JPH08319422A - ラダー型ポリシロキサンを主成分とする成形体の作製方法 - Google Patents

ラダー型ポリシロキサンを主成分とする成形体の作製方法

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JPH08319422A
JPH08319422A JP15118195A JP15118195A JPH08319422A JP H08319422 A JPH08319422 A JP H08319422A JP 15118195 A JP15118195 A JP 15118195A JP 15118195 A JP15118195 A JP 15118195A JP H08319422 A JPH08319422 A JP H08319422A
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JP
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component
molding
group
curing
molded article
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JP15118195A
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English (en)
Inventor
Takanao Iwahara
孝尚 岩原
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ラダー型ポリシロキサンのもつ特性を活かしな
がら、任意の形状の高耐熱性、高弾性率をもつ成形体の
作製方法を提供すること。 【構成】 (A)成分として、一般式(1)(式中、
1 は1価の炭化水素基を表し、互いに同一でも異なっ
てもよい、R2 は1価の芳香族炭化水素基を表し、互い
に同一でも異なってもよい、R3 は水素原子または1価
の炭化水素基を表し、l、m、nは2≦l+m+nを満
足する0または正の整数を表す)で示される数平均分子
量300以上のシルセスキオキサンラダーオリゴマー
を、50〜300℃に加熱して予備硬化させた後、50
〜500℃、1〜500kgf/cm2 の条件で圧縮成
形することを特徴とする任意の形状の成形体作製方法。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シルセスキオキサンラ
ダーポリマーを主成分とするアルコキシシリル基の加水
分解・縮合反応および/またはシラノール基の縮合反応
(以下、単に縮合反応と呼ぶ)により硬化可能な硬化性
組成物を圧縮成形することにより任意の形状の成形体を
得る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オルガノポリシルセスキオキサンは梯子
状の構造をもつラダー型ポリシロキサンであり、耐熱性
や硬度、耐摩耗性など優れた特性を示すため、コーティ
ング材料や、電気絶縁膜などに利用されている。しかし
このような特性をもつ反面、脆弱であるだけでなく、こ
のようなラダー型ポリシロキサンの硬化は水やアルコー
ルなどを副生する縮合反応によるものであるため、一定
以上の膜厚を形成することは非常に困難であり、もっぱ
ら薄膜やコーティング膜として用いられているにすぎな
い。そのため成形体としての応用については検討がなさ
れていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ラダ
ー型ポリシロキサンのもつ特性を活かしながら、任意の
形状の高耐熱性、高弾性率をもつ成形体の作製方法を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的はシルセス
キオキサンラダーポリマーを圧縮成形、硬化させること
により達成された。予備硬化条件、成形条件を適正化
し、場合によっては触媒、多官能性架橋剤、水、あるい
はシリカ系架橋剤を組み合わせた硬化性組成物を構成す
ることにより高い機械的強度をもつ成形体を作製するこ
とが出来た。
【0005】すなわち、本発明は、以下の構成である。
【0006】(A)成分として、一般式(1)
【0007】
【化3】
【0008】(式中、R1 は1価の炭化水素基を表し、
互いに同一でも異なってもよい、R2は1価の芳香族炭
化水素基を表し、互いに同一でも異なってもよい、R3
は各々独立して水素原子または1価の炭化水素基を表
し、l、m、nは2≦l+m+nを満足する0または正
の整数を表す)で示される数平均分子量300以上のシ
ルセスキオキサンラダーポリマーを溶融圧縮成形するこ
とを特徴とする成形体の作製方法。
【0009】 (A)成分として、前記一般式(1)
で示される数平均分子量300以上のシルセスキオキサ
ンラダーポリマーを、50〜300℃に加熱して予備硬
化させた後、50〜500℃、1〜500kgf/cm
2 の条件で圧縮成形することを特徴とする成形体の作製
方法。 (A)成分が一般式(1a)
【0010】
【化4】
【0011】(式中、Rは各々独立にフェニル基あるい
はメチル基を表し、R′は水素あるいはエチル基を表
し、nは2以上の整数)で示されることを特徴とする前
記または記載の成形体の作製方法。 (B)成分としてシラノール縮合触媒を必須成分とし
て予備硬化前、予備硬化中、あるいは/および成形前に
(A)成分と混合する前記〜のいずれか1項に記載
の成形体の作製方法。
【0012】(C)成分として、加水分解・縮合反応
可能な多官能性ケイ素化合物、シラノール化合物、水、
微粉末含水シリカ・無水シリカなどのシリカ系架橋剤か
らなる群より選ばれる少なくとも1種以上の成分を必須
成分として予備硬化前、予備硬化中、あるいは/および
成形前に(A)成分と混合する前記〜のいずれか1
項に記載の成形体の作製方法。
【0013】(B)成分と(C)成分とを必須成分と
して予備硬化前、予備硬化中、あるいは/および成形前
に(A)成分と混合する前記〜のいずれか1項に記
載の成形体の作製方法。 (A)成分100重量部に対して、1〜200体積部
の有機溶媒を用いて(A)成分以外の成分を(A)成分
中に均一に溶解あるいは分散させておくことを特徴とす
る前記〜の何れか1項に記載の成形体の作製方法。
【0014】 前記〜の何れか1項に記載の成形
体の作製方法で成形した成形体を50〜500℃で一定
時間加熱後処理することを特徴とする成形体の硬化方
法。 以下、本発明について詳しく説明する。本発明の(A)
成分であるシルセスキオキサンラダーポリマーは式
(1)で表される構造を有し、その数平均分子量は30
0以上である。式中、R1 は1価の炭化水素基であり、
互いに同一でも異なってもよく、好ましくはメチル基で
ある。R2 は1価の芳香族炭化水素基であり、互いに同
一でも異なってもよく、好ましくはフェニル基である。
3 は水素原子または1価の炭化水素基であり、好まし
くはメチル基またはエチル基である。l、m、nは2≦
l+m+nを満足する0または正の整数である。
【0015】式(1)において、1個の繰り返し単位
(以下、この単位をl単位という)におけるR1 とR2
はl単位毎に同一でも異なっていてもよい。このことは
m個の繰り返し単位(以下、この単位をm単位という)
のR1 についても同様であり、n個の繰り返し単位(以
下、この単位をn単位という)のR2 についても同様で
ある。また、l単位、m単位およびn単位はブロックで
あってもこれらが混在したランダムであってもよい。
【0016】次に、本発明における(B)成分のシラノ
ール縮合触媒は、式(1)で表される(A)成分のシル
セスキオキサンラダーポリマーの末端官能基SiOR3
の加水分解・縮合反応を促進させるために用いることが
できる。また、本発明における(C)成分である加水分
解・縮合反応可能な多官能性ケイ素化合物、水、あるい
はシリカ系架橋剤を併用する場合には、それらに含有さ
れるアルコキシ基やシラノール基、もしくは加水分解に
よって生成するシラノール基間での縮合反応、あるいは
該官能基と式(1)で表されるシルセスキオキサンラダ
ーポリマーの末端官能基SiOR3 の縮合反応を促進さ
せることが可能である。
【0017】(B)成分としては、各種酸触媒、アルカ
リ触媒、あるいは有機金属化合物などの従来公知のもの
を広く使用することができ、特に制限されないが、その
具体例としては、酸触媒として例えば塩酸、硫酸、硝
酸、酢酸、リン酸、リン酸エステル、活性白土、塩化
鉄、ホウ酸、トリフルオロ酢酸、トリフルオロメタンス
ルフォン酸、p−トルエンスルフォン酸などが挙げられ
る。アルカリ触媒としては例えばアルカリ金属あるいは
アルカリ土類金属の水酸化物、アルカリ金属あるいはア
ルカリ土類金属のアルコキシド、テトラアルキルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラアルキルフォスフォニウム
ヒドロキシド、アミン化合物などが挙げられる。アミン
化合物としては、例えばピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、ピラジン、ピペリドン、ピペリジン、ピペラジン、
ピラゾール、ピリダジン、ピリミジン、ピロリジン、ブ
チルアミン、オクチルアミン、ラウリルアミン、ジブチ
ルアミン、モノエタノールアミン、トリエチレンテトラ
ミン、オレイルアミン、シクロヘキシルアミン、ベンジ
ルアミン、ジエチルアミノプロピルアミン、キシリレン
ジアミン、トリエチレンジアミン、グアニジン、ジフェ
ニルグアニジン、2,4,6−トリス(ジメチルアミノ
メチル)フェノール、モルホリン、N−メチルモルホリ
ン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、1,8−ジ
アザビシクロ〔5,4,0〕ウンデセン−7(DB
U)、あるいはこれらアミン系化合物のカルボン酸など
との塩、過剰のポリアミンと多塩基酸とから得られる低
分子量ポリアミド樹脂、過剰のポリアミンとエポキシ化
合物との反応生成物、γ−アミノプロピルトリメトキシ
シラン、N−(β−アミノエチル)アミノプロピルメチ
ルジメトキシシランなどのアミノ基を有するシランカッ
プリング剤などが挙げられる。また、テトラブチルアン
モニウムフルオライド、フッ化カリウム、フッ化ナトリ
ウムなどのフッ素系化合物なども用いることができる。
【0018】有機金属化合物触媒には、錫、鉛、亜鉛、
鉄、コバルト、チタン、アルミニウム、ジルコニウム、
ホウ素などの有機酸塩、アルコキシド、キレートがあ
る。本発明で使用する錫系触媒の具体例としては、例え
ば一般式(3)
【0019】
【化5】
【0020】(R5 は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基など
のような置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのよ
うなアルケニル基、フェニル基、トリル基などのような
アリール基などが挙げられる。Y1 ,Y2 は炭素数が1
から8のアルキル基、アルコキシ基、dは0、1、また
は2)で示される。あるいは例えば一般式(4)
【0021】
【化6】
【0022】(R6 は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基のよ
うな置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基などのようなアリール基
などが挙げられる)で示される。例えば、錫(II)メト
キシド、錫(II)エトキシド、錫(II)2,4−ペンタ
ンジオネート、錫(II)オクトエート、酢酸錫(II)、
ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫マレート、ジブチ
ル錫ジアセテート、ナフテン酸錫、ジブチル錫オキサイ
ドとフタル酸エステルとの反応物、ジブチル錫ジアセチ
ルアセトナートなどが挙げられる。
【0023】本発明で使用する鉛触媒の具体例として
は、例えば一般式(5)
【0024】
【化7】
【0025】(Y3 、Y4 は置換または非置換の炭素数
が1から8のアルキル基、アルコキシ基である)で示さ
れる。例えば、鉛(II)ヘキサフルオロペンタンジオネ
ート、鉛(II)2,4−ペンタンジオネート、鉛(II)
2,2,6,6−テトラメチル−3,5−ヘプタンジオ
ネート、オクチル酸鉛などが挙げられる。本発明で使用
する亜鉛系触媒の具体例としては、例えば一般式(6)
【0026】
【化8】
【0027】(R7 は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基のよ
うな置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基などのようなアリール基
などが挙げられる。Y5 、Y6は炭素数が1から8のア
ルキル基、アルコキシ基、eは0、1、または2)で示
される。あるいは例えば一般式(7)
【0028】
【化9】
【0029】(R8 は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基のよ
うな置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基などのようなアリール基
などが挙げられる)で示される。例えば、ジメトキシ亜
鉛、ジエトキシ亜鉛、亜鉛メトキシエトキシド、亜鉛
2,4−ペンタンジオネート、酢酸亜鉛、亜鉛2−エチ
ルヘキサノエート、ギ酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛、亜鉛
ネオデカノエート、ウンデシレン酸亜鉛、オクチル酸亜
鉛などが挙げられる。
【0030】この出願発明において用いられる鉄触媒の
具体例としては、例えば一般式(8)
【0031】
【化10】
【0032】(R9 は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基のよ
うな置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基などのようなアリール基
などが挙げられる。Y7 、Y8は置換または非置換の炭
素数が1から8のアルキル基、アルコキシ基、fは0、
1、2、または3)で示される。例えば、鉄(III) ベン
ゾイルアセトネート、鉄(III) エトキサイド、鉄(III)
2,4−ペンタンジオネート、鉄(III) トリフルオロペ
ンタンジオネート、オクチル酸鉄などが挙げられる。
【0033】本発明で使用するコバルト系触媒の具体例
としては、例えば一般式(9)
【0034】
【化11】
【0035】(Y9 、Y10は置換または非置換の炭素数
が1から8のアルキル基、アルコキシ基、gは2または
3)で示される。例えば、コバルト(II)2,4−ペンタ
ンジオネート、コバルト(III) 2,4−ペンタンジオネ
ートなどが挙げられる。本発明で使用するチタン系触媒
の具体例としては、例えばテトラアルキルオルソチタネ
ートやチタンキレートなどがある。テトラアルキルオル
ソチタネートは、例えば一般式(10)
【0036】
【化12】
【0037】(式中、R10は置換または非置換の1価の
炭化水素基、好ましくは炭素数1から4の炭化水素基で
ある)で表される。このような1価の炭化水素基として
は、例えばメチル基、エチル基、n−プロピル基、イソ
プロピル基、n−ブチル基などが挙げられる。チタンキ
レートは、例えば一般式(11)
【0038】
【化13】
【0039】(式中、R11、R12、R14は1価の炭化水
素基を表し、R13は水素原子または1価の炭化水素を表
す)で示される。このようなチタンキレートとしては、
例えばジイソプロポキシビス(アセト酢酸エチル)チタ
ン、ジイソプロポキシビス(アセト酢酸メチル)チタ
ン、ジイソプロポキシビス(アセチルアセトン)チタ
ン、ジブトキシビス(アセト酢酸エチル)チタンなどが
挙げられる。
【0040】この発明において触媒として用いられるア
ルミニウムアルコキシドの具体例としては、例えば一般
式(12)
【0041】
【化14】
【0042】(式中、R15は置換または非置換アルキル
基、Xはアルコキシ基以外の1価の陰性基、hは0、
1、2または3を示す)で示される。最も好ましいアル
ミニウムアルコキシドは、一般式(12)においてhが
3の場合であるアルミニウムトリアルコキシドである
が、アルコキシ基の一部がXなどで置換された化合物を
用いてもよい。Xとしては、F- 、Cl- 、Br- など
のハロゲン原子や、一般式(13)
【0043】
【化15】
【0044】(Y11およびY12は、炭素数が1〜8まで
のアルキル基またはアルコキシ基を示す)で表される陰
性基が好ましい。具体的には、アルミニウムトリイソプ
ロポキシド、アルミニウムトリ第2ブトキシド、アルミ
ニウムジイソプロポキシ第2ブトキシド、アルミニウム
ジイソプロポキシドアセチルアセトナート、アルミニウ
ムジ第2ブトキシドアセチルアセトナート、アルミニウ
ムジイソプロポキシドエチルアセトアセテート、アルミ
ニウムジ第2ブトキシドエチルアセトアセテートなどが
挙げられる。
【0045】この出願発明において触媒として用いられ
るジルコニウムアルコキシドまたはキレートの具体例と
しては、例えば一般式(14)
【0046】
【化16】
【0047】(R16は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基のよ
うな置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基などのようなアリール基
などが挙げられる。Y13,Y14は炭素数が1から8のア
ルキル基、アルコキシ基、iは0、1、2、3、または
4)で示される。具体的には、ジルコニウムテトラブト
キシド、ジルコニウムテトライソプロポキシド、ジルコ
ニウムテトラメトキシド、ジルコニウムトリブトキシド
モノアセチルアセトナート、ジルコニウムビスブトキシ
ドモノアセチルアセトナート、ジルコニウムモノブトキ
シドトリスアセチルアセトナート、ジルコニウムトリブ
トキシドモノエチルアセチルアセテート、ジルコニウム
ジブトキシドビスエチルアセトアセテート、ジルコニウ
ムモノブトキシドトリスエチルアセトアセテート、ジル
コニウムテトラアセチルアセトナート、ジルコニウムテ
トラエチルアセトアセテートなどが挙げられる。
【0048】本発明で使用するホウ素アルコキシド触媒
の具体例としては、例えば一般式(15)
【0049】
【化17】
【0050】(R17は置換または非置換の1価の炭化水
素基を表す。例えば、アルキル基、クロロメチル基のよ
うな置換アルキル基、ビニル基、アリル基などのアルケ
ニル基、フェニル基、トリル基などのようなアリール基
などが挙げられる)で示される。例えば、ホウ素メトキ
シド、ホウ素エトキシド、ホウ素n−ブトキシドなどが
挙げられる。
【0051】これらの触媒は1種類を単独で用いてもよ
く、また差し支えなければ2種以上を併用してもよい。
好ましい触媒は中性の有機金属化合物であり、最も好ま
しくはチタン系およびアルミニウム系触媒である。具体
的に例示するならば、Ti(OiPr)2 (acac)
2 、Ti(OnBu)4 、Ti(OMe)4 、Ti(O
iPr)4 、Al(OiPr)3 、Al(OiPr)
(acac)2 、Al(OiPr)2 (acac)、A
l(acac)3 等を挙げることができる。触媒の使用
量はシルセスキオキサンラダーポリマー100重量部に
対して0.01〜20重量部であり、好ましくは0.3
〜10で、最も好ましくは0.5〜6重量部である。
【0052】本発明における(C)成分の1つである加
水分解・縮合反応可能な多官能性ケイ素化合物は式
(2)で表される化合物を好ましく用いることができ
る。
【0053】
【化18】
【0054】式中、R4 は1価の有機基である。具体的
に例示するならば、Si(OEt)4 、Si(OMe)
3 、Si(OAc)4 、MeO{Si(OMe)2 O}
n Me(n=平均3〜6)、EtO{Si(OEt)2
O}n Et(n=平均3〜6)等を挙げることができ
る。式(2)で示される以外の化合物としてはMeSi
(OMe)3 、MeSi(OEt)3 、MeSi(OA
c)3 等を挙げることができる。
【0055】該(C)成分の使用量はシルセスキオキサ
ンラダーポリマー100重量部に対して1〜50重量部
であり、好ましくは3〜50重量部である。本発明の
(C)成分の1つとしてシラノール化合物を用いること
ができる。具体的に例示するならば、PhSi(OH)
3 、Ph2 Si(OH)2 、PhMeSi(OH)2
Me2 Si(OH)2 などを挙げることができる。
【0056】また本発明では、水を添加して用いること
ができる。水の添加量は任意であるが、(A)成分であ
るシルセスキオキサンラダーポリマーの末端アルコキシ
基に対して5〜100mol%が好ましい。また水を上
記の加水分解・縮合反応可能な多官能性ケイ素化合物と
併用するとより効果的である。この場合にも水の添加量
は任意であるが、該成分及び(A)成分の全てのアルコ
キシ基に対して5〜100mol%が好ましい。
【0057】本発明で使用することができるシリカ系架
橋剤は、微粉末の含水シリカあるいは無水シリカであ
る。これらのシラノール基あるいは吸着した水が式
(1)で表されるシルセスキオキサンラダーポリマーの
末端官能基SiOR3 の縮合反応に関与し、得られる硬
化物の物性を改善することができる。また、相溶性改善
を目的として表面が疎水化処理されたシリカを用いても
かまわない。シリカ系架橋剤の使用量は、シルセスキオ
キサンラダーポリマー100重量部に対して5〜30重
量部が好ましい。これらのシリカ系架橋剤は上記の加水
分解・縮合反応可能な多官能性ケイ素化合物、シラノー
ル化合物、水と併用しても構わない。
【0058】さらに上記のような各成分を均一に混合す
るために有機溶媒を使用することができる。例えば、テ
トラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、トルエン、ク
ロロホルムなどが挙げられる。有機溶媒の使用量は、シ
ルセスキオキサン100gに対して1〜200mLであ
り、好ましくは10〜50mLである。このように、本
発明ではシルセスキオキサンラダーポリマーおよびその
部分硬化物、各種触媒、有機溶媒、加水分解・縮合反応
可能な多官能性ケイ素化合物、シラノール化合物、水、
シリカ系架橋剤を混合して用いることができる。
【0059】本発明においては、(A)〜(C)成分以
外にその目的に応じて種々の成分を添加することができ
る。例えば、力学的機能を向上する目的で、グラスファ
イバー、カーボンファイバー、シリコーンカーバイドフ
ァイバー、シリコーンナイトライドファイバー、チタン
ファイバーあるいはアラミドなどの有機質繊維、チタン
酸カリウムウィスカー、マイカ、ガラスフレーク、黒
鉛、硫化モリブデン等を添加できる。電気的機能を向上
する目的で、金属粉およびセンイ、金属コーティングフ
ィラーを用いることができる。また熱的特性向上のため
には水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、三酸化
アンチモンなどを用いることができる。
【0060】本発明の成形方法は、硬化時に縮合成分を
生成するという点で、同じ硬化形式であるフェノール樹
脂の成形方法(予備硬化→粉砕→粉末化→溶融圧縮成
形)に準じて検討を行い、形状保持された試験片がえら
れた。本発明において、前記記載における溶融圧縮成
形は、必ずしも予備硬化を必要としないが、上記ルート
の成形方法が好ましい。
【0061】また、前記記載の圧縮成形とは、溶融圧
縮成形を含む概念であり、予備硬化の条件(温度、時間
など)と各圧縮成形の際の圧力、温度、時間などを適正
化させることが重要である。まず予備硬化は硬化性組成
物を金属やガラスなどの型枠に直接、あるいはポリイミ
ドフィルムやアルミホイルなどを敷いて入れ、オーブン
を用いて50〜300℃に加熱する。あるいは熱ロー
ル、ニーダーなどの加熱可能な混練装置を用いる。高周
波加熱装置を用いることも可能である。温度は一定に保
ってもよいし、段階的あるいは連続的に昇温させてもよ
い。加熱することによってシルセスキオキサンラダーポ
リマーの縮合反応をある程度進行させ、成形性を向上さ
せる。加熱温度と加熱時間は材料の種類によるが、概ね
100〜200℃で数分〜5時間程度の条件が好まし
い。加熱条件の設定は成形材料のゲル分率を目安として
行い、20〜80%、好ましくは40〜60%、最も好
ましくは50%付近になるように調節する。あるいは粘
度、流動性を加熱条件に用いてもよい。この予備硬化の
際に、必要に応じて硬化触媒、加水分解・縮合反応可能
な多官能性ケイ素化合物、シラノール化合物、水、シリ
カ系架橋剤などを混合してもよい。混合には乳鉢、冷凍
粉砕機、各種ミル・ニーダー・ロール・ホモジナイザー
・攪拌装置などを用いることができる。加熱しながら溶
融状態で混合を行うとより効果的である。混合・分散を
確実・迅速に行うために有機溶媒を使用してもよい。こ
のようにして予備硬化されたサンプルを粉末状・顆粒状
・フレーク状・ペレット状・タブレット状などにして金
型に入れ、50〜300℃に加熱し、1〜500kgf
/cm2 の圧力を加えて成形する。
【0062】加圧前にオーブンや高周波余熱装置などの
加熱装置を用いて成形材料を予備加熱することにより、
成形時間を短縮し、能率を向上させることができる。余
熱温度は50〜200℃、時間は数秒から10分程度が
好ましい。圧縮成形の温度は予備硬化されたサンプルが
溶融する程度が好ましい。成形圧力は50〜300kg
f/cm2 が好ましい。成形時間はサンプル量や予備硬
化の度合い、金型の形状などに応じて最適化させる必要
があるが、標準的な処方では、10gのサンプルを用い
た場合、1分〜10時間程度が好ましい。圧縮成形の際
にはサンプルは粉末状、顆粒状、フレーク状、タブレッ
ト状、またはペレット状などにして金型に入れる。成形
材料を粉砕する必要がある場合にはロール、乳鉢、冷凍
粉砕機、各種ミル・ホモジナイザーなどを用いる。ま
た、この段階で触媒、加水分解・縮合反応可能な多官能
性ケイ素化合物、シラノール化合物、水、シリカ系架橋
剤などを混合することが可能である。混合をより効果的
にするために各種有機溶媒を用いてもよい。
【0063】圧縮成形後の材料を50〜500℃に後加
熱することにより、内部応力を低減させ、また耐熱性を
向上させ得る。このようなアフターキュアの条件は材料
の形状や成形条件に依存するが、一般に成形温度よりも
若干低めの温度から加熱して徐々に昇温する方法が好ま
しい。アフターキュアを不活性ガス雰囲気や真空脱気条
件で行うことにより材料の劣化を防止することか可能で
ある。このようにして、弾性率の高い任意の形状の成形
体を作製することができる。
【0064】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明
する。シルセスキオキサンラダーポリマーとしては、昭
和電工(株)のグラスレジン(商品名)で、ケイ素上の
置換基の比がメチル基/フェニル基=2/1のGR−1
00を用いた。多官能性架橋剤としては、式(2)にお
いてR4 =Me、k=4(平均)(Me;メチル基)で
あるコルコート(株)製のメチルシリケート−51を用
いた。触媒であるジイソプロポキシビス(アセチルアセ
トン)チタンは、日本遭達(株)製のT−50(イソプ
ロピルアルコール溶液(75%))を使用した。 〔実施例1〕グラスレジンGR−100(30.05
g)を電熱オーブンで160℃、70分間加熱した。重
量減少率は2.06%であった。このサンプル(0.2
2g)をめのう乳鉢で粉砕し、あらかじめ110℃に加
熱したIR錠剤成型器(円形:Φ1.3cm)にいれて
110℃で5分間保持した後、110℃、10.4kg
f/cm2 の圧力で10分間プレスした。放冷した後、
錠剤成型器を取り出し、クラックのない無色透明の成形
体を得た。 〔実施例2〕GR−100を熱風乾燥器で110℃、4
時間加熱し、予備硬化サンプルを得た。このサンプル1
0.8gを乳鉢で粉砕し、Ti(O−i−Pr)2 (a
cac)2 のイソプロパノール溶液(75重量%)を加
えて混合した。この粉末をあらかじめ150℃に加熱し
た金型(1×10cm)に入れて5分間予備加熱した
後、150℃/50.3kgf/cm2 /4.4hの条
件でプレスした。室温まで冷却した後、金型を取り外
し、割れのない黄色半透明棒状成形体(8.6×9.9
×98.2mm)を得た。この成形体の機械特性は、曲
げ弾性率1.59GPa、最大強度19.1MPa、最
大伸び1.2%であった。上記の機械特性はJIS−K
7203NI準じて測定し、以下の実施例についても同
様である。また5%重量減少温度は460.2℃、50
0℃における重量減少率は5.96%であった。上記の
熱重量分析(TGA)は、約10mgの硬化物の破片を
測定試料とし、窒素気流下(30mL/min)で20
℃/minの昇温速度で測定し、以下の実施例について
も同様である。
【0065】実施例3 GR−100を熱風乾燥器で110℃、4時間加熱し、
予備硬化サンプルを得た。このサンプルに3重量%のT
i(O−i−Pr)2 (acac)2 を加えて液体窒素
浴中で冷凍粉砕を行った。こうして得られた粉末5.0
gをあらかじめ150℃に加熱した金型(1×10c
m)に入れて直ちに50.3kgf/cm2 の圧力を加
えて2.8時間プレスした。室温まで冷却した後、金型
を取り外し、薄黄色半透明棒状成形体(3.7×9.9
×97.9mm)を得た。この成形体の機械特性は、曲
げ弾性率1.73GPa、最大強度24.7MPa、最
大伸び1.6%であった。また5%重量減少温度は49
4.2℃、500℃における重量減少率は5.11%で
あった。さらにJIS−K7201に準じて測定した酸
素指数は49であった。
【0066】実施例4 GR−100と2.99重量%のTi(O−i−Pr)
2 (acac)2 を乳鉢で粉砕・混合し、110℃の熱
風乾燥器で2時間加熱して予備硬化サンプルを得た。こ
の粉末約5gをあらかじめ150℃に加熱した金型(1
×10cm)に入れ、10分間予備加熱した後、150
℃/50.3kgf/cm2 /1hの条件でプレスし
た。完全に硬化させる目的でプレス終了後直ちに金型を
150℃の熱風乾燥器に入れて5時間加熱した。徐冷し
た後、室温でサンプルを取り出した。得られた成形体は
薄黄色半透明棒状(3.4×9.8×97.8mm)で
あった。機械特性は、曲げ弾性率1.78GPa、最大
強度24.7MPa、最大伸び1.5%であった。また
5%重量減少温度は537.8℃、500℃における重
量減少率は4.12%であった。
【0067】実施例5 GR−100約200gを100℃に加熱したニーダー
(入江商会製卓上型ニーダーPBV−0.3型)に入れ
て30分間混練して溶融させ、3.0重量%のTi(O
−i−Pr)2 (acac)2 を加えて30分間混練を
行った。直ちにサンプルを取り出して黄色不透明の予備
硬化物を得た。このサンプル約5gをあらかじめ150
℃に加熱した金型(1×10cm)に入れ、5分間予備
加熱した後、150℃/100.5kgf/cm2 /1
hの条件でプレスした。そのまま150℃で5時間熱風
乾燥器で加熱し、徐冷した後サンプルを取り出した。薄
黄色半透明棒状成形体(4.2×9.8×97.8m
m)を得た。機械特性は、曲げ弾性率1.80GPa、
最大強度34.1MPa、最大伸び2.6%であった。
また5%重量減少温度は517.4℃、500℃におけ
る重量減少率は4.66%であった。
【0068】実施例6 GR−100 100gをテトラヒドロフラン100m
lに溶解させ、1重量%のTi(O−i−Pr)2 (a
cac)2 を加えて均一溶液とした。この溶液を80℃
のオイルバスに浸してロータリーエバポレーターで溶媒
の減圧留去を行った。2時間後に加熱を止め、黄色透明
の予備硬化物を得た。このサンプル5.46gを乳鉢で
粉砕してあらかじめ150℃に加熱した金型(1×10
cm)に入れ、5分間予備加熱した。その後、150℃
/50.3kgf/cm2 の条件で1分間プレスし、3
0秒間圧力を抜いてガス抜きを行った。150℃/10
0.5kgf/cm2 /1hの条件でプレスした後、1
50℃で5時間加熱し、室温まで徐冷した後サンプルを
取り出した。得られた成形体は薄黄色半透明棒状(4.
1×9.8×97.4mm)であった。機械特性は、曲
げ弾性率1.90GPa、最大強度22.4MPa、最
大伸び1.3%であった。また5%重量減少温度は52
9.0℃、500℃における重量減少率は4.06%で
あった。
【0069】実施例7 グラスファイバー(ロービング、日東紡より購入したも
の)をはさみで約1cmの長さに切断した。このグラス
ファイバー2.27gを実施例6で得られた予備硬化物
3.00gと混合した。混合には乳鉢を使用したが、グ
ラスファイバーの体積が大きいためにうまく混ぜ合わせ
ることはできなかった。この混合物を150℃に加熱し
た金型(1×10cm)に入れ、150℃で5分間予備
加熱した。150℃/100.5kgf/cm2 /1h
の条件でプレスを行った。その後、熱風乾燥器で150
℃/5hの後加熱を行った。白色不透明棒状(3.2×
10.0×100.1mm、4.6765)でわずかに
湾曲した成形体が得られた。50℃/80min→80
℃/80min→100℃/40h→150℃/100
min→180℃/2h→オーブン内で徐冷→室温)の
条件でポストキュアーを行った。機械特性は、曲げ弾性
率5,74GPa、最大強度67.2MPa、最大伸び
1.5%であった。
【0070】
【発明の効果】本発明によりオルガノポリシルセスキオ
キサンの耐熱性、耐磨耗性等の優れた特性を維持しつ
つ、従来では困難であった任意形状の硬化成形体を容易
に製造することができる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)成分として、一般式(1) 【化1】 (式中、R1 は1価の炭化水素基を表し、互いに同一で
    も異なってもよい、R2は1価の芳香族炭化水素基を表
    し、互いに同一でも異なってもよい、R3 は各々独立し
    て水素原子または1価の炭化水素基を表し、l、m、n
    は2≦l+m+nを満足する0または正の整数を表す)
    で示される数平均分子量300以上のシルセスキオキサ
    ンラダーポリマーを溶融圧縮成形することを特徴とする
    成形体の作製方法。
  2. 【請求項2】 (A)成分として、前記一般式(1)で
    示される数平均分子量300以上のシルセスキオキサン
    ラダーポリマーを、50〜300℃に加熱して予備硬化
    させた後、50〜500℃、1〜500kgf/cm2
    の条件で圧縮成形することを特徴とする成形体の作製方
    法。
  3. 【請求項3】 (A)成分が一般式(1a) 【化2】 (式中、Rは各々独立にフェニル基あるいはメチル基を
    表し、R′は水素あるいはエチル基を表し、nは2以上
    の整数)で示されることを特徴とする請求項1または2
    記載の成形体の作製方法。
  4. 【請求項4】 (B)成分としてシラノール縮合触媒を
    必須成分として予備硬化前、予備硬化中、あるいは/お
    よび成形前に(A)成分と混合する請求項1〜3のいず
    れか1項に記載の成形体の作製方法。
  5. 【請求項5】 (C)成分として、加水分解・縮合反応
    可能な多官能性ケイ素化合物、シラノール化合物、水、
    微粉末含水シリカ・無水シリカなどのシリカ系架橋剤か
    らなる群より選ばれる少なくとも1種以上の成分を必須
    成分として予備硬化前、予備硬化中、あるいは/および
    成形前に(A)成分と混合する請求項1〜3のいずれか
    1項に記載の成形体の作製方法。
  6. 【請求項6】 (B)成分と(C)成分とを必須成分と
    して予備硬化前、予備硬化中、あるいは/および成形前
    に(A)成分と混合する請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の成形体の作製方法。
  7. 【請求項7】 (A)成分100重量部に対して、1〜
    200体積部の有機溶媒を用いて(A)成分以外の成分
    を(A)成分中に均一に溶解あるいは分散させておくこ
    とを特徴とする請求項4〜6の何れか1項に記載の成形
    体の作製方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の何れか1項に記載の成形
    体の作製方法で成形した成形体を50〜500℃で一定
    時間加熱後処理することを特徴とする成形体の硬化方
    法。
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