JPH08324228A - 車両用通風装置 - Google Patents

車両用通風装置

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Publication number
JPH08324228A
JPH08324228A JP7134473A JP13447395A JPH08324228A JP H08324228 A JPH08324228 A JP H08324228A JP 7134473 A JP7134473 A JP 7134473A JP 13447395 A JP13447395 A JP 13447395A JP H08324228 A JPH08324228 A JP H08324228A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
vehicle
contact
linear
support
Prior art date
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Pending
Application number
JP7134473A
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English (en)
Inventor
Yoko Watanabe
陽子 渡辺
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Plast Co Ltd filed Critical Nihon Plast Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異音の発生を抑制する。 【構成】 自動車の車体に取り付ける筒状のドラフタ本
体11に、シート状のバルブ12およびバルブ押え14を取り
付け、車室から車外への空気流のみを許容するドラフタ
1を構成する。ドラフタ本体11の通風口26の車外側を、
バルブ12で開閉自在に覆う。バルブ12は、上端部をドラ
フタ本体11に取り付け、下端部に、シール面部31に向か
う突条部35を突設する。この突条部35に、シール面部31
に線状に当接する線状当接部36を設ける。 【効果】 シート状のバルブ12が閉じる際に、線状当接
部36がシール面部31に線状に当接するため、異音の発生
を効果的に抑制できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車室から車外に向かう
空気流を許容する車両用通風装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、実公昭58−9775号
公報に記載された車両用通風装置が知られている。この
車両用通風装置は、車室から車外に通じる開口部に備え
られ、通風口を設けた支持体に、この支持体の通風口を
開閉可能に覆う変形可能なシート状のバルブが取り付け
られている。そして、このような構成により、車外から
車室に向かう外気や雨水などを遮蔽するとともに、ドア
を閉める際などには、バルブが車外側に変形しながら開
き、車室から車外に向かう空気流を許容するようになっ
ている。さらに、この車両用通風装置では、バルブの車
外側の下部にリブを形成し、シート状のバルブの剛性が
高められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、バルブが復帰変形する際に、このバルブ
が支持体に当接し、例えば、バルブの厚さ寸法が比較的
小さい場合には、空気流に併せてパタパタという異音が
発生し、また、バルブの厚さ寸法が比較的大きい場合に
は、支持体に当接してはね返るバタンという異音が発生
するなどの問題を有している。また、消音のために、バ
ルブの周縁部に沿ってウレタンなどのシール材を貼着す
る構成が考えられるが、部品点数および貼着工程などが
増加し、製造コストの低減が困難である問題を有してい
る。
【0004】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、異音の発生を抑制できる車両用通風装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の車両用通
風装置は、車室から車外に通じる開口部に設けられ、通
風口を設けた支持体と、この支持体の通風口の車外側を
開閉可能に覆う変形可能なシート状のバルブとを備え、
このバルブは、上部が前記支持体に取り付けられるとと
もに、下部に前記支持体に線状に当接する線状当接部が
設けられたものである。
【0006】請求項2記載の車両用通風装置は、請求項
1記載の車両用通風装置において、バルブの下部に、こ
のバルブの他の部分より重量の大きい錘部を設けたもの
である。
【0007】請求項3記載の車両用通風装置は、請求項
1または2記載の車両用通風装置において、線状当接部
は、バルブの下部に中空状に形成された突条部に形成さ
れたものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の車両用通風装置では、バルブ
は、車外側に向かって変形し、車室から車外に向かう空
気流を許容するとともに、支持体に当接して車室側には
変形せず、車外から車室に向かう外気や雨水を遮蔽す
る。バルブが変形して通風口を開いた状態から、復帰変
形して通風口を閉じる際には、下部に設けた線状当接部
が支持体に線状に当接するので、面状に当接する構成に
比べて、異音の発生が抑制される。
【0009】請求項2記載の車両用通風装置では、請求
項1記載の作用に加え、バルブの下部にこのバルブの他
の部分より大きい錘部を設けたので、線状当接部が支持
体に密着し、気密性が向上する。
【0010】請求項3記載の車両用通風装置では、請求
項1または2記載の作用に加え、線状当接部は、バルブ
の下部に中空状に形成された突条部に形成されたので、
線状当接部における衝撃吸収性が向上し、消音性が向上
する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の車両用通風装置の一実施例の
構成を図面を参照して説明する。
【0012】図1ないし図3において、1は車両用通風
装置としてのドラフタで、このドラフタ1は、図示しな
い自動車などの車体に取り付けられ、車室から車外への
空気流のみを許容するいわゆるワンウェイバルブを構成
している。そして、このドラフタ1は、車体に取り付け
られる支持体としてのドラフタ本体11と、このドラフタ
本体11に取り付けられるバルブ12およびバルブ押え14と
から構成されている。
【0013】そして、ドラフタ本体11は、合成樹脂など
にて一体形成され、略角筒状をなす筒状部16と、この筒
状部16の外周面から突設された環状の取付辺部17とが設
けられているとともに、筒状部16の車内側の開口部に
は、支持板部21が形成されている。そして、支持板部21
は、上部に、垂直状をなす取付板部22が形成されている
とともに、この取付板部22の下側に連続して、車外側に
向かって傾斜した傾斜板部23が形成されている。また、
取付板部22の内側面には、両側方向に所定間隔で取付孔
24が形成されている。
【0014】さらに、取付板部22から傾斜板部23にかけ
て、矩形状の通風口26が形成されているとともに、この
通風口26に、格子状をなす格子部28が形成されている。
なお、この格子部28は、図3などに示すように、外側面
28a は傾斜板部23とほぼ面一で、内側面28b は傾斜板部
23よりも若干後退して形成されている。
【0015】また、傾斜板部23の内側面には、通風口26
の下方に位置して、シール面部31が形成されている。そ
して、このシール面部31は、傾斜板部23の両側方向の全
長にわたり、傾斜板部23よりも若干後退して形成されて
いる。
【0016】一方、バルブ12は、ネオプレンゴムなどの
弾性を有する材料を用い、射出成形あるいは押し出し成
形などにより、シート状に形成されている。そして、こ
のバルブ12は、支持板部21の内側面に当接して通風口26
を覆う平面略矩形状をなし、上端部近傍には、取付板部
22の取付孔24に対応する取付孔33が所定間隔で形成され
ているとともに、下端部には、両側方向に沿って、傾斜
板部23のシール面部31に向かって円弧状に肉厚に突出す
る錘部をかねた突条部35が形成され、この突条部35に沿
って、線状当接部36が形成されている。
【0017】また、バルブ押え14は、細長矩形板状をな
す押え本体38を有するとともに、この押え本体38から、
所定間隔で接続ピン39が突設されている。そして、この
接続ピン39を、バルブ12の取付孔33を介してドラフタ本
体11の取付孔24に圧入して固着することにより、ドラフ
タ本体11の取付板部22とバルブ押え14の押え本体38との
間に、バルブ12の上部が締め付け固定されている。
【0018】そして、この状態で、バルブ12は、自重お
よび弾性により、支持板部21の内側面の両側部に沿って
当接するとともに、バルブ12の突条部35の線状当接部36
がシール面部31に線状に当接して、通風口26をほぼ気密
に覆い、外気や雨水などが車室に侵入しないようになっ
ている。
【0019】また、自動車のドアを閉め、あるいはエア
バッグ装置が作動した場合など、車室内の気圧が車外の
気圧よりも高くなった場合には、バルブ12が、バルブ押
え14に支持された部分を起点として弾性的に変形しなが
ら車外側に回動し、通風口26を開いて、車室から車外に
向かう空気流を許容し、車室の気圧を調整するようにな
っている。
【0020】そして、開いたバルブ12が閉じる際には、
このバルブ12は、自らの重量により復帰変形し、しなる
ようにして上側部から徐々に両側の支持板部21に当接し
ていくが、バルブ12の下端部は、反動により高速に移動
し、突条部35の線状当接部36がシール面部31に線状に衝
突する。
【0021】このように、本実施例のドラフタ1によれ
ば、シート状のバルブ12が閉じる際に、高速に移動して
ドラフタ本体11に衝突するバルブ12の下部に、線状当接
部36を設けた突条部35を形成し、この線状当接部36をド
ラフタ本体11のシール面部31に線状に当接するようにし
たため、ドラフタ1の作動時にパタパタあるいはバタン
といった異音(打音)の発生を効果的に抑制することが
できる。
【0022】また、バルブ12の下部に突条部35を形成す
ることにより、バルブ12の下部の重量を増加できるとと
もに、線状当接部36が線状にシール面部31に当接するた
め、通気口26の閉鎖時の気密性を向上することができ
る。
【0023】そして、バルブ12は、形状が単純で、射出
成形あるいは押し出し成形により安価に形成することが
できる。特に、押し出し成形によれば、帯状に形成した
後、所定の寸法に裁断すると同時に取付孔33を形成で
き、製造コストを低減することができる。
【0024】なお、上記の実施例では、バルブ12の下部
に、円弧状に突出する突条部35を形成し、この突条部35
の線状当接部36を平面状のシール面部31に当接したが、
これら突条部およびシール面部は他の形状としてもよ
く、例えば、図4に示すように、バルブ12の下部に、三
角状に突出する突条部41を形成し、この突条部41の稜線
を線状当接部42とするとともに、ドラフタ本体11に、断
面略円弧状に凹設されたシール面部44を形成することも
できる。
【0025】また、図5に示すように、バルブ12の下部
に中空状の突条部46を形成して、線状当接部47における
衝撃吸収性を向上させ、消音性を向上することができ
る。
【0026】また、図6に示すように、バルブ12の下部
に複数条の突条部51を形成して、これら突条部51の線状
当接部52をそれぞれシール面部に当接させて、気密性を
高めることができる。
【0027】さらに、図7に示すように、バルブ12の下
部に鋭角状に突出したいわゆるリップ形状の突条部54を
形成し、この突条部54をシール面部に当接させて変形さ
せることにより、気密性を高めることができる。
【0028】なお、上記の各実施例では、突条部をバル
ブに一体に形成したが、別体に形成した突条部をバルブ
に取り付けることもできる。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の車両用通風装置によれ
ば、バルブが変形して通風口を開いた状態から、復帰変
形して通風口を閉じる際には、下部に設けた線状当接部
が支持体に線状に当接するため、面状に当接する構成に
比べて、異音の発生を抑制することができる。
【0030】請求項2記載の車両用通風装置によれば、
請求項1記載の効果に加え、バルブの下部にこのバルブ
の他の部分より大きい錘部を設けたため、線状当接部を
支持体に密着させ、気密性を向上することができる。
【0031】請求項3記載の車両用通風装置によれば、
請求項1または2記載の効果に加え、線状当接部を、バ
ルブの下部に中空状に形成した突条部に形成したため、
線状当接部における衝撃吸収性が向上し、消音性を向上
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の車両用通風装置の一実施例を示す断面
図である。
【図2】同上車両用通風装置の分解斜視図である。
【図3】同上車両用通風装置の一部の断面図である。
【図4】本発明の車両用通風装置の他の実施例を示す一
部の断面図である。
【図5】本発明の車両用通風装置の他の実施例を示すバ
ルブの一部の斜視図である。
【図6】本発明の車両用通風装置の他の実施例を示すバ
ルブの一部の斜視図である。
【図7】本発明の車両用通風装置の他の実施例を示すバ
ルブの一部の斜視図である。
【符号の説明】
1 車両用通風装置としてのドラフタ 11 支持体としてのドラフタ本体 12 バルブ 26 通風口 35 錘部をかねた突条部 36 線状当接部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室から車外に通じる開口部に設けら
    れ、 通風口を設けた支持体と、 この支持体の通風口の車外側を開閉可能に覆う変形可能
    なシート状のバルブとを備え、 このバルブは、上部が前記支持体に取り付けられるとと
    もに、下部に前記支持体に線状に当接する線状当接部が
    設けられたことを特徴とする車両用通風装置。
  2. 【請求項2】 バルブの下部に、このバルブの他の部分
    より重量の大きい錘部を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の車両用通風装置。
  3. 【請求項3】 線状当接部は、バルブの下部に中空状に
    形成された突条部に形成されたことを特徴とする請求項
    1または2記載の車両用通風装置。
JP7134473A 1995-05-31 1995-05-31 車両用通風装置 Pending JPH08324228A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7134473A JPH08324228A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 車両用通風装置

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JP7134473A Pending JPH08324228A (ja) 1995-05-31 1995-05-31 車両用通風装置

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JP (1) JPH08324228A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452225B1 (ko) * 2002-09-19 2004-10-12 현대자동차주식회사 자동차용 에어토출 그릴장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100452225B1 (ko) * 2002-09-19 2004-10-12 현대자동차주식회사 자동차용 에어토출 그릴장치

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