JPH08305514A - プリントサーバシステム - Google Patents

プリントサーバシステム

Info

Publication number
JPH08305514A
JPH08305514A JP7111559A JP11155995A JPH08305514A JP H08305514 A JPH08305514 A JP H08305514A JP 7111559 A JP7111559 A JP 7111559A JP 11155995 A JP11155995 A JP 11155995A JP H08305514 A JPH08305514 A JP H08305514A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
print
printer
print data
data
priority
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7111559A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroo Mikojima
博雄 神子嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
Priority to JP7111559A priority Critical patent/JPH08305514A/ja
Publication of JPH08305514A publication Critical patent/JPH08305514A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷の軽い印刷データの優先印刷を可能と
し、印刷待ち時間の軽減を図る。 【構成】 プリンタ処理能力計測部1は各種プリンタの
処理命令の平均実行時間を計測し、その計測結果を信号
線プリンタ処理能力情報格納部2に書込む。予測印刷時
間計算部3はプリンタ処理能力情報格納部2から得たプ
リンタ装置10の処理能力情報と印刷データ格納部6か
ら送られてくる印刷データの格納位置及び情報量とに基
づいてその印刷データの予測印刷時間を計算する。印刷
優先順位設定部4は印刷データの予測印刷時間に基づい
て印刷データ各々の印刷優先順位を決定する。印刷制御
部5は印刷データの印刷優先順位と格納位置と情報量と
を印刷データ格納部6の制御情報として内部に蓄積し、
印刷データ格納部6からプリンタインタフェース部8へ
の印刷データの送出を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプリントサーバシステム
に関し、特にプリンタ装置の待ち時間を含む実効印刷時
間を適正化するための印刷優先制御に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の印刷優先制御としては、
出力データ群と出力クラスという単位とによって処理を
行い、印刷のデータ量に関連させて印刷優先順を制御す
る方法がある。この方法については、特開平3−121
527号公報に詳述されている。
【0003】また、印刷のデータ量の代わりに印刷枚数
に関連させて印刷優先順を制御する方法もある。これは
一般に印刷枚数の多い処理を要求したユーザがその処理
に時間がかかることを覚悟しているのに対し、印刷枚数
の少ない処理を要求したユーザが直ちにその処理が行わ
れることを期待していることに対処するためである。こ
の方法については、特開平5−162415号公報に詳
述されている。
【0004】さらに、ネットワーク上の複数のプリント
サーバに存在するプリントキューをサーチし、印刷開始
まで多くの時間を要するプリントキューから、転送可能
なプリントキューの中で印刷開始までの時間が最も短い
プリントキューにプリントジョブを移動する方法もあ
る。
【0005】この方法ではプリントキュー情報から全ジ
ョブ数、各ジョブのサイズ、接続プリンタデバイス数を
読出し、これらに基づいて印刷開始までの所要時間を推
定している。その推定処理においては印刷のデータ量も
用いられている。この方法については、特開平5−26
5777号公報に詳述されている。
【0006】上記の印刷優先順を制御する方法において
は、いずれの方法でも印刷のデータ量もしくは印刷枚数
に基づいてプリントサーバの印刷待ち行列の制御が行わ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の印刷優
先制御では、印刷のデータ量もしくは印刷枚数に基づい
てプリントサーバの印刷待ち行列の制御を行っているの
で、プリンタ装置での図形処理に時間がかかる複雑な図
形データ等の印刷処理が混在していても、その図形デー
タ等のデータ量もしくは印刷枚数が少なければ、データ
量もしくは印刷枚数が多い単純な文字印刷よりも優先し
て印刷が行われることとなり、結果的に印刷待ち時間が
増加してしまう。
【0008】近年、パーソナルコンピュータのハードウ
ェアの処理速度の向上とともに、パーソナルコンピュー
タにおいて複雑な図形処理が可能となってきている。そ
のため、プリンタ装置においても複雑な図形データ等の
印刷も増加している。
【0009】プリンタ装置で複雑な図形データ等の印刷
を行う場合、この図形データ等の印刷が複雑な処理であ
っても、プリンタ装置の図形処理命令を使用すること
で、印刷のデータ量がさほど増加することなく、場合に
よって印刷のデータ量が少なくなることもある。そのた
め、複雑な図形データ等の印刷ではプリンタ装置の図形
処理能力に関連した印刷時間の増加が目立っている。
【0010】そこで、本発明の目的は上記の問題点を解
消し、負荷の軽い印刷データの優先印刷を可能とし、印
刷待ち時間の軽減を図ることができるプリントサーバシ
ステムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によるプリントサ
ーバシステムは、上位装置に接続されたプリンタ装置の
印刷優先順位を制御するプリントサーバシステムであっ
て、予め計測された前記プリンタ装置に対する各種処理
命令毎の実行時間に基づいて処理命令の予測印刷時間を
算出する算出手段と、少なくとも前記処理命令の入力順
及び前記算出手段で算出された予測印刷時間を基に前記
処理命令の前記印刷優先順位を決定する決定手段とを備
えている。
【0012】本発明による他のプリントサーバシステム
は、上記の構成のほかに、前記各種処理命令毎の実行時
間を予め計測する計測手段と、前記計測手段の計測結果
を蓄積する蓄積手段とを具備している。
【0013】本発明による別のプリントサーバシステム
は、上記の構成のほかに、前記決定手段で決定された前
記印刷優先順位を格納する格納手段と、前記格納手段の
内容を前記決定手段で決定された最新の印刷優先順位に
基づいて変更する変更手段とを具備している。
【0014】
【作用】プリンタ装置における処理命令毎の実行時間を
予め計測して蓄積しておき、この計測結果に基づいてホ
スト装置から送られてきた印刷データの予測印刷時間を
算出し、この予測印刷時間にしたがって印刷優先順位を
決定する。
【0015】これによって、負荷の軽い印刷データの優
先印刷が可能となるので、印刷待ち時間の軽減を図るこ
とが可能となる。
【0016】
【実施例】次に、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例の構成を示すブロ
ック図である。図において、本発明の一実施例によるプ
リントサーバシステムは、プリンタ処理能力計測部1
と、プリンタ処理能力情報格納部2と、予測印刷時間計
算部3と、印刷優先順位設定部4と、印刷制御部5と、
印刷データ格納部6と、ホストインタフェース部7と、
プリンタインタフェース部8とから構成されている。
【0018】また、プリントサーバシステムはホストイ
ンタフェース部7を介してホストコンピュータ9に接続
され、プリンタインタフェース部8を介してプリンタ装
置10に接続されている。
【0019】プリンタ処理能力計測部1は未知のプリン
タ装置10をプリントサーバシステムに接続する際、各
種プリンタの処理命令を信号線102,110及びプリ
ンタインタフェース部8を通してプリンタ装置10に送
出する。
【0020】その後に、プリンタ処理能力計測部1はプ
リンタ装置10の応答時間から各種プリンタの処理命令
の平均実行時間を計測し、その計測結果を信号線101
を通してプリンタ処理能力情報格納部2に書込む。
【0021】通常、プリンタ処理能力の計測はプリンタ
製造メーカまたはプリントサーバ開発メーカで実施さ
れ、その計測結果がプリンタ処理能力情報格納部2に書
込まれてからユーザに提供されるので、ユーザがプリン
タ処理能力計測部1を直接使用することはない。
【0022】予測印刷時間計算部3は信号線103を通
してプリンタ処理能力情報格納部2から得たプリンタ装
置10の処理能力情報と、信号線104を通して印刷デ
ータ格納部6から送られてくる印刷データの格納位置及
び情報量とに基づいてその印刷データの予測印刷時間を
計算し、計算結果を信号線105を通して印刷優先順位
設定部4に送出する。
【0023】印刷優先順位設定部4は信号線105を通
して予測印刷時間計算部3から送られてくる印刷データ
の予測印刷時間に基づいて印刷データ各々の印刷優先順
位を決定する。印刷優先順位設定部4は決定した印刷優
先順位を印刷データの格納位置及び情報量に加え、それ
らを信号線106を通して印刷制御部5に送出する。
【0024】印刷制御部5は信号線106を通して印刷
優先順位設定部4から送られてくる印刷データの印刷優
先順位と格納位置と情報量とを印刷データ格納部6の制
御情報として内部に蓄積する。また、印刷制御部5は印
刷データ格納部6からプリンタインタフェース部8への
印刷データの送出を信号線107を通して制御する。
【0025】印刷データ格納部6は信号線108を通し
てホストインタフェース部7から送られてくる印刷デー
タを内部に格納し、その印刷データの格納位置及び情報
量を信号線104を通して予測印刷時間計算部3に送出
する。また、印刷データ格納部6は格納した印刷データ
を印刷制御部5の制御により信号線109を通してプリ
ンタインタフェース部8に送出する。
【0026】ホストインタフェース部7は信号線100
を通してホストコンピュータ9から送られてくる印刷デ
ータを、信号線108を通して印刷データ格納部6に格
納する。
【0027】プリンタインタフェース部8は信号線10
9を通して印刷データ格納部6から送られてくる印刷デ
ータを信号線110を通してプリンタ装置10に送出す
る。
【0028】図2は図1のプリンタ処理能力計測部1の
構成を示すブロック図である。図において、プリンタ処
理能力計測部1はプリンタ制御言語個別発生部11と、
印刷文字発生部12と、ビットマップデータ発生部13
と、データ転送能力計測データ発生部14と、プリンタ
応答時間計測部15と、プリンタ処理能力情報変換部1
6と、データ計測管理部17とから構成されている。
【0029】プリンタ処理能力計測部1はデータ計測管
理部17の制御によってプリンタ制御言語個別発生部1
1と印刷文字発生部12とビットマップデータ発生部1
3とデータ転送能力計測データ発生部14とから順次デ
ータを発生させて信号線102,110及びプリンタイ
ンタフェース部8を通してプリンタ装置10に送出す
る。
【0030】プリンタ応答時間計測部15はこれらのデ
ータに対して夫々プリンタ装置10から応答が帰ってく
るまでのプリンタ応答時間を計測して平均化し、その計
測データをプリンタ処理能力情報変換部16に送出す
る。
【0031】プリンタ処理能力情報変換部16はプリン
タ応答時間計測部15の計測データを各種指数や係数に
変換し、それら変換データを信号線101を通してプリ
ンタ処理能力情報格納部6に書込む。
【0032】すなわち、プリンタ制御言語個別発生部1
1はプリンタの制御言語単位で多数の同一命令をプリン
タ装置10に送出する。プリンタ応答時間計測部15は
プリンタ制御言語個別発生部11からの多数の同一命令
各々に対するプリンタ装置10からの印刷完了応答を確
認する。
【0033】この過程で、1ページ当たりのプリンタの
制御言語の同一命令の数を増やしていくと、最初のうち
はプリンタ装置10のエンジン(プリンタ装置の機械的
部分を指し、例えば電子写真式プリンタで6PPMの印
刷速度を持つものであれば、毎分6枚の機械的印刷能力
を有することになる)が持つスピードよりも制御言語の
同一命令の処理時間が短いので、1ページの印字時間に
変化がないか、あるいは誤差の範囲である。
【0034】しかしながら、命令の数を増やしていくに
つれ、プリンタ装置10のエンジンが持つスピードより
も同一命令の処理時間が大きくなり、プリンタ装置10
の印刷完了応答の時間に変化が生ずる。この変化が始ま
った時の1ページ当たりの命令数がプリンタ装置10の
対応プリンタ制御言語の処理能力となる。その後に、プ
リンタ応答時間計測部15は得られた命令数に定数を乗
じて命令対命令指数の形(命令対応変換表)に変換す
る。
【0035】また、印刷文字発生部12も上記と同様な
方法で1ページ当たりの文字数を増やしていき、プリン
タ装置10の印刷完了応答の時間に変化が生じだす文字
数を見付け、文字の大きさ毎にデータをとることで、展
開処理指数のデータを生成する。但し、この場合にはキ
ャッシュ(プリンタ装置内にある文字のビットマップデ
ータを蓄積するキャッシュメモリ)がヒットすると、文
字展開時間がほとんどかからないので、キャッシュがヒ
ットしない文字列の発生が条件となる。
【0036】同様に、ビットマップデータ発生部13で
発生するビットマップデータによる計測結果がプリンタ
装置10のビットマップ指数に、データ転送能力計測デ
ータ発生部14で発生するデータ転送能力計測データに
よる計測結果がプリンタ装置10の転送係数に夫々プリ
ンタ応答時間計測部15に変換される。
【0037】図3は図2のプリンタ処理能力計測部1で
生成されるプリンタの各種処理能力指数を示す図であ
る。図3(a)はプリンタ処理能力計測部1で生成され
る命令対応変換表の一例を示し、図3(b)はプリンタ
処理能力計測部1で生成されるキャッシュ容量表の一例
を示し、図3(c)はプリンタ処理能力計測部1で生成
される展開処理指数の一例を示し、図3(d)はプリン
タ処理能力計測部1で生成されるその他プリンタ処理能
力情報の一例を示している。
【0038】図3(a)に示す命令対応変換表では命令
(rect,……,fill,drow)と命令指数
(35,……,230,20)(各命令の処理時間を指
数化したもの)とが対応付けられている。図3(b)に
示すキャッシュ容量表ではフォントサイズ(X0ポイン
ト,X2ポイント,……,X6ポイント)とキャッシュ
文字数(200,180,……,20)とが対応付けら
れている。
【0039】図3(c)に示す展開処理指数ではフォン
トの種類(ゴシックA,イタリックC,……)とサイズ
(X0,X6,X0,X6,……)と展開処理指数
(0.1,0.9,0.15,1.1,……)とが対応
付けられている。図3(d)に示すその他プリンタ処理
能力情報では係数または指数の名称(ビットマップ係
数,エンジン指数,転送係数)と係数または指数(0.
01,4000,0.04)とが対応付けられている。
【0040】図4及び図5は図1の予測印刷時間計算部
3の処理動作を示すフローチャートである。これら図1
〜図5を用いて予測印刷時間計算部3による予測印刷時
間の計算処理について説明する。
【0041】予測印刷時間計算部3は新たな印刷データ
が印刷データ格納部6に格納され、印刷データ格納部6
からその印刷データの格納位置及び情報量が送られてく
ると、その印刷データの最初のページから処理を開始す
る。
【0042】予測印刷時間計算部3は図形命令やその他
の特殊命令に対するプリンタ装置10の処理能力を示す
命令対応変換表をプリンタ処理能力情報格納部2から取
出し、その命令対応変換表を使用してページ内の総処理
指数を計算する(図4ステップS1)。
【0043】すなわち、予測印刷時間計算部3は命令対
応変換表を使用して印刷データ格納部6からの印刷デー
タの最初のページ内にある図形命令やその他の特殊命令
を命令指数に変換し、そのページ内の全命令を命令指数
の形で積算していき、総命令処理時間に対応した命令指
数を算出する(図5ステップS11)。
【0044】続いて、予測印刷時間計算部3はページ内
にある文字の描画時間、つまり特殊なフォーマットの輪
郭線データ等からビットマップデータに展開処理を行う
文字描画の処理時間を計算するため、文字のビットマッ
プ展開されたデータがどの程度キャッシュされた文字の
ビットマップデータとしてヒットするかを予測する。こ
れにはキャッシュのサイズがわからないと推測できない
ので、キャッシュ容量表をプリンタ処理能力情報格納部
2から取出して参照する。
【0045】キャッシュ容量表においてはフォントサイ
ズ(文字の大きさをポイントという単位で表示)によっ
てキャッシュできる容量が変化するので、ページ内にあ
る文字のフォントサイズに合せてキャッシュ容量の変化
を推測計算し、実効的にビットマップデータに展開処理
が必要な文字数とフォントサイズとを得る。
【0046】予測印刷時間計算部3は展開処理指数をプ
リンタ処理能力情報格納部2から取出して参照し、フォ
ントの種類とフォントサイズとから一文字当たりの展開
処理時間に相当する展開処理指数を見付ける。その後
に、予測印刷時間計算部3は実効的にビットマップデー
タに展開処理が必要な文字数とフォントサイズとを用
い、ページ内の文字展開処理時間に対応した文字指数を
算出する(図5ステップS12)。
【0047】予測印刷時間計算部3はページ内にあるビ
ットマップデータの総データ量を計算し、プリンタ処理
能力情報格納部2から取出したビットマップデータ係数
を乗じてビットマップ指数を求める(図5ステップS1
3)。
【0048】予測印刷時間計算部3はページ内にある総
データ量からプリンタ装置10へのデータ転送時間を計
算する(図5ステップS14)。この場合、予測印刷時
間計算部3はページ内にある総データ量にプリンタ処理
能力情報格納部2から取出した転送係数を乗じて転送時
間指数を求める。
【0049】予測印刷時間計算部3は上記のステップS
11〜S14で夫々算出した命令指数と文字指数とビッ
トマップ指数と転送時間指数との和を計算し、ページ毎
の総処理指数を求める(図5ステップS15)。
【0050】予測印刷時間計算部3はステップS15で
計算したページ毎の総処理指数を、プリンタ処理能力情
報格納部2から取出したエンジン指数と比較する(図5
ステップS16)。
【0051】予測印刷時間計算部3は総処理指数がエン
ジン指数以下の場合、そのページの印刷に関連する処理
時間がプリンタ装置10のエンジンの持つ印刷速度で1
枚の印刷時間が決まるため、総処理指数にエンジン指数
を代入する(図5ステップS17)。
【0052】つまり、実際に計算された総処理指数がい
くら小さい値でもプリンタ装置10のエンジン性能以上
に早くならないので、総処理指数にエンジン指数を代入
する必要がある。
【0053】また、予測印刷時間計算部3は総処理指数
がエンジン指数以上の場合、そのページの印刷に関連す
る処理時間がプリンタ装置10のエンジン性能で決まる
1ページの印刷時間を超えるので、総処理指数をそのま
まそのページの総処理指数とする。
【0054】予測印刷時間計算部3はページ内の総処理
指数を計算すると、そのページが最終ページかを判断し
(図4ステップS2)、最終ページでなければ次のペー
ジの処理に移るためにページカウントを+1増加させ
(図4ステップS4)、ステップS1の処理に戻る。
【0055】予測印刷時間計算部3は総処理指数を計算
したページが最終ページであれば、全ページの総処理指
数の総和を計算し、その計算結果をエンジン指数で除し
たものを優先指数とする(図4ステップS3)。予測印
刷時間計算部3は算出した優先指数を印刷優先順位設定
部4に出力する。
【0056】図6は本発明の一実施例の優先順位の制御
を示す図である。図6(a)及び図6(c)は図1の印
刷データ格納部6の管理表を示し、図6(b)と図6
(d)と図6(e)とは図1の印刷制御部5の管理表を
示す図である。これら図1〜図6を用いて本発明の一実
施例による優先順位の制御について説明する。
【0057】印刷データ格納部6はホストコンピュータ
9からホストインタフェース部7を通して印刷データを
受信すると、その印刷データを待ち行列に入れる。つま
り、印刷データ格納部6は印刷データを受信した順番に
Q番号という待ち行列番号を付与して管理している[図
6(a)参照]。
【0058】図6(a)においては、「011」の印刷
データが印刷データ格納部6内にある最古の印刷データ
であり、「013」の印刷データが最後に受信した印刷
データである。この待ち行列の管理表ではQ番号のほか
に、印刷データの印刷データ格納部6内における記憶位
置を示すデータ位置と、その印刷データのデータ長とが
管理されている。
【0059】すなわち、待ち行列の管理表にはQ番号
「011」にデータ位置「14」及びデータ長「4」
が、Q番号「012」にデータ位置「14」及びデータ
長「1000」が、Q番号「013」にデータ位置「1
014」及びデータ長「21」が夫々対応付けられて格
納されている。
【0060】このとき、印刷制御部5の管理表は印刷待
ち行列を管理しており、印刷データ格納部6の管理表に
対応してQ番号「011」〜「013」の各印刷データ
の優先順と優先指数とが管理されている[図6(b)参
照]。すなわち、印刷待ち行列の管理表にはQ番号「0
11」に優先順「0」と優先指数「3」とが、Q番号
「012」に優先順「1」と優先指数「25」とが、Q
番号「013」に優先順「2」と優先指数「7」とが格
納されている。
【0061】図6(b)においては、優先順の値が
「0」の印刷データは現在印刷中を示し、優先順の値が
「1」の印刷データは次に印刷すべき待ち行列の印刷デ
ータ(Q番号が「012」の印刷データ)を示し、優先
順の値が「2」の印刷データは次の次に印刷すべき待ち
行列の印刷データ(Q番号が「013」の印刷データ)
を示している。
【0062】上記の如く、印刷データ格納部6の管理表
に待ち行列が管理され、印刷制御部5の管理表に印刷待
ち行列が管理されている時にホストコンピュータ9から
ホストインタフェース部7を通して新たな印刷データを
受信すると、その印刷データにQ番号「014」が付与
され、印刷データ格納部6の管理表にQ番号「014」
とその印刷データのデータ位置「1035」及びデータ
長「8」とが書込まれる[図6(c)参照]。
【0063】この新たな印刷データに対しては予測印刷
時間計算部3で上述したような予測印刷時間の計算処理
が施される。印刷優先順位設定部4は予測印刷時間計算
部3で計算された優先指数「2」を基に新たな印刷デー
タ(Q番号「014」の印刷データ)の印刷優先順位を
決定し、印刷制御部5に通知する。
【0064】印刷制御部5は印刷優先順位設定部4で決
定された印刷優先順位に基づいて管理表を書替える[図
6(d)参照]。図6(d)においては、Q番号「01
1」の印刷データに優先順「0」が、Q番号「012」
の印刷データに優先順「2」が、Q番号「013」の印
刷データに優先順「3」が、Q番号「014」の印刷デ
ータに優先順「1」が夫々書込まれる。
【0065】ここで、図6(d)の優先順と図6(b)
の優先順とを比べると、Q番号「012」及びQ番号
「013」の印刷データの優先順が夫々+1され、優先
順が繰り下がっていることがわかる。
【0066】本発明の一実施例では印刷優先順位設定部
4の内部に設定した優先順を変更するか否かの限界値を
優先指数限界値と呼び、その優先指数限界値が「3」に
設定されている。
【0067】ここで、優先指数が「3」に等しいか、あ
るいは優先指数が「3」以下のQ番号が印刷優先順位設
定部4に与えられると、優先指数が「3」以上のQ番号
の優先順を変更する処理が行われる。この処理機能は印
刷優先順位設定部4に組込まれている。
【0068】この優先指数限界値は経験的に決定された
値であり、ユーザの使用環境によって優先指数限界値の
設定を自由に変更することができるようになっている。
この場合にはQ番号「014」が優先指数「2」で優先
指数限界値「3」以下となるので、印刷優先順位設定部
4で優先順の変更処理が開始される。
【0069】印刷優先順位設定部4は優先順の変更処理
を開始すると、印刷制御部5の管理表の優先指数をサー
チし、優先指数限界値「3」以下のQ番号を持つ最大の
優先順を探す。図6(d)においてはQ番号「011」
の優先順が「0」と最大なので、この優先順「0」に+
1を加算した数値「1」を印刷制御部5の管理表のQ番
号「014」に対応した優先順の項に書込む。
【0070】その後に、印刷優先順位設定部4は印刷制
御部5の管理表の優先指数を再度サーチし、優先指数限
界値「3」以上のQ番号を探して順次対象となるQ番号
の優先順に+1を加算して書込む。つまり、Q番号「0
12」の優先順を「2」に、Q番号「013」の優先順
を「3」に夫々変更する[図6(d)参照]。
【0071】印刷優先順位設定部4は上記のようにして
変更した優先順位を印刷制御部5の管理表に書込み、処
理を終了する。印刷制御部5は印刷優先順位設定部4に
よって行進処理された管理表を用いて印刷の制御、つま
り印刷データ格納部6からプリンタ装置10への印刷デ
ータの送出の制御を行う。
【0072】印刷制御部5の動作としては管理表の優先
順の項に基づいて印刷データ格納部6に印刷開始の指示
命令を出力する。実際の動作を図6(d)を使用して説
明すると、Q番号「011」の印刷データは優先順が
「0」なので現在印刷中であり、印刷データ格納部6か
らQ番号「011」の印刷完了(プリンタ装置10への
印刷データの転送完了)の情報を受けると、管理表から
Q番号「011」の情報を削除する。
【0073】印刷制御部5は管理表からQ番号「01
1」の情報を削除すると、管理表に残っているQ番号
「012」、Q番号「013」、Q番号「014」の優
先順の数値を夫々1減算し、Q番号「012」の優先順
を「1」とし、Q番号「013」の優先順を「2」と
し、Q番号「014」の優先順を「0」とする。
【0074】印刷制御部5は優先順が「0」となったQ
番号「014」の印刷データに対して印刷データ格納部
6に印刷開始の指示命令を出力する。よって、プリンタ
装置10ではQ番号「011」の印刷データの印刷に続
いて、Q番号「014」の印刷データの印刷が行われ
る。
【0075】尚、印刷制御部5の管理表はQ番号をキー
番号に関連付けされたリレーショナルデータベース構造
となっている。これに伴って、本発明の一実施例には印
刷データ格納部6と印刷制御部5と印刷優先順位設定部
4との間で印刷制御部5の管理表や印刷データ格納部6
の待ち行列管理表の更新処理で競合による更新ミスを発
生させないためのデータベースのロック機構(図示せ
ず)も設けられている。
【0076】このように、ホストコンピュータ9からの
印刷データが印刷データ格納部6に入力される毎にプリ
ンタ処理能力情報格納部2の各種プリンタの処理命令の
平均実行時間に基づいて予測印刷時間計算部3で予測印
刷時間を算出し、少なくとも印刷データの入力順及び予
測印刷時間を基に印刷データの印刷を指示する命令の優
先順位を印刷優先順位設定部4で決定することによっ
て、複雑な図形印刷等多くの処理時間を必要とする印刷
の優先順を下げることができるので、負荷の軽い印刷デ
ータを優先して印刷することができる。これによって、
ユーザが一般的に複雑な図形印刷等多くの処理時間を必
要とする印刷の処理時間をユーザの期待値に近付けるこ
とができる。
【0077】また、プリンタ処理能力計測部1で予め計
測された各種プリンタの処理命令の平均実行時間をプリ
ンタ処理能力情報格納部2に格納しておくことで、予測
印刷時間をホストコンピュータ側から読出すことが可能
となるため、ユーザに印刷終了までの予定時間を表示す
ることができ、ユーザの予測行動が可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、予
め計測されたプリンタ装置に対する処理命令毎の実行時
間に基づいて入力命令の予測印刷時間を算出し、少なく
とも入力命令の入力順及び予測印刷時間を基に入力命令
の前記印刷優先順位を決定することによって、負荷の軽
い印刷データの優先印刷を可能とし、印刷待ち時間の軽
減を図ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1のプリンタ処理能力計測部の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】(a)は図2のプリンタ処理能力計測部で生成
される命令対応変換表の一例を示す図、(b)は図2の
プリンタ処理能力計測部で生成されるキャッシュ容量表
の一例を示す図、(c)は図2のプリンタ処理能力計測
部で生成される展開処理指数の一例を示す図、(d)は
図2のプリンタ処理能力計測部で生成されるその他のプ
リンタ処理能力情報の一例を示す図である。
【図4】図1の予測印刷時間計算部の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】図1の予測印刷時間計算部の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図6】(a)は図1の印刷データ格納部の管理表を示
す図、(b)は図1の印刷制御部の管理表を示す図、
(c)は図1の印刷データ格納部の管理表を示す図、
(d)は図1の印刷制御部の管理表を示す図、(e)は
図1の印刷制御部の管理表を示す図である。
【符号の説明】
1 プリンタ処理能力計測部 2 プリンタ処理能力情報格納部 3 予測印刷時間計算部 4 印刷優先順位設定部 5 印刷制御部 6 印刷データ格納部 9 ホストコンピュータ 10 プリンタ装置 11 プリンタ制御言語個別発生部 12 印刷文字発生部 13 ビットマップデータ発生部 14 データ転送能力計測データ発生部 15 プリンタ応答時間計測部 16 プリンタ処理能力情報変換部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位装置に接続されたプリンタ装置の印
    刷優先順位を制御するプリントサーバシステムであっ
    て、予め計測された前記プリンタ装置に対する各種処理
    命令毎の実行時間に基づいて処理命令の予測印刷時間を
    算出する算出手段と、少なくとも前記処理命令の入力順
    及び前記算出手段で算出された予測印刷時間を基に前記
    処理命令の前記印刷優先順位を決定する決定手段とを有
    することを特徴とするプリントサーバシステム。
  2. 【請求項2】 前記各種処理命令毎の実行時間を予め計
    測する計測手段と、前記計測手段の計測結果を蓄積する
    蓄積手段とを含むことを特徴とする請求項1記載のプリ
    ントサーバシステム。
  3. 【請求項3】 前記決定手段で決定された前記印刷優先
    順位を格納する格納手段と、前記格納手段の内容を前記
    決定手段で決定された最新の印刷優先順位に基づいて変
    更する変更手段とを含むことを特徴とする請求項1また
    は請求項2記載のプリントサーバシステム。
JP7111559A 1995-05-10 1995-05-10 プリントサーバシステム Pending JPH08305514A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7111559A JPH08305514A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 プリントサーバシステム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7111559A JPH08305514A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 プリントサーバシステム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08305514A true JPH08305514A (ja) 1996-11-22

Family

ID=14564463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7111559A Pending JPH08305514A (ja) 1995-05-10 1995-05-10 プリントサーバシステム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08305514A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003091375A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Nec Corp 印刷方式及びその方法
JP2010243841A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
CN102756573A (zh) * 2011-04-21 2012-10-31 佳能株式会社 信息处理装置及打印设置方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003091375A (ja) * 2001-09-19 2003-03-28 Nec Corp 印刷方式及びその方法
JP2010243841A (ja) * 2009-04-07 2010-10-28 Canon Inc 画像処理装置及びその制御方法、並びにプログラム
US8537381B2 (en) 2009-04-07 2013-09-17 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, method of controlling the same and storage medium
CN102756573A (zh) * 2011-04-21 2012-10-31 佳能株式会社 信息处理装置及打印设置方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2011202617B2 (en) Print document processing system, cache apparatus, data processing apparatus, program, and print document processing method
US8810813B2 (en) Print document processing system, cache apparatus, computer readable medium storing program, and print document processing method
US7551313B2 (en) Image processing device, image processing method, program, and computer readable recording medium on which the program is recorded
JPH08235003A (ja) 印刷ジョブを印刷する総時間を見積もるための装置及び方法
US7450252B1 (en) Method and device for processing image data
JP3221249B2 (ja) 出力装置およびジョブ管理装置
JPH08305514A (ja) プリントサーバシステム
JPH1011233A (ja) 印刷制御装置
JP2001245123A (ja) 画像処理装置,画像処理方法および画像処理過程を記憶した記憶媒体
JP3087462B2 (ja) プリント制御装置
JP3223724B2 (ja) 出力装置およびジョブ管理装置
JP2007152898A (ja) 印刷処理装置
JP3709695B2 (ja) 印刷システム、印刷システムに用いられるプリンタサーバ装置、プリンタサーバの処理方法およびプリンタサーバ処理プログラムが記録された記録媒体
JP3897083B2 (ja) 印刷処理装置及び印刷処理方法
JPH10157253A (ja) 印刷制御装置
JP2785775B2 (ja) プリンタシステム
KR100472455B1 (ko) 프린팅 상태 표시 장치 및 방법
JP2707963B2 (ja) 印刷システム
KR100338750B1 (ko) 프린터의대기작업인쇄처리순서조정방법
JPH1091366A (ja) 印刷処理装置
JP2001146049A (ja) プリンタシステム及びそれを用いた描画処理方法及び描画処理を行うプログラムを記録した記録媒体
JPH03121527A (ja) 印字出力制御方式
JP2000351240A (ja) 印刷制御装置、印刷制御方法、及び記憶媒体
JPH0895544A (ja) 文字処理装置
JPH10240471A (ja) プリントシステム

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020521