JPH08325250A - 新規置換フェノール誘導体 - Google Patents

新規置換フェノール誘導体

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Publication number
JPH08325250A
JPH08325250A JP13346295A JP13346295A JPH08325250A JP H08325250 A JPH08325250 A JP H08325250A JP 13346295 A JP13346295 A JP 13346295A JP 13346295 A JP13346295 A JP 13346295A JP H08325250 A JPH08325250 A JP H08325250A
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JP
Japan
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group
phenyl
ethoxy
methyl
oxazolyl
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Pending
Application number
JP13346295A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Takeno
秀一 武野
Tomoyuki Ikemoto
知之 池本
Isao Saito
勲 斉藤
Kazuhiro Watanabe
一弘 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP13346295A priority Critical patent/JPH08325250A/ja
Publication of JPH08325250A publication Critical patent/JPH08325250A/ja
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式(I) 【化1】 で示される新規な置換フェノール誘導体、またはそれら
の塩、それらを含有する医薬組成物、ならびにそれらの
製法(但し、式中、Aは含Nヘテロ環式基、Wは酸素ま
たはカルボニル基、R1は水酸基またはエステル酸基も
しくは各種置換アミド基、X−Yは、CH2−CH2、C
H=CH、O−CH2、またはNH−CH2を表す。] 【効果】 この化合物は安全性が高く、優れた血糖低下
作用剤ならびに血中脂質低下作用剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規置換フェノール誘導
体に関するものであり、詳しくは血糖低下作用および血
中脂質低下作用を有し、糖尿病および高脂血症等の予防
並びに治療薬として有用な新規置換フェノール誘導体お
よびそれらの医薬的に許容し得る塩に関する。
【0002】
【従来の技術】インスリン非依存型糖尿病(II型糖尿
病)の治療には、一般に食事療法、運動療法に加えてイ
ンスリンや経口血糖降下剤(スルホニルウレア剤、ビグ
アニド剤)が投与される。しかし、スルホニルウレア剤
の投与は、その強力な血糖低下作用から重篤な低血糖を
引き起こすことが知られている。また、スルホニルウレ
ア剤は、長期にわたって使用した場合、その効果が次第
に弱くなる二次無効という現象が見られることがある。
さらにビグアニド剤は、乳酸アシドーシスを引き起こす
ことがあり、その投与にあたっては十分な注意が必要と
されている。
【0003】近年、インスリン非依存型糖尿病の原因の
一つである末梢組織におけるインスリンの抵抗性、を改
善することにより血糖を低下させる、新しい糖尿病治療
薬が注目されている。このようなタイプの糖尿病治療薬
の例として、特開昭61−85372号公報には[5−
[4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキザ
ゾリル)エトキシ]ベンジル]−2,4−チアゾリジン
ジオン]等が、また特開昭60−51189号公報には
[(±)−5−[4−(6−ヒドロキシ−2,5,7,
8−テトラメチルクロマン−2−イルメトキシベンジ
ル]−2,4−チアゾリジンジオン]等のチアゾリジン
ジオン誘導体が血糖降下作用を有する事が記載されてい
る。
【0004】一方、チアゾリジンジオンまたはその類縁
官能基を持たない有効化合物の例として、WO91/1
9702には、次式
【化20】 (式中、Aはベンゼン環を含む2環式縮合環であり、X
1はO,S,SOまたはSO2を表す)で表される血糖
降下作用を示す化合物が開示されている。
【0005】また、WO93/21166には、式 A1−X−(CH2)n−O−A2−A3−COR2 (式中、A1は芳香性ヘテロ環、A2は置換基を有するベ
ンゼン環であり、A3は−(CH2)m−CHR1−で、R
1はハロゲン原子あるいはpが0乃至2の式S(O)pA4
で示される基である)で表される血糖降下作用を有する
化合物が開示されている。
【0006】さらに、WO94/01420には、式 A1−X−(CH2)n−O−A2−A3−YR2 (式中、A1、A2は上記と同じであり、A3は−(C
2)m−CH(OR1)−である)で表される血糖降下
作用を有する化合物が開示されている。
【0007】また、WO94/13650には、式 A1−X−(CH2)−O−A2−CHR1−CR234 (式中、A1、A2は上記と同じであり、R1、R2は独立
して水素を表すかまたはR1とR2が結合を表す。R3
4は独立してニトリル基あるいは−COR5を表す)で
表される血糖降下作用を有する化合物が開示されてい
る。
【0008】さらに、WO94/29302には、式 A1−X−(CH2)n−O−A2−(CH2)m−CHR1(C
OR2) (式中、A1、A2は上記と同じであり、R1はNで結合
した置換あるいは無置換の芳香族ヘテロ5員環を表す、
但しこの環は適宜1〜3の窒素原子を含む)で表される
血糖降下作用を有する化合物が開示されている。これら
の既知化合物は、特に末端カルボニルのα位炭素に結合
している置換基のバリエーションを検討されたものであ
るが、満足し得る結果を得るに至っていない。
【0009】さらには、WO94/29285には、式 A1−X−(CH2)−O−A2−(CH2)m−CHNR1
2(COR3) (式中、A1、A2は上記と同じであり、R1は水素また
はアルキル基を表し、特にR2がアリール基である)で
表される化合物が血糖降下作用を有するとして開示され
ている。
【0010】しかし、これらの糖尿病治療薬は、肝心の
作用が弱いか、副作用があるなどの理由で、医薬として
の実用化には未だ満足出来るものではなく、これらの難
点のない、有効化合物の開発が望まれている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、糖尿病
ならびに高脂血症の治療薬として有用な新規な化合物を
提供すべく鋭意検討した結果、血糖低下作用ならびに血
中脂質低下作用が強力で、なおかつ毒性が極めて少ない
新規置換フェノール誘導体を見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の化合物は、下記
一般式(I)で示される新規置換フェノール誘導体およ
びそれらの医薬的に許容し得る塩である。
【化21】 [式中、R1は水酸基、低級アルコキシ基、フェニル低
級アルコキシ基、フェノキシ基、アミノ基、モノまたは
ジ低級ジアルキルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ
基、モルフォリノ基、3個以下のハロゲン原子で置換さ
れていてもよい低級アルカンスルホニルアミノ基、また
はベンゼンスルホニルアミノ基を表す。R2は、水酸
基、チオール基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルミル
基、シアノ基、3個以下のハロゲン原子で置換されてい
てもよい低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級ア
ルカノイルオキシ基、低級アルコキシ基、NR34で表
されるアミノ基、SO25で表される基、または−Q
(CH2)nZR6で表される基を表す。ここで、R3
4は各々独立して水素、低級アルキル基、アラルキル
基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基、ニトロ基やハ
ロゲン原子で置換されたベンゾイル基、または3個以下
のハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルカンス
ルホニル基を表し、R5は3個以下のハロゲン原子で置
換されていてもよい低級アルキル基、または低級アルキ
ル置換または非置換フェニル基を表す。Qは存在しない
か、または酸素または硫黄原子またはカルボニル基を表
し、Zは酸素または硫黄原子を表し、R6は、水素、水
酸基または低級アルキル基、または低級アルコキシ基を
表し、nは1、2または3を表す。X−YはCH2−C
2、CH=CH、O−CH2、またはNH−CH2を表
し、mは0、1または2を表す。Aは式(II)、(II
I)、または(IV)
【化22】 で表される芳香ヘテロ環式基を表し、ここでLは酸素、
窒素または硫黄原子を表し、R7、R8は各々独立して水
素、低級アルキル基、フェニル基、チエニル基、フリル
基を表す。R9は水素、または低級アルキル基を表
す。]
【0013】本明細書において、低級アルコキシ基と
は、炭素数8以下の直鎖状または分枝したアルコキシ基
を意味し、フェニル低級アルコキシ基とは、低級アルコ
キシ部分が上記と同一の意味を有するフェニルアルコキ
シ基を意味し、3個以下のハロゲン原子で置換されてい
てもよい低級アルキル基、低級アルカンスルホニル基ま
たは低級アルカンスルホニルアミノ基とは、炭化水素部
分が炭素数8以下の直鎖状または分枝したアルキルであ
り、それらは3個以下のハロゲン原子で置換されていて
もよいことを意味し、例えば、トリフルオロメチル基、
メタンスルホニル、トリフルオロメタンスルホニル、メ
タンスルホニルアミノ、トリフルオロメタンスルホニル
アミノ基などを意味する。低級アルカノイル基または低
級アルカノイルオキシ基とは、炭化水素部分が炭素数7
以下の直鎖状または分枝したアルカノイル基またはアル
カノイルオキシ基を意味し、低級アルキル基とは、炭素
数8以下の直鎖状または分枝したアルキル基を意味し、
モノまたはジ低級アルキルアミノ基とは、各低級アルキ
ル基が上記と同じ意味を有するモノアルキルアミノ基ま
たはジアルキルアミノ基を意味し、低級アルキル置換ま
たは非置換のベンゼンスルホニル基とは、低級アルキル
基が上記と同じ意味を有するモノ置換ベンゼンスルホニ
ル基を意味し、−Q(CH2)nZR6で示される基と
は、式 −(CH2)nOR6、−O(CH2)nOR6、 −(CH2)nSR6、−O(CH2)nSR6、 −S(CH2)nOR6、−S(CH2)nSR6 −(CH2)nCOR6、−O(CH2)nCOR6、 −S(CH2)nCOR6 などで示される基であって、R6が水素または低級アル
キル基、nが1、2または3である基を表す。
【0014】好ましい本発明の化合物群は、上記一般式
(I)において、R1は水酸基、炭素数1〜3のアルコ
キシ基、ベンジルオキシ基、フェノキシ基、アミノ基、
炭素数1〜4のモノまたはジアルキルアミノ基、ピロリ
ジノ基、ピペリジノ基、モルフォリノ基、メタンスルホ
ニルアミノ基、またはベンゼンスルホニルアミノ基であ
り、R2は、水酸基、チオール基、ニトロ基、ハロゲン
原子、ホルミル基、シアノ基、トリフルオロメチル基、
炭素数1〜5のアルカノイル基、炭素数1〜5のアルカ
ノイルオキシ基、炭素数1〜3のアルコキシ基、NR3
4で表されるアミノ基、SO25で表される基、また
は−Q(CH2)nZR6で表される基を表し、ここで、
3、R4は各々独立して水素、炭素数1〜5のアルキル
基、アラルキル基、炭素数1〜5のアルカノイル基、ベ
ンゾイル基、ニトロ基やハロゲン原子で置換されたベン
ゾイル基、メタンスルホニル基、またはトリフルオロメ
タンスルホニル基を表す。R5は炭素数1〜5のアルキ
ル基、トリフルオロメチル基、フェニル基、またはp−
メチルフェニル基を表し、R6は、水素または炭素数1
〜5のアルキル基を表し、Qおよびnは前記と同一の意
味を有する。mおよびX−Yは前記と同一の意味を有
し、Aは式(II)、(III)、または(IV)
【化23】 で表されるヘテロ環式基からなり、ここでLは前記と同
一の意味を有し、R7、R8は各々独立して水素、炭素数
1〜4のアルキル基、フェニル基、チエニル基、フリル
基を表す。R9は水素、炭素数1〜4のアルキル基であ
る新規置換フェノール誘導体またはそれらの医薬的に許
容し得る塩である。
【0015】ここで、炭素数1〜3のアルコキシ基とは
具体的にはメトキシ基、エトキシ基、ノルマルプロピル
オキシ基、イソプロピルオキシ基であり、好ましくはエ
トキシ基である。炭素数1〜4のアルキルアミノ基とは
具体的にはメチルアミノ基、エチルアミノ基、ノルマル
プロピルアミノ基、イソプロピルアミノ基、ノルマルブ
チルアミノ基、イソブチルアミノ基、sec−ブチルアミ
ノ基、tert−ブチルアミノ基であり、好ましくはメチル
アミノ基、エチルアミノ基である。同様に炭素数1〜4
のジアルキルアミノ基とは具体的にはジメチルアミノ
基、ジエチルアミノ基、ジノルマルプロピルアミノ基、
ジイソプロピルアミノ基、ジノルマルブチルアミノ基、
ジイソブチルアミノ基、ジ−sec−ブチルアミノ基、ジ
−tert−ブチルアミノ基であり、好ましくはジメチルア
ミノ基、ジエチルアミノ基である。ハロゲン原子とはフ
ッ素、塩素、臭素、ヨウ素であり、好ましくはフッ素、
塩素である。炭素数1〜5のアルカノイル基とは具体的
にはホルミル基、アセチル基、プロパノイル基、ブタノ
イル基、ペンタノイル基、イソプロパノイル基、イソブ
タノイル基であり、好ましくはホルミル基、アセチル
基、プロパノイル基、ブタノイル基である。炭素数1〜
5のアルカノイルオキシ基とは具体的にはホルミルオキ
シ基、アセチルオキシ基、プロパノイルオキシ基、ブタ
ノイルオキシ基、ペンタノイルオキシ基、イソプロパノ
イルオキシ基、イソブタノイルオキシ基であり、好まし
くはホルミルオキシ基、アセチルオキシ基、プロパノイ
ルオキシ基、ブタノイルオキシ基である。炭素数1〜5
のアルキル基とは具体的にはメチル基、エチル基、ノル
マルプロピル基、ノルマルブチル基、ノルマルペンチル
基、イソプロピル基、イソブチル基、sec−ブチル
基、tert−ブチル基、イソペンチル基、ネオペンチ
ル基であり、好ましくはメチル基、エチル基、ノルマル
プロピル基、イソプロピル基である。アラルキル基とは
具体的にはベンジル基、フェニルエチル基、フェニルプ
ロピル基、ナフチルメチル基、ナフチルエチル基、チエ
ニルメチル基、チエニルエチル基、フリルメチル基、フ
リルエチル基、キノニルメチル基等を示し、好ましくは
ベンジル基である。
【0016】本発明の好ましい化合物群は、上記一般式
(I)において、mが2であり、R1が水酸基、または
炭素数8以下の直鎖状または分枝した低級アルコキシ
基、殊に炭素数1〜3のアルコキシ基であり、X−Yが
CH2−CH2、またはCH=CHで表される基である置
換フェノール誘導体またはそれらの医薬的に許容し得る
塩である。
【0017】さらに好ましい化合物群は、一般式(I)
において、Aが式(II)
【化24】 [式中、Lは酸素、窒素または硫黄原子を表し、R7
8は各々独立して水素、炭素数8以下の直鎖状または
分枝した低級アルキル基、殊に炭素数1〜4のアルキル
基、フェニル基、チエニル基、またはフリル基を表
す。]で示される基である新規置換フェノール誘導体ま
たはそれらの医薬的に許容し得る塩である。
【0018】さらに別の好ましい化合物群は、一般式
(I)において、Aが式(III)
【化25】 [式中、R9は水素、炭素数8以下の直鎖状または分枝
した低級アルキル基、殊に炭素数1〜4のアルキル基を
表す。]で示される基である新規置換フェノール誘導体
またはそれらの医薬的に許容し得る塩である。
【0019】さらに別の好ましい化合物群は、一般式
(I)において、Aが式(IV)
【化26】 [式中、Lは酸素、窒素または硫黄原子を表し、R9
水素、炭素数8以下の直鎖状または分枝した低級アルキ
ル基、殊に炭素数1〜4のアルキル基を表す。]で示さ
れる基である上記新規置換フェノール誘導体またはそれ
らの医薬的に許容し得る塩である。
【0020】さらに特に好ましい化合物群は、上記一般
式(I)において、Lが酸素原子、R7がフェニル基、
8がメチル基である新規置換フェノール誘導体または
それらの医薬的に許容し得る塩である。
【0021】さらに特に好ましい化合物群は、上記一般
式(I)において、Lが酸素原子、R9がメチル基であ
る新規置換フェノール誘導体またはそれらの医薬的に許
容し得る塩である。
【0022】さらに特に優れた本発明の化合物を列挙す
れば下記のとおりである。3−{4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2
−ニトロフェニル}アクリル酸エチルエステル;3−
{2−クロロ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸
エチルエステル;3−{2−ブロモ−4−[2−(5−
メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]
フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−フル
オロ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエ
ステル;3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−アセトキ
シ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエス
テル;3−{2−ホルミル−4−[2−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
ル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−シアノ−4
−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;
3−{2−アセチル−4−[2−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アク
リル酸エチルエステル;3−{2−メトキシ−4−[2
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エ
トキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;
【0023】3−{2−エトキシ−4−[2−(5−メ
チル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フ
ェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{4−[2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
キシ]−2−トリフルオロメチルフェニル}アクリル酸
エチルエステル;3−{2−アミノ−4−[2−(5−
メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]
フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−メチ
ルアミノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチ
ルエステル;3−{2−エチルアミノ−4−[2−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキ
シ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−
メタンスルホニル−4−[2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリ
ル酸エチルエステル;3−{4−[2−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ト
リフルオロメタンスルホニルフェニル}アクリル酸エチ
ルエステル;3−{2−メトキシメトキシ−{4−[2
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エ
トキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−
{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ]−2−エトキシメトキシフェニル}
アクリル酸エチルエステル;3−{4−[2−(5−メ
チル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−
2−メチルチオメトキシフェニル}アクリル酸エチルエ
ステル;
【0024】3−{2−エチルチオメトキシ−4−[2
−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エ
トキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−
{−2−ヒドロキシメチル−4−[2−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
ル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−メトキシメ
チル−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエ
ステル;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフェニ
ル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−クロロ−
4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステ
ル;3−{2−ブロモ−4−[2−(5−メチル−2−
フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プ
ロピオン酸エチルエステル;3−{2−フルオロ−4−
[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステ
ル;3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチル−
2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
ル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−アセトキ
シ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエ
ステル;3−{2−ホルミル−4−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
ル}プロピオン酸エチルエステル;
【0025】3−{−2−シアノ−4−[2−(5−メ
チル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フ
ェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−アセ
チル−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチル
エステル;3−{2−メトキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−エトキ
シ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキ
サゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエ
ステル;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメ
チルフェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2
−アミノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エ
チルエステル;3−{2−メチルアミノ−4−[2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
キシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
{2−エチルアミノ−4−[2−(5−メチル−2−フ
ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロ
ピオン酸エチルエステル;3−{2−メタンスルホニル
−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエス
テル;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメタ
ンスルホニルフェニル}プロピオン酸エチルエステル;
3−{2−メトキシメトキシ−4−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
ル}プロピオン酸エチルエステル;
【0026】3−{2−エトキシメトキシ−4−[2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
キシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ]−2−メチルチオメトキシフェニ
ル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−エチルチ
オメトキシ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−
4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸
エチルエステル;3−{2−ヒドロキシメチル−4−
[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステ
ル;3−{2−メトキシメチル−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{4−[2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
キシ]−2−ニトロフェニル}アクリル酸;3−{2−
ホルミル−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸;3
−{2−シアノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニ
ル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル
酸;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメチル
フェニル}アクリル酸;3−{2−メトキシメトキシ−
4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エトキシ]フェニル}アクリル酸;
【0027】3−{4−[2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフェ
ニル}プロピオン酸;3−{2−ホルミル−4−[2−
(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
キシ]フェニル}プロピオン酸;3−{2−シアノ−4
−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸;3−{4−
[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
ル)エトキシ]−2−トリフルオロメチルフェニル}プ
ロピオン酸;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−メトキシメ
トキシフェニル}プロピオン酸;3−{4−[2−(2
−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]−2
−ニトロフェニル}アクリル酸エチルエステル;3−
{−2−ホルミル−4−[2−(2−ベンゾオキサゾリ
ルメチルアミノ)エトキシ)]フェニル}アクリル酸エ
チルエステル;3−{−2−シアノ−4−[2−(2−
ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]フェニ
ル}アクリル酸エチルエステル;3−{4−[2−(2
−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]−2
−トリフルオロメチルフェニル}アクリル酸エチルエス
テル;3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメチ
ルアミノ)エトキシ)]−2−メトキシメトキシフェニ
ル}アクリル酸エチルエステル;3−{4−[2−(2
−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]−2
−ニトロフェニル}プロピオン酸エチルエステル;
【0028】3−{2−ホルミル−4−[2−(2−ベ
ンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]フェニ
ル}プロピオン酸エチルエステル;3−{−2−シアノ
−4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)
エトキシ)]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;
3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミ
ノ)エトキシ)]−2−トリフルオロメチルフェニル}
プロピオン酸エチルエステル;3−{4−[2−(2−
ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]−2−
メトキシメトキシフェニル}プロピオン酸エチルエステ
ル;{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフェノキシ}酢酸
エチルエステル;{4−[2−(5−メチル−2−フェ
ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフェ
ニルアミノ}酢酸エチルエステルから選ばれる新規置換
フェノール誘導体またはそれらの医薬的に許容し得る
塩。
【0029】医薬的に許容し得る塩とは、上記一般式
(I)で示される置換フェノール誘導体と無毒性の塩を
形成するものであればいかなるものであってもよい。例
えば置換フェノール誘導体の酸性官能基と塩を形成する
例として、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属
塩、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属
塩、アンモニウム、トリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、ピリジン塩、ピコリン塩等の有機塩基塩、リジン
塩、アルギニン塩等のアミノ酸塩があげられる。一方、
置換フェノール誘導体の塩基性官能基と塩を形成する例
として、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、リン酸塩等の
無機酸の塩、酢酸塩、こはく酸塩、クエン酸塩、リンゴ
酸塩、シュウ酸塩、マレイン酸塩、メタンスルホン酸塩
等の有機酸塩があげられる。しかし、上記のいずれの塩
についてもこれらに限定されない。
【0030】本発明化合物は、強い血糖低下作用ならび
に血中脂質低下作用を持ち、糖尿病および高脂血症の予
防および治療薬として有用であるばかりでなく、動脈硬
化の予防薬としての用途も期待できる。一般式(I)で
示される本発明化合物または医薬上許容しうる塩類を有
効成分としてなる医薬製剤として用いる場合には、通常
それ自体が公知の薬理学的に許容される担体、賦形剤、
希釈剤、増量剤、崩壊剤、安定剤、保存剤、緩衝剤、乳
化剤、芳香剤、着色剤、甘味剤、粘稠剤、矯味剤、溶解
補助剤、その他の添加剤、具体的には水、植物油、エタ
ノール、またはベンジルアルコールのようなアルコー
ル、ポリエチレングリコール、グリセロールトリアセテ
ート、ゼラチン、ラクトース、でんぷん等のような炭水
化物、ステアリン酸マグネシウム、タルク、ラノリン、
ワセリン等と混合して錠剤、丸剤、散剤、顆粒剤、座
剤、注射剤、点眼剤、液剤、カプセル剤、トローチ剤、
エアゾール剤、エキシル剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤
等の形態により経口または非経口的に投与する事が出来
る。投与量は、疾患の種類及び程度、投与する化合物な
らびに投与経路、患者の年齢、性別、体重等により変わ
り得るが、経口投与の場合、通常、成人1日当たり化合
物(I)を0.1〜1000mg特に1〜100mgを投与
するのが好ましい。
【0031】一般式(I)で示される化合物は、X−Y
がCH=CHを表すとき、Xに続くベンゼン環とYに続
くカルボキシル相当官能基が形成するE体、Z体の幾何
異性体が存在する。そのいずれか一方の異性体および
E,Z両異性体の任意の比率の混合物も本発明の範囲に
属するものである。
【0032】本発明の化合物は、例えば一般式(I)に
おいて、X−YがCH=CHあるいはCH2−CH2の
場合に下記の方法によって製造する事が出来る。しか
し、本発明化合物の製造方法はこれらに限定されるもの
でないことはもちろんである。
【0033】本発明の化合物(I)は、例えば、下記数
種のルートにより製造することができる。 製造ルート1 式(B)
【化27】 で示される4−ヒドロキシ−2−置換ベンズアルデヒド
化合物(B)を式A−(CH2)m−R11で示されるA
−(CH2)m基導入アルキル化試薬(T)と反応させ
るか、または、対応する4−ハロゲン−2−置換ベンズ
アルデヒド化合物(D)を式A−(CH2)m−OHで
示されるアルカノール誘導体(S)と反応させて、一般
式(C)
【化28】 で表される2,4−ジ置換ベンズアルデヒド化合物と
し、このアルデヒド化合物(C)をさらに式PPh3=C
ORで示されるウィッティッヒ試薬と反応させることに
より、一般式(E)
【化29】 で示される、アクリル酸型(X−YがCH=CHであ
る)目的置換フェノール誘導体が、また、さらにこのア
クリル酸型生成物(E)中のアクリル酸部分の二重結合
を還元することにより、一般式(F)
【化30】 で示される、プロピオン酸型(X−YがCH2−CH2
ある)目的置換フェノール誘導体が得られる。[但し、
式中、R11は水酸基、ハロゲン原子、p−トルエンスル
ホニルオキシ基、メタンスルホニルオキシ基等の求核反
応の際の良い脱離基となる官能基を表し、他の記号は前
記と同一の意味を有する。]
【0034】これをさらに詳しく説明すると、一般式
(I)に含まれる目的置換フェノール誘導体(E)或い
は(F)は以下に説明する工程によって製造出来る。
【化31】 (工程a)例えば、対応するベンズアルデヒド誘導体
(A)(R10はエチル、メチル等の低級アルキル基)を
例えばジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、クロロホルム、塩化メチレン、メタノール、
エタノール、酢酸、トリフルオロ酢酸、水等を溶媒とし
て室温乃至加温下に、臭化水素ー酢酸、塩酸、ヨウ化ト
リメチルシリル、トリフッ化ホウ素−エーテル、塩化リ
チウムと反応させて加水分解して得られる4−ヒドロキ
シ−ベンズアルデヒド化合物(B)を調製し、 (工程b)この化合物(B)とアルキル化試薬化合物
(T)を、R11が水酸基の場合には、光延反応の条件
〔オーガニック・リアクションズ(Organic Reaction
s)、42巻、335頁〕で、例えば、原料化合物の塩
化メチレン、テトラヒドロフラン、ベンゼン、トルエ
ン、エーテル、ジメチルホルムアミド、ジオキサン等の
溶液に各々1〜3当量のトリフェニルホスフィン、アゾ
ビスカルボン酸ジアルキル(ジメチル、ジエチル、ジイ
ソプロピル)あるいはアゾビスカルボン酸アミドおよび
アルキル化試薬を−50℃〜室温で加え、そのままの温
度かあるいは溶媒の沸点相当温度において反応させる。
またR11が脱離性官能基の場合には水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水素化ナトリウム等の塩基の存在下に
例えば、水、ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエ
ン等を溶媒として、−30℃〜各溶媒の沸点相当温度で
反応して4−アルコキシ−ベンズアルデヒド化合物
(C)を得ることが出来る。
【0035】(工程c)また、この化合物(C)は、4
−ハロゲノ−ベンズアルデヒド化合物(D)(式中hal
はフッ素、臭素、塩素等のハロゲン原子を表す)とアル
キル化試薬(S)を例えば、ジメチルホルムアミド、テ
トラヒドロフラン等を溶媒にして、水素化ナトリウム、
水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム等の
塩基の存在下に、−30℃〜各溶媒の沸点相当温度で反
応しても得ることが出来る。
【0036】(工程d)このようにして得た化合物
(C)は、炭素炭素二重結合を生成するような反応試
薬、例えば式(U)で示されるようなウィッティッヒ反
応試薬、例えばカルボエトキシメチレントリフェニルホ
スホランと反応させることにより、目的のアクリル酸型
置換フェノール誘導体(E)を得ることが出来る。
【0037】(工程e)この化合物(E)を、さらに例
えば、エタノール、メタノール、テトラヒドロフラン、
ジオキサン、酢酸エチル、ジメチルホルムアミド等を溶
媒として、パラジウム炭素、パラジウム、酸化白金、ラ
ネーニッケル等の還元触媒の存在下に、常圧〜5気圧の
水素雰囲気で接触還元反応により目的のプロピオン酸型
置換フェノール誘導体(F)を得ることが出来る。また
この化合物(F)は、〔アンゲバンテ・ヘミー、国際版
(Angewante, Chemie.,International Edition),4
巻,271頁(1965)〕に記載されているジイミド
による還元反応、例えば水とアセトニトリルの混液中で
ヒドロキシルアミン硫酸塩の存在下にヒドロキシルアミ
ン−O−スルホン酸と水酸化ナトリウムとの反応で発生
するジイミドによる還元反応によっても化合物(E)か
ら得ることが出来る。
【0038】上記製造ルート1においてR2が−OH、
−SHの場合には、一般式(I)に含まれる化合物
(G)、(H)は以下のように製造出来る。 製造ルート2 前記方法により得られるアクリル酸型(E)またはプロ
ピオン酸型(F)生成物中のR2が水酸基またはチオー
ル基である場合、それらの生成物をさらに基R12の導入
試薬と反応させて基R2を基ZR12に変換することによ
り、一般式(G)または(H)で表される目的の置換フ
ェノール誘導体が得られる。[但し、式中、R12は低級
アルカノイル、低級アルキル、−(CH2)nZR6を表
し、他の記号は前記と同一の意味を有する。]
【0039】これを更に詳しく説明すると、一般式
(I)に含まれる化合物(E)、(F)のR2基は以下
のように変換して製造できる。
【化32】 (工程f)R2が−OHか−SHの場合、アクリル酸型
置換フェノール誘導体(E)を例えば塩化メチレン、ク
ロロホルム、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセト
ニトリル、ベンゼン、トルエン、アセトン、ピリジン、
水、あるいはこれらの混液を溶媒にして、トリエチルア
ミン、ピリジン、N,N−ジイソプロピルエチルアミ
ン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の塩基の存在
下に、−30℃〜各溶媒沸点相当温度において、基R12
の導入試薬、例えばハライドの様な活性試薬と反応させ
ることにより、基R2が基ZR12に置き換わった化合物
(G)を得ることが出来る。
【0040】(工程g)対応するZR12置換プロピオン
酸型化合物(H)は、化合物(F)から上記工程fと同
様の手順で得ることが出来る。 (工程h)化合物(H)はまた前記ZR12に置換アクリ
ル酸型化合物(G)を上記製造例1の工程eに記載した
のと同様の手順で還元しても得ることが出来る。
【0041】製造ルート3 前記製造ルート1における工程bと工程dを逆にしても
同様に目的の置換フェノール誘導体(E)および(F)
を得ることが出来る。また目的のプロピオン酸型置換フ
ェノール誘導体(F)は、中間体化合物(J)を加水分
解していったん遊離の4−ヒドロキシ−フェニルアクリ
ル酸(K)とし、次いで、アクリル酸部分の二重結合を
還元し(L)、再びエステル化またはアミド化してカル
ボキシ基に基R1を導入(M)したのち、式A−(C
2)mR11で示されるA−(CH2)m基導入アルキル
化試薬と反応させても得ることが出来る。
【0042】これを更に詳しく説明すると、一般式
(I)に含まれるアクリル酸型置換フェノール誘導体
(E)、およびプロピオン酸型置換フェノール誘導体
(F)、は、以下のようにして製造できる。
【化33】 (工程i)中間体化合物(J)は先に記載した工程dと
同様の手順により化合物(B)とウィッティッヒ反応試
剤(U)とから得ることが出来る。 (工程j)アクリル酸型化合物(E)は先に記載した工
程bと同様の手順により中間体化合物(J)とアルキル
化試薬(T)から得ることが出来る。 (工程k)プロピオン酸型化合物(F)は先に記載した
工程eと同様の手順により化合物(E)から得ることが
出来る。
【0043】(工程l)化合物(K)は、上記中間体化
合物(J)を例えばメタノール、エタノール、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、ジメチルホ
ルムアミド、酢酸、トリフルオロ酢酸、酢酸エチル、ク
ロロホルム、塩化メチレン、水等あるいはこれらの混合
液を溶媒として、塩酸、硫酸、トリフルオロ酢酸等の酸
類、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリウム
等の塩基の水溶液を加え、室温乃至加温下に反応させて
得ることが出来る。また、R1がベンジルオキシ基の場
合には工程eに記載したような還元反応条件で化合物
(K)を得ることも出来る。
【0044】(工程m)化合物(L)は、先に記載した
工程eと同様の手順により化合物(K)を還元して得る
ことが出来る。 (工程n)化合物(M)は、化合物(L)を常法に従っ
てエステル化あるいはアミド化することにより得ること
が出来る。 (工程o)かくして得た化合物(M)は、さらに先に記
載した工程bと同様にアルキル化試薬(T)と反応させ
ることにより、目的のプロピオン酸型置換フェノール誘
導体を得ることが出来る。
【0045】さらに、一般式(I)においてR1が水酸
基である遊離カルボン酸型の目的置換フェノール遊離
は、以下の製造ルート4〜6によっても製造できる。 製造ルート4
【化34】 (工程p)アクリル酸型化合物(E)を先に記載した工
程lと同様の手順で加水分解して対応する遊離カルボン
酸化合物(N)を得ることが出来る。 (工程q)また、この化合物(N)は、先に記載した工
程bと同様の手順で化合物(K)とアルキル化試薬
(T)とを反応させて得ることも出来る。
【0046】製造ルート5
【化35】 (工程r)プロピオン酸型化合物(F)を、先に記載し
た工程lと同様の手順で加水分解して対応する遊離カル
ボン酸型化合物(O)を得ることが出来る。 (工程s)また、この化合物(O)は、先に記載した工
程bと同様の手順で化合物(L)とアルキル化試薬
(T)を反応させて得ることも出来る。
【0047】製造ルート6
【化36】 (工程t)アクリル酸型化合物(G)を、先に記載した
工程lと同様の手順で加水分解して対応する遊離カルボ
ン酸型化合物(P)を得ることが出来る。 (工程u)また、プロピオン酸型化合物(H)を、先に
記載した工程lと同様の手順で加水分解すれば、対応す
る遊離カルボン酸型化合物(Q)を得ることが出来る。
これらの各工程で得られる化合物は公知の分離精製手
段、例えば、濃縮、減圧濃縮、溶媒抽出、晶析、再結晶
またはクロマトグラフィー等により、単離精製すること
が出来る。
【0048】
【実施例】以下、実施例を挙げて、本発明をさらに具体
的に説明する。 実施例1 (E)−3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}アクリル酸エチルエステル (工程1)4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリル)エトキシ]−2−ヒドロキシベンズア
ルデヒドの合成 2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)
エタノール 2.03g(10mM)、2,4−ジヒドロキ
シベンズアルデヒド 1.38g(10mM)とトリフェニ
ルフォスフィン2.79g(10.7mM)をテトラハイド
ロフラン100mlに溶かし、アゾジカルボン酸ジメチル
1.57g(10.7mM)を滴下した。室温で一晩攪拌し
た後、溶媒を減圧留去して得られた油状物をシリカゲル
クロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=4:1)
により精製し、下記性状を有する標記化合物を白色結晶
物として2.2g(収率65%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)2.38(s,3H)3.0
2(t,2H,J=6.6)4.34(t,2H,J=
6.93)7.0(d,2H,J=8.91)7.41−
7.45(m,3H)7.82(d,2H,J=8.5
7)7.95−7.99(m,2H)9.87(s,1
H)
【0049】(工程2)(E)−3−{2−ヒドロキシ
−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
ゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステ
ルの合成 4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エトキシ]−2−ヒドロキシベンズアルデヒド
2.8g(8.2mM)とカルボエトキシメチレントリフェ
ニルホスホラン3.48g(10mM)をトルエン100ml
に溶かし、室温で一晩攪拌した。析出してきた個体を濾
別し、下記性状を有する標記化合物を白色結晶として
2.6g(収率81%)得た。1 HNMR(DMSO−d6,δ)1.23(t,3H,
J=7.1Hz)2.37(s,3H)2.93(t,2
H,J=6.6Hz)4.14(q,2H,J=7.0H
z)4.20(t,2H,J=6.6Hz)6.47−6.
41(m,3H)7.53−7.47(m,4H)7.7
7(d,1H,J=15.8Hz)7.93−7.89
(m,2H) EI−MS m/z;393 IR(KBr,cm-1)1704,1610,129
9,1184,1130
【0050】実施例2 3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチル−2−
フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プ
ロピオン酸エチルエステル (E)−3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}アクリル酸エチルエステル(実施例1の化合物)
2.9g(7.3mM)をテトラハイドロフラン200mlに
溶かし、10%パラジウム炭素700mgを加えた。水素
下(3気圧)、室温で6時間攪拌した後、10%パラジ
ウム炭素を濾別して得られた濾液から溶媒を減圧留去し
て、下記性状を有する標記化合物を白色結晶として2.
7g(収率94%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.22(t,3H,J=
7.3Hz)2.37(s,3H)2.65(t,2H,
J=5.9Hz)2.81(t,2H,J=5.9Hz)
2.95(t,2H,J=6.6Hz)4.13(q,2
H,J=7.26Hz)4.18(t,2H,J=6.7
6Hz)6.48−6.40(m,2H)6.94(d,
2H,J=8.25Hz)7.38−7.44(m,3
H)7.51(br,1H)7.95−7.99(m,2
H) EI−MS m/z;395 IR(KBr,cm-1)1741,1618,116
8,1118
【0051】実施例3 (E)−3−{2−アセトキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}アクリル酸エチルエステル (E)−3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}アクリル酸エチルエステル(実施例1の化合物)
1g(2.5mM)をジクロロメタン100mlに溶かし、無
水酢酸0.5ml、ピリジン0.5mlを加えて室温で一晩攪
拌した。溶媒を減圧留去後、水を加え酢酸エチルで抽
出、1N 塩酸溶液で洗浄し、有機層を無水硫酸ナトリ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去して得られた油状物を
ヘキサン/酢酸エチルから結晶化し、下記性状を有する
標記化合物を白色結晶として250mg(収率23%)得
た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.32(t,3H,J=
7.3)2.35(s,3H)2.36(s,3H)2.9
8(t,2H,J=6.6)4.24(q,2H,J=
7.3)4.27(t,2H,J=6.6)6.31(d,
1H,J=15.8)6.65(d,1H,J=2.6)
6.81(dd,1H,J=2.3&8.6)7.39−
7.45(m,3H)7.54(d,1H,J=8.6)
7.65(d,1H,J=16.2)7.95−7.99
(m,2H) EI−MS m/z;435 IR(KBr,cm-1)1762,1714,129
6,1211,1178
【0052】実施例4 (E)−3−{2−アセトキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}プロピオン酸エチルエステル (E)−3−{2−アセトキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
ニル}アクリル酸エチルエステル(実施例3の化合物)
を、実施例2と同様に接触還元し、下記性状を有する標
記化合物の白色結晶(収率77%)を得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.23(t,3H,J=
7.26)2.30(s,3H)2.36(s,3H)2.
52(t,1H,J=6.59)2.77(t,1H,J
=7.3)3.00(t,2H,6.62)4.11(q,
2H,7.23)6.60(d,1H,2.3)6.73
(dd,1H,J=2.65&8.59)7.12(d,
1H,8.56)7.39−7.43(m,3H)7.95
−7.99(m,2H) EI−MS m/z;437 IR(KBr,cm-1)1739,1506,122
8,1209,1153,1105
【0053】実施例5 (E)−3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−メトキシメトキ
シフェニル}プロピオン酸エチルエステル (E)−3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチ
ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)−エトキシ]−
フェニル}プロピオン酸エチルエステル(実施例2の生
成化合物)0.50g(1.3mM)とクロロメチルメチル
エーテル0.10g(1.3mM)をジクロロメタン30ml
に溶かし、N,N−ジイソプロピルエチルアミン0.1
3g(1.3mM)を加え、室温で一晩攪拌した。反応液に
水を加え酢酸エチルで抽出し、1N塩酸水溶液で洗浄し
た後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を減
圧留去した。得られた油状物をシリカゲルクロマトグラ
フィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)で精製し、下
記性状を有する標記化合物を白色結晶として0.35g
(収率63%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.23(t,3H,J=
7.3)2.37(s,3H)2.55(t,2H,J=
7.8)2.88(t,2H,J=7.8)2.96(t,
2H,J=6.6)3.47(s,3H)4.11(q,
2H,J=7.0)4.20(t,2H,J=6.6)5.
17(s,2H)6.48(dd,1H,J=2.3&
8.2)6.66(d,1H,J=2.3)7.03(d,
1H,J=8.6)7.40−7.43(m,3H)7.9
5(m,2H) EI−MS m/z; 439 IR(KBr,cm-1)1728,1182,112
2,1070,1028
【0054】実施例6 (E)−3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメ
チルフェニル}アクリル酸エチルエステル (工程1)4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
−オキサゾリル)−エトキシ]−2−トリフルオロメチ
ル−ベンズアルデヒドの合成 2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)
エタノール 0.96g(5.0mM)をジメチルホルムア
ミド50mlに溶かし、0℃まで冷却し、水素化ナトリウ
ム(オイル中60%)を加えた。反応液中で、水素の発
生が終了するまで1時間、 0℃で攪拌した後、4−フ
ルオロ−2−トリフルオロメチルベンズアルデヒドを0
℃で滴下した。反応液を室温まで戻し一晩攪拌した。反
応液に水を加え、酢酸エチルで抽出水洗後、有機層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥し溶媒を減圧留去した。得られ
た油状物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=9:1)で精製し、さらに、ヘキサン/酢
酸エチルから結晶化し、下記性状を有する標記化合物を
0.70g(収率37%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)2.39(s,3H)3.0
3(t,2H,J=6.6)4.38(t,2H,J=6.
6)7.15(dd,1H,J=2.0&8.9)7.24
(d,1H,J=2.3)7.41−7.45(m,3
H)7.95−7.99(m,3H)8.10(d,1
H,J=8.6)10.24(s.1H)
【0055】(工程2)(E)−3−{4−[2−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキ
シ]−2−トリフルオロメチルフェニル}アクリル酸エ
チルエステルの合成 工程1で得たアルデヒド化合物0.70g(1.9mM)と
カルボエトキシメチレントリフェニルホスホラン0.6
4g(1.9mM)をトルエン50mlに溶かし、一晩還流煮
沸した。反応液を冷却後溶媒を減圧留去して得られた油
状物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸
エチル=3:1)により精製し、さらにヘキサン/酢酸
エチルから結晶化し、下記性状を有する標記化合物を白
色結晶として0.30g(36%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.33(t,3H,J=
7.10)2.39(s,3H)3.01(t,2H,J
=6.8)4.26(q,2H,J=6.9)4.32
(t,2H,J=6.8)6.31(d,1H,J=1
5.8)7.06(dd,1H,J=2.6&8.6)7.
20(d,2H,2.6)7.40−7.45(m.3H)
7.50(d,1H,J=8.9)7.94−8.00
(m.3H) EI−MS m/z;445 IR(KBr,cm-1)1710,1305,115
9,1114
【0056】実施例7 3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメチルフェ
ニル}プロピオン酸エチルエステル (E)−3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメ
チルフェニル}アクリル酸エチルエステル(実施例6の
生成化合物)を実施例2と同様に接触還元して、下記性
状を有する標記化合物を得た。(収率97%)1 HNMR(CDCl3,δ)1.24(t,3H,J=
7.1)2.38(s,3H)2.56(t,2H,J=
7.9)2.95−3.07(m,4H)4.13(q,2
H,J=7.3)4.25(t,2H,J=6.8)6.9
9(dd,1H,J=2.6&8.3)7.14(d,1
H,J=2.6)7.23(d,1H,J=8.6)7.3
9−7.47(m,3H)7.95−7.99(m,2
H) EI−MS m/z;447 IR(KBr,cm-1)1722,1504,142
9,1330,1315,1296,1230,115
5,1112
【0057】実施例8 (E)−3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフェニ
ル}アクリル酸エチルエステル (工程1)(E)−3−(4−ヒドロキシ−2−ニトロ
−フェニル)アクリル酸エチルエステルの合成 4−ヒドロキシ−2−ニトロベンズアルデヒドから実施
例の工程2と同様にウィッティッヒ試薬と反応、処理し
て、下記性状を有する標記化合物を得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.33(t,3H,J=
7.26)4.26(q,2H,J=7.26)6.27
(d,1H,15.8)7.10(dd,1H,2.0&
8.6)7.47−7.52(m,2H)7.99(d,1
H,15.8)9.6(Br,1H)
【0058】(工程2)(E)−3−{4−[2−(5
−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキ
シ]−2−ニトロフェニル}アクリル酸エチルエステル
の合成 上記工程1で得た(E)−3−(4−ヒドロキシ−2−
ニトロ−フェニル)アクリル酸エチルエステル0.80g
(3.4mM)、2−(5−メチル−2−フェニル−4−
オキサゾリル)エタノール0.69g(3.4mM)とトリ
フェニルホスフィン1.04g(4mM)を溶かし、アゾジ
カルボン酸ジメチル0.57g(4mM)を滴下した後、一
晩攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去して得られた
油状物をカラムクロマトグラフィー(クロロホルム:メ
タノール=99:1)で精製し、下記性状を有する標記
化合物を白色結晶物として1.2g(収率84%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.33(t,3H,J=
6.9)2.39(s,3H)3.01(t,2H,J=
6.6)4.27(q,2H.J=6.9)4.35(t,
2H,J=6.6)6.80(d,1H,J=16.0)
7.17(dd,1H,J=2.6&8.9)7.41−
7.45(m,3H)7.51(d,1H,J=2.6
2)7.55(d,1H,J=8.9)7.95−7.97
(m,2H)8.01(d,1H,J=15.7) EI−MS m/z;422 IR(KBr,cm-1)1709 1529 1269
1253
【0059】実施例9 (E)−3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
−4−オキサゾリル)−エトキシ]−2−ニトロフェニ
ル}アクリル酸 実施例8の生成化合物(E)−3−{4−[2−(5−
メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]
−2−ニトロフェニル}アクリル酸エチルエステル2.
4g(5.7mM)をメタノール100mlに溶かし、2N水
酸化ナトリウム水溶液10mlを加え、4時間還流煮沸し
た。反応液に0.5N塩酸水溶液を100ml加え、析出
してくる固体を濾別し、下記性状を有する標記化合物を
白色結晶として2.2g(収率98%)得た。1 HNMR(DMSO−d6,δ)2.37(s,3H)
2.97(t,2H,J=6.6)4.37(t,2H,
J=6.6)6.48(d,2H,J=15.5)7.31
−7.59(m,5H)7.70(d,1H,J=15.
8)7.89−7.92(m,3H) EI−MS m/z;394 IR(KBr,cm-1)1695,1610,153
5,1359,1226
【0060】実施例10 3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
キサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフェニル}プロピ
オン酸エチルエステル (工程1)(E)−3−(4−ヒドロキシ−2−ニトロ
−フェニル)アクリル酸の合成 実施例8の工程1で得た(E)−3−(4−ヒドロキシ
−2−ニトロ−フェニル)アクリル酸エチルエステル
1.2g(5.1mM)をメタノール50mlに溶かし、2N
水酸化ナトリウム水溶液8mlを加えて、3時間還流煮沸
した。反応液に0.5N塩酸水溶液を加え、ジクロロメ
タンで抽出水洗後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去し、下記性状を有する標記化合物を黄
色結晶として0.95g(92%)得た。1 HNMR(DMSO−d6,δ)6.42(d,1H,
J=15.5)7.14(dd,1H,J=2.6&8.
6)7.36(d,1H,J=2.3)7.63(d,1
H,J=15.8)7.83(d,2H,J=8.9)
【0061】(工程2)3−(4−ヒドロキシ−2−ニ
トロフェニル)プロピオン酸の合成 工程1で得た(E)−3−(4−ヒドロキシ−2−ニト
ロ−フェニル)アクリル酸0.95g(4.5mM)、ヒド
ロキシアミン−O−スルホン酸25.7g(227.0m
M)とヒドロキシアミン硫酸塩18.9g(113.5mM)
を水50mlとアセトニトリル50mlの混合液に溶かし、
40%水酸化ナトリウムで反応液を中和した後、室温で
一晩攪拌した。反応液に1N塩酸水溶液を加え、酢酸エ
チルで抽出水洗後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥
した。溶媒を留去して得られた油状物をシリカゲルクロ
マトグラフィー(クロロホルム:メタノール=19:
1)で精製し、下記性状を有する標記化合物を黄色結晶
物として0.50g(52%)得た。1 HNMR(DMSO,δ)2.51(t,2H,J=
7.6)2.93(t,2H,J=7.6)7.05(d
d,1H,J=2.6&8.6)7.27−7.33(m,
2H) EI−MS m/z;202
【0062】(工程3)3−(4−ヒドロキシ−2−ニ
トロフェニル)プロピオン酸エチルエステルの合成 工程2で得た3−(4−ヒドロキシ−2−ニトロフェニ
ル)プロピオン酸0.5g(2.5mM)をエタノール50m
lに溶かし、濃硫酸0.1mlを加えて一晩還流煮沸し
た。反応液の溶媒を減圧留去し、水を加え、酢酸エチル
で抽出水洗後、有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧留去し、下記性状を有する標記化合物を
褐色油状物として0.52g(収率88%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.25(t,3H,J=
6.9)2.70(t,2H,J=7.3)3.16(t,
2H,J=7.3)4.14(q,2H,J=7.0)6.
04(br,1H)6.99(dd,1H,J=2.6&
8.6)7.24(d,1H,J=8.2)7.41(d,
1H,J=2.6) EI−MS m/z;239
【0063】(工程4)3−{4−[2−(5−メチル
−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−
ニトロフェニル}プロピオン酸エチルエステルの合成 工程3で得た3−(4−ヒドロキシ−2−ニトロフェニ
ル)プロピオン酸エチルエステル0.50g(2.1m
M)、2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
リル)エタノール0.43g(2.1mM)とトリフェニル
ホスフィン0.66g(2.4mM)を溶かし、アゾジカル
ボン酸ジエチル0.44g(2.4mM)を滴下した後、室
温で一晩攪拌した。反応終了後、溶媒を減圧留去して得
られた油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(ヘキ酸:酢酸エチル=3:1)で精製し、下記性状を
有する標記化合物を白色結晶物として0.70g(収率8
1%)得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.22(t,3H,J=
7.3)2.38(s,3H)2.65(t,2H,J=
7.6)2.99(t,2H,J=6.6)3.14(t,
2H,J=7.5)4.11(q,2H,J=7.2)4.
29(t,2H,J=6.8)7.07(dd,1H,J
=2.6&8.5)7.28(d,1H,J=8.6)7.
39−7.48(m,4H)7.95−7.99(m,2
H) EI−MS m/z;424 IR(KBr,cm-1)1718,1531,134
8,1244,1207
【0064】実施例11 3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミ
ノ)エトキシ)]−2−ニトロフェニル}プロピオン酸
エチルエステル 2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エタノー
ル0.41g(2.1mM)と実施例10の工程3で得た3
−(4−ヒドロキシ−2−ニトロフェニル)プロピオン
酸エチルエステル0.51g(2.1mM)を実施例10の
工程4と同様にアルキル化試薬と反応させ、下記性状を
有する標記化合物の白色結晶(収率80%)を得た。1 HNMR(CDCl3,δ)1.22(t,3H,J=
6.9)2.66(t,2H,J=7.4)3.14(t,
2H,J=7.4)3.35(s,3H)3.97(t,
2H,J=5.3)4.11(q,2H,7.J=7.3)
4.31(t,2H,J=5.3)6.99−7.38
(m,6H)7.49(d,1H,J=2.6) EI−MS m/z;413 IR(KBr,cm−1)1724,1583,137
7,1197,1145
【0065】本発明化合物の薬理学的試験 試験例 実験には、個別ゲージに入れたインスリン非依存型の糖
尿病マウス「KK−Ay/Ta Jcl」(雄性、日本クレ
ア、10週齢、1群=3匹)を用いた。マウスは、試験
開始5日前から粉末飼料「CE−2」(日本クレア)で
自由摂取により飼育した。試験第1日目の午前9時から
午後1時まで絶食とし、その後尾静脈より血液をヘパリ
ン採取(50μL)し、体重を測定した。血液は氷中に
維持し、遠心分離(10000回転、5分)後、得られ
た血漿中のグルコース及びトリグリセライド濃度を各
々、グルコースC−IIテストワコー及びトリグリセライ
ドEテストワコー(和光純薬工業株式会社)を用いて測
定した。各群の平均血糖値(約400mg/dL)が等し
くなるように群分けした後、本発明化合物を粉末飼料
[CE−2」に0.020%あるいは0.005%の割合
で混ぜた混餌飼料で4日間飼育した。マウスの体重およ
び摂餌量から推定投与量(mg/kg/日)を算出した。試
験第5日目に第1日目と同様に血液を採取し、血漿中の
グルコース及びトリグリセライド濃度を測定した。尚、
本発明化合物を含まない飼料で飼育した群を対照群と
し、また陽性対照化合物として式(N)で示されるピオ
グリタゾン(混餌割合:0.020%)を用いた。各群
の血糖及び血中トリグリセライド値の変化率(%)は下
式で算出し、その結果は表1に示すとおりである。
【0066】
【数1】
【化37】
【0067】
【表1】
【0068】急性毒性試験 実験には、「Jcl/ICR」マウス(雄性、日本クレ
ア、6週齢、1群=5匹)を用いた。これらに表1に示
す本発明化合物250mg/kgを腹腔内投与して1週間観
察したが、いずれも生存した。
【0069】上記試験結果(表1)から明かな通り、本
発明化合物は、陽性対照化合物と比較しても優れた血糖
低下作用及び血中トリグリセライド低下作用を示した。
尚、本発明化合物は乳酸アシドーシスを引き起こすこと
もなく、かつ過度の低血糖を引き起こすこともなかっ
た。このことから、本発明化合物は糖尿病の治療に有用
であるばかりでなく、糖尿病の各種合併症及び血中脂質
低下剤としても有用である。しかもいずれも有効量に比
し毒性の低い、安全性の高い化合物である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 一弘 大阪府大阪市中央区北浜4丁目5番33号 住友金属工業株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1は水酸基、低級アルコキシ基、フェニル低
    級アルコキシ基、フェノキシ基、アミノ基、モノまたは
    ジ低級ジアルキルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ
    基、モルフォリノ基、3個以下のハロゲン原子で置換さ
    れていてもよい低級アルカンスルホニルアミノ基、また
    はベンゼンスルホニルアミノ基を表す。R2は、水酸
    基、チオール基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルミル
    基、シアノ基、3個以下のハロゲン原子で置換されてい
    てもよい低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級ア
    ルカノイルオキシ基、低級アルコキシ基、NR34で表
    されるアミノ基、SO25で表される基、または−Q
    (CH2)nZR6で表される基を表す。ここで、R3
    4は各々独立して水素、低級アルキル基、アラルキル
    基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基、ニトロ基やハ
    ロゲン原子で置換されたベンゾイル基、または3個以下
    のハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルカンス
    ルホニル基を表し、R5は3個以下のハロゲン原子で置
    換されていてもよい低級アルキル基、または低級アルキ
    ル置換または非置換フェニル基を表す。Qは存在しない
    か、または酸素または硫黄原子を表し、Zは酸素または
    硫黄原子またはカルボニル基を表し、R6は、水素、水
    酸基、低級アルキル基、または低級アルコキシ基を表
    し、nは1、2または3を表す。X−YはCH2−C
    2、CH=CH、O−CH2、またはNH−CH2を表
    し、mは0、1または2を表す。Aは式(II)、(II
    I)、または(IV) 【化2】 で表される芳香ヘテロ環式基を表し、ここでLは酸素、
    窒素または硫黄原子を表し、R7、R8は各々独立して水
    素、低級アルキル基、フェニル基、チエニル基、フリル
    基を表す。R9は水素、または低級アルキル基を表
    す。]で表される新規置換フェノール誘導体またはそれ
    らの医薬的に許容し得る塩。
  2. 【請求項2】 mが2であり、R1が水酸基、または低
    級アルコキシ基であり、X−YがCH2−CH2、または
    CH=CHである、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 Aが式(II) 【化3】 [式中、Lは酸素、窒素または硫黄を表し、R7、R8
    各々独立して水素、低級アルキル基、フェニル基、チエ
    ニル基、またはフリル基を表す。]で示される基であ
    る、請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 Aが式(III) 【化4】 [式中、R9は水素、または低級アルキル基を表す。]
    で示される基である、請求項2記載の化合物。
  5. 【請求項5】 Aが式(IV) 【化5】 [式中、Lは酸素、窒素または硫黄原子を表し、R9
    水素、または低級アルキル基を表す。]で示される基で
    ある、請求項2記載の化合物。
  6. 【請求項6】 Lが酸素原子、R7がフェニル基、R8
    メチル基である、請求項3記載の化合物。
  7. 【請求項7】 Lが酸素原子、R9がメチル基である、
    請求項5記載の化合物。
  8. 【請求項8】 3−{4−[2−(5−メチル−2−フ
    ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフ
    ェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−クロロ
    −4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
    ゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステ
    ル;3−{2−ブロモ−4−[2−(5−メチル−2−
    フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}ア
    クリル酸エチルエステル;3−{2−フルオロ−4−
    [2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
    ル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;
    3−{2−ヒドロキシ−4−[2−(5−メチル−2−
    フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}ア
    クリル酸エチルエステル;3−{2−アセトキシ−4−
    [2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
    ル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;
    3−{2−ホルミル−4−[2−(5−メチル−2−フ
    ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アク
    リル酸エチルエステル;3−{2−シアノ−4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2
    −アセチル−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−
    4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エ
    チルエステル;3−{2−メトキシ−4−[2−(5−
    メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]
    フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−エト
    キシ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
    キサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチルエ
    ステル;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
    −4−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメ
    チルフェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−
    アミノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−
    オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチル
    エステル;3−{2−メチルアミノ−4−[2−(5−
    メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]
    フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−エチ
    ルアミノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
    −オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチ
    ルエステル;3−{2−メタンスルホニル−4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{4
    −[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
    ル)エトキシ]−2−トリフルオロメタンスルホニルフ
    ェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−メトキ
    シメトキシ−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル
    −4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸
    エチルエステル;3−{4−[2−(5−メチル−2−
    フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−エトキ
    シメトキシフェニル}アクリル酸エチルエステル;3−
    {4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
    ゾリル)エトキシ]−2−メチルチオメトキシフェニ
    ル}アクリル酸エチルエステル;3−{2−エチルチオ
    メトキシ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
    −オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸エチ
    ルエステル;3−{−2−ヒドロキシメチル−4−[2
    −(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エ
    トキシ]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−
    {2−メトキシメチル−4−[2−(5−メチル−2−
    フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}ア
    クリル酸エチルエステル;3−{4−[2−(5−メチ
    ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2
    −ニトロフェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {2−クロロ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル
    −4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン
    酸エチルエステル;3−{2−ブロモ−4−[2−(5
    −メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキ
    シ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2
    −フルオロ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−
    4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸
    エチルエステル;3−{2−ヒドロキシ−4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {2−アセトキシ−4−[2−(5−メチル−2−フェ
    ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピ
    オン酸エチルエステル;3−{2−ホルミル−4−[2
    −(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エ
    トキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {−2−シアノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニ
    ル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオ
    ン酸エチルエステル;3−{2−アセチル−4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {2−メトキシ−4−[2−(5−メチル−2−フェニ
    ル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオ
    ン酸エチルエステル;3−{2−エトキシ−4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
    ゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメチルフェニ
    ル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−アミノ−
    4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
    リル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステ
    ル;3−{2−メチルアミノ−4−[2−(5−メチル
    −2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
    ル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−エチルア
    ミノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オ
    キサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチル
    エステル;3−{2−メタンスルホニル−4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサ
    ゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメタンスルホニ
    ルフェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−
    メトキシメトキシ−4−[2−(5−メチル−2−フェ
    ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピ
    オン酸エチルエステル;3−{2−エトキシメトキシ−
    4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
    リル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステ
    ル;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
    −オキサゾリル)エトキシ]−2−メチルチオメトキシ
    フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{2−エ
    チルチオメトキシ−4−[2−(5−メチル−2−フェ
    ニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロピ
    オン酸エチルエステル;3−{2−ヒドロキシメチル−
    4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
    リル)エトキシ]フェニル}プロピオン酸エチルエステ
    ル;3−{2−メトキシメチル−4−[2−(5−メチ
    ル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェ
    ニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{4−[2−
    (5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エト
    キシ]−2−ニトロフェニル}アクリル酸;3−{2−
    ホルミル−4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
    −オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル酸;3
    −{2−シアノ−4−[2−(5−メチル−2−フェニ
    ル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}アクリル
    酸;3−{4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4
    −オキサゾリル)エトキシ]−2−トリフルオロメチル
    フェニル}アクリル酸;3−{2−メトキシメトキシ−
    4−[2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾ
    リル)エトキシ]フェニル}アクリル酸;3−{4−
    [2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
    ル)エトキシ]−2−ニトロフェニル}プロピオン酸;
    3−{2−ホルミル−4−[2−(5−メチル−2−フ
    ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニル}プロ
    ピオン酸;3−{2−シアノ−4−[2−(5−メチル
    −2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]フェニ
    ル}プロピオン酸;3−{4−[2−(5−メチル−2
    −フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−トリ
    フルオロメチルフェニル}プロピオン酸;3−{4−
    [2−(5−メチル−2−フェニル−4−オキサゾリ
    ル)エトキシ]−2−メトキシメトキシフェニル}プロ
    ピオン酸;3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾリル
    メチルアミノ)エトキシ)]−2−ニトロフェニル}ア
    クリル酸エチルエステル;3−{−2−ホルミル−4−
    [2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキ
    シ)]フェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{−
    2−シアノ−4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメチ
    ルアミノ)エトキシ)]フェニル}アクリル酸エチルエ
    ステル;3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメ
    チルアミノ)エトキシ)]−2−トリフルオロメチルフ
    ェニル}アクリル酸エチルエステル;3−{4−[2−
    (2−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキシ)]
    −2−メトキシメトキシフェニル}アクリル酸エチルエ
    ステル;3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾリルメ
    チルアミノ)エトキシ)]−2−ニトロフェニル}プロ
    ピオン酸エチルエステル;3−{2−ホルミル−4−
    [2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エトキ
    シ)]フェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−
    {−2−シアノ−4−[2−(2−ベンゾオキサゾリル
    メチルアミノ)エトキシ)]フェニル}プロピオン酸エ
    チルエステル;3−{4−[2−(2−ベンゾオキサゾ
    リルメチルアミノ)エトキシ)]−2−トリフルオロメ
    チルフェニル}プロピオン酸エチルエステル;3−{4
    −[2−(2−ベンゾオキサゾリルメチルアミノ)エト
    キシ)]−2−メトキシメトキシフェニル}プロピオン
    酸エチルエステル;{4−[2−(5−メチル−2−フ
    ェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−2−ニトロフ
    ェノキシ}酢酸エチルエステル;{4−[2−(5−メ
    チル−2−フェニル−4−オキサゾリル)エトキシ]−
    2−ニトロフェニルアミノ}酢酸エチルエステルから選
    ばれる、請求項1記載の新規置換フェノール誘導体また
    はそれらの医薬的に許容し得る塩。
  9. 【請求項9】 一般式(I) 【化6】 で表される置換フェノール誘導体またはそれらの医薬的
    に許容し得る塩の製法であって、一般式(C) 【化7】 で表される2,4−ジ置換ベンズアルデヒド化合物を、
    式PPh3=COR1で示されるウィッティッヒ試薬と反
    応させてアクリル酸型生成物とするか、またはさらにこ
    の生成物のアクリル酸部分の二重結合を還元して対応す
    るプロピオン酸型生成物とし、さらに必要に応じて上記
    生成物を常法によりそれらの医薬的に許容し得る塩に変
    えることを特徴とする方法。[式中、R1は水酸基、低
    級アルコキシ基、フェニル低級アルコキシ基、フェノキ
    シ基、アミノ基、モノまたはジ低級ジアルキルアミノ
    基、ピロリジノ基、ピペリジノ基、モルフォリノ基、3
    個以下のハロゲン原子で置換されていてもよい低級アル
    カンスルホニルアミノ基、またはベンゼンスルホニルア
    ミノ基を表す。R2は、水酸基、チオール基、ニトロ
    基、ハロゲン原子、ホルミル基、シアノ基、3個以下の
    ハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキル基、
    低級アルカノイル基、低級アルカノイルオキシ基、低級
    アルコキシ基、NR34で表されるアミノ基、SO25
    で表される基、または−Q(CH2)nZR6で表される
    基を表す。ここで、R3、R4は各々独立して水素、低級
    アルキル基、アラルキル基、低級アルカノイル基、ベン
    ゾイル基、ニトロ基やハロゲン原子で置換されたベンゾ
    イル基、または3個以下のハロゲン原子で置換されてい
    てもよい低級アルカンスルホニル基を表し、R5は3個
    以下のハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルキ
    ル基、または低級アルキル置換または非置換フェニル基
    を表す。Qは存在しないか、または酸素または硫黄原子
    を表し、Zは酸素または硫黄原子またはカルボニル基を
    表し、R6は、水素、水酸基、低級アルキル基、または
    低級アルコキシ基を表し、nは1、2または3を表す。
    X−YはCH2−CH2、CH=CH、O−CH2、また
    はNH−CH2を表し、mは0、1または2を表す。A
    は式(II)、(III)、または(IV) 【化8】 で表される芳香ヘテロ環式基を表し、ここでLは酸素、
    窒素または硫黄原子を表し、R7、R8は各々独立して水
    素、低級アルキル基、フェニル基、チエニル基、フリル
    基を表す。R9は水素、または低級アルキル基を表
    す。]
  10. 【請求項10】 一般式(C)で示される2,4−ジ置
    換ベンズアルデヒド化合物が、対応する4−ヒドロキシ
    −2−置換ベンズアルデヒド化合物(B)を式A−(C
    2)m−R11で示されるA−(CH2)m基導入アルキ
    ル化試薬と反応させるか、または、対応する4−ハロゲ
    ン−2−置換ベンズアルデヒド化合物(D)を式A−
    (CH2)m−OHで示されるアルカノール誘導体と反
    応させて得られるものである、請求項9記載の製法。
    [式中、R11は求核反応の際の脱離基となる官能基を表
    し、他の記号は前記と同一の意味を有する。]
  11. 【請求項11】 請求項9または10の方法で得られた
    アクリル酸型またはプロピオン酸型生成物中のR2が水
    酸基またはチオール基である場合、それらの生成物をさ
    らに基R12の導入試薬と反応させて、基R2を基ZR12
    に変換することを特徴とする請求項9または10に従う
    方法。[式中、Zは酸素または硫黄原子を表し、R12
    低級アルカノイル、低級アルキル、または−(CH2
    nZR6を表し、他の記号は前記と同一の意味を有す
    る。]
  12. 【請求項12】 一般式(I) 【化9】 で表される置換フェノール誘導体またはそれらの医薬的
    に許容し得る塩の製法であって、一般式(B)で示され
    る4−ヒドロキシ−2−置換ベンズアルデヒド化合物
    (B) 【化10】 を、式PPh3=COR1で示されるウィッティッヒ試薬
    と反応させて式(J)で示される中間体4−ヒドロキシ
    −2−置換フェニルアクリル酸化合物 【化11】 とし、この中間化合物(J)を式A−(CH2)mR11
    で示されるA−(CH2)m基導入アルキル化試薬と反
    応させてアクリル酸型生成物(E)とするか、または、
    さらにこの生成物(E)のアクリル酸部分の二重結合を
    還元して対応するプロピオン酸型生成物(F)とする
    か、または、前記中間体化合物(J)を加水分解してカ
    ルボキシ基を遊離とし、次いでアクリル酸部分の二重結
    合を還元し、さらに、エステル化またはアミド化してカ
    ルボキシ基に基R1を再導入したのち、上記A−(C
    2)m基導入アルキル化試薬と反応させて、プロピオ
    ン酸型生成物(F)とし、さらに必要に応じてこれらの
    生成物(E)、(F)を常法によりそれらの医薬的に許
    容し得る塩に変えることを特徴とする方法。[式中、記
    号は前記と同一の意味を有する]
  13. 【請求項13】 一般式(I−OH) 【化12】 で示される置換フェノール誘導体またはそれらの医薬的
    に許容し得る塩の製法であって、一般式(E)、(F)、
    (G)または(H) 【化13】 で示される化合物を加水分解するか、一般式(K)また
    は(L) 【化14】 で示される化合物を式A−(CH2)mR11で示される
    A−(CH2)m基導入アルキル化試薬と反応させ、さ
    らに必要に応じて生成物を常法によりそれらの医薬的に
    許容し得る塩に変えることを特徴とする方法。[式中、
    記号は前記と同一の意味を有する]
  14. 【請求項14】 一般式(I) 【化15】 [式中、R1は水酸基、低級アルコキシ基、フェニル低
    級アルコキシ基、フェノキシ基、アミノ基、モノまたは
    ジ低級ジアルキルアミノ基、ピロリジノ基、ピペリジノ
    基、モルフォリノ基、3個以下のハロゲン原子で置換さ
    れていてもよい低級アルカンスルホニルアミノ基、また
    はベンゼンスルホニルアミノ基を表す。R2は、水酸
    基、チオール基、ニトロ基、ハロゲン原子、ホルミル
    基、シアノ基、3個以下のハロゲン原子で置換されてい
    てもよい低級アルキル基、低級アルカノイル基、低級ア
    ルカノイルオキシ基、低級アルコキシ基、、NR34
    表されるアミノ基、SO25で表される基、または−Q
    (CH2)nZR6で表される基を表す。ここで、R3
    4は各々独立して水素、低級アルキル基、アラルキル
    基、低級アルカノイル基、ベンゾイル基、ニトロ基やハ
    ロゲン原子で置換されたベンゾイル基、または3個以下
    のハロゲン原子で置換されていてもよい低級アルカンス
    ルホニル基を表し、R5は3個以下のハロゲン原子で置
    換されていてもよい低級アルキル基、または低級アルキ
    ル置換または非置換フェニル基を表す。Qは存在しない
    か、または酸素または硫黄原子を表し、Zは酸素または
    硫黄原子またはカルボニル基を表し、R6は、水素、水
    酸基、低級アルキル基、または低級アルコキシ基を表
    し、nは1、2または3を表す。X−YはCH2−C
    2、CH=CH、O−CH2、またはNH−CH2を表
    し、mは0、1または2を表す。Aは式(II)、(II
    I)、または(IV) 【化16】 で表される芳香ヘテロ環式基を表し、ここでLは酸素、
    窒素または硫黄原子を表し、R7、R8は各々独立して水
    素、低級アルキル基、フェニル基、チエニル基、または
    フリル基を表す。R9は水素、または低級アルキル基を
    表す。]で示される置換フェノール誘導体またはそれら
    の医薬的に許容し得る塩の有効量を含有して成る、糖尿
    病および/または高脂血症予防治療用医薬組成物。
  15. 【請求項15】 mが2であり、R1が水酸基または低
    級アルコキシ基であり、X−YがCH2−CH2またはC
    H=CHで表される基である、請求項14記載の医薬組
    成物。
  16. 【請求項16】 Aが式(II) 【化17】 [式中、Lは酸素、窒素または硫黄を表し、R7、R8
    各々独立して水素、低級アルキル基、フェニル基、チエ
    ニル基、またはフリル基を表す。]で示される基であ
    る、請求項14記載の組成物。
  17. 【請求項17】 Aが式(III) 【化18】 [式中、R9は水素、低級アルキル基を表す。]で示さ
    れる基である、請求項14記載の組成物。
  18. 【請求項18】 Aが式(IV) 【化19】 [式中、Lは酸素、窒素または硫黄原子を表し、R9
    水素、または低級アルキル基を表す。]で示される基で
    ある、請求項14記載の組成物。
  19. 【請求項19】 Lが酸素原子、R7がフェニル基、R8
    がメチル基である、請求項14記載の組成物。
  20. 【請求項20】 Lが酸素原子、R9がメチル基であ
    る、請求項14記載の組成物。
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