JPH0831141A - テープカセット - Google Patents

テープカセット

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JPH0831141A
JPH0831141A JP18386294A JP18386294A JPH0831141A JP H0831141 A JPH0831141 A JP H0831141A JP 18386294 A JP18386294 A JP 18386294A JP 18386294 A JP18386294 A JP 18386294A JP H0831141 A JPH0831141 A JP H0831141A
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JP
Japan
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tape cassette
lock
cassette
standard
tape
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JP18386294A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Umeda
弘幸 梅田
Tsunehisa Ohira
恒久 大平
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 標準型テープカセットと略同一形状に形成し
たテープカセットを標準型テープカセット用の標準型磁
気記録再生装置に適用できないよう構成する。 【構成】 高密度型テープカセット51Aには、磁気テ
ープ保護用の蓋体54をロックしたり、あるいはロック
解除するためのロック及びロック解除部材53が設けて
ある。このロック及びロック解除部材53のうち、ロッ
ク解除片53bの突出位置を、標準型テープカセット1
に設けたロック及びロック解除部材10のロック解除片
10bの突出位置より低く設定し、且つ、蓋体54の左
側壁54aのうちで軸4の下方を標準型テープカセット
1に用いた蓋体5より更に下方に延出して蓋体延出部5
4aを形成して、この蓋体延出部54aが標準型テ
ープカセット1に設けたロック及びロック解除部材10
のロック解除片10bの突出位置と対応した部位まで延
出している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばVHS規格対応
の標準型テープカセットと略同一形状に形成したテープ
カセット(高密度型テープカセット)に係わり、このテ
ープカセットを標準型テープカセット用の標準型磁気記
録再生装置に適用できないよう構成したものである。
【0002】
【従来の技術】最近、テープカセット内に収納した磁気
テープは、ハイビジョンをはじめとするHDTVの画像
とか、横長画面TVの画像などを高密度,高画質に記録
再生できることが要求されている。更に、磁気テープ上
にデジタル記録再生が可能となった現段階では、これに
対応した高密度型テープカセット及び高密度型磁気記録
再生装置が要望されている。
【0003】一方、例えばVHS規格対応の標準型テー
プカセットを装着できる標準型磁気記録再生装置は既に
世の中に広く普及されており、これに伴って標準型テー
プカセットも多量に生産されているので、標準型テープ
カセットが安価に提供されている。
【0004】そこで、上記高密度型テープカセットを開
発するにあたって、カセット筐体の外形を標準型テープ
カセットと略同一形状に形成すれば、カセット筐体の金
型を殆ど共用できるだけでなく、テープカセットの自動
組立て設備も共用できるので、高密度型テープカセット
を安価に提供することが可能となる。
【0005】しかしながら、高密度型テープカセットの
外形を標準型テープカセットと略同一形状に形成する
と、高密度型テープカセットは標準型磁気記録再生装置
に装着できることになるが、高密度型テープカセット内
の磁気テープは標準型テープカセット内の磁気テープと
記録再生性能が異なるのみならず、記録再生フォーマッ
トも異なることから、標準型テープカセットを装着する
標準型磁気記録再生装置で記録再生できないという問題
が発生する。この問題を解決するためには略同様の技術
思想を備えた特殊型テープカセットが実公平3−253
52号公報に示されている。
【0006】まず初めに、標準型テープカセット及び標
準型磁気記録再生装置について、図10乃至図12を用
いて説明する。
【0007】図10は従来のVHS規格対応の標準型テ
ープカセットを説明するための斜視図、図11は従来の
標準型テープカセットにおいて、蓋体のロック及びロッ
ク解除機構を示した一部破断斜視図、図12(A)及び
(B)は従来の標準型テープカセットにおいて、蓋体の
ロック及びロック解除機構を示した側面図及びD−D線
矢視断面図である。
【0008】図10に示した従来の標準型テープカセッ
ト1は、例えば周知のVHS規格を採用して構成されて
おり、上ハーフ2U及び下ハーフ2Lとを蓋合わせして
組立てたカセット筐体2内に一対のテープリール3a,
3bを回転自在に収納し、これら一対のテープリール3
a,3bには磁気テープTが巻回されている。尚、図示
右側のテープリール3aは供給側であり、左側のテープ
リール3bは巻取側である。
【0009】また、下ハーフ2Lの底面2aには、一対
のテープリール3a,3bと対向して一対の丸孔2
,2aが穿設されており、これら一対の丸孔2a
,2aを通じて標準型磁気記録再生装置側のリール
駆動軸(図示せず)が夫々のテープリール3a,3bと
係合するようになっている。
【0010】上記磁気テープTは、カセット筐体2の前
面2bより引き出し可能に構成されており、更に、カセ
ット筐体2の前面2bには磁気テープ保護用の開閉式の
蓋体5が設けられている。
【0011】上記蓋体5は、この蓋体5の左右の側壁5
a,5bの内面に植立した軸4,(4)を中心に回動す
ることによって開閉されると共に、図11に拡大して示
した如く、左側壁5aの内面下方にはカセット筐体2内
に設けたロック及びロック解除部材10のロック片10
aが係合するための凹み5aが形成されており、この
ロック片10aによって蓋体5が図示のように閉蓋状態
に保持されている一方、左側壁5a側で軸4の下方には
ロック及びロック解除部材10のロック解除片10bが
突出できるように切り欠き部5aが形成されている。
尚、蓋体5の左側壁5a側は、巻取側のテープリール3
bに対応し、この巻取側にロック及びロック解除部材1
0を設置することが、例えばVHS規格などにより決め
られている。
【0012】また、テープカセット1を標準型磁気記録
再生装置(図示せず)に装着する場合には、まず、テー
プカセット1の蓋体5を先頭にして、装置内のカセット
ホルダ(図示せず)に挿入するが、この時、テープカセ
ット1がカセットホルダ内の所定位置に達すると、図1
1にも拡大して示したようにカセットホルダ内に設けた
後述の突出子20により、カセット筐体2の左側壁側の
前方部位を一段引っ込めて形成した左側壁段部2cの外
側に突出したロック及びロック解除部材10のロック解
除片10bが押圧されて蓋体5のロックが解除される。
【0013】ここで、図11及び図12(A),(B)
を用いて、標準型テープカセット1における蓋体5のロ
ック及びロック解除機構について説明する。
【0014】図12(A),(B)において、蓋体5
は、軸4によってカセット筐体2の上ハーフ2Uと下ハ
ーフ2Lとの間に回動自在に保持され、戻りスプリング
6によって閉蓋方向に付勢されている。また、図11及
び図12(A),(B)に示した如く、蓋体5をロック
したり、あるいはロック解除するためのロック及びロッ
ク解除部材10は、カセット筐体2の左側壁段部2c側
の内側で支軸7と支軸8とによって下ハーフ2Lに回動
自在に保持され、戻りスプリング9によって、図12
(B)において矢印C方向に付勢されている。
【0015】また、ロック及びロック解除部材10は、
前方下方のロック片10aと、ロック片10aより後ろ
で上方のロック解除片10bとが一体に突出形成され、
下方のロック片10aは蓋体5の左側壁5aの内面下方
に形成した凹み5aと係合して蓋体5を閉蓋位置にロ
ックし、一方、上方のロック解除片10bの先端部がカ
セット筐体2の左側壁段部2cの外側中間部位に僅かに
突出している。この際、ロック及びロック解除部材10
のロック解除片10bの突出量は、カセット筐体2の左
側壁の外面及び蓋体5の左側壁5aの外面と略一致する
まで突出している。また、ロック及びロック解除部材1
0のロック解除片10bの突出位置は、軸4の下方で、
カセット筐体2の底面2aを基準とした高さHに設定
されている。
【0016】そして、標準型テープカセット1が標準型
磁気記録再生装置内のカセットホルダ(図示せず)の一
番奥の所定位置まで挿入されると、図12(B)に示し
たように標準型テープカセット1外であるカセットホル
ダ内に設けられた突出子20(二点鎖線図示)がロック
及びロック解除部材10のロック解除片10bに当接し
て押圧するので、ロック及びロック解除部材10は矢印
C方向とは反対方向に回動し、ロック片10aの凹み5
との係止が解除され、蓋体5に対するロックが解除
される。尚、標準型磁気記録再生装置内の突出子20の
高さは、ロック及びロック解除部材10のロック解除片
10bの突出位置の高さに対応している。
【0017】この後、標準型テープカセット1を図12
(A)の矢印X方向に押し下げると、標準型磁気記録再
生装置内に設けた開蓋部材(二点鎖線図示)21が蓋体
5の下縁(図10における、カセット筐体2の底面2a
の切欠き2aの部分)に当接し、標準型テープカセッ
ト1の降下に伴って蓋体5は二点鎖線で示すように開
く。換言すれば、標準型テープカセット1は蓋体5が順
調に開蓋動作を行ない得る場合にのみ、矢印X方向への
降下(テープカセット1を押し下げる動作)を許容され
る。
【0018】次に、実公平3−25352号公報に示さ
れた従来の特殊型テープカセットについて、図13乃至
図15を用いて説明する。尚、説明の便宜上、先に示し
た標準型テープカセット1の構成部材と同一構成部材に
対しては同一の符号を付すと共に、ここでは、標準型テ
ープカセット1と異なる点について説明する。
【0019】図13は従来の特殊型テープカセットにお
いて、蓋体のロック及びロック解除機構を示した一部破
断斜視図、図14(A)及び(B)は従来の特殊型テー
プカセットにおいて、蓋体のロック及びロック解除機構
を示した側面図及びD−D線矢視断面図、図15は従来
の特殊型テープカセットを標準型磁気記録再生装置に誤
挿入した際、蓋体をロック解除するためのロック解除片
に対して装置内に設けた突出子が上下方向に巾広い場合
を示した断面図である。
【0020】図13に示した特殊型テープカセット31
では、上ハーフ32U及び下ハーフ32Lとを蓋合わせ
して組立てたカセット筐体32が、先に説明した標準型
テープカセット1のカセット筐体2と略同一外形寸法に
形成されており、ここではカセット筐体32の左側壁側
の前方部位を一段引っ込めて形成した左側壁段部32c
に突出するロック及びロック解除部材33のロック解除
片33bの突出位置が標準型テープカセット1より低い
高さHに設定されていると共に、カセット筐体32内
に収納した磁気テープTを業務用として高画質,高品位
に記録再生できるような記録再生フォーマットが採用さ
れている。
【0021】また、カセット筐体32の前面32bに張
架した磁気テープTを保護するための蓋体5は、先に説
明した標準型テープカセット1に適用したものを用いて
いる。従って、この特殊型テープカセット31は、先に
説明した標準型磁気記録再生装置では記録再生すること
ができず、特殊型磁気記録再生装置で記録再生すること
ができるようにする必要がある。
【0022】そこで、図14(A),(B)にも示した
如く、磁気テープ保護用の蓋体5をロックしたり、ある
いはロック解除するために、標準型テープカセット1と
同一技術思想のロック及びロック解除部材33をカセッ
ト筐体32内に設けているものの、ここではロック及び
ロック解除部材33のうちでロック解除片33bの突出
位置が標準型テープカセット1に設けたロック及びロッ
ク解除部材10のロック解除片10bの突出位置より低
く、カセット筐体32の底面32aを基準とした高さH
に設定されている。即ち、ロック及びロック解除部材
33は、カセット筐体32の左側壁段部32c側の内側
で支軸7と支軸8とによって下ハーフ2Lに回動自在に
保持され、戻りスプリング9によって、図14(B)に
おいて矢印C方向に付勢されている。
【0023】また、ロック及びロック解除部材33は、
前方下方のロック片33aと、ロック片33aより後方
のロック解除片33bとが一体に突出形成され、前方下
方のロック片33aは標準型テープカセット1と同様に
蓋体5の左側壁5aの内面下方に形成した凹み5a
係合して蓋体5を閉蓋位置にロックし、一方、後方のロ
ック解除片33bの先端部がカセット筐体32の左側壁
段部32cの外側下方に僅かに突出している。
【0024】従って、図14(B)に示した如く、特殊
型テープカセット32においても、この特殊型テープカ
セット32を装着できる特殊型磁気記録再生装置内のカ
セットホルダ(図示せず)の一番奥の所定位置まで挿入
すると、特殊型テープカセット32外であるカセットホ
ルダ内に設けた突出子(二点鎖線図示)40がロック及
びロック解除部材33のロック解除片33bに当接して
押圧するので、ロック及びロック解除部材33は矢印C
方向とは反対方向に回動し、ロック片33aの凹み5a
との係止が解除され、蓋体5に対するロックが解除さ
れる。尚、特殊型磁気記録再生装置内の突出子40の高
さは、ロック及びロック解除部材33のロック解除片3
3bの突出位置の高さに対応している。そして、この
後、特殊型テープカセット32の矢印X方向への降下に
伴って、蓋体5を特殊型磁気記録再生装置内に設けた開
蓋部材41に当接させて順次開蓋動作を行わせしめるこ
とが可能になる。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに従来の特殊型テープカセット31を標準型磁気記録
再生装置に誤挿入した場合には、特殊型テープカセット
31に設けたロック及びロック解除部材33のロック解
除片33bの突出位置が、標準型テープカセット1に設
けたロック及びロック解除部材10のロック解除片10
bの突出位置よりも低い高さ位置に設定されているた
め、ロック解除片33bに標準型磁気記録再生装置内の
突出子20が当接しないものと考えられるものの、図1
5に示したように数ある標準型磁気記録再生装置のうち
には突出子20が上下方向に巾広く形成されているもの
もあり、この場合に巾広の突出子20は標準型テープカ
セット1に設けたロック及びロック解除部材10のロッ
ク解除片10bに当接することは当然のことながら、特
殊型テープカセット31に設けたロック及びロック解除
部材33のロック解除片33bにも当接してしまう。
【0026】とくに、特殊型テープカセット31は磁気
テープTを保護するための蓋体5を標準型テープカセッ
ト1と同一のものを使用しているため、蓋体5の左側壁
5aで軸4の下方を切り欠いた切り欠き部5aに巾広
の突出子20が進入できるスペースがあるので、巾広の
突出子20が特殊型テープカセット31に設けたロック
及びロック解除部材33のロック解除片33bに当接し
て押圧することが可能となり、これにより蓋体5のロッ
クが解除されてしまい、特殊型テープカセット31の標
準型磁気記録再生装置への誤挿入を許容してしまうこと
になり、問題となっている。
【0027】そこで、高密度,高画質なデジタル記録再
生が可能な高密度型テープカセットを開発するに当たっ
て、上記した特殊型テープカセット31の技術思想を利
用して、高密度型テープカセットの磁気テープ保護用の
蓋体をロックしたり、あるいはロック解除するためのロ
ック及びロック解除部材のロック解除片の突出位置を標
準型テープカセットに設けたロック及びロック解除部材
のロック解除片の突出位置と異ならしめると共に、高密
度型テープカセットを標準型磁気記録再生装置に誤挿入
した際には、標準型磁気記録再生装置内に設けた巾広の
突出子によって蓋体がロック解除されることなく、高密
度型テープカセットの標準型磁気記録再生装置への誤挿
入を防ぐことができ、且つ、高密度型磁気記録再生装置
に適用できる高密度型テープカセットが望まれている。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、標準型テープカ
セットと略同一形状に形成したカセット筐体内に磁気テ
ープを巻回したテープリールを回転自在に収納し、この
磁気テープを前記カセット筐体の前面より引き出しうる
よう構成すると共に、前記カセット筐体の前面に前記磁
気テープを保護するための蓋体を開閉自在に支持し、且
つ、前記蓋体の側壁内面と係合して該蓋体を閉蓋位置に
ロックするロック片と、ロックした前記蓋体を前記標準
型テープカセットと異なる位置で解除するロック解除片
とを備えたロック及びロック解除部材を前記カセット筐
体内に設け、前記ロック解除片の一部を前記カセット筐
体の側壁に突出させて該カセット筐体外に設置した磁気
記録再生装置の突出子と当接可能に構成したテープカセ
ットにおいて、前記蓋体の側壁を前記標準型テープカセ
ットに設けたロック解除片が突出する位置と略対応した
位置まで延出したことを特徴とするテープカセットであ
る。
【0029】また、第2の発明は、第1の発明のテープ
カセットにおいて、前記蓋体の側壁を延出した部位に、
前記標準型テープカセットに設けたロック解除片の突出
を許容するよう薄肉の溝を切り離し自在に形成し、且
つ、この溝に沿って延出した部位を切り離した場合には
前記蓋体を前記標準型テープカセットに適用可能とした
ことを特徴とするテープカセットである。
【0030】更に、第3の発明は、標準型テープカセッ
トと略同一形状に形成したカセット筐体内に磁気テープ
を巻回したテープリールを回転自在に収納し、この磁気
テープを前記カセット筐体の前面より引き出しうるよう
構成すると共に、前記カセット筐体の前面に前記磁気テ
ープを保護するための蓋体を開閉自在に支持し、且つ、
前記蓋体の側壁内面と係合して該蓋体を閉蓋位置にロッ
クするロック片と、ロックした前記蓋体を前記標準型テ
ープカセットと異なる位置で解除するロック解除片とを
備えたロック及びロック解除部材を前記カセット筐体内
に設け、前記ロック解除片の一部を前記カセット筐体の
側壁に突出させて該カセット筐体外に設置した磁気記録
再生装置の突出子と当接可能に構成したテープカセット
において、前記カセット筐体の側壁を前記標準型テープ
カセットに設けたロック解除片が突出する位置と略対応
した位置まで延出したことを特徴とするテープカセット
である。
【0031】
【実施例】以下に本発明に係わるテープカセットの一実
施例を図1乃至図9を参照して、<第1実施例>,<第
2実施例>の順に詳細に説明する。
【0032】<第1実施例>図1は本発明に係わる第1
実施例のテープカセットにおいて、蓋体のロック及びロ
ック解除機構を示した一部破断斜視図、図2(A)及び
(B)は同第1実施例のテープカセットにおいて、蓋体
のロック及びロック解除機構を示した側面図及びD−D
線矢視断面図、図3は同第1実施例のテープカセットを
標準型磁気記録再生装置に誤挿入した際、装置内に設け
た巾広の突出子が蓋体のロックを解除するためのロック
解除片を押圧できない状態を示した断面図である。尚、
説明の便宜上、先に示した標準型テープカセット1の構
成部材と同一構成部材に対しては同一の符号を付して説
明する。
【0033】図1及び図2(A),(B)に示した本発
明に係わる第1実施例のテープカセット(以下、高密度
型テープカセットと記す)51Aでは、上ハーフ52U
及び下ハーフ52Lとを蓋合わせして組立てたカセット
筐体52が、先に説明した標準型テープカセット1のカ
セット筐体2と略同一外形寸法に形成されている。
【0034】また、カセット筐体52内で一対のリール
3a,3b(図10と同一)に巻回した磁気テープTは
カセット筐体52の前面52bより引き出し可能に構成
されており、且つ、ここでは磁気テープTとして例えば
テープ巾が1/2インチに形成され、且つ、厚みの薄い
ベースフィルムにクロムなどの磁性材料を塗布又は蒸着
したものを使用して、この磁気テープT上で高密度,高
画質に記録再生できるようなデジタル記録再生フォーマ
ットが採用されている。従って、この高密度型テープカ
セット51Aは、先に説明した標準型磁気記録再生装置
では記録再生することができず、高密度型磁気記録再生
装置で記録再生することができるようにする必要があ
る。
【0035】そこで、第1実施例では、高密度型テープ
カセット51Aに設けたロック及びロック解除部材53
のロック解除片53bの突出位置を標準型テープカセッ
ト1に設けたロック及びロック解除部材10のロック解
除片10bの突出位置と異ならしめて、且つ、磁気テー
プ保護用の開閉式の蓋体54を標準型テープカセット1
に用いた蓋体5と異なる形状にしたことを特徴とするも
のである。
【0036】即ち、磁気テープ保護用の蓋体54は、軸
4によってカセット筐体52の上ハーフ52Uと下ハー
フ52Lとの間に回動自在に保持され、戻りスプリング
6によって閉蓋方向に付勢されている。
【0037】また、蓋体54をロックしたり、あるいは
ロック解除するためのロック及びロック解除部材53
は、カセット筐体52の左側壁側の前方部位を一段引っ
込めて形成した左側壁段部52c側の内側で支軸7と支
軸8とによって下ハーフ52Lに回動自在に保持され、
戻りスプリング9によって、図2(B)において矢印C
方向に付勢されている。
【0038】また、ロック及びロック解除部材53は、
前方下方のロック片53aと、ロック片53aより後方
のロック解除片53bとが一体に突出形成され、前方下
方のロック片53aは蓋体54の左側壁54aの内面下
方に形成した凹み54aと係合して蓋体54を閉蓋位
置にロックし、一方、後方のロック解除片53bの先端
部がカセット筐体52の左側壁段部52cの外側下方に
僅かに突出している。
【0039】この際、ロック及びロック解除部材53の
ロック解除片53bの突出量は、カセット筐体52の左
側壁の外面及び蓋体54の左側壁54aの外面と略一致
するまで突出している。また、ロック及びロック解除部
材53のロック解除片53bの突出位置は、標準型テー
プカセット1内に設けたロック及びロック解除部材10
のロック解除片10bの突出位置より低く、且つ、先に
説明した特殊型テープカセット31と同様にカセット筐
体52の底面52aを基準とした高さHに設定されて
いる。
【0040】更に、第1実施例では、上記蓋体54の左
側壁54aのうちで軸4の下方を標準型テープカセット
1に用いた蓋体5より更に下方に延出して蓋体延出部5
4aを形成して、この蓋体延出部54aが標準型テ
ープカセット1に設けたロック及びロック解除部材10
のロック解除片10bの突出位置と対応した部位まで延
出している。また、蓋体54の左側壁54aに形成した
蓋体延出部54aの下方には、ロック及びロック解除
部材53のロック解除片53bが突出できるように切り
欠き部54aが形成されている。
【0041】従って、図2(A),(B)に示した如
く、上記のように構成した第1実施例の高密度型テープ
カセット51Aを高密度型磁気記録再生装置内のカセッ
トホルダ(図示せず)の一番奥の所定位置まで挿入する
と、高密度型テープカセット51A外であるカセットホ
ルダ内に設けた突出子(二点鎖線図示)60がロック及
びロック解除部材53のロック解除片53bに当接して
押圧するので、ロック及びロック解除部材53は矢印C
方向とは反対方向に回動し、ロック片53aの凹み54
との係止が解除され、蓋体54に対するロックが解
除される。尚、高密度型磁気記録再生装置内の突出子6
0の高さは、ロック及びロック解除部材53のロック解
除片53bの突出位置の高さに対応している。そして、
この後、高密度型テープカセット51Aの矢印X方向へ
の降下に伴って、蓋体54を高密度型磁気記録再生装置
内に設けた開蓋部材61に当接させて順次開蓋動作を行
わせしめることが可能になる。
【0042】上記のように、標準型テープカセット1と
略同一形状に形成した第1実施例の高密度型テープカセ
ット51Aは、磁気テープ保護用の蓋体54をロック解
除するためのロック及びロック解除部材53のロック解
除片53bの突出位置を、標準型テープカセット1に設
けたロック及びロック解除部材10のロック解除片10
bの突出位置と異ならしめてロック解除片10bよりも
低い高さ位置に設定し、且つ、蓋体54の左側壁54a
を標準型テープカセット1に設けたロック解除片10b
が突出する位置と略対応した位置まで延出して構成した
ので、第1実施例の高密度型テープカセット51Aを標
準型磁気記録再生装置に誤挿入した場合には、ロック及
びロック解除部材53のロック解除片53bに標準型磁
気記録再生装置内に設けた突出子20が当接しないもの
と考えられるものの、先に特殊型テープカセット31で
説明したように、図3に示した如く数ある標準型磁気記
録再生装置のうちには突出子20が上下方向に巾広く形
成されているものもあり、この場合に巾広の突出子20
は、標準型テープカセット1内に設けたロック及びロッ
ク解除部材10のロック解除片10bに当接するために
設けたものであるから、ここでは巾広の突出子20が蓋
体54の左側壁54aに形成した蓋体延出部54a
当接する。従って、巾広の突出子20がロック及びロッ
ク解除部材53のロック解除片53bに当接しても、蓋
体54の左側壁54aに形成した蓋体延出部54a
も同時に当接して突出子20の進入が遮られるので、ロ
ック解除片53bを押圧することができず、蓋体54は
ロック状態を維持している。
【0043】これにより、標準型磁気記録再生装置側は
高密度型テープカセット51Aの蓋体54が開蓋してい
ないことを検出して、不完全な装着状態であることを使
用者に知らせたり、あるいは高密度型テープカセット5
1Aを強制的にイジエクトするなどの動作を行なうこと
ができるので、使用者は高密度型テープカセット51A
を標準型磁気記録再生装置に誤挿入したことが直ちに判
ると共に、高密度型テープカセット51A及び標準型磁
気記録再生装置にダメージ与えることなく、両者の信頼
性及び品質の向上に寄与できる。
【0044】次に、本発明に係わる第1実施例のテープ
カセット51Aを一部変形して構成した変形例について
図4乃至図6を用いて説明する。
【0045】図4は本発明に係わる第1実施例を変形し
たテープカセットにおいて、蓋体のロック及びロック解
除機構を示した一部破断斜視図、図5(A)及び(B)
は同第1実施例を変形したテープカセットにおいて、蓋
体のロック及びロック解除機構を示した側面図及びD−
D線矢視断面図、図6は同第1実施例を変形したテープ
カセットを標準型磁気記録再生装置に誤挿入した際、装
置内に設けた巾広の突出子が蓋体のロックを解除するた
めのロック解除片を押圧できない状態を示した断面図で
ある。尚、説明の便宜上、先に示した第1実施例のテー
プカセット(高密度型テープカセット)51Aの構成部
材と同一構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、
第1実施例と対応して図示すると共に、ここでは第1実
施例と異なる点のみ説明する。
【0046】図4及び図5(A),(B)に示した如
く、第1実施例のテープカセットを変形した変形例のテ
ープカセット(以下、変形例の高密度型テープカセット
と記す)51Bでは、磁気テープ保護用の蓋体54の左
側壁54aに形成した蓋体延出部54aの内面に、標
準型テープカセット1に設けたロック及びロック解除部
材10のロック解除片10の突出を許容するよう薄肉の
溝54a21を切り離し自在に形成しており、この溝5
4a21に沿って蓋体延出部54aを切り離すと、先
に説明した標準型テープカセット1用の蓋体5と同一形
状になるよう構成されている。
【0047】一方、蓋体54の蓋体延出部54aを切
り離すことなくそのままにすれば、蓋体54を変形例の
高密度型テープカセット51Bに適用でき、この変形例
の高密度型テープカセット51Bを図5(B)に示した
如く高密度型磁気記録再生装置に装着すれば何等の支障
も生じなく、更に、変形例の高密度型テープカセット5
1Bを図6に示した如く標準型磁気記録再生装置に誤挿
入しても、先に第1実施例で説明したと同様に装置内に
設けた巾広の突出子20が、ロック及びロック解除部材
53のロック解除片53bに当接しても、蓋体54の左
側壁54aに形成した蓋体延出部54aにも同時に当
接して突出子20の進入が遮られ、ロック解除片53b
を押圧することができず、蓋体54はロック状態を維持
しているので、誤挿入したことが直ちに判る。
【0048】従って、上記蓋体54は、溝54a21
沿って蓋体延出部54aを切り離した時には標準型テ
ープカセット1に適用でき、蓋体延出部54aを切り
離すことなくそのままにすれば、変形例の高密度型テー
プカセット51Bに適用でき、蓋体54の共用化が可能
となり、コストダウンを図ることができる。尚、上記し
た薄肉の溝54a21は、蓋体延出部54aの外面に
設けても良い。
【0049】<第2実施例>図7は本発明に係わる第2
実施例のテープカセットにおいて、蓋体のロック及びロ
ック解除機構を示した一部破断斜視図、図8(A)及び
(B)は同第2実施例のテープカセットにおいて、蓋体
のロック及びロック解除機構を示した側面図及びD−D
線矢視断面図、図9は同第2実施例のテープカセットを
標準型磁気記録再生装置に誤挿入した際、装置内に設け
た巾広の突出子が蓋体のロックを解除するためのロック
解除片を押圧できない状態を示した断面図である。尚、
説明の便宜上、先に示した標準型テープカセット1及び
第1実施例の高密度型テープカセット51Aの構成部材
と同一構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、第
1実施例と対応して図示すると共に、ここでは第1実施
例と異なる点のみ説明する。
【0050】図7及び図8(A),(B)に示した如
く、第2実施例のテープカセット(以下、高密度型テー
プカセットと記す)71では、第1実施例のテープカセ
ット(高密度型テープカセット)51Aと同様に、高密
度型テープカセット71に設けたロック及びロック解除
部材53のロック解除片53bの突出位置を標準型テー
プカセット1に設けたロック及びロック解除部材10の
ロック解除片10bの突出位置と異ならしめると共に、
ここでは磁気テープTを保護するために標準型テープカ
セット1に用いた蓋体5を採用し、ここで用いた蓋体5
に対応して、カセット筐体72の左側壁を標準型テープ
カセット1に設けたロック解除片10bが突出する位置
と略対応した位置まで延出したことを特徴としている。
【0051】即ち、第2実施例の高密度型テープカセッ
ト71において、上ハーフ72U及び下ハーフ72Lと
を蓋合わせして組立てたカセット筐体72が、先に説明
した標準型テープカセット1のカセット筐体2と略同一
外形寸法に形成されている。また、カセット筐体72の
左側壁側の前方部位には、左側壁より一段引っ込めて形
成した左側壁段部72cと、左側壁段部72cの上方で
カセット筐体2の左側壁の外面に沿ってそのまま前方に
延出した左側壁延出部72dとが形成されており、これ
らのうち前者の左側壁段部72cはロック及びロック解
除部材53のロック解除片53bの突出を許容するよう
なっており、一方後者の左側壁延出部72dは蓋体5の
軸4の下方を切り欠いた切り欠き部5a内に進入し
て、標準型テープカセット1内に設けたロック及びロッ
ク解除部材10のロック解除片10bの突出位置と対応
した部位まで延出している。
【0052】また、カセット筐体72内の左側壁側に設
けられ、且つ、蓋体5をロックしたり、あるいはロック
解除するためのロック及びロック解除部材53は、前方
下方のロック片53aが蓋体5の左側壁5aの内面下方
に形成した凹み5aと係合して蓋体5を閉蓋位置にロ
ックし、一方、ロック片53aより後方のロック解除片
53bの先端部がカセット筐体72の左側壁段部72c
の外側下方に僅かに突出している。
【0053】この際、ロック及びロック解除部材53の
ロック解除片53bの突出量は、カセット筐体72の左
側壁の外面及び蓋体5の左側壁5aの外面と略一致する
まで突出している。また、ロック及びロック解除部材5
3のロック解除片53bの突出位置は、標準型テープカ
セット1に設けたロック及びロック解除部材10のロッ
ク解除片10bの突出位置より低く、且つ、先に説明し
た特殊型テープカセット31と同様にカセット筐体72
の底面72aを基準とした高さHに設定されている。
【0054】従って、上記のように構成した第2実施例
の高密度型テープカセット71を図8(B)に示した如
く高密度型磁気記録再生装置に装着すれば何等の支障も
生じなく、一方、第2実施例の高密度型テープカセット
71を図9に示した如く標準型磁気記録再生装置に誤挿
入した場合、装置内に設けた巾広の突出子20がロック
及びロック解除部材53のロック解除片53bに当接し
ても、カセット筐体72の左側壁延出部72cにも同時
に当接して突出子20の進入が遮られ、ロック解除片5
3bを押圧することができず、蓋体5はロック状態を維
持しているので、誤挿入したことが直ちに判る。これに
より、第2実施例の高密度型テープカセット71でも、
第1実施例の高密度型テープカセット51と同様の効果
が得られる。
【0055】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるテープカセ
ットにおいて、請求項1記載によると、標準型テープカ
セットと略同一形状に形成したテープカセット(高密度
型テープカセット)は、磁気テープ保護用の蓋体をロッ
ク解除するためのロック解除片の突出位置を、標準型テ
ープカセットに設けたロック解除片の突出位置と異なら
しめ、且つ、蓋体の側壁を標準型テープカセットに設け
たロック解除片が突出する位置と略対応した位置まで延
出して構成したので、本発明に係わるテープカセットを
標準型磁気記録再生装置に誤挿入した場合に、数ある標
準型磁気記録再生装置のうちには装置内に設けた突出子
が上下方向に巾広く形成されている場合でも、巾広の突
出子がロック解除片に当接しても、蓋体に形成した蓋体
延出部にも同時に当接して突出子の進入が遮られるの
で、ロック解除片を押圧することができず、蓋体はロッ
ク状態を維持しているので、これにより、例えば標準型
磁気記録再生装置側は本発明のテープカセットの蓋体が
開蓋していないことを検出して、不完全な装着状態であ
ることを使用者に知らせたり、あるいは本発明のテープ
カセットを強制的にイジエクトするなどの動作を行なう
ことができるので、使用者は本発明のテープカセットを
標準型磁気記録再生装置に誤挿入したことが直ちに判る
と共に、本発明のテープカセット及び標準型磁気記録再
生装置にダメージ与えることなく、両者の信頼性及び品
質の向上に寄与できる。勿論、本発明のテープカセット
は、これを装着する高密度型磁気記録再生装置に対して
は何等の支障もなく適用できる。
【0056】また、請求項2記載によると、請求項1記
載のテープカセットにおいて、蓋体の側壁を延出した部
位に、標準型テープカセットに設けたロック解除片の突
出を許容するよう薄肉の溝を切り離し自在に形成したた
め、蓋体の側壁を延出した部位を溝に沿って切り離した
時には標準型テープカセットに適用でき、一方、蓋体の
側壁を延出した部位を切り離すことなくそのままにすれ
ば、本発明に係わるテープカセット(高密度型テープカ
セット)に適用でき、蓋体の共用化が可能となり、コス
トダウンを図ることができる。
【0057】更に、請求項3記載によると、標準型テー
プカセットと略同一形状に形成したテープカセット(高
密度型テープカセット)は、磁気テープ保護用の蓋体を
ロック解除するためのロック解除片の突出位置を、標準
型テープカセットに設けたロック解除片の突出位置と異
ならしめ、且つ、カセット筐体の側壁を標準型テープカ
セットに設けたロック解除片が突出する位置と略対応し
た位置まで延出したので、上記請求項1記載と同様な効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施例のテープカセットに
おいて、蓋体のロック及びロック解除機構を示した一部
破断斜視図である。
【図2】(A)及び(B)は本発明に係わる第1実施例
のテープカセットにおいて、蓋体のロック及びロック解
除機構を示した側面図及びD−D線矢視断面図である。
【図3】本発明に係わる第1実施例のテープカセットを
標準型磁気記録再生装置に誤挿入した際、装置内に設け
た巾広の突出子が蓋体のロックを解除するためのロック
解除片を押圧できない状態を示した断面図である。
【図4】本発明に係わる第1実施例を変形したテープカ
セットにおいて、蓋体のロック及びロック解除機構を示
した一部破断斜視図である。
【図5】(A)及び(B)は本発明に係わる第1実施例
を変形したテープカセットにおいて、蓋体のロック及び
ロック解除機構を示した側面図及びD−D線矢視断面図
である。
【図6】本発明に係わる第1実施例を変形したテープカ
セットを標準型磁気記録再生装置に誤挿入した際、装置
内に設けた巾広の突出子が蓋体のロックを解除するため
のロック解除片を押圧できない状態を示した断面図であ
る。
【図7】本発明に係わる第2実施例のテープカセットに
おいて、蓋体のロック及びロック解除機構を示した一部
破断斜視図である。
【図8】(A)及び(B)は本発明に係わる第2実施例
のテープカセットにおいて、蓋体のロック及びロック解
除機構を示した側面図及びD−D線矢視断面図である。
【図9】本発明に係わる第2実施例のテープカセットを
標準型磁気記録再生装置に誤挿入した際、装置内に設け
た巾広の突出子が蓋体のロックを解除するためのロック
解除片を押圧できない状態を示した断面図である。
【図10】従来のVHS規格対応の標準型テープカセッ
トを説明するための斜視図である。
【図11】従来の標準型テープカセットにおいて、蓋体
のロック及びロック解除機構を示した一部破断斜視図で
ある。
【図12】(A)及び(B)は同従来の標準型テープカ
セットにおいて、蓋体のロック及びロック解除機構を示
した側面図及びD−D線矢視断面図である。
【図13】従来の特殊型テープカセットにおいて、蓋体
のロック及びロック解除機構を示した一部破断斜視図で
ある。
【図14】(A)及び(B)は従来の特殊型テープカセ
ットにおいて、蓋体のロック及びロック解除機構を示し
た側面図及びD−D線矢視断面図である。
【図15】従来の特殊型テープカセットを標準型磁気記
録再生装置に誤挿入した際、蓋体をロック解除するため
のロック解除片に対して装置内に設けた突出子が上下方
向に巾広い場合を示した断面図である。
【符号の説明】
1…標準型テープカセット、 2…標準型テープカセットのカセット筐体、 3a,3b…テープリール、 5…標準型テープカセットの蓋体、 20…標準型磁気記録再生装置内に設けた巾広の突出
子、 51A…第1実施例のテープカセット(高密度型テープ
カセット)、 51B…第1実施例を変形したテープカセット(高密度
型テープカセット)、 52…第1実施例のカセット筐体、52b…前面、 53…ロック及びロック解除部材、 53a…ロック片、53b…ロック解除片、 54…第1実施例の蓋体、 54a…(左)側壁、54a…蓋体延出部、54a
21…薄肉の溝、 71…第2実施例のテープカセット(高密度型テープカ
セット)、 72…第2実施例のカセット筐体、72d…左側壁延出
部、 T…磁気テープ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】標準型テープカセットと略同一形状に形成
    したカセット筐体内に磁気テープを巻回したテープリー
    ルを回転自在に収納し、この磁気テープを前記カセット
    筐体の前面より引き出しうるよう構成すると共に、前記
    カセット筐体の前面に前記磁気テープを保護するための
    蓋体を開閉自在に支持し、且つ、前記蓋体の側壁内面と
    係合して該蓋体を閉蓋位置にロックするロック片と、ロ
    ックした前記蓋体を前記標準型テープカセットと異なる
    位置で解除するロック解除片とを備えたロック及びロッ
    ク解除部材を前記カセット筐体内に設け、前記ロック解
    除片の一部を前記カセット筐体の側壁に突出させて該カ
    セット筐体外に設置した磁気記録再生装置の突出子と当
    接可能に構成したテープカセットにおいて、 前記蓋体の側壁を前記標準型テープカセットに設けたロ
    ック解除片が突出する位置と略対応した位置まで延出し
    たことを特徴とするテープカセット。
  2. 【請求項2】請求項1記載のテープカセットにおいて、 前記蓋体の側壁を延出した部位に、前記標準型テープカ
    セットに設けたロック解除片の突出を許容するよう薄肉
    の溝を切り離し自在に形成し、且つ、この溝に沿って延
    出した部位を切り離した場合には前記蓋体を前記標準型
    テープカセットに適用可能としたことを特徴とするテー
    プカセット。
  3. 【請求項3】標準型テープカセットと略同一形状に形成
    したカセット筐体内に磁気テープを巻回したテープリー
    ルを回転自在に収納し、この磁気テープを前記カセット
    筐体の前面より引き出しうるよう構成すると共に、前記
    カセット筐体の前面に前記磁気テープを保護するための
    蓋体を開閉自在に支持し、且つ、前記蓋体の側壁内面と
    係合して該蓋体を閉蓋位置にロックするロック片と、ロ
    ックした前記蓋体を前記標準型テープカセットと異なる
    位置で解除するロック解除片とを備えたロック及びロッ
    ク解除部材を前記カセット筐体内に設け、前記ロック解
    除片の一部を前記カセット筐体の側壁に突出させて該カ
    セット筐体外に設置した磁気記録再生装置の突出子と当
    接可能に構成したテープカセットにおいて、 前記カセット筐体の側壁を前記標準型テープカセットに
    設けたロック解除片が突出する位置と略対応した位置ま
    で延出したことを特徴とするテープカセット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2281917A (en) * 1993-03-02 1995-03-22 Citizen Watch Co Ltd Knitting parts of knitting machine
GB2283502A (en) * 1993-04-06 1995-05-10 Citizen Watch Co Ltd Knitting parts of a knitting machine

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