JPH08329875A - 走査型電子顕微鏡及びその試料像表示方法 - Google Patents

走査型電子顕微鏡及びその試料像表示方法

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JPH08329875A
JPH08329875A JP7134916A JP13491695A JPH08329875A JP H08329875 A JPH08329875 A JP H08329875A JP 7134916 A JP7134916 A JP 7134916A JP 13491695 A JP13491695 A JP 13491695A JP H08329875 A JPH08329875 A JP H08329875A
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electron
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JP7134916A
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Akiyoshi Shigeniwa
明美 茂庭
Shinji Okazaki
信次 岡崎
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、試料上面からの走査型電子顕微鏡
での観察のみで、試料の深さ方向の情報を特定し、三次
元試料構造表示を行うことを目的とする。 【構成】 複数の入射エネルギーの電子線照射による二
次電子像をそれぞれ取り込み、その差画像から内部構造
物付近でのボケ量を算出する。予め求めておいたボケ量
と深さの関係のテーブルを参照し、差画像から求めたボ
ケ量と同じになる深さを得る。この深さ情報と先の二次
電子像とにより試料の三次元構造を表示する。 【効果】 試料の非破壊観察で三次元構造表示すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は走査型電子顕微鏡に関
し、特に半導体集積回路等の試料構造の観察において、
非破壊での三次元構造の表示を提供する試料像表示技術
に関する。
【0002】
【従来の技術】試料の微細構造の観察などの分野では、
数百eV以上の電子線を用いた走査型電子顕微鏡等の試
料像表示装置が用いられている。走査型電子顕微鏡で
は、一般に、入射一次電子と試料との相互作用で発生す
る二次電子を検出して試料像としている。これは、試料
の電子線を当てた側から見た形状を表示するものなの
で、試料の深さ方向の情報は像のコントラストとしては
現れるが、試料の内部構造物の深さ等の測定は不可能で
ある。
【0003】このような深さ方向の立体像/断面像の表
示については、特開平5−290786号公報に、試料
に照射した粒子線が再度前記試料と相互作用した結果生
じる二次電子像(反射電子に起因した二次電子像)を主
たる像信号とする走査試料像表示装置において、二つ以
上の異なる入射エネルギーの像に基づいて表示する方法
が記載されている。ここでは、図2に示すように、入射
エネルギーによって試料内への電子線の侵入深さが異な
ることを利用し、低エネルギー電子線照射時の像と高エ
ネルギー電子線照射時の像の差画像から深さ方向の情報
を得て立体像としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記特開平
5−290786号公報に記載されている従来技術で
は、試料の内部構造物の深さを特定するには、電子線の
侵入深さを該内部構造物の深さを含む範囲で変化させる
必要がある。このため、入射エネルギーの値を種々に変
えた像を多数取らなければならないという問題があっ
た。
【0005】例えば、図2において試料内での侵入深さ
がdである入射エネルギーの電子線1aで得た像Aと侵
入深さがd’である入射エネルギーの電子線1bで得た
像A’から内部構造物2bの位置がdより深くd’より
浅いことは分かる。しかし、その位置を特定するには、
電子線1aと電子線1bの間の入射エネルギー値を持つ
いくつかの電子線を照射し、内部構造物2bにちょうど
到達する入射エネルギーの電子線を見つけ、その電子線
の侵入深さから内部構造物2bの位置を特定しなければ
ならない。
【0006】また、前記特開平5−290786号公報
に記載されている従来技術では、反射電子に起因した二
次電子像を基にしているので、照射直後の電子線と試料
の相互作用により発生する二次電子像(一次電子に起因
した二次電子像)が主な信号となる表面段差の深さなど
を得ることはできない。
【0007】さらに、図2に示すように内部構造物の厚
みが異なった場合、入射エネルギーの異なる電子線の差
画像からだけではその厚みを特定できない。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、試料に照
射する電子線の入射エネルギーを逐次変えて得られる複
数(入射エネルギー毎)の二次電子像(又は二次元電子
検出データ)の差から、試料に入射した電子線の当該試
料の内部構造物付近での散乱によるぼやけの程度(ボケ
量)を求め、予め求めた試料内の深さと二次電子像のボ
ケ量の関係を示すデータから構造物の深さを算出するこ
とにより解決される。
【0009】このため本発明では、試料を保持する試料
保持手段と、電子線を放射する電子源を含み且つ電子線
を加速して試料に走査しながら照射する電子線照射手段
と、電子線が試料と作用して生じる二次電子を検出する
検出手段と、これにより検出された二次電子の強度に基
づき像(試料像)を形成し表示する像表示手段からなる
走査型電子顕微鏡において、電子線照射手段には電子線
の加速電圧設定値を変化させる加速電圧変化手段を備
え、像表示手段には上述の電子線照射手段を加速電圧設
定値毎に試料への電子線の照射(走査)を行うように制
御する機能と、加速電圧設定値毎の電子線走査により検
出された二次電子の電子線走査方向に対する強度勾配
(即ちボケ量)の差に基づき試料の殊に三次元構造の像
を形成し表示する機能を持たせる。
【0010】また本発明では、試料に電子線を走査しな
がら照射し、この電子線が試料と作用して生じる二次電
子を検出する電子線走査工程と、二次電子の検出信号に
基づき試料像を形成し表示する試料像表示工程とからな
る走査電子顕微鏡の試料像表示方法において、電子線走
査工程は試料への電子線の入射エネルギーを変えて設定
し且つ設定された入射エネルギー設定値毎に二次電子検
出データの取り込むことを繰り返して行い、さらに試料
像表示工程は電子線の入射エネルギー設定値の異なる二
次電子検出データ間の差に基づき試料内での電子線の広
がり値(即ち、ボケ量を決める値)を算出し、その一方
で予め求めておいた試料内深さ情報と試料内に入射した
電子の広がりとの対応データを参照して算出された電子
線の広がり値に対応する試料内深さ情報を求め、入射エ
ネルギーの異なる電子線照射で得られた二次電子検出デ
ータ間の差に基づく深さ情報と入射エネルギー設定値毎
の二次電子検出データから試料の三次元構造の像を形成
し表示するようにする。試料内深さ情報と該試料内に入
射した電子の広がりとの対応データは、既知の段差構造
を有する試料に電子線を走査した時に得られる二次電子
検出信号強度の裾引き量(電子線走査方向に対する変化
勾配)から求めるとよく、また厚さが既知の内部構造物
を含む試料について求めてもよい。
【0011】
【作用】入射電子は、散乱により試料内で広がる。この
入射電子線の広がりにより、内部構造物の真上以外の位
置に照射した電子線も一部が内部構造物によって散乱さ
れる。これが二次電子強度のボケとなって現れる。
【0012】入射電子の広がりの程度は入射エネルギー
によって異なるため、二次電子強度のボケ量も入射エネ
ルギーに依存する。例えば、図3に示すように、深さd
における広がりがrである電子線1aと、電子線1aよ
り入射エネルギーが高いため深さdでの広がりがrより
小さいr’である電子線1bでの照射を考える。電子線
1aの照射結果の二次電子強度Bでは、内部構造物2か
ら離れた位置から裾引き(電子線の走査位置が内部構造
物2に近づくに従い徐々に強度が大となる傾向)が現れ
る。二次電子強度Bだけでは、この裾引きが試料の形状
や他の内部構造物(2以外に存在しうるもの)による場
合がある。しかし、電子線1bの照射結果の二次電子強
度B’では、裾引き量が小さい(強度変化が急峻であ
る)ことから、二次電子強度Bの裾引きは入射電子線の
内部構造物2による散乱に起因したぼやけ(所謂ボケ)
であることがわかる。このボケ量を利用し、予め求めた
電子線1aと1bそれぞれの深さ毎のボケ量のテーブル
(対応データ)を参照して内部構造物2の深さを特定す
ることができる。
【0013】また、段差形状試料の深さも二次電子強度
の裾引き量から求めることができる。例えば、図4
(1)においては平坦部では電子線の当てられた部分5
のみが二次電子放出面となる。しかし、図4(2)、
(3)のように照射位置が段差部に近づくと、段差側壁
も二次電子放出面5’となる。このため、図4(4)の
二次電子強度に裾引き、即ちボケが現れる。段差の下段
側では、却って段差により二次電子放出面が塞がれてい
るので二次電子検出強度が落ちている。このボケ量は、
段差深さが異なると図5のように変化する。このボケ量
から予め求めた段差深さ毎とのボケ量のテーブルを参照
することにより、与えられた試料の深さを特定すること
ができる。ここでも、得られた二次電子強度の裾引き
が、試料の形状や構造によるものであるか、ボケによる
ものであるかを入射エネルギーの異なる電子線照射によ
る二次電子像の比較により特定する。
【0014】上述の試料内部における入射電子線の振舞
を利用した本発明による試料像の観察方法について、そ
の例を図13に模式的に示す。この図では、試料の電子
線照射(走査)面に対して浅いところに内部構造物aが
深いところに内部構造物bが夫々存在している。これに
対して、aの像はbに比べて強い二次電子線により(濃
く)出ている。また、走査電子線の加速電圧(即ち、試
料への入射エネルギー)を低くした場合(左の像)、内
部構造物の輪郭に沿って薄くぼやけた領域が目立つ。こ
の領域が、上述のボケである。ここで内部構造物bのボ
ケ領域を例に低加速電圧像と高加速電圧像を比べると、
試料表面に照射される電子の走査方向に対する二次電子
検出強度の変化勾配の緩急が加速電圧に依存しているこ
とがわかる。一方、内部構造物aに比べて深さ方向に厚
いbのボケ量の方が大きい。従って、本発明では走査電
子線の加速電圧の異なる像(又は、二次電子検出デー
タ)から試料内部に存在する構造物の試料表面からの深
さや厚みを算出し、これに基づき試料の三次元構造の像
(上に示したような模式図)を構築する。
【0015】ここで、深さ毎のボケ量のデータは、深さ
位置や厚みが分かっている内部構造物のある試料や高さ
の分かっている段差形状試料を用いた電子線照射実験
や、試料の内部構造物又は段差構造を仮想した計算機シ
ミュレーションで求めておく。
【0016】計算機シミュレーションでは、一次電子の
軌跡からその広がり量を深さ毎に求めて、二次電子像の
ボケ量としてもよい。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例1〜4を用いて説明す
る。
【0018】各実施例では、図14に示す走査型電子顕
微鏡を用いたので、その構成についてまず説明する。走
査型電子顕微鏡の本体は、真空筐体20内部に設けられ
た電子線照射手段(電子線源21、電子線引出し電極2
2、電子線加速レンズ23、電子線収束レンズ24、電
子線偏向電極25、対物レンズ26からなる)と、試料
27を保持する手段(試料ホルダ28、傾斜機構29、
位置制御機構30からなる)と、照射電子線の試料27
への入射により発生した二次電子を検出する検出手段
(電子検出器)31で構成される。この他にも、試料2
7表面から発生した電磁波(X線等)を検出する検出器
32がある。本体の周辺には、電子検出器31の信号増
幅器33や電子線偏向電極25の制御器34、電子線加
速電圧制御器35(電子源21から電子線加速レンズ2
3までの印加電圧を制御)が備わっている。像表示手段
の機能は電子計算機36に持たせ、この電子計算機は電
子線偏向電極制御器34からの制御信号と電子検出器3
1からの二次電子信号とを受けて、双方のデータを対応
させて二次電子像(又は、二次電子検出データ)を作成
し記憶する。また電子計算機36は電子線加速電圧制御
器35を制御し、走査電子線の加速電圧を所望の値に設
定し、加速電圧設定値毎に試料27表面で電子線を走査
するよう電子線偏向電極制御器34へコマンド信号を送
り且つこの電子線走査毎に二次電子検出データを取り込
み、これらの(加速電圧設定値毎の)二次電子検出デー
タから試料の三次元構造を構築する機能も有する。
【0019】<実施例1>実施例1では、内部構造物の
深さ位置を非破壊で求める場合について述べる。試料構
造は、図7に示すようにSi基板10の上のW配線9を
SOG8が覆っている。このSOG8の膜厚を、30k
eVと200keVの電子線で試料上部から観察するこ
とにより特定する。その処理手順を図1に示す。
【0020】まず、図1のボケ量と深さの関係のテーブ
ル6を計算機シミュレーションにより求めた。30ke
Vの電子線を仮定し、種々のSOGの膜厚下のW配線エ
ッジの二次電子強度の計算結果から、図8のようにボケ
量tとSOG膜厚sの関係のデータテーブルが得られ
た。
【0021】次に、図1の処理手順7aにより、観察試
料に30keVと200keVの電子線を照射して二次
電子像を取り込んだ。処理手順7bに従ってコントラス
ト合わせを行い、各入射エネルギーの二次電子強度が図
9のD,D’のようになった。30keVの二次電子像
Dに現れた裾引きt1は、200keVの二次電子像
D’では現れていない。すなわち、これはW配線形状に
よるものではなく、30keV電子線のSOG膜内での
広がりのためである。200keVの電子線では、ボケ
はほとんどないので、D’のピーク(即ち、位置0.0
μmにおける「肩」)がW配線端と考えられる。処理手
順7cにおいて、二次電子強度DとD’の差からの30
keVでのW配線位置におけるボケ量0.5μmを得
た。処理手順7dにより、先に求めたボケ量と深さの関
係のテーブル6(図8)を参照した結果、ボケ量が0.
5μmの場合にSOG膜厚が1.0μmということがわ
かった。この深さ方向情報と二次電子像D,D’を用い
て試料の立体像を表示した(処理手順7e)。
【0022】<実施例2>実施例2では、Si基板の段
差の深さを上部からの観察のみの非破壊で求める場合に
ついて説明する。
【0023】まず、ボケ量と深さの関係のテーブル6を
作成した。高さが0.1μmから2.0μmまで0.1
μmづつ変化している段差のあるSi基板を用意した。
このSi基板を30keVと50keVの入射エネルギ
ーの電子線で走査して二次電子強度を得た。図4(4)
のような二次電子強度のピーク値から微分値0となる位
置までの値をボケ量とし、図6のような段差深さsとボ
ケ量tの関係を示すデータテーブルを作成した。
【0024】実施例1と同様に図1に示す処理手順で、
段差深さの分かってないSi基板の観察を非破壊で行っ
た。試料上面を30keVと50keVの電子線で走査
して得られた二次電子強度を、平坦部でコントラスト合
わせを行った結果、図10のようになった。30keV
の二次電子強度Cの裾引きは50keVの場合の二次電
子強度C’では小さくなっているので、試料構造の凹凸
や内部構造物の形状によるものではないことが分かる。
【0025】2つの二次電子強度C,C’の裾引き量の
差を求めたところ、0.25μmであった。図6のボケ
量tと深さsのテーブルを参照すると、ボケ量の差が
0.25μmとなるのは深さ0.6μmの場合である。
即ち、この試料の段差深さは0.6μmであることが分
かった。この深さのデータを用いて試料の立体像表示を
得ることができた。
【0026】<実施例3>実施例3では、図11のよう
にW配線9を覆うポリSi11の膜厚を、特定する場合
について述べる。
【0027】試料表面がポリSiなので、入射電子の試
料内での広がりはSiとほぼ同じと考えられる。そこ
で、ボケ量と深さの関係のテーブル6は実施例2で求め
たものを用いた。
【0028】実施例2と同様に試料上面を30keVと
50keVの電子線で走査して得られた二次電子強度の
裾引き量の差を求めたところ0.5μmであった。図6
のボケ量tと深さsのテーブルのボケ両差0.5μmを
参照し、深さが0.8μmであることが分かった。
【0029】<実施例4>実施例4では、実施例1と同
じ試料の観察でW配線9の厚さを特定する場合について
述べる。
【0030】ボケ量と深さの関係テーブル6を、Wの厚
さを種々に変えた計算機シミュレーションで求めた。
【0031】試料に30,50,200keVの電子線
を照射し、各々のエネルギーで図12に示す二次電子強
度E,E’,E”を得た。200keVの電子線ではボ
ケがほとんどないと考え、二次電子強度E”でWエッジ
位置を求めた。そのエッジから二次電子強度E,E’の
裾引き量を求めた結果、各々0.4μm、0.2μmで
あった。先に求めたボケ量と深さの関係テーブル6の中
から、30keVで0.5μm、50keVで0.3μ
mのボケ量となるW厚さを参照したところ、深さ1.0
μmの位置の0.5μm厚のW配線であることが分かっ
た。
【0032】
【発明の効果】本発明によれば、試料の深さ方向の情報
を非破壊で得ることが可能となる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の処理手順を示す流れ図である。
【図2】従来技術における立体像処理の概念図である。
【図3】入射エネルギーの異なる電子線での二次電子強
度ボケ量を説明する概念図である。
【図4】段差側壁からの二次電子放出による二次電子強
度のボケを説明する図である。
【図5】段差深さとボケ量の変化を説明する図である。
【図6】Siの深さ毎の30keVと50keVの電子
線のボケ量を表すグラフである。
【図7】実施例1及び実施例4の観察試料の断面図であ
る。
【図8】SOGの深さ毎の30keV電子線のボケ量を
表すグラフである。
【図9】30keVと200keVの電子線で走査した
時の二次電子強度を示す図である。
【図10】30keVと50keVの電子線で走査した
時の二次電子強度を示す図である。
【図11】実施例3の観察試料の断面図である。
【図12】30keV、50keVと200keVの電
子線で走査した時の二次電子強度を示す図である。
【図13】本発明による試料像観察方法を模式的に説明
する図である。
【図14】実施例1〜4で用いた走査型電子顕微鏡の概
略構成図である。
【符号の説明】
1,1a,1b…走査電子線、2,2a,2b…内部構
造物、3…電子線浸入領域、4…試料、5…二次電子放
出面、6…テーブル、7a〜7d…処理手順、8…SO
G、9…W配線、10…Si基板、11…ポリSi。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】試料を保持する試料保持手段と、電子線を
    放射する電子源を含み且つ該電子線を加速して該試料に
    走査しながら照射する電子線照射手段と、該電子線が該
    試料と作用して生じる二次電子を検出する検出手段と、
    該検出手段により検出された二次電子の強度に基づき像
    を形成し表示する像表示手段からなり、上記電子線照射
    手段は上記電子線の加速電圧設定値を変化させる加速電
    圧変化手段を有し、上記像表示手段は上記電子線照射手
    段を該加速電圧設定値毎に上記試料に電子線を走査しな
    がら照射するように制御し、且つ該加速電圧設定値毎の
    電子線走査により検出された二次電子の該電子線走査方
    向に対する強度勾配の差に基づき上記試料の像を形成し
    表示することを特徴とする走査型電子顕微鏡。
  2. 【請求項2】試料に電子線を走査しながら照射し、該電
    子線が該試料と作用して生じる二次電子を検出する電子
    線走査工程と、該二次電子の検出信号に基づき試料像を
    形成し表示する試料像表示工程とからなり、上記電子線
    走査工程は上記試料への電子線の入射エネルギーを変え
    て設定し且つ該入射エネルギー設定値毎に二次電子検出
    データの取り込むことを繰り返し、上記試料像表示工程
    は該入射エネルギー設定値の異なる二次電子検出データ
    間の差に基づき上記試料内での該電子線の広がり値を算
    出し、予め求められた試料内深さ情報と該試料内に入射
    した電子の広がりとの対応データを参照して該算出され
    た電子線の広がり値に対応する試料内深さ情報を求め、
    且つ該二次電子検出データ間の差に基づく深さ情報と該
    入射エネルギー設定値毎の二次電子検出データから試料
    の三次元構造の像を形成し表示することを特徴とする試
    料像表示方法。
  3. 【請求項3】上記試料内深さ情報と該試料内に入射した
    電子の広がりとの対応データは、既知の段差構造を有す
    る試料に電子線を走査した時に得られる二次電子検出信
    号強度の裾引き量から求めたことを特徴とする請求項2
    に記載の試料像表示方法。
  4. 【請求項4】上記試料内深さ情報と該試料内に入射した
    電子の広がりとの対応データは、厚さが既知の内部構造
    物を含む試料について求めたことを特徴とする請求項2
    に記載の試料像表示方法。
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