JPH0830775B2 - 光ファイバーコネクタ - Google Patents

光ファイバーコネクタ

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JPH0830775B2
JPH0830775B2 JP4311561A JP31156192A JPH0830775B2 JP H0830775 B2 JPH0830775 B2 JP H0830775B2 JP 4311561 A JP4311561 A JP 4311561A JP 31156192 A JP31156192 A JP 31156192A JP H0830775 B2 JPH0830775 B2 JP H0830775B2
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JP
Japan
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plug
cores
fibers
connector
ceramic
Prior art date
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JP4311561A
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English (en)
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JPH05333238A (ja
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正三 福永
光彦 堂園
哲也 猪目
勲 湯川
敏行 神原
洋司 鈴木
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いられる光
ファイバーの接続を行う光ファイバーコネクタに関す
る。
【0002】
【従来技術及びその課題】従来の光ファイバーコネクタ
(以下、単にコネクタと称す)は、図3に示すように、
ファイバーF1,F2同士の先端を完全に軸が合致した
状態で接続すべく、ファイバーF1,F2の外径と該フ
ァイバーF1,F2を挿入する金属、あるいはセラミッ
クより成る中子N1,N2にあけた細孔Hの径との差を
小さくすることが必要であり、また、この中子N1,N
2に開けた細孔Hの中心と、中子N1,N2の外径の中
心を一致させたうえで、同時に2つのファイバーF1,
F2の中心を一致させるため、スリーブBに対し、中子
N1,N2を高精度な位置関係のもとに、かつ、先端面
がバネDにより適度な圧力で密着した状態で挿入され、
固定されることによって両ファイバーF1,F2を接続
するようにしたコネクタが用いられている。
【0003】従来のスリーブBは主にリン青銅等の銅合
金で構成される。また、中子N1、N2はアルミナセラ
ミックまたはステンレス鋼などが主に使用されているが
金属よりもセラミックの方が、高硬度で細孔Hの加工が
容易なだけでなく、摺り傷や磨耗が生じにくいので長期
に亘っての使用に優れる。
【0004】ところが、従来の中子N1、N2は、先端
面同士が密着しにくく、そのため、中子N1、N2の先
端面中心に露出するファイバーF1、F2同士の間に空
気層が介在して端面反射が生じ、接続損失が増大すると
いう課題を有している。
【0005】その結果、中心が一致し、先端面が密着し
た良好なる状態でファイバーを接続し得るコネクタを得
ることが極めて困難であった。
【0006】本発明は、上述に鑑みて、構造が簡単でし
かも高精度にファイバーの接続を可能とするコネクタを
提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は、中心軸
上の細孔に光ファイバーを装着した一対の中子同士の先
端面を当接させる接続構造を有する光ファイバーコネク
タにおいて、前記中子をジルコニアセラミックで形成し
たものである。
【0008】
【実施例】以下、本発明に係るコネクタの実施例を図に
よって具体的に詳述する。図1は、本実施例に係るコネ
クタ1の連結状態を示す縦断面図である。このコネクタ
1は図2(a)(b)にて分離して示す如く第1プラグ
P1、第2プラグP2でもって構成される。このうち第
1プラグP1は、同図(a)に示す如くファイバーF1
が挿入される細孔2aが穿設されたジルコニア製のセラ
ミック中子2の外部に合成樹脂を鋳込成型して本体3を
成している。この場合本体3はセラミック中子2の一端
側には細孔2aを中心線とし、該細孔2aに連通し、フ
ァイバーF1を挿通するための貫通孔3aがあけられて
おり、またセラミック中子2の他端側には後述する第2
プラグP2のセラミック中子4の挿入を許容する挿入口
3bを備えるとともに、外周部にはネジ溝3cが施して
ある。なお、セラミック中子2の外周には本体3中にて
回転防止、脱落防止などの目的で凹部2bや図示しない
突起などが形成してあり、また、本体3には上記挿入口
3bと外部を連通する抜気孔3dが穿設してある。次に
同図(b)には第2プラグP2が示してあり、セラミッ
ク中子4のほぼ前半部が突出し、後半部が合成樹脂より
成る本体5に鋳込み埋設され、かつ、このセラミック中
子4にあけられた細孔4aの中心線と合致する如く、本
体5にはファイバーF2の挿通孔5aが穿設してある。
なお、セラミック中子4の外周部には、回転防止や脱落
防止などの目的でもって凹部4bや図示しない突起など
が形成してある。さらに、この本体5には段部5bが形
成してあり、この段部5bに係止する如く、一端にフラ
ンジ部6aを有し、他端側の内周部分にネジ溝6bが形
成されたネジリング6を具備することによって第2プラ
グP2が構成されている。
【0009】ところで、このようなプラグP1,P2の
製法としては、第1プラグP1,第2プラグP2及びネ
ジリング6の金型を作製し、前者については、それぞれ
の金型内にセラミック中子2、4を固定し、細孔2a及
び4aに樹脂が入らないように密閉した後、金型内に樹
脂を射出する。樹脂が固化した後、金型から取り出し、
密閉に用いた部品を取り、バリ等余分な部分を取り除く
ことによって作られる。ネジリング6については、金型
へ樹脂を射出し、固化した後取り出し、余分な部分を取
り除き作製する。
【0010】なお、上記セラミック中子2、4は、従来
周知のジルコニアセラミックの製法、例えばZrO2
主成分とし、Y2 3 、MgO、CaOなどの安定化剤
を含むジルコニア原料を所定形状に成形し、1400〜
1600℃の温度で焼成することによって得られるもの
である。
【0011】上述のように構成された第1プラグP1、
第2プラグP2は図1の如く連結され、ファイバーF
1,F2を接続するが、この場合、ファイバーF1を挿
入した第1プラグP1の挿入口3bに対し、ファイバー
F2を挿入した第2プラグP2のセラミック中子4を差
し込んだ後、第1プラグに形成したネジ溝3cに、第2
プラグP2のネジリング6を螺入することによって、第
1及び第2プラグP1,P2は機械的に結合され、ファ
イバーF1,F2は相互に中心が一致し、かつ、先端面
が当接し密着した状態にて接続される。なお、ファイバ
ーF1,F2は第1、第2プラグP1,P2の本体3、
5にあけた貫通孔3a,5aに挿入された後、該貫通孔
3a,5a中に接着剤を注入することによって固定され
る。
【0012】
【効果】上述の如く本発明は、中心軸上の細孔に光ファ
イバーを装着した一対の中子同士の先端面を当接させる
接続構造を有する光ファイバーコネクタにおいて、前記
中子をジルコニアセラミックで形成したことによって、
ファイバーを挿入する細孔の内径公差および内外径の同
軸度を高精度に機械加工を施すことができ、またセラミ
ックの場合多結晶体であることから、細孔壁面が微小な
突起(結晶)によって構成されているため、ファイバー
との摩擦面が少なく、それ故、細孔へのファイバーの挿
入が容易となる。
【0013】また、ジルコニアセラミックは高硬度であ
るがアルミナセラミックに比べてヤング率が1/3程度
で適度な弾性を有する。したがって、中子同士はその先
端面が当接すると弾性変形で密着し易く、中子の中心軸
上に装着した光ファイバー同士が密着して端面反射が無
く高い接続性能を有する光ファイバーコネクタを得るこ
とができる。
【0014】また、この適度な弾性および高強度の特性
によって衝突による割れや欠けの心配が少ないので、取
扱いの容易な光ファイバーコネクタになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る光ファイバーコネクタ
によってファイバーを接続した状態を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1に示す光ファイバーコネクタを分離した状
態を示すもので、(a)は第1プラグP1の縦断面図、
(b)は第2プラグP2の縦断面図である。
【図3】従来の光ファイバーコネクタの例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
P1 第1プラグ P2 第2プラグ 1 コネクタ 2、4 セラミック中子 3、5 本体 6 ネジリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神原 敏行 京都府京都市山科区東野北井ノ上町5番地 の22 京セラ株式会社内 (72)発明者 鈴木 洋司 京都府京都市山科区東野北井ノ上町5番地 の22 京セラ株式会社内 審判の合議体 審判長 石井 勝徳 審判官 綿貫 章 審判官 川上 義行 (56)参考文献 特開 昭56−83709(JP,A) 特開 昭55−108608(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】細孔に光ファイバーを装着した一対の中子
    同士の先端面を当接させる接続構造を有する光ファイバ
    ーコネクタにおいて、前記中子がジルコニアセラミック
    で形成されたことを特徴とする光ファイバーコネクタ。
JP4311561A 1992-11-20 1992-11-20 光ファイバーコネクタ Expired - Lifetime JPH0830775B2 (ja)

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JP4311561A JPH0830775B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 光ファイバーコネクタ

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JP4311561A JPH0830775B2 (ja) 1992-11-20 1992-11-20 光ファイバーコネクタ

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JP11262484A Division JPS60256106A (ja) 1984-05-31 1984-05-31 光フアイバ−コネクタ

Publications (2)

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JPH05333238A JPH05333238A (ja) 1993-12-17
JPH0830775B2 true JPH0830775B2 (ja) 1996-03-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11160572A (ja) 1997-11-28 1999-06-18 Kyocera Corp 光ファイバコネクタ用フェルール
JP2001100065A (ja) 1999-10-01 2001-04-13 Ykk Corp 光ファイバ一体型フェルール及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS55108608A (en) * 1979-02-13 1980-08-21 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Optical fiber splicer

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JPH05333238A (ja) 1993-12-17

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