JPH08331811A - 焼結した銅黒鉛複合材料製の交流発電機の継ぎ環と円筒形の整流子 - Google Patents
焼結した銅黒鉛複合材料製の交流発電機の継ぎ環と円筒形の整流子Info
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Abstract
500時間を遥かに超える寿命をもたらす黒鉛銅複合材
料製の回転接触部品を提供する。 【解決手段】 焼結銅黒鉛複複合材料に銅または銅合金
が、重量で約95%含まれ、前記複合材料の有効密度が
約7.5であり、黒鉛の薄片が前記回転接触部品の対称
軸に対して強く配向され、黒鉛薄片の50%を越える主
軸Pが、前記回転接触部品の対称軸に対して45度未満
の角度で傾けられている。
Description
気機器の摺動電気接点に関するものである。もっと具体
的には本発明は交流発電機の継ぎ環または電動機の円筒
状整流子などの、前記摺動電気接点の回転接触部品に関
するものである。
いて、電気機器の回転要素に固定され、また回転要素の
一体の電気導体と固定電気導体の間に、摺動電気接点を
成立させ、電流を流すように、1つまたは複数個のブラ
シが走っている。ブラシは一般的に磨滅部品から成り、
それに接続電気導体が固定されている。
み合わせて使用するための銅黒鉛複合材料性の回転接触
部品に関するものである。
部品の有効長さよりもはるかに小さい有効厚みを有す
る、回転接触部品は、高い電導性と、特に回転破裂を防
止するのに十分な機械特性を有する材料で構成される。
ブラシの磨滅部品は大抵の場合回転接触部品よりも柔ら
かく、摺動接点の迅速な磨耗を防止し、ブラシと回転接
触部品の間の電圧降下を低く抑えるように、十分な摩擦
振る舞いと電気的接触特性を提供する導体材料で構成さ
れる。
は青銅などの、銅合金で、またブラシの磨滅部品はアモ
ルファス銅、天然または合成黒鉛などの炭素化材料を含
む材料で製作される。
たは型打ち(チェーシング)によって得られ、塑性変形
によって起こった硬化が最終製品に十分な機械特性を得
ることを可能にする。
銅を腐食する環境内に浸漬して運転するための電動機の
製作のために黒鉛製の回転接触部品を使用することも知
られている。
回転接触部品の機械強度を得るために、ドイツ特許出願
DE3230298によって、前記部品を複合金属黒鉛
から、特に粉末の青銅または銅と焼結によって緻密にし
た黒鉛の混合物から製作することが知られている。この
方法は電気機器の摺動電気接点には応用が知られていな
い。
場合85%未満として、金属相の不完全焼結または含浸
によって得られた金属黒鉛複合物であるブラシの使用が
知られている。
いて重要性が増している基準である。この基準は、電気
機器が装置や自動車などの、複雑なことが多い、全体の
一部を構成するためのものであるときに決定的になる、
なぜなら全体の構成要素の一つが時期より早く故障すれ
ば全体の信頼性が低下し、保守コストが増すからであ
る。
とする最初の故障に至るまでの、保守と監視を必要とし
ない、機械の運転時間に対応する寿命によって表され
る。
の磨耗によって制限されることが多い。既知の材料の使
用に基づく通常の用途において、既知の寿命期間は最大
1500時間程度である。
途分野では十分であるが、自動車などの分野では、15
00時間を遥かに超える寿命期間がますます求められて
いる。
ブラシに関する磨滅率が1500時間を遥かに超える寿
命をもたらす黒鉛銅複合材料製の回転接触部品である。
の電気機器の回転要素のための、継ぎ環または円筒形の
整流子などの、回転接触部品は、焼結銅黒鉛複合材料で
構成され、前記複合材料に銅または銅合金が重量で90
から98%含まれ、前記複合材料の有効密度が6.5か
ら8.5の間であり、黒鉛の薄片が前記回転接触部品の
対称軸に対して強く配向され、即ち黒鉛薄片の50%を
越える主軸Pが前記対称軸に対して45度未満の角度で
傾けられ、それによって電気抵抗と曲げ強さの非等方性
が極めて強調され、即ち電気抵抗rho||/rho⊥
の比Rhoが1.2を越え、曲げ強さR||/R⊥の比
Rが0.8を下回ることを特徴とする、ここで||は前
記対称軸に平行な方向を、⊥は垂直方向を示す。回転接
触部品の対称軸は電気機器の回転要素の回転軸に対応す
る。薄片の見かけ平面にほぼ垂直な、黒鉛薄片の主軸P
は薄片の黒鉛粒子の基底面に垂直な結晶学軸cの平均配
向に対応する。好適には、黒鉛薄片の粒子は最大寸法が
200μmを下回り、前記粒子の少なくとも90%が1
00μm未満の最大寸法を有する。もっと大きな寸法の
粒子は、高い不良率を招き、機械的制約が大きくなりす
ぎる。好適には、回転接触部品の回転要素の電気導体へ
の接続は接点部品に固定された1つまたは複数個の電気
接続導体によって実現される。接続導体は銅とその合
金、またはアルミニウムとその合金などの、既知の一切
の導体材料製とすることができる。
の接続導体が有利に固定された接触部品は別個の全体を
形成し、それは個別に製造し、次いで回転要素の軸部に
固定することができる。この全体は好適には、互いに対
して、また回転軸に対して接触部品の十分な位置づけを
保証することのできる、必要ならば荷電したポリマー樹
脂などの、絶縁材料製の支え部品によって維持される。
出願人は意外なことに、実施例が示す如く、本発明によ
る回転接触部品が摺動接点の寿命期間を先行技術のもの
より遥かに長くすることを発見した。このことには、従
来説明がなされていない、また特に材料の機械特性に関
して、先行技術の通常の教示内容に反している。寿命期
間の増加は電流下での摩擦機構と接触による電気的現象
の変化によるものと見られる。本発明による回転接触部
品は電気機器の大きな変更なしに先行技術の部品に取っ
て代わり、より低い接触電圧降下、より少ない振動、よ
り低い音響レベルとより少ない電磁ノイズを生じ、溶接
や嵌合などの、周知の技術によって電気導体と容易に電
気的に結合できるという利点がある。本発明の第2の目
的は本発明の第1の目的の回転接触部品の経済的製造法
である。
固体潤滑剤の混合物の調製、 ・圧縮軸が前記部品の対称軸と一致するように、型の中
で混合物を低温で軸方向に圧縮することによる粗成形部
品の形成、 ・還元雰囲気内での粗成形部品の焼成。 好適には、黒鉛薄片の粒子は最大寸法が200μmを下
回り、前記粒子の少なくとも90%が100μm未満の
最大寸法を有する。好適には、銅の粉末の粒子の最大寸
法は黒鉛粒子のそれに近似し、200μmを下回り、銅
粒子の少なくとも90%が100μm未満の最大寸法を
有する。黒鉛と銅の粒子の寸法が大きく違いすぎると特
に機械特性が低下し、多孔性が増す。銅の粒子が大きす
ぎると、欠陥の数が許容できなくなり、機械的制約が大
きくなる。銅を元にした前記粉の粒子は好適には、不規
則な表面形態、即ち電解法で得られるような、樹枝状構
造その他の形態を有する。電解による銅を使用すること
が有利である。混合物の固体潤滑剤は、ステアリン酸塩
などの、既知の固体潤滑剤の中から選択される。固体潤
滑剤の比率は好適には、焼結の際に大きな孔を残さずに
成型の際に十分な潤滑を確保するように重量の5%未満
とする。圧縮圧力は、困難な圧縮状態を必要とすること
なしに、十分な圧縮を確保するように好適には150と
350MPaの間である。焼結温度は好適には500と
1050℃の間である。500℃未満の温度では焼成が
不安定になり、1050℃を超える温度では、銅粒子が
軟化しすぎてついには融解し、特に黒鉛粒子の配分が不
均質になる。コストと迅速性から、焼結作業は700か
ら900℃の間で実施するのが有利である。焼結温度の
維持時間は、二次再結晶化と欠陥と制約の出現を防止し
ながら、完全な焼結を保証するために、好適には1時間
から5時間の間から選択する。圧縮段階で、電気導体を
回転接触部品内に嵌合するのが有利である。粗成型部品
の形成段階で1つまたは複数個の電気接続導体を回転接
触部品に固定するのが有利である。好適には、接続導体
は導体の周囲に前記混合物を軸方向に圧縮して固定す
る。
る粗成型部品の形成および焼結過程の後、接触部品を、
整流子ユニットのような、別個の硬質ユニットを形成
し、次にそれを回転要素の軸部に固定できるように組み
立てるのが有利である。
合剤添加を必要としないという利点がある。本発明によ
る方法はさらに所望の寸法の、ただ1つの補足加工しか
必要としない回転接触部品を生産するという利点もあ
る。
くない下記の図を参照してもっとよく理解できるだろ
う。
の回転接触部品(2)と少なくともブラシを備えた電気
機器の摺動電気接点の構成を概略的に示し、ブラシは支
持機構のない磨耗部品(3)しか示されていない。回転
要素の回転軸(4)はここでは回転接触部品(2)の対
称軸と一致している。示された回転方向は恣意的なもの
である。方向t、aとrはそれぞれ回転接触部品の正接
方向、回転軸に平行な軸方向と、同じ回転軸と摺動電気
接点に対する放射状方向に対応する。
する電動機の回転要素(1)を模式的に示している。摺
動電気接点は磨滅部品(3)しか示されていないブラシ
と、複数個の刃(6)を備えた円筒形の整流子(5)と
から成る。図2中のb)は回転軸(4)の周囲を回転す
る交流発電機の回転要素(1)を模式的に示している。
摺動電気接点は磨滅部品(3)しか示されていないブラ
シと、継ぎ環(7)とから成る。
が対称軸に平行な全体軸(40)に対して角度Aだけ傾
いている薄片(9)とから成る、回転接触部品(2)の
軸方向断面を模式的に示している。
断面の顕微鏡写真である。
手方向断面を模式的に示し、回転要素は軸部(10)、
駆動発電子(11)と整流子ユニット(12)を備えて
いる。発電子(11)はコイル(13)と大抵の場合は
鉄片(14)とから成る。整流子ユニット(12)は個
々の回転接触部品を構成する整流子の刃(15)と、コ
イル(13)への接続導体(16)と絶縁材料製の支え
部品(17)とから成る。図を簡略化するためにコイル
への接続は2つしか図示されていない。
きる別個の接触部品ユニット(20)を得るための本発
明による製造法の実施態様の軸方向の半横断面を示して
いる。第1の変型によれば、第1段階には導体材料のN
個の接続部品の形成が含まれる(過程a)。本発明によ
る混合物は次に、本発明によって、接続部品の部分の周
囲で圧縮される(過程b)。焼結過程の後、接続導体
(16)の付いた接触部品(15)は組み立てられ、絶
縁材料製の支え部品(17)によって維持される(過程
c)。次に、刃の間に必要な間隔(18)を作り出し
(過程d)、最終製品(20)を得るために、加工など
の、周知の一切の手段によって、接触部品の間を互いに
電気的に分離する。
を含む初期部品の形成が含まれる(過程a’)。混合物
は次に、本発明によって、この部品の一部の周囲で圧縮
される(過程b’)。焼結過程の後、支え部品(17)
を形成し(過程c’)、刃の間に必要な間隔(18)を
作り出し(過程d)、最終製品(20)を得るために、
加工などの、周知の一切の手段によって、接触部品の間
を互いに電気的に分離する。接触部品の電気的分離作業
は部分的に、支え部品の形成過程の前に実施することが
できる。
発明に従って製作した。先行技術による発電機の継ぎ環
は焼き鈍ししていない銅の管状の形材の加工によって製
作した。本発明による継ぎ環は電解銅と天然黒鉛の粉末
から、本発明の方法によって製作した。銅と黒鉛の粒子
の最大寸法はほぼ同じで、200μmを下回り、前記粒
子の少なくとも90%が100μm未満の最大寸法を有
する。固体潤滑剤はステアリン亜鉛であった(いずれの
場合にも重量でおよそ0.4%)。電解銅と天然黒鉛の
粉末とステアリン酸亜鉛は既知の技術によって、異なる
比率で混合した。粗成型部品は195MPaの圧力の下
で型の中で混合物を軸方向に圧縮して形成した。粗部品
の密度はおよそ7.2であった。粗成型部品は、およそ
40%の水素と60%の窒素を含む還元性雰囲気内で毎
時50℃で加熱した後、3時間850℃で焼結した。得
られた部品の顕微鏡断面写真は図4に示した。電気抵抗
率は4点法で測定した。曲げ強さは、寸法が36mm×
20mm×11.3mmの試験片で、2つの下部接点の
間の間隔を27mmとして3点法で測定した。寿命試験
は実際の使用条件で試験台で実施した。いずれの場合に
も、電流は3.5A、温度は100℃、回転速度は10
000r.p.m.であった。発電機は試験の間連続運
転した。試験は、放射状方向rに圧縮したLCL C7
364種の金属黒鉛ブラシで実施した。ブラシの断面は
4.6mm×6.4mm、有効長さは10mmであっ
た。得られた結果は表1にまとめた。Dは密度を意味す
る。%Cuと%Cはそれぞれ焼結部品の重量に対する銅
と天然黒鉛の比率に対応する。寿命は発電機の運転開始
からブラシの1つおよび/または継ぎ環の1つの完全な
磨滅による最初の故障までの経過時間である。
継ぎ環に関するものである。事例2から5は本発明によ
る製造法に従って焼結によって製作した継ぎ環に関する
ものであり、銅と黒鉛の比率は事例3と4の発明に対応
している。それぞれの事例は異なる発電機での3回のテ
ストに対応している。これらの結果は本発明の発電機の
継ぎ環の場合は寿命が1500時間を遥かに超えること
を示している。
技術と本発明に従って製作した。先行技術による整流子
は焼き鈍ししていない銅の管状の形材の加工によって製
作した。本発明による整流子は下記の点を除いて実施例
1の製造法によって電解銅と天然黒鉛の粉末から製作し
た。圧縮圧力は220MPaであった。焼結は700℃
で4時間。黒鉛の薄片の配向は実施例1と同じであっ
た。寿命試験は実際の使用条件で試験台で実施した。い
ずれの場合にも、電流は23.0A、電圧は11.75
V、回転速度は2500r.p.m.であった。電動機
は試験の間連続運転した。試験は、接線方向tに圧縮し
たLCL C7273種の金属黒鉛ブラシで実施した。
ブラシの断面は8mm×9mm、有効長さは10mmで
あった。得られた結果は表2にまとめた。記号は実施例
1と同じである。寿命は電動機の運転開始からブラシの
1つおよび/または整流子の1つの完全な磨滅による最
初の故障までの経過時間である。事例1は先行技術によ
って実施した整流子に関するものである。事例2と3は
本発明による整流子に対応する。それぞれの事例は異な
る電動機での3回のテストに対応している。
命が1500時間を遥かに超えることを示している。
円筒形の整流子を先行技術と本発明に従って製作した。
先行技術による整流子はOFHC銅の延伸形材の加工に
よって得られた個々の刃の組立によって製作した。本発
明による整流子は下記の点を除いて実施例1の製造法に
よって電解銅と天然黒鉛の粉末から製作した。圧縮圧力
は240MPaであった。焼結は900℃で2.5時
間。黒鉛の薄片の配向は実施例1と同じであった。寿命
試験は実際の使用条件で試験台で実施した。いずれの場
合にも、電流は5A、回転速度は25000r.p.
m.であった。電動機は試験を通じて周期的(30秒停
止、30秒運転)に運転した。試験は、接線方向tに圧
縮したLCL A149種の炭素黒鉛ブラシで実施し
た。ブラシの断面は6.3mm×11.3mm、有効長
さは20mmであった。得られた結果は表3にまとめ
た。記号は実施例1と同じである。寿命は電動機の運転
開始からブラシの1つおよび/または整流子の1つの完
全な磨滅による最初の故障までの経過時間である。事例
1は先行技術によって実施した整流子に関するものであ
る。事例2と3は本発明による整流子に対応する。それ
ぞれの事例は異なる電動機での3回のテストに対応して
いる。
で寿命が相対的に増加していることがわかる。
少なくともブラシを備えた電気機器の摺動電気接点の構
成を概略的に示す図
機の回転要素を模式的に示す図
鏡写真
を模式的に示す図
造法の実施態様の軸方向の半横断面
Claims (21)
- 【請求項1】 焼結銅黒鉛複合材料で構成された電気機
器の回転要素のための回転電気接触部品において、前記
複合材料に銅または銅合金が重量で90から98%含ま
れ、前記複合材料の有効密度が6.5から8.5の間で
あり、黒鉛の薄片が前記回転接触部品の対称軸に対して
強く配向され、即ち黒鉛薄片の50%を越える主軸Pが
前記回転接触部品の対称軸に対して45度未満の角度で
傾けられ、それによって電気抵抗と曲げ強さの非等方性
が極めて強調され、即ち、||が前記対称軸に平行な方
向を、⊥が垂直方向を示すとき、電気抵抗rho||/
rho⊥の比Rhoが1.2を越え、曲げ強さR||/
R⊥の比Rが0.8を下回ることを特徴とする回転接触
部品。 - 【請求項2】 請求項2に記載の回転接触部品におい
て、黒鉛が天然黒鉛であることを特徴とする回転接触部
品。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の回転接触部品
において、黒鉛薄片の粒子は最大寸法が200μmを下
回り、前記粒子の少なくとも90%が100μm未満の
最大寸法を有することを特徴とする回転接触部品。 - 【請求項4】 請求項1から3のいずれか一つに記載の
回転接触部品の製造法において、 ・黒鉛粉と、銅または銅合金の粉と、少なくとも1つの
固体潤滑剤の混合物の調製過程と、 ・圧縮軸が前記部品の対称軸と一致するように、型の中
で混合物を低温で軸方向に圧縮することによる粗成形部
品の形成過程と、 ・還元雰囲気内での粗成形部品の焼成過程:とから成る
ことを特徴とする製造法。 - 【請求項5】 請求項4に記載の回転接触部品の製造法
において、銅または銅合金の前記粉の粒子が樹枝状表面
または類似の形態を有することを特徴とする製造法。 - 【請求項6】 請求項4または5に記載の回転接触部品
の製造法において、銅が電解による銅であることを特徴
とする製造法。 - 【請求項7】 請求項4から6のいずれか一つに記載の
回転接触部品の製造法において、銅粉末の粒子は最大寸
法が黒鉛の粒子の寸法に近く、200μmを下回り、前
記銅粒子の少なくとも90%が100μm未満の最大寸
法を有することを特徴とする製造法。 - 【請求項8】 請求項4から7のいずれか一つに記載の
回転接触部品の製造法において、固体潤滑剤の比率が重
量で5%未満であることを特徴とする製造法。 - 【請求項9】 請求項4から8のいずれか一つに記載の
回転接触部品の製造法において、固体潤滑剤がステアリ
ン酸塩であることを特徴とする製造法。 - 【請求項10】 請求項4から9のいずれか一つに記載
の回転接触部品の製造法において、圧縮圧力が150と
350MPaの間であることを特徴とする製造法。 - 【請求項11】 請求項4から10のいずれか一つに記
載の回転接触部品の製造法において、焼結温度が500
と1050℃の間であることを特徴とする製造法。 - 【請求項12】 請求項4から11のいずれか一つに記
載の回転接触部品の製造法において、焼結温度が700
から900℃の間であることを特徴とする製造法。 - 【請求項13】 請求項4から12のいずれか一つに記
載の回転接触部品の製造法において、焼結温度の維持時
間が1時間から5時間の間であることを特徴とする製造
法。 - 【請求項14】 請求項4から13のいずれか一つに記
載の回転接触部品の製造法において、電気導体が圧縮段
階で回転接触部品内に嵌合されることを特徴とする製造
法。 - 【請求項15】 請求項4から13のいずれか一つに記
載の製造法において、圧縮段階で少なくとも1本の電気
接続導体を接続導体の周囲に前記混合物を軸方向に圧縮
して回転接触部品に固定することを特徴とする製造法。 - 【請求項16】 回転接触部品ユニットにおいて、絶縁
材料の支え部品と請求項1から3のいずれか一つによる
回転接触部品を含むことを特徴とするユニット。 - 【請求項17】 請求項16に記載のユニットにおい
て、少なくとも1つの電気接続部品がそれぞれの接触部
品に固定されていることを特徴とするユニット。 - 【請求項18】 請求項17に記載のユニットの製造法
において、1つまたは複数個の接続部品が圧縮段階で接
続部品の周囲に前記混合物を軸方向に圧縮して回転接触
部品に固定されることを特徴とする製造法。 - 【請求項19】 請求項17に記載のユニットの製造法
において、伝導材料製の初期部品の製造過程と、この初
期部品の一部の周囲に前記混合物を軸方向に圧縮する過
程と、既知の一切の手段によって回転接触部品の間で電
気的に分離する過程とから成ることを特徴とする方法。 - 【請求項20】 請求項1から3に記載の回転接触部品
を少なくとも1つ含むことを特徴とする電気機器。 - 【請求項21】 請求項16または17に記載のユニッ
トを含むことを特徴とする電気機器。
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