JPH08315930A - コネクタ - Google Patents

コネクタ

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JPH08315930A
JPH08315930A JP7143909A JP14390995A JPH08315930A JP H08315930 A JPH08315930 A JP H08315930A JP 7143909 A JP7143909 A JP 7143909A JP 14390995 A JP14390995 A JP 14390995A JP H08315930 A JPH08315930 A JP H08315930A
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JP
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terminal
connector
terminals
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holes
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JP7143909A
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Inventor
Kenji Tsuji
健司 辻
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 端子整列部材を備えたコネクタにおいて、そ
の端子群を端子整列部材に挿通させる作業を省略にでき
るようにする。 【構成】 コネクタハウジング11には端子整列部材2
0が設けられ、その端子貫通孔25,28,31を端子
15が貫通することで整列させられている。端子整列部
材20は、第1〜第4分割素子21〜24にて構成さ
れ、これらがヒンジ部22a〜24aを介して一体に連
なる。各端子15を端子貫通孔25,28,31に貫通
させるには、ヒンジ部を中心に各分割素子を旋回させる
ようにして端子15を分割素子間に挟むようにすると、
各分割素子の先細突起25b,28b,31bが端子を
V字形切欠き25a,28a,31a内に押し込むよう
になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント回路基板など
に複数本の端子群を挿入して取り付ける形式のコネクタ
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のコネクタは、一般に、箱型をな
すコネクタハウジングの背面から多数本のピン状をなす
端子が突出され、これらが下向きとなるように直角に折
曲げられた構成である。このコネクタの端子群は、プリ
ント回路基板に設けた多数のランドホールに挿入して半
田付けされ、コネクタハウジングは必要に応じてプリン
ト回路基板にねじ止め等により固定される。
【0003】ところが、このコネクタ取付作業では、多
数本の端子をプリント回路基板の小さなランドホールに
ほぼ同時に挿入する必要があるため、端子群の整列状態
に一部にでも乱れがあると、それらの端子をランドホー
ルに挿入することに相当に手間取ることになる。しか
も、この種のコネクタの端子は曲り易い金属の細棒や薄
板で形成されている上に、コネクタハウジングから長く
突出されているため、コネクタの搬送途中や各種作業途
中に端子群が他の物に触れて変形し、その整列状態を乱
してしまい易いという事情がある。
【0004】かかる事情に対処して、従来、端子群を整
列状態に矯正する端子整列板を別途に設けてそれをコネ
クタハウジングに取り付けることが考案されている。そ
の一例としては図11及び図12に示すものが知られて
いる。この技術は、プリント基板のランドホールと同じ
配列の位置決め孔cを形成した本体部bの両端に、先端
部の内縁に係止部eを突設した2本の腕dを一体に形成
した平面略コ字形の端子整列板aを備えたもので、ハウ
ジングfから突設された各端子gをその端子整列板aの
位置決め孔cに挿入するとともに、2本の腕dを開きつ
つ、ハウジングfの取付面に設けた***部hの外側に形
成された溝iに嵌め込んで取り付けることによって、端
子gの先端部の配列を挿入孔の配列と一致させて位置決
めするのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成によれば、端
子群が端子整列板によって常に完全な整列状態に維持さ
れるから、コネクタの搬送途中や各種作業途中に端子群
が変形して整列状態を乱してしまうことを確実に防止で
き、プリント回路基板への実装時にはその作業を迅速に
行い得るという利点が得られる。しかし、上記構成で
は、端子群をプリント回路基板のランドホール群に挿通
させる作業は簡単になるが、今度は、端子群を端子整列
板の位置決め孔に同時に挿通させることが必要になる。
すなわち、多数の端子を同時に小さな孔に挿通させると
いう面倒な作業が解消された訳ではなく、その点の改善
が要望されていた。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
従って、端子群を端子整列部材に挿通させるという作業
も不要にでき、製造工程を簡素化してコストダウンを図
ることができるコネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
コネクタハウジングの一の面から複数本の端子が突出さ
れるとともに、これらの各端子を貫通させる端子貫通孔
を有する端子整列部材が備えられているものにおいて、
端子整列部材は、端子貫通孔を連ねる線にて分割された
複数の分割素子を、端子貫通孔内に端子を貫通させた状
態で互いに突き合わせて構成され、各分割素子はヒンジ
部により互いに連結されているところに特徴を有する。
【0008】請求項2に係る発明は、上記コネクタにお
いて、端子貫通孔が、互いに突き合わされる分割素子の
一方に形成したV字形切欠きと、他方に形成されてV字
形切欠き内に進入する先細突起との間に形成されるとこ
ろに特徴を有する。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1又は2の
コネクタにおいて、コネクタハウジングに、端子整列部
材に接するガイドリブを設けたところに特徴を有する。
また、請求項4に係る発明は、請求項1ないし3の発明
において、各分割素子を互いに係止する係止部を設けた
とことに特徴を有する。
【0010】
【作用】請求項1の発明によれば、端子整列部材を、端
子貫通孔を連ねる線にて分割された複数の分割素子から
構成したから、端子を端子貫通孔に貫通させるには、端
子を挟むようにして分割素子を互いに突き合わせればよ
く、小さな孔に端子を挿通させる作業が不要になる。ま
た、各分割素子はヒンジ部により互いに連結されている
から、各分割素子はヒンジ部を中心に折り畳むように組
み合わせることで互いに突き合わせ状態となる。
【0011】請求項2の発明によれば、端子貫通孔が、
互いに突き合わされる分割素子の一方に形成したV字形
切欠きと、他方に形成された先細突起との間に形成され
るから、端子は先細突起により押されてV字形切欠き内
に押し込まれる。
【0012】請求項3の発明によれば、端子整列部材を
構成すべく各分割素子を互いに突き合わせ状態とすると
き、各分割素子がガイドリブにより案内される。請求項
4の発明によれば、各分割素子は互いに係止部により係
止状態とされる。
【0013】
【発明の効果】本発明の効果は次の通りである。請求項
1の発明によれば、小さな孔に端子を挿通させる作業が
不要になり、単に分割素子を突き合わせ状態とすればよ
いから、コネクタの端子群を端子整列部材の端子貫通孔
に挿通させる作業が極めて簡単になり、生産性を大きく
高めてコストダウンを図ることができる。しかも、各分
割素子はヒンジ部を介して連結されているから、1つの
部品として扱うことができて部品管理等が簡単になり、
また単にヒンジ部を中心に折り畳むように組合わせるこ
とで各分割素子が互いに突き合わせ状態となるから、自
動機を使用した自動化も容易になって生産性をより高め
ることができる。また、請求項2の発明によれば、上記
効果に加え、各分割素子の組合わせ時に端子がV字形切
欠き内に押し込まれるから、端子が僅かに横にずれてい
たとしても、自ずと正規の位置に案内され、自動化が一
層容易になる。請求項3の発明によれば、上記効果に加
え、各分割素子がガイドリブによって案内されるから、
分割素子の組合わせ作業が更に容易になる。請求項4の
発明によれば、上記効果に加え、各分割素子を組み合わ
せることにより分割素子は係止部によって係止状態とさ
れるから、各分割素子が確実に組合わせ状態を維持する
ことができる。
【0014】
【実施例】
<第1実施例>以下、本発明を具体化した第1実施例に
ついて図1ないし図7を参照して説明する。
【0015】(実施例の構成)符号11はコネクタハウ
ジングであって、絶縁性の合成樹脂材料により一面(図
2の右面)を開口した箱形に形成され、内部が図示しな
い相手側の雌コネクタが嵌合する嵌合室12となってい
る。嵌合室12の最奥部となるコネクタハウジング11
の背壁部11a及び上面壁11bを左右に貫通して、複
数の端子圧入孔14が例えば上下四段に形成されるとと
もに、ここに金属の細棒からなる複数本の端子15が圧
入により固定され、最上段の端子15が上面壁11b内
に位置し、また背壁部11aを貫通する残り三段の端子
15の右半部分が嵌合室12内にまっすぐに延びてい
る。なお、上記端子圧入孔14はコネクタハウジング1
1の成形時に予め成形されたもので、端子15の圧入固
定を可能にするために、端子15の外形寸法よりも僅か
に小さな寸法に設定されている。
【0016】また、図2に示すように、端子15のうち
背壁部11a及び上面壁11bから左側に向けて突出し
ている部分は途中部がほぼ直角をなすように下向きに曲
げられ、先端側がコネクタハウジング11の下面に対し
て直交する方向に指向している。なお、このコネクタハ
ウジング11は、図示はしないが取付基部16を介して
下面がプリント回路基板に接する形でビスにてねじ止め
され、その状態で各端子15の下端部がプリント回路基
板のランドホールを貫通して半田付けされる。
【0017】一方、コネクタハウジング11の背壁部1
1aの下方には、コネクタハウジング11の下面に沿っ
た板状をなす合成樹脂製の端子整列部材20が設けられ
ている。この端子整列部材20は、図4に示すように、
コネクタハウジング11と一体成形された第1分割素子
21、これに対して板面を突き合わせ状態で取り付けら
れる第2分割素子22、この第2分割素子22に対して
板面を突き合わせ状態で取り付けられる第3分割素子2
3及びこの第3分割素子23に対して板面を突き合わせ
状態で取り付けられる第4分割素子23の計4部分を組
み合わせて構成されている。
【0018】第1分割素子21は、前述したようにコネ
クタハウジング11の背壁部11aの下部に板状をなし
て後ろ向きに突出するように一体成形され、取付基部1
6の底面に対して僅かに上方に位置する。また、この第
1分割素子21の先端面には最下段の計6本の端子15
に対応して先端側が広がるV字形切欠き25aが列設さ
れるとともに、一端(図4において下端)側にロック爪
26が突設されている。
【0019】一方、第2分割素子22は、上記第1分割
素子21に端面を突き合わせて連結可能な大きさに形成
され、一端(図4において下端)側と前記第1分割素子
21の上端との間にヒンジ部22aを介して連結されて
おり、このヒンジ部22aを中心に第2分割素子22を
図4の矢印A1 方向に旋回させると、第1分割素子21
と突き合わせ状態とすることができる。そして、この第
2分割素子22には、第1分割素子21に突き合わされ
る端面に前記V字形切欠き25aに対応して計6個の台
形板状の先細突起25bが形成されている。各先細突起
25bは、第2分割素子22を旋回させて第1分割素子
21に突き合わせ状態としたときに、第1分割素子21
の各V字形切欠き25a内に進入するとともに、その先
端が短くなっていることにより、V字形切欠き25aと
の間に端子貫通孔25を余して形成するようになってい
る(図1参照)。なお、この第2分割素子22のヒンジ
部22aとは反対側に係止部27が第1分割素子21側
に向けて突設され、第2分割素子22を第1分割素子2
1に突き合わせ状態にしたときに、その係止部27の係
止孔27aが第1分割素子21のロック爪26に係合し
て両者が連結状態となる。さらに、この第2分割素子2
2のうち、上記先細突起25bとは反対側の端面には、
下から2段目の2本及び最上段の2本、計4本の端子1
5に対応して4個のV字形切欠き28aが列設されると
ともに、下端にロック爪29が側方に突設されている。
【0020】また、第3分割素子23は、やはり、上記
第2分割素子22に端面を突き合わせて連結可能な大き
さに形成され、下端側と第2分割素子22の上端との間
にヒンジ部23aを介して連結されており、このヒンジ
部23aを中心に第3分割素子23を図4の矢印A2 方
向に旋回させると、第2分割素子22と突き合わせ状態
とすることができる。そして、この第3分割素子23に
は、第2分割素子22に突き合わされる端面に前記V字
形切欠き28aに対応して計4個の台形板状の先細突起
28bが形成されている。各先細突起28bは、第3分
割素子23を旋回させて第2分割素子22に突き合わせ
状態としたときに、第2分割素子22の各V字形切欠き
28a内に進入するとともに、その先端が短くなってい
ることにより、V字形切欠き28aとの間に端子貫通孔
28を余して形成するようになっている(図1参照)。
また、この第3分割素子23のヒンジ部23aとは反対
側に係止部30が第2分割素子22側に向けて突設さ
れ、第3分割素子23を第2分割素子22に突き合わせ
状態にしたときに、その係止部30の係止孔が第2分割
素子22のロック爪29に係合して両者が連結状態とな
る。そして、やはり第3分割素子23のうち、上記先細
突起28bとは反対側の端面には、下から3段目の2本
の端子15に対応して2個のV字形切欠き31aが列設
され、下端にロック爪32が側方に突設されている 最後に、第4分割素子24も、上記第3分割素子23に
端面を突き合わせて連結可能な大きさに形成され、下端
側と第3分割素子23の上端との間にヒンジ部24aを
介して連結されており、このヒンジ部24aを中心に第
4分割素子24を図4の矢印A3 方向に旋回させると、
第3分割素子23と突き合わせ状態とすることができ
る。なお、これらのヒンジ部22a〜24aは、「く」
字形に屈曲した形状をなし、各分割素子22〜24の中
央側に向けて屈曲するようになっていて、外方へ突出し
ないようになっている。そして、第4分割素子24に
も、第3分割素子23に突き合わされる端面に前記V字
形切欠き31aに対応して2個の台形板状の先細突起3
1bが形成されており、各先細突起31bは、第4分割
素子24を旋回させて第3分割素子23に突き合わせ状
態としたときに、第3分割素子23の各V字形切欠き3
1a内に進入するとともに、その先端が短くなっている
ことにより、V字形切欠き31aとの間に端子貫通孔3
1を余して形成するようになっている(図1参照)。ま
た、この第4分割素子24のヒンジ部24aとは反対側
に係止部33が第3分割素子23側に向けて突設され、
第4分割素子24を第3分割素子23に突き合わせ状態
にしたときに、その係止部33の係止孔33aが第3分
割素子23のロック爪32に係合して両者が連結状態と
なるようにしている。
【0021】なお、上記した第1ないし第4の各分割素
子21〜24はコネクタハウジング11と一体成形によ
り成形されたもので、ヒンジ部22a〜24aを介して
各分割素子21〜24が一連に連なった状態にある。
【0022】(実施例の作用)次に、上記構成のコネク
タの製造手順を説明する。まず、コネクタハウジング1
1の最下段の端子圧入孔14に端子15を所定深さまで
圧入し、その途中部を曲げ加工して先端側を下向きとす
る。この際、各端子15の曲げ部の下方部分が、背壁部
13から突出している第1分割素子21のV字形切欠き
25aに収容されるようにする(図5参照)。
【0023】次いで、第2分割素子22をヒンジ部22
aを中心に旋回させる。これにより、第2分割素子22
の先細突起25bが端子15を第1分割素子21のV字
形切欠き25aの奥方に押し込み、係止部27がロック
爪26と係合したところで、V字形切欠き25aが端子
貫通孔25を残して先細突起25bにて塞がれ、端子1
5は自ずと端子貫通孔25内を貫通した状態となる。
【0024】この後、今度はその上の段の端子15を端
子圧入孔14に圧入してこれの所要箇所を曲げ加工する
(図6参照)。また、併せて最上段の端子15をコネク
タハウジング11の上面壁11bの端子圧入孔14に圧
入し、所要箇所を曲げ加工する。この際にも、各端子1
5の曲げ部の下方部分が、第2分割素子22のV字形切
欠き28a内に収容されるようにする。この後、第2分
割素子22の場合と同様にして、第3分割素子23をヒ
ンジ部23aを中心に旋回させることにより、第3分割
素子23の先細突起28bが端子15を第2分割素子2
2のV字形切欠き28aの奥方に押し込み、係止部30
がロック爪29と係合したところで、V字形切欠き28
aが端子貫通孔28を残して先細突起28bにて塞がれ
ることになり、端子15は自ずと端子貫通孔28内を貫
通した状態となる。
【0025】そして、最後に、今度はヒンジ部24aを
中心に旋回させることにより、第4分割素子24を第3
分割素子23の端面に宛がい、その係止部33をロック
爪32に係合させる。これにより、第3分割素子22の
V字形切欠き31aが端子貫通孔31を残して先細突起
31bにて塞がれ、端子15が端子貫通孔31内を貫通
した状態となる(図1及び図7参照)。このようにして
完成したコネクタは、端子15の先端をプリント回路基
板(図示せず)に形成したランドホールに挿入し、ビス
にてプリント回路基板に固定されて各端子15がランド
ホールの周縁に半田付けされる。
【0026】(実施例の効果)本実施例のコネクタによ
れば、端子15群の先端部が端子整列部材20の端子貫
通孔25,28,31を貫通しているから、端子15群
が端子整列部材20によって常に完全な整列状態に維持
される。この結果、コネクタの搬送途中や各種作業途中
に端子15群が他の物に当たって変形することで整列状
態を乱してしまうことを確実に防止でき、プリント回路
基板への実装時にはその作業を迅速に行い得るという利
点が得られる。
【0027】しかも、上述の製造方法及びコネクタによ
れば、端子15群を端子整列部材20の端子貫通孔2
5,28,31に貫通状態とするには、端子15を挟む
ようにして第2〜第4の各分割素子22〜24を突き合
わせればよいから、多数の端子を小さな孔に同時に挿通
させるという面倒な作業からは完全に開放される。しか
も、各分割素子21〜24はヒンジ部22a〜24aを
介して連結されているから、コネクタハウジング11と
併せてこれらを1つの部品として扱うことができて部品
点数が削減されるとともに、これらを互いに突き合わせ
状態とするには、ヒンジ部22a〜24aを中心に旋回
させれば済むから、各分割素子22〜24を順次折り畳
むように作業すればよく、自動機による自動化も可能で
あり、その生産性を飛躍的に高めることができる。さら
に、各分割素子22〜24の装着は係止部27,30,
33をロック爪26,29,32に係合させることによ
り行うからワンタッチ装着が可能で、自動機による自動
化も一層容易である。
【0028】加えて、本実施例では、各分割素子21〜
23にV字形切欠き25a,28a,31aを形成し、
ここに先細突起25b,28b,31bを挿入するよう
にしたから、各端子15が曲げ加工後のスプリングバッ
クによってV字形切欠き内から逃げるような変位を生じ
たとしても、それを確実にV字形切欠き内に押し込んで
端子貫通孔25,28,31への貫通状態とすることが
できる。
【0029】<第2実施例>図8ないし図10は本発明
の第2実施例を示す。前記第1実施例と相違するところ
は、コネクタハウジング11の背面壁11aに後方に向
けてガイドリブ35を突設したところにある。このガイ
ドリブ35は図8に示すように背面壁11aの左右両側
に位置するとともに、図9に示すように各分割素子21
〜24を上下に挟むように対をなして計4本が突設され
ている。この実施例では、ガイドリブ35を突設した以
外は前記第1実施例と同様であり、同一部分に同一符号
を付して重複する説明を省略する。
【0030】このようにガイドリブ35を突設しておく
と、ヒンジ部22a〜24aを中心に各分割素子22〜
24を旋回させるときに、上下のガイドリブ35の間の
隙間に分割素子22〜24が進入することになるから、
これらによって分割素子22〜24が案内されることに
なり、上下にがた付くことなく円滑に板状に並んで端子
整列部材20が簡単に構成される。
【0031】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含まれ
る。
【0032】(1)上記実施例では、第1ないし第4の
4個の分割素子21〜24により端子整列部材20を構
成するようにしたが、端子15がコネクタハウジング1
1から一列だけ突出している構造であれば、2個の分割
素子にて端子整列部材を構成することができる。また、
端子が4段以上であれば、その段数に併せて分割素子の
数を増やせばよい。
【0033】その他、端子は必ずしも曲げ加工されるも
のでなくてもよい等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るコネクタの斜視図
【図2】コネクタの縦断面図
【図3】コネクタの平面図
【図4】各分割素子が分離した状態で示す平面図
【図5】製造工程を示す平面図
【図6】製造工程を示す平面図
【図7】製造工程を示す平面図
【図8】本発明の第2実施例に係るコネクタを各分割素
子の分離状態で示す平面図
【図9】同じくコネクタの縦断面図
【図10】同じくコネクタの平面図
【図11】従来のコネクタと端子整列板を示す斜視図
【図12】従来のコネクタの底面図
【符号の説明】
11…コネクタハウジング 15…端子 20…端子整列部材 21…第1分割素子 22…第2分割素子 23…第3分割素子 24…第4分割素子 22a,23a,24a…ヒンジ部 25,28,31…端子貫通孔 25a,28a,31a…V字形切欠き 25b,28b,31b…先細突起 27,30,33…係止部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コネクタハウジングの一の面から複数本
    の端子が突出されるとともに、これらの各端子を貫通さ
    せる端子貫通孔を有する端子整列部材が前記コネクタハ
    ウジングに備えられているコネクタにおいて、前記端子
    整列部材は、前記端子貫通孔を連ねる線にて分割された
    複数の分割素子を、前記端子貫通孔内に前記端子を貫通
    させた状態で互いに突き合わせて構成され、前記各分割
    素子はヒンジ部により互いに連結されていることを特徴
    とするコネクタ。
  2. 【請求項2】 端子貫通孔は、互いに突き合わされる分
    割素子の一方に形成したV字形切欠きと、他方に形成さ
    れて前記V字形切欠き内に進入する先細突起との間に形
    成されることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 【請求項3】 前記コネクタハウジングには、端子整列
    部材に接するガイドリブが設けられていることを特徴と
    する請求項1又は2記載のコネクタ。
  4. 【請求項4】 前記各分割素子を互いに係止する係止部
    が設けられていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載のコネクタ。
JP7143909A 1995-03-28 1995-05-17 コネクタ Pending JPH08315930A (ja)

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