JPH08314116A - 露光用マスク及びその製造方法 - Google Patents

露光用マスク及びその製造方法

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JPH08314116A
JPH08314116A JP5514196A JP5514196A JPH08314116A JP H08314116 A JPH08314116 A JP H08314116A JP 5514196 A JP5514196 A JP 5514196A JP 5514196 A JP5514196 A JP 5514196A JP H08314116 A JPH08314116 A JP H08314116A
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JP
Japan
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light
exposure
pattern
wavelength
mask
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JP5514196A
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English (en)
Inventor
Shinichi Ito
信一 伊藤
Takayuki Iwamatsu
孝行 岩松
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/30Alternating PSM, e.g. Levenson-Shibuya PSM; Preparation thereof
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F1/00Originals for photomechanical production of textured or patterned surfaces, e.g., masks, photo-masks, reticles; Mask blanks or pellicles therefor; Containers specially adapted therefor; Preparation thereof
    • G03F1/26Phase shift masks [PSM]; PSM blanks; Preparation thereof
    • G03F1/32Attenuating PSM [att-PSM], e.g. halftone PSM or PSM having semi-transparent phase shift portion; Preparation thereof

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する開口部の堀り込み量の差のみなら
ず、各々の堀り込み量を想定することのできる露光用マ
スクと測定方法を提供すること。 【解決手段】 透光性基板101と、この透光性基板1
01上に形成された遮光パターン102及び該基板10
1の一部を堀り込んで作成された位相シフトパターンか
らなるマスクパターンとを備えた露光用マスクに於い
て、基板101は少なくとも1種類の深さに堀り込ま
れ、堀り込み量の違いにより所望の位相差を得るもので
あって、遮光パターン102は露光光に対して遮光性を
有し、且つ露光光より長波長の位相検査領域で透光性を
有する物質で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置の
製造工程のリソグラフィー工程に用いられる露光用マス
クに係わり、特に透光性基板を堀込んで位相シフトパタ
ーンを形成した露光用マスク及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】半導体技術の進歩と共に、半導体装置ひ
いては半導体素子の高速化、高集積化が進められてい
る。それに伴いパターンの微細化の必要性は益々高くな
り、パターン寸法も微細化、高集積化が要求されるよう
になっている。
【0003】この要求を満たす目的で、露光光源に遠紫
外光など短波長の光が用いられるようになってきた。そ
の一方で、近年露光光源を変えずに微細化する試みが成
されてきている。その一つの手法として位相シフト法が
ある。この手法は、光透過部分に部分的に位相反転層を
設け、隣接するパターンとの間で生じる光の回折の悪影
響を除去し、パターン精度の向上をはかるものである。
【0004】位相シフト法の中でとりわけ解像性能が向
上する手法にレベンソン型位相シフト法がある。この手
法では、遮光パターンが配置されたマスクについて、光
透過部に対し交互に位相シフタを設けている。この位相
シフタを透過した光の位相は、位相シフタを配置してい
ない部分を透過した光に対して180度反転する。この
様に隣接した透過部の光の位相を反転させることでパタ
ーン相互の光の負の干渉を生じさせ解像性能を向上させ
ている。
【0005】このレベンソン型位相シフトマスクは、特
開昭62−189468公報に示される如く基板を堀込
むことで作成可能であった。しかし、この様なマスクで
は開口部寸法が同じであっても基板を堀込んだ位相シフ
ト部と堀込まない非位相シフト部とで光強度に差が生じ
るという問題があった。この問題は、位相シフト部で光
軸に平行なパターンエッジ部の干渉により開口部寸法が
光学的に狭められたことによる。この問題を解決するた
めに特願平6−43618号では、開口部のどちらも堀
込むことで、両開口部でパターンエッジ部の干渉を生じ
させ均一な光強度を達成する手法について述べられてい
る。
【0006】特願平6−43618号に記載されている
隣接する両開口部のどちらも堀込んで作成した露光用マ
スクの断面構造を図2Aに示す。図において、101は
透光性基板を示している。遮光パターン102aとして
は、クロム化合物が主に用いられており、このクロム化
合物は露光波長のみならず可視領域以下のどの波長に於
いても遮光性を示すよう組成が調整されたものが用いら
れてきた。隣接する開口部103と104を透過する光
は逆位相となるように両開口部103,104の堀込み
量が調整されている。開口部103と104の堀込み量
の差は光路長差として露光波長λのほぼ1/2となるよ
うにされている(位相シフタ厚)。また、浅い部分の堀
込み量(バイアス量)は開口部103と104の堀込み
量の差とほぼ等しくなるように構成されている。
【0007】しかしながら、この種の露光用マスクにあ
っては次のような問題があった。即ち、この露光用マス
クにおける光学的手法による検査では、相対位相差(位
相シフタ厚:開口部103と104の深さの差)は調べ
ることができたが、バイアス量(開口部103或いは1
04の深さ)については調べることができない。また、
バイアス量を調べることができないから露光用マスクを
製造する際にバイアス量を正確に制御することは困難で
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、隣接する
両開口部のどちらも堀込んで作成した露光用マスクにお
いては、隣接する開口部の堀込み量の差は測定できて
も、各々の堀込み量を測定することはできなかった。さ
らに、バイアス量を正確に制御して露光用マスクを製造
するのは困難であった。本発明の目的は、隣接する開口
部の堀込み量の差のみならず、各々の堀込み量を測定す
ることのできる露光用マスク及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は次のような露
光用マスクにより達成される。即ち、透光性基板と、こ
の透光性基板上に形成されるものであって、露光光を遮
光し且つ当該露光光より長い波長の光を透光する物質で
構成されている遮光パターンと、前記透光性基板の一部
を堀込んで作成された位相シフトパターンとからなるマ
スクパターンとを具備する露光用マスク、である。
【0010】また上記目的は次のような露光用マスクの
製造方法により達成される。すなわち、透光性基板と、
この透光性基板上に形成されるものであって、露光光を
遮光し且つ当該露光光より長い波長の光を透光する物質
で構成されている遮光パターンと、前記透光性基板の一
部を堀込んで作成された位相シフトパターンと、からな
るマスクパターンとを具備する露光用マスクの製造方法
に於いて、前記透光性基板のエッチング深さを、前記遮
光性物質が露光光よりも長波長の光を用いて遮光パター
ンを通過する光と遮光パターンの開口を透過する光との
光学像及び位相差を測定することで算出することを特徴
とする露光用マスクの製造方法、である。
【0011】また上記目的は次のような露光用マスクの
製造方法により達成される。すなわち、透光性基板と、
この透光性基板上に形成された遮光パターンと前記透光
性基板の一部を堀込んで作成された位相シフトパターン
とからなるマスクパターンとを具備する露光用マスクの
製造方法に於いて、透光性基板上に、露光光を遮光し且
つ露光光より長い波長の光で透する物質からなる遮光パ
ターンを形成する工程と、遮光パターンの開口をレジス
トにより選択的にマスクし、露光光よりも長波長の光を
用いて遮光パターンを透過する光と遮光パターンの開口
を通過する光との位相差を測定しながら、遮光パターン
及びレジストをマスクに基板をエッチングし、所望の位
相差となった時点でエッチングを停止する工程と、レジ
ストを除去する工程とを少なくとも含む露光用マスクの
製造方法、である。 また上記目的は次のような露光用
マスクの製造方法により達成される。すなわち、透光性
基板と、この透光性基板上に形成された遮光パターンと
前記透光性基板の一部を堀込んで作成された位相シフト
パターンとからなるマスクパターンとを具備する露光用
マスクの製造方法に於いて、透光性基板上に、露光光を
遮光し且つ露光光より長波長域の光を透光する物質から
なる遮光パターンを形成する工程と、遮光パターンの開
口をレジストにより選択的にマスクし、前記遮光性物質
が透光性を有する波長域の光を用いて遮光パターンを透
過する光と遮光パターンの開口を通過する光との位相差
を測定しながら、遮光パターン及びレジストをマスクに
基板をエッチングし、所望の位相差となった時点でエッ
チングを停止する工程と、レジストを除去した後、露光
光よりも長波長の光を用いて遮光パターンを透過する光
と遮光パターンの開口を透過する光との位相差を測定し
ながら、遮光パターンをマスクに基板をエッチングし、
所望の位相差となった時点でエッチングを停止する工程
とを少なくとも含む露光用マスクの製造方法、である。
【0012】
【発明の実施の形態】好適実施形態の説明に先立ち、本
発明の原理を説明する。即ち本発明は、透光性基板と、
この透光性基板上に形成された遮光パターン及び該基板
の一部を堀込んで作成された位相シフトパターンからな
るマスクパターンとを備えた露光用マスクに於いて、前
記遮光パターンが露光光に対して遮光性を有し、且つ露
光光より長波長域で透光性を有する物質で構成されてい
ることを特徴とする。
【0013】ここで、基板は2種類の深さに堀込み形成
され、各々の堀込み量の差と浅い方の堀込み量とが略等
しいことを特徴とする。さらに、各々の堀込み量の違い
により露光光に対して略180度の位相差を有すること
を特徴とする。
【0014】或いは、基板は少なくとも1種類の深さに
堀込み形成され、前記堀込み部の少なくとも一部を透過
する光が前記透光性基板の非加工領域を透過する露光光
に対して略180度の位相差を有するものであることを
特徴とする。
【0015】また、長波長域は露光波長で遮光性を有す
る膜の透過率が4%以上になるような波長であることが
望ましい。なお、露光波長に於ける遮光性を有する膜の
透過率は0.1%程度以下であることが望ましい。
【0016】また、露光波長で遮光性を有するパターン
はシリコン、ゲルマニウム、ガリウムアルセナイド、チ
タン、アルミニウム、クロム、錫、インジウム、ニッケ
ル、コバルト、タンタル、ハフニウム、金属シリサイ
ド、アモルファスカーボン、タングステンのいずれか1
種で構成されるか或いはこれらの酸化物、窒化物、水素
化物、炭化物、ハロゲン化物から構成されるか、或いは
これらの混合物から構成されることが望ましい。なお、
これらを単層として、或いは組成の異なる特質で構成す
る複数の多層膜として用いても良い。
【0017】また、本発明は上記マスクの製造方法に於
いて、透光性基板と、この基板上に形成された遮光パタ
ーン及び該基板の一部を堀込んで作成された位相シフト
パターンからなるマスクパターンとを少なくとも具備
し、且つ前記遮光パターンとして露光光に対して遮光性
を有し且つ露光光より長波長の波長域で透光性を有する
物質を用いた露光用マスクの製造方法に於いて、前記透
光性基板のエッチング深さを、前記露光光よりも長波長
の波長域の光を用いて遮光パターンを通過する光と遮光
パターンの開口を透過する光との位相差(光路長差)を
測定することで算出することを特徴とする。
【0018】望ましくは透光性基板と、この透光性基板
上に、形成された遮光パターン及び該基板の一部を堀込
んで作成された位相シフトパターンからなるマスクパタ
ーンとを備えた露光用マスクの製造方法において、前記
透光性基板上に露光光に対して遮光性を有し且つ露光光
より長波長域で透光性を有する物質からなる遮光パター
ンを形成する工程と、遮光パターンの開口をレジストに
より選択的にマスクし、露光光よりも長波長の光を用い
て遮光パターンを透過する光と遮光パターンの開口を通
過する光との位相差(光路長差)を測定しながら、遮光
パターン及びレジストをマスクに基板をエッチングし、
所望の位相差となった時点でエッチングを停止する工程
と、レジストを除去する工程を少なくとも含む露光用マ
スクの製造方法を提供する。
【0019】また、望ましくは透光性基板と、この透光
性基板上に、形成された遮光パターン及び該基板の一部
を堀込んで作成された位相シフトパターンからなるマス
クパターンと、を備えた露光用マスクの製造方法に於い
て、前記透光性基板上に露光光に対して遮光性を有し且
つ露光光より長波長域で透光性を有する物質からなる遮
光パターンを形成する工程と、遮光パターンの開口をレ
ジストにより選択的にマスクし、露光光よりも長波長の
光を用いて遮光パターンを透過する光と遮光パターンの
開口を通過する光との位相差(光路長差)を測定しなが
ら、遮光パターン及びレジストをマスクに基板をエッチ
ングし、所望の位相差となった時点でエッチングを停止
する工程と、レジストを除去した後、露光光よりも長波
長の光を用いて遮光パターンを透過する光と遮光パター
ンの開口を透過する光との位相差(光路長差)を測定し
ながら遮光パターンをマスクに基板をエッチングし、所
望の位相差となった時点でエッチングを停止する工程を
少なくとも含む露光用マスクの製造方法を提供する。
【0020】位相差の測定は、前記遮光パターンを通過
する光と遮光パターンの開口を透過する光との光路長差
の測定値、または、遮光パターンの開口を透過する光の
仮想非転写基板面における光学像の焦点位置変化量、か
ら算出して得ることを特徴とする。
【0021】望ましくは位相差(光路長差)を測定する
工程が、遮光性パターンと堀込み量の異なる個々のパタ
ーン及び透光性基板の堀込まない領域に対して露光波長
より長波長の波長で行われ、それぞれの光路長差と光路
長差測定波長、光路長測定波長に於ける透光性基板の屈
折率、露光波長、露光波長における透光性基板の屈折率
から個々のパターンの堀込み量、または位相差を求める
工程であることを特徴としている。
【0022】ここで、基板は2種類の深さに堀込み形成
され、各々の堀込み量の差と浅い方の堀込み量とが略等
しいことを特徴とする。さらに、各々の堀込み量の違い
により露光光に対して略180度の位相差を有すること
を特徴とする。
【0023】或いは、基板は少なくとも1種類の深さに
堀込み形成され、前記堀込み部の少なくとも一部を透過
する光が前記透光性基板の非加工領域を透過する露光光
に対して略180度の位相差を有することを特徴とす
る。
【0024】また、長波長域は露光波長で遮光性を有す
る膜の透過率が4%以上になるような波長であることが
望ましい。なお、露光波長に於ける遮光性を有する膜の
透過率は0.1%程度以下であることが望ましい。
【0025】また、露光波長で遮光性を有するパターン
はシリコン、ゲルマニウム、ガリウムアルセナイド、チ
タン、アルミニウム、クロム、錫、インジウム、ニッケ
ル、コバルト、タンタル、ハフニウム、金属シリサイ
ド、アモルファスカーボン、タングステンのいずれか1
種で構成されるか、或いはこれらの酸化物、窒化物、水
素化物、炭化物、ハロゲン化物から構成されるか、或い
はこれらの混合物から構成されることが望ましい。
【0026】上述した発明によれば次のように作用す
る。即ち、隣接する開口部を透過する光を逆位相にし、
負の干渉を生じさせてパターン分離をはかるマスクで
は、露光波長における遮光部の透過率を限りなく0にす
る必要がある。ここで、遮光材に例えば酸窒化シリコン
(SiNxOy)を用い、シリコンと窒素及び酸素の組
成比を調整すると、露光波長に於ける膜透過率を0.1
%程度に抑え、且つ365nm以上の波長で30%以上
の透過率を得ることが可能となる。
【0027】ArF(波長193nm)において、遮光
膜としてSiNxOyを複素屈折率2.07−0.64
2iで作成した。この材料は、膜厚を160nmにする
ことでArFで透過率0.1%程度(複素屈折率=2.
07−0.642i)の遮光性を持たせることができ
る。この露光用マスクの断面構造は図2(a)であり、
従来構造と基本的には同じである。図において、101
は透光性基板、102aは酸窒化シリコンで作成した遮
光パターン、103は浅い堀込み部、104は深い堀込
み部である。遮光パターン102aは従来と異なる材料
であるが、露光光であるArF光を遮光パターン102
aは遮光する。
【0028】本発明が従来例と異なるのは、露光光より
も長波長領域において、図2(b)に示すように、遮光
パターン102bを形成する膜がI線(波長365n
m)で39%程度(複素屈折率=2.17−0.157
i)の、またHe−Neレーザ(波長633nm)領域
で92%程度の透過率を有することである。そして、S
iOxNy膜の透過率が高くなる波長領域で、SiNx
Oy膜で構成されたパターンと、基板を堀込み作成した
位相シフトパターンとの光路長差を求めることで位相シ
フタ厚とバイアス量を求めることができる。
【0029】その手順を図1及び図2(b)に従い説明
する。遮光膜102bの検査波長における基板101と
の位相差をP0とする(700)。同様に、浅い堀込み
部103と遮光膜102bの位相差及び深い部分の堀込
み部104と遮光膜102の位相差をそれぞれP1、P
2とする(701)。これより、基板表面と基板を堀込
んだ部分の位相差をそれぞれ求めると(702)、 浅い堀込み部:P11=P1−P0 深い堀込み部:P12=P2−P0 を得る。このP11とP12及び検査波長λ1での透光
性基板の屈折率N1、露光波長でλ2の透光性基板の屈
折率をN2とすると、それぞれの深さは、 浅い堀込み部の深さh=P11×λ1/{2π(N1−1)} 深い堀込み部の深さH=P12×λ1/{2π(N1−1)} となる(703)。これより、バイアス量h(浅い堀込
み部の深さ)を容易に求めることができる。また、露光
波長における位相差Pについては P=2π(H−h)×(N2−1))/λ2 として求めることができる(704)。ここで求めたP
は多重干渉を考慮せずに算出した値であるが、多層構造
の透光性基板などでは培風館応用光学II119ページ
(鶴川著)等に記載されている光学理論に基づき多重干
渉を考慮して求めることが望ましい。
【0030】なお、位相差Pについては直接浅い堀込み
部と深い堀込み部の位相差を、露光波長により直接計測
して求めることも可能である。以下、上述した本発明原
理に従う好適実施形態を図面を参照して詳細に説明す
る。
【0031】(実施形態1)図3及び図4は、本発明の
第一の実施形態に係わる露光用マスクの製造工程を示す
断面図である。本実施形態は、ArF露光用レベンソン
型位相シフトマスクに関するもので、開口部の交互に堀
り込み量を異ならせ作成したマスクに関する。 まず、
透光性基板201上に、複素屈折率2.07−0.64
2iを有するSiNxOy遮光膜202を膜厚160n
mで形成した。このとき、SiNxOy膜を形成した部
分の193nmにおける強度透過率は0.11%であっ
た(図3(a))。
【0032】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン203を作
成した(図3(b))。
【0033】次いで、このレジストパターン203をマ
スクに遮光膜のエッチングを行い(図3(c))、レジ
ストパターン203を酸化除去し遮光膜パターン202
bを形成した(図3(d))。ここで、He−Neレー
ザを用いて開口部とSiNxOyパターンとの位相差を
測定し96度の値を得た。
【0034】この基板に更に360nmの光に感光する
レジストを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置に
より深い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、
さらに現像することによりレジストパターン204を作
成した(図4(e))。そして、このレジストパターン
204をマスクに透光性基板201を位相シフト量だけ
エッチングを行った(図4(f))。
【0035】ここで、本実施形態マスクの本来の露光波
長よりも長波長の光(例えばHe−Neレーザの633
nm)を用い、遮光膜パターン202bを通過する光と
その開口部を通過する光との位相差を測定し、測定され
た位相差が所望値となる時点でエッチングを停止するこ
とにより、基板201の堀込み量を必要とする位相シフ
タ厚に正確に制御することができる。
【0036】次いで、レジストパターン204を酸化除
去し位相シフトパターン201aを形成した(図4
(g))。その後、基板全面の開口部に対してバイアス
量だけエッチングを行い、所望の露光用マスクを作成し
た(図4(h))。
【0037】ここで、先と同様に露光波長よりも長波長
の光を用い、遮光膜パターン202bを通過する光とそ
の開口部を通過する光との位相差を測定し、測定された
位相差が所望値となる時点でエッチングを停止すること
により、基板201の堀込み量を必要とするバイアス量
に正確に制御できる。
【0038】このマスクをHe−Neレーザを用いた位
相差測定装置により、SiNxOyパターンと浅く堀込
んだパターン及び深く堀込んだパターンとの位相差を測
定したところ、それぞれ139.5度と184度の結果
を得た。これらの値と先に測定したSiNxOy単独の
位相シフト量96度及び633nmにおける透光性基板
の屈折率1.45から、浅く堀込んだパターンと深く堀
込んだパターンの深さをそれぞれ求めると、 h=633 ×(139.5−96)/{360 ×(1.45-1)}=170.0 nm H=633 ×(184−96)/{360 ×(1.45-1)}=343.9 nm となる。これらの値から更に位相差Pを求めると、 P=360 ×(343.9−170.0)×(1.56-1)/193=181.6 度 を得た。これらの結果から、本露光用マスクは位相差が
180±3度の範囲内であり、またバイアス量が位相シ
フタ厚にほぼ等しいことが分かり、光学的及び構造的な
条件が十分に満たされていることが確認できた。
【0039】0.13μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。
【0040】本実施形態では、位相を測定する波長とし
てHe−Neレーザの633nmを用いたがこれに限る
ものではなく、露光波長より長波長で、露光波長で用い
た遮光膜が透光性を有するような波長があれば如何なる
波長でもよい。なお、透光性を有する領域の透過率は、
位相測定時の精度が保証されれば如何なる値でも良いが
望ましい値は4%以上である。
【0041】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0042】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜としてSiNxOyを用いたがこれに限るもので
ない。前述の化合物の他にシリコン、ゲルマニウム、ガ
リウムアルセナイド、チタン、アルミニウム、クロム、
錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タンタル、ハフ
ニウム、金属シリサイド、アモルファスカーボン、タン
グステンのいずれか1種で構成されるか、或いはこれら
の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハロゲン化物か
ら構成されるか、或いはこれらの混合物から構成され、
且つ露光波長において遮光性を有し、且つ検査波長にお
いて透光性を有する膜であれば如何なるものでも良い。
【0043】また、本実施形態ではArF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、KrF、I
線、G線露光用マスクに対して適用可能である。さらに
X線露光用マスクに対しても本手法を適用できる。
【0044】(実施形態2)本実施形態は、ArF露光
用レベンソン型位相シフトマスクに関するもので、製造
工程は第一の実施形態と同様であり、検査波長として水
銀のI線を用いた場合に関する。
【0045】透光性基板201上に、193nmに於い
て複素屈折率2.07−0.642iを有するSiNx
Oy遮光膜202を膜厚160nmで形成した。このS
iNxOy膜を形成した部分の193nmにおける強度
透過率は0.11%であった。SiNxOyパターンを
形成後(図3(d))、I線を用いて開口部とSiNx
Oyパターンとの位相差を測定し182度の値を得た。
更に最終工程まで行った露光用マスクについてI線を用
いた位相測定装置により、SiNxOyパターンと浅く
堀り込んだパターン及び深く堀り込んだパターンとの位
相差を測定し、それぞれ263度と343度の結果を得
た。
【0046】これらの値と先に測定したSiNxOy単
独の位相シフト量96度及び365nmにおける透光性
基板の屈折率1.475から、浅く堀込んだパターンと
深く堀込んだパターンの深さをそれぞれ求めると、 h=365 ×(263−182)/{360 ×(1.475−1)}=172.9 nm H=365 ×(343−182)/{360 ×(1.475−1)}=343.7 nm となる。これらの値から更に位相差Pを求めると、 P=360 ×(343.7−172.9)×(1.56-1)/193=178.4 度 を得た。これらの結果から、本露光用マスクは位相差が
180±3度の範囲内であり、またバイアス量が位相シ
フタ厚にほぼ等しいことが分かり、光学的及び構造的な
条件が十分に満たされていることが確認できた。また、
本実施形態で得た結果は実施形態1で示した波長633
nmを用いた測定結果と異なるが、AFMによる段差測
定の結果、測定波長が短い本実施形態で精度が高いこと
がわかった。 0.13μmパターンを最小寸法に持つ
デバイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを
適用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイ
スを数多く作成することができた。
【0047】本実施形態では、位相を測定する波長とし
て水銀のI線(365nm)を用いたがこれに限るもの
ではなく、露光波長より長波長で、露光波長で用いた遮
光膜が透光性を有するような波長があれば如何なる波長
でもよい。なお、透光性を有する領域の透過率は、位相
測定時の精度が保証されれば如何なる値でも良いが望ま
しい値は4%以上である。
【0048】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0049】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜としてSiNxOyを用いたがこれに限るもので
ない。前述の化合物の他にシリコン、ゲルマニウム、ガ
リウムアルセナイド、チタン、アルミニウム、クロム、
錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タンタル、ハフ
ニウム、金属シリサイド、アモルファスカーボン、タン
グステンのいずれか1種で構成されるか、或いはこれら
の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハロゲン化物か
ら構成されるか、或いはこれらの混合物から構成され、
且つ露光波長において遮光性を有し、且つ検査波長にお
いて透光性を有する膜であれば如何なるものでも良い。
また、組成の異なるSiNxOy層を積層して用いても
良く、或いはSiNxOyとCrOxOy等の積層にし
ても良い。 また、本実施形態ではArF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、KrF、I
線、G線露光用マスクに対して適用可能である。さらに
X線露光用マスクに対しても本手法を適用できる。
【0050】(実施形態3)図5及び図6は、本発明の
第3の実施形態の係わる露光用マスクの製造工程を示す
断面図である。本実施形態は、KrF露光用レベンソン
型位相シフトマスクに関する。
【0051】まず、透光性基板301上に、酸窒化クロ
ム(CrOxNy)遮光膜302を膜厚140nmで形
成した。この酸窒化クロム膜を形成した部分の248n
mにおける強度透過率は0.08%であった(図5
(a))。
【0052】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン303を作
成した(図5(b))。
【0053】次いで、このレジストパターン303をマ
スクに遮光膜のエッチングを行い(図5(c))、レジ
ストパターン303を酸化除去し遮光膜パターン302
bを形成した(図5(d))。ここで、水銀のI線を用
いて開口部とCrOxNyパターンとの位相差を測定し
161度の値を得た。
【0054】この基板に更に360nmの光に感光する
レジストを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置に
より深い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、
さらに現像することによりレジストパターン304を作
成した(図5(e))。
【0055】次いで、このレジストパターン304をマ
スクに透光性基板301を位相シフト量だけエッチング
を行った(図6(f))。レジストパターンを酸化除去
して位相シフトパターン301bを形成した(図6
(g))。
【0056】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により深
い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、続いて
現像することによりレジストパターン305を作成した
(図6(h))。
【0057】次いで、このレジストパターン305をマ
スクに透光性基板301のエッチングを行い、位相シフ
トパターン301を作成した(図6(i))。そして、
レジストパターン305を酸化除去することにより、所
望の露光用マスクを作成した(図6(j))。
【0058】このマスクを、水銀のI線を用いた位相差
測定装置により、酸化クロム(CrOxNy)パターン
と浅く堀り込んだパターン及び深く堀り込んだパターン
との位相差を測定したところ、それぞれ276度と39
1度の結果を得た。これらの値と先に測定した酸窒化ク
ロム(CrOxNy)単独の位相シフト量161度及び
水銀のI線における透光性基板の屈折率1.475か
ら、浅く堀り込んだパターンと深く堀り込んだパターン
の深さをそれぞれ求めると、h=246nm、H=49
1nmとなった。
【0059】これらの値から更に位相差Pを求めると、
P=178.5度を得た。これらの結果から、本露光用
マスクは位相差が180±3度の範囲であり、また、バ
イアス量が位相シフタ厚にほぼ等しいことがわかり、光
学的及び構造的な条件が十分に満たされていることが確
認できた。
【0060】0.18μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。
【0061】本実施形態では、位相を測定する波長とし
て水銀のI線を用いたがこれに限るものではなく、露光
波長より長波長で、露光波長で用いた遮光膜が透光性を
有するような波長があれば如何なる波長でもよい。な
お、透光性を有する領域の透過率は、位相測定時の精度
が保証されれば如何なる値でも良いが望ましい値は4%
以上である。
【0062】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0063】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜として酸窒化クロム(CrOxNy)を用いたが
これに限るものでない。前述の化合物の他にシリコン、
ゲルマニウム、ガリウムアルセナイド、チタン、アルミ
ニウム、クロム、錫、インジウム、ニッケル、コバル
ト、タンタル、ハフニウム、金属シリサイド、アモルフ
ァスカーボン、タングステンのいずれか1種で構成され
るか、或いはこれらの酸化物、窒化物、水素化物、炭化
物、ハロゲン化物から構成されるか、或いはこれらの混
合物から構成され、且つ露光波長において遮光性を有
し、且つ検査波長において透光性を有する膜であれば如
何なるものでも良い。なお、組成の異なるCrOxNy
を積層して用いても良い。
【0064】また、本実施形態ではKrF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、ArF露光用
マスクに対して適用可能である。さらにX線露光用マス
クに対しても本手法を適用できる。また、検査波長にH
e−Neレーザ(633nm)を用いた場合にはI線、
G線露光用マスクに対しても適用できる。
【0065】なお、本実施形態では301aパターンと
301bパターンの深さを露光マスク製造後に測定した
が、301bパターン形成後(工程図6(gb))に3
01bパターンの深さを測定し、工程図6(j)終了後
に301aパターンの深さを測定することで、位相差と
バイアス量を求めても良い。
【0066】(実施形態4)図7及び図8は、本発明の
第4の実施形態の係わる露光用マスクの製造工程を示す
断面図である。本実施形態は、ArF露光用レベンソン
型位相シフトマスクに関する。
【0067】まず、透光性基板401上に、酸化モリブ
デンシリサイド(MoSiOy)遮光膜402を膜厚2
20nmで形成した。このMoSiOy膜を形成した部
分の193nmにおける強度透過率は0.11%であっ
た(図7(a))。
【0068】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン403を作
成した(図7(b))。
【0069】次いで、このレジストパターン403をマ
スクに遮光膜のエッチングを行い(図7(c))、レジ
ストパターン403を酸化除去し遮光膜パターン402
bを形成した(図7(d))。ここで、He−Neレー
ザを用いて開口部とMoSiOyパターンとの位相差を
測定し69度の値を得た。
【0070】この基板に更に360nmの光に感光する
レジストを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置に
より深い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、
さらに現像することによりレジストパターン404を作
成した(図7(e))。
【0071】次いで、このレジストパターン404をマ
スクに透光性基板401を位相シフト量だけエッチング
を行った(図8(f))。レジストパターンを酸化除去
して位相シフトパターン401aを形成した(図8
(g))。
【0072】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により深
い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、続いて
現像することによりレジストパターン405を作成した
(図8(h))。そして、このレジストパターン405
をマスクに透光性基板301のエッチングを行い、位相
シフトパターン401bを作成した(図8(i))。そ
して、レジストパターン405を酸化除去することによ
り、所望の露光用マスクを作成した(図8(j))。
【0073】このマスクを、He−Neレーザを用いた
位相差測定装置により、MoSiOyパターンと浅く堀
り込んだパターン及び深く堀り込んだパターンとの位相
差を測定したところ、それぞれ113度と158度の結
果を得た。これらの値と先に測定したMoSiOy単独
の位相シフト量69度及び633nmにおける透光性基
板の屈折率1.45から、浅く堀り込んだパターンと深
く堀り込んだパターンの深さをそれぞれ求めると、h=
172nm、H=347nmとなった。これらの値から
更に位相差Pを求め、P=183度を得た。
【0074】これらの結果から、本露光用マスクは位相
差が180±3度の範囲であり、また、バイアス量が位
相シフタ厚にほぼ等しいことがわかり、光学的及び構造
的な条件が十分に満たされていることが確認できた。
【0075】0.18μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。
【0076】本実施形態では、位相を測定する波長とし
てHe−Neの633nmを用いたがこれに限るもので
はなく、露光波長より長波長で、露光波長で用いた遮光
膜が透光性を有するような波長があれば如何なる波長で
もよい。なお、透光性を有する領域の透過率は、位相測
定時の精度が保証されれば如何なる値でも良いが望まし
い値は4%以上である。
【0077】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0078】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜としてMoSiOyを用いたがこれに限るもので
ない。前述の化合物の他にシリコン、ゲルマニウム、ガ
リウムアルセナイド、チタン、アルミニウム、クロム、
錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タンタル、ハフ
ニウム、金属シリサイド、アモルファスカーボン、タン
グステンのいずれか1種で構成されるか、或いはこれら
の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハロゲン化物か
ら構成されるか、或いはこれらの混合物から構成され、
且つ露光波長において遮光性を有し、且つ検査波長にお
いて透光性を有する膜であれば如何なるものでも良い。
組成の異なるMoSiOxNyを積層して用いても良
い。
【0079】また、本実施形態ではKrF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、KrF、I
線、G線露光用マスクに対して適用可能である。さらに
X線露光用マスクに対しても本手法を適用できる。
【0080】なお、本実施形態では401aパターンと
401bパターンの深さを露光マスク製造後に測定した
が、401bパターン形成後(工程図8(g))に40
1bパターンの深さを測定し、工程図8(j)終了後に
401aパターンの深さを測定することで、位相差とバ
イアス量を求めても良い。
【0081】(実施形態5)図9及び図10は、本発明
の第3の実施形態の係わる露光用マスクの製造工程を示
す断面図である。本実施形態は、KrF露光用レベンソ
ン型位相シフトマスクに関する。
【0082】まず、透光性基板501上に、窒化シリコ
ン(SiNx)遮光膜502を膜厚140nmで形成し
た。この酸窒化クロム膜を形成した部分の248nmに
おける強度透過率は0.1%であった(図9(a))。
【0083】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン503を作
成した(図9(b))。
【0084】次いで、このレジストパターン503をマ
スクに遮光膜のエッチングを行い(図9(c))、レジ
ストパターン503を酸化除去し遮光膜パターン502
bを形成した(図9(d))。ここで、水銀のI線を用
いて開口部とSiNxパターンとの位相差を測定し20
0度の値を得た。
【0085】次いで、更に基板全面の開口部に対してバ
イアス量相当のエッチングを行い501a、502bパ
ターンを同じ深さで作成した(図10(e))。この基
板に更に360nmの光に感光するレジストを膜厚0.
7μmで形成し、レーザ描画装置により深い堀込み部を
形成する領域に対して露光を行い、さらに現像すること
によりレジストパターン504を作成した(図10
(f))。
【0086】次いで、このレジストパターン504をマ
スクに透光性基板の501aパターンを位相差分だけエ
ッチングを行い(図10(g))、更にレジストパター
ン504を酸化除去し所望の露光用マスクを作成した
(図10(h))。
【0087】このマスクを、水銀のI線を用いた位相差
測定装置により、SiNxパターンと浅く堀り込んだパ
ターン及び深く堀り込んだパターンとの位相差を測定し
たところ、それぞれ313度と430度の結果を得た。
これらの値と先に測定したSiNx単独の位相シフト量
200度及び水銀のI線における透光性基板の屈折率
1.475から、浅く堀り込んだパターンと深く堀り込
んだパターンの深さをそれぞれ求めると、h=246n
m、H=491nmとなった。これらの値から更に位相
差Pを求めると、P=178.5度を得た。
【0088】これらの結果から、本露光用マスクは位相
差が180±3度の範囲であり、また、バイアス量が位
相シフタ厚にほぼ等しいことがわかり、光学的及び構造
的な条件が十分に満たされていることが確認できた。
【0089】0.18μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。
【0090】本実施形態では、位相を測定する波長とし
て水銀のI線を用いたがこれに限るものではなく、露光
波長より長波長で、露光波長で用いた遮光膜が透光性を
有するような波長があれば如何なる波長でもよい。な
お、透光性を有する領域の透過率は、位相測定時の精度
が保証されれば如何なる値でも良いが望ましい値は4%
以上である。
【0091】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0092】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜として窒化シリコン(SiNx)を用いたがこれ
に限るものでない。前述の化合物の他にシリコン、ゲル
マニウム、ガリウムアルセナイド、チタン、アルミニウ
ム、クロム、錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タ
ンタル、ハフニウム、金属シリサイド、アモルファスカ
ーボン、タングステンのいずれか1種で構成されるか、
或いはこれらの酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハ
ロゲン化物から構成されるか、或いはこれらの混合物か
ら構成され、且つ露光波長において遮光性を有し、且つ
検査波長において透光性を有する膜であれば如何なるも
のでも良い。
【0093】また、本実施形態ではKrF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、ArF露光用
マスクに対して適用可能である。さらにX線露光用マス
クに対しても本手法を適用できる。また、検査波長にH
e−Neレーザ(633nm)を用いた場合にはI線、
G線露光用マスクに対しても適用できる。
【0094】なお、本実施形態では501aパターンと
501bパターンの深さを露光マスク製造後に測定した
が、501bパターン形成後(工程図10(e))に5
01bパターンの深さを測定し、工程図10(j)終了
後に501aパターンの深さを測定することで、位相差
とバイアス量を求めても良い。
【0095】(実施形態6)図11及び図12は、本発
明の第3の実施形態の係わる露光用マスクの製造工程を
示す断面図である。本実施形態は、ArF露光用レベン
ソン型位相シフトマスクに関するもので、開口部の交互
に堀り込み作成したマスクに関する。
【0096】まず、透光性基板601上に、複素屈折率
2.08−0.81iを有するSiNxOy遮光膜60
2を膜厚180nmで形成した(図11(a))。この
とき、SiNxOy膜を形成した部分の193nmにお
ける強度透過率は0.01%であった。
【0097】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン603を作
成した(図11(b))。
【0098】次いで、このレジストパターンをマスクに
遮光膜のエッチングを行い(図11(c))、レジスト
パターンを酸化除去し遮光膜パターン602bを形成し
た(図11(d))。ここで図11(e)に示す如く、
水銀ランプのI線を用いて開口部を透過する測定光60
5aとSiNxOyパターンを透過する測定光605b
との位相差を測定し327.6度の値を得た。また、こ
の波長に於ける遮光膜の透過率は4%であった。なお、
SiNxOyパターンの開口部はエッチングで堀り込む
領域で若干広くなるようにパターン寸法を調整した。
【0099】この基板に更に360nmの光に感光する
レジストを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置に
より深い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、
さらに現像することによりレジストパターン604を作
成した(図12(f))。そして、このレジストパター
ンをマスクに透光性基板を位相シフト量だけエッチング
を行った(図12(g))。
【0100】ここで、本実施形態マスクの本来の露光波
長よりも長波長の光(例えば水銀のI線)を用い、遮光
膜パターンを通過する光606bとその開口部606a
を通過する光との位相差を測定し(図12(h))、測
定された位相差が所望値となる時点でエッチングを停止
することにより、基板の堀込み量を必要とする位相シフ
タ厚に正確に制御した(図12(i))。
【0101】このマスクを水銀のI線を用いた位相差測
定装置により、SiNxOyパターンと堀込んだパター
ンとの位相差を測定したところ、406.7度であっ
た。これらの値と先に測定したSiNxOy単独の位相
シフト量327.6度及び365nmにおける透光性基
板の屈折率1.475から、堀込んだパターンの深さを
求めると、 h=365 ×(406.7−327.6)/{360 ×(1.475−1)}=16
9.0 nm となる。これらの値から更に位相差Pを求めると、 P=360 ×169.0 ×(1.56-1)/193=176.5 度 を得た。これらの結果から、本露光用マスクは所望位相
差174度に対して位相差が174±3度の範囲内であ
り、またバイアス量が位相シフタ厚にほぼ等しいことが
分かり、光学的及び構造的な条件が十分に満たされてい
ることが確認できた。この実施形態に示す如く本発明
は、如何なる所望位相差に対しても精度良く加工するこ
とを可能にする。
【0102】なお、堀り込み部に対する寸法補正を施さ
ない場合、前述の露光用マスクに対して更にフッ化アン
モニウムにより石英基板の等方的なエッチングを行い、
所望の露光用マスクを作成することも可能である。
【0103】0.13μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。
【0104】本実施形態では、位相を測定する波長とし
て水銀のI線(365nm)を用いたがこれに限るもの
ではなく、露光波長より長波長で、露光波長で用いた遮
光膜が透光性を有するような波長があれば如何なる波長
でもよい。なお、透光性を有する領域の透過率は、位相
測定時の精度が保証されれば如何なる値でも良いが望ま
しい値は4%以上である。
【0105】また、位相を測定する遮光膜と開口部は必
ずしも隣接している必要はない。また、本実施形態では
深さの測定を位相差により算出したがこれに限るもので
はなく、測定した開口部の光学像の歪み、即ち像強度が
最大となるデフォーカス位置と焦点位置の差及び任意の
光強度で与えられるパターン寸法差から求めることも可
能である。
【0106】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜としてSiNxOyを用いたがこれに限るもので
ない。前述の化合物の他にシリコン、ゲルマニウム、ガ
リウムアルセナイド、チタン、アルミニウム、クロム、
錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タンタル、ハフ
ニウム、金属シリサイド、アモルファスカーボン、タン
グステンのいずれか1種で構成されるか、或いはこれら
の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハロゲン化物か
ら構成されるか、或いはこれらの混合物から構成され、
且つ露光波長において遮光性を有し、且つ検査波長にお
いて透光性を有する膜であれば如何なるものでも良い。
【0107】また、本実施形態ではArF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、KrF、I
線、G線露光用マスク、更にX線露光用マスクに対して
適用可能である。なお、I線またはG線のマスクにおい
ては位相を測定する際の用いる光を本実施形態で用いた
I線の変わりにI線(365nm)のマスクに対しては
G線(436nm)、Arレーザの488nmなどI線
より長波長の光を、G線のマスクについてはE線、Ar
レーザの488nmや515nm或いはHe−Ne(6
33nm)等のG線より長波長の光を用いると良い。
【0108】(実施形態7)本実施形態は実施形態2と
同様の手法で作成され、且つ、エッチング加工後のクオ
ーツ側壁で生じる像質劣化を考慮し、目標位相差(深い
堀込み部と浅い堀込み部間の位相差)、目標バイアス量
(浅い方の堀込み量と透光性基板の非堀込み領域との位
相差)をともに174度で作成されたArF露光用マス
クに関するもので、開口部の交互に堀り込み量を異なら
せ作成したマスクに関する(製法は図3A〜図3及び図
4を参照)。
【0109】透光性基板201上に、193nmに於い
て複素屈折率2.08−0.81iを有するSiNxO
y遮光膜202を膜厚180nmで形成した。このSi
NxOy膜を形成した部分の193nmにおける強度透
過率は0.01%であった。SiNxOyパターンを形
成後(図3(d))、I線を用いて開口部とSiNxO
yパターンとの位相差を測定し327.6度の値を得
た。更に最終工程まで行った露光用マスクについてI線
を用いた位相測定装置により、SiNxOyパターンと
浅く堀り込んだパターン及び深く堀り込んだパターンと
の位相差を測定し、それぞれ405.4度と482.9
度の結果を得た。
【0110】これらの値と先に測定したSiNxOy単
独の位相シフト量96度及び365nmにおける透光性
基板の屈折率1.475から、浅く堀込んだパターンと
深く堀込んだパターンの深さをそれぞれ求めると、 h=365 ×(405.4−327.6)/{360 ×(1.475−1)}=166.1 nm H=365 ×(482.9−327.6)/{360 ×(1.475−1)}=331.5 nm となる。これらの値から更に位相差Pを求めると、 P=360 ×(331.5−166.1)×(1.56-1)/193=172.8 度 を得た。これらの結果から、本露光用マスクは位相差が
174±3度の範囲内であり、またバイアス量が位相シ
フタ厚にほぼ等しいことが分かり、光学的及び構造的な
条件が十分に満たされていることが確認できた。また、
本実施形態で得た結果は実施形態1で示した波長633
nmを用いた測定結果と異なるが、AFMによる段差測
定の結果、測定波長が短い本実施形態で精度が高いこと
がわかった。
【0111】0.11μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。
【0112】本実施形態では、位相を測定する波長とし
て水銀のI線(365nm)を用いたがこれに限るもの
ではなく、露光波長より長波長で、露光波長で用いた遮
光膜が透光性を有するような波長があれば如何なる波長
でもよい。なお、透光性を有する領域の透過率は、位相
測定時の精度が保証されれば如何なる値でも良いが望ま
しい値は4%以上である。
【0113】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0114】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜としてSiNxOyを用いたがこれに限るもので
ない。前述の化合物の他にシリコン、ゲルマニウム、ガ
リウムアルセナイド、チタン、アルミニウム、クロム、
錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タンタル、ハフ
ニウム、金属シリサイド、アモルファスカーボン、タン
グステンのいずれか1種で構成されるか、或いはこれら
の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハロゲン化物か
ら構成されるか、或いはこれらの混合物から構成され、
且つ露光波長において遮光性を有し、且つ検査波長にお
いて透光性を有する膜であれば如何なるものでも良い。
【0115】また、本実施形態ではArF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、KrF、I
線、G線露光用マスクに対して適用可能である。さらに
X線露光用マスクに対しても本手法を適用できる。
【0116】(実施形態8)本実施形態は実施形態3と
同様の手法で作成され、且つ、エッチング加工後のクオ
ーツ側壁で生じる像質劣化を考慮し、目標位相差(深い
堀込み部と浅い堀込み部間に生じる位相差)・バイアス
量(浅い堀込み部と透光性基板の非加工領域間で生じる
位相差)とをそれぞれ174度で作成したKrF露光用
マスクに関するもので、開口部の交互に堀り込み量を異
ならせ作成したマスクに関する(製法は図5及び図6を
参照)。
【0117】まず、透光性基板301上に、酸窒化クロ
ム(CrOxNy)遮光膜302を膜厚170nmで形
成した。この酸窒化クロム膜を形成した部分の248n
mにおける強度透過率は0.01%であった。(図5
(a))。
【0118】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン303を作
成した(図5(b))。
【0119】次いで、このレジストパターン303をマ
スクに遮光膜のエッチングを行い(図5(c))、レジ
ストパターン303を酸化除去し遮光膜パターン302
bを形成した(図5(d))。ここで、水銀のI線を用
いて開口部とCrOxNyパターンとの位相差を測定し
200.4度の値を得た。
【0120】この基板に更に360nmの光に感光する
レジストを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置に
より深い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、
さらに現像することによりレジストパターン304を作
成した(図5(e))。
【0121】次いで、このレジストパターン304をマ
スクに透光性基板301を位相シフト量だけエッチング
を行った(図6(f)))。この際、エッチング量を3
65nmの波長を用いた位相差測定装置により遮光膜
(CrOxNy)とエッチング部の位相差を測定し、ほ
ぼ所望値(312.7度)と等しくなった時点で終了し
た。この時実際に得られた位相差(311.6度であっ
た)はレジストパターンを酸化除去して位相シフトパタ
ーン301bを形成した(図6(g))。
【0122】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により深
い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、続いて
現像することによりレジストパターン305を作成した
(図6(c))。
【0123】次いで、このレジストパターン305をマ
スクに透光性基板301のエッチングを行い、位相シフ
トパターン301を作成した(図6(i))。ここで
も、先ほどと同様エッチング量を365nmの波長を用
いた位相差測定装置により遮光膜(CrOxNy)と浅
い堀込み部のエッチング部の位相差を測定し、ほぼ所望
値(312.7度)と等しくなった時点で終了した。こ
の時の実際の位相差は312.7度を得ることができ
た。また、この時の深い堀込み部と遮光膜との位相差は
423.5度であった。レジストパターン305を酸化
除去することにより、所望の露光用マスクを作成した
(図6(j))。
【0124】各堀込み部の深さを求めるため、これらの
値と先に測定した酸窒化クロム(CrOxNy)単独の
位相シフト量200.4度及び水銀のI線における透光
性基板の屈折率1.475から、浅く堀り込んだパター
ンと深く堀り込んだパターンの深さをそれぞれ求める
と、h=476.2nm、H=239.7nmとなっ
た。 これらの値から更に位相差Pを求めると、P=1
71.7度を得た。また、バイアス量は174.1度で
あった。これらの結果から、本露光用マスクは位相差が
174±3度の範囲であり、また、バイアス量が位相シ
フタ厚にほぼ等しいことがわかり、光学的及び構造的な
条件が十分に満たされていることが確認できた。 0.
15μmパターンを最小寸法に持つデバイス作成に用い
るマスクに対して本露光用マスクを適用したところ、電
気的特性のばらつきの少ないデバイスを数多く作成する
ことができた。
【0125】本実施形態では、位相を測定する波長とし
て水銀のI線を用いたがこれに限るものではなく、露光
波長より長波長で、露光波長で用いた遮光膜が透光性を
有するような波長があれば如何なる波長でもよい。な
お、透光性を有する領域の透過率は、位相測定時の精度
が保証されれば如何なる値でも良いが望ましい値は4%
以上である。
【0126】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0127】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜として酸窒化クロム(CrOxNy)を用いたが
これに限るものでない。前述の化合物の他にシリコン、
ゲルマニウム、ガリウムアルセナイド、チタン、アルミ
ニウム、クロム、錫、インジウム、ニッケル、コバル
ト、タンタル、ハフニウム、金属シリサイド、アモルフ
ァスカーボン、タングステンのいずれか1種で構成され
るか、或いはこれらの酸化物、窒化物、水素化物、炭化
物、ハロゲン化物から構成されるか、或いはこれらの混
合物から構成され、且つ露光波長において遮光性を有
し、且つ検査波長において透光性を有する膜であれば如
何なるものでも良い。
【0128】また、本実施形態ではKrF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、ArF露光用
マスクに対して適用可能である。さらにX線露光用マス
クに対しても本手法を適用できる。また、検査波長にH
e−Neレーザ(633nm)を用いた場合にはI線、
G線露光用マスクに対しても適用できる。
【0129】なお、本実施形態では301aパターンと
301bパターンの深さを露光マスク製造後に測定した
が、301bパターン形成後(工程図6(g))に30
1bパターンの深さを測定し、工程図6(j)終了後に
301aパターンの深さを測定することで、位相差とバ
イアス量を求めても良い。
【0130】(実施形態10)本実施形態は実施形態4
と同様の手法で作成され、且つ、エッチング加工後のク
オーツ側壁で生じる像質劣化を考慮し、目標位相差(深
い堀込み部と浅い堀込み部間で生じる位相差)を174
度、目標バイアス量(浅い堀込み部と透光性基板の非加
工領域間で生じる位相差)を180度で作成されたAr
F露光用マスクに関するもので、開口部の交互に堀り込
み量を異ならせ作成したマスクに関する(製法は図7及
び図8を参照)。
【0131】まず、透光性基板401上に、酸化モリブ
デンシリサイド(MoSiOy)遮光膜402を膜厚2
10nmで形成した。このMoSiOy膜を形成した部
分の193nmにおける強度透過率は0.01%であっ
た(図7(a))。
【0132】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により遮
光膜パターンを形成する領域以外の部分に対して露光を
行い、現像することによりレジストパターン403を作
成した(図7(b))。
【0133】次いで、このレジストパターン403をマ
スクに遮光膜のエッチングを行い(図7(c))、レジ
ストパターン403を酸化除去し遮光膜パターン402
bを形成した(図7(d))。ここで、Arレーザーの
488nmを用いて開口部とMoSiOyパターンとの
位相差を測定し69.3度の値を得た。
【0134】この基板に更に360nmの光に感光する
レジストを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置に
より深い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、
さらに現像することによりレジストパターン404を作
成した(図7(e))。
【0135】次いで、このレジストパターン404をマ
スクに透光性基板401を位相シフト量だけエッチング
を行った(図8(f))。レジストパターンを酸化除去
して位相シフトパターン401aを形成した(図8
(g))。
【0136】次いで、360nmの光に感光するレジス
トを膜厚0.7μmで形成し、レーザ描画装置により深
い堀込み部を形成する領域に対して露光を行い、続いて
現像することによりレジストパターン405を形成した
(図8(h))。そして、このレジストパターン405
をマスクに透光性基板301のエッチングを行い、位相
シフトパターン401bを作成した(図8(i))。そ
して、レジストパターン405を酸化除去することによ
り、所望の露光用マスクを作成した(図8(j))。
【0137】このマスクを、Arレーザーの488nm
を用いた位相差測定装置により、MoSiOyパターン
と浅く堀り込んだパターン及び深く堀り込んだパターン
との位相差を測定したところ、それぞれ127.9度と
184.2度の結果を得た。これらの値と先に測定した
MoSiOy単独の位相シフト量69.3度及び488
nmにおける透光性基板の屈折率1.46から、浅く堀
り込んだパターンと深く堀り込んだパターンの深さをそ
れぞれ求めると、h=172.7nm、H=338.6
nmとなった。これらの値から更に位相差Pを求め、P
=173.3度を得た。また、浅い方の透光性基板の非
加工領域に対する位相差(バイアス量)は180.4度
であった。
【0138】これらの結果から、本露光用マスクは位相
差が174±3度の範囲であり、また、バイアス量が1
80±3度の範囲にあったことがわかり、光学的及び構
造的な条件が十分に満たされていることが確認できた。
【0139】0.18μmパターンを最小寸法に持つデ
バイス作成に用いるマスクに対して本露光用マスクを適
用したところ、電気的特性のばらつきの少ないデバイス
を数多く作成することができた。更に本手法で得た露光
用マスクを実施形態3記載のデバイスに適用した場合更
に焦点裕度を広く確保できた。
【0140】本実施形態では、位相を測定する波長とし
てArレーザーの488nmを用いたがこれに限るもの
ではなく、露光波長より長波長で、露光波長で用いた遮
光膜が透光性を有するような波長があれば如何なる波長
でもよい。なお、透光性を有する領域の透過率は、位相
測定時の精度が保証されれば如何なる値でも良いが望ま
しい値は4%以上である。
【0141】また、本実施形態では深さの測定を位相差
により算出したがこれに限るものではなく、測定した開
口部の光学像の歪み、即ち像強度が最大となるデフォー
カス位置と焦点位置の差及び任意の光強度で与えられる
パターン寸法差から求めることも可能である。
【0142】なお、本実施形態では、露光波長に対する
遮光膜としてMoSiOyを用いたがこれに限るもので
ない。前述の化合物の他にシリコン、ゲルマニウム、ガ
リウムアルセナイド、チタン、アルミニウム、クロム、
錫、インジウム、ニッケル、コバルト、タンタル、ハフ
ニウム、金属シリサイド、アモルファスカーボン、タン
グステンのいずれか1種で構成されるか、或いはこれら
の酸化物、窒化物、水素化物、炭化物、ハロゲン化物か
ら構成されるか、或いはこれらの混合物から構成され、
且つ露光波長において遮光性を有し、且つ検査波長にお
いて透光性を有する膜であれば如何なるものでも良い。
【0143】また、本実施形態ではKrF露光用マスク
を作成したが、これに限るものではなく、KrF、I
線、G線露光用マスクに対して適用可能である。さらに
X線露光用マスクに対しても本手法を適用できる。
【0144】なお、本実施形態では401aパターンと
401bパターンの深さを露光マスク製造後に測定した
が、401bパターン形成後(工程図8(g))に40
1bパターンの深さを測定し、工程図8(j)終了後に
401aパターンの深さを測定することで、位相差とバ
イアス量を求めても良い。
【0145】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、隣接する
開口部の堀込み量の差のみならず、各々の堀込み量を測
定することのできる露光用マスク及びその製造方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明におけるバイアス量h及び露光波長にお
ける位相差Pの算出手順を示す流れ図。
【図2】本発明の露光用マスクの断面構造と露光波長及
び位相検査波長における半透過状況を示す図
【図3】第1の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の前半を示す図。
【図4】第1の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の後半を示す図。
【図5】第3の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の前半を示す図。
【図6】第3の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の後半を示す図。
【図7】第4の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の前半を示す図。
【図8】第4の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の後半を示す図。
【図9】第5の実施形態に係わる露光用マスクの製造工
程の前半を示す図。
【図10】第5の実施形態に係わる露光用マスクの製造
工程の後半を示す図。
【図11】第6の実施形態に係わる露光用マスクの製造
工程の前半を示す図。
【図12】第6の実施形態に係わる露光用マスクの製造
工程の後半を示す図。
【図13】遮光膜の透過率に対する焦点深度の劣化度を
示す図。
【符号の説明】
101,201,301,401,501,601…透
光性基板、102a…露光波長における遮光パターン、
102b…位相検査波長における遮光パターン、10
3,201b,301b,401b,501b,601
a…浅い堀り込み部、104,201a,301a,4
01a,501a…深い堀り込み部、105…マスクへ
の照射光、202,302,402,502,602…
遮光膜、202b,302b,402b,502b,6
02b…遮光パターン、203,204,303〜30
5,403〜405,503,504,603,604
…レジストパターン、605a…透光性基板の開口部を
透過する位相検査光、606a…透光性基板のエッチン
グ部を透過する位相検査光、605b,606b…透光
性基板の遮光部を透過する位相検査光。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】透光性基板と、 この透光性基板上に形成されるものであって、露光光を
    遮光し且つ当該露光光より長い波長の光を透光する物質
    で構成されている遮光パターンと、前記透光性基板の一
    部を堀込んで作成された位相シフトパターンと、からな
    るマスクパターンとを具備すること特徴とする露光用マ
    スク。
  2. 【請求項2】前記遮光パターンは、前記透光性基板上に
    形成されるものであって,露光光を遮光し且つ当該露光
    光より長い波長であって700nm以下の少なくとも一
    部の波長域の光を透光する物質で構成されていることを
    特徴とする請求項1記載の露光用マスク。
  3. 【請求項3】前記透光性基板には、2種類の深さに堀込
    まれた堀込部が形成され、該堀込部の堀込み量の違いに
    より露光光に対して略180度の位相差を有することを
    特徴とする請求項1又は2記載の露光用マスク。
  4. 【請求項4】前記透光性基板は、少なくとも1種類の深
    さに堀込まれた堀込部が形成され、当該堀込部の少なく
    とも一部を透過する光が前記透光性基板の非加工領域を
    透過する露光光に対して光路長差を生じるものであるこ
    とを特徴とする請求項1乃至3記載の露光用マスク。
  5. 【請求項5】前記透光性基板は、少なくとも2種類の深
    さに堀込まれた堀込部が形成され、該堀込部の各々の堀
    込み量の差と浅い方の堀込み量とが略等しいことを特徴
    とする請求項1乃至4記載の露光用マスク。
  6. 【請求項6】透光性基板と、 この透光性基板上に形成されるものであって、露光光を
    遮光し且つ当該露光光より長い波長の光を透光する物質
    で構成されている遮光パターンと、前記透光性基板の一
    部を堀込んで作成された位相シフトパターンと、からな
    るマスクパターンとを具備する露光用マスクの製造方法
    に於いて、 前記透光性基板のエッチング深さを、前記遮光性物質が
    露光光よりも長波長の光を用いて遮光パターンを通過す
    る光と遮光パターンの開口を透過する光との光学像及び
    位相差を測定することで算出することを特徴とする露光
    用マスクの製造方法。
  7. 【請求項7】透光性基板と、 この透光性基板上に形成された遮光パターンと前記透光
    性基板の一部を堀込んで作成された位相シフトパターン
    とからなるマスクパターンとを具備する露光用マスクの
    製造方法に於いて、 透光性基板上に、露光光を遮光し且つ露光光より長い波
    長の光で透する物質からなる遮光パターンを形成する工
    程と、 遮光パターンの開口をレジストにより選択的にマスク
    し、露光光よりも長波長の光を用いて遮光パターンを透
    過する光と遮光パターンの開口を通過する光との位相差
    を測定しながら、遮光パターン及びレジストをマスクに
    基板をエッチングし、所望の位相差となった時点でエッ
    チングを停止する工程と、 レジストを除去する工程とを少なくとも含むことを特徴
    とする露光用マスクの製造方法。
  8. 【請求項8】透光性基板と、 この透光性基板上に形成された遮光パターンと前記透光
    性基板の一部を堀込んで作成された位相シフトパターン
    とからなるマスクパターンとを具備する露光用マスクの
    製造方法に於いて、 透光性基板上に、露光光を遮光し且つ露光光より長い波
    長の光を透光する物質からなる遮光パターンを形成する
    工程と、 遮光パターンの開口をレジストにより選択的にマスク
    し、前記遮光性物質が透光性を有する波長域の光を用い
    て遮光パターンを透過する光と遮光パターンの開口を通
    過する光との位相差を測定しながら、遮光パターン及び
    レジストをマスクに基板をエッチングし、所望の位相差
    となった時点でエッチングを停止する工程と、 レジストを除去した後、露光光よりも長波長の光を用い
    て遮光パターンを透過する光と遮光パターンの開口を透
    過する光との位相差を測定しながら、遮光パターンをマ
    スクに基板をエッチングし、所望の位相差となった時点
    でエッチングを停止する工程とを少なくとも含むことを
    特徴とする露光用マスクの製造方法。
  9. 【請求項9】前記遮光パターンは、前記透光性基板上に
    形成されるものであって,露光光を遮光し且つ当該露光
    光より長い波長であって700nm以下の少なくとも一
    部の波長域の光を透光する物質で構成されていることを
    特徴とする請求項6乃至8記載の露光用マスクの製造方
    法。
  10. 【請求項10】前記位相差を測定する工程は、遮光性パ
    ターンと堀込み量の異なる個々のパターン及び透光性基
    板の堀込まない領域に対して露光波長より長波長の波長
    で行われ、それぞれの光路長差と光路長差測定波長、光
    路長測定波長に於ける透光性基板の屈折率、露光波長、
    露光波長における透光性基板の屈折率から個々のパター
    ンの堀込み量、または位相差を求める工程であることを
    特徴とする請求項6乃至9記載の露光用マスクの製造方
    法。
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Cited By (6)

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