JPH08309618A - 鋸 盤 - Google Patents
鋸 盤Info
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- JPH08309618A JPH08309618A JP11300695A JP11300695A JPH08309618A JP H08309618 A JPH08309618 A JP H08309618A JP 11300695 A JP11300695 A JP 11300695A JP 11300695 A JP11300695 A JP 11300695A JP H08309618 A JPH08309618 A JP H08309618A
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- cover
- support member
- shaft
- rotary
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワーク固定部１３に対し上方に離れた待機位
置からの下降運動によりワークＷを切断する回転鋸刃５
を備えた鋸盤において、待機中及び下降中の回転鋸刃５
による危険性をなくすこと。 【構成】 鋸刃保護カバー１８は、前記待機位置にある
ときの回転鋸刃５の少なくとも下半部の歯縁を覆うもの
で、当該歯縁の周方向２つに分割された一対のカバー部
材１９，２０を有し、各カバー部材は、前記回転鋸刃５
を軸支した昇降可能な鋸刃軸支部材１に、当該回転鋸刃
の軸芯と同心状の支軸２１の周りに開閉回転自在に支承
され、カバー開閉手段２３は、前記鋸刃軸支部材１を支
持する台盤２側と前記各カバー部材１９，２０とを各別
に連結するロッド２５，２６を備え、回転鋸刃５が待機
位置から下降するに従って前記ロッド２５，２６が一対
のカバー部材１９，２０を夫々相対的に引き上げて開動
させる。
置からの下降運動によりワークＷを切断する回転鋸刃５
を備えた鋸盤において、待機中及び下降中の回転鋸刃５
による危険性をなくすこと。 【構成】 鋸刃保護カバー１８は、前記待機位置にある
ときの回転鋸刃５の少なくとも下半部の歯縁を覆うもの
で、当該歯縁の周方向２つに分割された一対のカバー部
材１９，２０を有し、各カバー部材は、前記回転鋸刃５
を軸支した昇降可能な鋸刃軸支部材１に、当該回転鋸刃
の軸芯と同心状の支軸２１の周りに開閉回転自在に支承
され、カバー開閉手段２３は、前記鋸刃軸支部材１を支
持する台盤２側と前記各カバー部材１９，２０とを各別
に連結するロッド２５，２６を備え、回転鋸刃５が待機
位置から下降するに従って前記ロッド２５，２６が一対
のカバー部材１９，２０を夫々相対的に引き上げて開動
させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ワーク固定部に対し上
方に離れた待機位置からの下降運動によりワークを切断
する回転鋸刃を備えた鋸盤に関するものである。
方に離れた待機位置からの下降運動によりワークを切断
する回転鋸刃を備えた鋸盤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術及びその問題点】この種の鋸盤では、回転
鋸刃が待機位置にあるときにワーク固定部に対するワー
クの固定作業及び切断後のワークの取り外し作業が行わ
れるが、回転鋸刃が回転していなくとも、当該回転鋸刃
の下半部の歯縁が露出していると、ワーク脱着作業の際
に作業者の衣服や肌が回転鋸刃の露出歯縁に触れて、衣
服が損傷したり怪我をする恐れがある。また、回転鋸刃
を回転駆動させた状態で当該回転鋸刃をワーク切断のた
めに下降させているとき、他物が不測に回転鋸刃に触れ
て事故を起こす可能性もあった。
鋸刃が待機位置にあるときにワーク固定部に対するワー
クの固定作業及び切断後のワークの取り外し作業が行わ
れるが、回転鋸刃が回転していなくとも、当該回転鋸刃
の下半部の歯縁が露出していると、ワーク脱着作業の際
に作業者の衣服や肌が回転鋸刃の露出歯縁に触れて、衣
服が損傷したり怪我をする恐れがある。また、回転鋸刃
を回転駆動させた状態で当該回転鋸刃をワーク切断のた
めに下降させているとき、他物が不測に回転鋸刃に触れ
て事故を起こす可能性もあった。
【０００３】本発明は、上記のような従来の問題点に鑑
み、待機位置にあるときの回転鋸刃の少なくとも下半部
の歯縁を覆い、当該回転鋸刃が下降するに従って自動的
に開く鋸刃保護カバーを備えた鋸盤を提供せんとするも
のである。
み、待機位置にあるときの回転鋸刃の少なくとも下半部
の歯縁を覆い、当該回転鋸刃が下降するに従って自動的
に開く鋸刃保護カバーを備えた鋸盤を提供せんとするも
のである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の鋸盤は、後述する実施例の参照符号を付して
示すと、ワーク固定部(13)に対し上方に離れた待機位置
からの下降運動によりワーク(W) を切断する回転鋸刃
(5) を備えた鋸盤であって、鋸刃保護カバー(18)と、カ
バー開閉手段(23)とを備え、鋸刃保護カバー(18)は、前
記待機位置にあるときの回転鋸刃(5) の少なくとも下半
部の歯縁を覆うもので、当該歯縁の周方向２つに分割さ
れた一対のカバー部材(19,20) を有し、各カバー部材(1
9,20) は、前記回転鋸刃(5) を軸支した昇降可能な鋸刃
軸支部材(1) に、当該回転鋸刃(5)の軸芯と同心状の支
軸(21)の周りに開閉回転自在に支承され、カバー開閉手
段(23)は、前記鋸刃軸支部材(1) を支持する台盤(2) 側
と前記各カバー部材(19,20)とを各別に連結するロッド
(25,26) を備え、回転鋸刃(5) が待機位置から下降する
に従って前記ロッド(25,26) が一対のカバー部材(19,2
0) を夫々相対的に引き上げて開動させる構成となって
いる。
の本発明の鋸盤は、後述する実施例の参照符号を付して
示すと、ワーク固定部(13)に対し上方に離れた待機位置
からの下降運動によりワーク(W) を切断する回転鋸刃
(5) を備えた鋸盤であって、鋸刃保護カバー(18)と、カ
バー開閉手段(23)とを備え、鋸刃保護カバー(18)は、前
記待機位置にあるときの回転鋸刃(5) の少なくとも下半
部の歯縁を覆うもので、当該歯縁の周方向２つに分割さ
れた一対のカバー部材(19,20) を有し、各カバー部材(1
9,20) は、前記回転鋸刃(5) を軸支した昇降可能な鋸刃
軸支部材(1) に、当該回転鋸刃(5)の軸芯と同心状の支
軸(21)の周りに開閉回転自在に支承され、カバー開閉手
段(23)は、前記鋸刃軸支部材(1) を支持する台盤(2) 側
と前記各カバー部材(19,20)とを各別に連結するロッド
(25,26) を備え、回転鋸刃(5) が待機位置から下降する
に従って前記ロッド(25,26) が一対のカバー部材(19,2
0) を夫々相対的に引き上げて開動させる構成となって
いる。
【０００５】上記本発明を実施するに際して、前記鋸刃
軸支部材(1) の昇降回動中心の周りに回転可能に支持さ
れ且つ固定具(27)により前記台盤(2) 側に固定可能なロ
ッド支持部材(24)を設け、前記各ロッド(25,26) の台盤
(2) 側端部を前記ロッド支持部材(24)に軸支することが
できる。さらに、前記各ロッド(25,26) を長さ調整可能
に構成することができる。
軸支部材(1) の昇降回動中心の周りに回転可能に支持さ
れ且つ固定具(27)により前記台盤(2) 側に固定可能なロ
ッド支持部材(24)を設け、前記各ロッド(25,26) の台盤
(2) 側端部を前記ロッド支持部材(24)に軸支することが
できる。さらに、前記各ロッド(25,26) を長さ調整可能
に構成することができる。
【０００６】
【実施例】以下に本発明の好適実施例を添付図に基づい
て説明すると、図１及び図２において、１は鋸刃軸支部
材であって、その一端が台盤２側の軸受け部材３に水平
支軸４により昇降回動自在に軸支され、他端側には回転
鋸刃５の上半部を覆うカバー状部分６が形成され、さら
に当該カバー状部分６の中心部の左右一側部から水平支
軸４よりも後方に延出するフレーム７と、このフレーム
７の前端部から斜め前方上方に延出する操作レバー８と
を備えている。
て説明すると、図１及び図２において、１は鋸刃軸支部
材であって、その一端が台盤２側の軸受け部材３に水平
支軸４により昇降回動自在に軸支され、他端側には回転
鋸刃５の上半部を覆うカバー状部分６が形成され、さら
に当該カバー状部分６の中心部の左右一側部から水平支
軸４よりも後方に延出するフレーム７と、このフレーム
７の前端部から斜め前方上方に延出する操作レバー８と
を備えている。
【０００７】回転鋸刃５は、前記鋸刃軸支部材１のカバ
ー状部分６内にその上半部が納まる状態で、図２に示す
ように、鋸刃軸支部材１に前記水平支軸４と平行に支承
された回転駆動軸１０の端部に従来周知の方法で着脱自
在に取付けられている。前記回転駆動軸１０は、前記フ
レーム７内に設けられたチェンやベルトなどの伝動手段
を介して、当該フレーム７の後端一側部に取付けられた
モータ１１と連動連結されている。
ー状部分６内にその上半部が納まる状態で、図２に示す
ように、鋸刃軸支部材１に前記水平支軸４と平行に支承
された回転駆動軸１０の端部に従来周知の方法で着脱自
在に取付けられている。前記回転駆動軸１０は、前記フ
レーム７内に設けられたチェンやベルトなどの伝動手段
を介して、当該フレーム７の後端一側部に取付けられた
モータ１１と連動連結されている。
【０００８】なお、前記鋸刃軸支部材１は、水平支軸４
の周りに装着された捩じりコイルスプリングや他の適当
な付勢手段により上昇方向に付勢されており、鋸刃軸支
部材１が上昇待機位置に達したとき、当該鋸刃軸支部材
１の基部に取付けられたストッパーボルト１２が台盤２
側の軸受け部材３に形成された受け部３ａ上に当接し
て、当該待機位置で停止するように構成されている。１
３は台盤２上のワーク固定部であって、ワークＷを受け
止める固定受け盤１４と、この固定受け盤１４との間で
ワークＷを挟持固定するクランプ手段１５とを備えてい
る。このクランプ手段１５は、固定受け盤１４に対し遠
近方向に移動固定自在なシリンダユニット１６と、この
シリンダユニット１６のピストンロッド１６ａの先端に
取付けられたクランプ用アタッチメント１７とから構成
されている。
の周りに装着された捩じりコイルスプリングや他の適当
な付勢手段により上昇方向に付勢されており、鋸刃軸支
部材１が上昇待機位置に達したとき、当該鋸刃軸支部材
１の基部に取付けられたストッパーボルト１２が台盤２
側の軸受け部材３に形成された受け部３ａ上に当接し
て、当該待機位置で停止するように構成されている。１
３は台盤２上のワーク固定部であって、ワークＷを受け
止める固定受け盤１４と、この固定受け盤１４との間で
ワークＷを挟持固定するクランプ手段１５とを備えてい
る。このクランプ手段１５は、固定受け盤１４に対し遠
近方向に移動固定自在なシリンダユニット１６と、この
シリンダユニット１６のピストンロッド１６ａの先端に
取付けられたクランプ用アタッチメント１７とから構成
されている。
【０００９】１８は鋸刃保護カバーであって、図３に示
すように回転鋸刃９がワーク固定部１３に対し上方に離
れた待機位置にあるときに、鋸刃軸支部材１のカバー状
部分６から下側に露出している当該回転鋸刃９の下半部
の歯縁を覆うもので、当該歯縁の周方向２つに分割され
た一対のカバー部材１９，２０を有する。これら各カバ
ー部材１９，２０は、鋸刃軸支部材１のカバー状部分６
に、図２に示すように、回転鋸刃９の軸芯（回転駆動軸
１０）と同心状の筒状支軸２１の周りに開閉回転自在に
支承されている。この筒状支軸２１は、鋸刃軸支部材１
のカバー状部分６に螺嵌固定されており、そして外端に
は、回転鋸刃９を回転駆動軸１０に対し着脱操作すると
きに取り外すことのできるキャップ２２を備えている。
すように回転鋸刃９がワーク固定部１３に対し上方に離
れた待機位置にあるときに、鋸刃軸支部材１のカバー状
部分６から下側に露出している当該回転鋸刃９の下半部
の歯縁を覆うもので、当該歯縁の周方向２つに分割され
た一対のカバー部材１９，２０を有する。これら各カバ
ー部材１９，２０は、鋸刃軸支部材１のカバー状部分６
に、図２に示すように、回転鋸刃９の軸芯（回転駆動軸
１０）と同心状の筒状支軸２１の周りに開閉回転自在に
支承されている。この筒状支軸２１は、鋸刃軸支部材１
のカバー状部分６に螺嵌固定されており、そして外端に
は、回転鋸刃９を回転駆動軸１０に対し着脱操作すると
きに取り外すことのできるキャップ２２を備えている。
【００１０】２３はカバー開閉手段であって、ロッド支
持部材２４と２本のロッド２５，２６とを備えている。
ロッド支持部材２４は、鋸刃軸支部材１を支承する水平
支軸４に前後揺動自在に支承され、台盤２側の軸受け部
材３に着脱自在な固定具（ボルト）２７により固定され
ている。一方のロッド２５は、ロッド支持部材２４の低
位置と当該ロッド支持部材２４に近い側のカバー部材１
９とを、夫々支軸２５ａ，２５ｂを介して連結し、他方
ののロッド２６は、ロッド支持部材２４の高位置と当該
ロッド支持部材２４から遠い側のカバー部材２０とを、
夫々支軸２６ａ，２６ｂを介して連結している。
持部材２４と２本のロッド２５，２６とを備えている。
ロッド支持部材２４は、鋸刃軸支部材１を支承する水平
支軸４に前後揺動自在に支承され、台盤２側の軸受け部
材３に着脱自在な固定具（ボルト）２７により固定され
ている。一方のロッド２５は、ロッド支持部材２４の低
位置と当該ロッド支持部材２４に近い側のカバー部材１
９とを、夫々支軸２５ａ，２５ｂを介して連結し、他方
ののロッド２６は、ロッド支持部材２４の高位置と当該
ロッド支持部材２４から遠い側のカバー部材２０とを、
夫々支軸２６ａ，２６ｂを介して連結している。
【００１１】ロッド２５とカバー部材１９とを連結する
支軸２５ａは、当該カバー部材１９のロッド支持部材２
４から遠い側の側縁部に支承され、ロッド２６とカバー
部材２０とを連結する支軸２６ａは、当該カバー部材２
０のロッド支持部材２４に近い側の側縁部に支承されて
いる。しかして、この支軸２６ａの位置は常に回転鋸刃
軸支部材１のカバー状部分６に覆われており、従って、
当該カバー状部分６には、筒状支軸２１（図２参照）と
同心状の円弧形長孔２８が設けられ、前記支軸２６ａは
この長孔２８を貫通してカバー状部分６の外側に突出し
ている。また、各ロッド２５，２６の両端には螺軸部が
形成され、これら螺軸部が螺嵌結合するねじ穴が各支軸
２５ａ，２５ｂ及び２６ａ，２６ｂに設けられている。
従って、ロッド２５，２６を回転操作して、これらロッ
ド２５，２６の有効長さ（両端の支軸２５ａ，２５ｂ間
及び２６ａ，２６ｂ間の距離）を調整することができ
る。
支軸２５ａは、当該カバー部材１９のロッド支持部材２
４から遠い側の側縁部に支承され、ロッド２６とカバー
部材２０とを連結する支軸２６ａは、当該カバー部材２
０のロッド支持部材２４に近い側の側縁部に支承されて
いる。しかして、この支軸２６ａの位置は常に回転鋸刃
軸支部材１のカバー状部分６に覆われており、従って、
当該カバー状部分６には、筒状支軸２１（図２参照）と
同心状の円弧形長孔２８が設けられ、前記支軸２６ａは
この長孔２８を貫通してカバー状部分６の外側に突出し
ている。また、各ロッド２５，２６の両端には螺軸部が
形成され、これら螺軸部が螺嵌結合するねじ穴が各支軸
２５ａ，２５ｂ及び２６ａ，２６ｂに設けられている。
従って、ロッド２５，２６を回転操作して、これらロッ
ド２５，２６の有効長さ（両端の支軸２５ａ，２５ｂ間
及び２６ａ，２６ｂ間の距離）を調整することができ
る。
【００１２】上記鋸盤は、図１に示すようにワーク固定
部１３の固定受け盤１４とクランプ手段１５のアタッチ
メント１７との間で台盤２上にワークＷを固定し、モー
タ１１により回転鋸刃５を所定の方向に回転駆動させた
状態で、操作レバー８により鋸刃支軸部材１を支軸４の
周りに下降させることにより、回転鋸刃５の歯縁でワー
クＷを切断するものである。勿論、台盤２には、回転鋸
刃５の下半部が遊嵌するスリットが設けられている。
部１３の固定受け盤１４とクランプ手段１５のアタッチ
メント１７との間で台盤２上にワークＷを固定し、モー
タ１１により回転鋸刃５を所定の方向に回転駆動させた
状態で、操作レバー８により鋸刃支軸部材１を支軸４の
周りに下降させることにより、回転鋸刃５の歯縁でワー
クＷを切断するものである。勿論、台盤２には、回転鋸
刃５の下半部が遊嵌するスリットが設けられている。
【００１３】しかして、回転鋸刃５が図３に示すように
ワーク固定部１３から上方に離れた待機位置にあるとき
は、鋸刃保護カバー１８の一対のカバー部材１９，２０
が、鋸刃軸支部材１のカバー状部分６から露出している
回転鋸刃５の下半部の歯縁を覆っているが、図１に示す
ように操作レバー８により鋸刃軸支部材１を支軸４の周
りに下方へ回動させて回転鋸刃５を下降させると、鋸刃
保護カバー１８の各カバー部材１９，２０が鋸刃軸支部
材１と一体に下降するのをロッド２５，２６により阻止
されているので、回転鋸刃５の下降に従って各カバー部
材１９，２０がロッド２５，２６によって相対的に引き
上げられることになる。従って、図１に示すように、鋸
刃軸支部材１（回転鋸刃５）の下降に従ってカバー部材
１９，２０が前後に開動し、鋸刃軸支部材１（回転鋸刃
５）が図４に示すように下降限位置に達したときは、カ
バー部材１９，２０は前後に完全に開いて、鋸刃軸支部
材１のカバー状部分６内に収納されることになる。
ワーク固定部１３から上方に離れた待機位置にあるとき
は、鋸刃保護カバー１８の一対のカバー部材１９，２０
が、鋸刃軸支部材１のカバー状部分６から露出している
回転鋸刃５の下半部の歯縁を覆っているが、図１に示す
ように操作レバー８により鋸刃軸支部材１を支軸４の周
りに下方へ回動させて回転鋸刃５を下降させると、鋸刃
保護カバー１８の各カバー部材１９，２０が鋸刃軸支部
材１と一体に下降するのをロッド２５，２６により阻止
されているので、回転鋸刃５の下降に従って各カバー部
材１９，２０がロッド２５，２６によって相対的に引き
上げられることになる。従って、図１に示すように、鋸
刃軸支部材１（回転鋸刃５）の下降に従ってカバー部材
１９，２０が前後に開動し、鋸刃軸支部材１（回転鋸刃
５）が図４に示すように下降限位置に達したときは、カ
バー部材１９，２０は前後に完全に開いて、鋸刃軸支部
材１のカバー状部分６内に収納されることになる。
【００１４】換言すれば、上記の動作が行われるように
各ロッド２５，２６の両端支軸２５ａ〜２６ｂの位置が
設定されるとともに、各ロッド２５，２６の有効長さが
調整されている。従って、鋸刃保護カバー１８がワーク
Ｗに対する回転鋸刃５の切断動作を妨害することはな
い。
各ロッド２５，２６の両端支軸２５ａ〜２６ｂの位置が
設定されるとともに、各ロッド２５，２６の有効長さが
調整されている。従って、鋸刃保護カバー１８がワーク
Ｗに対する回転鋸刃５の切断動作を妨害することはな
い。
【００１５】なお、回転鋸刃５の交換作業などは、当該
回転鋸刃５（鋸刃軸支部材１）が図３に示す待機位置に
ある状態で行われるので、回転鋸刃５の下半部を覆って
いる鋸刃保護カバー１８が邪魔になる。このようなとき
は、当該鋸刃保護カバー１８を取り外せば良いが、上記
実施例によれば、固定具２７を弛緩除去してロッド支持
部材２４を支軸４の周りに前後揺動自在な状態とすれ
ば、ロッド支持部材２４の後方への揺動を伴わせて各カ
バー部材１９，２０を手で前後に開くことができる。こ
の場合、後方へ揺動したロッド支持部材２４をそのまま
固定し得るように構成すれば、カバー部材１９，２０を
前後に開いた状態で固定し得るので便利である。このた
めには、例えば固定具２７が貫通するロッド支持部材２
４側の穴を支軸４を中心とする円弧状の長孔とし、固定
具２７を弛緩してカバー部材１９，２０を開いた後、当
該固定具２７を締結してロッド支持部材２４を固定でき
るようにすれば良い。
回転鋸刃５（鋸刃軸支部材１）が図３に示す待機位置に
ある状態で行われるので、回転鋸刃５の下半部を覆って
いる鋸刃保護カバー１８が邪魔になる。このようなとき
は、当該鋸刃保護カバー１８を取り外せば良いが、上記
実施例によれば、固定具２７を弛緩除去してロッド支持
部材２４を支軸４の周りに前後揺動自在な状態とすれ
ば、ロッド支持部材２４の後方への揺動を伴わせて各カ
バー部材１９，２０を手で前後に開くことができる。こ
の場合、後方へ揺動したロッド支持部材２４をそのまま
固定し得るように構成すれば、カバー部材１９，２０を
前後に開いた状態で固定し得るので便利である。このた
めには、例えば固定具２７が貫通するロッド支持部材２
４側の穴を支軸４を中心とする円弧状の長孔とし、固定
具２７を弛緩してカバー部材１９，２０を開いた後、当
該固定具２７を締結してロッド支持部材２４を固定でき
るようにすれば良い。
【００１６】
【発明の作用及び効果】以上のように本発明の鋸盤によ
れば、ワーク固定部(13)から上方に離れた待機位置に回
転鋸刃(5) があるとき、鋸刃保護カバー(18)が当該回転
鋸刃(5) の少なくとも下半部の歯縁を覆うのであるか
ら、ワーク脱着作業の際に作業者の衣服や肌が回転鋸刃
(5) の露出歯縁に触れて、衣服が損傷したり怪我をする
ような不都合が解消する。しかも、回転鋸刃(5) を回転
駆動させた状態で当該回転鋸刃(5)をワーク切断のため
に下降させると、前記鋸刃保護カバー(18)を構成する一
対のカバー部材(19,20) がカバー開閉手段(23)の２本の
ロッド(25,26) により自動的に前後に開動するのである
から、下降開始時に保護カバー(18)が完全に開いてしま
う場合のように、下降中で回転している回転鋸刃(5) に
他物が不測に触れて事故を起こす恐れもなくなる。
れば、ワーク固定部(13)から上方に離れた待機位置に回
転鋸刃(5) があるとき、鋸刃保護カバー(18)が当該回転
鋸刃(5) の少なくとも下半部の歯縁を覆うのであるか
ら、ワーク脱着作業の際に作業者の衣服や肌が回転鋸刃
(5) の露出歯縁に触れて、衣服が損傷したり怪我をする
ような不都合が解消する。しかも、回転鋸刃(5) を回転
駆動させた状態で当該回転鋸刃(5)をワーク切断のため
に下降させると、前記鋸刃保護カバー(18)を構成する一
対のカバー部材(19,20) がカバー開閉手段(23)の２本の
ロッド(25,26) により自動的に前後に開動するのである
から、下降開始時に保護カバー(18)が完全に開いてしま
う場合のように、下降中で回転している回転鋸刃(5) に
他物が不測に触れて事故を起こす恐れもなくなる。
【００１７】勿論、カバー開閉手段(23)は動力源を必要
とするものではなく、単に台盤(2)側と回転鋸刃(5) と
の相対移動を利用して２本のロッド(25,26) でカバー部
材(19,20) を相対的に引き上げて開動させるものである
から、構造が簡単で安価に実施することができる。
とするものではなく、単に台盤(2)側と回転鋸刃(5) と
の相対移動を利用して２本のロッド(25,26) でカバー部
材(19,20) を相対的に引き上げて開動させるものである
から、構造が簡単で安価に実施することができる。
【００１８】なお、請求項２に記載の構成によれば、固
定具(27)を弛緩させるかまたは弛緩除去させることによ
りロッド支持部材(24)を支軸(4) の周りに揺動自在な状
態に切り換えるだけで、回転鋸刃(5) が待機位置にある
状態でも、鋸刃保護カバー(18)の一対のカバー部材(19,
20) を手動で自由に開動させることができる。従って、
回転鋸刃(5) の交換などの点検保守作業を、鋸刃保護カ
バー(18)そのものを取り外さなくとも容易に行える。
定具(27)を弛緩させるかまたは弛緩除去させることによ
りロッド支持部材(24)を支軸(4) の周りに揺動自在な状
態に切り換えるだけで、回転鋸刃(5) が待機位置にある
状態でも、鋸刃保護カバー(18)の一対のカバー部材(19,
20) を手動で自由に開動させることができる。従って、
回転鋸刃(5) の交換などの点検保守作業を、鋸刃保護カ
バー(18)そのものを取り外さなくとも容易に行える。
【００１９】また、請求項３に記載の構成によれば、回
転鋸刃(5) が待機位置にあるときに両カバー部材(19,2
0) が完全に閉じて当該回転鋸刃(5) の露出歯縁を完全
にカバーするように、各カバー部材(19,20) を開閉させ
る２本のロッド(25,26) の長さ調整を行うことができる
ので、装置全体の製造組立が容易になる。
転鋸刃(5) が待機位置にあるときに両カバー部材(19,2
0) が完全に閉じて当該回転鋸刃(5) の露出歯縁を完全
にカバーするように、各カバー部材(19,20) を開閉させ
る２本のロッド(25,26) の長さ調整を行うことができる
ので、装置全体の製造組立が容易になる。
【図１】 回転鋸刃が下降途中にある状態を示す側面図
である。
である。
【図２】 要部の拡大横断平面図である。
【図３】 回転鋸刃が待機位置にあるときの状態を示す
概略側面図である。
概略側面図である。
【図４】 回転鋸刃が下降限位置にあるときの状態を示
す概略側面図である。
す概略側面図である。
１ 鋸刃軸支部材 ２ 台盤 ４ 水平支軸 ５ 回転鋸刃 １１ 回転鋸刃駆動用モータ １３ ワーク固定部 １８ 鋸刃保護カバー １９ カバー部材 ２０ カバー部材 ２１ カバー部材支承用筒状支軸 ２３ カバー開閉手段 ２４ ロッド支持部材 ２５ ロッド ２６ ロッド ２７ ロッド支持部材の固定具（ボルト）
Claims (3)
- 【請求項１】ワーク固定部(13)に対し上方に離れた待機
位置からの下降運動によりワーク(W) を切断する回転鋸
刃(5) を備えた鋸盤であって、鋸刃保護カバー(18)と、
カバー開閉手段(23)とを備え、 鋸刃保護カバー(18)は、前記待機位置にあるときの回転
鋸刃(5) の少なくとも下半部の歯縁を覆うもので、当該
歯縁の周方向２つに分割された一対のカバー部材(19,2
0) を有し、各カバー部材(19,20) は、前記回転鋸刃(5)
を軸支した昇降可能な鋸刃軸支部材(1) に、当該回転
鋸刃(5) の軸芯と同心状の支軸(21)の周りに開閉回転自
在に支承され、 カバー開閉手段(23)は、前記鋸刃軸支部材(1) を支持す
る台盤(2) 側と前記各カバー部材(19,20) とを各別に連
結するロッド(25,26) を備え、回転鋸刃(5) が待機位置
から下降するに従って前記ロッド(25,26) が一対のカバ
ー部材(19,20)を夫々相対的に引き上げて開動させる鋸
盤。 - 【請求項２】前記鋸刃軸支部材(1) の昇降回動中心の周
りに回転可能に支持され且つ固定具(27)により前記台盤
(2) 側に固定可能なロッド支持部材(24)が設けられ、 前記各ロッド(25,26) の台盤(2) 側端部が前記ロッド支
持部材(24)に軸支されている請求項１に記載の鋸盤。 - 【請求項３】前記各ロッド(25,26) が長さ調整可能に構
成されている請求項１または２に記載の鋸盤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11300695A JPH08309618A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 鋸 盤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11300695A JPH08309618A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 鋸 盤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08309618A true JPH08309618A (ja) | 1996-11-26 |
Family
ID=14601083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11300695A Withdrawn JPH08309618A (ja) | 1995-05-11 | 1995-05-11 | 鋸 盤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08309618A (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-05-11 JP JP11300695A patent/JPH08309618A/ja not_active Withdrawn
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