JPH08333355A - N−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘導体及びその製造法 - Google Patents
N−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘導体及びその製造法Info
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- JPH08333355A JPH08333355A JP15978295A JP15978295A JPH08333355A JP H08333355 A JPH08333355 A JP H08333355A JP 15978295 A JP15978295 A JP 15978295A JP 15978295 A JP15978295 A JP 15978295A JP H08333355 A JPH08333355 A JP H08333355A
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Abstract
作用と脂質低下作用を有する新規なN−置換ジオキソチ
アゾリジルベンズアミド誘導体及びそれらの製造法を提
供する。 【構成】 一般式(1) [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R3 は水素、炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子を、R4
は水素、炭素数1〜4の低級アルキル基を、点線は二重
結合又は単結合を、nは0〜2の整数を示す]で表され
ることを特徴とするN−置換ジオキソチアゾリジルベン
ズアミド誘導体及びそれらの製造法に関する。
Description
改善する新規なN−置換ジオキソチアゾリジルベンズア
ミド誘導体及びそれらの製造法に関する。
グアナイド系及びスルホニルウレア系化合物が用いられ
ている。しかしながらビグアナイド系化合物では、乳酸
アルドーシスあるいは低血糖を、スルホニルウレア系化
合物では重篤かつ遷延性の低血糖を引き起こし、その副
作用が問題となっており、このような欠点のない新しい
糖尿病治療剤の出現が望まれている。またチアゾリジン
−2,4−ジオン誘導体のあるものが血糖低下及び血中
脂質低下作用を示すことが知られているが(Journal of
Medicinal Chemistry, 第35巻.P.1853 (1992),特開平
1-272573号公報)、これらの化合物はいずれも、チアゾ
リジン−2,4−ジオン環と芳香環を結ぶ中間のベンゼ
ン環の置換位置がパラ位であり、前者は芳香環がオキサ
ゾール環であり、後者は結合がスルホンアミドである
等、本発明化合物であるN−置換ジオキソチアゾリジル
ベンズアミド誘導体とは構造的に異なるものである。
占めるインスリン非依存型糖尿病(NIDDM)におい
てはインスリン抵抗性を改善し、安全性の高い有効な血
糖低下薬が強く望まれる。
ン抵抗性を改善し、強力な血糖低下作用を有する安全性
の高い薬物に関して鋭意研究を重ねた結果、下記一般式
(1)で表される新規N−置換ジオキソチアゾリジルベ
ンズアミド誘導体が優れた血糖低下作用、脂質低下作用
を有することを見出し本発明を完成した。
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R3 は水素、炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子を、R4
水素、炭素数1〜4の低級アルキル基を、点線は二重結
合又は単結合を、nは0〜2の整数を示す]で表される
N−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘導体及び
その薬理学的に許容しうる塩である。
合物の塩類は慣用のものであって、金属塩例えばアルカ
リ金属塩(例えばナトリウム塩、カリウム塩など)、ア
ルカリ土類金属塩(例えばカルシウム塩、マグネシウム
塩など)、アルミニウム塩等薬理学的に許容しうる塩が
挙げられる。
二重結合に基づく立体異性体及びチアゾリジン部分に基
づく光学異性体が含まれることがあるが、そのような異
性体及びそれらの混合物はすべてこの発明の範囲内に包
含されるものとする。
ルキル基」とは、メチル、エチル、プロピル、ブチル
等、直鎖もしくは分岐した炭素数1〜4のものが挙げら
れる。
トキシ、プロポキシ等、直鎖もしくは分岐した炭素数1
〜3のものが挙げられる。
ロメチル等、直鎖もしくは分岐した炭素数1〜3のもの
が挙げられる。
オロメトキシ等、直鎖もしくは分岐した炭素数1〜3の
ものが挙げられる。
原子、臭素原子、ヨウ素原子が挙げられる。
ノ基」とは、アミノ基又は、メチル、エチル、プロピル
等、直鎖もしくは分岐した炭素数1〜3の低級アルキル
基で1又は2置換されたメチルアミノ基、エチルアミノ
基、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基等が挙げられ
る。
合物は以下の方法により製造することができる。
の化合物に一般式(11)の化合物を作用させることによ
り製造することができる。 [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R3 は水素、炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子を、R4
は水素、炭素数1〜4の低級アルキル基を、点線は二重
結合又は単結合を、nは0〜2の整数を示す] [式中、R3 、点線は前述の通り] [式中、R1 ,R2 ,R4 、nは前述の通り]
シド、N,N−ジメチルホルムアミド等中で、縮合剤、
例えば1−エチル−3−(3′−ジメチルアミノプロピ
ル)カルボジイミド、シアノリン酸ジエチル等で処理す
ることにより行うことができる。また必要ならば有機塩
基、例えばトリエチルアミン等を添加しても良い。反応
温度としては氷冷〜室温で行うことができる。
a)の化合物を還元することにより製造することができ
る。 [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 、nは前述の通り] [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 、nは前述の通り]
エチル、N,N−ジメチルホルムアミド等中、あるいは
それらの混合溶媒中で、室温〜加熱下、パラジウム/炭
素等の触媒の存在下に常圧〜4kg/cm2 で水素添加する
ことにより行うことができる。あるいは有機溶媒、例え
ばエタノール等のアルコール中、又は水との混合溶媒中
で、室温〜加熱下にナトリウムアマルガムと処理するこ
とにより行うことができる。
(1c)にルイス酸を作用させることにより製造すること
ができる。 [式中、R1 ,R2 ,R4 、点線、nは前述の通り] [式中、R1 ,R2 ,R4 、点線、nは前述通り]
クロロホルム等中、−78℃〜室温下でルイス酸、例えば
三臭化ホウ素、三塩化ホウ素等で処理することにより行
うことができる。
(6)の化合物を加水分解することにより製造できる。 [式中、R3 、点線は前述の通りであり、R6 は炭素数
1〜3の低級アルキル基を示す]
温度としては冷却下〜溶媒還流で行うことができ、酢酸
と濃塩酸の混合溶媒中で加熱還流することが好ましい。
(2)の化合物に式(3)の化合物を作用させることに
より製造できる。 [式中、R3 は前述の通りであり、R5 は水素、炭素数
1〜3の低級アルキル基を示す] [式中、R3 及びR5 は前述の通り]
ン、キシレン等中で、反応温度としては室温〜溶媒還流
温度で行うことができるが、溶媒還流温度が好ましい。
また触媒として、二級アミン(ピペリジン等)あるいは
酢酸塩類(酢酸アンモニウム等)と酢酸の添加も好適で
ある。また無溶媒で塩基(酢酸ナトリウム、ピペリジン
等)と共に加熱することによっても行うことができる。
(4)の化合物を還元することにより製造することがで
きる。 [式中、R3 ,R5 は前述の通り]
エチル、N,N−ジメチルホルムアミド等中、あるいは
それらの混合溶媒中で、室温〜加熱下、パラジウム/炭
素等の触媒の存在下に常圧〜4kg/cm2 で水素添加する
ことにより行うことができる。あるいは有機溶媒、例え
ばエタノール等のアルコール中、又は水との混合溶媒中
で、室温〜加熱下にナトリウムアマルガムと処理するこ
とにより行うことができる。
(10)の化合物にチオ尿素を作用させた後、加水分解す
ることによっても製造できる。 [式中、R3 は前述の通り] [式中、R3 、R6 は前述の通りであり、R7 は炭素数
1〜3の低級アルキル基を、Xはハロゲン原子を示す]
は有機溶媒、例えばエタノール等のアルコール中で室温
〜溶媒還流温度で行うことができるが、溶媒還流温度が
好ましい。必要ならば塩基(酢酸ナトリウム等)を添加
しても良い。次の反応である加水分解は酸性条件下で行
うことができ、塩酸あるいは塩酸と有機溶媒(スルホラ
ン等)の混合溶媒中で加熱還流することが好ましい。
の化合物をジアゾニウム塩とした後に一般式(9)の化
合物とメイルバイン アリレーション(meerwein Aryla
tion)を行うことにより製造できる。 [式中、R3 ,R6 は前述の通り] [式中、R7 は前述の通り]
ノール等のアルコール類もしくはアセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、水及びこれにの混合溶媒中、塩
酸、臭化水素酸等のハロゲン化水素存在下、一般式
(8)である化合物を亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩類
によりジアゾ化した後、一般式(9)である化合物の存
在下に触媒量の酸化第一銅、塩化第一銅等の第一銅塩類
を作用させることにより行うことができる。
らの例によって本発明が限定されるものではない。実施
例で使用する略号は以下の意味を表す。1 H NMR プロトン核磁気共鳴スペクトル MS 質量スペクトル CDCl3 重水素化クロロホルム DMF N,N−ジメチルホルムアミド DMSO ジメチルスルホキシド d6 −DMSO 重水素化ジメチルスルホキシド
メチル−2−メトキシ安息香酸メチル
ル(490mg)、チアゾリジン−2,4−ジオン(358mg)、
酢酸アンモニウム(401mg)、酢酸(0.8ml)、ベンゼン
(10ml)の混合物をディーンスターク脱水装置を付して
4時間加熱還流した。冷後、析出した結晶を濾取し、ベ
ンゼン、20%アセトン水溶液で洗浄した後、乾燥し、目
的化合物を結晶として 634mg(86%)得た。
3.83(3H,s),3.90(3H,s),7.34(1H,
d,J=9.3Hz),7.79(1H,s),7.76−7.83(1
H,m),7.87−7.92(1H,m), 12.59(1H,
s)
メチル−2−メトキシ安息香酸
−イリデン)メチル−2−メトキシ安息香酸メチル(62
9mg)の酢酸−濃塩酸(1:1,18.0ml)懸濁液を6時間
加熱還流した。冷後、水(36ml)を加え、結晶を濾取
し、水洗後、乾燥し、目的化合物を結晶として 599mg(1
00%)得た。
3.89(3H,s),7.31(1H,d,J=8.8 Hz),7.
76(1H,dd,J=2.4, 8.8Hz),7.79(1H,
s),7.89(1H,d,J=2.4Hz), 12.58(1H,
s), 12.91(1H,br)
ル−2−メトキシ安息香酸メチル
−イリデン)メチル−2−メトキシ安息香酸メチル(9.
52g)をDMF(250ml)に懸濁し、室温、 3.5kg/cm2
に水素加圧下10%パラジウム/炭素(10.0g)で水素化
した。反応後、溶液を濾過、濃縮し、残留物に水を加
え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
い、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開溶媒
塩化メチレン:アセトン=50:1)で精製し、目的化
合物をアモルファスとして5.88g(61%)得た。MS
(m/z): 295(M+ )
ル−2−メトキシ安息香酸
−イル)メチル−2−メトキシ安息香酸メチル(6.39
g)のメタノール(120ml)懸濁液に水酸化ナトリウム水
溶液(水酸化ナトリウム 5.47g,水 30ml)を加え、
60℃に加熱し1時間攪拌した。冷後、水(100ml)を加
え、酢酸エチルで洗浄した後、水層を2N塩酸で酸性と
し酢酸エチルで抽出した。有機層を水、飽和食塩水の順
で洗い、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下濃縮し
析出した結晶を濾取し、目的化合物を結晶として3.93g
(65%)得た。融点: 182.0〜184.0 ℃
メチル安息香酸
ル(1.90g)、チアゾリジン−2,4−ジオン(2.48
g)、酢酸アンモニウム(1.84g)、酢酸(3.70ml)、
ベンゼン(60ml)の混合物をディーンスターク脱水装置
を付して6時間加熱還流した。冷後、析出した結晶を濾
取し水洗した後、この結晶を酢酸−濃塩酸(1:1,60
ml)に懸濁し、6時間加熱還流した。冷後、水(150ml)
を加え、結晶を濾取し、水洗後、乾燥し、目的化合物を
結晶として2.38g(82%)得た。 MS(m/z): 249(M+ )
キソチアゾリジン−5−イリデン)メチル−2−メトキ
シベンズアミド
−イリデン)メチル−2−メトキシ安息香酸(1.00
g)、4−t−ブチルアニリン(540mg)のDMF(10m
l)溶液にアルゴン雰囲気、室温攪拌下シアノリン酸ジ
エチル(615mg)、トリエチルアミン(370mg)を加え、そ
のまま8時間攪拌した。反応液を氷水に注ぎ、析出する
結晶を濾取し、水洗後乾燥し目的化合物を結晶として1.
45g(99%)得た。更にこのものをエタノールから再結
晶し、黄色プリズム晶として精製した目的化合物を得
た。融点 261.0〜265.0 ℃
キソチアゾリジン−5−イル)メチル−2−メトキシベ
ンズアミド
(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデン)メチ
ル−2−メトキシベンズアミド(900mg)をエタノール−
酢酸エチル(1:1,45ml)に懸濁し、室温、 3.0kg/
cm2 に水素加圧下10%パラジウム/炭素で水素化した。
反応液を濾過、濃縮し残留物をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(展開溶媒 塩化メチレン:メタノール=
50:1)で精製し、目的化合物を結晶として 709mg(78
%)得た。更にこのものを酢酸エチルから再結晶し、無
色プリズム晶として精製した目的化合物を得た。融点 2
17.5〜219.0 ℃
キソチアゾリジン−5−イル)メチル−2−ヒドロキシ
ベンズアミド
(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イル)メチル−
2−メトキシベンズアミド(404mg)の無水塩化メチレン
(12ml)懸濁液にアルゴン雰囲気、ドライアイス−アセ
トン冷却攪拌下、 1.0N三臭化ホウ素−塩化メチレン溶
液(0.12ml)をゆっくり滴下した。室温で5時間攪拌し
た後、3時間放置した。反応液に水を加え、塩化メチレ
ン−メタノール(10:1)で抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗い、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、減圧
下濃縮した。残留物に塩化メチレン−ジイソプロピルエ
ーテルを加え結晶を濾取、塩化メチレン−ジイソプロピ
ルエーテル(1:1)で洗浄した後、乾燥し、目的化合
物を結晶として 154mg(39%)得た。融点 238.0〜241.
0 ℃
試験前に尾静脈より採血して血糖値を測定した。血糖値
に差がないように群分けし、実施例17、18及び19の化合
物を10mg/kgの用量で5日間経口投与した。耐糖能試験
は一晩絶食した後、グルコースの2g/kgを経口投与
し、0分、30分及び60分の血糖値を測定し。血糖低下率
は下記式より求めた。
発明化合物は強力な血糖低下作用を有することが示され
た。
g)、チアゾリジン−2,4−ジオン(2.48g)、
酢酸アンモニウム(1.84g)、酢酸(3.70m
l)、ベンゼン(60ml)の混合物をディーンスター
ク脱水装置を付して6時間加熱還流した。冷後、析出し
た結晶を濾取し水洗した後、この結晶を酢酸−濃塩酸
(1:1,60ml)に懸濁し、6時間加熱還流した。
冷後、水(150ml)を加え、結晶を濾取し、水洗
後、乾燥し、目的化合物を結晶として2.38g(82
%)得た。 MS(m/z):249(M+)
(2,4−ジオキソチアゾリジン−5−イリデン)メチ
ル−2−メトキシベンズアミド(900mg)をエタノ
ール−酢酸エチル(1:1,45ml)に懸濁し、室
温、3.0kg/cm2に水素加圧下10%パラジウム
/炭素(900mg)で水素化した。反応液を濾過、濃
縮し残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展
開溶媒 塩化メチレン:メタノール=50:1)で精製
し、目的化合物を結晶として709mg(78%)得
た。更にこのものを酢酸エチルから再結晶し、無色プリ
ズム晶として精製した目的化合物を得た。融点217.
5〜219.0℃
Claims (10)
- 【請求項1】 一般式(1) [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R3 は水素、炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子を、R4
は水素、炭素数1〜4の低級アルキル基を、点線は二重
結合又は単結合を、nは0〜2の整数を示す]で表され
るN−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘導体及
びその薬理学的に許容しうる塩。 - 【請求項2】 一般式(2) [式中、R3 は水素、炭素数1〜3の低級アルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子を、R5 は水素、炭素数1〜
3の低級アルキル基を示す]で表される化合物に式
(3) で表される化合物を作用させることを特徴とする一般式
(4) [式中、R3 ,R5 は前述の通り]で表される化合物の
製造法。 - 【請求項3】 一般式(4) [式中、R3 は水素、炭素数1〜3の低級アルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子を、R5 は水素、炭素数1〜
3の低級アルキル基を示す]で表される化合物を還元す
ることを特徴とする一般式(5) [式中、R3 ,R5 は前述の通り]で表される化合物の
製造法。 - 【請求項4】 一般式(6) [式中、R3 は水素、炭素数1〜3の低級アルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子を示し、R6 は炭素数1〜3
の低級アルキル基を、点線は二重結合又は単結合を示
す]で表される化合物を加水分解することを特徴とする
一般式(7) [式中、R3 、点線は前述の通り]で表される化合物の
製造法。 - 【請求項5】 一般式(8) [式中、R3 は水素、炭素数1〜3の低級アルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子を、R6 は炭素数1〜3の低
級アルキル基を示す]で表される化合物をハロゲン化水
素の存在下にジアゾニウム塩とした後に一般式(9) [式中、R7 は炭素数1〜3の低級アルキル基を示す]
で表される化合物を作用させることを特徴とする一般式
(10) [式中、R3 ,R6 ,R7 は前述の通りであり、Xはハ
ロゲン原子を示す]で表される化合物の製造法。 - 【請求項6】 一般式(10) [式中、R3 は水素、炭素数1〜3の低級アルコキシ
基、水酸基、ハロゲン原子を、R6 は炭素数1〜3の低
級アルキル基を、R7 は炭素数1〜3の低級アルキル基
を示し、Xはハロゲン原子を示す]で表される化合物に
チオ尿素を作用させた後、加水分解することを特徴とす
る一般式(7a) [式中、R3 は前述の通り]で表される化合物の製造
法。 - 【請求項7】 一般式(7) 式中、R3 は水素、炭素数1〜3の低級アルコキシ基、
水酸基、ハロゲン原子を、点線は二重結合又は単結合を
示す]で表される化合物に一般式(11) [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R4 は水素、炭素数1〜
4の低級アルキル基を、nは0〜2の整数を示す]で表
される化合物を作用させることを特徴とする一般式
(1) [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 、点線、nは前述の通
り]で表されるN−置換ジオキソチアゾリジルベンズア
ミド誘導体の製造法。 - 【請求項8】 一般式(1a) [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R3 は水素、炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子を、R4
は水素、炭素数1〜4の低級アルキル基を、nは0〜2
の整数を示す]を還元することを特徴とする一般式(1
b) [式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 、nは前述の通り]で
表されるN−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘
導体の製造法。 - 【請求項9】 一般式(1c) [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R4 は水素、炭素数1〜
4の低級アルキル基を、点線は二重結合又は単結合を、
nは0〜2の整数を示す]で表される化合物にルイス酸
を作用させることを特徴とする一般式(1d) [式中、R1 ,R2 、R4 、点線、nは前述の通り]で
表されるN−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘
導体の製造法。 - 【請求項10】 一般式(1) [式中、R1 ,R2 は同一又は異なって、水素、炭素数
1〜4の低級アルキル基、炭素数1〜3の低級アルコキ
シ基、炭素数1〜3の低級ハロアルキル基、炭素数1〜
3の低級ハロアルコキシ基、ハロゲン原子、水酸基、ニ
トロ基、炭素数1〜3の低級アルキル基で置換されても
良いアミノ基、及びヘテロ環を、あるいはR1 とR2 が
結合しメチレンジオキシ基を、R3 は水素、炭素数1〜
3の低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン原子を、R4
は水素、炭素数1〜4の低級アルキル基を、点線は二重
結合又は単結合を、nは0〜2の整数を示す]で表され
るN−置換ジオキソチアゾリジルベンズアミド誘導体及
びその薬理学的に許容しうる塩の少なくとも1種類以上
を有効成分とする血糖降下薬。
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