なった後、再び位相差
Φ2、Φ3、Φ4の順でこの操作を繰り返すことにより、
位相差Φ2、Φ3、Φ4をそれぞれの最適値に漸近させ
る。この方法については、例えばアール、シー、アルフ
ァーネス、“エレクトロオプティック ガイデッド−ウ
ェーブ デバイス フォー ジェネラル ボラリゼイシ
ョン トランスフォーメイションズ”、アイ・イー・イ
ー・イー ジャーナル オブ カンタム エレクトロン
(R.C.Alferness,“Electrooptic guided-wave device
for General polarization transformations",IEEE J.Q
uantum Electron.),1981,Vol,QE-17,p965-969に詳し
い。位相差Φ2,Φ3,Φ4が動作範囲の限界である3IIま
たは、0に達した場合、それぞれそこから2IIだけ離れ
たIIまたは2IIにそれらをリセットする。このリセット
動作は以下に述べるように、他の光位相変調器で偏光制
御動作を行ないながら行なわれるため、リセットに伴う
パワペナルティは生じない。
次に、位相差Φ2,Φ3,Φ4のリセットについて説明
する。第5図(a)、(b)、(c)は位相差Φ2
Φ3,Φ4のリセットのフローチャートである。まず、位
相差Φ2のリセットでは、リセットを行なう際にリセッ
トにともなう出射偏光の変動を補償するために位相差Φ
3,Φ4,Φ5の最適化を行う。この最適化の方法は、先
に述べた位相差Φ2、Φ3、Φ4の最適化の場合と同様に
行う。このリセットは常にパワペナルティなしに行なわ
れる。以下にその理由について説明する。第6図は、位
相差Φ1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ5による偏光の変化をポア
ンカレ球上に示したものの側面図である。第1のファイ
バスクイーザへの入射偏光を点Aとし、第5のファイバ
スクイーザからの出射偏光を点Fとする。点Aから点F
への経路が初めA,B,C,D,E,Fであったとする。ここでリ
セットのために位相差Φ2を変化させると第2のファイ
バスクイーザからの出射偏光を表す点Cが移動し、結果
的に点Fが移動して偏光制御装置からの出射偏光が所望
の偏光からずれるので、パワペナルティが生じることに
なる。ところが点Fの移動は位相差Φ3,Φ4を調整する
ことにより補償できる。例えば位相差Φ2が増加した場
合、系路A,B,C′,D′,E,FまたはA,B,C″,D″,E,Fなどを
通るように位相差Φ3,Φ4を変化させれば点Fの移動は
補償される。このように点Fの位置を一定に保ちなが
ら、すなわちパワペナルティなしに位相差Φ2のリセッ
トを行なうことができる。点Fの位置を一定に保ちなが
ら位相差Φ2を2IIだけ変化させると、位相差Φ3,Φ4
値は元に戻る。この間の位相差Φ3,Φ4の変化は最大で
−IIからIIである。このように最終的に他の位相差を変
えずに位相差Φ2を2IIだけリセットすることができる。
以上に述べたようなパワペナルティの生じないリセッ
トは、位相差Φ2による偏光の変化がポアンカレ球上に
描く円弧の半径の大きさが、位相差Φ4による偏光の変
化がポアンカレ球上に描く円弧の半径の大きさよりも小
さいことが条件となる。この点については、先に述べた
エヌ・ジー・ウォーカーらの論文に詳しい。この条件を
満たさない状態でリセットを行なうと出射偏光を所望の
偏光に変換できなくなり、パワペナルティが生じる。そ
こで上の条件を満たしてない状態で位相差Φ2のリセッ
トを開始した場合を考える。第7図(a),(b),
(c),(d)は、位相差Φ1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ5
よる偏光の他の変化例をポアンカレ球上に示したもので
ある。第7図(a)は位相差Φ2のリセットを開始する
時点の偏光の状態を表したものである。ここでは、位相
差Φ2による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の
半径の大きさは、位相差Φ4による偏光の変化がポアン
カレ球上に描く円弧の半径の大きさよりも大きくなって
いる。リセットのために位相差Φ2を変化させると、パ
ワペナルティが生じないように位相差Φ3,Φ4が変化す
る。しかし、従来例ではこのような位相差Φ3,Φ4によ
る出射偏光の変動の補償は、第7図(b)に示すよう
な、位相差Φ3からの出射偏光(点D′)がポアンカレ
球上の赤道に達するまでしか行なうことができず、それ
以後は補償不可能になる。しかし、本願では位相差Φ5
も変化可能であり、さらにこの状態から位相差Φ2を変
化させると、第7図(c)、さらには第7図(d)に示
すように位相差Φ5も変化して出射偏光の変動の補償が
行われる。第7図(d)では、位相差Φ2による偏光の
変化がポアンカレ球上に描く円弧の半径の大きさは、位
相差Φ4による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧
の半径の大きさよりも小さくなっており、位相差Φ3
Φ4のみで偏光変動を補償できる状態になっている。以
上のように、位相差Φ2のリセット開始時点で、位相差
Φ2による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の半
径の大きさが、位相差はΦ4による偏光の変化がポアン
カレ球上に描く円弧の半径の大きさよりも大きい場合で
も、第7図(a)から(d)のような過程を経ることに
より点Fは一定に保たれ、すなわちパワペナルティなし
に位相差Φ2のリセットが行なわれる。
位相差Φ2のリセットは2IIだけ行い、リセット後位相
差Φ5の値をリセット開始前の値に戻す。これにより位
相差Φ3およびΦ4の値も元の値に戻る。
以上に述べたように、偏光制御装置への入射および出
射偏光にかかわらず、パワペナルティなしに位相差Φ2
のリセットを行なうことができる。また、リセットを途
中で偏光制御装置への入射および出射偏光が変化しても
それに対応して位相差Φ3,Φ4,Φ5が変化し、パワペ
ナルティのないリセットを続けることができる。
位相差Φ3のリセットも位相差Φ2のリセットと基本的
に同じ過程によりパワペナルティなしで行なわれる。位
相差Φ3のリセットでは、リセットと同時に位相差Φ1
Φ2,Φ4,Φ5による偏光制御を行なう。位相差Φ3によ
る偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の半径の大き
さが、位相差Φ1またはΦ5による偏光の変化がポアンカ
レ球上に描く円弧の半径の大きさよりも小さい場合は、
それぞれ位相差Φ1,Φ2または位相差Φ4,Φ5により出
射偏光の変動の補償を行ないながら位相差Φ3のリセッ
トを行なう。一方、位相差Φ3による偏光の変化がポア
ンカレ球上に描く円弧の半径の大きさが、位相差Φ1
たはΦ5による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧
の半径の大きさよりも大きい場合は、以下のような過程
により位相差Φ3のリセットが行なわれる。
第8図(a),(b),(c),(d)は、位相差Φ
1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ5による偏光の変化をポアンカレ
球上に示したものである。なお、図において点Rは偏光
角−45°の直線偏光を表す。第8図(a)は位相差Φ3
のリセットを開始する時点の偏光の状態を表したもので
ある。ここでは、位相差Φ3による偏光の変化がポアン
カレ球上に描く円弧の半径の大きさは、位相差Φ1また
はΦ5による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の
半径の大きさよりも大きくなっている。リセットのため
に位相差Φ3を変化させると、パワペナルティが生じな
いように位相差Φ1,Φ2または位相差Φ4,Φ5あるいは
これら両方が変化する。ここでは簡単のために初めは位
相差Φ4,Φ5が変化するものとする。ところが、このよ
うな位相差Φ4,Φ5による偏光変動の補償は、第8図
(b)に示すような、位相差Φ4からの出射偏光(点
E′)がポアンカレ球上の赤道に達するまでしか行なう
ことができない。さらにこの状態から位相差Φ3を変化
させると、第8図(c)、さらには第8図(d)に示す
ように位相差Φ2も変化して出射偏光の変動の補償が行
われる。第8図(d)では、位相差Φ3による偏光の変
化がポアンカレ球上に描く円弧の半径の大きさは、位相
差Φ5による偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の
半径の大きさよりも小さくなっており、位相差Φ4,Φ5
のみで偏光変動を補償できる状態になっている。以上の
ように、第8図(a)から(d)のような過程を経るこ
とにより点Fは一定に保たれ、すなわちパワペナルティ
なしに位相差Φ3のリセットが行なわれる。また、位相
差Φ4の変化により位相差Φ3による偏光の変化がポアン
カレ球上に描く円弧の半径の大きさが、位相差Φ1によ
る偏光の変化がポアンカレ球上に描く円弧の半径の大き
さよりも小さくなった場合には、位相差Φ1,Φ2のみで
偏光変動を補償できる。
位相差Φ3のリセットは2Πだけ行い、リセット後位
相差Φ2またはΦ4の値をリセット開始前の値に戻す。こ
れにより位相差Φ4、Φ5またはΦ1、Φ2の値も元の値に
戻る。
以上に述べたように、偏光制御装置への入射および出
射偏光にかかわらず、位相差Φ1,Φ2,Φ4,Φ5を調整
しながらパワペナルティなしに位相差Φ3のリセットを
行なうことができる。また、リセットの途中で偏光制御
装置への入射および出射偏光か変化してもそれに対応し
て位相差Φ1,Φ2,Φ4,Φ5が変化し、パワペナルティ
のないリセットを続けることができる。
位相差Φ4のリセットは、位相差Φ2のリセットと同様
に行なわれ、位相差Φ2のリセットの説明において、位
相差Φ1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ5をそれぞれ位相差Φ5,Φ
4,Φ3,Φ2,Φ1に読み変えることにより、位相差Φ4
のリセットの説明となる。
リセットにともなう偏光変動を補償するために変化す
る他の位相差の変化は、位相差Φ1およびΦ5の場合が最
大−II/2からII/2であり、位相差Φ2、Φ3、Φ4の場合
が最大−IIからIIである。したがって、位相差Φ1,Φ5
の動作範囲はIIに、また、位相差Φ2,Φ3,Φ4の動作
範囲は、通常の偏光制御時の3IIにリセット時の2IIを加
えて5IIとなる。このように各位相差とも有限の動作範
囲で、偏光制御動作を行なうことが可能である。
以上に説明したように本実施例では、入射および出射
偏光によらず、常に位相差のリセットが行なえるため安
定したリセット動作が得られる。
本発明の方法を実施するのに好適な偏光制御装置の一
実施例として、圧電アクチュエータを用いたファイバス
クイーザにより構成されたものを述べたか、電磁石を用
いたものでも良い。また、ファイバスクイーザの代わり
に、電気光学効果を用いたバルク型または導波路型の光
位相変調器を用いても良い。
通常の偏光制御時の位相差Φ2,Φ3,Φ4の動作範囲
は3IIとしたが、2II以上であればいくらでも良い。ま
た、位相差Φ2,Φ3,Φ4のリセット量は2IIとしたが、
一般には任意の量で良い。ただし、この場合はリセット
の終了時に他の位相差に変化量が残る。リセット量を2n
II(nは1以上の整数)とすると、他の位相差がリセッ
トの前後で変わらなくなり、効率よくリセットを行なう
ことができる。
(発明の効果) 以上のように本発明によれば、入射および出射偏光に
よらず常に安定なリセット動作を行なえる無限追尾可能
な偏光制御方法が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法を実施するのに好適な偏光制御装
置のブロック図、第2図は、光位相変調器による偏光変
換作用を示すポアンカレ球の図、第3図は本発明による
偏光制御装置の一実施例を示す図、第4図は本発明の偏
光制御方法の一実施例のフローチャート、第5図
(a),(b),(c)は本発明の偏光制御方法におけ
る位相差のリセット方法のフローチャート、第6図はリ
セットにおける各位相差による偏光の変化をポアンカレ
球上に示した図、第7図(a),(b),(c),
(d)および第8図(a),(b),(c),(d)
は、位相差Φ1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ5による偏光の変化
をポアンカレ球上に示した図である。 図において、 100a,100b,100c,100d,100e……光位相変調器、101……
制御回路、102……D/Aコンバータ、103……マイクロプ
ロセッサ回路、104……A/Dコンバータ、200a、200b,200
c,200d,200e……ファイバスクイーザ、201……単一モー
ドファイバ、Φ1,Φ2,Φ3,Φ4,Φ5……光位相変調
器(ファイバスクイーザ)に生じる実効的な複屈折によ
り、伝搬光において複屈折の主軸の方向およびそれに直
交する方向の偏光間に与える位相差、H,V,Q,R……ポア
ンカレ球上において、それぞれ水平直線偏光、垂直直線
偏光、偏光角45°の直線偏光、−45°の直線偏光を表す
点、O……ポアンカレ球の中心、A,B,C,D,E,F……ポア
ンカレ球上において、各ファイバスクイーザにおける入
射および出射偏光を表す点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光の伝搬方向に垂直な面内の任意の方向の
    基準に対して、実効的な複屈折の主軸の方向がそれぞれ
    0°、45°、0°、45°、0°の角度をなして直列に接
    続された5個の各光位相変調器における第1、第2、第
    3、第4、第5の実効的な複屈折の大きさの変化によ
    り、伝搬光において前記複屈折の主軸の方向およびそれ
    に直交する方向の偏光間に与える位相差Φ1、Φ2
    Φ3、Φ4、Φ5を変化させて、任意の入射偏光を別の任
    意な偏光に変換する偏光制御方法であって、特に所望の
    出射偏光を得るのに最適な値になるように前記位相差Φ
    2、Φ3、Φ4をそれぞれ調整して行なう偏光制御動作に
    おいて、 (イ)前記位相差Φ2が動作限界に達した場合、前記位
    相差Φ3、Φ4、Φ5を変化させて偏光制御を行ないなが
    ら前記位相差Φ2を任意の大きさだけ動作範囲内に戻
    し、以後前記位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて偏光制
    御を行なう状態に復帰し、 (ロ)前記位相差Φ3がその動作限界に達した場合、前
    記位相差Φ1、Φ2、Φ4、Φ5を変化させて偏光制御を行
    ないながら前記位相差Φ3を任意の大きさだけ動作範囲
    内に戻し、以後前記位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて
    偏光制御を行なう状態に復帰し、 (ハ)前記位相差Φ4がその動作限界に達した場合、前
    記位相差Φ1、Φ2、Φ3を変化させて偏光制御を行ない
    ながら前記位相差Φ4を任意の大きさだけ動作範囲内に
    戻し、以後前記位相差Φ2、Φ3、Φ4を変化させて偏光
    制御を行なう状態に復帰することを特徴とする偏光制御
    方法。
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