JPH08312211A - 電気錠のデッドボルト制御機構 - Google Patents

電気錠のデッドボルト制御機構

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JPH08312211A
JPH08312211A JP14683895A JP14683895A JPH08312211A JP H08312211 A JPH08312211 A JP H08312211A JP 14683895 A JP14683895 A JP 14683895A JP 14683895 A JP14683895 A JP 14683895A JP H08312211 A JPH08312211 A JP H08312211A
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Hiroshi Tabata
田端弘
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 デッドボルトがストライクに衝打した際に発
生する歯車列の抵抗を機械的に解消し、駆動モータの負
荷を除くデッドボルト制御撥機構を有する電気錠の提
供。 【構成】 駆動モータの駆動力により回動するように第
1固定支持軸9に装着された駆動歯車8と、ソレノイド
の作動杆11に一端が可動軸16を介して枢支されると
共に、中央部が第2固定支持軸17に軸支され、他端に
施錠、解錠時にソレノイドに給電される。前記駆動歯車
と噛合する第1従動歯車21を有するクラッチ板15
と、このクラッチ板とデッドボルト31の間に介装され
駆動腕27を有するダルマ25を回転させる第2従動歯
車22と、それに噛合するギア26とより成る。施錠
時、デッドボルトがストライクに衝止した場合、前記ク
ラッチ板の第1従動歯車が駆動歯車に噛合ないし噛み合
わない状態を操り返えすようにモータの駆動トルクをソ
レノイドの吸引力よりも大きく設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてマンション、
高層ビルデイングなど住居の平穏ないし施設の管理を重
要視する出入り口のドアに取付けられる電気錠のデッド
ボルト制御機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の一実施例は、特開平6ー
108716号公報に記載されている。
【0003】この実施例は出願人が先に提案したもので
ある。しかして、この実施例は、基本的には駆動モータ
と、この駆動モータの駆動力によって回動する駆動歯車
と、この駆動歯車の太陽歯車と噛合する遊星歯車を有
し、かつ、一端部が該駆動歯車に設けられたスイングア
ームと、このスイングアームの前方に位置するように錠
ケースに軸支されたアイドルギヤと、このアイドルギヤ
と常に噛合するように前記スイングアームの左右に配設
され、かつ、スイングアームの方向転換によって前記遊
星歯車に選択的に係脱する一対の施解錠受け歯車と、前
記アイドルギヤと常に噛合するように錠ケースの軸受部
材に回動自在に設けられ、かつ、デッドボルトの作動体
と係合するダルマ(デッドボルト用の駆動体)とから成
る。
【0004】しかしながら、上記構成に於いては、駆
動モータの駆動力をダルマに伝達する手段として、多数
の歯車から成る歯車列を採用しているので、各歯車を精
度良く製作し、かつ、正確に組み合わせる必要がある。
したがって、製作ないし組み合わせが容易でない。駆
動モータの駆動力を伝える差動歯車装置(遊星歯車も含
む。)及び切離し片を有する左右の施解錠受け歯車をそ
れぞれ利用してスイングアームを左右に回転させている
ため、スイングアームの遊星歯車と左右の施解錠受け歯
車との安定的な作動を得ることができない等の欠点があ
った。
【0005】そこで、出願人は上記構成の欠点を解消す
るために、先願(特願平6−258849号)として、
「錠ケースに設けられた駆動モータ、この駆動モータの
駆動力により回動することができるように第1固定支軸
に装着された駆動歯車、一方、錠ケースに設けられたソ
レノイド、このソレノイドの作動杆に一端部が可動軸を
介して枢支されていると共に、他端部が第2固定支軸に
軸支され、かつ、施錠並びに解錠時に前記ソレノイドに
給電されると前記駆動歯車と噛合する従動歯車を有する
クラッチ板、このクラッチ板とデッドボルトとの間に介
装され、かつ、半径方向の一側に前記従動歯車と噛合す
るギヤが形成され、一方、半径方向の他側にデッドボル
トの作動体と係合する駆動腕を有するダルマとを備える
電気錠のデッドボルト制御機構」を提案した。
【0006】この先願の実施例は、製作ないし組み合わ
せが容易である、駆動モータの駆動力を安定的にダルマ
に伝達することができる、キーでダルマを施解錠する際
ダルマの回転初期時に於けるキー操作が容易である等の
利点を有するが、反面、施錠時デッドボルトがストライ
クの開口と一致しない場合に於いて、駆動モータに極力
無理な負荷(負担)がかからないように、例えばデッド
ボルトの構造を二重化し、デッドボルトがストライクに
衝打した際に発生する負荷をデッドボルトの所で解消す
る必要があった。そのためデッドボルトの構造をシンプ
ル化することができないと言う問題点があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来の欠点に鑑み、製作ないし組み合わせが容易であ
り、また駆動モータの駆動力を安定的にダルマに伝達す
ることができると言う先願の利点を生かしつつ、施錠時
デッドボルトがストライクに衝打した際に発生する歯車
列のストップ抵抗を機械的に解消し、よって、駆動モー
タに負荷をかけないようにすることができると同時に、
デッドボルトの構造をシンプル化することができる電気
錠のデッドボルト制御機構を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の電気錠のデッド
ボルト制御機構は、錠ケース1に設けられた駆動モータ
4、この駆動モータの駆動力により回動することができ
るように第1固定支軸9に装着された駆動歯車8、一
方、錠ケースに設けられたソレノイド10、このソレノ
イドの作動杆11に一端部が可動軸16を介して枢支さ
れていると共に、中央部が第2固定支軸17に軸支さ
れ、かつ、他端部に施錠並びに解錠時前記ソレノイドに
給電されると前記駆動歯車と噛合する第1従動歯車21
を有するクラッチ板15、このクラッチ板とデッドボル
ト31との間に介装され、かつ、半径方向の一側に第2
従動歯車22と噛合するギヤ26が形成され、一方、半
径方向の他側にデッドボルトの係合切欠部34の衝止面
34aと当接する駆動腕27を有するダルマ25とを備
え、施錠時前記デッドボルト31がストライク40に衝
止した場合、前記クラッチ板15の第1従動歯車21が
駆動歯車8に対し、「ガチャガチャ」と噛合ないし噛み
合わない状態を繰り返すように駆動モータ4のトルクを
ソレノイド10の吸引力よりも大きく設定したことを特
徴とする。
【0009】
【作用】施錠又は解錠時にソレノイドに電気が供給され
ると、その作動杆が復帰バネのバネ力に抗して収縮す
る。そうすると、クラッチ板は第2固定支軸を支点に反
時計方向に回転し、従動歯車が駆動歯車と噛合する。し
たがって、駆動モーターが起動すると、駆動モーターの
駆動力は伝動歯車、駆動歯車、従動歯車をそれぞれ介し
ながらそれぞれ方向変換されてダルマに伝達される。そ
の結果、デッドボルトはダルマの駆動腕によりフロント
の開口から出没する。
【0010】ところで、施錠時デッドボルトがストライ
クに衝止した場合、駆動モータの駆動力は歯車列でダル
マに伝えられているので、駆動モータに対する負荷がか
かる。そこで、駆動モータに歯車列によって生ずる負荷
がかからないように、本実施例では、駆動モータのトル
クをソレノイドの吸引力よりも大きく設定し、かつ、従
動歯車を有するクラッチ板を適宜に設け、言わば「ソレ
ノイド式クラッチ」の構成を採用している。
【0011】したがって、駆動モーターが正(施錠)方
向に回転し続け、かつ、ソレノイドに給電がなされてい
る限り、クラッチ板の第1従動歯車は駆動歯車の平歯車
に対し、その噛合が確実に噛み合わない状態ないし遊離
的な状態になり、その結果、機械的に「ガチャガチャ」
と噛合を繰り返す。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明を詳細
に説明する。図1ないし図7において、1は長箱状の錠
ケースである。この錠ケース1は、主としてマンショ
ン、高層ビルデイングなど住居の平穏ないし施設の管理
を重要視する出入り口のドアの電気錠の一部を構成す
る。錠ケース1はフロント2を有し、このフロント2に
はデッドボルト用の開口3が形成されている。
【0013】4は錠ケース1に設けられ、かつ、そのト
ルクが後述するソレノイドの吸引力よりも大きく設定さ
れた駆動モータである。この駆動モータ4は錠ケース1
の上部に内装され、その出力軸5は下方に突出してい
る。駆動モータ4の一例としてはマイクロモータが使用
されている。駆動モータ4はソレノイドに電気が供給さ
れた施錠又は解錠時に関連し、図示しない制御装置から
の駆動信号に基づき、左右いずれかの方向に回転する。
駆動モータ4は錠ケース1に適宜に固定されたモータケ
ース6内に設けられ、前記出力軸5の先端部には小径の
伝動歯車7が固定されている。伝動歯車7の一例として
はベベルギャーが使用されている。
【0014】8は駆動モータ4の駆動力により回動する
ことができるように第1固定支軸9に装着された駆動歯
車である。第1固定支軸9は駆動モータの出力軸5の軸
線と交差するように錠ケース1の一側壁1aに固定され
ている。駆動歯車8は、本実施例では伝動歯車7と常に
噛合する大径のベベルギャー8aと、このベベルギャー
8aの上面に一体的に設けられた平歯車8bとから成
る。平歯車8bはベベルギャー8aよりも小径である。
【0015】10は錠ケース1に内装されたソレノイド
である。このソレノイド10は、図1を基準にすると駆
動モータ4の右側に所要の間隔を有して並設され、その
作動杆11も駆動モータの出力軸5と同様に下方に突出
している。ソレノイド10も錠ケース1内に固定された
ケース状の支持フレーム12に設けられ、前記作動杆1
1には復帰バネ13が巻装されている。復帰バネ13の
一例としてはコイルスプリングが使用されている。作動
杆11は復帰バネ13のバネ力により常に伸長方向に付
勢されており、ソレノイド10に電気が供給されると収
縮し、一方、電気が断たれると伸長する。
【0016】なお、本実施例では、前記駆動モータ4用
のモータケース6とソレノイド10用の支持フレーム1
2は、駆動歯車8や後述するクラッチ板の従動歯車に対
する位置決めや各部品の組合わせが極めて容易になるよ
うに一体に設けられている。
【0017】15は一端部(図1を基準にすると右側)
がソレノイド10の作動杆11に可動軸16を介して枢
支されていると共に、全体として「く」の字状の中心部
が第2固定支軸(中心軸)17に軸支されたクラッチ板
である。このクラッチ板15には、施錠並びに解錠時に
前記ソレノイド10に給電されると駆動歯車8から動力
を受ける従動(遊星)歯車18が設けられている。
【0018】すなわち、クラッチ板15の他端部(図1
を基準にすると左側)には、可動の枢支ピン20を介し
て駆動歯車8の平歯車8bと噛合し、かつ、駆動モータ
4に必要以上の負荷がかかった時にその噛合が確実に噛
み合わない状態となる第1従動歯車21が設けられ、ま
たクラッチ板15の中心部には第1従動歯車21と常に
噛合するように第2固定支軸17に軸支され、かつ、ダ
ルマのセクターギヤと噛合する第2従動歯車22が設け
られている。なお、クラッチ板15は、本実施例では一
枚の連結板19を介してソレノイド10の作動杆11に
連結されている。
【0019】しかして、クラッチ板15の従動歯車18
は、駆動歯車8とダルマ25との間に位置し、また前記
第2固定支軸17は、第1固定支軸9と同様に錠ケース
1の一側壁1aに固定されている。
【0020】25はクラッチ板15とデッドボルト31
との間に介装され、かつ、半径方向の一側に従動歯車1
8の第2従動歯車22と常に噛合するギヤの一例として
のセクターギヤ26が形成され、一方、半径方向の他側
にデッドボルト31に装着された上下動片32と係合す
る駆動腕27を有するダルマである。
【0021】しかして、ダルマ25は図示しないテール
ピースを介してシリンダー錠を連結するための中心軸2
8を有し、前記セクターギヤ26はこの中心軸28を同
軸芯として適宜に形成されている。そして、図示しない
キー又はサムターンの施錠または解錠方向への回転操作
によっても回転する。
【0022】なお、ダルマ25は図示しない軸受け部材
の環状部に形成された嵌合孔に回動自在に嵌合させても
良いが、本実施例では錠ケース1の側壁に回動可能に支
承されている。
【0023】前記デッドボルト31はダルマ25の下方
に設けられ、ダルマ25が施錠又は解錠方向へ所定量回
転した際にダルマの駆動腕27によって押し出され又は
引き戻される。したがって、デッドボルト31は駆動モ
ータ4の駆動力により又はキーの施錠または解錠方向へ
の回転操作により選択的にフロント2の開口3から出没
する。
【0024】しかして、デッドボルト31は、内端部に
ダルマ25の駆動腕27と常に係合する上下動片32を
有する。この上下動片32は、デッドボルト31に一体
的に設けられた衝止面付の係合切欠部34に設けられ、
かつ、適宜にバネ力が設定されたバネ部材33で常時ダ
ルマ25の方向に付勢されている。したがって、図7で
示すように「コ」字型状に形成された上下動片32は、
常にダルマ25の駆動腕27と圧接し、デッドボルト3
1の施解錠動作を確実にする(クリック機能)。
【0025】またデッドボルト31にはガイド用水平長
孔35が形成され、錠ケース1の側壁に一体的に設けら
れたガイドピン36及び錠ケース1の内側壁に水平方向
に設けられた水平ガイト部(突起又は溝)37を介して
水平状態に案内される。なお、前記ガイドピン36は、
実施例如何によってはデッドボルト31と一体に設けて
も良い。また図面中符号38、39はダルマ25用のス
トッパーである。
【0026】上記構成に於いて、図1はデッドボルト3
1がフロント2の開口3から突出した施錠状態を示す。
一方、図2はデッドボルト31がフロント2の開口3内
に後退した解錠状態を示す。このデッドボルト31の施
解錠は、駆動モーター4の駆動力により、又はキーによ
るダルマ25の回転操作によってなされる。
【0027】しかして、駆動モーター4の駆動力により
デッドボルト31の施解錠がなされる場合には、図1で
示すようにクラッチ板15が反時計方向に回転して第1
従動歯車21が駆動歯車8の平歯車8bと確実に噛合
し、かつ、駆動モータ4の回転方向に基づき、ダルマ2
5は左右いずれかの方向に回転する。
【0028】すなわち、ソレノイド10が非通電状態の
場合は、図2で示すようにその作動杆11は復帰バネ1
3のバネ力により伸長し、第1従動歯車21は駆動歯車
8の平歯車8bから離れている。そこで、ソレノイド1
0に電気が供給されると、その作動杆11が復帰バネ1
3のバネ力に抗して収縮する。そうすると、クラッチ板
15は第2固定支軸(中心軸)17を支点に反時計方向
に回転し、図3で示すように従動歯車18の第1従動歯
車21が駆動歯車8の平歯車8bと噛合する。
【0029】したがって、駆動モーター4が起動する
と、駆動モーター4の駆動力は伝動歯車7、駆動歯車
8、従動歯車18をそれぞれ介しながらそれぞれ方向変
換されてダルマ25に伝達される。その結果、図4で示
すようにダルマ25の駆動腕27がバネ部材33のバネ
力に抗して上下動片32を押し下げ、デッドボルト31
の係合切欠部34の衝止面34aに当たると、デッドボ
ルト31はフロント2の開口3から出ようとする。
【0030】ところで、今仮に図4で示すようにデッド
ボルト31がストライク40に衝止した場合、ダルマ2
5並びにクラッチ板15側の従動歯車18を介して駆動
モータ側4の伝動歯車7及び駆動歯車8に、各歯車7、
8の回転方向とは逆の方向にストップ抵抗がかかる。し
たがって、駆動モータ4に対する負荷がかかる。この時
駆動モータ4は常に「正(ここでは施錠)方向」に回転
し続け、一方、ソレノイド10は、例えば図示しないタ
イマーで通電が断たれない限り、その作動杆11を吸引
(収縮)状態に保持しようとする。
【0031】しかしながら、本実施例では、駆動モータ
4のトルクがソレノイドの吸引力よりも大きく設定され
ているので、クラッチ板15の第1従動歯車21が駆動
歯車8の平歯車8bに対し、その噛合が確実に噛み合わ
ない状態ないし遊離的な状態と成る。すなわち、駆動歯
車8の平歯車8bでクラッチ板15の第1従動歯車21
が上方方向に押し上げられた格好になり、クラッチ板1
5は第2固定支軸17を支点に多少時計方向に回転する
と共に、ソレノイド10の作動杆11が多少伸びる。
【0032】しかして、第1従動歯車21が平歯車8b
に対し、その噛合が確実に噛み合わない状態ないし遊離
的な状態と成るや否や、ソレノイド10は通電中その作
動杆11を常に収縮させようとしているので、クラッチ
板15は第2固定支軸17を中心に反時計方向へ回転
し、その第1従動歯車21が平歯車8bに対して噛合し
ようとする。
【0033】その結果、駆動モータ4が正方向に回転し
続け、かつ、ソレノイド10に給電が成されている限
り、図5及び図6で示すように、第1従動歯車21は平
歯車8bに対し、機械的に「ガチャガチャ」と噛合を繰
り返す。つまり、第1従動歯車21は平歯車8bに対
し、言わば噛合着脱を繰り返す。したがって、駆動モー
タ4に負荷がかからず、駆動モータ4が熱を持って故障
する(焼き切れる)こともない。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙するような効果がある。 (1)特開平6ー108716号公報に記載されている
実施例のように複数の歯車列を採用せず、駆動歯車とダ
ルマの間に従動歯車を有するクラッチ板を設けたので、
製作ないし組み合わせが容易である。 (2)施錠時デッドボルトがストライクに衝止した場
合、ダルマ25並びにクラッチ板15側の従動歯車18
を介して駆動モータ側4の伝動歯車7及び駆動歯車8
に、各歯車7、8の回転方向とは逆の方向にストップ抵
抗がかかるが、駆動モータ4のトルクをソレノイド10
の吸引力よりも大きく設定し、かつ、駆動歯車と「ガチ
ャガチャ」と噛合を繰り返す従動歯車を枢支したクラッ
チ板が設けられているので、駆動モータ4に対する負荷
がかからない。 (3)デッドボルトがストライクに衝打した際に発生す
る負荷をデッドボルトの所で解消する必要がないので、
デッドボルトの構造をシンプル化することができる。 (4)ダルマと噛合している歯車の数が少ないので、キ
ーでダルマを施解錠する際、ダルマの回転初期時に於け
るキー操作が容易である。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図7は本発明の一実施例の各説明図。
【図1】全体の概略説明図(デッドボルトが施錠状
態)。
【図2】全体の概略説明図(デッドボルトが解錠状
態)。
【図3】ソレノイドが通電状態になった場合の説明図
(駆動歯車とクラッチ板の従動歯車とが噛合)。
【図4】施錠時デッドボルトがストライクに衝止した場
合の説明図。
【図5】図4に於いて、駆動歯車とクラッチ板の第1従
動歯車との噛合関係を示す説明図。
【図6】図5に於いて、要部の作動状態を説明図。
【図7】デッドボルトの構造を示す分解斜視図。
【符号の説明】
1…錠ケース、1a…一側壁、2…フロント、3…開
口、40…ストライク、4…駆動モータ、5…出力軸、
6…モータケース、7…伝動歯車、8…駆動歯車、8b
…平歯車、9…第1固定支軸、10…ソレノイド、11
…作動杆、13…復帰バネ、15…クラッチ板、16…
可動軸、17…第2固定支軸、18…従動歯車、21…
第1従動歯車、22…第2従動歯車、25…ダルマ、2
7…駆動腕、31…デッドボルト、32…上下動片、3
3…バネ部材、34…係合切欠部、34a…衝止面、3
5…水平長孔、36…ガイドピン、37…水平ガイド
部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠ケース1に設けられた駆動モータ4、
    この駆動モータの駆動力により回動することができるよ
    うに第1固定支軸9に装着された駆動歯車8、一方、錠
    ケースに設けられたソレノイド10、このソレノイドの
    作動杆11に一端部が可動軸16を介して枢支されてい
    ると共に、中央部が第2固定支軸17に軸支され、か
    つ、他端部に施錠並びに解錠時前記ソレノイドに給電さ
    れると前記駆動歯車と噛合する第1従動歯車21を有す
    るクラッチ板15、このクラッチ板とデッドボルト31
    との間に介装され、かつ、半径方向の一側に第2従動歯
    車22と噛合するギヤ26が形成され、一方、半径方向
    の他側にデッドボルトの係合切欠部34の衝止面34a
    と当接する駆動腕27を有するダルマ25とを備え、施
    錠時前記デッドボルト31がストライク40に衝止した
    場合、前記クラッチ板15の第1従動歯車21が駆動歯
    車8に対し、「ガチャガチャ」と噛合ないし噛み合わな
    い状態を繰り返すように駆動モータ4のトルクをソレノ
    イド10の吸引力よりも大きく設定したことを特徴とす
    る電気錠のデッドボルト制御機構。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、デッドボルト31に
    は衝止面付の係合切欠部34に設けられ、この係合切欠
    部に上下動片32が係合し、上下動片32は常にダルマ
    25の駆動腕27と圧接するようにバネ部材33で付勢
    されていることを特徴とする電気錠のデッドボルト制御
    機構。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、駆動モータ4用のモ
    ータケース6とソレノイド10用の支持フレーム12が
    一体に設けられていることを特徴とする電気錠のデッド
    ボルト制御機構。
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