JPH08313387A - 重量体を支持している構造部材又は構造体の地震の横揺れと縦揺れに対するシュミレーション試験装置 - Google Patents

重量体を支持している構造部材又は構造体の地震の横揺れと縦揺れに対するシュミレーション試験装置

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JPH08313387A
JPH08313387A JP7140080A JP14008095A JPH08313387A JP H08313387 A JPH08313387 A JP H08313387A JP 7140080 A JP7140080 A JP 7140080A JP 14008095 A JP14008095 A JP 14008095A JP H08313387 A JPH08313387 A JP H08313387A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実重量と加速度を電気量に代えサーボ油圧装
置で地震と同等な剪断又は上下方向の荷重を試験体に加
える試験装置の提供。 【構成】 フレーム(11)、加振台(6)、振動発生用油圧
シリンダー(31)、等価荷重載荷用シリンダー(21)、剪断
荷重発生用油圧シリンダー(41)、加速度検出器(4)、該
シリンダー(41)用電気−油圧サーボ機構(45)を有する。
該フレームに該シリンダー(21)と該シリンダー(41)が直
交軸線を保って支持され、該加振台は試験体(1)を支持
し該シリンダー(31)により基台(7)上で移動する。該シ
リンダー(21)は試験体の取付具(2)に連結され重量体(10
2)と等価の垂直荷重を載荷する。該シリンダー(41)は該
取付具に連結されかつ荷重検出器(5)を備え、該加速度
検出器は該取付具の力点(3)付近に設けられ該機構(45)
に導結される。該機構(45)の作動で該シリンダー(41)に
よる荷重を地震による慣性力と等価に追従させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重量体を支持している構
造部材又は構造体(以下構造部材等という。)の地震の
横揺れや縦揺れに対するシュミレーション試験装置にか
かる。
【0002】
【従来の技術】重量体を支持する構造部材等の地震に対
する試験装置としては次のようなものが知られている。
【0003】図7に示すように、加振台81に試験体8
2を載せ、その上に実重量83を載せて試験を行う。こ
のやり方は最も実際の地震の場合に近い試験を行うこと
ができるが、数百トンに及ぶ実重量を載荷してこれを振
動させることは、非常に大型かつ高価な試験装置とな
り、その上、破壊時に危険を伴うことが多い。
【0004】図8に示したものは、加振台81を駆動し
て荷重検出器84により剪断荷重を測定する型式であ
る。これによると、剪断荷重は地震の場合、重量体の質
量mと重量体が受ける加速度αとによりF=mαの剪断
荷重を受ける、という原則と全く異なり、単に加振台8
1の変位による荷重を測定するのに止まり、実際の地震
の場合の剪断荷重とは関係のないものである。また、上
下方向の揺れに対する測定装置の存在は知らない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、こ
れらの課題を解決するべく、実重量及び加速度を電気量
に代え、サーボ油圧装置を用いることにより実際の地震
と同等な剪断荷重又は上下方向の荷重を試験体に加えて
実験を行える試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる重量体を
支持している構造部材等の地震の横揺れに対するシュミ
レーション試験装置は、フレーム、加振台、振動発生用
油圧シリンダー、等価荷重載荷用シリンダー、剪断荷重
発生用油圧シリンダー、加速度検出器、及び該剪断荷重
発生用油圧シリンダー用の電気−油圧サーボ機構を有し
ている。該フレームは該等価荷重載荷用シリンダーを垂
直にその上枠部に支持しかつ該剪断荷重発生用油圧シリ
ンダーを側枠部にその軸線が該等価荷重載荷用シリンダ
ーの軸線と直交する位置で支持している。該加振台は上
面に構造部材に対応する試験体の載置面を有し、基台に
該振動発生用油圧シリンダーにより移動自在に載ってい
る。該等価荷重載荷用シリンダーは試験体に対する重量
体との等価の垂直荷重を試験体に載荷するためのもので
そのピストンロッドは試験体の取付具に連結されてい
る。該剪断荷重発生用油圧シリンダーはその水平棒の端
部に該取付具との連結部と荷重検出器を備えている。該
加速度検出器は該取付具の該剪断荷重発生用油圧シリン
ダーによる力点の近くに設けられて該電気−油圧サーボ
機構に導結されている。そして、該電気−油圧サーボ機
構の作動により該剪断荷重発生用油圧シリンダーによる
荷重を地震による慣性力に追従させる。
【0007】該剪断荷重発生用油圧シリンダー用の電気
−油圧サーボ機構は重量体の質量に対応する電圧値を発
生する可調整型の質量対応電圧発生器を有している。
【0008】該加振台の振動発生用油圧シリンダーは電
気−油圧サーボ機構に包含され、該電気−油圧サーボ機
構の地震波電圧発生器に対する入力で該加振台が種々の
地震波形で振動可能となっている。
【0009】また、本発明にかかる重量体を支持してい
る構造部材等の地震の縦揺れに対するシュミレーション
試験装置は、フレーム、加振台、振動発生用油圧シリン
ダー、垂直荷重発生用油圧シリンダー、加速度検出器、
等価荷重載荷用シリンダー、及び該垂直荷重発生用油圧
シリンダー用の電気−油圧サーボ機構を有している。該
フレームは該垂直荷重発生用油圧シリンダーと該振動発
生用油圧シリンダーを上下に対向して支持している。該
加振台は上面に構造部材に対応する試験体の載置面を有
し該振動発生用油圧シリンダーに昇降自在に支持されて
いる。該垂直荷重発生用油圧シリンダーはその垂下棒の
端部に試験体との連結部、該加速度検出器及び荷重検出
器を備えて該電気−油圧サーボ機構に導結されている。
該等価荷重載荷用シリンダーは試験体に対する重量体と
の等価の垂直荷重を試験体に載荷するためのもので一対
が各別に該加振台と該垂下棒に関連して配設され、かつ
共通のガス−油圧アキュムレーターに導結されている。
そして、該電気−油圧サーボ機構の作動により該垂直荷
重発生用油圧シリンダーによる荷重を地震による慣性力
に追従させる。
【0010】該等価荷重載荷用シリンダーはそれぞれ、
該振動発生用油圧シリンダーと該垂直荷重発生用油圧シ
リンダーの対向面に形成した環状溝とそれぞれの環状溝
に摺嵌する該振動発生用油圧シリンダーの下面や該垂直
荷重発生用油圧シリンダーの該垂下棒と同心配置の環状
ラムで構成されている。
【0011】また、この縦揺れに対するシュミレーショ
ン試験装置の場合も、該剪断荷重発生用油圧シリンダー
用の電気−油圧サーボ機構は重量体の質量に対応する電
圧値を発生する可調整型の質量対応電圧発生器を有した
り、又は該加振台の振動発生用油圧シリンダーは電気−
油圧サーボ機構に包含され、該電気−油圧サーボ機構の
地震波電圧発生器に対する入力で該加振台が種々の地震
波形で振動可能となっていてもよい。
【0012】
【作用】水平揺れの場合、重量体を支持している構造部
材等が地震を受けると、重量体の質量とその加速度によ
り質量×加速度の慣性力を生じ、この力が構造部材等を
介し地表(又は基礎)との間に剪断荷重を与えて構造部
材等を破壊に至らしめる。これを実験台上で再現させる
に際し、重量体の実重量を試験体に装着することは困難
である。
【0013】そこで、本装置は重量体の質量と等価の荷
重をシリンダーにより試験体に載荷しつつ重量体の質量
や重量体の加速度に対応する電気量(電圧)を与え、両
電気量の積なる電圧と該剪断荷重発生装置にて、載荷す
る荷重に対応する電圧を常にその両電気量の積、即ち該
剪断荷重発生装置の荷重が重量体の慣性力に等しくなる
ように電気−油圧サーボ機構を用いて追従させ、実際の
地震と同様の実験を行う。
【0014】該剪断荷重発生用油圧シリンダー用の電気
−油圧サーボ機構が重量体の質量に対応する電圧値を発
生する可調整型の質量対応電圧発生器を有していると、
質量対応電圧を種々変更でき、いろんな質量を想定して
試験が可能となる。
【0015】該加振台の振動発生用油圧シリンダーが電
気−油圧サーボ機構に包含され、該電気−油圧サーボ機
構の地震波電圧発生器に対する入力で該加振台が種々の
地震波形で振動可能となっていると、加振台を種々の地
震波形で駆動でき、試験を実際の地震に近づけることが
できる。
【0016】また、縦揺れに対しては、等価荷重載荷用
油圧シリンダーは上下一対が共通のガス−油圧アキュム
レーターに導結されているので、振動発生用油圧シリン
ダーと垂直荷重発生用シリンダーの発生する荷重との干
渉を防止し、両シリンダーの上下運動を妨害することな
く、重量体の自重に相当する一定の荷重を円滑に載荷す
る。
【0017】該等価荷重載荷用シリンダーがそれぞれ該
振動発生用油圧シリンダーと該垂直荷重発生用油圧シリ
ンダーの対向面に形成した環状溝とそれぞれの環状溝に
摺嵌する該振動発生用油圧シリンダーの下面に突設した
環状脚と該垂直荷重発生用油圧シリンダーの該垂下棒に
これと平行に設けた環状突部で構成されていると、両シ
リンダーのバランスがよくなり、構成も簡単となる。
【0018】前記の[0014]で述べた作用は剪断荷
重発生用油圧シリンダーを垂直荷重発生用油圧シリンダ
ーにおきかえることによって、また[0015]で述べ
た作用はそのまま、何れも縦揺れに対する試験装置の場
合にも奏する。
【0019】
【実施例】図面において、同一符号は同一もしくは相応
部分を示す。図1から図4は横揺れの場合を示してあ
る。図1で、101は構造部材等、102は重量体、1
03は重心点、106は地表である。Fは慣性力で、重
量体102の質量mと、その重心103に作用する地震
により生ずる加速度αとの積で表わされる。α0は地震
の加速度(又は変位)である。この加速度αは構造部材
等101の剛性により地震の加速度α0に対して位相遅
れ角Δを生ずる。
【0020】図2は試験装置を示してある。1は構造部
材等101に対応する試験体、2は試験体1の取付具、
3は重心点103に相当する力点、4はこの力点3の近
くに設けられた加速度検出器、5は荷重検出器(ロード
セル)、6は加振台、7は基台である。11はフレー
ム、12は水平摺動ガイドで摺動コロ13と協働して加
振台6を基台面14上で水平移動自在としている。
【0021】21は重量体102の等価荷重載荷用油圧
シリンダーでフレーム11の上枠部11aに支持され、
その垂直荷重載荷棒22が取付具2の上面に連結され
る。23は油圧ポンプ、24は制御弁、25は油タンク
である。26は振動荷重用油圧ポンプ、27は油圧−ガ
ス式アキュムレーター、28は油タンクである。
【0022】31は振動(地震)発生用油圧シリンダ
ー、32はその水平棒で加振台6に連結されている。3
3は振動(地震)波加速度検出器、34は変位検出器で
それぞれ水平棒32の端部の被検出部35の移動で検出
作用をするようになっている。36は電気−油圧サーボ
弁で電気−油圧サーボ機構37の一構成要素となってお
り、油圧シリンダー31の油圧を切換えて加振台6を振
動させる。
【0023】41は剪断荷重発生用の油圧シリンダーで
フレーム11の側枠部11bに取付けられ、その水平棒
42の端部に試験体取付具2との連結部43と荷重検出
器5を備えている。44は電気−油圧サーボ弁で電気−
油圧サーボ機構45の一構成要素となっており、油圧シ
リンダー41の油圧を切換えて試験体1に剪断荷重を与
える。
【0024】51は対象とする重量体102の質量mに
対応する電圧発生器、52は乗算演算器でこの電圧発生
器51の信号Emと加速度検出器4の信号Eαを乗算し
てその信号EFを差動演算器53に送る。この差動演算
器53は乗算演算器52からの信号EFと荷重検出器5
からの信号EF1とから差圧ESを発信し、増幅器54
により増幅して電気−油圧サーボ弁44を作動させる。
【0025】61は地震波電圧発生器(ウェーブジェネ
レーター)、62は差動演算器で変位検出器34と地震
波電圧発生器61の信号を受けてその差圧を発信し、増
幅器63により増幅して電気−油圧サーボ弁36を作動
する。
【0026】71は変位(地震波)表示オシログラフ、
72は地震波加速度表示オシログラフ、73は重量体1
02の加速度表示オシログラフ、74は剪断荷重F1
表示オシログラフである。
【0027】図3は実際の地震発生時における地表の変
位、地表の加速度、重量体102の重心点の加速度α、
重量体102の慣性力F(F=mα)、構造部材等10
1に加わる剪断荷重F(F=−mα)の各位相の変位
を、それぞれ曲線A、B、C、D、Eを以って示したも
のである。Δは既記の通りαのα0に対する遅れ角を示
す。
【0028】図4は本試験装置の加振台6に加える振動
(地表の変位と同じ)の変位、取付具2の力点3の加速
度α1(理論的にα1=α)、この加速度αと設定質量に
対応する電圧m1との相乗積α1×m1に対応する電圧E
1、油圧シリンダー41により構造部材等101に加
えられる剪断荷重F1(理論的にF1=F)の各位相の変
位を、それぞれ曲線U、V、W、Xを以って示したもの
である。
【0029】図1及び図3で、地表106が曲線Aのよ
うに地震で揺動すると、曲線Bのように地表の加速度は
α0の値で変化する。これに従って重量体102の重心
点103には曲線Cのような加速度αを生じる。このと
き構造部材等101の剛性と重量体102の質量mによ
りΔなる位相遅れを生じるのが通例である。これらの加
速度αと質量mによりF=mαなる慣性力が重量体10
2に生じ、曲線Dとなる。この慣性力Fは構造部材等1
01に、Fに対する反力の−Fなる剪断荷重として働く
(曲線E)。
【0030】また、図2及び図4に示すように、加振台
6に地震と同様な振動を振動発生用油圧シリンダー31
により与えれば、加振台6は曲線U(曲線Aに同じ)の
ように震動し、力点3に加速度を与えようとする。重量
体102の質量に対応する電圧発生器51よりの設定質
量mに対応する設定電圧Emと、力点3に設けた加速度
検出器4の出力電圧Eαで、乗算演算器52により慣性
力Fに対応するEF1なる電圧を演算せしめる。
【0031】そして、油圧シリンダー41により発生し
た荷重Fを荷重検出器(ロードセル)5の出力電圧EF
1とし、EFとEF1の差動演算器53によりEF〜EF
1=ESなるサーボ駆動電圧を得て電気−油圧サーボ機
構45により常にES→0即ちEF1→EF及びF1→F
となるようにサーボ作動して、F1=FとなるようにF
をF1に追従させる。
【0032】上記のようにして、実際の地震で発生する
慣性力Fは油圧シリンダー41で載荷したF1によって
剪断荷重として試験体1に働く。試験体1の破壊の進行
は原則として目視による。加振台6に対して実際の地震
の波形データを電圧発生器61に入力し、電気−油圧サ
ーボ機構37によって地震と同様な振動をこれに与え
る。
【0033】シリンダー21、油圧制御弁24及びポン
プ23によって重量体102と同等な垂直荷重Mを試験
体1に載荷する。これにより構造部材等101に実際の
荷重に相当する荷重をかけることができ、試験結果を一
層実際に近づけることが可能となる。
【0034】剪断荷重発生用油圧シリンダー41用の電
気−油圧サーボ機構45は重量体102の質量(m)に
対応する電圧値(Em)を発生する可調整型の質量対応
電圧発生器51を有している。こうすると、質量mを種
々変更でき、いろんな質量の重量体102にに対する試
験が可能となる。
【0035】質量体102の質量mの想定値Emを調整
して質量mの大小に関わる試験体1の受ける剪断荷重の
変化は剪断荷重表示オシログラフ74で観測し、その加
速度αはオシログラフ73で観測する。これで試験体1
に及ぼす破壊力との関係を評価できる。
【0036】加振台6の振動発生用油圧シリンダー31
は電気−油圧サーボ機構37に包含され、電気−油圧サ
ーボ機構37の地震波電圧発生器61に対する入力で加
振台6が種々の地震波形で振動可能となっている。こう
すると、実際の地震の記録データは勿論、振幅、加速度
を種々組合せた波形及びこれらの繰返しプログラム等を
入力でき、加振台6を種々の地震波形で駆動でき、試験
を実際の地震に近づけることができる。これらは変位表
示オシログラフ71及び地震波加速度表示オシログラフ
72により、その数値及び図形を観測し、記録を行う。
【0037】図5と図6は縦揺れ用試験の場合を示して
いる。即ち、この場合は、横揺れ用試験装置の大部分を
利用し、加振台6′を上下移動自在とし、等価荷重載荷
用油圧シリンダー21′は上下一対が共通のガス−油圧
アキュムレーター29に導結されている。こうすると、
振動発生用油圧シリンダー31′と垂直荷重発生用シリ
ンダー41′の発生する荷重との干渉を防止し、両シリ
ンダーの上下運動を妨害することなく、重量体102の
自重に相当する一定の荷重を円滑に載荷でき、従って縦
揺れに対する試験体1′の挙動を試験できる。
【0038】等価荷重載荷用シリンダー21′はそれぞ
れ、振動発生用油圧シリンダー31′と垂直荷重発生用
油圧シリンダー41′の対向面に形成した環状溝26
と、それぞれの環状溝26に摺嵌する振動発生用油圧シ
リンダー31′の下面に突設した環状ラム27や、垂直
荷重発生用油圧シリンダー41′の垂下棒42′と同心
配置の環状ラム27で、構成されている。こうすると、
両シリンダー31′と41′のバランスがよくなり、構
成も簡単となる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、重量体を支持している
構造部材等が地震による横揺れを受けたときと同様な剪
断荷重を試験体に与えてその試験をできる。
【0040】請求項2によれば、質量を種々変更でき、
いろんな種々の質量に対する試験が可能となる。請求項
3によれば、加振台を種々の地震波形で駆動でき、試験
を実際の地震に近づけることができる。
【0041】請求項4によれば、縦揺れに対する重量体
の挙動を簡単に試験できる。請求項5によれば、垂直荷
重発生用油圧シリンダーと振動発生用油圧シリンダーの
バランスをよくでき、構成も簡単にできる。
【0042】請求項6や7によれば、重量体を支持して
いる構造部材又は構造体の縦揺れに対するシュミレーシ
ョン試験に際し、質量を種々変更でき、いろんな種々の
質量に対する試験が可能となり、また加振台を種々の地
震波形で駆動でき、試験を実際の地震に近づけることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】構造部材等により地面上に支持されてい重量体
の横揺れ地震発生時における慣性力の発生状況の説明図
である。
【図2】本発明にかかる重量体を支持している構造部材
等の地震の横揺れに対するシュミレーション試験装置の
具体例を示す原理図である。
【図3】実際の地震発生時における各位相の変位を示す
グラフである。
【図4】本発明にかかるシュミレーション試験装置にお
ける各位相の変位を示すグラフである。
【図5】構造部材等により地面上に支持されてい重量体
の縦揺れ地震発生時における慣性力の発生状況の説明図
である。
【図6】本発明にかかる重量体を支持している構造部材
等の地震の縦揺れに対するシュミレーション試験装置の
具体例を示す原理図である。
【図7】従来の横揺れ試験装置の概略説明図である。
【図8】従来の横揺れ試験装置の別の場合の概略説明図
である。
【符号の説明】
1 試験体 2 取付具 3 力点 4 加速度検出器 5 荷重検出器 6 加振台 7 基台 11 フレーム 11a上枠部 21 等価荷重載荷用油圧シリンダー 31 振動(地震)発生用油圧シリンダー 37 電気−油圧サーボ機構 41 剪断荷重発生用油圧シリンダー 41′垂直荷重載荷用油圧シリンダー 45 電気−油圧サーボ機構 46 水平棒 47 連結部 51 質量対応電圧発生器 61 地震波電圧発生器

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(11)、加振台(6)、振動発生用
    油圧シリンダー(31)、等価荷重載荷用シリンダー(21)、
    剪断荷重発生用油圧シリンダー(41)、加速度検出器
    (4)、及び該剪断荷重発生用油圧シリンダー(41)用の電
    気−油圧サーボ機構(45)を有し、 該フレーム(11)は該等価荷重載荷用シリンダー(21)を垂
    直にその上枠部(11a)に支持しかつ該剪断荷重発生用油
    圧シリンダー(41)を側枠部(11b)にその軸線が該等価荷
    重載荷用シリンダー(21)の軸線と直交する位置で支持
    し、 該加振台(6)は上面に構造部材又は構造体(101)に対応す
    る試験体(1)の載置面(6a)を有し、基台(7)に該振動発生
    用油圧シリンダー(31)により移動自在に載っており、 該等価荷重載荷用シリンダー(21)は試験体(1)に対する
    重量体(102)との等価の垂直荷重を試験体(1)に載荷する
    ためのものでその垂直荷重載荷棒(22)は試験体(1)の取
    付具(2)に連結され、 該剪断荷重発生用油圧シリンダー(41)はその水平棒(42)
    の端部に該取付具(2)との連結部(43)と荷重検出器(5)を
    備え、 該加速度検出器(4)は該取付具(2)の該剪断荷重発生用油
    圧シリンダー(41)による力点(3)の近くに設けられて該
    電気−油圧サーボ機構(45)に導結され、 該電気−油圧サーボ機構(45)の作動により該剪断荷重発
    生用油圧シリンダー(41)による荷重(F1)を地震によ
    る慣性力(F=mα)と等価に追従させることを特徴と
    する重量体を支持している構造部材又は構造体の地震の
    横揺れに対するシュミレーション試験装置。
  2. 【請求項2】 該剪断荷重発生用油圧シリンダー(41)用
    の電気−油圧サーボ機構(45)は重量体(102)の質量
    (m)に対応する電圧値(Em)を発生する可調整型の
    質量対応電圧発生器(51)を有している請求項1に記載の
    重量体を支持している構造部材又は構造体の地震の横揺
    れに対するシュミレーション試験装置。
  3. 【請求項3】 該加振台(6)の振動発生用油圧シリンダ
    ー(31)は電気−油圧サーボ機構(37)に包含され、該電気
    −油圧サーボ機構(37)の地震波電圧発生器(61)に対する
    入力で該加振台(6)が種々の地震波形で振動可能となっ
    ている請求項1に記載の重量体を支持している構造部材
    又は構造体の地震の横揺れに対するシュミレーション試
    験装置。
  4. 【請求項4】 フレーム(11')、加振台(6')、振動発生
    用油圧シリンダー(31')、垂直荷重発生用油圧シリンダ
    ー(41')、加速度検出器(4)、等価荷重載荷用シリンダー
    (21')、及び該垂直荷重発生用油圧シリンダー(41')用の
    電気−油圧サーボ機構(45)を有し、 該フレーム(11')は該垂直荷重発生用油圧シリンダー(4
    1')と該振動発生用油圧シリンダー(31')を上下に対向し
    て支持し、 該加振台(6')は上面に構造部材又は構造体(101)に対応
    する試験体(1')の載置面(6a')を有し該振動発生用油圧
    シリンダー(31')に昇降自在に支持されており、 該垂直荷重発生用油圧シリンダー(41')はその垂下棒(4
    6')の端部に試験体(1')との連結部(43')、該加速度検出
    器(4)及び荷重検出器(5)を備えて該電気−油圧サーボ機
    構(45)に導結され、 該等価荷重載荷用シリンダー(21')は試験体(1')に対す
    る重量体(102)との等価の垂直荷重を試験体(1')に載荷
    するためのもので一対が各別に該加振台(6')と該垂下棒
    (46')に関連して配設され、かつ共通のガス−油圧アキ
    ュムレーター(29)に導結されており、 該電気−油圧サーボ機構(45)の作動により該垂直荷重発
    生用油圧シリンダー(41')による荷重(F1)を地震によ
    る慣性力(F=mα)と等価に追従させることを特徴と
    する重量体を支持している構造部材又は構造体の地震の
    縦揺れに対するシュミレーション試験装置。
  5. 【請求項5】 該等価荷重載荷用シリンダー(21')はそ
    れぞれ、該振動発生用油圧シリンダー(31')と該垂直荷
    重発生用油圧シリンダー(41')の対向面に形成した環状
    溝(26)と、それぞれの環状溝(26)に摺嵌する該振動発生
    用油圧シリンダー(31')の下面や該垂直荷重発生用油圧
    シリンダー(41')の該垂下棒(42')と同心配置の環状ラム
    (27)で構成されている請求項4に記載の重量体を支持し
    ている構造部材又は構造体の地震の縦揺れに対するシュ
    ミレーション試験装置。
  6. 【請求項6】 該剪断荷重発生用油圧シリンダー(41)用
    の電気−油圧サーボ機構(45)は重量体(102)の質量
    (m)に対応する電圧値(Em)を発生する可調整型の
    質量対応電圧発生器(51)を有している請求項4に記載の
    重量体を支持している構造部材又は構造体の地震の縦揺
    れに対するシュミレーション試験装置。
  7. 【請求項7】 該加振台(6)の振動発生用油圧シリンダ
    ー(31)は電気−油圧サーボ機構(37)に包含され、該電気
    −油圧サーボ機構(37)の地震波電圧発生器(61)に対する
    入力で該加振台(6)が種々の地震波形で振動可能となっ
    ている請求項4に記載の重量体を支持している構造部材
    又は構造体の地震の縦揺れに対するシュミレーション試
    験装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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