JPH08314836A - 管理サービスオブジェクト提供方法 - Google Patents

管理サービスオブジェクト提供方法

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JPH08314836A
JPH08314836A JP7121112A JP12111295A JPH08314836A JP H08314836 A JPH08314836 A JP H08314836A JP 7121112 A JP7121112 A JP 7121112A JP 12111295 A JP12111295 A JP 12111295A JP H08314836 A JPH08314836 A JP H08314836A
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JP
Japan
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management
processing
service object
management service
group
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Application number
JP7121112A
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English (en)
Inventor
Kimitoku Sugauchi
公徳 菅内
Michio Suzuki
三知男 鈴木
Yoji Kamata
洋二 鎌田
Shuji Watanuki
修二 綿貫
Takashi Aoyama
敬 青山
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L41/00Arrangements for maintenance, administration or management of data switching networks, e.g. of packet switching networks

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】情報通信ネットワーク上の各管理対象に管理ア
プリケーションが管理サービスとして管理操作を提供す
るネットワーク管理システムおいて、ユーザがプログラ
ム言語を意識せずに管理サービスの振舞を記述でき、か
つ振舞を記述するだけで処理を実現できる管理サービス
提供方法を提供する。 【構成】テンプレート管理部がユーザの記述した処理シ
ーケンスをデータベース内に格納し(301)、管理ア
プリケーションからの起動要求があった場合(30
2)、処理シーケンス実行部は内部テーブル作成部にテ
ーブル作成要求を出し(303)、内部テーブル作成部
はテーブル作成後、処理シーケンス実行部に終了通知と
作成したテーブルを渡し(304)、処理シーケンス実
行部はテーブル群に従って管理対象に管理操作を実行す
る(305)。管理アプリケーションからの起動要求が
到着する毎に上記303〜305のステップを繰り返
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信ネットワーク上の
各構成要素に対する管理サービスの提供方法に関し、特
に、複数の管理アプリケーションが共通に扱うことので
きる管理サービスを提供するOSI管理に準拠したネッ
トワーク管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】ネットワーク管理システム管理アプリケ
ーションは、管理オブジェクトを定義するGDMOの様
な管理オブジェクトの振舞を記述したものを基に処理内
容を作成する。このGDMOで定義されている管理オブ
ジェクトの振舞は、個々の管理オブジェクトについて記
述されているのみで、複数の管理オブジェクト間の管理
を行う上での関係などが記述されていない。このため、
管理対象の管理操作の操作手順や操作内容を調べて管理
アプリケーションを作成しなければならない。また、管
理アプリケーションは管理対象への管理操作の応答結果
をすべて必要とするとは限らず、管理対象からの操作応
答から必要な情報を取捨選択して利用するといった処理
も行わなければならない。以上のような処理は管理アプ
リケーションの作成を複雑にする。しかし、こうした管
理アプリケーションには、複数の管理アプリケーション
で共通に利用できる一連の管理操作を含んでいるため、
このような一連の管理操作を予め管理サービスとして一
まとめにし、必要な情報のみを管理アプリケーションに
通知できる様にすれば管理アプリケーションはその管理
アプリケーション固有の処理を作成するだけでよい。こ
のため、管理アプリケーションを効率良く作成すること
ができる。これについては、管理サービスを管理オブジ
ェクトとしてGDMOで記述し、その振舞をその管理オ
ブジェクトのビヘイビュアテンプレートの中でC++の
プログラム言語で記述させ、そのプログラムを管理操作
の関数として全体処理の中にはめこむことで自動的にソ
ースプログラムを生成し、管理アプリケーションの作成
を支援する方法が文献電子情報通信学会技報 情報ネッ
トワークIN93−63(1993年)第109頁から
第114頁に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術は、ソースファイルを作成するための振舞を記述
するにはプログラム形式でなければならず、管理対象へ
の操作を掛けるための操作情報の組み立てやその操作情
報の型等をプログラムとして書き込む必要がある。また
そのプログラム言語をユーザが知っている必要があっ
た。さらに、ソースファイルを作成していることからオ
ブジェクトの振舞に変更が生じたとき実行ファイルが変
更するため、効率的な変更を行うことが困難であり、特
に常に起動している必要のある管理システムで提供され
る管理サービスの変更処理は難しい。
【0004】本発明の目的は、ネットワーク管理システ
ムにおいて、管理アプリケーションに対して管理対象に
一連の操作群のみを提供する管理サービスの振舞をプロ
グラム言語を意識しないで記述でき、かつその振舞を記
述するだけで処理を実現することにより、処理内容の変
更を容易にする機能を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では一連の管理操作群を構成する各管理操
作固有の部分をパラメータとして設定することにより管
理操作を実行する手段と、ユーザが記述した管理操作を
列挙し、GDMOの様に管理対象の特徴を定義する情報
に基づき各管理操作固有に設定されたパラメータで構成
されるテーブルを作成する手段と、そのテーブル内のパ
ラメータを前記処理手段に渡すことにより一連の管理操
作群を実行する手段を設けることを特徴とする。
【0006】さらに詳述すると、管理操作の列挙で記述
された振舞に変更があっても、処理内容の全体の変更し
ないでテーブルのパラメータが変化するだけで振舞の変
更がすぐに反映できる手段を設けることを特徴とする。
【0007】通信ネットワークを構成する管理対象たる
各構成要素に対して、情報収集やハードウエア制御等か
らなる管理操作を管理主体たる管理手段が提供する通信
ネットワーク管理システムにおいて、前記管理対象に施
すべき少なくとも一つの前記管理操作を時系列に従って
記述した管理操作群ファイルを記憶手段に格納し、格納
された管理操作群ファイルを、実行要求の到着に応じ
て、前記実行要求の内容に基づき、前記管理操作の操作
内容を規定するパラメータ群で構成される、前記時系列
に対応する個数のテーブル群に変換し、変換されたテー
ブル群に基づき、要求された管理操作群を実時間で実行
することを特徴とする管理サービスオブジェクト提供方
法。
【0008】請求項1に記載の管理サービスオブジェク
ト提供方法において、前記管理対象は、OSI管理で定
められたGDMOを用いて管理オブジェクトとしてオブ
ジェクト指向により定義され、前記管理操作群ファイル
は、管理サービスをオブジェクト指向で定義した管理サ
ービスオブジェクトとして前記管理対象に提供される前
記管理操作に関する属性等のパラメータ群が時系列順に
列挙されたデータであることを特徴とする管理サービス
オブジェクト提供方法。
【0009】
【作用】本発明によれば、エージェントに存在する管理
オブジェクトに対する管理操作群の生成だけで管理サー
ビスの振舞を表現できる。また、その一連の管理操作に
必要な操作情報や処理順序の制御をパラメータとして生
成することにより、プログラム言語を意識しないで容易
に管理サービスを定義できる。さらに、その一連の管理
操作群に固有の処理に対応するテーブルを作成するだけ
で管理操作を実現できるため、管理サービスの動的な変
更・追加を容易に行うことができる。
【0010】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の一実施例について説明す
る。
【0011】図1は本発明に係るネットワーク管理シス
テムの一実施例を示す構成図である。ネットワーク管理
システム1は、被管理ネットワーク2との通信を制御す
る通信制御部10、ネットワークを管理するための個別
の処理を行う管理アプリケーションプログラム11、管
理アプリケーションプログラム11とのインターフェー
スを有し複数の管理アプリケーションプログラムで共通
的に扱える被管理ネットワーク2への操作を提供するミ
ドルウェア12、テンプレート情報を格納するデータベ
ース13、メモリ内の管理アプリケーション11やミド
ルウェア12内のプログラムを実行する中央演算処理装
置(CPU)14、処理中に発生する中間結果を格納す
るワークメモリ15、被管理ネットワーク2の状態を表
示する表示装置(CRT)16、オペレータがコマンド
その他の情報を入力するためのキーボード17やマウス
18、および画面表示情報やキーボード入力等を制御す
る入出力制御部19で構成されている。ミドルウェア1
2には、入出力制御部19を介して送られてくるテンプ
レート情報をデータベース13内に格納するテンプレー
ト管理部121、データベース13から共通的に扱える
処理を記述したデータを収集し、処理に必要なテーブル
を作成する内部テーブル作成部122、内部テーブル作
成部122で生成されたテーブルを用いて処理を実行す
る処理シーケンス実行部123、周期的な繰返し操作を
実現するための周期的な処理の開始タイミングを処理シ
ーケンス実行部123に通知する処理スケジュール管理
部124等が格納されている。
【0012】次に、被管理ネットワーク2への一連の管
理操作群(以下、処理シーケンスという)を記述するた
めの記述形式、およびその記述を読み込み、実際の処理
を実現する動作について図2から図48を用いて説明す
る。
【0013】図2はネットワーク管理システムのモジュ
ール構成を示す。ユーザの処理シーケンスの情報はGD
MOによる管理サービスオブジェクト定義212として
テンプレート管理部121に登録される(201)。登
録された処理シーケンスは管理サービスオブジェクトの
テンプレート213としてとしてデータベース13に格
納される(202)。その後、管理アプリケーション1
1が起動要求203を発行し処理シーケンス実行部12
3がそれを受信すると、内部テーブル作成部122にテ
ーブル作成通知204を出す。内部テーブル作成部12
2はデータベース13に格納された処理シーケンスの情
報の中から必要なものを検索、収集し(205)、処理
シーケンスの実行に必要な内部テーブルを作成する。内
部テーブル作成部122は、作成した複数の内部テーブ
ルを一組にしたテーブル群206を作成し、処理シーケ
ンス実行部123に渡す。処理シーケンス実行部123
は、内部テーブル作成部122から渡されたテーブル群
206を基に通信制御部10を介して被管理ネットワー
ク2上の管理対象への管理操作207を実行し、その管
理対象からの応答208を受信する。この処理を繰り返
すことにより処理シーケンスを実行する。この時、必要
に応じて処理を要求した管理アプリケーション11にそ
の応答209を返す。また、処理シーケンスとして繰返
し操作を実行する場合には、処理シーケンス実行部12
3は処理スケジュール管理部124に繰返し操作である
ことを通知する開始・終了通知210を渡す。処理スケ
ジュール管理部124は、処理シーケンス実行部123
に定期的に繰返し操作開始通知211を渡して繰返し操
作の開始タイミングを知らせる。
【0014】図3は処理シーケンス実行の全体フローの
概略を示す。最初にユーザの処理シーケンスの情報の登
録要求をテンプレート管理部121が受信すると、ユー
ザの記述した処理シーケンスをデータベース13内に格
納する(301)。その後、管理アプリケーション11
からの起動要求があった場合(302)、内部テーブル
作成部122に処理を実行するために必要なテーブルの
作成要求を出す(303)。内部テーブル作成部122
は、要求された内部テーブルを作成すると、処理シーケ
ンス実行部123に終了通知および作成したテーブルを
渡す(304)。処理シーケンス実行部123は、内部
テーブル作成部122から渡されたテーブル群に従って
管理対象への管理操作を実行する305。上記302〜
305の処理を繰り返すことにより、管理アプリケーシ
ョン11からの起動要求を受信するごとに要求された処
理シーケンスを実行する。
【0015】次に、処理シーケンスを記述する記述形式
について説明する。国際標準であるOSI(Open System
s Interconnection)管理システムにおいては、被管理ネ
ットワークを管理オブジェクトとし、この管理オブジェ
クトへの管理操作として処理を実現している。管理オブ
ジェクトの表現方法として、各管理情報を所定のテンプ
レートで表現するGDMO(Guidelines for the defini
tion of managed objects)が規定されている。本実施例
では、このGDMOを用いて、管理オブジェクトへの一
連の処理を管理サービスオブジェクトとして定義する。
以下、処理シーケンスの記述を例に管理サービスオブジ
ェクトの記述を説明する。
【0016】図4は処理シーケンスの一例の概要を示
す。オペレータおよび管理アプリケーション401から
service1のaction要求402を受信すると、管理サービ
スオブジェクト403は、このアクションに対応する処
理シーケンスを実行する。本実施例では、要求されたse
rvice1のアクションに対してシーケンス1404および
シーケンス2405の2つの処理シーケンスが存在して
いるとする。処理シーケンスの切り分けは、アクション
の要求パラメータ内で指定されている操作をかける管理
対象のオブジェクトクラスを基に行う。指定されている
オブジェクトクラスがclassAであれば、そのオブジェク
トに対してまずGET操作406を行ない、次に同じオブ
ジェクトに対してACTION操作407を行なう。その後、
それに関連してclassBであるオブジェクトから2回のEV
ENT REPORT通知408、409がなされる。そして、そ
れぞれの受信時にそのイベント情報と2番目のACTION操
作407の応答の一部をservice1のactionの応答410
として管理アプリケーションに通知する。また、アクシ
ョンの要求パラメータ内で指定されているオブジェクト
クラスがclassCであれば、そのオブジェクトに対してま
ずSET操作411を行ない、次に同じオブジェクトに対
して別な属性に対するSET操作412を行なう。その
後、classDのオブジェクトに対して定期的に2回のGET
操作413、414を行なう。その操作から得られる結
果をservice1のactionの応答410として管理アプリケ
ーションに通知する。
【0017】図5は以上の処理シーケンスに対するオブ
ジェクトの定義記述を示す。NAME BINDINGテンプレート
501は、対応するオブジェクトクラス502、管理オ
ブジェクトの実体であるインスタンス間の包含関係の記
述503、およびインスタンスを指定する名称となる属
性の指定504からなる。クラステンプレート505
は、オブジェクトクラス間の継承関係506とその管理
オブジェクトの特徴を表すパッケージテンプレート群5
07とからなる。パッケージテンプレート508は、ア
クションや属性といった特徴を示すものであり、処理シ
ーケンスをオブジェクト化したものは管理サービスを提
供するアクション509のみが設定される。このアクシ
ョンテンプレート510内には、アクション要求時のパ
ラメータ511および応答時に引き渡されるパラメータ
512をASN.1(Abstract Syntax Notation One)
構文514で記述したものが含まれる。
【0018】GDMOでは、クラステンプレートを除く
これらのテンプレート内で指定すべき特徴や振舞を記述
するために、ビヘイビュアテンプレート513を指定で
きる。あるアクションによって実行される処理は、その
アクションのアクションテンプレートに関連するビヘイ
ビュアテンプレートに記述される。
【0019】図6は、図5のアクションテンプレート5
10内で指定されたビヘイビュアテンプレートの記述を
示す。2つの”!”602ではさまれた部分601が処
理シーケンスを記述した部分であり、通常ビヘイビュア
テンプレート内に記述されている自然文と区別するため
に内容の第1行目に予約語として"SEQUENCE"603を記
述している。次に、この処理は対象となる管理オブジェ
クトのオブジェクトクラスによって処理内容が異なるた
め、その場合分けを表すために"CASE"を記述している
(604)。以下"CASE"単位に処理シーケンスが記述さ
れている(605)。
【0020】管理操作の一般的な記述は、 "管理オフ゛シ゛ェクトインスタンス","管理オフ゛シ゛ェクトクラス" : "操作タイフ
゜" ;"操作内容" ; である。上記表現の1段目は、操作対象である管理オブ
ジェクトと管理操作の種類であり、オブジェクトインス
タンスとオブジェクトクラスとの間を”,”で区切り、
オブジェクトクラスと操作タイプとの間は”:”で区切
る。操作タイプはOSI管理で規定されているGET,SET,
CREATE,DELETE,ACTION,EVENT REPROTの6種類を規定し
ている。ここでは、EVENT REPORTはEVENTと略記する。
2段目以降に管理操作を行うために必要となる操作内容
を記述する。
【0021】操作内容は、図7のように操作タイプによ
って異なる。操作タイプがGETであれば属性701を記
述する。SETであれば、属性701の後に変更前の属性
値703と変更後の属性値705とを、"FROM"702
と"TO"704とを図示のように介して記述をする。操作
タイプがCREATEであり、管理オブジェクト生成時に属性
を設定するのであれば、属性701と属性値706とを
記述する。操作タイプがDELETEであれば、管理オブジェ
クトを削除するときのOSI管理で規定されている削除
ルール707の種類を指定する。操作タイプがACTIONで
あれば、"ACTIONTYPE"708という記述の後にアクショ
ンタイプ709を指定する。そしてそれ以降にアクショ
ン要求時に必要となるアクションパラメータ710とそ
のパラメータの値711を記述する。操作タイプがEVEN
Tであれば、イベントタイプ712を記述する。以上の
各操作内容は、複数個記述することがあるため、最後の
操作内容記述のあとに”;”をもう一つ付加することに
より操作記述を一つの纏まりとする。
【0022】また、記述方法としては、属性はGDMO
で記述されたアトリビュートテンプレートのラベル名か
オブジェクト識別子を指定する。オブジェクト識別子の
場合については、一つの纏まりとして示すために"()"に
よって前後をはさむ。また、アクションの操作の記述の
ように指定されるパラメータがASN.1構文の要素を
参照する。この参照されるASN.1構文は図8に示す
ように一つのASN.1構文801の要素802で別な
ASN.1構文803を参照する場合がある。このた
め、参照された構文内の要素804の記述を表現するに
は ”ASN.1構文の要素”.”参照しているASN.1
構文の要素” のように、”.”で区切るものとする。同じように前の
操作結果を利用した操作をする場合がある。図9の例で
は、管理サービスオブジェクトは管理オブジェクトaに
関係するオブジェクトの収集要求901を出し、そこで
収集された管理オブジェクトb902において属性zの
収集要求903を出して、属性zの属性値904を収集
している。この場合、属性値にも、 "操作をかけたオブジェクト"."アトリビュートテンプ
レートのラベル" と記述することにより、オペレーションの結果を参照す
ることを示す。アクションの結果渡される情報を利用し
たいときは、 (”操作をかけたオフ゛シ゛ェクト”.”アクションタイフ゜”).”アクシ
ョン応答用ハ゜ラメータ” とアクションタイプを加え、”()”ではさむ。イベン
ト情報の場合には、 (”通知するオフ゛シ゛ェクト”.”イヘ゛ントタイフ゜”).”イヘ゛ント情
報内のハ゜ラメータ” となる。
【0023】更に、属性値の記述については、同様にA
SN.1構文を見ながら指定するが、管理アプリケーシ
ョンから引き渡される値を利用する場合がある。この場
合には、アプリケーションから受信されたパラメータで
あることを示す"IND"を設定し、その後にASN.1で
指定しているパラメータを属性の場合と同じよう
に”.”で区切る。
【0024】このような記述の一例が図6の5段目から
6段目の記述606である。この記述は、管理アプリケ
ーション内で設定されたobject1の属性であるattri1に
対してGET操作を行なうものである。7段目から11段
目の記述607は、object1に対するACTION操作を記述
したものである。ここで、11段目は、オペレータか管
理アプリケーションへの応答の情報を参照することを表
すためにまず"RETURN"608を記述し、続けて応答であ
ることを示す"RSP"609を記述し、さらにその応答パ
ラメータである"para3"609を記述する。これに続く"
syntax3"610は、"para3"609の値がこのアクショ
ンの応答として参照されるASN.1構文の要素である
ことを表している。
【0025】更に、繰返し操作に対する記述効率を向上
させるために、繰返し文および条件文を記述可能として
いる。これらの文を用いずに繰返し操作を記述しようと
すると、同じ操作を何度も繰り返して記述しなければな
らない。本実施例ではこうした繰返し操作を簡単に記述
するために、繰返し文"SCHEDULE"および"SCHEDULEEND"
を記述可能としている。"SCHEDULE"は、定期的な処理を
開始するオペレーションの前に記述する予約後であ
る。"SCHEDULEEND"は定期的な処理の最後のオペレーシ
ョンの後に記述するものであり、定期的な操作の間隔、
および定期的な操作の繰返し回数を指定する。図6の1
2段目から17段目の記述611は繰返し操作記述であ
る。また、条件文はオペレーションの記述を変更させる
ものであり、応答結果や受信パラメータの違いによって
発生する部分的なオペレーションの違いを表現するもの
である。本実施例では条件文"IF"を記述可能としてい
る。条件文が真である場合の処理を”IF”の後に記述
し、条件文が偽である場合の処理を”ELSE”の後に記述
する。そして、条件文に係る処理の記述の最後に”ENDI
F”を記述する。
【0026】その他の記述として、図6の16段目の記
述612のような”RESPONCE;;”を提供する。これは、
オペレータや管理アプリケーションへの応答通知のタイ
ミングを記述するためのものである。記述612は、イ
ベントを受信した直後にオペレータや管理アプリケーシ
ョンへ応答を返すことを表している。以上のようにして
ビヘイビュアテンプレート中に管理操作を列挙できる。
【0027】この様に記述されたテンプレートおよびテ
ンプレートが参照するASN.1構文は、それぞれテン
プレート、ASN.1構文単位にテンプレート管理部1
21によってデータベース13内に格納される。
【0028】次にデータベース13内に格納されたテン
プレート情報213から処理を実現するためのテーブル
群206を作成する方法について説明する。この処理
は、管理アプリケーション11の処理シーケンスの起動
要求203を処理シーケンス実行部123が受信した後
に内部テーブル作成部122によって行われる。内部テ
ーブル作成部122は、処理シーケンス実行部123か
らテーブル作成通知204を受信すると、処理シーケン
スの実行に必要となるテーブル群206を図10および
図11に示す処理に従って作成する。まず、内部テーブ
ル作成部122は、起動要求のあった管理オブジェクト
クラスを基にクラステンプレートを収集する(100
1)。収集されたクラステンプレートの情報からパッケ
ージテンプレートをデータベース13から収集し(10
02)、全てのアクションテンプレートを収集する(1
003)。このアクションテンプレートに対応するオブ
ジェクト識別子から、その中に要求されたアクションタ
イプに関連するアクションテンプレートを求める(10
04)。さらにアクションテンプレートから、そのアク
ションに関連するビヘイビュアテンプレートを収集する
(1005)。その後、収集されたビヘイビュアテンプ
レート内の記述の1段目を調べ、"SEQUENCE"と記述され
ているかを調べる(1101)。もし、記述されていれ
ばそのテンプレートの2段目を検索する(1102)。
2段目が"CASE"文でなければ、ビヘイビュアテンプレー
ト解析処理1104を行ない、内部テーブルを作成す
る。内部テーブル作成後、処理シーケンス実行部123
に、処理の終了通知および展開されたデータを渡す(1
105)。もし2段目が"CASE"であれば、その後に記述
されている管理オブジェクトクラスの格納位置情報から
要求パラメータ内の情報を取りだし、オブジェクト識別
子が一致するかを比較する(1103)。もし一致すれ
ば、ビヘイビュアテンプレート解析処理1104を行な
い、内部テーブルを作成する。内部テーブル作成後、処
理シーケンス実行部123に、処理の終了通知および展
開されたデータを渡す(1105)。もし一致しなけれ
ば次の"CASE"文が書かれている位置を検索し、条件が一
致するかを調べる(1106)。もし一致するものが存
在しなければ、他のビヘイビュアテンプレートについて
も操作を繰り返す(1107)。そしてどのビヘイビュ
アテンプレートにも条件が一致する処理シーケンスが存
在していなければ、エラー処理1108として、処理シ
ーケンス実行部123を介してユーザおよび管理アプリ
ケーション11にエラーである旨を通知する。
【0029】条件に一致する処理シーケンスが同定され
た場合、図12のように各管理操作におけるパラメータ
の設定を示すオペレーションテーブル1201および図
13のように各管理操作の順序を示す制御テーブル13
01を作成する。
【0030】図12のオペレーションテーブルは記述さ
れた管理操作のそれぞれの構成を表現するものである。
この中でオペレーションID1202は、オペレーショ
ンテーブル1201を一意に指す識別子である。そし
て、操作タイプ1203は行うべき管理操作の種類を設
定する。操作対象インスタンス1204は、操作をかけ
る管理オブジェクトのオブジェクトインスタンスを表
し、操作対象クラス1205は操作をかける管理オブジ
ェクトのオブジェクトクラスを表す。操作情報1206
は、操作に係るパラメータを指定する。これは各操作タ
イプごとに異なり、それぞれ図14に示すデータ構造を
持つ。操作タイプがGET操作であれば、属性群1401
を格納する。操作タイプがSET操作であれば、属性14
02、その属性値の型を表す属性値タイプ1403、変
更前属性値1404、および変更後属性値1405を一
組としたデータを格納する。操作タイプがCREATE操作で
あれば、生成されたオブジェクトの属性1406、その
属性値タイプ1407、および属性値1408を一組と
したデータを格納する。操作タイプがDELETE操作であれ
ば、CMISで規定されている削除ルール1409を格
納する。操作タイプがACTION操作であれば、要求時に必
要なアクションパラメータ1411、そのパラメータの
型1412、およびそのパラメータの値1413を一組
としたデータをアクションタイプ1410とともに格納
する。操作タイプがEVNET REPORTの場合は、イベントを
通知するのではなく、受信するためのものであるため、
受信するイベントタイプ1414を格納する。各属性値
やパラメータについてはその属性のアトリビュートテン
プレートより参照するASN.1構文をたどることによ
り、オペレーションテーブル内に記述されたシンタック
スのタイプと値を設定する。応答情報1207は、この
管理操作の応答209として管理アプリケーション11
やオペレータに通知するパラメータであるリターン属性
1208とその値である対応属性1209とを一対にし
て格納する。参照情報1210は、他の管理操作でこの
管理操作の応答を参照するための情報であり、応答内の
情報の格納位置である利用属性1211、参照元管理操
作のオペレーションテーブルのオペレーションIDであ
る利用テーブルID1212、およびその参照番号12
13を格納する。
【0031】図13は制御テーブルの一例を示す。制御
テーブル1301は、"SCHEDULE","IF","RESPONCE"の様
な予約語を解析し、処理シーケンスにおける操作の遷移
を決定するものである。制御テーブルID1302は制
御テーブル1301を一意に指す識別子である。制御タ
イプ1303は、処理シーケンスの遷移処理を決定する
指示語であり、通常、管理操作の記述の前に予約語が設
定されていなければ"NOCONTROL"が設定される。制御情
報1304は、処理シーケンスの遷移を制御する上で必
要となる情報を格納する。オペレーションテーブルID
1305には、実際の操作を行うために必要となるオペ
レーションテーブルのオペレーションIDを設定してい
る。次制御テーブル1306は次の管理操作に関する制
御テーブルIDを設定する。
【0032】上記2種類のテーブルは、内部テーブル作
成部122のビヘイビュアテンプレート解析処理110
4によって同時に作成される。図15はこのビヘイビュ
アテンプレート解析処理1104の詳細を示す。まず、
ビヘイビュアテンプレート内の記述を解析する(150
1)。ここで、読み取れる文字としては、予約語であ
る"SEQUENCE","SEQUENCEEND","IF","ELSE","ENDI
F","RESPONCE",もしくは管理操作のオブジェクトイン
スタンス名であるため、読み取った情報が何であるかを
調べ(1502〜1507)、その情報に合った解析処
理を実行する(1508〜1514)。そして、その解
析処理を処理シーケンス内の管理操作全てを解析するま
で繰り返す(1515)。以下ではそれぞれの予約語の
場合の処理について説明する。
【0033】図16は、読み取った記述が”SCHEDULE”
である場合の処理であるSCHEDULE解析処理1508の処
理フローを示す。まず制御テーブル1301を作成し、
その制御タイプ1303をSCHEDULEに設定する(160
1)。そして、制御情報1304としてスケジュールI
Dを設定する(1602)。その後、図17に示すよう
な制御対応テーブル1701の最後の欄に、制御文字”
SCHEDULE”、および作成した制御テーブル1301の制
御テーブルID1302を追加設定する(1603)。
制御対応テーブル1701はワークメモリ内に存在し、
記述されている予約語を表す制御文字1702と対応制
御テーブルID1703との組によりその予約語と制御
テーブルとの対応関係を示すものである。次に、一つ前
のオペレーションの制御テーブル1301の次制御テー
ブル1306に作成した制御テーブルの制御テーブルI
D1302を設定し(1604)、ビヘイビュアテンプ
レート内の次の記述を読み取る。読み取った記述が予約
語であれば(1605)、制御テーブル1301のオペ
レーションテーブルID1305に"NOOPEREATION"を設
定する(1606)。もし管理操作であれば、その管理
操作を解析するオペレーションテーブル作成処理160
7を行う。オペレーションテーブル作成処理1607の
詳細については後述する。
【0034】図18は、読み取った記述が"SCHEDULEEN
D"である場合の処理であるSCHEDULEEND解析処理150
9の処理フローを示す。まず制御対応テーブル1703
の一番最後のデータを取り出し(1801)、その制御
文字が"SCHEDULE"であることを確認する(1802)。
もし、そうでなければ"SCHEDULE"との対応関係がとれて
いないため、エラーとして解析を終了し、処理シーケン
ス実行部に通知する(1803)。もし、制御文字が"S
CHEDULE"であれば、その一つ前に作成した制御テーブル
1301の制御タイプ1303を調べる(1804)。
この制御タイプが"SCHEDULE"でなければ、その制御タイ
プを"SCHEDULEEND"とし(1805)、制御情報130
4として繰返しの回数を設定する(1806)。また、
制御対応テーブル1701から取り出した制御テーブル
1301の制御テーブルID1302を開始制御テーブ
ルとして制御情報1304に格納し、さらに、その制御
テーブル1301内の制御情報1304に記述されてい
るスケジュールIDを、生成した制御テーブル1301
の制御情報1304に設定する(1807)。そして、
制御対応テーブル1701で指定された制御テーブル1
301の制御情報1304に繰返し操作の回数とその周
期を設定し、制御対応テーブル1701から対応関係を
削除する(1808)。一つ前に生成した制御テーブル
1301の制御タイプ1303が"SCHEDULE"であれば、
制御情報1304が既に存在するため、新たに制御テー
ブル1301を作成し、制御タイプ1303を"SCHEDUL
EEND"と設定する(1809)。そして、制御テーブル
1301のオペレーションテーブルID1305を"NOO
PERATION"に設定し(1810)、一つ前に生成した制
御テーブル1301の次制御テーブル1306に今回生
成した制御テーブル1301の制御テーブルID130
2を設定する(1811)。そして、制御情報1304
の設定を行う(1806〜1808)。
【0035】この繰返し操作に関連する解析例を図19
に示す。記述1901は、ObjectName1のオブジェクト
インスタンスの属性attr1の属性値の収集1902とObj
ectName2のオブジェクトインスタンスの属性attr2の属
性値の収集1903を10秒ごとに3回繰り返すことを
表す。ObjectName1への管理操作1902に対する制御
テーブル1904では、制御情報としてスケジュールI
D1906、サイクル1907、および繰返し回数19
08が設定される。そして、ObjectName2への管理操作
1903に対する制御テーブル1905では、制御情報
としてスケジュールID1909、繰返し操作の始まり
の制御テーブル1910、および繰返し回数1911が
設定される。
【0036】図20は、読み取った予約語が"IF"である
場合の処理であるIF解析処理1510の処理フローを示
す。まず制御テーブル1301を作成し、その制御タイ
プ1303を"IF"に設定する(2001)。そして、制
御情報1304として条件判断情報の格納位置をデータ
ベース13内のASN.1構文から求め、その値とタイ
プを設定し、さらに条件判断文の値およびその条件判断
記号(==,=>,<=のどれか)を設定する(200
2)。その後、ワークメモリ内に存在する制御対応テー
ブル1701の最後の欄に、制御文字"IF"、および作成
した制御テーブル1301の制御テーブルID1302
を設定する(2003)。そして、一つ前に生成した制
御テーブル1301の次制御テーブル1306に作成し
た制御テーブル1301の制御テーブルID1302を
設定し(2004)、ビヘイビュアテンプレート内の次
の記述を調べる(2005)。読み取った記述が予約語
であれば、制御テーブル1301のオペレーションテー
ブルID1305には"NOOPEREATION"を設定する(20
06)。もし管理操作であれば、オペレーションテーブ
ル作成処理1607を行う。
【0037】図21は、読み取った予約語が"ELSE"であ
る場合の処理であるELSE解析処理1511の処理フロー
を示す。まず、制御対応テーブルの最後のデータを取り
出し(2101)、これが制御文字"IF"であることを確
認する(2102)。もし"IF"でなければエラーとして
処理を終了する(2103)。"IF"であれば、制御テー
ブル1301を作成し、制御タイプ1303に"NOCONTR
OL"を設定する(2104)。次に、制御対応テーブル
1701から取り出した制御テーブル1301の制御情
報1304に、作成した制御テーブル1301の制御テ
ーブルID1302を不一致時制御テーブルとして設定
する(2105)。さらに、制御対応テーブル1701
から最後の項目を削除した(2106)後、制御文字"E
LSE"、および一つ前に作成した制御テーブル1301の
制御テーブルID1302を制御対応テーブル1701
に追加設定する(2107)。そして、ビヘイビュアテ
ンプレート内の次の記述を読み取る(2108)。読み
取った記述が予約語であれば、制御テーブル1301の
オペレーションテーブルID1305には"NOOPEREATIO
N"を設定する(2109)。もし管理操作ならば、その
管理操作に対するオペレーションテーブル作成処理16
07を行う。
【0038】図22には、読み取った予約語が"ENDIF"
である場合の処理であるENDIF解析処理1512の処理
フローを示す。まず、予約語対応テーブルの最後のデー
タを取り出し(2201)、これが"IF"か"ELSE"のどち
らかであるかを確認する(2202)。もし、どちらで
もなければエラーとして解析処理を終了させる(220
3)。"IF"か"ELSE"かのいずれかであれば、制御テーブ
ル1301を作成し、その制御タイプ1303をNOCONT
ROLに設定する(2204)。そして、制御対応テーブ
ル1701から取り出したものが"ELSE"であるか否かを
判断し(2205)、"ELSE"でない、すなわち"IF"であ
るならば、対応する制御テーブル1301の制御情報1
304に不一致時制御テーブルとして作成した制御テー
ブル1301の制御テーブルID1302を設定し(2
206)、"ELSE"であるならば、対応する制御テーブル
1301の次制御テーブル1306に作成した制御テー
ブル1301の制御テーブルID1302を設定する
(2207)。さらに、制御対応テーブル1701から
最後の項目を削除する(2208)。そして、一つ前に
作成した制御テーブル1301の次制御テーブル130
6に作成した制御テーブル1301の制御テーブルID
1302を設定し(2209)、ビヘイビュアテンプレ
ート内の次の記述を読み取る(2210)。読み取った
記述が予約語であれば、制御テーブル1301のオペレ
ーションテーブルID1305には"NOOPEREATION"を設
定する(2211)。もし管理操作であれば、その管理
操作に対するオペレーションテーブル作成処理1607
を行う。
【0039】この条件判断に関連する解析例を図23に
示す。記述2301は、アクションの要求から指定され
るObjectNameが"NAME1"であればそのオブジェクトイン
スタンスの属性attr1の属性値を収集し(2302)、
そうでなければオブジェクトインスタンスの属性attr2
の属性値を収集する(2303)ことを示す。属性attr
1の属性値の収集操作2302に対応する制御テーブル
2305には、制御情報として条件判断のための情報の
格納位置を表す判断情報2306、条件の判断値230
7、条件判断のための情報のタイプ2308、条件判断
記号2309、および不一致時に遷移する制御テーブル
ID2310が格納される。そして、この例では、条件
一致時の操作が1つしかないため、次制御テーブル23
11には、ENDIF以降に記述される操作2304に対応
する制御テーブル2315の制御テーブルID2316
が設定される。そして属性attr2の属性値の収集操作2
303に対応する制御テーブル2312の制御タイプ2
313はNOCONTROLであり、制御情報2314には何も
格納されない。
【0040】図24は、予約語が"RESPONCE"である場合
の処理であるRESPONCE解析処理1513の処理フローを
示す。この場合、オペレーションテーブルが存在しない
ため、まず制御テーブル1301を作成し、制御タイプ
1303を"NOCONTORL"に設定する(2401)。そし
てオペレーションテーブルID1305を"NOOPERATIO
N"に設定する(2402)。そして、一つ前に生成した
制御テーブル1301の次制御テーブル1306に、作
成した制御テーブル1301の制御テーブルID130
2を設定する(2403)。
【0041】図25は、読み取った記述が上記の"SCHED
ULE"、"SCHEDULEEND"、"IF"、"ELSE"、"ENDIF"、"RESPO
NCE"のいずれでもない場合の処理である通常オペレーシ
ョン処理1514の処理フローを示す。まず制御テーブ
ル1301を作成し、制御タイプ1303を"NOCONTOR
L"に設定する(2501)。そして、オペレーションテ
ーブル作成処理1607によりオペレーションテーブル
を作成した後、一つ前のオペレーションに相当する制御
テーブル1301の次制御テーブル1306に作成した
制御テーブル1301の制御テーブルID1302を設
定する(2502)。
【0042】以上の処理によって制御テーブル1301
は作成されるが、以下ではその処理の一部であるオペレ
ーションテーブル作成処理1607について説明する。
この処理の概略フローを図26〜図32に示す。
【0043】ビヘイビュアテンプレートから読み取った
記述が予約語以外であれば、この記述は管理操作の操作
対象オブジェクトとなる。まず、オペレーションテーブ
ル1201の枠を生成する(2601)。そして、読み
取ったインスタンス名称が直接指定されているかアクシ
ョンパラメータとして通知されてくるものかを判断する
(2602)。もし直接指定されていれば、そのインス
タンス名称をオペレーションテーブル1201の操作対
象インスタンス1204にそのまま設定する(260
3)。もし、管理アプリケーションから通知されるアク
ションパラメータであれば、アクションテンプレートで
参照されているASN.1構文をデータベース13から
取り出し(2604)、取り出されたASN.1構文の
構造からその格納位置を求め、オペレーションテーブル
1201の操作対象インスタンス1204に設定する
(2605)。次に、ビヘイビュアテンプレートを読み
取り(2606)、そこから求めたオブジェクトクラス
の記述がオブジェクト識別子であるか、クラステンプレ
ートの名称であるか、あるいはアクションパラメータで
あるかを調べる(2607、2613)。オブジェクト
クラスの記述がオブジェクト識別子であれば、オペレー
ションテーブル1201の操作対象クラス1205にこ
れをそのまま設定する(2608)。オブジェクトクラ
スの記述がクラステンプレートの名称であれば、データ
ベース13内のクラステンプレート情報から対応するオ
ブジェクト識別子を収集し、これをオペレーションテー
ブル1201の操作対象クラス1205に設定する(2
609)。オブジェクトクラスの記述が管理アプリケー
ション11から通知されるアクションパラメータであれ
ば、アクションテンプレートで参照されているASN.
1構文をデータベースから参照し、その構造から格納位
置を求め、これをオペレーションテーブル1201の操
作対象クラス1205に設定する(2610)。次に、
ビヘイビュアテンプレートから操作タイプを読み取り、
これをオペレーションテーブル1201の操作タイプ1
203に設定する(2611)。
【0044】さらにビヘイビュアテンプレートを読み取
る(2612)と操作タイプが取りだされるため、これ
がどの操作タイプであるかを調べる(2701、270
2、3101、3102、3201、3202)。
【0045】読み取った情報がGETであれば、オペレー
ションパラメータとして収集する属性1401が設定さ
れているため、この属性1401の記述を調べる。属性
1401の記述がオブジェクト識別子であれば、オペレ
ーションテーブル1201の操作情報1206内にこの
オブジェクト識別子を設定する。属性1401の記述が
操作対象のアトリビュートテンプレートラベルであれ
ば、データベース13内のテンプレート情報から対応す
るオブジェクト識別子を取り出して設定する(270
3)。そして、これが、操作記述の最後でなければ(2
704)、更にビヘイビュアテンプレートを読み取る
(2705)。読み取った情報を調べ、これが管理アプ
リケーションへの応答に関する記述であれば(270
6)、この情報の"RSP"以降の情報、および管理アプリ
ケーション11から要求されたアクションのアクション
テンプレートから、応答時に参照するASN.1構文に
より、応答時の情報の格納位置をオペレーションテーブ
ル1201の応答情報1207に格納する。また、ビヘ
イビュアテンプレートから読み取った情報から、この管
理操作のどの応答が管理アプリケーションへの応答とし
て参照されるかの情報を設定する(2707)。この処
理を操作記述の最後まで行う(2703、2704)。
例えば、図6の25段目からのGET操作613におい
て、attr5、attr6、およびclassAが図28に示す各テン
プレート2811〜2813によって定義されていれ
ば、オペレーションテーブル2801の操作対象インス
タンス2803にアクション要求のASN.1構文の格
納位置を設定し、操作対象クラス2804にclassAのク
ラステンプレート2813から収集されるオブジェクト
識別子2816を設定し、操作属性2805にattr5の
アトリビュートテンプレート2811に示されたオブジ
ェクト識別子2814を設定し、操作属性2806にat
tr6のアトリビュートテンプレート2812に示された
オブジェクト識別子2815を設定する。また、応答情
報としては、リターン属性2807および2808に、
応答のパラメータの格納位置を設定する。対応属性28
09および2810には、attr5、attr6それぞれのオブ
ジェクト識別子2814、2815が格納される。
【0046】読み取った情報がSETであれば、属性収集
処理2703、および変更前属性値1404と変更後属
性値1405とに対する属性値解析処理2708を行
う。属性収集処理2703は、オペレーションテーブル
1201の操作情報1206の属性の設定を行なう処理
であるが、これはGET操作で説明した処理と同じである
(2703)。属性値解析処理2708は、オペレーシ
ョンテーブル1201内の操作情報1206の属性値タ
イプ1403や属性値を求める処理である。この処理フ
ローを図29、30に示す。
【0047】まず、操作情報1206内に存在する属性
1402に対するアトリビュートテンプレートを求め、
そのテンプレートで参照されているASN.1構文をデ
ータベースから収集し、その属性タイプを設定する(2
901)。次に属性値を解析する(2902、290
3、3001)。属性値については値として記述される
のは、実際のASN.1構文に沿った記述か、アクショ
ンパラメータとして通知されたものか、もしくは他の操
作結果である。実際の記述の場合は、その値をオペレー
ションテーブルの操作情報の属性値に設定する(290
4)。また、アクションパラメータとして通知されたも
のが指定されている場合については、要求のあったアク
ションに対応するアクションテンプレートから参照する
ASN.1構文を収集し、ASN.1構文を検索するこ
とにより、属性値の格納位置を求め(2905)、その
タイプとオペレーションテーブル1201の操作情報1
206に設定された属性値タイプ1403と比較する
(2906)。異なればエラーとして処理を終了する
(2907)。同じであれば、その属性値が存在するア
クション要求のパラメータでの格納位置を属性値内に設
定する(2908)。また、前の管理操作の結果を利用
する場合には、指定された、操作対象オブジェクトおよ
び操作パラメータから、参照する管理操作に相当するオ
ペレーションパラメータを求める(3002)。この求
められたオペレーションテーブル1201から、オブジ
ェクトクラスを求め、それを基にテンプレートをたどり
ながら参照する属性かパラメータのASN.1構文のタ
イプを調べる(3003)。そして、最初に求めた属性
値タイプ1403と比較する(3004)。その結果、
異なればエラーとして処理を終了する(3005)。も
し同じであれば、参照するオペレーションテーブル12
01の参照情報1210の利用属性1211、利用テー
ブルID1202、および参照番号1213を設定する
(3006)。そして、生成したテーブルの属性値に
は、参照番号を設定する(3007)。収集した属性値
がどれにも当てはまらない場合は、エラーとして処理を
終了させる(3008)。以上のようにしてSET操作の
場合の、操作情報が求められる。操作記述が最後でなけ
れば(2704)、ビヘイビュアテンプレートを読み取
る(2705)。そして、管理アプリケーションへの応
答情報に関する記述でなければ、同じ処理を繰り返す。
応答情報に関する記述である場合にはオペレーションテ
ンプレートの応答情報の設定をGET操作で説明した処理
に従って行う(2706、2707)。
【0048】読み取った情報がCREATEであれば、まず、
読み取ったものが、管理アプリケーションへの応答情報
に関する記述かを判断する(2706)。もし、そうで
あれば、オペレーションテンプレートの応答情報の設定
をGET操作で説明した処理に従って行う(2707)。
もしそうでなければ、生成するオブジェクトの属性値を
設定するために、属性収集処理2703および属性値解
析処理2708を行う。属性収集処理2703はGET操
作で説明した処理と同じであり、属性値解析処理はSET
操作で説明した処理と同じである。この処理が管理操作
の最後の操作内容でなければ、上記の処理を繰り返すた
めにビヘイビュアテンプレートを読み取る(270
5)。
【0049】読み取った情報がDELETEであれば、削除ル
ール1409を読み取り、オペレーションテーブル12
01内の操作情報1206として設定する(310
3)。それが、最後の操作内容でなければ、管理アプリ
ケーション11に対する応答に関する情報が記述されて
いるとして、ビヘイビュアテンプレートを読み取り(2
705)、GET操作で説明した処理を実行し、オペレー
ションテーブルの応答情報を作成する(2707)。こ
の処理を、操作内容の最後の記述まで繰り返す。
【0050】読み取った情報がACTIONであれば、アクシ
ョンタイプを読み取り、オペレーションテーブル120
1内の操作情報1206に格納する(3203)。次に
ビヘイビュアテンプレートを読み取り(2705)、そ
れが管理アプリケーションに対する応答に関する情報パ
ラメータでないかを判断する。もし、そうであれば、GE
T操作で説明した処理を実行し、オペレーションテーブ
ルの応答情報を作成する(2707)。もしそうでなけ
れば、収集された情報を基にアクションテンプレートか
ら参照するASN.1構造を求める。さらにこのAS
N.1構造から指定されたパラメータの格納位置をもと
め、これをオペレーションテーブルの操作情報のパラメ
ータに設定する(3204)。その後ASN.1構造の
タイプや値についてはSET操作で説明した処理と同じで
ある(2708)。この処理が操作の最後の操作内容で
なければ(2704)、上記の処理を繰り返す。
【0051】最後にオペレーションタイプがEVENTであ
れば、イベントタイプを収集しテーブル内の操作情報に
格納する(3205)。それが、最後の操作内容でなけ
れば(2704)、管理アプリケーションに対する応答
に関する情報が記述されているとして、ビヘイビュアテ
ンプレートを読み取り(2705)、GET操作で説明し
た処理を実行し、オペレーションテーブルの応答情報を
作成する(2707)。この処理を、操作内容の最後の
記述まで繰り返す。
【0052】以上の様にして、対応するオペレーション
をテーブル化できたならば、内部テーブル作成部122
は処理シーケンス実行部123にテーブル展開の終了を
通知し、処理シーケンスの先頭の制御テーブル1301
を引き渡す(1106)。
【0053】以上によりオペレーションテーブルが全て
記述できる。
【0054】次に、内部テーブル作成部122が作成し
た各種テーブルを基に管理アプリケーション11から起
動要求のあった処理シーケンスを実行する処理シーケン
ス実行部123について説明する。処理シーケンス実行
部123の処理概要を図33に示す。
【0055】処理シーケンス実行部123は、処理シー
ケンスを起動するためのアクション要求を管理アプリケ
ーションから受信する(3301)と内部テーブル作成
部122に処理要求を通知する(3302)。その後、
内部テーブル作成部からの通知を受ける(3303)と
処理シーケンス初期設定処理3304を行う。これは、
処理シーケンスを実行するための初期定義と処理シーケ
ンスの最初の管理操作を実行するものである。処理シー
ケンス初期設定処理3304を行なった後、管理オブジ
ェクトからの応答を受信すると(3305、330
6)、処理シーケンス実行処理を行なう(3308)。
この処理は、制御テーブル1301やオペレーションテ
ーブル1201を用いて管理操作を実行するものであ
る。そしてこれらの処理を繰り返すし、最後まで処理シ
ーケンスが実行されると処理を終了する(3307)。
また、処理シーケンスに繰返し操作群が含まれていると
きは(3309)、その操作群の定期的な開始通知が処
理スケジュール管理部124から通知されるため、その
時には繰返し操作実行処理3310を行なう。以下に
は、上記で説明した各処理の詳細について説明する。
【0056】まず第1に、処理シーケンス初期定義処理
3304について説明する。この処理フローを図34に
示す。処理シーケンス実行部123は、まずオペレーシ
ョンの展開に成功したとして、図35に示すようなシー
ケンスの進行を監視するためのシーケンステーブル35
01を作成する(3401)。このテーブル内のシーケ
ンステーブルID3502は、シーケンステーブルを一
意に指定できる値である。オペレーションID3503
は、処理シーケンスの要求のあったアクションオペレー
ションに付加されるインボークIDを格納する。インボ
ークID3504は管理対象である管理オブジェクトに
対するオペレーションのインボークIDを設定する為に
必要となるメモリ領域である。使用制御テーブル350
5は、現在行なっているオペレーションに対応する制御
テーブルであり、管理オブジェクトに対するオペレーシ
ョン終了時に設定される。また、次使用制御テーブル3
506は、次のオペレーションを行なう制御テーブルを
格納する領域であり、これも使用制御オペレーションの
設定と同時に設定される。イベント条件3507は、イ
ベントが送られてくるオブジェクトとイベントタイプを
格納する領域であり、次使用制御テーブル3506に対
応するオペレーションの内容がイベント解析である場合
にのみ設定され、イベント解析が終了後にこの領域を開
放する。オペレーションパラメータ3508は、管理ア
プリケーション11から受信したパラメータを格納した
ものであり、応答パラメータ3509は、管理アプリケ
ーションに返すパラメータを格納するメモリ領域を指定
するための領域である。その他の情報3510、351
1は、繰り返し処理の現在の繰り返し回数など処理を実
行する上で必要な情報を格納するものである。
【0057】上記のテーブルを作成後、作成したテーブ
ルのオペレーションID3503に管理アプリケーショ
ン11から通知されたアクションオペレーションから、
オペレーションIDおよびオペレーションパラメータを
設定する(3402)。また、内部テーブル作成部12
2から送られてきたオペレーションテーブル1201を
基に、次使用制御テーブル3506内に処理シーケンス
の最初の制御テーブル1301を設定し(3403)、
オペレーション実行処理3404を行う。
【0058】オペレーション実行処理3404は、制御
テーブル1301に従って管理操作を実行する処理であ
る。オペレーション実行処理3404の処理フローを図
36に示す。オペレーション実行処理3404では、シ
ーケンステーブル内の次制御テーブルの制御タイプを取
りだし(3601)、そのテーブル内の制御タイプが何
であるかを判断し(3602〜3606)、それぞれの
処理に応じて処理を実行する(3607〜3612)。
どれにもあてはまらない場合には、処理のエラーを管理
アプリケーション11に通知する(3613)。
【0059】初めに、制御タイプが"NOCONTROL"である
場合の処理(3607)について説明する。この場合の
処理フローを図37に示す。制御タイプが"NOCONTROL"
である場合は、処理シーケンスの特殊な制御を行わずと
も良いため、制御テーブル内のオペレーションテーブル
を取りだし操作を実行する。
【0060】まず、オペレーションテーブル内の操作タ
イプを調べる(3701、3702)。これが、EVENT
であれば、イベント解析処理3703を行う。イベント
解析処理3703は通常の操作処理と異なる。この操作
処理フローを図38に示す。初期定義処理の場合には、
受信に必要なイベント条件を設定する(3801)。そ
して、オペレーションテーブルのインボークIDを0に
設定し(3802)、ワークメモリにそのインボークI
Dを設定し処理を終了する(3803)。もし、操作タ
イプがEVENTでなければ、オペレーションテーブル内の
操作情報を基に管理操作のための操作パラメータを設定
する。操作情報については、直接指定されているもの
か、他の操作の結果のような参照情報か、管理アプリケ
ーションから引き渡されたパラメータを利用する場合が
あるため、そのどれであるかを求める(3704〜37
06)。もしどれでもなければエラーとする(370
7)。まず、操作属性が指定されている場合は、その値
を操作パラメータとする(3708)。操作情報が、参
照情報である場合には、参照番号とオペレーションテー
ブルIDからワークメモリ内にある参照情報を取り出す
(3709)。初期定義については、この参照テーブル
がないため、この場合の処理は無い。最後に操作情報が
アクション要求時のパラメータである場合には、その情
報が存在する位置情報をもとにシーケンステーブル内の
オペレーションパラメータから取り出す(3710)。
上記の処理を全ての操作パラメータを設定するまで繰り
返す(3711)。
【0061】操作パラメータが設定されると、オペレー
ションテーブルの操作対象インスタンスと操作対象クラ
ス、および操作タイプを基に管理操作を実行する(37
12)。そして、その結果として得られるインボークI
DをシーケンステーブルのインボークIDに設定する
(3713)。さらに、応答情報がある場合(371
4)には、ワークメモリ内にその応答情報とシーケンス
テーブルIDを格納する(3715)。この処理が終了
するとシーケンステーブルの次使用制御テーブルを設定
する次制御変換処理3612を行う。次制御変換処理の
処理シーケンスを図39に示す。これはまずシーケンス
テーブルの次使用制御テーブルを使用制御テーブルに移
す(3901)。更に、オペレーション制御テーブル内
の次制御テーブルより制御テーブルIDをシーケンステ
ーブルの次使用制御テーブルに格納する(3902)。
そして、次制御テーブルに対応するオペレーションテー
ブルを取り出し(3903)、そのテーブル内の操作タ
イプを調べる(3904)。制御タイプがEVENTであれ
ばシーケンステーブル内のイベント条件にそのオペレー
ションテーブルの操作対象パラメータおよび操作属性に
含まれるイベントタイプを設定する(3905)。この
時、次制御テーブルの制御タイプが"IF"であれば、条件
によって制御テーブルで示したオペレーションテーブル
を使用しない場合がある。このため、次使用制御テーブ
ルの制御タイプがIFであれば、ELSE時の制御テーブルが
参照するオペレーションテーブルも調べる(3906,
3907)。そして、もしどちらかにイベントが存在す
る場合は補足情報として条件成立時か不成立時かを判断
する識別子を設定する(3908,3909)。また、
参照するオペレーションテーブルの値が"NOOPERATION"
である場合には、次の制御テーブルをたどり判断する。
イベント条件の設定が終了するとオペレーション実行処
理が終了する。
【0062】次に制御タイプが"SCHEDULE"の場合の処理
(3608)について説明する。この場合の処理フロー
を図40に示す。制御タイプが"SCHEDULE"である場合、
まず、制御テーブルの制御情報内のスケジュールIDを
取り出し(4001)、シーケンステーブル内のその他
の情報にそのスケジュールIDが存在するかを調べる
(4002)。その他の情報内に制御テーブルの情報で
あるスケジュールIDが存在しなければ、まずオペレー
ションテーブル内の操作タイプを調べる(4003,4
004)。操作タイプがイベントでない場合には、処理
シーケンス実行部は、この繰り返し処理の開始と判断
し、処理スケジュール管理部にスケジュールの実行要求
を通知し、シーケンステーブルのその他の情報にスケジ
ュールIDと回数を0に設定する(4005)。その後
管理操作実行処理と(3607)、次制御変換処理(3
612)を実行する。シーケンステーブル内のその他の
情報にスケジュールIDが存在していれば、図41に示
すようなスケジュールID(4102)とシーケンステ
ーブル(4103)の対応関係を示す繰返し待ちテーブ
ル(4101)をワークメモリに作成し、それぞれの値
を格納し、処理スケジュール管理制御部からの繰返し操
作の開始通知をまつ(4006)。
【0063】次に制御タイプが"SCHEDULEEND"の場合に
ついて説明する。この場合の処理を図42に示す。制御
タイプが"SCHEDULEEND"である場合の処理はオペレーシ
ョン実行処理と類似しているが、次使用制御テーブル内
の設定において、シーケンステーブルのスケジュールI
Dを取り出して繰返し回数を判断し(4201)、この
回数が規定回数に達していればシーケンステーブル内の
次使用制御ステーブルを制御テーブル内の次制御テーブ
ルに設定し(4202)、そうでなければ制御テーブル
内の制御情報内に含まれる開始制御テーブルに設定する
(4203)点が異なっている。
【0064】次に、制御タイプが"IF"の場合の処理(3
610)に付いて説明する。この場合の処理フローを図
43に示す。この場合、オペレーション制御テーブル内
の制御情報に含まれる条件識別子とタイプ,条件値およ
び条件判断値の格納位置を取り出し(4301)、これ
らの条件が一致しているかを判断する(4302)。も
し一致していれば、オペレーションテーブルに対して管
理操作実行処理を行い(3607)、次に次制御変換処
理を行う(3612)。もし条件が一致していなけれ
ば、制御情報内に存在する条件不一致オペレーションの
制御テーブルをシーケンステーブルの次制御テーブルと
し(4303)、再度オペレーション実行処理を実行す
る(3404)。
【0065】最後に制御タイプが"RESPONCE"である場合
の処理(3611)について説明する。この場合、管理
アプリケーションへの応答メッセージをシーケンステー
ブル内のリターンパラメータを用いて要求された管理ア
プリケーションへアクションのレスポンスとして返す。
その後、リターンパラメ−タ内の値を開放する。そし
て、遷移処理を行う。
【0066】以上の処理が処理シーケンス初期設定処理
である。
【0067】次に管理オブジェクトからの応答に対する
処理である処理シーケンス実行処理(3308)につい
て説明する。この処理フローを図44に示す。まず受信
したメッセージがイベントであるか調べる(440
1)。もしそうであれば、シーケンステーブル内に格納
されているイベント条件を収集し(4402)、通知し
た管理オブジェクトおよびイベントタイプからイベント
条件を満足するものがあるかどうかを判断する(440
3)。もし存在すれば、受信したイベント情報をワーク
メモリに格納し(4404)、そのシーケンステーブル
の次使用制御テーブルに対してオペレーション実行処理
を行う。もし、存在しなければ、受信したイベントは、
必要ないものとして、無視する。受信したメッセージが
イベントでなければ、インボークIDより、対応するシ
ーケンステーブルを求める(4405)。そして、シー
ケンステーブル内にイベント条件が存在すれば(440
6)、ワークメモリ内にインボークIDを格納する(4
407)。そして、ワークメモリに参照情報が存在する
かを判断し(4408)、もし存在すれば参照情報を基
にシーケンステーブルのその他の情報に参照情報を格納
する(4409)。そして、ワークメモリ内の参照情報
を破棄する(4410)。その後、オペレーション実行
処理を行う(4411)。このオペレーション実行処理
は、オペレーションテーブルや制御テーブルを用いて実
際の管理対象への操作や処理の遷移を実行する処理であ
り処理シーケンス初期定義処理内で図36から図43ま
でを使って説明した処理とほぼ同じである。しかし、図
37でのオペレーション処理におけるイベント解析処理
のみ異なる。このイベント解析処理の処理フローを図4
5に示す。この処理では、オペレーションテーブルの操
作タイプがEVENTの場合の処理である。まず、シーケン
ステーブルのテーブルのインボークIDを取り出し(4
501)、ワークメモリにそのインボークIDが存在す
るかを調べる(4502)。もし存在しなければ、前の
処理の応答がまだであることから処理を終了する。存在
すれば、ワークメモリにイベントが無いかを調べる(4
503)。もし存在しなければ、前の処理の応答を受信
したのみで、イベント情報を受信した分けではないた
め、処理を終了する。もし、イベント情報がワークメモ
リに存在していれば、次制御テーブルからオペレーショ
ンテーブルを取り出す(4504)。ここで、参照情報
が存在するかを調べ(4505)、存在すればシーケン
ステーブル内のその他の情報に参照情報を格納する(4
506)。更に応答情報についても調べ(4507)、
もし存在すれば、シーケンステーブルの応答情報にイベ
ント内の対応する情報を格納する(4508)。その
後、ワークメモリ内の参照したインボークIDを破棄す
る(4509)。そして、本オペレーションテーブルに
対応した制御テーブルを求め、その制御タイプを調べる
(4510)。もし、それがSCHEDULEENDであれば、制
御テーブル内の回数を調べオペレーションテーブルの次
使用制御テーブルを決定する(4511)。また、制御
タイプがSCHEDULEであれば、シーケンステーブルのその
他の情報の制御回数を1増やす(4512,451
3)。そして、シーケンステーブルを制御テーブルの次
制御テーブルに設定する(4514)。その後、オペレ
ーション実行処理を行う(4411)。
【0068】以上の様にして、処理シーケンス実行処理
が行われる。これが繰り返されることにより処理シーケ
ンス実行部は処理シーケンスに従った操作を実行でき
る。
【0069】最後に処理シーケンス実行部から通知によ
り実行される繰返し操作実行処理(3310)について
説明する。この場合の処理フローを図46に示す。この
場合、処理スケジュール管理部から通知されるスケジュ
ールIDを取り出す(4601)。そして、繰返し処理
待ちテーブル内に存在するスケジュールIDを検索し、
繰返し処理待ちを行っているシーケンステーブルを求め
る(4602)。求められたシーケンステーブルのその
他の情報内の回数を1繰り上げる(4603)。この値
が規定回数であれば(4604)、処理スケジュール管
理部に繰返し操作の終了を通知し(4605)、オペレ
ーション実行処理を行う(4411)。以上の処理によ
って、処理シーケンス実行部はアプリケーションからの
要求に対して周期的な繰返し操作を実行する。
【0070】本実施例の最後として処理シーケンス制御
部から繰返し操作の起動,終了通知を受けたときの処理
スケジュール管理の動作について説明する。処理フロー
を図47に示す。
【0071】処理スケジュール管理部は、処理シーケン
ス実行部より通知があると、それが起動通知か終了通知
であるかを判断する(4701)。もし起動通知である
ならば、図48に示すようなスケジュールID(480
2)と繰り返し周期時間をある単位時間で割ることによ
り回数に変換した値(4803)との対応関係および実
回数(4804)を一覧とした周期テーブル(480
1)内に通知されたスケジュールに対して設定し、周期
回数を設定し、実回数を0に設定する(4702)。そ
して、定期的に時間を監視し、単位時間が過ぎる毎に実
回数を1繰り上げる(4703)。そして、周期回数と
実回数が一致したならば、処理スケジュール管理部は処
理シーケンス実行部にそのスケジュールIDを通知する
(4704,4705)。そして、実回数を0にする
(4706)。また、終了通知が処理シーケンス実行部
より送られてくれば(4707)、通知されたスケジュ
ールIDに対する周期テーブル内に存在する項目を削除
する(4708)。以上の処理により定期的に処理シー
ケンス実行部に処理を通知することができる。
【0072】以上説明した構成、動作により処理シーケ
ンスをオペレーションの列挙として記述でき、かつその
記述を要求ごとに検索することから処理の変更があって
も実行部を変えることなく容易に処理を変更することが
できる。
【0073】(実施例2)以下、本発明の第2の実施例
として、オペレーション制御テーブルやオペレーション
テーブルを予め展開することにより、オペレーション要
求時の処理を高速にする一実施例を図49から図54を
用いて説明する。
【0074】システムの構成については、第1の実施例
と同じである。また、管理サービスを管理オブジェクト
として記述する記述方法も第1の実施例と同じである。
この記述されたオブジェクトに対して、まず内部テーブ
ル作成部がデータベースから処理シーケンスに関連する
オブジェクトを収集し、図49に示すような管理オブジ
ェクトクラスのアクションタイプと処理シーケンスを対
応付けるのに必要なアクション対応テーブルや第1の実
施例で説明した制御テーブル及びオペレーションテーブ
ルを作成する。ここで、アクション対応テーブル(49
01)は、管理サービスのオブジェクトクラス(490
2)及びアクションタイプ(4903)を持つ。また、
管理アプリケーションへの応答用のパラメータ構造もも
つ(4904)。さらに、CASEによる処理シーケンスの
分配を実現するために必要となる条件オブジェクトクラ
ス格納位置を指定する情報も持つ(4905)。そして
条件判断情報として、条件判断クラス(4906)とそ
の条件に対応する処理シーケンスの最初の制御テーブル
(4907)を持つものである。この様なテーブルを作
成する内部テーブル作成部の処理フローを図50に示
す。
【0075】まず、システムたち上げ時に、内部テーブ
ル作成部が起動する。ここでは、まず、処理シーケンス
を含む管理管理サービスオブジェクトのオブジェクトク
ラスのクラステンプレートを収集する(5001)。そ
の後、そのクラステンプレートからパッケージテンプレ
ートを収集し、そのパッケージテンプレートに記述され
ているアクションテンプレートを収集する(500
2)。そして、各アクションテンプレート内にで指定さ
れたビヘイビュアテンプレートを求める(5003)。
その後、アクション対応テーブルを作成し、アクション
が記述されている管理オブジェクトクラス名,アクショ
ンタイプを設定する。さらに対応するアクションテンプ
レートから応答時に参照するASN.1構文をデータベ
ースから検索し応答パラメータとしてアクション対応テ
ーブルに格納する(5004)。求められたビヘイビュ
アテンプレートの中から、処理シーケンスを記述したも
のであることを示す"SEQUENCE"が一段目に記述されてい
るかを判断する(5005)。次に、ビヘイビュアテン
プレートの中に"CASE"が存在しているかを判断する(5
006)。もしなければ、アクション対応テーブルの処
理判断クラスを”ALL”に設定する(5007)。も
し"CASE"が存在すれば、その後に記述されている判断を
行うためのオブジェクトクラスのユーザアプリケーショ
ンからの要求パラメータ内の格納位置をアクションテー
ブルの条件オブジェクトクラス格納位置に設定する。さ
らにオペレーション記述内に記述されているクラス名称
からクラステンプレートをデータベースから収集し、オ
ブジェクトクラスのオブジェクト識別子をアクション対
応テーブルの処理判断クラスに設定する(5008)。
ここで、指定されているオブジェクトクラスが複数存在
する場合には、そのオブジェクトクラスに対しそれぞれ
処理シーケンスおよび処理判断クラスの組を生成する。
また、”CASE”文の後に”OTHER”が記述され
ていれば、処理判断クラスを”OTHER”に設定す
る。アクション対応テーブルの条件判断クラスが設定さ
れた後、第1の実施例で説明したビヘイビュアテンプレ
ート解析処理を行い、オペレーションテーブルや制御テ
ーブルを作成する(1104)。そして、その結果とし
て得られた処理シーケンスの最初のオペレーション制御
テーブルIDをアクション対応テーブル内の処理シーケ
ンスに指定する(5009)。さらに、もしCASEによる
解析中のビヘイビュアテンプレートでまだ未解析のCASE
が存在するかを判断し(5010)、存在すれば上記の
処理を繰り返す。以上の処理を管理サービスを管理オブ
ジェクトとして記述した全管理サービスオブジェクトに
付いて繰り返す(5011)。全ての管理サービスオブ
ジェクトに対して処理が終了すると内部テーブル生成部
は処理シーケンス実行部に終了通知と後生成したテーブ
ル群を送る(5012)。
【0076】次に、管理アプリケーションやユーザオペ
レーションによる処理シーケンス実行について説明す
る。この処理フローを図51に示す。
【0077】まず処理シーケンス実行部は、内部データ
作成部から全てのテーブルを受信した後(5101)、
外部からのメッセージを受信待ちする(5102)。メ
ッセージの受信があれば、そのメッセージがどこからの
ものかを判断し(5103〜5106)、その処理にあ
った処理を行う。
【0078】まず管理アプリケーションからのアクショ
ン要求である場合の処理について説明する。この場合、
処理シーケンス実行部は要求された処理オブジェクトク
ラスおよびアクションタイプにから対応するアクション
対応テーブルを求める(5107)。そして、求められ
たアクション対応テーブルの処理シーケンスの条件判断
クラス情報があるかどうかを調べる(5108)。もし
存在すれば、アクションパラメータ内の判断クラスを格
納した位置を同定し(5109)、その位置のクラス情
報を判断情報と比較する(5110)。一致するものが
無ければ、エラーとして処理を終了する(5111)。
一致するものが存在すれば、その条件に対応する処理シ
ーケンスが求められ、最初の制御テーブルが同定でき
る。その後は、第一の実施例で説明した処理シーケンス
初期定義処理を実行する(3304)。それ以後の管理
オブジェクトからの応答メッセージに対する処理(33
08)や処理スケジュール管理からの通知に対する処理
(3310)も第1の実施例で説明した処理と同じであ
る。また、内部テーブル作成部から処理シーケンスの変
更,追加の通知があったならば(5106)、処理シー
ケンスの変更処理を行う(5112)。
【0079】次に動的に処理を追加変更する場合の処理
について説明する。この場合には、の処理フローを図5
2に示す。まず、オペレータによって定義されたGDM
Oをデータベース内に格納する追加/変更通知をデータ
ベース制御部が受信するとデータベース制御部が通知さ
れたファイル名を基にGDMOをデータベース内に格納
する(5201)。この時、格納するテンプレートのク
ラスのオブジェクト識別子をワークメモリに蓄える(5
202)。そして、格納終了後、内部テーブル作成機能
に変更があったことを通知する(5203)。内部テー
ブル作成部は、変更通知があると、ワークメモリ内にあ
るクラスのオブジェクト識別子取り出し(5204)、
それを基に起動時と同様のデーブルへの展開処理を行う
(5205)。内部テーブル作成部は変更,追加通知の
あった処理オブジェクトに対して全てのテーブルを作成
すると、処理シーケンス実行部に変更通知を送る(52
06)。処理シーケンス実行部は、変更通知を受信する
と処理シーケンス変更処理を行う(5112)。処理シ
ーケンス変更処理の処理フローを図53に示す。この処
理は、まず通知された管理サービスオブジェクトに処理
シーケンスの変更かどうかを調べる(5301)。もし
処理シーケンスの変更であれば、変更された処理シーケ
ンスの中で現在起動中の処理シーケンスの中に変更され
た処理シーケンスを用いているものがあるかを調べる
(5302)。もし、存在しなければアクション対応テ
ーブルから旧バージョンの情報を削除する。さらに、旧
バージョンの処理シーケンスに関する制御テーブルおよ
びオペレーションテーブルを削除する(5303)。も
し、現在起動中の処理シーケンスの中に変更されたもの
が存在するならば、図54に示すように旧バージョンで
実行しているシーケンステーブルID(5402)とそ
のバージョンに関連する制御テーブルの最初の制御テー
ブル(5403)を格納した旧バージョン実行テーブル
(5401)を作成し、その中に各種の情報を設定する
(5304)。そして、アクション対応テーブルの変更
点は変更する(5305)。そして、メッセージの受信
待ちを行う。
【0080】この後、起動中の処理シーケンスは、その
まま旧バージョンの制御テーブルに従い処理を終了さ
せ、新たに要求がある場合には、新バージョンの処理シ
ーケンスを実行させる。そして、旧バージョンの処理シ
ーケンスが全て終了した後にアクション対応テーブルか
ら旧バージョンの情報を削除する。さらに、旧バージョ
ンの処理シーケンスに関する制御テーブルおよびオペレ
ーションテーブルを削除する。
【0081】以上の構造,操作により、予めオペレーシ
ョンテーブルを展開しておくことから、実行時に展開処
理を必要としないため高速に処理を実現でき、かつ処理
を動的に変更することが可能な機能を実現することがで
きる。
【0082】(実施例3)以下、本発明の第3の実施例
として、オペレーション制御テーブルやオペレーション
テーブルをプログラムとして展開することにより、オペ
レーション要求時の処理を高速にする一実施例を図55
から図59を用いて説明する。
【0083】システムの構成については、図55に示す
ように第1の実施例の構成と類似している。ただし、ミ
ドルウェア12が、テンプレート管理部121,内部テ
ーブル作成部122と、処理シーケンスプログラム作成
部125,処理スケジュール管理部124で構成されて
いる点が第1の実施例と事なる。また、管理サービスを
管理オブジェクトとして記述する記述方法は第1の実施
例と同じである。
【0084】シーケンスプログラム作成部は、内部テー
ブル作成部が第2の実施例で説明した処理により生成さ
れたテーブル群を基にしてプログラムを作成するもので
ある。この場合、作成されたテーブル群を定数として定
義する。例えば、Cプログラム言語への展開における各
種テーブルの構成の例を図56に示す。これは、アクシ
ョン対応テーブル、オペレーションテーブル、制御テー
ブル、シーケンステーブルをそれぞれ構造体として設定
している(5602〜5605)。また、操作タイプの
ように予めその内容が限定されるものは、定義文として
提供される(5601)。そこで、これらの汎用的な情
報を構造体として定義し、これを用いて生成されたテー
ブル内の値を設定する処理を初期定義関数として作成す
る。この関数を第2の実施例で説明した処理をプログラ
ム化したものに加えれば、処理シーケンスを実行するプ
ログラムが作成される。
【0085】また、実行ファイルが変更した場合の処理
について説明する。これは、プログラムとして作成され
た管理サービスオブジェクトが、以前に同じ管理サービ
スオブジェクトとして作成され実行している場合であ
る。この時に、それまで実行していたプログラムの処理
を図57に示す。まず、これまでに実行していた処理
は、新しい処理を実現するプログラムが起動したとき
に、そのプログラムから新バージョンの管理サービスオ
ブジェクトができた事を受信する(5701)。する
と、これまで実行していたプログラムは、自分の持つ管
理サービスオブジェクトを調べ、対応するオブジェクト
に対して、その管理サービスオブジェクトをワークメモ
リに格納する(5702)。そして、新たに起動したプ
ログラムに対して、管理サービスオブジェクトの処理の
終了通知を発信する(5703)。新たに起動したプロ
グラムは、その通知を受信した以降の管理サービスオブ
ジェクトへのアクション要求を受け付ける。その後、予
め実行していたプログラムが管理サービスオブジェクト
に対するアクション通知を受け取ると(5704)、ま
ず最初にワークメモリ内から変更通知のあった管理サー
ビスオブジェクトを収集する(5705)。そして、受
信したアクション要求が変更通知のあったものかを調べ
る(5706)。この結果、もし変更通知があったもの
でなければ処理シーケンスを実行し(5707)、もし
変更通知のあったものであれば処理シーケンスを実行し
ないで終了する(5708)。以上の処理により、処理
シーケンスの変更をプログラムをとめることなく行え
る。これらの処理の中で、管理サービスオブジェクトの
処理内容の変更であれば、既存の管理サービスオブジェ
クトの実行プログラムへの通知処理をプログラムとして
作成する。そして、管理サービスオブジェクトの処理内
容の変更でなくとも、今後変更の可能性はあるため、上
記の処理をプログラム内に追加させる必要がある。
【0086】以上ようなテーブル定義と変更処理をプロ
グラム内に取り込んで管理サービスオブジェクトが提供
する処理シーケンスを実行するプログラムの作成処理に
ついて説明する。
【0087】まず、管理サービスオブジェクトが登録さ
れると、内部テーブル作成処理部が登録された情報を基
に第2の実施例で説明した処理を行い、処理終了後プロ
グラム生成処理部にその処理を通知する。プログラム生
成処理部は、この通知を受けると処理シーケンスを実行
するプログラムを作成する。この処理フローを図58に
示す。
【0088】内部テーブル作成部からの通知を受信する
(5801)と、まず初期定義としてオペレーションテ
ーブル、制御テーブル、アクション対応テーブルの数だ
けそれぞれに対応する構造体の実体を作成する。次に、
生成されたテーブル群の各データの設定を初期設定関数
として作成する(5802)。さらに、プログラム内で
扱われる管理サービスオブジェクト群をもとめる(58
03)。そして、プログラム作成処理部が持っている図
59の様な管理サービスオブジェクトのオブジェクトク
ラス(5902)とプログラム(5903)との対応関
係を示した管理サービスオブジェクト実行処理対応テー
ブル(5901)を用いて今回作成したものが処理変更
であるかを調べる(5804)。もし、そうであれば、
そのオブジェクトを扱うプログラムに対して変更する管
理サービスオブジェクト群を通知する処理を作成する
(5805)。そして、管理サービスオブジェクト実行
処理テーブル内の変更するオブジェクトのプログラム名
を今回作成するプログラム名に変更する(5806)。
もし、今回作成したプログラムが新規のものであれば、
管理サービスオブジェクト実行処理テーブル内に管理サ
ービスオブジェクトのオブジェクトクラスとプログラム
名を格納する(5807)。その後、上記の図57を使
って説明した動的変更を行うための処理を関数として作
成する(5808)。そしてこれらの処理に第2の実施
例で示した処理をプログラム化したものをメイン関数と
することにより管理サービスオブジェクトのプログラム
を生成する(5809)。
【0089】以上の構成、処理により管理操作の列挙と
して記述された処理内容を自動的にプログラムとして作
成し、かつそのプログラムが既存のプログラムの扱って
いる管理オブジェクトの変更であってもプログラムを再
構成する必要なく動的に処理の変更を行うことができ
る。
【0090】
【発明の効果】本発明によれば、複数の管理アプリケー
ションやユーザ等が利用する管理操作群を簡単な記述で
記述し、その記述されたものを読み取ることにより一連
の管理操作の処理を実行できるため、容易に管理アプリ
ケーションの追加,変更が可能であり、また管理システ
ムを停止させることなく動的にこれらの追加・変更を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】管理サービスオブジェクトを提供するネットワ
ーク管理システムの一実施例の構成を表した図である。
【図2】ネットワーク管理システムのミドルウェアのモ
ジュール間の関係の一例を示した図である。
【図3】管理サービスオブジェクト提供方式の全体の概
略フローの一例を示した図である。
【図4】管理サービスオブジェクトが実行する一連の管
理操作群の一例を示した図である。
【図5】GDMOによる管理サービスオブジェクトの定
義の一例を示した図である。
【図6】GDMOで規定されているビヘイビュアテンプ
レ−トによる管理操作の記述方式の一例を示した図であ
る。
【図7】管理操作の記述におけるオペレーションパラメ
ータの構成を示した図である。
【図8】ASN.1記述の一例を示した図である。
【図9】実行する管理操作群において前の管理操作の結
果を利用する管理操作を含んだ管理サービスオブジェク
トの一例を示した図である。
【図10】管理操作群を実行するために必要なテーブル
を作成するための処理フローの一部を示した図である。
【図11】管理操作群を実行するために必要なテーブル
を作成するための処理フローの一部を示した図である。
【図12】管理対象への管理操作の詳細を表すオペレー
ションテーブルの一例を示した図である。
【図13】管理対象への一連の管理操作群の操作の遷移
を表す制御テーブルの一例を示した図である。
【図14】オペレーションテーブルの一構成である操作
情報の構成を表した図である。
【図15】管理操作を実行するために必要なテーブルを
作成するためのビヘイビュアテンプレート解析処理のフ
ローを示した図である。
【図16】ビヘイビュアテンプレート内にSCHEDULEが記
述されている場合の解析処理のフローを示した図であ
る。
【図17】制御文字とその制御文字に関連する制御テー
ブルとの対応関係を示した図である。
【図18】ビヘイビュアテンプレート内にSCHEDULEEND
が記述されている場合の解析処理のフローを示した図で
ある。
【図19】ビヘイビュアテンプレート内に記述されてい
る繰返し操作とその記述に対応した制御テーブルとの関
係を示した図である。
【図20】ビヘイビュアテンプレート内にIFが記述され
ている場合の解析処理のフローを示した図である。
【図21】ビヘイビュアテンプレート内にELSEが記述さ
れている場合の解析処理のフローを示した図である。
【図22】ビヘイビュアテンプレート内にENDIFが記述
されている場合の解析処理のフローを示した図である。
【図23】ビヘイビュアテンプレート内に記述されてい
る条件操作とその記述に対応した制御テーブルとの関係
を示した図である。
【図24】ビヘイビュアテンプレート内にRESPONCEが記
述されている場合の解析処理のフローを示した図であ
る。
【図25】ビヘイビュアテンプレート内に管理操作が記
述されている場合の解析処理のフローを示した図であ
る。
【図26】オペレーションテーブルを作成するための処
理のフローの一部を示した図である。
【図27】オペレーションテーブルを作成するための処
理のフローの一部を示した図である。
【図28】管理操作とオペレーションテーブルの一対応
関係を示した図である。
【図29】ビヘイビュアテンプレート内の属性値を解析
するための処理簿フローの一部を示した図である。
【図30】ビヘイビュアテンプレート内の属性値を解析
するための処理簿フローの一部を示した図である。
【図31】オペレーションテーブルを作成するための処
理のフローの一部を示した図である。
【図32】オペレーションテーブルを作成するための処
理のフローの一部を示した図である。
【図33】処理シーケンス実行部を実現するための処理
の一フローを示した図である。
【図34】処理シーケンス実行部を実行するための一部
である処理シーケンス初期設定処理の一フローを示した
図である。
【図35】処理シーケンスを実行するために必要なシー
ケンステーブルの一実施例を示した図である。
【図36】処理シーケンス実行部を実現するための一部
であるオペレーション実行処理の処理フローを示した図
である。
【図37】処理シーケンス実行部を実現するための一部
である管理操作実行処理の処理フローを示した図であ
る。
【図38】初期定義処理時のイベント解析処理の処理フ
ローを示した図である。
【図39】処理シーケンス実行部を実現するための一部
である管理操作実行処理の処理フローを示した図であ
る。
【図40】処理シーケンス実行部を実現するための一部
である繰返し条件判断部処理の処理フローを示した図で
ある。
【図41】スケジュールIDとシーケンステーブルID
の対応関係を示した繰返し操作待ちテーブルの一例を示
した図である。
【図42】繰返し処理終了判断処理時の次制御変換処理
の処理フローを示した図である。
【図43】処理シーケンス実行部を実現するための一部
である条件文処理の処理フローを示した図である。
【図44】処理シーケンス実行部を実現するための一部
である処理シーケンス実行処理の処理フローを示した図
である。
【図45】処理シーケンス実行処理時のイベント解析処
理の処理フローを示した図である。
【図46】処理シーケンス実行部が処理スケジュール管
理部からの通知を受信したときに行なう繰返し操作実行
処理の処理フローを示した図である。
【図47】処理スケジュール管理部を実現するための処
理フローを示した図である。
【図48】処理スケジュール管理部で用いられるシーケ
ンスIDと繰返し操作の周期を表す回数と実際の値との
対応関係を表す周期テーブルを示した図である。
【図49】管理アプリケーションなどから通知されるア
クションと一連の管理操作群との対応関係を表すアクシ
ョン対応テーブルを示した図である。
【図50】アクション対応テーブルを作成するための処
理フローを示した図である。
【図51】アクション対応テーブルを利用した処理シー
ケンス実行部を実現する処理概要フローを示した図であ
る。
【図52】アクション対応テーブルを利用した場合のテ
ンプレート管理部と内部テーブル作成部における処理シ
ーケンス変更処理時の処理フローを示した図である。
【図53】アクション対応テーブルを利用した処理シー
ケンス実行部における処理シーケンス変更処理時の処理
フローを示した図である。
【図54】処理シーケンス変更時におけるシーケンステ
ーブルIDと処理シーケンス開始テーブルとの対応関係
を示す旧バージョン実行テーブルを示した図である。
【図55】ビヘイビュアテンプレート内の記述からシー
ケンスプログラムを作成する場合のネットワーク管理シ
ステムの一構成を示した図である。
【図56】管理サービスオブジェクト実現のために必要
な各種テーブルのC言語による定義の一例を示した図で
ある。
【図57】動的変更を考慮したシーケンスプログラムの
処理フローを示した図である。
【図58】動的変更を考慮したシーケンスプログラムを
作成する処理フローを示した図である。
【図59】作成した処理オブジェクトクラスとそのプロ
グラム名との対応関係を示した管理サービスオブジェク
ト実行処理テーブルを示した図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク管理システム 2 被管理ネットワーク 10 通信制御部 11 管理アプリケーション 12 ミドルウェア 121 テンプレート管理部 122 内部テーブル作成部 123 処理シーケンス実行部 124 処理スケジュール管理部 13 データベース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鎌田 洋二 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 綿貫 修二 神奈川県横浜市中区尾上町6丁目81番地 日立ソフトウェアエンジニアリング株式会 社内 (72)発明者 青山 敬 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地 株 式会社日立製作所情報通信事業部内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信ネットワークを構成する管理対象たる
    各構成要素に対して、情報収集やハードウエア制御等か
    らなる管理操作を管理主体たる管理手段が提供する通信
    ネットワーク管理システムにおいて、 前記管理対象に施すべき少なくとも一つの前記管理操作
    を時系列に従って記述した管理操作群ファイルを記憶手
    段に格納し、 格納された管理操作群ファイルを、実行要求の到着に応
    じて、前記実行要求の内容に基づき、前記管理操作の操
    作内容を規定するパラメータ群で構成される、前記時系
    列に対応する個数のテーブル群に変換し、 変換されたテーブル群に基づき、要求された管理操作群
    を実時間で実行することを特徴とする管理サービスオブ
    ジェクト提供方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の管理サービスオブジェク
    ト提供方法において、 前記管理対象は、OSI管理で定められたGDMOを用
    いて管理オブジェクトとしてオブジェクト指向により定
    義され、 前記管理操作群ファイルは、管理サービスをオブジェク
    ト指向で定義した管理サービスオブジェクトとして前記
    管理対象に提供される前記管理操作に関する属性等のパ
    ラメータ群が時系列順に列挙されたデータであることを
    特徴とする管理サービスオブジェクト提供方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2のいずれか1項に記載の
    管理サービスオブジェクト提供方法において、 前記管理操作群ファイルから前記テーブル群への変換
    は、前記通信ネットワーク管理システムの起動時に行わ
    れ、 変換されたテーブル群を構成すべきパラメータ群は、前
    記処理要求の到着に先立ち予め生成され、 前記要求された管理操作群の実行は、予め作成されたパ
    ラメータ群を前記処理要求の到着に応じて参照して行な
    うことを特徴とする管理サービスオブジェクト提供方
    法。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の管理サービスオブジェク
    ト提供方法において、 前記管理対象に提供すべき前記管理サービスの追加およ
    び変更は、実行中の第1の管理サービスオブジェクトの
    処理を実行させたままの状態で、前記第1の管理サービ
    スオブジェクトとは別の第2の管理サービスオブジェク
    トを生成し、生成された前記第2の管理サービスオブジ
    ェクトの記憶されているファイルを読み込み、読み込ま
    れたファイルに記憶されている前記第2の管理サービス
    オブジェクトに対応する管理操作群ファイルをテーブル
    群へ変換し、変換されたテーブル群の内容に基づき、起
    動要求の到着に応じて前記第2の管理サービスオブジェ
    クトの処理を実行することにより行なわれることを特徴
    とする管理サービスオブジェクト提供方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の管理サービスオブジェク
    ト提供方法において、 前記第2の管理サービスオブジェクトの変更は、前記変
    更が施された管理サービスオブジェクトに対応するテー
    ブル群を、変更前の管理サービスオブジェクトに対応す
    るテーブル群とは別のテーブル群として作成し、前記第
    1の管理サービスオブジェクトの実行が終了した後に前
    記変更前の管理サービスオブジェクトに対応するテーブ
    ル群を削除することによって動的に行なうことを特徴と
    する管理サービスオブジェクト提供方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の管理サービスオブジェク
    ト提供方法において、 前記GDMOの要素であるCMISからなる管理操作群
    と等価な関数プログラムを予め作成しておき、 前記関数プログラムに引き渡すべきパラメータ群で構成
    されるテーブル群を、振舞として記述された管理操作群
    の列挙に基づき作成し、 作成されたテーブル群と前記関数プログラムとを組み合
    わせることによって、前記管理操作群を実行するプログ
    ラムのソースファイルを生成することを特徴とする管理
    サービスオブジェクト提供方法。
  7. 【請求項7】請求項6に記載の管理サービスオブジェク
    ト提供方法において、 前記ソースファイルは、起動中の第1の実行ファイルに
    対応するプログラムの内容を変更した後のプログラムの
    ソースファイルを生成する場合、前記起動前に既に第1
    の管理操作群を実行している第2の実行ファイルに対し
    て、新たに第2の管理操作群が生成されたことを示す通
    知を送信するステップと、前記通知を前記第2の実行フ
    ァイルが受信したとき、受信の時点以降に前記第2の実
    行ファイルが前記第1の管理操作群に対する処理要求を
    受信しても前記処理要求で要求された処理を行わせない
    ようにするステップとを前記ソースファイル中に付加挿
    入することにより、前記起動中のプログラム内の処理と
    競合することなく実行ファイルを更新できることを特徴
    とする管理サービスオブジェクト提供方法。
  8. 【請求項8】管理操作群を記述したファイルを格納する
    ためのデータベースを用いて管理対象である管理オブジ
    ェクトを管理するテンプレート管理部と、 前記ファイルを実行するために必要なテーブルを、前記
    データベースに格納された管理オブジェクトに関する情
    報を用いて作成する内部テーブル作成部と、 管理アプリケーションからの実行要求の受信に応じて、
    作成された前記テーブルを読み取ることにより前記実行
    要求で要求された処理を実行する処理シーケンス実行部
    とを有することを特徴とするネットワーク管理システ
    ム。
  9. 【請求項9】通信ネットワークを構成する管理対象たる
    各構成要素に対して、情報収集やハードウエア制御等か
    らなる管理操作を管理主体たる管理手段が提供する通信
    ネットワーク管理システムにおいて、 第1の管理サービスを提供するために実行した管理アプ
    リケーションプログラムの内容と実質的に同一の内容を
    持つ管理アプリケーションプログラムを実行することに
    よって第1の管理サービスとは異なる第2の管理サービ
    スを提供することを特徴とする管理サービスオブジェク
    ト提供方法。
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