JPH083154Y2 - 無整流子小形直流モータ - Google Patents

無整流子小形直流モータ

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JPH083154Y2
JPH083154Y2 JP1988116574U JP11657488U JPH083154Y2 JP H083154 Y2 JPH083154 Y2 JP H083154Y2 JP 1988116574 U JP1988116574 U JP 1988116574U JP 11657488 U JP11657488 U JP 11657488U JP H083154 Y2 JPH083154 Y2 JP H083154Y2
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JP
Japan
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rotor
rotor frame
rotor shaft
frame
motor
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JP1988116574U
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JPH0237554U (ja
Inventor
茂 大塚
伸治 上田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は音響,映像,事務機器などのデバイスの例え
ば、スピンドル駆動用、キャプスタン駆動用、冷却ファ
ン駆動用等に使用される無整流子小形直流モータに関す
るものである。
近年、電子機器の軽薄短小化が進み、それに伴い内部
に搭載される機器駆動用モータ自身の軽薄短小化も要求
されてきつつあり、モータ構成部品の集約化、高密度
化、ひいては低価格化が要求され、市場のおける競争は
激化の一途を辿っている。
本考案はアウターロータ方式の無整流子小形直流モー
タのロータフレームに関するもので、本考案採用による
部品点数削減、工数低減、低コスト化等を実現させるも
のである。
従来の技術 以下、図面を参照しながら従来の無整流子小形直流モ
ータ(ここでは特に軸流ファンモータを例にあげる)の
構造について説明する。
第3図(a),(b)は従来例の部品構成を示すもの
である。ロータフレーム1の内径には磁界用マグネット
2が圧入あるいは接着により固定してあり、また該ロー
タフレーム1の中央部の天面打ち抜き部3はロータボス
4の外径部5に嵌合挿入されロータボス4の突起部6が
める事によりロータボス4に固定されそして、ロータ
ボス4の内径円筒部7には軸受10で支持されたロータシ
ャフト8のシャフト先端部9が圧入あるいは接着により
固定されロータフレーム組立13を構成している。また、
ロータフレーム1の外径部分にはファン11が圧入固定さ
れており、回転磁界を発生させるステータ部12は界磁用
マグネット2の内側に位置している。ここで、ロータフ
レームとロータシャフトはロータボスのめ及び圧入に
より組み立て結合されているが、他にもロータボスを亜
鉛合金などのダイキャスト品とし、両者をインサート成
型により組み立て結合している例もある。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、ロータフレー
ム組立13自身の回転時のアンバランス量を軽減する必要
上に、ロータボス4は軸心に対する外周振れが数μ〜十
数μの切削加工品とするか、あるいはロータボスの内径
円筒部7をロータフレームとロータボスのめが終わっ
た状態でロータフレーム外径を基準に切削を行い、その
後、該内径円筒部にロータシャフトを圧入あるいは接着
をすると言った工夫が必要となる。このような切削加工
の工賃は一品一品を高精度に仕上げる必要上非常に高く
付くものであり、その他にもロータフレーム,ロータボ
ス,ロータシャフトの3点を組み立てる上で、2回の高
精度の組み立て工程が必要となってくるため工数自体も
軽視できないものとなってしまっている。また、亜鉛合
金などによるダイキャスト品においても、インサート成
型自体の組み立て精度、及びその工賃などに多くの問題
を抱えているのが現状である。
本考案は上記課題を解決するものであり、部品点数削
減、工数低減を実現し、より低価格の無整流子小形直流
モータを提供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本考案の無整流子小形直流
モータは、ロータフレーム天面の円形打ち抜き部をロー
タシャフト方向へ延長せしめ、該延長部分をまずロータ
フレーム内側方向に張り出し加工を施すことによりロー
タシャフトとロータフレームとの軸方向位置決め部分と
し、つぎにそれとは逆方向(ロータフレーム外側方向)
に円筒形状部を絞り加工により形成することにより、ロ
ータシャフト先端部が圧入固定できるような構成とした
ものである。
作用 上記のような構成を持つロータフレームはその内径部
分に界磁用マグネットを圧入あるいは接着により固定
し、絞り加工により形成された円筒形状部にロータシャ
フト先端部を圧入固定することによりロータフレーム組
み立てとなる。ここで、ロータシャフトの位置決めは、
円筒形状部上端でもできるし前記張り出し部分下端でも
することができる。
従ってロータフレーム組み立てを結合する際に従来必
要とされていたロータボスは必要でなくなり、部品点数
削減のみならず作業性、生産性も著し向上するものであ
る。
実施例 以下本考案の実施例について、第1図,第2図を参照
しながら説明する。
第1図(a),(b)は本考案を無整流子軸流ファン
モータのロータフレーム組み立て14に採用した場合の構
成を示している。図より、ロータフレーム15の内径部分
には界磁用マグネット2が接着により固定されており、
同じく外径部分にはファン11が圧入固定されている。ロ
ータフレーム15の天面17は予めロータシャフト8方向に
延長され、該延長部分をまずロータフレーム内側に張り
出し加工を施して張り出し加工部15cを形成し、その後
ロータシャフト先端部9が圧入固定出来るような円筒形
状部15aを逆方向に絞り加工を施すことにより形成して
ある。この加工精度が回転時のアンバランスに直接影響
を及ぼすため円筒形状部軸心に対するロータフレーム天
面および内外径の振れは高精度が要求され、ロータシャ
フト圧入固定時にも高い組み立て精度を維持する必要が
ある。また通常、ロータフレームの位置決めは前記張り
出し加工部下端15bとロータシャフト下端16にて行って
いるため、ロータフレーム天面17から張り出し加工部下
端15bまでの寸法にも高精度維持が要求されるが、ロー
タフレーム用のトランスファプレスはこの要求を十分に
満たすことができる。なお、円筒形状部15aの絞り部天
面は図のようにプレスにより打ち抜いて解放させておく
こともできる。
第2図は本考案をフロッピディスクドライブ用のスピ
ンドルモータのロータフレーム組み立て18に施した場合
の構成を示している。図より、ロータフレーム19の内側
天面部分には界磁用マグネット20が接着により固定され
ており、同じく内周部分にはFG信号用マグネット21,外
周部分の一ヶ所にはインデックスセンサ用の反射板22が
それぞれ接着固定されている。ロータフレーム19の天面
23は前述の例と同様に予めロータシャフト24の方向に延
長され、該延長部分を先ずロータフレーム内側に張り出
し加工を施して張り出し加工部19dを形成し、その後ロ
ータシャフト先端部25が圧入固定できるような円筒形状
部19aを逆方向に絞り加工を施すことにより形成してあ
る。ただし、前述の軸流ファン用のロータフレームに比
べてロータフレーム径のロータシャフト長さに対する比
率が大きいため、円筒形状部の圧入長さが短く強度並び
に振れ精度において不安が残る場合は、この円筒形状部
内面にタップを立てるとともにロータシャフト先端に転
造加工によるネジ切りをすれば両者をネジ締めすること
が可能となり強度、精度の点についても不安を解消する
ことができる。またロータフレーム組み立て18の位置決
めについては通常スピンドルハブ26とロータシャフト24
は予めインサート成型してありロータフレーム組み立て
のほうが後から圧入する工程をとるので張り出し加工部
下端19bと円筒形状部内天面19cとの間の寸法を高精度で
出すことにより位置決めすることによりフロッピーディ
スクなどのメディアの位置も高精度で出すことが可能と
なる。
なお、本実施例においては回転磁界を発生させるステー
タ部27は界磁用マグネット20の対向両内側に位置してい
る。
考案の効果 以上のように本考案は張り出し加工部と円筒形状部を
ロータフレームに形成し、ロータシャフトを円筒形状部
で固定してロータシャフトとロータフレームとを一体化
させることによりロータボスを廃止することを可能とす
ることができる。従って、従来はロータフレーム組み立
て回転時に於けるアンバランス量を軽減するためにロー
タボス一品一品行っていた高精度の切削加工はロータフ
レームのプレス加工で代用することができ、自動化のメ
リットも考え合わせればその工賃を激減させることがで
きる。その上、組み立て工程上に於いても従来は2回の
高精度組み立てが必要であったものを本考案採用により
1回で済ませることが可能となり、作業性並びに工数低
減にも大きく貢献するものである。その上、プレス加工
による張り出し加工部は、トランスファプレス等により
非常に高精度に仕上げられることにより、モータ組立上
要求されるロータシャフトとロータフレームとの軸方向
位置決め部の基準箇所となり、両者の高精度の組立を可
能とするものである。また、従来ロータボスを亜鉛合金
などのダイキャスト品とし、ロータシャフトとロータフ
レームの両者をインサート成型により組み立て結合して
使用していた構成に対しては本考案採用により部品点数
の削減、組み立て精度向上、インサート成型工賃削減等
による大幅なコストダウンも可能となり、要望されつつ
ある低価格の無整流子小形直流モータの実現に十分な効
果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の第1の実施例(無整流子軸流フ
ァンモータ)の構成を示した半断面図、第1図(b)は
そのロータフレーム組み立ての構成を示す斜視図、第2
図は本考案の他の実施例(フロッピーディスクドライブ
用スピンドルモータ)の構成を示した半断面図、第3図
(a)は従来の無整流子軸流ファンモータの構成を示し
た半断面図、第3図(b)はそのロータフレーム組み立
ての構成を示す斜視図である。 1,15,19……ロータフレーム、2,20……界磁用マグネッ
ト、4……ロータボス、6……ロータボス突起部、8,24
……ロータシャフト、10……軸受、11……ファン、12,2
7……ステータ部、13,14,18……ロータフレーム組み立
て、15a,19a……円筒形状部、15b,19b……張り出し加工
部下端、15c,19c……張り出し加工部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子回路の転流作用による回転磁界を発生
    するステータ部と、界磁用マグネットを保持するロータ
    部とを有し、該ロータに設けたロータフレームの天面を
    ロータシャフト方向へ延長せしめ、ロータフレーム内側
    方向へプレス加工により張り出し加工部を形成し、これ
    によりロータシャフトとロータフレームとの軸方向位置
    決め部とし、さらに該張り出し加工部の中央をロータフ
    レーム外側方向へ円筒形状に絞り加工を施しロータシャ
    フト固定部とし、ロータシャフトとロータフレームとを
    組み立て固定した無整流子小形直流モータ。
  2. 【請求項2】上記絞り加工による円筒形状部内側にタッ
    プによりネジ切りを施し、同様のネジを切ってある先端
    部を有するロータシャフトをネジ締めすることによって
    ロータシャフトとロータフレームを組立固定した実用新
    案登録請求の範囲第一項記載の無整流子小形直流モー
    タ。
JP1988116574U 1988-09-05 1988-09-05 無整流子小形直流モータ Expired - Lifetime JPH083154Y2 (ja)

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JPH0237554U JPH0237554U (ja) 1990-03-13
JPH083154Y2 true JPH083154Y2 (ja) 1996-01-29

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007020241A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 小型モータ

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JPS61203853A (ja) * 1985-03-04 1986-09-09 Sanyo Electric Co Ltd 電動機
JPS6211366B2 (ja) * 1979-10-29 1987-03-12 Sharp Kk

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JPH0237554U (ja) 1990-03-13

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