JPH08311653A - Cvd成膜装置及び成膜方法 - Google Patents

Cvd成膜装置及び成膜方法

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JPH08311653A
JPH08311653A JP13855895A JP13855895A JPH08311653A JP H08311653 A JPH08311653 A JP H08311653A JP 13855895 A JP13855895 A JP 13855895A JP 13855895 A JP13855895 A JP 13855895A JP H08311653 A JPH08311653 A JP H08311653A
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film
film forming
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JP13855895A
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Akira Ando
陽 安藤
Yutaka Takeshima
裕 竹島
Takanori Nakamura
孝則 中村
Kunisaburo Tomono
国三郎 伴野
Kousuke Shiratsuyu
幸祐 白露
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 膜組成にばらつきが生じたりせず、所望の組
成を有する膜を確実に形成することが可能なCVD成膜
装置及び成膜方法を提供する。 【構成】 膜形成を行う成膜室1内に、CVDソース原
料6,7を気化させる気化手段4,5を配設し、原料供
給手段8,9により、CVDソース原料6,7を成膜室
1内に供給して気化手段4,5により気化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、成膜方法に関し、詳
しくは、CVD法により膜を形成するために用いられる
CVD成膜装置及び成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】基体に
膜を形成する方法として、膜材料の化合物を、高温中で
熱分解、酸化、還元、重合、あるいは気相化学反応など
させた後、膜組成を基体上に沈着させることにより成膜
を行うCVD法が広く用いられている。
【0003】そして、このCVD法による成膜装置とし
ては、従来、例えば図6に示すようなCVD成膜装置が
用いられている。
【0004】このCVD成膜装置は、例えば、チタン酸
鉛(PbTiO3)系セラミックスの膜を形成するため
の装置であり、膜形成を行う成膜室(反応槽)51と、
成膜室51内に配設された、膜が形成される基体(この
例では基板)52を加熱する基体加熱手段53と、キャ
リアガス(Arガス)を通過させつつ固体のPbソース
原料(ジピバロイルメタン鉛)56を加熱して、Pbソ
ース原料56の蒸気を取り出すための固体ソース原料加
熱室54と、液体のTiソース原料(チタンイソプロポ
キシド)57にキャリアガス(Arガス)を通し、Ti
ソース原料の蒸気を取り出すための液体ソース原料室5
5と、固体ソース原料加熱室54及び液体ソース原料室
55からのソース原料を含むキャリアガス(原料含有ガ
ス)を、ガス加熱器58で加熱された酸素ガスと混合す
るためのガス混合器59とを備えて構成されている。
【0005】そして、このCVD成膜装置を用いて膜を
形成するにあたっては、キャリアガスを供給しつつ固体
ソース原料加熱室54内のPbソース原料56を加熱す
るとともに、液体ソース原料室55にキャリアガスを供
給して、液体のTiソース原料57中を通過させ、固体
ソース原料加熱室54及び液体ソース原料室55からの
ソース原料の蒸気を含むキャリアガス(原料含有ガス)
と酸素ガスをガス混合器59で混合した後、混合ガスを
成膜室51に供給して、所定の条件下に、基体加熱手段
53により加熱された基体(基板)52上に膜組成を沈
着させることにより成膜を行う。
【0006】しかし、従来のCVD成膜装置は、ソース
原料の蒸気をキャリアガスによって成膜室51に供給す
るようにしていることから、以下のような問題点があ
る。 ソース原料として、金属の有機化合物を使用する場
合、その蒸気圧の経時的な変動(不安定性)により、成
膜条件を一定に保持しても形成される膜の組成にばらつ
きが生じる。 ソース原料を気化させる温度の微妙な差によって膜組
成が変動する。 ソース原料の蒸気をキャリアガスにより成膜室51に
搬送する途中でソース原料の蒸気が凝縮、固化し、管
(搬送ライン)の内壁に堆積するため、搬送ラインの抵
抗(圧損)が変動してソース原料を含むキャリアガスの
流量が変化し、ソース原料の供給量が変動して、膜組成
のばらつきを招く。
【0007】本願発明は、上記問題点を解決するもので
あり、膜組成にばらつきが生じたりせず、所望の組成を
有する膜を確実に形成することが可能なCVD成膜装置
及び成膜方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明のCVD成膜装置は、膜形成を行う成膜室
と、前記成膜室内に配設された、CVDソース原料を気
化させる気化手段と、CVDソース原料を、前記気化手
段に供給する原料供給手段とを具備することを特徴とす
る。
【0009】また、前記原料供給手段が、液体または溶
液状のCVDソース原料を供給するものであることを特
徴とする。
【0010】さらに、前記気化手段及び前記原料供給手
段を、少なくとも所定の膜組成を構成する元素の種類の
数だけ備えていることを特徴とする。
【0011】また、前記気化手段及び前記原料供給手段
を、所定の膜組成を構成する元素の種類の数より少ない
数だけ備えていることを特徴とする。
【0012】また、本願発明の成膜方法は、上記の各C
VD成膜装置のいずれかを用い、CVDソース原料を、
前記原料供給手段により、前記成膜室内に配設された前
記気化手段に供給して、CVDソース原料を気化させる
工程を含むことを特徴としている。
【0013】さらに、上記の各CVD成膜装置のいずれ
かを用い、液体または溶液状のCVDソース原料を、前
記原料供給手段により、前記成膜室内に配設された前記
気化手段に供給して、CVDソース原料を気化させる工
程を含むことを特徴としている。
【0014】
【作用】本願発明のCVD成膜装置においては、ソース
原料を気化させる気化手段が成膜室(反応槽あるいは反
応管など)に配設されており、成膜室内に供給されたソ
ース原料を気化手段によりすべて気化させた状態で成膜
させることができるため、ソース原料の経時変化により
供給割合にある程度経時的な変動があった場合にも、成
膜に供されるソース原料の全量が一定になり、形成され
る膜の組成の変動を防止することができるようになる。
また、従来のCVD成膜装置におけるような気化温度の
微妙な差による原料ガスの供給量の変動が生じることも
ない。
【0015】また、液体または溶液状のCVDソース原
料を用いることにより、成膜室にCVDソース原料をよ
り定量的に供給することが可能になるとともに、成膜室
内の気化手段に供給されたソース原料のすべてを成膜時
に容易に気化させることが可能になり、本願発明の方法
をより確実に実効あらしめることができる。
【0016】さらに、気化手段及び原料供給手段を、少
なくとも所定の膜組成を構成する元素の種類の数だけ備
えることにより、各成分の供給量をそれぞれ制御して任
意の組成比の膜を容易に形成することが可能になる。
【0017】また、形成すべき膜の組成などによって
は、気化手段及び原料供給手段を、所定の膜組成を構成
する元素の種類の数より少ない数としても、所望の組成
の膜を確実に形成することができる。
【0018】また、本願発明のCVD成膜装置において
は、気化手段が成膜室内に配設されており、ソース原料
の蒸気をキャリアガスにより搬送することが不要になる
ため、キャリアガスの供給手段やキャリアガスの供給ラ
インを設けることが不要になり、装置の構成を簡略化す
ることが可能になる。
【0019】さらに、気化手段が成膜室内に配設されて
おり、ソース原料の蒸気をキャリアガスによって搬送す
ることが不要になるため、搬送途中で凝縮、固化したソ
ース原料が搬送ラインに付着、堆積するようなことがな
く、形成される膜の組成を制御することが一層容易にな
る。
【0020】
【実施例】以下、本願発明の実施例を示してその特徴と
するところをさらに詳しく説明する。
【0021】[実施例1] (1)CVD成膜装置の構成 図1は、本願発明の一実施例にかかるCVD成膜装置の
構成を示す図である。このCVD成膜装置は、内部を所
定の温度に加熱するためのヒータ1aを備えた成膜室
(反応槽)1と、成膜室1内に配設された、膜が形成さ
れる基体(この実施例では基板)2を加熱する基体加熱
手段3と、ソース原料(CVDソース原料)6,7を気
化させるための気化手段(この実施例では加熱して気化
させるための加熱手段)4,5と、液体または溶液状の
ソース原料6,7を気化手段4,5に供給するための原
料供給手段8,9、及び酸素を成膜室1に供給するため
の、酸素導入バルブ10を有する酸素供給ライン11を
備えて構成されている。
【0022】なお、この実施例では、ソース原料(Ti
ソース原料)6としてチタンイソプロポキシド(液体)
が用いられており、また、ソース原料(Pbソース原
料)7として四エチル鉛(液体)がそれぞれ用いられて
いる。
【0023】また、膜(この実施例ではチタン酸鉛の薄
膜)が形成される基板2としては、MgO板が用いられ
ている。
【0024】さらに、この実施例においては、原料供給
手段8,9として、マスフローコントローラを備えた液
体用フィーダが用いられており、ソース原料6,7を気
化手段4,5の気化部(受け皿)4a,5a上に所定の
割合で供給することができるように構成されている。
【0025】また、気化手段4,5は、所定の温度にま
で昇温させることが可能なヒータ(加熱体)4b,5b
と、供給されるソース原料を気化させる気化部4a,4
bから構成されており、原料供給手段8,9により供給
されたソース原料6,7は気化部4a,4bで加熱され
蒸発、気化する。
【0026】(2)成膜 上記CVD成膜装置を用いてチタン酸鉛の薄膜を形成す
るにあたっては、まず、成膜室1内の空気を排気ライン
12から排気して成膜室内を減圧にする。それから、気
化手段4,5のヒータ4b,5bを50〜200℃に加
熱し、原料供給手段8,9によって、ソース原料である
チタンイソプロポキシド6及び四エチル鉛7を気化部4
a,5aに一定量供給して蒸発、気化させるとともに、
酸素供給ライン11から酸素を成膜室1に供給し、基板
温度600℃、反応圧力10Torrの条件で、膜組成をM
gO基板2上に沈着させることにより成膜を行った。
【0027】そして、上記実施例の方法によりMgO基
板2上に形成された薄膜をX線回折法により分析したと
ころ、薄膜はチタン酸鉛の単相膜であることが確認され
た(図2参照)。
【0028】(3)比較例 なお、比較のため、図6に示す従来のCVD成膜装置を
用いてチタン酸鉛の薄膜を形成した。この比較例(従来
例)においては、基板としてMgO板、Tiのソース原
料としてチタンイソプロポキシド、Pbのソース原料と
してジピバロイルメタン鉛を用い、基板温度600℃、
反応圧力10Torrの条件で、各ソース原料をキャリアガ
スによって成膜室に供給し、成膜させた。
【0029】そして、このときに得られたMgO基板上
に形成された薄膜をX線回折法により分析したところ、
薄膜はチタン酸鉛の単相膜であることが確認された(図
4参照)。
【0030】(4)膜組成の経時的変動の有無 さらに、経時的な膜組成の変動の有無を調べるため、上
記実施例1及び比較例の方法においてチタン酸鉛の単相
膜が形成される成膜条件を確認しておき、1ヵ月後に同
じ成膜条件で膜形成を行い、得られた膜の組成をX線回
折法により分析した。
【0031】その結果、比較例の方法の場合、1ヵ月経
過後に形成した膜においては、X線回折パターン(図5
参照)にチタン酸鉛の回折ピーク以外の酸化鉛(Pb
O)の回折ピークが認められた。これは、1ヵ月経過後
において、チタンイソプロポキシドの蒸気圧が低下した
ため、Tiソース原料の供給量が減少する半面、Pbソ
ース原料の供給量が過剰になり、余ったPbがPbOと
なって析出したことによるものと考えられる。
【0032】これに対して、実施例の方法の場合、一ヵ
月経過後に形成した膜のX線回折パターン(図3参照)
にはPbOのピークはほとんど認められず、チタン酸鉛
の単相膜が得られていることがわかる。
【0033】このように、上記実施例の方法によれば、
繰り返して膜を形成した場合にも、経時的な膜組成の変
動がなく、チタン酸鉛の単相膜が確実に形成されること
が確認された。
【0034】[実施例2]図1に示すCVD成膜装置を
用いて、以下の方法によりチタン酸ジルコン酸鉛(Pb
(Zr,Ti)O3)の薄膜を形成した。
【0035】この実施例では、チタンのノルマルブトキ
シドとジルコニウムのターシャルブトキシドを、Zr/
Ti比が1/1となるように調整し、混合した混合原料
をブタノールに溶かしたもの(溶液)と、四エチル鉛
(液体)をソース原料として用いた。
【0036】そして、上記実施例1と同様の方法によ
り、200℃に加熱された気化手段4,5の気化部4
a,5aにソース原料を一定量供給して蒸発、気化させ
るとともに、酸素供給ライン11から酸素を成膜室1に
供給し、基板温度600℃、反応圧力10Torrの条件
で、MgO基板2上に成膜させた。
【0037】そして、上記実施例の方法によりMgO基
板上に形成された薄膜をX線回折法により分析したとこ
ろ、薄膜がチタン酸ジルコン酸鉛の単相膜であることが
確認された。
【0038】また、一ヵ月経過後に、同じ成膜条件で膜
を形成した場合にも、チタン酸ジルコン酸鉛の単相膜が
得られた。
【0039】なお、上記実施例1,2では、ヒータを用
い、加熱してCVDソース原料を気化させるようにした
気化手段を用いた場合について説明したが、気化手段の
具体的な構成は、上記実施例のものに限られるものでは
なく、成膜室内でソース原料を気化させることが可能な
種々の気化手段を用いることが可能である。
【0040】また、上記実施例では、ソース原料とし
て、液体または溶液状の物質を用いた場合について説明
したが、ソース原料は、液体物質や溶液状のものに限ら
ず、例えば、ジピバロイルメタン鉛(Pbソース原料)
やジイソプロポキシビスジピバロイルメタンチタン(T
iソース原料)などの固体の原料を用いることも可能で
ある。
【0041】また、上記実施例では、チタン酸鉛及びチ
タン酸ジルコン酸鉛の薄膜を形成する場合について説明
したが、膜を構成する物質の種類は上記実施例に限定さ
れるものではなく、チタン酸鉛及びチタン酸ジルコン酸
鉛以外の種々の物質からなる膜を形成する場合にこの発
明を適用することが可能である。また、この発明は、薄
膜のみではなく、厚膜の形成、あるいは表面のコーティ
ングなどを行う場合にも適用することが可能である。
【0042】この発明は、さらにその他の点においても
上記実施例に限定されるものではなく、成膜時の基体の
温度や雰囲気温度、反応圧力などの成膜条件、ソース原
料の気化温度、形成される膜の組成、膜が形成される基
体及び形成された膜の具体的形状などに関し、発明の要
旨の範囲内において、種々の応用、変形を加えることが
できる。
【0043】
【発明の効果】上述のように、本願発明のCVD成膜装
置は、膜形成を行う成膜室内に、CVDソース原料を気
化させる気化手段を配設し、原料供給手段により、CV
Dソース原料を成膜室内に供給して気化手段により気化
させるようにしているので、ソース原料の経時変化によ
り供給割合にある程度経時的な変動があった場合にも、
成膜に供されるソース原料の全量が一定になり、形成さ
れる膜の組成の変動を防止することができる。したがっ
て、組成が一定で信頼性の高い膜を確実に形成すること
が可能になる。
【0044】さらに、液体または溶液状のCVDソース
原料を用いることにより、成膜室にCVDソース原料を
より定量的に供給することが可能になるとともに、成膜
室内の気化手段に供給されたソース原料のすべてを成膜
時に容易に気化させることが可能になり、本願発明をよ
り確実に実効あらしめることができる。
【0045】さらに、気化手段及び原料供給手段を、少
なくとも所定の膜組成を構成する元素の種類の数だけ備
えたCVD成膜装置の場合、各成分の供給量をそれぞれ
制御して任意の組成比の膜を容易に形成することができ
る。
【0046】また、形成すべき膜の組成などによって
は、気化手段及び前記原料供給手段を、所定の膜組成を
構成する元素の種類の数より少ない数とした場合にも、
所望の組成の膜を確実に形成することができるととも
に、設備を簡略化して製造コストを低減することができ
る。
【0047】また、気化手段が成膜室内に配設されてお
り、従来のCVD成膜装置のように、キャリアガスの供
給手段やキャリアガスの供給ラインを設けることが不要
になるため、成膜装置の構成を簡略化することができ
る。
【0048】さらに、気化手段が成膜室内に配設されて
いるため、ソース原料の蒸気をキャリアガスによって搬
送する場合のように、搬送途中で凝縮、固化したソース
原料が搬送ラインに付着、堆積するようなことがなく、
形成される膜の組成を制御することが一層容易になる。
【0049】本願発明のCVD成膜装置は、上述のよう
な特徴を有していることから、強誘電体メモリ素子や、
薄膜圧電体、薄膜電気光学素子などのような、膜を構成
する成分が多く、膜組成を微妙にコントロールすること
が必要とされる分野に適用した場合に特に有意義であ
る。
【0050】また、上述のような特徴を有するCVD成
膜装置を用いる本願発明の成膜方法によれば、所望の組
成を有しかつ組成のばらつきのない膜を容易かつ確実に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例にかかるCVD成膜装置の
構成を示す図である。
【図2】本願発明の実施例においてMgO基板上に形成
された薄膜のX線回折パターンを示す図である。
【図3】一ヵ月経過後に、本願発明の実施例のCVD成
膜装置を用いて形成した膜のX線回折パターンを示す図
である。
【図4】従来のCVD成膜装置を用いてMgO基板上に
形成された薄膜のX線回折パターンを示す図である。
【図5】一ヵ月経過後に、従来のCVD成膜装置を用い
て形成した膜のX線回折パターンを示す図である。
【図6】従来のCVD成膜装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1a ヒータ 1 成膜室(反応槽) 2 基体(基板) 3 基体加熱手段 4,5 気化手段 4a,5a 気化部 4b,5b ヒータ(加熱体) 6,7 CVDソース原料 8,9 原料供給手段 10 酸素導入バルブ 11 酸素供給ライン 12 排気ライン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伴野 国三郎 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 白露 幸祐 京都府長岡京市天神二丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膜形成を行う成膜室と、 前記成膜室内に配設された、CVDソース原料を気化さ
    せる気化手段と、 CVDソース原料を、前記気化手段に供給する原料供給
    手段とを具備することを特徴とするCVD成膜装置。
  2. 【請求項2】 前記原料供給手段が、液体または溶液状
    のCVDソース原料を供給するものであることを特徴と
    する請求項1記載のCVD成膜装置。
  3. 【請求項3】 前記気化手段及び前記原料供給手段を、
    少なくとも所定の膜組成を構成する元素の種類の数だけ
    備えていることを特徴とする請求項1または2記載のC
    VD成膜装置。
  4. 【請求項4】 前記気化手段及び前記原料供給手段を、
    所定の膜組成を構成する元素の種類の数より少ない数だ
    け備えていることを特徴とする請求項1または2記載の
    CVD成膜装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のCVD
    成膜装置を用い、CVDソース原料を、前記原料供給手
    段により、前記成膜室内に配設された前記気化手段に供
    給して、CVDソース原料を気化させる工程を含むこと
    を特徴とする成膜方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載のCVD
    成膜装置を用い、液体または溶液状のCVDソース原料
    を、前記原料供給手段により、前記成膜室内に配設され
    た前記気化手段に供給して、CVDソース原料を気化さ
    せる工程を含むことを特徴とする成膜方法。
JP13855895A 1995-05-12 1995-05-12 Cvd成膜装置及び成膜方法 Withdrawn JPH08311653A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013077321A1 (ja) * 2011-11-21 2015-04-27 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法及び記録媒体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPWO2013077321A1 (ja) * 2011-11-21 2015-04-27 株式会社日立国際電気 半導体装置の製造装置、半導体装置の製造方法及び記録媒体

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