JPH08309835A - 多層ブローボトル - Google Patents

多層ブローボトル

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JPH08309835A
JPH08309835A JP12387695A JP12387695A JPH08309835A JP H08309835 A JPH08309835 A JP H08309835A JP 12387695 A JP12387695 A JP 12387695A JP 12387695 A JP12387695 A JP 12387695A JP H08309835 A JPH08309835 A JP H08309835A
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JP
Japan
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layer
bottle
resin
blow bottle
inorganic
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JP12387695A
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English (en)
Inventor
Takekuni Seki
関  武邦
Hiroshi Kawasaki
浩志 河崎
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線遮蔽効果の耐久性が優れ,充填した内
容物を肉眼で目視でき,コストが安く,紫外線吸収剤に
よる汚染がないブローボトルを提供すること。 【構成】 2層以上からなる多層ブローボトルにおい
て,少なくとも1層に無機系紫外線吸収剤を0.1wt
%〜5wt%配合した樹脂層を設けた多層ブローボト
ル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,化粧品,トイレタリー
製品,食品,医薬品を収容するブローボトルに係わり,
内容物が見え,安全で,紫外線遮断性を持った多層ブロ
ーボトルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より,容器に充填した化粧品,トイ
レタリー製品,食品,医薬品などは内容物が紫外線によ
って退色や変質したり,劣化するものがあることは良く
知られている。特に,プラスチック容器は,充填した内
容物が見える透明性において優れるが,遮光性が殆どな
い。このため,プラスチック容器に充填した内容物が,
製品の流通過程で,光線,酸素,特に紫外線の影響で劣
化を起こし,味の低下,変色や退色,薬効の低下など製
品の品質が低下することがある。これらの内容物の変色
・退色,劣化など品質の低下を防止することが包装上重
要である。このような品質が低下しやすい内容物を保護
するため,アルミニウムなどの金属箔,金属蒸着,不透
明な顔料などを配合した樹脂を用いた容器などにより,
可視光線や紫外線を遮蔽した不透明で酸素遮蔽効果のあ
る容器が従来から使用されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,このよ
うなボトルは紫外線遮蔽ができるが,可視光線領域の光
線まで遮蔽してしまうため,外部から内容物を見ること
ができず,内容物の確認,商品の外観品質などに難点が
ある。そこで,中味の見える透明容器を用いる必要があ
る場合,樹脂に紫外線吸収剤を配合している。この紫外
線吸収剤としては,有機系化合物が一般に知られてい
る。これらの有機系紫外線吸収剤は,紫外線遮蔽効果を
有するが,吸収剤自身の変質による紫外線遮蔽効果が次
第に低下する場合がある。また,充填した内容物の退
色,変質,劣化に対する安定性や効果にも問題がある。
更に,一般に紫外線吸収剤は樹脂内に混合されるが,樹
脂の表面にブリードアウトしたり,成型時の高熱により
分解あるいは昇華揮散し,金型や成形機の樹脂の吐出口
に付着する懸念もある。このような紫外線吸収剤の溶
出,また,成型金型や成型機への付着により,ブローボ
トル表面に悪影響が生ずることは防止するのが望まし
い。
【0004】一方,樹脂に酸化亜鉛などの無機系紫外線
吸収剤を配合した樹脂組成物も知られている。この無機
系紫外線吸収剤,特に,超微粒子の無機系紫外線吸収剤
は,透明性が優れており,紫外線遮蔽効果や耐久性を有
するが,これを配合した樹脂組成はくもりを生じ,厚い
樹脂層の場合,透明度や外観が劣る問題が有る。このた
め,樹脂層の厚い単層のブローボトルの場合,ブローボ
トルの口部,肩部,胴部,底部の厚さに大きな差がある
ため,肉厚の厚い口部や肩部と比較的肉厚の薄い胴部の
透明性や外観に大きな差が出来,ブローボトルの外観品
質がかなり低下する。更に,樹脂に無機系紫外線吸収剤
を配合した場合,樹脂の表面が荒れ,光沢が少なくな
り,成型した容器の外観が劣り,化粧品,トイレタリー
製品,食品などの多層ブローボトルには実用化出来ない
欠点がある。また,無機系紫外線吸収剤は,有機系に較
べ高価なため,ブローボトルが割高になる欠点がある。
【0005】本発明は,上述のような課題に着目してな
されたものであり,紫外線吸収剤のブリードアウトや成
型時の高熱によるブローボトルの表面や内容物の汚染が
なく,紫外線遮蔽効果の耐久性が優れると共に,充填し
た内容物を肉眼で見ることができ,コストが安く,安全
性に優れたブローボトルを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に,本発明の多層ブローボトルは,延伸時に透明である
2層以上の層構成からなり,少なくともそのうちの1層
に無機系紫外線吸収剤が配合されていることを主たる特
徴とする。この多層ブローボトルは,多層ブローボト
ル,多層延伸ブローボトル,多層インジェクションブロ
ーボトルなど一般に知られる二軸延伸,またはダイレク
トブロー成形,更には,インジェクションブロー成形し
たブローボトルあるいは,その他の容器でも良い。
【0007】<無機系紫外線吸収剤>本発明に用いる無
機系紫外線吸収剤は,超微粒子の酸化亜鉛,酸化チタ
ン,酸化鉄,及びセリウム含有ジルコニア粒子,及び透
明性を向上するためこれらの粒径を変えたもの,無機質
紫外線吸収剤の樹脂への影響を少なくするため,また機
能向上のため他の無機質で処理したものなどがあるが,
本発明を阻害しない範囲であれば,一般に知られる他の
無機系紫外線吸収剤の何れでも良い。酸化亜鉛として
は,六晶系の粒径0.005μm〜0.05μmの超微
粒子酸化亜鉛を用いる。酸化チタンは,粒径0.01〜
0.05μmの超微粒子の酸化チタンが透明性が優れる
ので好ましい。また,酸化鉄は,粒径0.1μm以下の
ものが少し着色するが透明性が優れるので好ましい。こ
の他,これらの無機系紫外線吸収剤を配合した樹脂を少
なくとも一層に用いた多層ブロー成形であって,充填し
た内容物が外から見えるものであれば,何れの無機系紫
外線吸収剤でも良い。無機系紫外線吸収剤の配合量は,
容器の紫外線吸収剤を配合する樹脂層の厚さと必要な紫
外線遮蔽効果から算出されるが,通常は,紫外線遮蔽効
果と商品価値のある多層ブローボトルの外観から0.1
wt%〜5wt%の配合が好ましい。5wt%以上の配
合は,多層ブローボトルの外観が悪く実用性がない。ま
た,すりガラス状,又は陶磁器状,又はパール光沢状の
半透明の多層ブローボトルに応用すれば,無機系紫外線
吸収剤の配合によるくもりが,多層ブローボトルの外観
から分かりにくいため,10wt%の配合まで実用性が
ある。また,単層のブローボトルでは無機系紫外線吸収
剤を多く配合した成形が困難な樹脂であっても,多層ブ
ロー成形により成形性が向上するため,0.1wt%〜
10wt%配合出来る。無機系紫外線吸収剤の配合は
0.1以下では紫外線遮蔽効果が劣り実用性がない。ま
た,10wt%以上では多層ブローボトルの外観が劣
り,また,成形性も悪くなる。多層ブローボトルの少な
くとも1層に無機系紫外線吸収剤を配合した樹脂を用い
るため,単層のブローボトルの如く全体に無機系紫外線
吸収剤配合樹脂を用いる場合より,紫外線吸収剤の使用
量が少なくて済む。また,紫外線吸収剤配合樹脂層の厚
さを薄くコントロール出来るため,コストも安くなり,
透明性も向上する。
【0008】<多層ブローボトルの構成樹脂>本発明に
用いる樹脂は,ポリエチレンテレフタレート(以下,P
ETと略記),また,ポリプロピレン(以下,PPと略
記),低密度ポリエチレン(LDPE),高密度ポリエ
チレン(以下,HDPEと略記),ポリメチルペンテ
ン,これらポリオレフインの共重合物,環状重合物,メ
タロセンなど触媒を用いて重合した重合物などのポリオ
レフイン系樹脂,ポリスチレン,AS樹脂やABS樹脂
などポリスチレン系樹脂,ポリカーボネイト,アイオノ
マー樹脂などなど透明な樹脂の使用が好ましいが,多層
ブローボトルを多層ブローボトルに成形した場合,可視
光線や紫外線を透過する樹脂で有れば良い。なお,多層
ブローボトルの樹脂構成は,上記の樹脂のうち同種の系
あるいは異種の系の樹脂を組み合わせ,異種の樹脂を接
着するための接着樹脂層からなる多層の樹脂など,使用
目的や生産性に合わせて設計される。また,多層ブロー
ボトルには,ブローボトル以外の容器も有り得る
【0009】<樹脂表面の透明樹脂>無機系紫外線吸収
剤を樹脂に配合したため,粒状の樹脂の影響で表面が荒
れやすい。このような場合,多層ブローボトルの表面の
光沢を向上するため,透明樹脂を表面層に用いる。透明
樹脂はPP,低密度ポリエチレン,中密度ポリエチレ
ン,HDPE,ポメチルペンテン,これらポリオレフイ
ンの共重合物,環状重合物,触媒により物性を向上した
重合物などのポリオレフイン系樹脂などの透明なポリオ
レフイン系樹脂,アイオノマー樹脂,ポリビニルアルコ
ール(EVOH),PET,ポリカーボネイト等などの
透明で光沢のある樹脂で本発明の範囲を満たすものであ
れば何れでも良い。
【0010】<樹脂への配合剤>樹脂には,本発明を阻
害しない範囲で酸化防止剤,色剤,スリップ剤,帯電防
止剤,無機充填剤等各種の添加剤を配合しても良い。
【0011】<すりガラス状,陶磁器状,パール光沢状
の外表面層>多層ブローボトルのすりガラス状の外表面
は,金型の表面を荒らしたもの,また,結晶性樹脂の結
晶の粒径をコントロールしたもの,その他着色剤などに
よりすりガラス状にする無機系充填剤や,成形温度より
溶融する有機系充填剤の配合によるもの等により形成さ
れる。外観がすりガラス状の多層ブローボトルは,無機
系紫外線吸収剤を0.1wt%〜10wt%配合した樹
脂層を少なくとも1層有し,外表面層がすりガラス状を
呈し,波長550nm前後の可視光の透過率が5%以上
の多層ブローボトルであれば何れでも良い。陶磁器状の
多層ブローボトルは,陶磁器状に着色した樹脂を少なく
とも1層に用いた多層ブローボトルである。パール光沢
状の多層ブローボトルは,パール光沢状に着色した樹脂
を少なくとも1層に用いた多層ブローボトルである。こ
れらの陶磁器状,又はパール光沢状の外観を有する多層
ブローボトルは,無機系紫外線吸収剤を0.1wt%〜
10wt%配合した樹脂層を少なくとも1層に用い,充
填内容物が見える波長550nm前後の可視光の透過率
が5%以上であれば何れでも良い。なお,無機系紫外線
吸収剤を0.1wt%〜10wt%配合し,くもりを目
立たなくした色調の外観を有し,550nm前後の波長
領域の可視光の透過率が5%以上の多層ブローボトルで
も良い。
【0012】本発明に於ける多層ブローボトルは,無着
色多層ブローボトルは勿論,着色した多層ブローボトル
など自然光や電灯など人工光で多層ブローボトルに充填
した内容物が見える透明,半透明のものであれば何れで
も良い。
【0013】<透過率>本発明における可視光線の透過
率とは,JIS K 6714による如く,試料の多層
ブローボトルの中央の胴部から,幅13mm及び長さ4
0nmに切り取り測定する。厚さは,原板の厚さとす
る。試料を片をホールダーに置き,各波長の光線を透過
させ,磁気分光光度計により,550nmの可視光線の
透過率を読み取る。
【0014】
【作 用】有機系紫外線吸収剤は,安全性の見地から,
化粧品,トイレタリー製品,医薬品,食品など充填する
内容物と直接触れる容器に配合して使用出来ない場合が
ある。無機系紫外線吸収剤,例えば,酸化亜鉛は外用散
剤,軟膏剤として用いられている。また,周知の如く酸
化チタンも安全であり,化粧品,化粧品容器,食品容器
などに広く用いられる。無機系紫外線吸収剤はこのよう
に安全であり,これらを配合した樹脂を用いるので安全
であり,成形時の金型や装置及び多層ブローボトルを汚
染することがない。
【0015】<保存性,透明とコスト>ベンゾフェノン
系,パラアミノ安息香酸系,メトキシ桂皮酸系,サルチ
ル酸系など一般に知られる有機系紫外線吸収剤は,耐久
性に問題があり,長時間使用していると機能が劣ってく
る。特に,薄い樹脂層に使用した場合この傾向が強い。
また,有機系紫外線吸収剤は,樹脂への溶解度が余り高
くないため,ブリードアウトし易く,配合量を大きく出
来ず,紫外線をカットするためには厚い樹脂層を必要と
する。しかし,無機系紫外線吸収剤を配合した樹脂層は
このような事がないため,薄く出来る。また,有機系紫
外線吸収剤は,熱的に不安定であり,樹脂の着色や成形
加工工程の高温で分解したり変質したり,また,昇華
し,金型や成形機に付着して,成形した多層ブローボト
ルが有機系紫外線吸収剤により汚染され,多層ブローボ
トルに充填した内容物が紫外線吸収剤で汚染されること
があるが,無機系紫外線吸収剤には耐久性がある。更
に,多層ブローボトルの一層に紫外線吸収剤を配合した
樹脂層を,紫外線遮蔽効果のある必要な厚さに薄く成形
出来る。この薄い層に使える分,透明性が向上し,ま
た,紫外線吸収剤の使用量も少なくなり,安価になる。
必要により,酸素遮断性樹脂を多層ブローボトルの一層
に使用することにより酸素遮断性を持たせることも出来
る。このため,容器に充填した内容物の紫外線や酸素に
よる味の低下,変退色など品質の低下を防ぎ,保存性を
高めることが出来る。また,透明,または半透明なた
め,充填した内容物が外から確認できるために効果的に
商品のPRが出来,商品の信頼度を高めることが出来
る。また,使用時には内容物の使用量を確認できるため
便利である。
【0016】<外観向上>単層のブローボトルの場合,
無機系紫外線吸収剤を樹脂に配合すると,単層の樹脂の
肉厚が厚いため,ブローボトルがくもり,透明性にアン
バランスな差が出来て外観が損なわれ,化粧品,トイレ
タリー製品,食品医薬品などの容器には実用性がない。
しかし,多層ブローボトルの場合,多層樹脂層の少なく
とも一つに紫外線吸収剤を配合するため,紫外線吸収剤
を配合した樹脂層の厚さが薄くなる。また,必要によ
り,厚さを必要な厚さにコントロールすることが出来
る。しかも,無機系紫外線吸収剤は,有機系紫外線吸収
剤と違って,耐久性や紫外線遮蔽効果が優れるため,紫
外線吸収剤配合樹脂層を薄く出来る。この分,樹脂容器
あたりの紫外線吸収剤の使用量が少ないので,コストも
安く,透明性も向上し,外観が向上する。
【0017】<光沢向上>無機系紫外線吸収剤を樹脂に
配合すると,樹脂表面が荒れて光沢がなくなるため,容
器表面につやが得られなかったが,化粧品やトイレタリ
ー製品など優れた光沢を必要とする容器の場合,無機系
紫外線吸収剤配合樹脂を中間層や内層に使用し,最外層
に光沢のある樹脂層を用いることにより,光沢やつやの
ある優れた外観が得られる。
【0018】<容器の強度の維持>無機系紫外線吸収剤
を樹脂に配合した場合,特に,超微粒子の酸化チタンの
紫外線吸収剤を樹脂に配合した場合など,樹脂の種類に
よっては,樹脂を劣化させることがある。このため,紫
外線吸収剤配合樹脂を単層としてブローボトルを成形し
た場合,容器の強度が経時劣化することがある。多層ブ
ローボトルの場合,樹脂層の一層に無機系紫外線吸収剤
配合樹脂を使用し,他の層に経時劣化しない樹脂や接着
層を選定し使用出来る。また,劣化の傾向のある樹脂を
使用しても多層ボトルの一つの層に使用できるため,例
え,一部の樹脂層が劣化しても,無機系紫外線吸収剤を
配合してない他の層の強度によって容器の強度を保持出
来る。
【0019】
【実施例】以下,本発明の実施例の多層ブローボトルを
更に具体的に説明する。なお,この実施例の多層ブロー
ボトルは本発明の多層ブローボトルの1例であり,この
実施例に限定されるものではない。 <酸化亜鉛配合の多層ブローボトルと単層ブローボトル
の比較>図1はこの多層ブローボトルの断面形状を示
す。このブローボトル1は内層2と中間層3と外層4と
を有している。酸化亜鉛配合の多層ブローボトルは,六
晶系の粒径0.005μm〜0.02μmの超微粒子酸
化亜鉛を,IV値が0.75の二軸延伸ブロー成型用の
PET,及び,メルトインデックス(以下,MIと略
記)が0.4のHDPEにそれぞれ配合したものであ
る。これらの紫外線吸収剤配合の樹脂は図1の中間層3
に用いた。PETは二軸延伸ブロー成形,また,HDP
Eはダイレクトブロー成形を行った(実施例1〜8)。
また,比較例として,紫外線吸収剤配合無しの「PET
ボトル(比較例1),及びHDPEボトル(比較例
6)」,有機系紫外線吸収剤(チヌビン;チバガイギー
社製)を通常使用量の0.1wt%配合した樹脂を中間
層とした3層構成のボトル「PETボトル(比較例
2),HDPEボトル(比較例7)」を試作した。更
に,六晶系の粒径0.005μm〜0.02μmの超微
粒子酸化亜鉛を配合した樹脂で単層のブローボトルを成
型した(比較例3,4,5,8,9)。 以下の表は成型したボトルの一覧である。
【表1】
【0020】<試作ボトルの外観比較>比較例3,4,
5,8,9のように,超微粒子酸化亜鉛を配合した樹脂
を用いた単層のブローボトルでは,ボトル口部(厚さ;
3.3mm)と胴部(厚さ;1.3mm)において,部
分的な大きな肉厚の差が存在するため,透明度にかなり
差を生じ,ボトルの外観が劣り,製品のボトルとして実
用性がない。しかし,実施例1〜8のように,中間層に
超微粒子の酸化亜鉛を配合した多層ブローボトルは,紫
外線吸収剤を配合した樹脂層が薄い(厚さ;0.13m
m)ため,透明性が向上し,ボトルの部分毎の外観の差
がなくなり,外観が向上し実用化出来る。
【0021】<PET試作ボトルの外観>超微粒子酸化
亜鉛を配合した単層の二軸延伸ブロー成形のポリエチレ
ンテレフタレートボトル(いわゆるPETボトル)(比
較例3〜5)は,肉厚の厚いボトル口部や肩部と肉厚の
薄い胴部の透明性にかなり差があるため,外観も悪く,
化粧品,トイレタリー製品,食品,医薬品などの容器に
は実用性がない。同じ量の紫外線吸収剤配合樹脂を中間
層(厚さ0.13mm)に用いた3層の二軸延伸ブロー
成形のPETボトル(実施例1〜3)は,超微粒子酸化
亜鉛の無機系紫外線吸収剤を配合した中間層が薄いた
め,ボトルの部分毎の透明性に殆ど差が無く,外観も良
好で実用化出来るものである。
【0022】<HDPEボトルの外観>無機系紫外線吸
収剤無配合の単層のブローボトルの高密度ポリエチレン
ボトル(HDPEボトル)(比較例6)は,HDPE自
体の特有の外観で,やや半透明であるが,超微粒子酸化
亜鉛を0.3wt%(比較例8),及び0.6wt%配
合した場合(比較例9),肉厚の厚いボトル口部(厚
さ;3.3mm)や肩部と肉厚の薄い胴部(厚さ;1.
3mm)の透明性にかなり差があり,アンバランスで外
観が悪く,実用性が無い。しかし,超微粒子酸化亜鉛を
0.3wt%(実施例7)及び0.6wt%(実施例
8)配合した樹脂を中間層に用いた3層のHDPEのダ
イレクトブローボトルは,吸収剤を配合した樹脂層が薄
い(厚さ;0.13mm)ため,ボトルの部分的な厚さ
の差が少なく,外観も良いため,化粧品,トイレタリー
製品,食品,医薬品容器に実用化出来る。また,充填し
た内容物が見える。
【0023】<紫外線遮蔽効果の確認試験>無機系紫外
線吸収剤配合の多層のブローボトルの紫外線遮蔽効果を
確認するため,次の実験をした。即ち,超微粒子酸化亜
鉛を配合した樹脂を中間層に用いた3層のPET,及び
HDPEの実施例1〜8のボトルと,紫外線吸収剤無配
合の延伸ブローPETボトル(比較例1)及びHDPE
ダイレクトブローボトル(比較例6)に,イオン交換水
85wt%とエチルアルコール15%の混合液をブリリ
アントブルーで着色した溶液をボトルに充填した。次
に,これらのボトルを耐光試験器に設置し,カーボンア
ーク灯を20時間照射した。表2に結果を示す。
【表2】
【0024】<結 果>照射後の内容液の変色の程度を
目測で測定した。紫外線吸収剤無配合の比較例1,及
び,比較例6のボトルの内容液は,内容物の色差を測定
するまでもなく変色が著しかった。酸化亜鉛配合の実施
例2〜8のボトルの内容液は,変色が酸化亜鉛の配合が
少ないほど変色が大きくなるが,無配合のボトルよりは
変色が著しく少なく,実用上許容できる。併し,超微粒
子の酸化亜鉛を0.05wt%配合の実施例1のボトル
の内容液は変色が著しく,実用上許容外であった。
【0025】<有機系と無機系紫外線吸収剤の比較>有
機系と無機系紫外線吸収剤の耐久性を比較するため,P
ET及びHDPEの3層ブローボトルの中間層に,胴部
の厚さ0.13mmの有機系紫外線吸収剤チヌビン(チ
バガイギー社製)を通常配合量の0.1wt%配合した
樹脂層を用いた3層のボトル(比較例2,7)と,超微
粒子酸化亜鉛を中間層のPETに0.1,0.3,1.
2,2.5,wt%配合した3層の二軸延伸ブロー成形
PETボトル(実施例2,3,4,5,6)と,及び超
微粒子の酸化亜鉛を0.3wt%,及び0.6wt%配
合したMIが0.4のHDPEのダイレクトブローボト
ル(実施例7,8)とに,前記の紫外線遮蔽効果の確認
試験と同じ内容液を充填し,それぞれを耐光試験器に設
置し,カーボンアーク灯を吸収剤の耐久性を比較するた
め長時間(40時間照射)した。
【0026】<結 果>表2に示されるように,有機系
紫外線吸収剤のチヌビンを配合したボトル(比較例2,
7)の内容液の退色は著しく,殆ど無色に退色した。無
機系紫外線吸収剤を配合したボトル(実施例2〜8)の
内容液の僅かに退色,変色僅か,または変色なしで,合
格範囲であった。即ち,多層のブローボトルに有機系紫
外線吸収剤と無機系紫外線吸収剤を配合したブローボト
ルを比較すると,無機系紫外線吸収剤の耐久性が著しく
優れていることを確認した。
【0027】<半透明のすりガラス状,又は陶磁器状の
ボトル>半透明のすりガラス状や陶磁器状の多層ブロー
ボトルに,無機系紫外線吸収剤を配合した樹脂層を用い
た多層のブローボトルについて検討するため,多層ブロ
ーボトルを表3,及び表4の如く試作した。
【表3】
【0028】<すりガラス状のボトルの試作(実施例9
〜13)>すりガラス状の多層ブローボトルを成形する
ために,図1と同じ寸法の金型の表面をブロー成形した
ボトルがすりガラス状になるように荒し,表3のボトル
の構成ですりガラス状の多層ブローボトルを試作した。 なお,比較のため,紫外線吸収剤無配合のPPボトル
(比較例10)を表3の如く試作した。
【0029】<陶磁器状ボトルの試作(実施例14〜1
9)>外層に陶磁器状に着色したPETを用いた3層ブ
ローボトルの中間層に,無機系紫外線吸収剤を配合した
樹脂を用いたボトルについて検討するため,実施例1〜
8と同様に,図1の3層ブローボトルの金型を用い,次
の如くボトルを試作した。
【表4】 中間層及び内層に,無機系紫外線吸収剤を表4に記した
如く配合した。尚,比較のため,紫外線吸収剤無配合の
陶磁器状のボトル(比較例11)を表4の如く試作し
た。
【0030】<試作結果・ボトル外観>表5に実施例9
〜13及び比較例10に示し,表6の実施例14〜1
9,比較例11に記すように,良好な外観のボトルを得
た。特に,すりガラス状のボトルの実施例13,及び,
陶磁器状のボトルの実施例19は,超微粒子酸化亜鉛の
配合量が10wt%と多いにもかかわらず,多層ブロー
成形のため,成形も可能であり,紫外線吸収剤配合によ
る樹脂の曇りも目立たず,紫外線吸収剤を配合してない
比較例10,11のボトルに比べ,外観は殆ど差がなく
良好で,実用可能である。
【表5】
【表6】
【0031】<耐光試験結果>試作ボトルの紫外線遮蔽
効果を確認するため,イオン交換水85wt%,エチル
アルコール15wt%の混合液をブリリアントブルーで
着色し,ボトルに充填した。ボトルを耐光試験器にセッ
トし,カーボンアーク灯を20時間照射した。この結果
は,表5及び表6に記した如く,比較例10,11の紫
外線吸収剤無配合の樹脂を用いたボトルは,内容液は殆
ど退色したが,無機系の紫外線吸収剤を配合した3層の
ブローボトル(実施例9〜19)の内容液は,変色が殆
ど無く合格範囲であった。
【0032】<可視光線の測定>実施例9〜19のボト
ルにつき波長550nmの可視光線を照射して測定した
結果は,表5,表6の通りである。超微粒子の酸化チタ
ン,超微粒子の酸化亜鉛配合の容器は,波長550nm
の可視光線が5%以上のボトルであれば,容器外から内
容物が見え,使用量も確認できる。
【0033】
【発明の効果】本発明の多層ブローボトルは,充填した
内容物がボトルの外から見えるにもかかわらず,紫外線
遮蔽効果を有するため,紫外線による内容物の変色,味
の低下など品質の低下を防ぎ,保存性を高めることが出
来る。また,内容物が見えるため,使用時には内容物の
使用量を確かめることが出来,便利である。また,多層
ブローボトルの少なくとも1層を無機系紫外線吸収剤の
配合樹脂とするとき,紫外線遮蔽効果と外観などを考慮
した薄い厚さに選択できるため,高価な無機系紫外線吸
収剤の使用量が少なくて済み,この分,コストが安くな
る。また,薄い層で使用することが出来るため,単層の
ボトルに比べ,ボトルの透明性や外観が著しく向上す
る。また,無機系紫外線吸収剤は安全である。更に,無
機系紫外線吸収剤を多く配合した場合,成形性が悪く,
単層のボトルでは成形出来ないことがあるが,多層ブロ
ーボトルの場合,無機系紫外線吸収剤を多く配合した成
形性の悪い樹脂を多層ブローボトルの薄い層に使用でき
るため,成形性の良い他の層の樹脂効果で,容易に成形
が出来る。無機系紫外線吸収剤を配合した場合,樹脂に
融けない無機質紫外線吸収剤の影響で樹脂の表面が荒
れ,成形したボトルの表面が損なわれるが,多層ブロー
ボトルの表面層に透明樹脂を使用することにより,光沢
のある優れた外観のブローボトルを得られる。また,樹
脂の強度が低下することがあっても,他の層に強度の強
い樹脂を用いることにより必要な強度を保持出来る。無
機系紫外線吸収剤の樹脂への配合量や種類によって樹脂
の透明性が低下しても,すりガラス状,陶磁器状,及び
パール状の比較的透明性の低いボトルの少なくとも1層
に無機系紫外線吸収剤を用いることにより,ボトルの外
観が損なわれず,紫外線吸収効果のより優れた多層ブロ
ーボトルを得ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の多層ブローボトルの図
【符号の説明】
1…ブローボトル 2…内層 3…中間層 4…
外層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29L 22:00

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2層以上からなる多層ブローボトルにおい
    て,少なくとも1層に無機系紫外線吸収剤を0.1wt
    %〜5wt%配合した樹脂層を設けた多層ブローボト
    ル。
  2. 【請求項2】前記無機系紫外線吸収剤は,六晶系の粒径
    0.005μm〜0.05μmの超微粒子の酸化亜鉛,
    または粒径0.01〜0.05μmの超微粒子の酸化チ
    タン,または粒径0.1μm以下の酸化鉄のうちの,い
    ずれかの単体またはこれらの混合物である請求項1記載
    の多層ブローボトル。
  3. 【請求項3】外層に透明な樹脂層を有する請求項1〜2
    記載の多層ブローボトル。
  4. 【請求項4】無機系紫外線吸収剤を0.1wt%〜10
    wt%配合した層を少なくとも1層有し,波長550n
    m領域の可視光線の透過率が5%以上のすりガラス状,
    又は陶磁器状,又はパール光沢状のいずれかの光沢を有
    する多層ブローボトル。
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