JPH08331127A - 無線伝送システム - Google Patents

無線伝送システム

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JPH08331127A
JPH08331127A JP13208595A JP13208595A JPH08331127A JP H08331127 A JPH08331127 A JP H08331127A JP 13208595 A JP13208595 A JP 13208595A JP 13208595 A JP13208595 A JP 13208595A JP H08331127 A JPH08331127 A JP H08331127A
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JP
Japan
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hopping pattern
beacon signal
signal
access point
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JP13208595A
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Inventor
Takashi Saeki
隆 佐伯
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数ホッピング方式において、アクセスポ
イントのホッピングパターン情報を自動的に設定するこ
とのできる無線伝送システムを提供する。 【構成】 アクセスポイントAPは、信号受信部5にお
いて、他のアクセスポイントAPが送信しているビーコ
ン信号を受信する。信号処理部6は、ビーコン信号受信
部5で受信されたビーコン信号に含まれるホッピングパ
ターン情報を抽出して、記憶部4に記憶されているホッ
ピングパターン情報の内、抽出したホッピングパターン
情報の周波数と一致する確率が最も少ないホッピングパ
ターン情報を選択して、ビーコン信号生成部7に対し
て、選択したホッピングパターン情報を知らせる情報信
号を出力する。ビーコン信号生成部7は、信号処理部6
から入力された情報信号の内容に基づいて、自己のセル
内に存在する移動局Iに対するビーコン信号を生成し、
無線送受信部1から送信する。従って、移動局Iにおい
て、最も干渉の少ないセルを構成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有線ネットワークを利
用した無線ローカルエリアネットワーク(Local Area N
etwork,LAN)における無線伝送システムに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図4は、従来例に係る有線ネットワーク
を利用した無線LANの無線伝送システムの全体構成図
である。従来においては、有線通信と無線通信の変換を
行うアクセスポイントAPを、その交信領域であるセル
が、相互に重なるように配置され、移動局Iとの間の無
線伝送方式として、スペクトラム拡散通信方式を採用す
る場合には、隣接するアクセスポイントAPの交信領域
であるセルとの間での電波の干渉を防ぐため、異なる拡
散パターンを選定する。
【0003】スペクトラム拡散通信方式としては、周波
数ホッピング方式(SS−FH)と、直接拡散方式(S
S−DS)の2つに大別できる。周波数ホッピング方式
は、時間とともに、使用する周波数を順次変化させるこ
とにより、周波数が拡散されたような状態とするもの
で、アクセスポイントAPと、アクセスポイントAPが
構成するセル内の移動局Iが、同期して周波数を変化さ
せる必要がある。このため、アクセスポイントAPは、
自己のセル内に存在する移動局Iに対して同期のための
信号であるビーコン信号を送信する。このビーコン信号
には、自己が使用している、周波数の変化のパターンを
示すホッピングパターン情報と、周波数の変化のタイミ
ングを示すホップ時刻とを含んでおり、新規の移動局I
であっても、このビーコン信号を受信することにより、
無線通信を行うことができる。
【0004】直接拡散方式は、送信データに対して、よ
り高速の拡散符号を重畳することにより、周波数(スペ
クトラム)的に拡散するものであり、受信側では、拡散
符号に同期してこれを取り除くことによって受信を行う
ものである。この方式では、一般に、同一のセル内では
同一の拡散符号が用いられ、無線通信は、拡散符号に同
期して行われるため、周波数ホッピング方式のようなビ
ーコン信号は必要としない。しかし、新規の移動局Iに
対して、そのセルで使用している拡散符号を知らせる必
要があり、情報の通信が無い場合においても、一定の周
期で電波を発射している。
【0005】図5は、周波数ホッピング方式での8チャ
ンネルの周波数における2つのホッピングパターン情報
の一例を示す模式図である。図5においては、7スロッ
ト目の時間帯に2つのパターンの利用周波数が一致して
いる。この様な状態が発生すると、2つのセルの通信が
同一の周波数を使用することになり、混信が発生する。
【0006】従って、利用周波数が同一の周波数となる
確率であるヒット率が、最も少なくなるようなホッピン
グパターン情報を選定することにより、セル間の干渉を
少なくすることができる。
【0007】
【発明の解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な無線伝送システムにおいては、アクセスポイントAP
は、複数のホッピングパターン情報を記憶しておき、ア
クセスポイントAPの設置時に周囲のアクセスポイント
APが使用しているホッピングパターン情報を設置者が
判断し、最適なものをスイッチ等で設定するようになっ
ており、設置にノウハウと時間を要していた。
【0008】また、有線ネットワークCNに接続されて
いるネットワーク管理装置からの遠隔操作により、アク
セスポイントAPの管理と設定ができるようになってい
るものもあるが、この場合においても、アクセスポイン
トAPの設置場所を考慮して、ホッピングパターンを順
次設定することには変わりなく、経験とノウハウを必要
とするものであった。
【0009】更に、アクセスポイントAPは、各々独立
のタイミングで動作しており、精度の良い信号源を用い
て時刻を測定したとしても、長時間の運用では、個々の
タイミングはランダムになっており、このためホッピン
グパターンの選定の際には、ホッピングパターンの1周
期全体について考慮する必要があり、選択肢が限定され
ていた。
【0010】また、移動局Iにとっては、セル間を移動
するような場合に、各セルのタイミングが異なるため
に、同期作業が再度必要となるという問題があった。
【0011】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、周波数ホッピング方
式において、アクセスポイントのホッピングパターン情
報を自動的に設定することのできる無線伝送システムを
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
有線通信の信号の送受信を行う有線送受信部と、移動局
との間の無線通信の信号の送受信及び周波数の変化のパ
ターンを示すホッピングパターン情報と周波数の変化の
タイミングを示すホップ時刻とを含むビーコン信号の送
信を行う無線送受信部と、前記周波数ホッピングパター
ン情報を記憶する記憶部と、有線通信と無線通信との間
の切換制御を行う制御部と、前記ビーコン信号を生成す
るビーコン信号生成部とを有して成る複数のアクセスポ
イントを、有線ネットワークに接続し、前記アクセスポ
イントと自己の交信領域であるセル内に存在する移動局
との間で周波数ホッピング方式を用いて無線通信を行う
ようにした無線伝送システムにおいて、前記記憶部に複
数種類の前記ホッピングパターン情報を記憶させるとと
もに、前記アクセスポイントに、他のアクセスポイント
が送信する前記ビーコン信号を受信するビーコン信号受
信部と、前記ビーコン信号に含まれる前記ホッピングパ
ターン情報を抽出し、前記記憶部から前記ホッピングパ
ターン情報と異なるホッピングパターン情報を選択する
信号処理部とを付加し、前記ビーコン信号生成部は、前
記信号処理部で選択されたホッピングパターン情報に基
づいてビーコン信号を生成するようにしたことを特徴と
するものである。
【0013】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線伝送システムにおいて、前記信号処理部は、前記ビー
コン信号受信部で受信されたビーコン信号の受信強度に
基づいて優先度を設け、少なくとも優先度の高い前記ビ
ーコン信号に含まれるホッピングパターン情報と異なる
ホッピングパターン情報を選択するようにしたことを特
徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の無線伝送システムにおいて、前記信号処理
部は、無線通信における信号の誤りが一定値以上となっ
た場合に、自己の前記ホッピングパターン情報の設定を
行うようにしたことを特徴とするものである。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の無線伝送システムにおいて、前記信号処理部
は、前記ビーコン信号から前記ホップ時刻を抽出するよ
うにし、前記ビーコン信号生成部は、前記信号処理部で
抽出されたホップ時刻と同期をとったホップ時刻を、自
己のビーコン信号に含ませるようにしたことを特徴とす
るものである。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の無
線伝送システムにおいて、前記信号受信部は、無線通信
を行っていないときに、他のアクセスポイントが送信す
るビーコン信号を受信するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載の無線伝送システムにおいて、前記有線ネット
ワークに、該有線ネットワークに接続された複数のアク
セスポイントのホッピングパターン情報を管理し、か
つ、変更するためのネットワーク管理装置を付加し、前
記アクセスポイントは、前記有線送受信部において、自
己のホッピングパターン情報を前記ネットワーク管理装
置に送信するようにしたことを特徴とするものである。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明は、無線通信と有線通信の
変換を行うアクセスポイントの記憶部に、周波数の変化
のパターンを示す複数種類のホッピングパターン情報を
記憶させ、ビーコン信号受信部において、他のアクセス
ポイントが送信する、前記ホッピングパターン情報と周
波数の変化のタイミングを示すホップ時刻とを含むビー
コン信号を受信し、信号処理部において、受信した前記
ビーコン信号に含まれる前記ホッピングパターン情報を
抽出し、抽出された前記ホッピングパターン情報と異な
るホッピングパターン情報を前記記憶部より選択し、ビ
ーコン信号生成部は、前記信号処理部で選択されたホッ
ピングパターン情報に基づいてビーコン信号を生成し、
無線送受信部において、前記ビーコン信号生成部で生成
されたビーコン信号を送信するようにしており、前記ア
クセスポイントの交信領域であるセルにおいて、最も干
渉の少ないセルを構成することができる。
【0019】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線伝送システムにおいて、前記信号処理部は、前記ビー
コン信号受信部で受信されたビーコン信号の受信強度に
基づいて優先度を設け、少なくとも優先度の高い前記ビ
ーコン信号に含まれるホッピングパターン情報と異なる
ホッピングパターン情報を選択するようにしており、最
も干渉の少ないセルを構成することができる。
【0020】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の無線伝送システムにおいて、前記信号処理
部は、無線通信における信号の誤りが一定値以上となっ
た場合に、自己の前記ホッピングパターン情報の設定を
行うようにしており、無線通信における信号の誤りを少
なくすることができる。
【0021】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の無線伝送システムにおいて、前記信号処理部
は、前記ビーコン信号から前記ホップ時刻を抽出するよ
うにし、前記ビーコン信号生成部は、前記信号処理部で
抽出されたホップ時刻と同期をとったホップ時刻を、自
己のビーコン信号に含ませるようにしており、前記ホッ
ピングパターン情報の周波数が変化してから次の変化ま
での間に、他のアクセスポイントが周波数を変化させる
ことによる使用周波数の状況の変化の発生を防ぐことが
でき、かつ、前記ホッピングパターン情報の選択におい
ても、比較的容易に選択することができる。
【0022】請求項5記載の発明は、請求項4記載の無
線伝送システムにおいて、前記信号受信部は、無線通信
を行っていないときに、他のアクセスポイントが送信す
るビーコン信号を受信するようにしており、他のアクセ
スポイントのホップ時刻と同期をとる場合に、前記アク
セスポイントが使用しているクロック周波数の影響を無
視することができる。
【0023】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載の無線伝送システムにおいて、前記アクセスポ
イントが接続されている有線ネットワークに、該有線ネ
ットワークに接続された複数のアクセスポイントのホッ
ピングパターン情報を管理し、かつ、変更するためのネ
ットワーク管理装置を付加し、前記アクセスポイント
は、有線送受信部において、自己のホッピングパターン
情報を前記ネットワーク管理装置に送信するようにして
おり、ネットワーク管理者は、前記有線ネットワークを
利用して、容易に前記アクセスポイントのホッピングパ
ターン情報の変更を行うことができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面に基づ
き説明する。図1は、本発明の一実施例に係る周波数ホ
ッピング方式を用いた場合のアクセスポイントAPの全
体構成を示すブロック図であり、図2は、本実施例に係
る無線伝送システムの一例を示す全体構成図である。ア
クセスポイントAPは、無線送受信部1と、有線送受信
部2と、制御部3と、記憶部4と、ビーコン信号受信部
5と、信号処理部6と、ビーコン信号生成部7とを有し
て成る。無線送受信部1は、自己の交信領域であるセル
内に存在する移動局Iとの間の無線通信のための信号の
送受信を行うとともに、ビーコン信号生成部5で生成さ
れたビーコン信号を送信するものである。有線送受信部
2は、有線ネットワークCNを介して有線通信のための
信号の送受信を行うものである。制御部3は、無線送受
信部1で受信された信号を有線送受信部2から送信し、
有線送受信部2で受信された信号を無線送受信部1から
送信するように制御を行うものである。記憶部4は、周
波数の変化のパターンを示すホッピングパターン情報を
複数種類記憶するものである。ビーコン信号受信部5
は、他のアクセスポイントAPが送信するビーコン信号
を受信するものである。信号処理部6は、ビーコン信号
受信部5で受信されたビーコン信号に含まれるホッピン
グパターン情報を抽出し、抽出したホッピングパターン
情報と異なるホッピングパターン情報を記憶部4から選
択して、ビーコン信号生成部7に対して選択したホッピ
ングパターン情報を知らせる情報信号を出力するもので
ある。
【0025】以下、本実施例の動作について説明する。
アクセスポイントAPは、ビーコン信号受信部5におい
て、他のアクセスポイントAPが送信しているビーコン
信号を受信する。信号処理部6は、ビーコン信号受信部
5で受信されたビーコン信号に含まれるホッピングパタ
ーン情報を抽出して、記憶部4に記憶されているホッピ
ングパターン情報の内、抽出したホッピングパターン情
報の周波数と一致する確率が最も少ないホッピングパタ
ーン情報を選択して、ビーコン信号生成部7に対して、
選択したホッピングパターン情報を知らせる情報信号を
出力する。
【0026】ビーコン信号生成部7は、信号処理部6か
ら入力された情報信号の内容に基づいて、自己のセル内
に存在する移動局Iに対するビーコン信号を生成し、無
線送受信部1から送信する。
【0027】従って、本実施例においては、場所的に近
くに存在するアクセスポイントAPのビーコン信号を受
信して、受信したビーコン信号に含まれるホッピングパ
ターン情報を基に、周波数が一致する確率が最も少なく
なるように、自己のホッピングパターンを記憶部4から
選択するようにしているので、移動局Iにおいて、最も
干渉の少ないセルを構成することができる。
【0028】なお、アクセスポイントAPのホッピング
パターン情報を管理し、かつ、変更するためのネットワ
ーク管理装置を有線ネットワークCNに接続し、各アク
セスポイントが、自己のホッピングパターン情報を有線
送受信部2から有線ネットワークCNを介して、ネット
ワーク管理装置に送信するようにすれば、ネットワーク
管理者は、ネットワーク管理装置により、ネットワーク
内のアクセスポイントAPのホッピングパタ−ン情報を
容易に知ることができ、また、ネットワーク管理装置か
ら有線ネットワークCNを利用して、アクセスポイント
APのホッピングパターン情報を容易に変更することが
できる。
【0029】また、実際の状況では、受信されたビーコ
ン信号が1つであることは少なく、通常、隣接する複数
のアクセスポイントAPからのビーコン信号を受信する
ことになる。図3は、本発明の他の実施例に係るアクセ
スポイントAPのホッピングパターン情報及びホップ時
刻設定の処理の流れを示すフローチャートである。周波
数ホッピング方式の場合の周波数は、使用可能な全ての
周波数を一定の周期で規則的に繰り返しているので、最
初に特定の周波数で受信状態となり、観測時間を設定す
る。ここで、観測時間は、ホッピングパターンの1周期
の時間を設定すればよい。そして、観測時間中に受信し
た全てのビーコン信号に含まれるホッピングパターン情
報と受信強度とを記憶する。
【0030】複数のアクセスポイントAPからビーコン
信号を受信した場合、一般に、受信強度が強いものが干
渉度合が大きいため、本実施例においては、この受信強
度によって重み付けを行う。この重み付けの例として、
本実施例においては、候補となるホッピングパターン
と、他のアクセスポイントAPのホッピングパターンと
のヒット率に受信強度を掛け、ホッピングパターンの1
周期分加算したものを指数として用いる。そして、この
指数が最も小さいホッピングパターン情報を最良のもの
として選択することにより、最も干渉の少ないセルを構
成することができる。
【0031】また、上述の2つの実施例において、自己
のホッピングパターンを設定する場合に、他のアクセス
ポイントAPからのビーコン信号に含まれるホップ時刻
と同期をとるようにすれば、全てのアクセスポイントA
Pが、使用周波数を同時に切り替えることになり、周波
数の変化から次の変化までの間に、他のアクセスポイン
トAPが、周波数を変化させてしまうことによる使用周
波数の状況の変化の発生を防ぐことができ、かつ、ホッ
ピングパターン情報の選択においても、比較的容易に選
択することができる。
【0032】また、周波数の切り替えに要する時間は比
較的短時間(通常100μsec以下)であるため、同
期も高精度で維持する必要があり、個々のアクセスポイ
ントAPが使用しているクロック周波数の差も無視する
ことができない。各アクセスポイントAPでは、自己の
管理しているセル内の通信に余裕のある時間帯を、信号
処理部6において判断できるようになっており、この時
間帯に他のアクセスポイントAPが送信するビーコン信
号を受信するようにすれば、容易に再同期を行うことが
できるので、各アクセスポイントが使用しているクロッ
ク周波数の影響を無視することができる。
【0033】また、上述の全ての実施例において、各ア
クセスポイントAPにおいて、無線通信の信号の誤りを
検出するようにし、誤りが一定値以上となった場合に、
再度ホッピングパターンを設定するようにすれば、移動
局Iにおいて、より干渉の少ないセルを構成することが
できる。
【0034】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、無線通信と有線
通信の変換を行うアクセスポイントの記憶部に、周波数
の変化のパターンを示す複数種類のホッピングパターン
情報を記憶させ、ビーコン信号受信部において、他のア
クセスポイントが送信する、ホッピングパターン情報と
周波数の変化のタイミングを示すホップ時刻とを含むビ
ーコン信号を受信し、信号処理部において、受信したビ
ーコン信号に含まれるホッピングパターン情報を抽出
し、抽出されたホッピングパターン情報と異なるホッピ
ングパターン情報を記憶部より選択し、ビーコン信号生
成部は、信号処理部で選択されたホッピングパターン情
報に基づいてビーコン信号を生成し、無線送受信部にお
いて、ビーコン信号生成部で生成されたビーコン信号を
送信するようにしているので、アクセスポイントの交信
領域であるセルにおいて、最も干渉の少ないセルを構成
することができ、アクセスポイントを容易に設置するこ
とのできる無線伝送システムを提供することができた。
【0035】請求項2記載の発明は、請求項1記載の無
線伝送システムにおいて、信号処理部は、ビーコン信号
受信部で受信されたビーコン信号の受信強度に基づいて
優先度を設け、少なくとも優先度の高いビーコン信号に
含まれるホッピングパターン情報と異なるホッピングパ
ターン情報を選択するようにしているので、最も干渉の
少ないセルを構成することができる。
【0036】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の無線伝送システムにおいて、信号処理部
は、無線通信における信号の誤りが一定値以上となった
場合に、自己のホッピングパターン情報の設定を行うよ
うにしており、無線通信における信号の誤りを少なくす
ることができ、信頼性を向上することができる。
【0037】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の無線伝送システムにおいて、信号処理部は、
ビーコン信号からホップ時刻を抽出するようにし、ビー
コン信号生成部は、信号処理部で抽出されたホップ時刻
と同期をとったホップ時刻を、自己のビーコン信号に含
ませるようにしているので、ホッピングパターン情報の
周波数が変化してから次の変化までの間に、他のアクセ
スポイントが周波数を変化させることによる使用周波数
の状況の変化の発生を防ぐことができ、かつ、ホッピン
グパターン情報の選択においても、比較的容易に選択す
ることができる。
【0038】請求項5記載の発明は、請求項4記載の無
線伝送システムにおいて、信号受信部は、無線通信を行
っていないときに、他のアクセスポイントが送信するビ
ーコン信号を受信するようにしているので、他のアクセ
スポイントのポップ時刻と同期をとる場合に、アクセス
ポイントが使用しているクロック周波数の影響を無視す
ることができる。
【0039】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項5記載の無線伝送システムにおいて、アクセスポイン
トが接続されている有線ネットワークに、有線ネットワ
ークに接続された複数のアクセスポイントのホッピング
パターン情報を管理し、かつ、変更するためのネットワ
ーク管理装置を付加し、アクセスポイントは、有線送受
信部において、自己のホッピングパターン情報をネット
ワーク管理装置に送信するようにしているので、ネット
ワーク管理者は、有線ネットワークを利用して、容易に
アクセスポイントのホッピングパターン情報の変更を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る周波数ホッピング方式
を用いた場合のアクセスポイントの全体構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本実施例に係る無線伝送システムの一例を示す
全体構成図である。
【図3】本発明の他の実施例に係るアクセスポイントの
ホッピングパターン及びホップ時刻設定の処理の流れを
示すフローチャートである。
【図4】従来例に係る有線ネットワークを利用した無線
LANの無線伝送システムを示す全体構成図である。
【図5】周波数ホッピング方式での8チャンネルの周波
数における2つのホッピングパターン情報の一例を示す
模式図である。
【符号の説明】
AP アクセスポイント CN 有線ネットワーク I 移動局 1 無線送受信部 2 有線送受信部 3 制御部 4 記憶部 5 ビーコン信号受信部 6 信号処理部 7 ビーコン信号生成部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線通信の信号の送受信を行う有線送受
    信部と、移動局との間の無線通信の信号の送受信及び周
    波数の変化のパターンを示すホッピングパターン情報と
    周波数の変化のタイミングを示すホップ時刻とを含むビ
    ーコン信号の送信を行う無線送受信部と、前記周波数ホ
    ッピングパターン情報を記憶する記憶部と、有線通信と
    無線通信との間の切換制御を行う制御部と、前記ビーコ
    ン信号を生成するビーコン信号生成部とを有して成る複
    数のアクセスポイントを、有線ネットワークに接続し、
    前記アクセスポイントと自己の交信領域であるセル内に
    存在する移動局との間で周波数ホッピング方式を用いて
    無線通信を行うようにした無線伝送システムにおいて、
    前記記憶部に複数種類の前記ホッピングパターン情報を
    記憶させるとともに、前記アクセスポイントに、他のア
    クセスポイントが送信する前記ビーコン信号を受信する
    ビーコン信号受信部と、前記ビーコン信号に含まれる前
    記ホッピングパターン情報を抽出し、前記記憶部から前
    記ホッピングパターン情報と異なるホッピングパターン
    情報を選択する信号処理部とを付加し、前記ビーコン信
    号生成部は、前記信号処理部で選択されたホッピングパ
    ターン情報に基づいてビーコン信号を生成するようにし
    たことを特徴とする無線伝送システム。
  2. 【請求項2】 前記信号処理部は、前記ビーコン信号受
    信部で受信されたビーコン信号の受信強度に基づいて優
    先度を設け、少なくとも優先度の高い前記ビーコン信号
    に含まれるホッピングパターン情報と異なるホッピング
    パターン情報を選択するようにしたことを特徴とする請
    求項1記載の無線伝送システム。
  3. 【請求項3】 前記信号処理部は、無線通信における信
    号の誤りが一定値以上となった場合に、自己の前記ホッ
    ピングパターン情報の設定を行うようにしたことを特徴
    とする請求項1または請求項2記載の無線伝送システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記信号処理部は、前記ビーコン信号か
    ら前記ホップ時刻を抽出するようにし、前記ビーコン信
    号生成部は、前記信号処理部で抽出されたホップ時刻と
    同期をとったホップ時刻を、自己のビーコン信号に含ま
    せるようにしたことを特徴とする請求項1乃至請求項3
    記載の無線伝送システム。
  5. 【請求項5】 前記信号受信部は、無線通信を行ってい
    ないときに、他のアクセスポイントが送信するビーコン
    信号を受信するようにしたことを特徴とする請求項4記
    載の無線伝送システム。
  6. 【請求項6】 前記有線ネットワークに、該有線ネット
    ワークに接続された複数のアクセスポイントのホッピン
    グパターン情報を管理し、かつ、変更するためのネット
    ワーク管理装置を付加し、前記アクセスポイントは、前
    記有線送受信部において、自己のホッピングパターン情
    報を前記ネットワーク管理装置に送信するようにしたこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項5記載の無線伝送シ
    ステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006062355A1 (en) * 2004-12-08 2006-06-15 Electronics And Telecommunications Research Institute Transmitter and frequency hopping method of the same
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