JPH08331850A - 電源装置 - Google Patents
電源装置Info
- Publication number
- JPH08331850A JPH08331850A JP13177395A JP13177395A JPH08331850A JP H08331850 A JPH08331850 A JP H08331850A JP 13177395 A JP13177395 A JP 13177395A JP 13177395 A JP13177395 A JP 13177395A JP H08331850 A JPH08331850 A JP H08331850A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- power supply
- rectification
- choke coil
- coil
- input voltage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
- Power Conversion In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 単一のチョークコイルで、入力電圧の高低に
拘らず充分に高調波電流を抑制する。 【構成】 切換えスイッチ７により、入力電圧Ｖｉｎの
高低に応じて、整流方式を全波整流あるいは倍電圧整流
に切換える。倍電圧整流の場合、チョークコイル14のい
ずれか一方のコイル部11，12に交互に入力電流が流れ込
む。一方、全波整流の場合、双方のコイル部11，12に入
力電流が流れ込む。 【効果】 チョークコイル14全体の実質的なインダクタ
ンス値を、整流方式の違いにより切換えることができ
る。これにより、入力電圧の高低に拘らず、単一のチョ
ークコイル14で高調波電流を抑制できる。
拘らず充分に高調波電流を抑制する。 【構成】 切換えスイッチ７により、入力電圧Ｖｉｎの
高低に応じて、整流方式を全波整流あるいは倍電圧整流
に切換える。倍電圧整流の場合、チョークコイル14のい
ずれか一方のコイル部11，12に交互に入力電流が流れ込
む。一方、全波整流の場合、双方のコイル部11，12に入
力電流が流れ込む。 【効果】 チョークコイル14全体の実質的なインダクタ
ンス値を、整流方式の違いにより切換えることができ
る。これにより、入力電圧の高低に拘らず、単一のチョ
ークコイル14で高調波電流を抑制できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、整流方式を全波整流ま
たは倍電圧整流に切換えることのできる電源装置に関す
る。
たは倍電圧整流に切換えることのできる電源装置に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、世界各国の商用電源電圧は、Ａ
Ｃ８０Ｖ〜ＡＣ２７６Ｖまで様々な電圧値を示してお
り、同一の電源装置を世界各国で使用できるように、入
力電圧の高低に応じて整流方式を全波整流または倍電圧
整流に切換えるようにしたものが、例えば特開平２−８
４０７１号公報などにおいて提案されている。
Ｃ８０Ｖ〜ＡＣ２７６Ｖまで様々な電圧値を示してお
り、同一の電源装置を世界各国で使用できるように、入
力電圧の高低に応じて整流方式を全波整流または倍電圧
整流に切換えるようにしたものが、例えば特開平２−８
４０７１号公報などにおいて提案されている。
【０００３】図２は、この種の電源装置の回路構成を示
すものであり、同図において、１は交流電源、２は交流
電源１からの入力電圧Ｖｉｎを整流する整流部たるダイ
オードブリッジであり、このダイオードブリッジ２から
の整流出力を一対の平滑コンデンサ３，４により平滑し
て、出力端子５，６間に所定の直流電圧Ｖｏｕｔを出力
するようになっている。また、交流電源１の一端と平滑
コンデンサ３，４の中点との間には、手動の切換えスイ
ッチ７が接続される。そして、例えば入力電圧Ｖｉｎが
ＡＣ１００Ｖの場合には、予め切換えスイッチ７を閉じ
て交流電源１の一端と平滑コンデンサ３，４の中点との
間を短絡することにより倍電圧整流を行ない、入力電圧
ＶｉｎがＡＣ２００Ｖの場合には、切換えスイッチ７を
開いて交流電源１の一端と平滑コンデンサ３，４の中点
との間を開放することにより全波整流を行なうようにし
ている。
すものであり、同図において、１は交流電源、２は交流
電源１からの入力電圧Ｖｉｎを整流する整流部たるダイ
オードブリッジであり、このダイオードブリッジ２から
の整流出力を一対の平滑コンデンサ３，４により平滑し
て、出力端子５，６間に所定の直流電圧Ｖｏｕｔを出力
するようになっている。また、交流電源１の一端と平滑
コンデンサ３，４の中点との間には、手動の切換えスイ
ッチ７が接続される。そして、例えば入力電圧Ｖｉｎが
ＡＣ１００Ｖの場合には、予め切換えスイッチ７を閉じ
て交流電源１の一端と平滑コンデンサ３，４の中点との
間を短絡することにより倍電圧整流を行ない、入力電圧
ＶｉｎがＡＣ２００Ｖの場合には、切換えスイッチ７を
開いて交流電源１の一端と平滑コンデンサ３，４の中点
との間を開放することにより全波整流を行なうようにし
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記構成における電源
装置の入力電圧Ｖｉｎは、少なからず高調波成分を含ん
でおり、この高調波成分が出力端子５，６に接続される
負荷や直流電源に好ましくない影響を与えることはよく
知られている。そこで、高調波電流を抑制する一手段と
して、低周波領域の信号成分のみを通過させる高調波電
流抑制用チョークコイルを備えた受動フィルタが用いら
れる。ところが、高調波規格を満足するチョークコイル
のインダクタンス値は、入力電圧Ｖｉｎの高低に応じて
異なるため、単にチョークコイルのコイル部をダイオー
ドブリッジ２から平滑コンデンサ３に至る整流出力ライ
ンに挿入接続するだけでは、チョークコイルの実質的な
インダクタンス値は変化せず、入力電圧Ｖｉｎの変動に
対応した十分な高調波電流の抑制効果を得ることができ
ない。したがって現状では、２種類のチョークコイルと
スイッチ手段とからなる外付けのユニットを用いて、チ
ョークコイルのインダクタンス値を切換えるようにして
おり、チョークコイル全体が大きくなって電源装置を小
形化できないなどの問題点を有していた。
装置の入力電圧Ｖｉｎは、少なからず高調波成分を含ん
でおり、この高調波成分が出力端子５，６に接続される
負荷や直流電源に好ましくない影響を与えることはよく
知られている。そこで、高調波電流を抑制する一手段と
して、低周波領域の信号成分のみを通過させる高調波電
流抑制用チョークコイルを備えた受動フィルタが用いら
れる。ところが、高調波規格を満足するチョークコイル
のインダクタンス値は、入力電圧Ｖｉｎの高低に応じて
異なるため、単にチョークコイルのコイル部をダイオー
ドブリッジ２から平滑コンデンサ３に至る整流出力ライ
ンに挿入接続するだけでは、チョークコイルの実質的な
インダクタンス値は変化せず、入力電圧Ｖｉｎの変動に
対応した十分な高調波電流の抑制効果を得ることができ
ない。したがって現状では、２種類のチョークコイルと
スイッチ手段とからなる外付けのユニットを用いて、チ
ョークコイルのインダクタンス値を切換えるようにして
おり、チョークコイル全体が大きくなって電源装置を小
形化できないなどの問題点を有していた。
【０００５】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、スイ
ッチ手段などを用いず単一のチョークコイルにより、入
力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流の抑制効果を得
ることのできる電源装置を提供することをその目的とす
る。
ッチ手段などを用いず単一のチョークコイルにより、入
力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流の抑制効果を得
ることのできる電源装置を提供することをその目的とす
る。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、交流電源から
の入力電圧を整流部により整流し、この整流出力を一対
の平滑コンデンサにより平滑して所定の直流電圧を得る
とともに、前記交流電源の一端と前記平滑コンデンサの
中点との間を開放あるいは短絡することにより整流方式
を全波整流または倍電圧整流に切換えるように構成した
電源装置において、前記整流部から前記平滑コンデンサ
に至る各整流出力ラインに、共通するコアに巻回される
高調波電流抑制用チョークコイルのコイル部を挿入接続
したものである。
の入力電圧を整流部により整流し、この整流出力を一対
の平滑コンデンサにより平滑して所定の直流電圧を得る
とともに、前記交流電源の一端と前記平滑コンデンサの
中点との間を開放あるいは短絡することにより整流方式
を全波整流または倍電圧整流に切換えるように構成した
電源装置において、前記整流部から前記平滑コンデンサ
に至る各整流出力ラインに、共通するコアに巻回される
高調波電流抑制用チョークコイルのコイル部を挿入接続
したものである。
【０００７】
【作用】上記構成により、整流方式を倍電圧整流に切換
えると、いずれか一方のコイル部にのみ交流電源からの
入力電流が交互に流れ込むため、チョークコイル全体の
実質的なインダクタンス値は、単一のコイル部のインダ
クタンス値に等しくなる。これに対して、整流方式を全
波整流に切換えると、双方のコイル部に交流電源からの
入力電流が流れ込むため、チョークコイル全体の実質的
なインダクタンス値は、各コイル部を直列接続したイン
ダクタンス値に等しくなる。こうして整流方式の違いに
より、チョークコイルの実質的なインダクタンス値を自
動的に切換えることができるので、単一のチョークコイ
ルであっても入力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流
の抑制効果が得られる。
えると、いずれか一方のコイル部にのみ交流電源からの
入力電流が交互に流れ込むため、チョークコイル全体の
実質的なインダクタンス値は、単一のコイル部のインダ
クタンス値に等しくなる。これに対して、整流方式を全
波整流に切換えると、双方のコイル部に交流電源からの
入力電流が流れ込むため、チョークコイル全体の実質的
なインダクタンス値は、各コイル部を直列接続したイン
ダクタンス値に等しくなる。こうして整流方式の違いに
より、チョークコイルの実質的なインダクタンス値を自
動的に切換えることができるので、単一のチョークコイ
ルであっても入力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流
の抑制効果が得られる。
【０００８】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の一実施例を
詳述する。なお、前述の従来例と同一部分には同一符号
を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。
詳述する。なお、前述の従来例と同一部分には同一符号
を付し、その共通する部分の詳細な説明は省略する。
【０００９】図１は、本実施例における電源装置の回路
構成を示すものである。従来例で示した図２と異なる点
は、一対のコイル部11，12を共通のコア13に巻回して構
成される高調波電流抑制用チョークコイル14が設けられ
ていることにある。このチョークコイル14を具体的に説
明すると、一方のコイル部11は、整流部２の一方の出力
端から平滑コンデンサ３に至る整流出力ラインに挿入接
続され、また、他方のコイル部12は、整流部２の他方の
出力端から平滑コンデンサ４に至る別の整流出力ライン
に挿入接続される。コイル部11，12は互いに同一の巻数
でコア13に巻回されており、等しいインダクタンス値Ｌ
を有している。
構成を示すものである。従来例で示した図２と異なる点
は、一対のコイル部11，12を共通のコア13に巻回して構
成される高調波電流抑制用チョークコイル14が設けられ
ていることにある。このチョークコイル14を具体的に説
明すると、一方のコイル部11は、整流部２の一方の出力
端から平滑コンデンサ３に至る整流出力ラインに挿入接
続され、また、他方のコイル部12は、整流部２の他方の
出力端から平滑コンデンサ４に至る別の整流出力ライン
に挿入接続される。コイル部11，12は互いに同一の巻数
でコア13に巻回されており、等しいインダクタンス値Ｌ
を有している。
【００１０】次に上記構成に付きその作用を説明する
と、入力電圧Ｖｉｎが例えばＡＣ１００Ｖ程度と低い場
合には、予め切換えスイッチ７を閉じて、電源装置の整
流方式を倍電圧整流に切換える。この場合、交流電源１
の入力電圧Ｖｉｎの極性に応じて、交流電源１→ダイオ
ードブリッジ２→コイル部11→平滑コンデンサ３→切換
えスイッチ７→交流電源１の閉回路と、交流電源１→切
換えスイッチ７→平滑コンデンサ４→コイル部12→ダイ
オードブリッジ２→交流電源１の閉回路が半周期毎に交
互に形成され、この閉回路に沿って交流電源１からの入
力電流が流れ込む。したがって、交流電源１に含まれる
高調波電流は、チョークコイル14のいずれか一方のコイ
ル部11，12によって抑制される。
と、入力電圧Ｖｉｎが例えばＡＣ１００Ｖ程度と低い場
合には、予め切換えスイッチ７を閉じて、電源装置の整
流方式を倍電圧整流に切換える。この場合、交流電源１
の入力電圧Ｖｉｎの極性に応じて、交流電源１→ダイオ
ードブリッジ２→コイル部11→平滑コンデンサ３→切換
えスイッチ７→交流電源１の閉回路と、交流電源１→切
換えスイッチ７→平滑コンデンサ４→コイル部12→ダイ
オードブリッジ２→交流電源１の閉回路が半周期毎に交
互に形成され、この閉回路に沿って交流電源１からの入
力電流が流れ込む。したがって、交流電源１に含まれる
高調波電流は、チョークコイル14のいずれか一方のコイ
ル部11，12によって抑制される。
【００１１】また、入力電圧Ｖｉｎが例えばＡＣ２００
Ｖ程度と高い場合には、切換えスイッチ７を開き、電源
装置の整流方式を全波整流に切換える。この場合、交流
電源１の入力電圧Ｖｉｎの極性に拘らず、交流電源１→
ダイオードブリッジ２→コイル部11→平滑コンデンサ３
→平滑コンデンサ４→→コイル部12→ダイオードブリッ
ジ２→交流電源１の閉回路に沿って、交流電源１からの
入力電流が流れ込む。したがって、交流電源１に含まれ
る高調波電流は、チョークコイル14を構成する双方のコ
イル部11，12によって抑制される。
Ｖ程度と高い場合には、切換えスイッチ７を開き、電源
装置の整流方式を全波整流に切換える。この場合、交流
電源１の入力電圧Ｖｉｎの極性に拘らず、交流電源１→
ダイオードブリッジ２→コイル部11→平滑コンデンサ３
→平滑コンデンサ４→→コイル部12→ダイオードブリッ
ジ２→交流電源１の閉回路に沿って、交流電源１からの
入力電流が流れ込む。したがって、交流電源１に含まれ
る高調波電流は、チョークコイル14を構成する双方のコ
イル部11，12によって抑制される。
【００１２】このように、電源装置の整流方式を倍電圧
整流に切換えた場合、いずれか一方のコイル部11，12に
のみ交流電源１からの入力電流が交互に流れ込むため、
チョークコイル14全体の実質的なインダクタンス値は、
単一のコイル部11あるいはコイル部12のインダクタンス
値Ｌに等しくなる。一方、整流方式を全波整流に切換え
ると、双方のコイル部11，12に交流電源１からの入力電
流が流れ込むため、チョークコイル14全体の実質的なイ
ンダクタンス値は、コイル部11およびコイル部12を直列
接続したインダクタンス値２Ｌに等しくなる。こうして
整流方式の違いにより、チョークコイル14の実質的なイ
ンダクタンス値をＬあるいは２Ｌに自動的に切換えるこ
とができるので、単一のチョークコイル14であっても入
力電圧Ｖｉｎの高低に拘らず充分な高調波電流の抑制効
果が得られる。
整流に切換えた場合、いずれか一方のコイル部11，12に
のみ交流電源１からの入力電流が交互に流れ込むため、
チョークコイル14全体の実質的なインダクタンス値は、
単一のコイル部11あるいはコイル部12のインダクタンス
値Ｌに等しくなる。一方、整流方式を全波整流に切換え
ると、双方のコイル部11，12に交流電源１からの入力電
流が流れ込むため、チョークコイル14全体の実質的なイ
ンダクタンス値は、コイル部11およびコイル部12を直列
接続したインダクタンス値２Ｌに等しくなる。こうして
整流方式の違いにより、チョークコイル14の実質的なイ
ンダクタンス値をＬあるいは２Ｌに自動的に切換えるこ
とができるので、単一のチョークコイル14であっても入
力電圧Ｖｉｎの高低に拘らず充分な高調波電流の抑制効
果が得られる。
【００１３】本実施例における電源装置は、倍電圧整流
のときに形成される閉回路と、全波整流のときに形成さ
れる閉回路との違いを利用して、外付けのスイッチ手段
などを一切用いずに、単一のチョークコイル14によりそ
の全体の実質的なインダクタンス値を、入力電圧Ｖｉｎ
の高低に応じてＬまたは２Ｌの２段階に自動的に切換え
るようにしている。これにより、入力電圧Ｖｉｎの変動
に対応した十分な高調波電流の抑制効果を得ることがで
きる。また、従来例のような２種類のチョークコイルと
スイッチ手段とからなる外付けのユニットは一切不要と
なり、チョークコイル14ひいては電源装置の小形化を達
成することができる。
のときに形成される閉回路と、全波整流のときに形成さ
れる閉回路との違いを利用して、外付けのスイッチ手段
などを一切用いずに、単一のチョークコイル14によりそ
の全体の実質的なインダクタンス値を、入力電圧Ｖｉｎ
の高低に応じてＬまたは２Ｌの２段階に自動的に切換え
るようにしている。これにより、入力電圧Ｖｉｎの変動
に対応した十分な高調波電流の抑制効果を得ることがで
きる。また、従来例のような２種類のチョークコイルと
スイッチ手段とからなる外付けのユニットは一切不要と
なり、チョークコイル14ひいては電源装置の小形化を達
成することができる。
【００１４】すなわち、交流電源１からの入力電圧Ｖｉ
ｎをダイオードブリッジ２により整流し、この整流出力
を一対の平滑コンデンサ３，４により平滑して所定の直
流電圧Ｖｏｕｔを得るとともに、交流電源１の一端と平
滑コンデンサ３，４の中点との間を開放あるいは短絡す
ることにより整流方式を全波整流または倍電圧整流に切
換えるように構成した電源装置において、ダイオードブ
リッジ２から各平滑コンデンサ３，４に至る各整流出力
ラインに、共通するコア13に巻回される高調波電流抑制
用チョークコイル14を挿入接続することによって、スイ
ッチ手段などを用いず、単一のチョークコイル14によ
り、入力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流の抑制効
果を得ることが可能となる。
ｎをダイオードブリッジ２により整流し、この整流出力
を一対の平滑コンデンサ３，４により平滑して所定の直
流電圧Ｖｏｕｔを得るとともに、交流電源１の一端と平
滑コンデンサ３，４の中点との間を開放あるいは短絡す
ることにより整流方式を全波整流または倍電圧整流に切
換えるように構成した電源装置において、ダイオードブ
リッジ２から各平滑コンデンサ３，４に至る各整流出力
ラインに、共通するコア13に巻回される高調波電流抑制
用チョークコイル14を挿入接続することによって、スイ
ッチ手段などを用いず、単一のチョークコイル14によ
り、入力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流の抑制効
果を得ることが可能となる。
【００１５】上記構成では、チョークコイル14が受動素
子であるため、それ自体ノイズ源とはならない。したが
って、単に高調波電流を抑制するだけでなく、ＥＭＩ
（電子機器から発生する電磁気妨害）をも改善すること
ができる。また、切換えスイッチ７に代わり、トライア
ックなどの半導体スイッチを用いることも可能である。
この場合、交流電源１の入力電圧の高低を検出する判別
回路をさらに設け、判別回路により半導体スイッチを制
御するように構成すれば、いちいち切換えスイッチ７を
操作せずに、入力電圧に応じて自動的に整流方式並びに
チョークコイル14のインダクタンス値を切換えることが
できる。
子であるため、それ自体ノイズ源とはならない。したが
って、単に高調波電流を抑制するだけでなく、ＥＭＩ
（電子機器から発生する電磁気妨害）をも改善すること
ができる。また、切換えスイッチ７に代わり、トライア
ックなどの半導体スイッチを用いることも可能である。
この場合、交流電源１の入力電圧の高低を検出する判別
回路をさらに設け、判別回路により半導体スイッチを制
御するように構成すれば、いちいち切換えスイッチ７を
操作せずに、入力電圧に応じて自動的に整流方式並びに
チョークコイル14のインダクタンス値を切換えることが
できる。
【００１６】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可
能である。
なく、本発明の要旨の範囲において種々の変形実施が可
能である。
【００１７】
【発明の効果】本発明は、交流電源からの入力電圧を整
流部により整流し、この整流出力を一対の平滑コンデン
サにより平滑して所定の直流電圧を得るとともに、前記
交流電源の一端と前記平滑コンデンサの中点との間を開
放あるいは短絡することにより整流方式を全波整流また
は倍電圧整流に切換えるように構成した電源装置におい
て、前記整流部から前記平滑コンデンサに至る各整流出
力ラインに、共通するコアに巻回される高調波電流抑制
用チョークコイルのコイル部を挿入接続したものであ
り、スイッチ手段などを用いず単一のチョークコイルに
より、入力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流の抑制
効果を得ることが可能となる。
流部により整流し、この整流出力を一対の平滑コンデン
サにより平滑して所定の直流電圧を得るとともに、前記
交流電源の一端と前記平滑コンデンサの中点との間を開
放あるいは短絡することにより整流方式を全波整流また
は倍電圧整流に切換えるように構成した電源装置におい
て、前記整流部から前記平滑コンデンサに至る各整流出
力ラインに、共通するコアに巻回される高調波電流抑制
用チョークコイルのコイル部を挿入接続したものであ
り、スイッチ手段などを用いず単一のチョークコイルに
より、入力電圧の高低に拘らず充分な高調波電流の抑制
効果を得ることが可能となる。
【図１】本発明の一実施例を示す回路構成図である。
【図２】従来例を示す回路構成図である。
【符号の説明】 １ 交流電源 ２ ダイオードブリッジ（整流部） ３，４ 平滑コンデンサ 11，12 コイル部 13 コア 14 高調波抑制用チョークコイル
Claims (1)
- 【請求項１】 交流電源からの入力電圧を整流部により
整流し、この整流出力を一対の平滑コンデンサにより平
滑して所定の直流電圧を得るとともに、前記交流電源の
一端と前記平滑コンデンサの中点との間を開放あるいは
短絡することにより整流方式を全波整流または倍電圧整
流に切換えるように構成した電源装置において、前記整
流部から前記平滑コンデンサに至る各整流出力ライン
に、共通するコアに巻回される高調波電流抑制用チョー
クコイルのコイル部を挿入接続したことを特徴とする電
源装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13177395A JPH08331850A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 電源装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13177395A JPH08331850A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 電源装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08331850A true JPH08331850A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15065823
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13177395A Pending JPH08331850A (ja) | 1995-05-30 | 1995-05-30 | 電源装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08331850A (ja) |
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001128452A (ja) * | 1999-10-28 | 2001-05-11 | Shindengen Electric Mfg Co Ltd | 定電力出力直流電源装置及びその制御方式 |
| CN100342634C (zh) * | 2001-09-27 | 2007-10-10 | Abb瑞士有限公司 | 转换器电路以及匹配可变dc电压的方法 |
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