JPH08311276A - エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 - Google Patents
エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体Info
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Abstract
に供したときに、延伸性、ガスバリヤー性に優れたEV
OH樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体を提供する
こと。 【構成】 差動走査熱量計により測定される吸熱ピーク
を示す融解曲線において、全面積(全熱量)が45J/
g以上で、かつ、150℃以上の面積(熱量)が55J
/g以下であることを特徴とするエチレン−酢酸ビニル
系共重合体ケン化物樹脂組成物。
Description
系共重合体ケン化物(以下、EVOHと略記する)樹脂
組成物及びそれを用いた多層構造体に関し、更に詳しく
はポリプロピレンなどの熱可塑性樹脂との積層に供した
ときに、延伸性、ガスバリヤー性に優れたEVOH樹脂
組成物及びそれを用いた多層構造体に関するものであ
る。
性、耐油性、耐溶剤性、ガスバリヤー性、保香性などに
は優れているが、その反面、耐衝撃性が劣るため他の熱
可塑性樹脂と積層して用いられている。しかし、この多
層構造体を延伸しようとすると、延伸時にEVOH層に
破断、ピンホール、クラックなどが発生し、その結果外
観、透明性、ガスバリヤー性が悪化するといった問題点
を有する。そのため、この延伸性を改善する目的で、E
VOHに各種可塑剤の添加(特開昭53−88067号
公報、特開昭59−20345号公報)やポリアミド系
樹脂のブレンド(特開昭52−141785号公報、特
開昭58−36412号公報)などが提案されている。
をブレンドしてなる樹脂組成物、例えば、エチレン含有
量45〜60モル%のEVOHとエチレン含有量25〜
40モル%のEVOHとのブレンド物(特開昭63−2
64656号公報)、ケン化度96モル%以上のEVO
Hとケン化度96モル%未満のEVOHとのブレンド物
(特開昭63−230757号公報)なども提案されて
いる。更に、特開平7−40516号公報には、示差熱
量計測定を基に規定される特定のEVOHが加熱延伸成
形性に優れることが記載されている。
53−88067号公報や特開昭59−20345号公
報開示技術では延伸特性を充分に改善するためには可塑
剤を多量に添加する必要があり、これによりガスバリヤ
ー性が大きく低下する。特開昭52−141785号公
報や特開昭58−36412号公報開示技術ではロング
ラン加工性に問題が残り、成形物に多数のゲルが発生
し、又着色などが起こるため好ましくない。又、特開昭
63−264656号公報開示技術については、エチレ
ン含有量の大きく異なるEVOH同士のブレンド物では
透明性、ガスバリヤー性が不良となり、特開昭63−2
30757号公報開示技術については低ケン化度のEV
OHを用いるため熱安定性が悪くなりゲルの発生を招く
ことになる。
術は、延伸時に、まず延伸温度より10〜30℃高い温
度まで昇温後、延伸温度まで放熱し延伸すること、即ち
EVOHの結晶化を考慮して延伸を行ったもので、延伸
性(ボイド、クラック、ムラ)の改善は見られるもの
の、その延伸性は該公報実施例より容器製造に供する程
度の延伸倍率であり、面積倍率で20倍以上というよう
な高延伸が要求されるような用途、例えば延伸バリヤー
フィルム用途などに対してはまだまだ満足のいくもので
はなく、更なる延伸性に改良の余地が残されている。そ
こで、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂との積層に供す
る時などに、EVOHの優れたガスバリヤー性を損なう
ことなく、透明性に優れ、破断、ピンホール、クラッ
ク、延伸ムラなどの生じない延伸性の良好なEVOH樹
脂組成物の開発が望まれている。
は、かかる問題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、差
動走査熱量計により測定される吸熱ピークを示す融解曲
線において、全面積(全熱量)が45J/g以上で、か
つ、150℃以上の面積(熱量)が55J/g以下であ
るEVOH樹脂組成物が、かかる課題を解決することを
見出し、本発明を完成した。本発明では、かかるEVO
H樹脂組成物に、更にホウ素化合物、銅化合物、アルミ
ニウム化合物、チタン化合物、ジルコニウム化合物から
選ばれる少なくとも一つの化合物を含有させるとき、優
れた延伸性、ガスバリヤー性などの本発明の効果を特に
顕著に示す。尚、差動走査熱量計での測定については、
10℃/minで230℃まで昇温した後、10℃/m
inで30℃まで降温し、再び10℃/minで昇温し
たときの吸熱ピークを示す融解曲線を求めることにより
行い、全面積及び150℃以上の面積を測定する。
は本発明のEVOH樹脂組成物の一典型例の融解曲線で
あり(これに限られることはない)、該融解曲線のピー
クの上がり始めの点をa、ピークの終点をbとし、15
0℃上に直線を引いたときに、曲線a〜bと交わる点を
c、直線a−bと交わる点をdとすると、本発明でいう
全面積とは曲線a〜c〜bと直線a−d−bで囲まれる
面積(S1+S2)であり、150℃以上の面積とは曲線
c〜bと直線b−dと直線c−dで囲まれる面積
(S2)である。つまり、本発明では、上記面積(S1+
S2)で表される熱量が45J/g以上で、かつ面積
(S2)で表される熱量が55J/g以下であればよ
い。
EVOHとしては、上記の如く差動走査熱量計により測
定される吸熱ピークを示す融解曲線において、全面積
(全熱量)が45J/g以上、好ましくは50J/g以
上、更に好ましくは53〜80J/gで、かつ、150
℃以上の面積(熱量)が55J/g以下、好ましくは5
0J/g以下であるEVOHであればよく、かかる融解
曲線において、全面積(全熱量)が45J/g未満では
酸素バリヤー性が不良となり、150℃以上の面積(熱
量)が55J/gを越えると延伸性が不充分となり本発
明の効果を示さない。
としては、特に制限されることなく、EVOHに高融点
の可塑剤、例えば炭素数2〜20のアルキル鎖を持つポ
リアルコール類などをEVOH100重量部に対して1
〜10重量部、好ましくは2〜5重量部添加する方法、
EVOHに特定の官能基、例えばモノカルボン酸化合
物、エポキシ化合物、アミノ化合物などを0.1〜10
モル%、好ましくは0.5〜5モル%グラフトする方
法、あるいはエチレン含有量の異なるEVOHを二種以
上ブレンドする方法などが挙げられる。なかでも、最も
簡単に上記特定のEVOH樹脂組成物を得る方法として
はエチレン含有量の異なるEVOHを二種以上ブレンド
する方法が最適であり、以下、該方法について詳述す
る。
いが、いずれもエチレン含有量が20〜60モル%、好
ましくは25〜50モル%、更に好ましくは27〜45
モル%で、ケン化度96モル%以上であることが望まし
い。エチレン含有量が20モル%未満では高湿時のガス
バリヤー性、溶融成形性が低下し、60モル%を越える
と充分なガスバリヤー性が得られない。又、ケン化度が
96モル%未満ではガスバリヤー性や、熱安定性、耐湿
性が低下する。
合体のケン化によって得られ、該エチレン−酢酸ビニル
系共重合体は、公知の任意の重合法、例えば懸濁重合、
エマルジョン重合、溶液重合などにより製造され、エチ
レン−酢酸ビニル系共重合体のケン化も公知の方法で行
い得る。該EVOHは、少量であればα−オレフィン、
不飽和カルボン酸系化合物、不飽和スルホン酸系化合
物、(メタ)アクリロニトリル、(メタ)アクリルアミ
ド、ビニルエーテル、塩化ビニル、スチレンなどの他の
コモノマーで「共重合変性」されても差し支えない。
又、本発明の趣旨を損なわない範囲で、ウレタン化、ア
セタール化、シアノエチル化など「後変性」されても差
し支えない。
り任意に選ばれた2種以上のEVOHをブレンドすれば
よいのであるが、特に、エチレン含有量の異なる2種以
上のEVOHを用いることが好ましく、該ブレンドにお
いて、最も配合量の多いEVOH(A)と次に配合量の
多いEVOH(B)とのエチレン含有量の差が3〜20
モル%、好ましくは3〜15モル%、更に好ましくは5
〜15モル%であることが好ましい。該エチレン含有量
の差が3モル%未満では本発明の効果が発揮されず、又
20モル%を越えると透明性が不良となり、又製膜安定
性も悪くなり実用上好ましくない。尚、エチレン含有量
の差とは、EVOH(A)のエチレン含有量を(a)、
EVOH(B)のエチレン含有量を(b)とすると、│
(a)−(b)│のことである。
については、ブレンドするEVOHの種類等により適宜
選択される。又、ブレンド方法としては、特に限定され
ず、各EVOHを水−アルコール溶媒に溶解して混合す
る方法、各EVOHのケン化前のエチレン−酢酸ビニル
系共重合体をメタノール等のアルコール溶媒に溶解した
状態で混合してケン化する方法、あるいは各EVOHを
溶融混合する方法などが挙げられるが、通常は溶融混合
する方法が採用される。
後に溶融してブレンドする方法、各EVOHを溶融状態
でブレンドする方法、あるいは溶融状態の一種のEVO
Hに、他のEVOHを乾燥状態で添加する方法などが挙
げられる。なかでも、各EVOHをドライブレンドした
後に溶融してブレンドする方法が装置の簡便さ、ブレン
ド物のコスト面等で実用的である。
量計により測定される吸熱ピークを示す融解曲線におい
て、全面積(全熱量)が45J/g以上で、かつ、15
0℃以上の面積(熱量)が55J/g以下であるEVO
H樹脂組成物が得られるのであり、上記範囲のEVOH
樹脂組成物が調製されたとき、初めて本発明の効果が発
揮されるものである。本発明においては、該EVOH樹
脂組成物を用いることにより、延伸性、ガスバリヤー性
に優れたフィルム、シートを得ることができるが、特に
該EVOH樹脂組成物に、更にホウ素化合物、銅化合
物、アルミニウム化合物、チタン化合物、ジルコニウム
化合物から選ばれる少なくとも一つの化合物を含有させ
ることで、更に延伸性が向上し、フィルム製膜時の厚み
精度が向上しスジの発生がなく、延伸時の延伸ムラのな
いフィルムが得られるのである。
ウム化合物、チタン化合物、ジルコニウム化合物の中で
も、食品包装材料として用いる場合毒性が低い点からホ
ウ素化合物が好ましく採用され、該ホウ素化合物として
は、例えばホウ酸、ホウ酸塩、ホウ酸エステル、ホウ
砂、ハロゲン化ホウ素類、トリアルキルホウ素類、トリ
アリールホウ素類等挙げられる。該EVOH樹脂組成物
に上記ホウ素化合物等を含有させる方法としては、特に
限定されないが、EVOHをブレンドする際に同時に添
加したり、あらかじめ少なくとも一種のEVOHに含有
させておいたり、ブレンドの後に含有させたりしてもよ
く、又、ホウ素化合物を水等の溶媒に溶解しEVOHに
混合したり、ホウ素化合物の溶液にEVOHを浸漬させ
たりしてもよい。かかるホウ素化合物の含有量はホウ素
に換算してEVOHの全重量に対して0.01〜5重量
%、好ましくは0.01〜1重量%、更に好ましくは
0.01〜0.5重量%であり、0.01重量%未満で
はホウ素化合物含有の効果は得られず、一方、5重量%
を越えるとホウ素化合物が局在化するためかゲルが発生
するので好ましくない。
熱安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、着色剤、フィラ
ー、他樹脂などの添加剤を使用することも可能である。
特にゲル発生防止剤として、ハイドロタルサイト系化合
物、ヒンダードフェノール系、ヒンダードアミン系熱安
定剤、高級脂肪族カルボン酸の金属塩を添加することも
できる。
成物は、成形物の用途に多用され、溶融混練によりペレ
ット、フィルム、シート、容器、繊維、棒、管、各種成
形品等に成形される。これらの粉砕品(回収品を再使用
する時など)やペレットを用いて再び溶融成形に供する
ことも多い。溶融成形方法としては、押出成形法(T−
ダイ押出、インフレーション押出、ブロー成形、溶融紡
糸、異型押出等)、射出成形法が主として採用される。
溶融成形温度は、200〜250℃の範囲から選ぶこと
が多い。
上述の如き成形物に用いることができるが、特に該EV
OH樹脂組成物からなる層の少なくとも片面に熱可塑性
樹脂層を積層してなる多層構造体として用いることが好
ましく、実用に適した多層構造体が得られる。該多層構
造体は、本発明のEVOH樹脂組成物を用いているた
め、ガスバリヤー性、透明性はもとより高延伸時の延伸
性に非常に優れた効果を示すものである。
発明で得られた樹脂組成物の層の片面又は両面に他の基
材を積層するのであるが、積層方法としては、例えば該
樹脂組成物のフィルム、シートに熱可塑性樹脂を溶融押
出する方法、逆に熱可塑性樹脂等の基材に該樹脂組成物
を溶融押出する方法、該樹脂組成物と他の熱可塑性樹脂
とを共押出する方法、更には本発明で得られた樹脂組成
物のフィルム、シートと他の基材のフィルム、シートと
を有機チタン化合物、イソシアネート化合物、ポリエス
テル系化合物等の公知の接着剤を用いてラミネートする
方法等が挙げられる。
低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−アクリル酢エステル共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−α−オレフィン(炭素数4〜20
のα−オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテ
ン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこれらの
オレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン酸又は
そのエステルでグラフト変性したものなどの広義のポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、共重合
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、ビニルエステル系樹
脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラスト
マー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等が
挙げられる。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物も
共押出可能である。上記のなかでも、共押出製膜の容易
さ、フィルム物性(特に強度)の実用性の点から、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリエチレンが好ましく用い
られる。
旦フィルム、シート等の成形物を得、これに他の基材を
押出コートしたり、他の基材のフィルム、シート等を接
着剤を用いてラミネートする場合、前記の熱可塑性樹脂
以外に任意の基材(紙、金属箔、一軸又は二軸延伸プラ
スチックフィルム又はシート、織布、不織布、金属綿
状、木質等)が使用可能である。多層構造体の層構成
は、本発明で得られた樹脂組成物の層をa(a1、a2、
・・・)、他の基材、例えば熱可塑性樹脂層をb
(b1、b2、・・・)とするとき、フィルム、シート、
ボトル状であれば、a/bの二層構造のみならず、b/
a/b、a/b/a、a1/a2/b、a/b1/b2、b
2/b1/a/b1/b2等任意の組み合わせが可能であ
り、フィラメント状ではa、bがバイメタル型、芯
(a)−鞘(b)型、芯(b)−鞘(a)型、或いは偏
心芯鞘型等任意の組み合わせが可能である。
ンドしたり、aやbの少なくとも一方に両層面の密着性
を向上させる樹脂を配合することもある。本発明におい
ては、該多層構造体は、そのまま各種形状のものに使用
されるが、更に該多層構造体の物性を改善するためには
延伸処理を施すことが好ましく、高延伸、例えば面積倍
率で20倍以上の延伸においても、破断、ピンホール、
クラック等の生じない延伸性に優れ、かつ、ガスバリヤ
ー性や透明性にも優れた効果を示すので、薄膜化に非常
に優れた構造体である。
ずれであってもよく、できるだけ高倍率の延伸を行った
ほうが物性的に良好である。一軸延伸の場合では5倍以
上、特に10倍以上、二軸延伸の場合では面積倍率で5
倍以上、特に10倍以上とすることが、物性的に好まし
いが、本発明においては上記の如く面積倍率で20倍以
上、特に24〜50倍とすることも可能で、このときで
も延伸時にピンホールやクラック、延伸ムラ等の生じな
い延伸フィルムや延伸シート等が得られる。
ー延伸法、チューブラー延伸法、延伸ブロー法等の他、
深絞成形、真空成形等のうち延伸倍率の高いものも採用
できる。二軸延伸の場合は同時二軸延伸方式、逐次二軸
延伸方式のいずれの方式も採用できる。延伸温度は80
〜170℃、好ましくは100〜160℃程度の範囲か
ら選ばれる。
樹脂組成物、即ち、EVOHの融解において吸収される
熱量が特定のEVOH樹脂組成物を用いることにより、
初めて多層構造体の高倍率延伸が可能になったものであ
る。かくして延伸が終了した後、次いで熱固定を行う。
熱固定は周知の手段で実施可能であり、上記延伸フィル
ムを緊張状態を保ちながら80〜170℃、好ましくは
100〜160℃で2〜600秒間程度熱処理を行う。
又、得られる延伸フィルムは必要に応じ、冷却処理、圧
延処理、印刷処理、ドライラミネート処理、溶液又は溶
融コート処理、製袋加工、深しばり加工、箱加工、チュ
ーブ加工、スプリット加工等を行うことができる。
は任意のものであってよく、フィルム、シート、テー
プ、ボトル、パイプ、フィラメント、異型断面押出物等
が例示される。又、得られる多層構造体は必要に応じ、
熱処理、冷却処理、圧延処理、印刷処理、ドライラミネ
ート処理、溶液又は溶融コート処理、製袋加工、深しば
り加工、箱加工、チューブ加工、スプリット加工等を行
うことができる。上記の如く得られたフィルム、シート
或いは容器等は食品、医薬品、工業薬品、農薬等各種の
包装材料として有用である。
量計で測定される特定の融解曲線を示すものよりなるた
め、ガスバリヤー性、透明性は勿論のこと、ポリプロピ
レン等の熱可塑性樹脂との積層に供した時に、破断、ピ
ンホール、クラック、延伸ムラなどの生じない延伸性に
優れたフィルム、シート等を得ることができる。
する。尚、実施例中「部」、「%」とあるのは特に断り
のない限り重量基準を示す。 実施例1EVOH樹脂組成物の製造 エチレン含有量45モル%、ケン化度97.0モル%の
EVOH(A)と、エチレン含有量30モル%、ケン化
度99.5モル%のEVOH(B)を配合重量比が6
0:40となるように単軸押出機に供給し220℃で溶
融混合して、ペレット化を行い、該ペレットを1%のホ
ウ酸水溶液中に投入し、80℃で12時間撹拌した後、
15℃の純水で洗浄し、110℃で8時間乾燥を行い、
本発明のEVOH樹脂組成物を得た。かかるEVOH樹
脂組成物の差動走査熱量計により測定される吸熱ピーク
を示す融解曲線の全面積(全熱量)は53J/gであ
り、150℃以上での面積(熱量)は35J/gであっ
た。尚、差動走査熱量計はパーキンエルマー製DSC7
を用いた。
層Tダイにより、ポリプロピレン層/接着樹脂層/EV
OH樹脂組成物層/接着樹脂層/ポリプロピレン層の層
構成となるように製膜し、多層積層フィルムを作製し
た。フィルムの構成は、両外層のポリプロピレン層(ポ
リプロピレンのMIが1.2g/10分)が100μ、
接着樹脂層(接着樹脂が無水マレイン酸変性ポリプロピ
レンであり、そのMIが2.6g/10分)が25μ、
中間層のEVOH樹脂組成物層が50μである。かかる
多層構造体について、延伸性、延伸ムラ、酸素透過度、
透明性を下記の如く評価した。
mにサンプリングし、該サンプルを150℃で1分間予
熱し、100mm/secの延伸速度で、縦方向に4
倍、横方向に6倍の順(延伸倍率:24倍)で逐次二軸
延伸を行い、得られた延伸フィルムの外観変化により下
記の基準で評価した。 ○・・・延伸後も平滑なフィルムが得られる。 ×・・・延伸後はフィルムが白化したり、フィルブリル
化したりする。
伸フィルムにおいて、外観変化を下記の基準により評価
した。 ○・・・スジが発生しなかった。 △・・・1〜2本のスジが発生していた。 ×・・・3本以上のスジが発生していた。
延伸フィルムの酸素透過度を、MODERN−CONT
OROL社のOX−TRAN10−50を用いて20
℃、65%RHの条件下で測定した(cc/m2・da
y・atm)。 (透明性)村上色彩技術研究所製の反射透過率計 RM
−15Aを用いて、上記と同様にして得られた延伸フィ
ルムのヘイズ値を測定した。
樹脂組成物を得た。該EVOH樹脂組成物について、実
施例1と同様にして多層構造体を作製し、各物性を評価
した。尚、実施例3については、EVOH(A)及びE
VOH(B)に加えて、EVOH(C)として、Et:
45モル%、Sv:97.0モル%を用い、配合比A/
B/C=40/30/30となるように3種のEVOH
を混合した。実施例、比較例のそれぞれの評価結果を表
2に示す。
査熱量計で測定される特定の融解曲線を示すものよりな
るため、ガスバリヤー性、透明性は勿論のこと、ポリプ
ロピレン等の熱可塑性樹脂との積層に供した時に、破
断、ピンホール、クラック、延伸ムラなどの生じない延
伸性に優れた効果を示す。
ン化物樹脂組成物の差動走査熱量計により測定される融
解曲線
わる点 d:150℃上に直線を引いたときに、直線a−bと交
わる点 S1:曲線a〜cと直線a−dと直線c−dで囲まれる
面積 S2:曲線c〜bと直線b−dと直線c−dで囲まれる
面積
低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、中密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル
共重合体、アイオノマー、エチレン−プロピレン共重合
体、エチレン−アクリル酸エステル共重合体、ポリプロ
ピレン、プロピレン−α−オレフィン(炭素数4〜20
のα−オレフィン)共重合体、ポリブテン、ポリペンテ
ン等のオレフィンの単独又は共重合体、或いはこれらの
オレフィンの単独又は共重合体を不飽和カルボン酸又は
そのエステルでグラフト変性したものなどの広義のポリ
オレフィン系樹脂、ポリエステル、ポリアミド、共重合
ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、ビニルエステル系樹
脂、ポリエステルエラストマー、ポリウレタンエラスト
マー、塩素化ポリエチレン、塩素化ポリプロピレン等が
挙げられる。エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物も
共押出可能である。上記のなかでも、共押出製膜の容易
さ、フィルム物性(特に強度)の実用性の点から、ポリ
プロピレン、ポリアミド、ポリエチレンが好ましく用い
られる。
Claims (7)
- 【請求項1】 差動走査熱量計により測定される吸熱ピ
ークを示す融解曲線において、全面積(全熱量)が45
J/g以上で、かつ、150℃以上の面積(熱量)が5
5J/g以下であることを特徴とするエチレン−酢酸ビ
ニル系共重合体ケン化物樹脂組成物。 - 【請求項2】 更に、ホウ素化合物、銅化合物、アルミ
ニウム化合物、チタン化合物、ジルコニウム化合物から
選ばれる少なくとも一つの化合物を含有してなることを
特徴とする請求項1記載のエチレン−酢酸ビニル系共重
合体ケン化物樹脂組成物。 - 【請求項3】 エチレン含有量の異なる2種以上のエチ
レン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物をブレンドしてな
ることを特徴とする請求項1又は2記載のエチレン−酢
酸ビニル系共重合体ケン化物樹脂組成物。 - 【請求項4】 最も配合量の多いエチレン−酢酸ビニル
系共重合体ケン化物(A)と次に配合量の多いエチレン
−酢酸ビニル系共重合体ケン化物(B)とのエチレン含
有量の差が3〜20モル%であることを特徴とする請求
項3記載のエチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹
脂組成物。 - 【請求項5】 請求項1〜4いずれか記載のエチレン−
酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹脂組成物からなる層の
少なくとも片面に熱可塑性樹脂層を積層してなることを
特徴とする多層構造体。 - 【請求項6】 少なくとも一軸方向に延伸したことを特
徴とする請求項5記載の多層構造体。 - 【請求項7】 熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂で
あることを特徴とする請求項5又は6記載の多層構造
体。
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---|---|---|---|
JP14538095A JP2915324B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 |
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JP14538095A JP2915324B2 (ja) | 1995-05-19 | 1995-05-19 | エチレン−酢酸ビニル系共重合体ケン化物樹脂組成物及びそれを用いた多層構造体 |
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