JPH0831125A - 光学的トラッキング機能を備えた情報記録再生装置およびそれに用いる情報記録媒体 - Google Patents

光学的トラッキング機能を備えた情報記録再生装置およびそれに用いる情報記録媒体

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JPH0831125A
JPH0831125A JP9723691A JP9723691A JPH0831125A JP H0831125 A JPH0831125 A JP H0831125A JP 9723691 A JP9723691 A JP 9723691A JP 9723691 A JP9723691 A JP 9723691A JP H0831125 A JPH0831125 A JP H0831125A
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JP9723691A
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Yoshitane Tsuburaya
欣胤 円谷
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Hitachi Maxell Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多種類の情報記録媒体のトラッキングを,共通
の光学的トラッキング方式で記録再生し,情報の記録再
生する手段の利便性と経済性および副次的に製造コスト
の安価な情報記録媒体を提供すると共に,記録再生のア
クセスを迅速にし,さらに磁気ディスクの記録量が高め
られる記録再生装置を提供する。 【構成】情報記録媒体の共通のトラッキング情報信号な
どを,少なくとも片面もしくは両面に光学的に再生可能
に形成された光学的トラッキングが可能な1個以上のタ
ーンテーブルに,少なくとも1種の記録媒体を装着し,
共通の光学的トラッキング方式によって情報の記録再生
を行う手段を備えた情報記録再生装置およびそれに用い
られる情報記録媒体。 【効果】一つの記録再生装置で,多種類の記録媒体の情
報の記録再生が行える優れた利便性と経済的効果があ
り,また記録媒体にはプリフォーマットパターンの形成
が不要となるので製造コストが一段と安価となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,光学的トラッキング信
号,あるいは光学的トラッキング信号および情報記録領
域アドレス信号が形成された光学的ターンテーブルから
なる情報記録再生装置と,それに用いる情報記録媒体に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来の情報記録再生装置は,磁気的に情
報を記録する磁気ディスク,フロッピーディスクなどに
おいては,それぞれに専用の磁気記録再生装置が用いら
れ,他方レーザビームなど放射線によって光学的に情報
を記録する方式の光情報記録媒体においては,光学的記
録再生装置が用いられてきた。しかも磁気情報記録媒体
および光情報記録媒体は,その種類が非常に多いので,
したがって用途別に複数の情報記録媒体を使い分ける場
合は,それぞれ専用の記録再生装置を備える必要があ
り,ユーザにとってはなはだ不便であるため,これが情
報記録媒体を普及させるうえでの障害となっている。磁
気情報記録媒体は,磁気記録層の磁化によって情報が記
録され,記録された情報は磁気的に再生,消去,および
再記録ができる。他方,光情報記録媒体は,あらかじめ
記録膜平面にプリピットやプリグルーブなどの凹凸形状
の信号素子により記録された情報を,光学的に再生する
再生専用型の光ディスク(CD,レーザディスクなど)
や,記録膜平面に放射線あるいはレーザビームなどの手
段で凹凸形状の信号素子や孔開け素子の形成によって一
回だけ記録できる追記型光ディスク,および熱磁気的に
記録,消去され光学的に再生される光磁気ディスクなど
多くの種類がある。磁気情報記録媒体は,安価であるが
記録容量が比較的小さいという欠点があり,また光情報
記録媒体は,記録容量は大きいが高価であるなど,互い
に長所と欠点がある。磁気ディスクにおけるトラッキン
グのためのトラック幅および記録素子ドメインの大きさ
は,磁気ヘッド幅によって決まるために,情報記録領域
に占めるトラックの面積が光ディスクなどに比べて必然
的に大きくなる。光ディスクでは,極微細な放射線によ
ってトラッキングするために,トラック溝幅および記録
素子が小さくなり,したがって情報記録領域に占めるト
ラックの面積は非常に小さい。上記のトラックの幅の大
きさの違いは,磁気ディスクの記録容量が光ディスクよ
りも小さくなる要因の1つである。ところで,磁気ディ
スクおよび光ディスクにおける記録領域は,トラッキン
グやアドレスのためのプリ情報についてのプリフォーマ
ットパターンが形成されているが,磁気ディスクでは,
このためにディスク個々をあらかじめイニシャライズ処
理して用いられる。また光ディスクでは,プリフォーマ
ットパターンを記録した原盤を作製し,原盤からスタン
パを作り,さらにスタンパにより上記プリフォーマット
パターンを個々の光ディスクのレプリカ層に転写し,該
レプリカ層上に記録膜を形成させることによって製造さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとく,従来
の磁気ディスクなどの磁気記録媒体または光ディスクな
どの光情報記録媒体は,その種類が極めて多く,これら
の種々の特性を持つ記録媒体を用いて情報の記録再生を
行う場合には,それぞれ専用の記録再生装置を用いる必
要があって,ユーザにとっては甚だ不便であると同時に
不経済であり,これが情報記録媒体を普及させる上で大
きな障害となっていた。また,磁気ディスクや光ディス
クにおける記録領域にはトラッキングやアドレスなどの
プリフォーマットパターンが形成されているが,磁気デ
ィスクでは個々にあらかじめイニシャライズ処理をして
用いられ,また光ディスクではプリフォーマットパター
ンを個々の光ディスクの記録層に転写させることにより
製造されていたために,光ディスク作製工程が煩雑で製
造コストが高くなるという問題があった。
【0004】本発明が解決しようとする課題は,(1)
1つの記録再生装置によって多種類の光記録媒体の情報
の記録再生が行えるように記録再生装置を多用性ないし
は多機能性にすること,(2)磁気記録媒体および光記
録媒体の両方の記録再生ができるように,記録再生装置
を多用性あるいは多機能性にすること,(3)このため
に従来の磁気記録媒体および光記録媒体それぞれに異な
ったトラッキングの仕方をそれぞれに共通のトラッキン
グの仕方に変えること,(4)上記課題の解決によって
必然的に磁気ディスクの記録容量を高め,情報の記録再
生アクセスをもっと迅速にすることである。本発明の目
的は,上記従来技術における課題を解決し,磁気記録媒
体および光記録媒体について情報を記録再生する手段の
利便性をはかり,さらに副次的には製造コストの低い安
価な情報記録媒体を提供すると共に,情報の記録再生ア
クセスが迅速で,さらには磁気ディスクの情報記録量が
高められる情報記録再生装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために,光ディスク,光磁気ディスク,磁気ディス
クまたはフロッピーディスクなどの情報記録媒体のトラ
ッキングを,共通の光学的トラッキング方式によって情
報の記録再生を行う装置,およびその記録再生装置に装
着して好適に用いられる情報記録媒体を構成するもので
ある。次に,本発明の情報記録再生装置の具体例につい
て説明する。図1に示す記録再生装置は,情報記録媒体
3を載置するためのターンテーブルとして,少なくとも
片面に光学的トラッキングを可能とする光学的に再生の
可能なトラッキング情報信号パターン12が記録されてい
る,光学的トラッキングの可能な光学的ターンテーブル
1を備えているものである。さらに本発明の情報記録再
生装置は,図2に示すように,情報記録媒体載置のため
のターンテーブル2とは別体でかつ同一の回転軸10上
に,少なくとも片面に光学的トラッキングの機能を備え
た光学的ターンテーブル1を設けた構成にしてもよい。
上記光学的トラッキングの機能を備えた光学的ターンテ
ーブル1とは,図3に示すように,少なくとも放射線を
反射するトラッキング信号情報パターン付反射膜8と,
放射線を透過する透明基板11とからなり,光学的トラッ
キングのためのトラッキング情報信号パターン12が形成
されていると共に,スピンドル9と回転軸10に固定され
ている板状の光学的ターンテーブル1である。光学的タ
ーンテーブル1には,反射膜8が透明基板11上に設けら
れており,反射膜の片面(透明基板側とは反対側)は露
出されていても良く,また樹脂などの保護膜13で被覆さ
れていても良い。また、透明基板11の反射膜面側には凹
凸の形状のプリピットおよびプリグルーブなどが形成さ
れている。さらに,図4に示すように,片面に光学的に
トラッキング可能な光学的ターンテーブル1が設置固定
されているターンテーブル2の,トラッキング信号面と
は反対の面に情報記録媒体3を載置する構造のものであ
っても良い。本発明は上記光学的ターンテーブル1の光
学的トラッキング信号形成面側に,光学的トラッキング
用ヘッド4を配置してトラッキングし,情報記録媒体側
に配置される情報記録再生用ヘッド5である光記録再生
用ヘッド5a,および磁気記録再生用ヘッド5bによっ
て,情報を記録再生する機能を有する情報記録再生装置
に関するものである。光学的にトラッキング可能な信号
であるトラッキング情報信号パターン12は,少なくとも
反射膜(トラッキングパターン付反射膜)8の片面に記
録形成されており,情報記録再生装置の光学的トラッキ
ング用ヘッド4からの放射線ビームによってトラッキン
グされる。情報記録媒体3が,ディスク状である場合は
光学的にトラッキング可能なディスク状の光学的ターン
テーブル1が用いられる(以後光学的ターンテーブルと
略称する)。ディスク載置用のターンテーブル2および
光学的にトラッキング可能なディスク板状の光学的ター
ンテーブル1とは,回転軸10で一体に連結固定されてお
ればよく,ディスク載置用のターンテーブル2とディス
ク板状の光学的ターンテーブル1とは接着貼り合わされ
ていてもよく,また,分離されていてもよいが,光学的
トラッキングの中心と回転軸10の中心とは同心でなけれ
ばならない。上記情報記録媒体が,カード状である場合
には,本発明の上記光学的にトラッキング可能な光学的
ターンテーブル1あるいは光学的ターンテーブル1が設
置固定されている情報記録媒体を載置するターンテーブ
ル2はカード状であることは言うまでもない。上記光学
的ターンテーブル1の外径は,一般的には用いられるデ
ィスク状情報記録媒体3の外径に同じか,あるいはそれ
よりも大きく設定される。しかし,光学的ターンテーブ
ル1に形成される光学的トラッキング用トラックのピッ
チを基準にして,情報記録媒体側の記録再生用ヘッド
5,5a,5bなどが作動する情報記録再生のためのト
ラックピッチが,上記光学的ターンテーブル1のトラッ
クピッチと一定の係数との積によって決まる制御器を装
備した記録再生装置においては,光学的ターンテーブル
1の外径がディスク状情報記録媒体3の外径よりも小さ
く設定されていてもよい。この場合,上記係数は記録再
生装置における自動制御のためのメモリにあらかじめ記
憶させておくか,あるいは情報記録媒体3にイニシャル
の制御情報として必要な所定の位置,例えばユーザ情報
記録エリアの内周側エリア外域,あるいは外周側エリア
外域に記録して用いることができる。光学的ターンテー
ブル1のディスク状情報記録媒体3を載置する面には,
ディスク状情報記録媒体3を遊動不可能に固定するため
の治具または部品が,スピンドル9近傍に設けられてい
る。また,光学的ターンテーブル1の回転によって,デ
ィスク状情報記録媒体3が光学的ターンテーブル1から
飛び出さないようにするためのディスク状情報記録媒体
3の押え器具が搭載される。図8に,情報記録媒体3の
押え器具としてマグネットクランパ27を用いた場合の一
例を示す。本発明の情報記録再生装置には,光学的ター
ンテーブル1からトラッキング情報を得るための光学的
ターンテーブル1専用の光学的トラッキング用ヘッド4
と,上記光学的ターンテーブル1に載置される情報記録
媒体3に対して情報を記録再生するための情報記録再生
用ヘッド5とを備えている。そして,上記光学的トラッ
キング用ヘッド4と上記情報記録再生用ヘッド5とは連
結体によって機械的に連結固定されていると共に,光学
的トラッキング用ヘッド4と情報記録再生用ヘッド5と
の間は,情報記録媒体3における情報の記録再生を制御
するための電気回路によって電気信号的に接続されてい
る。また,本発明の情報記録再生装置には,光学的トラ
ッキングが可能なターンテーブルのトラッキングピッチ
を基準にして,情報記録再生装置に用いられる情報記録
媒体の情報記録再生のトラッキングに必要なトラッキン
グピッチに変換する制御回路が設けられている。さら
に、情報記録媒体用ヘッドが情報記録再生動作に必要な
トラッキングピッチに変換する制御回路に対する変換制
御信号が,情報記録媒体における基準位置に記録されて
いる情報記録媒体システムである。
【0006】
【実施例】
<実施例1>光学的トラッキングには,通常光またはレ
ーザビームなどの放射線が用いられる。放射線を反射さ
せる板状物質であるトラッキングパターン付反射膜8と
しては,一般に金属的元素,例えばAl,Au,Ag,P
t,Pd,Rh,Co,Cr,Ni,Cu,Ti,Si,W,T
e,Biなどからなる合金,例えばAl−Ti,Pt−Co,
Fe−Cr,Fe−Cr−Ni,Fe−Cr−Ti,Al−Co等
が用いられる。また,上記放射線を透過させる透明基板
11を構成する物質としては,ガラスなどのセラミック
や,PC(ポリカーボネイト)樹脂,アクリル樹脂,P
MMA(ポリメチルメタクリレイト)樹脂,エポッキシ
樹脂,放射線硬化性樹脂などのプラスチックが用いられ
る。保護膜13には,エポッキシ樹脂,放射線硬化性樹脂
等が用いられる。情報記録媒体3としてはレーザディス
ク,書き込み可能なコンパクトディスク(ライタブルC
D),追記型光ディスク,相変化型光ディスク,光磁気
ディスク,ハード磁気ディスク,フロッピーディスクな
ど,トラッキングによって情報を記録再生する方式の情
報記録媒体3が用いられる。光学的トラッキング可能な
トラックを形成した光学的ターンテーブル1は,情報記
録カード用記録再生装置では角形板状であり,ディスク
状記録媒体の記録再生装置ではディスク状である。光学
的トラッキングの可能なトラックを形成した光学的ター
ンテーブル1は回転軸10を備えており,回転軸10の回転
中心は光学的トラッキングの中心に一致している。光学
的ターンテーブル1の外径は,図1,図2に示すよう
に,用いられるディスク状情報記録媒体3の外径に同じ
か,あるいはそれよりも大きく設定される。光学的ター
ンテーブル1のディスク状情報記録媒体3を設置する側
面には,ディスク状情報記録媒体3のスピンドル挿入孔
に挿入するためのスピンドル9と,ピンなどディスク状
情報記録媒体の位置決め用部品が設けられている。光学
的ターンテーブル1のトラッキング信号面には,図9
(a),(b)および図10(a),(b)に示すごと
く,トラッキングのためのプリピット,ウォーブリング
プリピット(図12参照),プリグルーブ,クロックピッ
トなどが形成されるが,この他に必要ならセクタアドレ
スあるいはトラックナンバなどのプリピットなども形成
される。なお,図10(a),(b)は、プリピットから
なる渦巻トラックの光学的トラッキング信号パターンの
実施例を示し,図11は複数の渦巻状トラッキング信号パ
ターンについての実施例である。光学的ターンテーブル
1に用いるプリグルーブ,プリピットなどは,一般に反
射膜8面に形成された凹凸であるが,反射膜8の孔開け
であってもよい。反射膜8面に記載された凹凸形プリピ
ットおよびプリグルーブからなる情報は,反射膜8面か
ら反射される光の干渉による明暗の信号として再生され
る。反射膜8の孔開けによる場合は孔の部分からの光の
反射がないか,あるいは反射が少ないことによる光の明
暗を信号として再生される。図16(a)〜(d)に,光
学的ターンテーブルのトラッキング方式の種類を示す。
図16(b)は,光学的ターンテーブルに用いる反射層37
に,光学的トラッキングのための信号パターンを光透過
孔38方式のプリピットで形成したものである。図16
(a)は,図16(b)の光学的ターンテーブル用反射層
37を,透明な樹脂からなる透明層35で被覆した構成の光
学的ターンテーブルである。図16(c)は,透明基板11
の片面に光学的トラッキング信号用プリピットまたはプ
リグルーブ41を形成した反射膜を設け,この透明基板11
を2枚,反射膜を対向させてエアーサンドウィッチ構造
に貼り合わせたものである。図16(d)は,図16(c)
における反射膜を片側のみに設けたものである。光学的
ターンテーブル1を内蔵する記録再生装置は,光学的タ
ーンテーブル1からトラッキング情報信号を得るための
光学的ターンテーブル1専用の光学的トラッキング用ヘ
ッド4と,光学的ターンテーブル1に載置される情報記
録媒体3について情報を記録再生するための光記録再生
用ヘッド5aおよび磁気記録再生用ヘッド5bとを保持
している。そして,光学的トラッキング用ヘッド4と情
報を記録再生するための光記録再生用ヘッド5aおよび
磁気記録再生用ヘッド5bとは連結体によって機械的に
連結固定されており,光学的トラッキング用ヘッド4か
らのトラッキング信号によって,情報を記録再生するた
めの光記録再生用ヘッド5aおよび磁気記録再生用ヘッ
ド5bの情報記録媒体3における情報の記録再生が制御
される。すなわち,光学的トラッキング用ヘッド4から
のトラッキング信号に含まれるヘッダピット信号,トラ
ックナンバ信号,セクタナンバ信号などのアドレス信号
やクロック信号によって記録再生装置の制御回路により
記録場所の指定,記録再生の開始終了などを制御する。
【0007】光学的ターンテーブル1を装備する情報記
録再生装置に用いる情報記録媒体3は,ヘッダピット信
号,トラックナンバ信号,セクタナンバ信号などのアド
レス信号やクロック信号などは必ずしも必要としないの
で,例えばトラックナンバ信号,セクタナンバ信号など
のアドレス信号が形成されていなくても実用的に問題は
生じない。したがって,記録膜あるいは反射膜が,凹凸
のプリピットやプリグルーブなど全く形成されていない
一様で平らに構成されている磁気ディスク,フロッピー
ディスクや光ディスクなどを用いても,本発明の光学的
ターンテーブルを備えた記録再生装置によって情報の記
録再生を実施することができる。光学的ターンテーブル
1のディスク状情報記録媒体3を設置する面,あるいは
ディスク状情報記録媒体3設置用のターンテーブル2に
は,図5の(a),(b),(c)に示すような,ディ
スク状情報記録媒体3の位置決めピン14およびスピンド
ル9が形成されている。スピンドル9の中心は,ディス
ク状情報記録媒体3のトラッキング中心であり,かつ回
転軸心である。位置決めピン14は光学的ターンテーブル
1のトラッキング基準位置およびトラックナンバ,セク
タナンバなどのアドレス基準点を示す位置に形成される
ことが好ましく,例えばトラッキングの出発位置,トラ
ックナンバ0,セクタナンバ0などのアドレス基準点,
ヘッダピット位置等を表わす位置に設けるのが最も好ま
しい。光学的ターンテーブル1における位置決めピン14
を設ける場所は,ディスク状情報記録媒体3の記録膜形
成領域以外の部分,特に情報記録領域以外の部分である
のが適当であり,図5の(d),(e)に示すように,
一般にディスク状情報記録媒体3の内周側でスピンドル
孔15近傍,特にハブ付きのディスク状記録媒体では,ハ
ブ17の位置する光学的ターンテーブル1の領域が適当で
ある。上記ディスク状情報記録媒体3は位置決めピン14
を受ける位置に,位置決めピン挿入孔16が形成される。
ディスク状情報記録媒体3の位置決めピン挿入孔16は,
媒体の厚み方向に突き抜けていても,突き抜けていなく
ても良いが,図5(f)に示すような情報記録媒体の両
面に位置決めピン挿入孔16a,16bを設ける場合は,そ
れぞれが互いに対向してもよいが,対向しない位置に形
成するのがより好ましい。位置決めピン14および位置決
めピン挿入孔16を,1つの媒体に複数個設けても良い。
上記光学的ターンテーブル1のスピンドル9を,例えば
歯車形状にして,位置決めピンを歯車形状スピンドルの
特定の歯の長さを他の歯よりもより長くするように構成
した場合,ディスク状情報記録媒体3の位置決めピン挿
入孔16は,図6に示すように,他よりも長い凹溝状に形
成すれば良い。上記光学的ターンテーブル1に形成され
る少なくとも1つの位置決めピン14の位置は,ディスク
状情報記録媒体3の情報記録領域におけるトラックの始
まる位置,トラックナンバおよびセクタナンバなどのア
ドレス記録情報の先頭位置,トラックナンバおよびセク
タナンバなどアドレス情報が記録されている位置などに
設けられ,情報を記録再生する際の基準位置として使う
ことができる位置に設けられる。上記光学的ターンテー
ブル1に形成される少なくとも1つの位置決めピン14
は,図5(b)に示すように,スピンドル9と一体に連
結されていても良い。多くの場合,ディスク状記録媒体
はディスクカートリッジケース内に回転可能に挿入され
て用いられるが,ディスク状記録媒体単独で,むき出し
のまま用いられることもある。いずれの場合にしろ情報
記録再生装置の中においては,光学的ターンテーブル上
にディスク状記録媒体を固定する必要があり,さらに光
学的ターンテーブルとディスク状記録媒体とを高速回転
させる際に,ディスク状記録媒体が光学的ターンテーブ
ルから飛び出さないようにするために,ディスク状記録
媒体をスピンドル近傍で機械的におさえて用いる必要が
ある。
【0008】図7(a),(b)に示すように,ディス
ク状記録媒体3aをディスクカートリッジケース19内に
回転可能に装入されて用いられる場合,ディスクカート
リッジケース19のスピンドル挿入孔20の部分で,ディス
ク状記録媒体3aを光学的ターンテーブル1に連結しな
ければならない。この際,ディスクカートリッジケース
19と光学的ターンテーブル1とが接触しないようにし,
さらにディスクカートリッジケース19とディスク状記録
媒体3aとが接触しないようにしなければならない。こ
のため,ディスクカートリッジケースのスピンドル挿入
孔20のケース材に触れずに入る直径で,かつ該ディスク
カートリッジケース19の厚さよりも厚い円板部材をター
ンテーブル2のスピンドル近傍に接合して,段付きの光
学的ターンテーブル1とするのが適当である。あるいは
また,ディスク状記録媒体3aのスピンドル挿入孔20近
傍に,基板の厚さの厚い円形凸面部22を形成するか,あ
るいはスピンドル挿入孔20の近傍の基板に円形凸面状の
ハブを接合固着形成し,円形凸面部22の直径が上記ディ
スクカートリッジケースのスピンドル挿入孔20の外周の
ケース材に触れずに,該スピンドル挿入孔20に入る大き
さに設定し,かつ円形凸面部22の深さがスピンドル挿入
孔20の外周ケースの板の厚さより大きく設定しているデ
ィスク状記録媒体を,ディスクカートリッジケース内に
回転可能に装入されているものを用いてもよい。本発明
における光学的ターンテーブルの他の構成は,ディスク
状記録媒体の回転駆動モータの回転軸に直結した金属
製,セラミック製あるいは樹脂製のターンテーブルに,
トラッキング信号パターンが形成された少なくとも透明
基板と記録膜または反射膜と保護膜とからなる光学的デ
ィスクを接合固着させたものであってもよい。この場
合,光学的ディスクは,上記ターンテーブルのディスク
状記録媒体を載置する面とは反対側に配置する構成が最
も好ましい。上記光学的ターンテーブルの回転軸と光学
的ディスクの光学的トラッキング信号の中心とが同心で
あれば,上記ターンテーブルと光学的ディスクは回転同
軸上の離れた位置に固定されていても良い。本発明の光
学的トラッキングテーブルを備えた記録再生装置に用い
られる情報記録媒体は,光学的トラッキングテーブルの
光学的ヘッドによるトラッキング信号で制御される情報
記録媒体用の光学的ヘッドや磁気ヘッドによって情報の
記録領域に情報が記録再生される。したがって,本発明
の情報記録再生装置では,プリグルーブ,プリピットあ
るいはアドレス記録信号などが形成されている情報記録
媒体を用いることもできる。しかし,特にプリグルー
ブ,プリピットなどプリ記録情報などが全く形成されて
いない情報記録媒体を用いることができるところに本発
明の最大の特徴がある。さらに,プリグルーブ,プリピ
ットあるいはアドレス記録信号などの形成されている情
報記録媒体と,プリグルーブ,プリピットあるいはアド
レス記録信号などプリフォーマットパターンの形成され
ていない情報記録媒体とを接着貼り合わせた構造の両面
記録方式の情報記録媒体であっても用いることができ
る。本発明の光学的ターンテーブルを備えた記録再生装
置に用いられるディスク状記録媒体が光ディスクや光磁
気ディスクである場合,光学的ターンテーブルにおける
光学的ヘッドのトラッキングで制御される情報記録媒体
用光学的ヘッドや磁気ヘッドによって,光ディスクや光
磁気ディスクの情報記録領域に情報が記録再生される。
プリグルーブ,プリピットあるいはアドレス記録信号な
どプリフォーマットパターンを形成しない光ディスク,
光磁気ディスクなどでは,従来の光ディスク,光磁気デ
ィスクの製造に用いられたプリフォーマットパターンを
カッティングした後,現像して製造されるフォトレジス
ト膜からなる原盤を造る必要がなく,原盤を基にしてス
タンパを造る必要もない。すなわち,単に平滑な透明基
板の上に記録膜を積層するか,あるいは平滑な透明基板
の上に下地膜,記録膜の順に積層した構成の光ディスク
あるいは光磁気ディスク等が情報記録媒体として用いら
れる。このような構成の光ディスクは製造が極めて簡単
であり,したがって生産性が良く,生産コストが低く,
安価になるなどの効果がある。本発明の情報記録再生装
置に用いるディスク状記録媒体が,磁気ディスクやフロ
ッピーディスクである場合,光学的ターンテーブルのト
ラッキング用ヘッドの信号で制御される記録用磁気ヘッ
ドによって,磁気ディスクやフロッピーディスクの情報
記録領域における記録素子が記録再生される。しかる
に,磁気ヘッドによる記録素子が光学的ヘッドによる記
録素子よりも極めて大きい場合には,磁気ディスクのト
ラックピッチは,光磁気ディスクや光ディスクの場合よ
りも大きく設定しなければならない。しかし薄膜磁気ヘ
ッドなどのヘッドの厚さや幅の極めて小さい磁気ヘッド
を備えた情報記録再生装置においては,磁気ディスクの
トラックピッチはもっと小さくすることも可能である。
本発明の情報記録再生装置における光学的ターンテーブ
ルのトラッキング用トラックピッチと,磁気ディスクや
フロッピーディスクの情報を記録再生するためのトラッ
クピッチとは,必ずしも同じである必要は無いが,同じ
であることが好ましい。同じである場合には,光ディス
クと磁気ディスクの情報記録密度が同じになる。一般
に,光学的ターンテーブルのトラッキングを用いると磁
気ディスクの情報記録容量が増える効果が期待できる。
本発明の情報記録再生装置における光学的ターンテーブ
ルのトラック形成面におけるトラックは,磁気ディスク
用トラック(トラックピッチが大きいもの)と光ディス
ク用トラック(トラックピッチが小さいもの)を組合
せ,同一平面上に交互に並べて形成する方式(図13参
照)でも良い。図13は,光学的ターンテーブルの光学的
トラッキング用トラックを同心円状に形成し,各トラッ
クは光ディスクに情報記録再生する場合には最も小さい
ピッチのトラックをトラッキングするが,磁気ディスク
に情報記録再生する場合には,一定のトラック数間隔で
トラッキングすることができるように構成されているこ
とを示している。あるいは,本発明の情報記録再生装置
における光学的ターンテーブルは,片面に磁気ディスク
用トラック(トラックピッチが大きいもの)を形成し,
その反対面に光ディスク用トラック(トラックピッチが
小さいもの)を形成する,両面トラック形成方式の光学
的ターンテーブル構造(図15参照)であっても良い。こ
の場合,2つのトラッキング用光学的ヘッドを光学的タ
ーンテーブルの両面に別々に配置してもよいが,1つの
トラッキング用光学的ヘッドが必要に応じて光学的ター
ンテーブルの両面のいずれへも移動制御され,トラッキ
ング制御動作を機能するものであればなお良い。さら
に,本発明の情報記録再生装置は光学的ターンテーブル
を,図14に示すごとく,2つ以上設け,少なくともその
1つは磁気ディスク用トラッキングに用い,少なくとも
もう1つは光ディスク用トラッキングに用いるように構
成されているような情報記録再生装置であっても良い。
さらにまた,本発明の情報記録再生装置の光学的ターン
テーブルは1つまたは複数であって,かつ光学的ターン
テーブルはディスク状記録媒体を載置するターンテーブ
ルとは別体に構成〔図2,図15,図10(b)参照〕され
ていても良い。さらにまた,本発明の情報記録再生装置
は光学的ターンテーブルが1つまたは複数であって,か
つ光学的ターンテーブルは,ディスク状記録媒体を載置
するターンテーブルから切り離しが可能で,記録再生装
置から取付け取外しの可能なものであっても良い。
【0009】<実施例2>本発明の光学的ターンテーブ
ルは,情報記録再生装置から自由自在に取外しおよび取
付けが可能に造られていても良い。このように造られた
光学的ターンテーブルであればユーザがディスク状記録
媒体と光学的ターンテーブルとを一緒に持ち運び,ある
いは保管することができる利点がある。図17は,取外し
および取付けの可能な光学的ターンテーブル1を記録再
生装置のターンテーブル2aにマグネチッククランプ方
式で取付け,ディスク状記録媒体3aを光学的ターンテ
ーブル1に対向するもう1つのターンテーブル2bに固
定して用いる。マグネチッククランプ方式で取付けた部
分の拡大図を,図18に示す。光学的ターンテーブル1と
ターンテーブル2aの接触部分には滑り止めのクッショ
ン23がターンテーブル2aに形成されている。ディスク
状記録媒体を載置するターンテーブルでも滑り止めのク
ッションが用いられる。光学的ターンテーブル1のスピ
ンドル孔15の付いた磁性ハブ25がターンテーブル2aと
マグネチッククランプされる。図17におけるディスク状
記録媒体3aと光学的ターンテーブル1を互いに直接接
触させることによって,ディスク状記録媒体3aおよび
光学的ターンテーブル1を各ターンテーブル2b,2a
に強く固定することができる。光学的トラッキングは,
光学的ターンテーブル1に形成されたトラッキング情報
信号パターン12を光学的トラッキング用ヘッド4によっ
て行い,情報記録再生では光学的情報記録再生用ヘッド
5が用いられる。図20は光学的ターンテーブル1に用い
られるスピンドル孔15の付いた磁性ハブ25の他の例を示
す。磁性ハブ25のディスク状記録媒体3a側には滑り止
めクッション23を用いることによって,光学的ターンテ
ーブル1とディスク状記録媒体3aとをよりいっそう強
く固定することができる。なお,光学的ターンテーブル
1に用いる磁性ハブ25は,つば部が樹脂製の保護膜13の
外側にはみ出して光学的ターンテーブル1に固定されて
いるために、ディスク状記録媒体3aは磁性ハブ25と回
転中心付近で互いに圧接することになり,光学的ターン
テーブル1の樹脂製の保護膜13と接触することがないた
めに,ディスク状記録媒体3aおよび光学的ターンテー
ブル1の保護膜はすり傷などを受けることが防止され
る。図19は,取外しおよび取付けの可能な光学的ターン
テーブル1を記録再生装置のターンテーブル2cに,減
圧吸引方式で取付け固定する方式を示している。ターン
テーブル2cに形成した吸引ノズル26の減圧吸引によっ
てディスク状記録媒体3aを減圧吸引することができ,
光学的ターンテーブル1はディスク状記録媒体3aに強
力に吸引固定される。そして,光学的ターンテーブル1
に対向するもう1つのターンテーブル2bでディスク状
記録媒体3aを押し圧すれば,より強力に光学的ターン
テーブル1を押し圧固定することができる。
【0010】
【発明の効果】本発明の光学的トラッキング機能を備え
た光学的ターンテーブルを内蔵する情報記録再生装置
は,多種類の性能が異なる光記録媒体であっても一つの
記録再生装置を用いて情報の記録再生を行うことがで
き,また磁気記録媒体および光磁気記録媒体のトラッキ
ングを共通とすることにより両方の記録媒体を用いて情
報の記録再生を行うことができ,さらに磁気ディスクの
記録容量を高め,情報の記録再生アクセスを迅速にする
ことができる。本発明の光学的トラッキング機能を備え
た情報記録再生装置に用いる記録媒体は,プリグルー
ブ,プリピットあるいはアドレス記録信号などのプリフ
ォーマットパターンを形成しない光ディスクまたは光磁
気ディスクであっても情報の記録再生が可能であるた
め,プリフォーマットパターンの原盤を造る必要がなく
ディスク記録媒体の作製プロセスを著しく省略すること
ができ安価な情報記録媒体が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報記録再生装置の構成の一例を示す
模式図。
【図2】本発明の情報記録再生装置の他の構成の一例を
示す模式図。
【図3】本発明の情報記録再生装置に設ける光学的ター
ンテーブルの構成の一例を示す断面図。
【図4】本発明の情報記録再生装置に設ける光学的ター
ンテーブルの他の構成の一例を示す断面図。
【図5】本発明の情報記録再生装置に設ける光学的ター
ンテーブルと情報記録媒体との取付け構造の一例を示す
模式図。
【図6】本発明の光学的ターンテーブルに取付ける情報
記録媒体の構成の一例を示す平面図。
【図7】本発明の情報記録再生装置の光学的ターンテー
ブルにディスクカートリッジケースに収納されたディス
ク状記録媒体を取付ける構造の一例を示す模式図。
【図8】本発明に係る光学的ターンテーブルに情報記録
媒体をマグネットクランパにより固定する構造の一例を
示す模式図。
【図9】本発明に係る光学的ターンテーブルのプリグル
ーブ(トラッキング用うず巻溝)の構成を一例を示す模
式図。
【図10】本発明に係る光学的ターンテーブルのトラッ
キング用プリピットうず巻の構成の一例を示す模式図。
【図11】本発明に係る光学的ターンテーブルのトラッ
キングの構成の一例を示す模式図。
【図12】本発明に係る光学的ターンテーブルのウォー
ブリングプリピットトラックの構成の一例を示す模式
図。
【図13】本発明に係る光学的ターンテーブルに磁気デ
ィスク用トラックと光ディスク用トラックとを組合せて
構成した一例を示す模式図。
【図14】本発明に係る光学的ターンテーブルに磁気デ
ィスク用光学的ターンテーブルと光ディスク用光学的タ
ーンテーブルとを併設した構成の一例を示す模式図。
【図15】本発明に係る光学的ターンテーブルにおいて
磁気ディスク用光トラッキングと光ディスク用光トラッ
キングの両面トラック形成方式の一例を示す模式図。
【図16】本発明に係る光学的ターンテーブルのトラッ
キング方式の種類を示す模式図。
【図17】本発明に係る着脱自在な構造の光学的ターン
テーブルの構成の一例を示す模式図。
【図18】図17のマグネチッククランプ部の拡大図。
【図19】本発明に係る着脱自在な構造の光学的ターン
テーブルの他の構成の一例を示す模式図。
【図20】本発明に係る着脱自在な構造の光学的ターン
テーブルにおいて滑り止めクッションを用いた場合の構
成の一例を示す模式図。
【符号の説明】
1…光学的ターンテーブル 1a…光ディスク用光学的ターンテーブル 1b…磁気ディスク用光学的ターンテーブル 2,2a,2b,2c…ターンテーブル 3…情報記録媒体 3a…ディスク状記録媒体 4…光学的トラッキング用ヘッド 4a…光ディスク用光トラッキングヘッド 4b…磁気ディスク用光トラッキングヘッド 5…情報記録再生用ヘッド 5a…光記録再生用ヘッド 5b…磁気記録再生用ヘッド 6…信号制御器 7…記録層 8…反射膜(トラッキングパターン付反射膜) 9…スピンドル 10…回転軸 11…透明基板 12…トラッキング情報信号パターン 13…保護膜 14…位置決めピン 15…スピンドル孔 16,16a,16b…位置決めピン挿入孔 17…ハブ 18…接着層 19…ディスクカートリッジケース 20…スピンドル挿入孔 21…円板部材 22…円形凸面部 23…滑り止めクッション 24…ターンテーブルクランプ用マグネット 25…磁性ハブ 26…吸引ノズル 27…マグネットクランパ 28…磁性板 29…トラッキング用うず巻溝(プリグルーブ) 30…トラッキング用プリピットうず巻 31…トラッキングA 32…トラッキングB 33…トラッキングC 34…ウォーブリングプリピットトラック 35…透明層 37…反射層 38…光透過孔 40…空気 41…光学的トラッキング信号用プリピットまたはプリ
グルーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/095 C 9368−5D

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体または光情報記録媒体,もし
    くは磁気記録媒体と光情報記録媒体の両方を選択的に用
    いて情報の記録再生を行う情報記録再生装置であって,
    上記情報記録媒体における共通のトラッキング情報信号
    もしくはトラッキング情報信号および情報記録領域にお
    けるアドレス信号を,少なくとも片面に光学的に再生可
    能に形成された光学的トラッキングが可能なターンテー
    ブルに上記情報記録媒体を装着し,共通の光学的トラッ
    キング方式によって情報の記録再生が行える手段を備え
    たことを特徴とする情報記録再生装置。
  2. 【請求項2】磁気記録媒体または光情報記録媒体,もし
    くは磁気記録媒体と光情報記録媒体の両方を選択的に用
    いて情報の記録再生を行う情報記録再生装置であって,
    上記情報記録媒体における共通のトラッキング情報信号
    もしくはトラッキング情報信号および情報記録領域アド
    レス信号を,少なくとも片面もしくは両面に光学的に再
    生可能に形成された光学的トラッキングが可能なターン
    テーブルと,該光学的ターンテーブルとは別体で,同一
    の回転軸上に設けられた情報記録媒体載置用のターンテ
    ーブルに上記情報記録媒体を装着し,共通の光学的トラ
    ッキング方式によって情報の記録再生が行える手段を備
    えたことを特徴とする情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において,光学的
    トラッキングが可能なターンテーブルを少なくとも1個
    備え,上記光学的ターンテーブルは,片面もしくは両面
    に,少なくとも放射線を反射させるトラッキング信号パ
    ターン付反射膜と上記放射線を透過させる透明基板とか
    らなり,トラッキング信号面のそれぞれには,少なくと
    も1個の光学的トラッキング用ヘッドを備えたことを特
    徴とする情報記録再生装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において,情報記
    録媒体載置用のターンテーブルを少なくとも1個備え,
    情報記録媒体いの情報信号面のそれぞれには,少なくと
    も1個の情報記録再生用ヘッドを備えたことを特徴とす
    る情報記録再生装置。
  5. 【請求項5】請求項1ないし請求項4のいずれか1項に
    おいて,光学的トラッキングが可能なターンテーブル
    は,情報記録再生装置から自在に取外しおよび取付け可
    能な構造とすることを特徴とする情報記録再生装置。
  6. 【請求項6】請求項1ないし請求項5のいずれか1項記
    載の情報記録再生装置に用いる情報記録媒体は,トラッ
    キングによって情報を記録再生する方式の磁気記録媒
    体,光磁気記録媒体または光情報記録媒体であって,プ
    リグルーブ,プリピットまたはアドレス記録信号等のプ
    リフォーマットパターンを形成していないものであるこ
    とを特徴とする情報記録媒体。
  7. 【請求項7】請求項6記載の情報記録媒体が,レーザデ
    ィスク,書き込み可能なコンパクトディスク,追記型光
    ディスク,相変化型光ディスク,光磁気ディスク,ハー
    ド磁気ディスク,ディスクカートリッジケース内に収納
    されたフロッピーディスクであることを特徴とする情報
    記録媒体。
  8. 【請求項8】請求項6および請求項7における情報記録
    媒体のターンテーブルに載置される基準位置が,常に該
    ターンテーブルの一定の基準位置に精密に固定されるよ
    に係合される係合手段が形成されていることを特徴とす
    る情報記録媒体。
  9. 【請求項9】請求項1ないし請求項5のいずれか1項記
    載の情報記録再生装置は,該情報記録再生装置に用いる
    情報記録媒体の基準位置を,ターンテーブル面の常に所
    定の基準位置に係合固定するような係合手段が形成され
    ていることを特徴とする情報記録再生装置。
  10. 【請求項10】請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    記載の情報記録再生装置における光学的トラッキングが
    可能なターンテーブルの外形の大きさは,該ターンテー
    ブルに載置されて用いられる情報記録媒体の外形の大き
    さよりも常に大きくなるように構成されていることを特
    徴とする情報記録再生装置。
  11. 【請求項11】請求項1ないし請求項5のいずれか1項
    記載の情報記録再生装置における光学的トラッキングが
    可能なターンテーブルのトラッキングピッチを基準にし
    て,該情報記録再生装置に用いられる情報記録媒体の情
    報記録再生のトラッキングに必要なトラッキングピッチ
    に変換する制御回路が設けてあることを特徴とする情報
    記録再生装置。
  12. 【請求項12】請求項11における情報記録媒体用ヘッド
    が情報記録再生動作に必要なトラッキングピッチに変換
    する制御回路に対する変換制御信号が,情報記録媒体に
    おける基準位置に記録されていることを特徴とする情報
    記録媒体システム。
JP9723691A 1991-04-26 1991-04-26 光学的トラッキング機能を備えた情報記録再生装置およびそれに用いる情報記録媒体 Withdrawn JPH0831125A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103226955A (zh) * 2012-01-30 2013-07-31 株式会社东芝 电子装置、记录介质以及记录和再现方法
CN107228814A (zh) * 2017-07-18 2017-10-03 苏州奥特福环境科技有限公司 一种可精确调节光路的粉尘仪及其调节方法

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