JPH08314538A - プラント運転状態診断装置 - Google Patents

プラント運転状態診断装置

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JPH08314538A
JPH08314538A JP11347195A JP11347195A JPH08314538A JP H08314538 A JPH08314538 A JP H08314538A JP 11347195 A JP11347195 A JP 11347195A JP 11347195 A JP11347195 A JP 11347195A JP H08314538 A JPH08314538 A JP H08314538A
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JP
Japan
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plant
state
combustion
fuzzy
fuzzy inference
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Application number
JP11347195A
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Inventor
Kichiji Obayashi
吉次 大林
Makoto Fujiyoshi
誠 藤吉
Kenji Ogawa
謙二 小河
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Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 オペレータにプラントの運転状態の情報を、
総合的、直感的に提供し、オペレータの負担を軽減でき
るプラント運転状態診断装置を提供する。 【構成】 安定燃焼に関するプロセスデータに基づきフ
ァジィ推論により「運転状態」を診断するネットワーク
と、「環境保全」に関するプロセスデータに基づきファ
ジィ推論により環境保全状態を診断するネットワーク
と、「機器保守」に関するプロセスデータに基づきファ
ジィ推論により機器保守状態を診断するネットワークを
備える。 【効果】 「運転状態」,「環境保全」,「機器保守」
の3つの観点からプラントの状態がそれぞれ診断され、
その度合いが求められることによって、オペレータは、
「運転状態」,「環境保全」,「機器保守」の3つの観
点からプラントの状態を直感的に確認でき、プラントの
総合的な状態を直感的に判断できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オペレータへプラント
の運転状態の情報を提供するプラント運転状態診断装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、多くのプロセスデータから運
転状況を診断するには、熟練者が持っている専門的な知
識が必要とされ、非常に難しい。そこで、従来、たとえ
ばゴミ焼却プラントにおける運転状態診断装置では、収
集したプロセスデータに基づき、「ニューラルネットワ
ーク」,「エキスパートシステム」,「AI」、あるい
はこれらの組合せを用いて、診断もしくはパターン認識
を行い、その結果から最も適合度の高い状態を現在の燃
焼状態と判定し、この求めた現在の燃焼状態により「安
定状態」,「異常状態」,あるいは「異常の兆候」を判
断し、メッセージを出力し、またプロセス値の「トレン
ド」、「それに基づいて動作する図」を表示し、「回避
処理」を表示させていた。たとえば特開平4−1617
10号公報に開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のプラント運転状態診断装置では、プロセスの一次要因
から直接状態判断を行っているため、全体としての運転
状態の悪化をマクロ的に捉えることはできず、そのため
プラントの状態をオペレータが総合的に把握することは
難しいという問題があった。
【0004】また、運転状態、たとえば燃焼状態が良好
でも、一酸化炭素(CO),酸化窒素物(NOX )の発
生などの環境保全に関する項目が良好な状態にあるとは
限らないという問題があった。さらに、クリンカ、火格
子焼損などの機器保守に関する項目が良好な状態にある
とは限らないという問題があった。
【0005】そのためオペレータは、全ての観点から、
状態を監視・判断しなければならず、負担が大きいとい
う問題があった。また、収集したプロセスデータにより
燃焼状態を緻密なシミュレーションで求めようとする
と、多量の演算が必要となり、よって短時間でのプラン
トの状態の表現は難しく、また動的な表現は乏しくなら
ざるを得ないという問題があった。
【0006】本発明は上記問題を解決するものであり、
オペレータにプラントの運転状態の情報を、総合的、直
感的に提供し、オペレータの負担を軽減できるプラント
運転状態診断装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
第1発明のプラント運転状態診断装置は、安定運転に関
するプロセスデータに基づきファジィ推論により運転状
態を診断する第1ネットワークと、環境保全に関するプ
ロセスデータに基づきファジィ推論により環境保全状態
を診断する第2ネットワークと、機器保守に関するプロ
セスデータに基づきファジィ推論により機器保守状態を
診断する第3ネットワークを備えたことを特徴とするも
のである。
【0008】また第2発明のプラント運転状態診断装置
は、上記第1発明のプラント運転状態診断装置であっ
て、異常状態,その兆候,安定状態というゾーンを有
し、ネットワークの診断結果を前記ゾーン上に指針によ
り表示するファジィメータを備えたことを特徴とするも
のである。
【0009】さらに第3発明のプラント運転状態診断装
置は、上記第1発明、または上記第2発明のプラント運
転状態診断装置であって、安定運転に関するプラントの
制御データに基づきファジィ推論によりプラント状態を
段階的に判断するファジィ推論部と、このファジィ推論
部で推論されたプラントの状態を表示するスマイルメー
タを備えたことを特徴とするものである。
【0010】また第4発明のプラント運転状態診断装置
は、上記第3発明のプラント運転状態診断装置であっ
て、ファジィ推論部で判断されたプラント状態を、プラ
ントの各区域毎にまとめて所定の図形の高さにより表示
し、時間的に動的に変化するアニメーション画面を備え
たことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記第1発明の構成により、プロセスデータに
基づき、「運転状態」,「環境保全」,「機器保守」の
3つの観点からプラントの状態が診断される。よって、
オペレータは、3つの観点からプラントの状態を直感的
に確認できる。
【0012】また第2発明の構成により、プラントの診
断の結果が、「異常状態」,「その兆候」,「安定状
態」というゾーン上に指針により表示される。よってオ
ペレータはプラントの状態を視覚で確認できる。
【0013】さらに第3発明により、安定運転に関する
プラントの要因の状態が段階的にスマイルメータで表示
される。よって、オペレータは直接的に安定運転に関す
るプラントの状態を確認できる。
【0014】また第4発明により、安定運転に関するプ
ラントの要因の状態が段階的にアニメーション画面で、
プラントの各区域毎にまとめて所定の図形の高さにより
表示され、時間的に動的に変化する。よって、オペレー
タは直接的にプラントの各区域毎にまとめて安定運転に
関するプラントの状態を確認できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1,図2は本発明の一実施例におけるゴミ焼
却プラント運転状態診断装置のブロック図、図3は同ゴ
ミ焼却プラント運転状態診断装置により表示される画面
図、図4はゴミ焼却プラントの構成図である。
【0016】図4において、1は焼却炉であり、焼却炉
1は、ファジィ燃焼制御装置2によって、収集された焼
却炉1のプロセスデータに基づきファジィ推論された出
力信号(ファジィ制御出力信号)により、焼却するゴミ
の質・量、ゴミの燃焼位置、送風される空気のバランス
などが制御される。また、上記プロセスデータ、ファジ
ィ制御出力信号、ファジィ燃焼制御装置2から出力され
るアラーム出力信号、および焼却炉1の後壁に設置され
た産業用テレビカメラ(ITV)の画像信号が、プラン
ト運転状態診断装置3に入力されている。このプラント
運転状態診断装置3には表示手段としてCRT4が接続
されている。
【0017】プラント運転状態診断装置3のCRT4に
表示される画面は、図3に示すように、プロセスデータ
値を表示するプロセスメータ11、「異常状態」,「その
兆候」,「安定状態」という色分けしたゾーンを有し、
後述する3つの「安定燃焼」,「環境保全」,「機器保
守」のネットワークにて求められた診断結果(ファジィ
推論の適合値)を前記ゾーン上に指針により表示するフ
ァジィメータ12、ファジィメータ12が異常状態,その兆
候に振れた場合にその原因を表示するテキストボックス
13、炉内の燃焼状態(安定運転)を決定する、「ゴミ質
・量」,「燃焼位置」,「空気バランス」のファジィ制
御出力(パラメータ)の状態を、表情を用いることで段
階的に表示するスマイルメータ14、焼却炉燃焼状態を表
示するシミュレーション画面15、上記ITVからの画像
信号を画像処理して、焼却炉1内があたかも2方向から
透視した如くのイメージに表現し、焼却炉燃焼状態を後
述する火炎18でアニメーション表示するアニメーション
画面16、および運転診断/支援表示画面17から形成され
ている。
【0018】上記シミュレーション画面15には、燃焼室
の前燃焼部(乾燥帯)、燃焼部(燃焼帯)、後燃焼部
(後燃焼帯)毎に、「ゴミ質・量」,「燃焼位置」,
「空気バランス」に関するファジィ制御出力信号の診断
結果から統合した結果が、各々3種の火炎18の高さに反
映して表示され、また焼却炉1内のアラームがアラーム
マーカ19によって表示されている。
【0019】また運転診断/支援表示画面17には、「異
常状態」,「その兆候」が生じた場合に、それらを回避
する処理の手順が表示される。ゴミ焼却プラント運転状
態診断装置3について詳細に説明する。
【0020】ゴミ焼却プラント運転状態診断装置3は大
きく、プロセスデータに基づき診断する第1診断部21
と、ファジィ制御出力信号(パラメータ)に基づき診断
する第2診断部22から構成されている。
【0021】第1診断部21は、図1に示すように、「安
定燃焼」,「環境保全」,「機器保守」の3つの観点の
ネットワークと、これら3つのネットワークにて求めら
れた診断結果(ファジィ推論の適合値)から、テキスト
ボックス13と運転診断/支援表示画面17に表示するメッ
セージを形成するメッセージ形成部34から構成されてい
る。
【0022】「安定燃焼」,「環境保全」,「機器保
守」の3つのネットワークは同一の構成なので、「安定
燃焼」のネットワークを代表して説明する。「安定燃
焼」に関するプロセスデータは3つとしている。
【0023】プロセスデータは、プロセスメータ11に出
力されるとともに、スイッチ30に入力され、スイッチ30
により統計演算部35、あるいはニューロ分類部36のいず
れかへ入力されるかが決定される。統計演算部35は、プ
ロセスデータを統計演算する処理、たとえば一定時間の
平均値などを演算して出力し、ニューロ分類部36は、た
とえばプロセスデータの変化量(微分値)を演算し、プ
ロセスデータとこの変化量を入力とするニューラルネッ
トによりプロセスデータの指数を求めて出力する。スイ
ッチ30により選択された統計演算部35、あるいはニュー
ロ分類部36の出力値は結合子37を介してファジィ推論部
38へ入力される。
【0024】ファジィ推論部38は3つのプロセスデータ
から形成された3つの出力値を入力として、予め設定さ
れたメンバシップ関数、およびファジィ制御ルールによ
り、その安定燃焼の度合い(0〜100%)を演算し、
ファジィメータ12へ出力する。ファジィメータ12は、こ
の0〜100%の出力によりその指針の角度が設定さ
れ、指針位置により「異常状態」,「その兆候」,「安
定状態」が示される。
【0025】そして、3つのネットワークのファジィ出
力値は、メッセージ形成部34へ入力される。このメッセ
ージ形成部34は、上記3つのファジィ出力値を入力とす
るファジィ推論部39と知識ベース40から構成され、ファ
ジィ推論部39により総合した運転状態の度合いが演算さ
れ、この運転状態の度合いにより、知識ベース40から運
転診断メッセージと運転支援メッセージを選択して運転
診断/支援表示画面17に表示し、また3つのネットワー
クのファジィ出力値により知識ベース40からそれぞれ原
因となった現象を選択し、各「安定燃焼」,「環境保
全」,「機器保守」のテキストボックス13へ表示する。
【0026】第2診断部22は、図2に示すように、ゴミ
質・量に関する複数のファジィ制御出力信号(パラメー
タ)を入力とし、燃焼室の前燃焼部(乾燥帯)、燃焼部
(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼帯)毎に、その状態をフ
ァジィ推論により段階的に診断し、それら診断結果(フ
ァジィ推論の適合値)を判断してゴミ質・量のスマイル
メータ14を表示するファジィ推論部41と、燃焼位置に関
する複数のファジィ制御出力信号(パラメータ)を入力
とし、燃焼室の前燃焼部(乾燥帯)、燃焼部(燃焼
帯)、後燃焼部(後燃焼帯)毎に、その状態をファジィ
推論により段階的に診断し、それら診断結果(ファジィ
推論の適合値)を判断して燃焼位置のスマイルメータ14
を表示するファジィ推論部42と、空気バランスに関する
複数のファジィ制御出力信号(パラメータ)を入力し、
燃焼室の前燃焼部(乾燥帯)、燃焼部(燃焼帯)、後燃
焼部(後燃焼帯)毎に、その状態をファジィ推論により
段階的に診断し、それら診断結果(ファジィ推論の適合
値)を判断して空気バランスのスマイルメータ14を表示
するファジィ推論部43と、これらファジィ推論部41,4
2,43にて求められた燃焼室の前燃焼部(乾燥帯)、燃
焼部(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼帯)毎の診断結果
(ファジィ推論の適合値)を入力とするファジィ推論部
44と、上記ITVからの画像信号を入力し、焼却炉1内
があたかも2方向から透視した如くのイメージに表現
し、ファジィ推論部44が出力された、燃焼室の前燃焼部
(乾燥帯)、燃焼部(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼帯)
の区域毎のプラントの状態を火炎18としてアニメーショ
ン画面16へ出力する画像処理部45から構成されている。
【0027】ファジィ推論部44は、燃焼室の前燃焼部
(乾燥帯)、燃焼部(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼帯)
毎に、ファジィ推論部41,42,43により求められた診断
結果に基づきファジィ推論を行い、火炎18の高さに反映
して表示する。
【0028】また、ファジィ燃焼制御装置2から出力さ
れるアラーム出力信号は、シミュレーション画面15のア
ラームマーカ19に対応して出力される。上記構成におけ
る作用を説明する。
【0029】ファジィ燃焼制御装置2は、焼却炉1から
フィードバックされるプロセスデータに基づきファジィ
推論して、焼却炉1において焼却するゴミの質・量、ゴ
ミの燃焼位置、送風される空気のバランスなどを制御し
ている。
【0030】この状態において、プラント運転状態診断
装置3は、上記プロセスデータ、ファジィ制御出力信
号、ファジィ燃焼制御装置2から出力されるアラーム出
力信号、および焼却炉後壁に設置されITVの画像信号
に基づき、プラント運転状態診断を行い、その診断結果
をCRT4に表示する。
【0031】すなわち、「安定燃焼」,「環境保全」,
「機器保守」の3つのネットワークにより、それぞれ
「安定燃焼」,「環境保全」,「機器保守」に関するプ
ロセスデータに基づき、統計演算あるいはニューラルネ
ット、およびファジィ推論を用いて、「安定燃焼」,
「環境保全」,「機器保守」の3つの観点からのプラン
ト状態の度合い(0〜100%)が演算され、その診断
結果がファジィメータ12に表示される。
【0032】また「安定燃焼」,「環境保全」,「機器
保守」の度合い(0〜100%)に基づき、ファジィ推
論を用いて総合した運転状態の度合いが演算され、この
運転状態の度合いにより、運転診断メッセージと運転支
援メッセージが選択され運転診断/支援表示画面17に表
示され、また3つのネットワークのファジィ出力値によ
り原因となった現象が選択され、各「安定燃焼」,「環
境保全」,「機器保守」のテキストボックス13へ表示さ
れる。
【0033】また燃焼室の前燃焼部(乾燥帯)、燃焼部
(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼帯)毎に、「ゴミ質・
量」,「燃焼位置」,「空気バランス」に関するそれぞ
れの複数のファジィ制御パラメータに基づき、ファジィ
推論を用いて、「ゴミ質・量」,「燃焼位置」,「空気
バランス」の各プラント状態が段階的に診断され、それ
ら診断結果(ファジィ推論の適合値)がスマイルメータ
14へ表示される。またこれら診断結果(ファジィ推論の
適合値)に基づき、ファジィ推論(あるいは簡単な比例
演算)を用いて、燃焼室の前燃焼部(乾燥帯)、燃焼部
(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼帯)毎に、火炎18の高さ
が演算されシミュレーション画面15とアニメーシュン画
面16に表示される。
【0034】また、アラーム出力信号は、シミュレーシ
ョン画面15のアラームマーカ19に対応して出力される。
また、ITVからの画像信号は、焼却炉内があたかも2
方向から透視した如くのイメージに表現され、アニメー
ション画面16へ出力される。
【0035】このように、「運転状態」,「環境保
全」,「機器保守」の3つの観点からプラントの状態が
それぞれ診断され、その度合いがファジィメータ12に表
示されることによって、オペレータは、「運転状態」,
「環境保全」,「機器保守」の3つの観点からプラント
の状態を視覚で直感的に確認でき、プラントの総合的な
状態を直感的に判断することができる。また安定燃焼に
関する「ゴミ質・量」,「燃焼位置」,「空気バラン
ス」の状態がスマイルメータ14に表示されることによっ
て、オペレータは安定燃焼に関するプラントの状態を直
感的に確認することができ、またこれらが燃焼室の前燃
焼部(乾燥帯)、燃焼部(燃焼帯)、後燃焼部(後燃焼
帯)毎に統合されて火炎18の高さでシミュレーション画
面15とアニメーション画面16に表示されることにより、
各区域毎にプラントの状態を直感的に確認することがで
き、また全体の異常状態を瞬時に理解・把握することが
できる。さらにオペレータは、全てのプロセスデータを
監視する必要がなくなり、負担が軽減され、また熟練者
でなくともマクロ的なプラントの動きを視覚で直感的に
捉えることができる。また焼却炉内があたかも2方向か
ら透視した如くのイメージに表現され、アニメーション
画面16へ出力されることによって、オペレータの運転教
育用としても使用することができる。
【0036】また、数式ベースのシミュレーションを使
用した場合と比較して短時間で、診断結果が表示される
ことにより、オペレータは、焼却炉1の現在の状態に即
したマクロ的な判断を行うことができ、さらに運転支援
メッセージが表示されることにより迅速な運転対応を行
うことができる。
【0037】なお、本実施例では、ゴミ焼却ブラントに
基づいて説明したが、アニメーシュン部分などを変更す
ることにより、本発明は、デパート,百貨店,美術館な
どの空調装置の温度・湿度状態診断装置、水族館などの
水循環装置の水状態診断装置、ファーストフード店の調
理品在庫装置の在庫状態診断装置として使用することが
できる。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように第1発明によれば、
「運転状態」,「環境保全」,「機器保守」の3つの観
点からプラントの状態が診断されることによって、オペ
レータは、「運転状態」,「環境保全」,「機器保守」
の3つの観点からプラントの状態を直感的に確認でき、
さらにプラントの総合的な状態を判断することができ
る。またオペレータは、全てのプロセスデータを監視す
る必要がなくなり、負担が軽減され、また熟練者でなく
ともマクロ的なプラントの動きを直感的に捉えることが
できる。
【0039】また第2発明によれば、診断の結果がファ
ジィメータにゾーンによって表示されることによって、
オペレータは直接的に視覚によりプラントの状態を確認
することができる。
【0040】さらに第3発明によれば、安定運転に関す
るプラントの状態がスマイルメータで表示されることに
よって、オペレータはプラントの状態を直感的に視覚に
より確認することができる。
【0041】また第4発明によれば、安定運転に関する
プラントの要因の状態が段階的にアニメーション画面
で、プラントの各区域毎にまとめて所定の図形の高さに
より表示され、時間的に動的に変化することによって、
オペレータは直接的にプラントの各区域毎にまとめて安
定運転に関するプラントの状態を確認でき、また全体の
異常状態を瞬時に理解・把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるゴミ焼却プラント運
転状態診断装置のブロック図である。
【図2】同ゴミ焼却プラント運転状態診断装置のブロッ
ク図である。
【図3】同ゴミ焼却プラント運転状態診断装置により表
示される画面図である。
【図4】ゴミ焼却プラントの全体構成図である。
【符号の説明】
1 焼却炉 2 ファジィ燃焼制御装置 3 プラント運転状態診断装置 4 CRT 11 プロセスメータ 12 ファジィメータ 13 テキストボックス 14 スマイルメータ 15 シミュレーション画面 16 アニメーション画面 17 運転診断/支援表示画面 21 第1診断部 22 第2診断部 34 メッセージ形成部 38,39,41,42,43,44 ファジィ推論部 40 知識ベース 45 画像処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 安定運転に関するプロセスデータに基づ
    きファジィ推論により運転状態を診断する第1ネットワ
    ークと、環境保全に関するプロセスデータに基づきファ
    ジィ推論により環境保全状態を診断する第2ネットワー
    クと、機器保守に関するプロセスデータに基づきファジ
    ィ推論により機器保守状態を診断する第3ネットワーク
    を備えたことを特徴とするプラント運転状態診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプラント運転状態診断装
    置であって、 異常状態,その兆候,安定状態というゾーンを有し、ネ
    ットワークの診断結果を前記ゾーン上に指針により表示
    するファジィメータを備えたことを特徴とする。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のプラント
    運転状態診断装置であって、 安定運転に関するプラントの制御データに基づきファジ
    ィ推論によりプラント状態を段階的に判断するファジィ
    推論部と、このファジィ推論部で推論されたプラントの
    状態を表示するスマイルメータを備えたことを特徴とす
    る。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のプラント運転状態診断装
    置であって、 ファジィ推論部で判断されたプラント状態を、プラント
    の各区域毎にまとめて所定の図形の高さにより表示し、
    時間的に動的に変化するアニメーション画面を備えたこ
    とを特徴とする。
JP11347195A 1995-05-12 1995-05-12 プラント運転状態診断装置 Pending JPH08314538A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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