JPH08309617A - 携帯用マルノコの切粉飛散防止構造 - Google Patents

携帯用マルノコの切粉飛散防止構造

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JPH08309617A
JPH08309617A JP11720095A JP11720095A JPH08309617A JP H08309617 A JPH08309617 A JP H08309617A JP 11720095 A JP11720095 A JP 11720095A JP 11720095 A JP11720095 A JP 11720095A JP H08309617 A JPH08309617 A JP H08309617A
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JP11720095A
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克巳 大河内
Makoto Nakabayashi
誠 中林
Toshihiro Hachisuga
智弘 蜂須賀
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯用マルノコの、特に作業者側への切粉飛
散をより効果的に防止する。 【構成】 ブレード2の上部を覆うブレードカバー3に
被切断材当接用のベース4が付設され、該ベース4に、
前記ブレード挿通用の開口部6が形成され、該開口部6
を経て前記ブレード2の下部が該ベース4の下側に突き
出された携帯用マルノコ1において、前記ブレードケー
ス3の背面側の下端縁、若しくは前記開口部6の背面側
端縁の一方または双方に遮蔽板10を張り出し形成し
て、該遮蔽板10により前記ブレードケース3の背面側
下端縁と前記開口部6の間の隙間を遮蔽する構成とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、携帯用マルノコの切
粉の飛散を防止するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、携帯用マルノコを用いて切断
作業を行った場合に、切断により発生する切粉の飛散を
防止するために様々な改善がなされている。例えば、実
開平6−83222号公報には、ベース上面に傾斜面を
設けてブレードケースから排出された切粉の跳ね返りを
低減する技術が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
切粉飛散防止構造では、ブレードの背面側に対する切粉
の飛散を防止するための対策が不十分であった。ブレー
ドの背面側には通常ハンドルが配置され、従って切断作
業時に作業者はこのハンドルを把持してブレードの背面
側に位置することとなる。このことから、発生した切粉
が作業者に向けて吹き付けられないようにするには、ブ
レード背面側から切粉が吹き出されることを防止するこ
とがより効果的である。そこで、この発明では、ブレー
ド背面側における切粉の飛散を防止するための構造を提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の発明は、ブレードの上部を覆うブレードカバーに被切
断材当接用のベースが付設され、該ベースに、前記ブレ
ード挿通用の開口部が形成され、該開口部を経て前記ブ
レードの下部が該ベースの下側に突き出された携帯用マ
ルノコにおいて、前記ブレードケースの背面側の下端
縁、若しくは前記開口部の背面側端縁の一方または双方
に遮蔽板を張り出し形成して、該遮蔽板により前記ブレ
ードケースの背面側下端縁と前記開口部の間の隙間を遮
蔽する構成としたことを特徴とする。
【0005】
【作用】一般に、携帯用マルノコにおいては、ブレード
ケースの背面(切断方向左側面)に、ブレード回転用の
駆動モータおよびハンドルを配置した構成とされてお
り、このため切断作業時において作業者は通常ブレード
ケースの背面側に位置することとなる。従って、ブレー
ドの背面側に吹き出す切粉はブレードケースとベースと
の間の隙間を経て作業者に吹き付けられる。しかしなが
ら、請求項1記載の構成によれば、ブレードケースとベ
ースとの間の隙間が遮蔽板によって遮蔽されているの
で、ブレード背面に発生した切粉が上記隙間を経て外方
に飛散することが防止され、ひいては作業者に吹き付け
られることが防止される。
【0006】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、ブレード
の背面側における切粉の飛散が効果的に防止される。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例を図1ないし図5に基
づいて説明する。図1および図2に示すように、本例の
切粉飛散防止構造が適用された携帯用マルノコ1は、円
形のブレード2と、このブレード2のほぼ上半分の範囲
の刃先をカバーをするブレードケース3と、このブレー
ドケース3の端部に取付けられたベース4と、ブレード
ケース3の背面に装設された、前記ブレード2を回転さ
せるための駆動モータ5等を主体として構成されてい
る。
【0008】ベース4は、当該マルノコ1の使用にあた
り被切断材Wの上面に当接されるもので、その幅方向
(図示左右方向)の正面寄り(図示右寄り)には所定の
幅および長さで形成された抜き窓形状の開口部6が設け
られている。この開口部6を経てブレード2のほぼ下半
分がベース4から下方に突き出された状態となってお
り、この突き出された部分が実際の切断に供せられる。
なお、この突き出された部分の刃先は、図2に示すよう
にブレード2の回転中心を中心にして回転可能にブレー
ドケース3に取付けられたセーフティカバー9によって
カバーされている。このセーフティカバー9は、その先
端部を被切断材の端面に当接した状態で、当該マルノコ
1を移動させることにより開閉され、これによりブレー
ド2の必要な部分だけが露出されるようになっている。
【0009】また、図2に示すようにベース4は支ピン
7を介してブレードケース3の端部に支持されているた
め、ブレードケース3に対してこの支ピン7を中心に揺
動可能となっており、これによりブレード2のベース4
からの突き出し量を調整することによりブレード2の切
込み深さを調整できるようになっている。
【0010】駆動モータ5のケースには略D型のハンド
ル8が設けられている。このハンドル8は、切断作業時
において作業者が当該マルノコ1を支えるために把持す
るもので、駆動モータ5を起動するためのトリガスイッ
チ(図示省略)等が備えられている。
【0011】さて、上記開口部6の、ブレード2の背面
側(図1において左側)に沿った端縁には断面円弧形状
の遮蔽板10が同端縁に沿って形成されている。この遮
蔽板10は図示するように開口部6の内周側に張り出し
ている。この遮蔽板10は、図2および図3によく示さ
れているように、ブレード2の刃先がベース4に交差す
る前後の交差箇所のうち後側(図示右側)の交差箇所に
ついて前後一定の範囲に形成されている。
【0012】ここで、図2において矢印で示したように
背面側から見るとブレード2は図示時計回り方向に回転
するのであり、従って切断により発生する切粉はブレー
ドケース3内を図示時計回り方向に吹き飛ばされて、上
記後ろ側の交差箇所において被切断材Wに吹き付けら
れ、従ってこの付近において舞い上がる。上記遮蔽板1
0は、この後側の交差箇所において舞い上がる切粉がブ
レードケース3とベース4との間の隙間を経て外方へ吹
き出さないよう、同隙間を遮蔽する状態に設けられてい
る。
【0013】このように構成された切粉飛散防止構造に
よれば、遮蔽板10が開口部6の内周側に張り出して設
けられているので、ブレード2の後ろ側の交差箇所にお
いて舞い上がる切粉がこの遮蔽板10に阻止されて、ブ
レードケース2とベース4の間の隙間を経てブレードケ
ース2の背面側に吹き出すことが防止され、従ってブレ
ードケース3の背面側に位置する作業者に切粉が吹き付
けられることが効果的に防止される。
【0014】次に、以上の実施例では、開口部6に遮蔽
板10を設けた構成で例示したが、これに限らず、例え
ば図4に示すような切粉飛散防止構造としてもよい。こ
の実施例は、ブレードケース3側に遮蔽板11を設けた
例である。すなわち、図2において二点鎖線で示すよう
に、本例の遮蔽板11は、ブレード2の後ろ側の交差箇
所の近傍においてブレードケース3の下端縁に沿ってほ
ぼ水平に側方へ張出す状態に形成されている。
【0015】この遮蔽板11によっても、ブレードケー
ス3とベース4との間の隙間と、その斜め上方の作業者
との間が遮蔽されるので、ブレード2の後ろ側の交差箇
所で舞い上がった切粉が作業者に吹き付けられることが
効果的に防止される。
【0016】このように、遮蔽板はベース4側に設ける
構成の他、ブレードケース3側に設ける構成としてもよ
く、またその双方に設ける構成としてもよい。要は、ブ
レードケース3の下端縁とベース4との間の隙間と、そ
の斜め上方の作業者との間を遮蔽する状態に遮蔽板を設
ければよく、この要件を満足するのであれば、遮蔽板の
形態は例えば図5に示すように任意である。
【0017】図5(A)はブレードケース3側に、略平
板形状の遮蔽板12を下向きに傾斜して設け、かつベー
ス4側にほぼ垂直に立ち上がるようにして遮蔽板13を
設けた場合を示し、(B)は、ベース4側にのみ斜め上
方に傾斜して遮蔽板14を設けた場合を示し、(C)は
ブレードケース3側の遮蔽板12とベース4側の遮蔽縁
10を組み合わせた場合を示し、また(D)は断面L字
型の遮蔽板15を開口部6の背面側端縁に張出し形成し
た場合を示している。いずれも、ブレード2の背面側
(図示左側)において形成されるブレードケース3とベ
ース4との間の隙間と、その図示左斜め上方に位置する
作業者(図示省略)との間を遮蔽する状態に設けられ、
これによりブレードケース3の背面側における切粉の飛
散が効果的に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、携帯用マルノコの、切
断方向後ろ側の一部断面側面図である。
【図2】携帯用マルノコの背面図である。
【図3】ベースの一部省略平面図である。
【図4】本発明の第2実施例を示し、切断方向後ろ側か
ら見たブレードケース背面側とベースの縦断面図であ
る。
【図5】本発明のその他の実施例を示し、(A)(B)
(C)(D)それぞれ切断方向後ろ側から見たブレード
ケース背面側とベースの縦断面図である。
【符号の説明】
1…携帯用マルノコ 2…ブレード 3…ブレードケース 4…ベース 5…駆動モータ 6…開口部 7…支ピン 8…ブレードケース 9…セーフティカバー 10〜15…遮蔽板 W…被切断材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレードの上部を覆うブレードカバーに
    被切断材当接用のベースが付設され、該ベースに、前記
    ブレード挿通用の開口部が形成され、該開口部を経て前
    記ブレードの下部が該ベースの下側に突き出された携帯
    用マルノコにおいて、 前記ブレードケースの背面側の下端縁、若しくは前記開
    口部の背面側端縁の一方または双方に遮蔽板を張り出し
    形成して、該遮蔽板により前記ブレードケースの背面側
    下端縁と前記開口部の間の隙間を遮蔽する構成としたこ
    とを特徴とする切粉飛散防止構造。
JP11720095A 1995-05-16 1995-05-16 携帯用マルノコの切粉飛散防止構造 Expired - Lifetime JP3234126B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103331643A (zh) * 2013-06-26 2013-10-02 成都欣领航科技有限公司 用于锯片切割机的锯片保护盖

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