JPH08301198A - 航空機給油用固定装置 - Google Patents

航空機給油用固定装置

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JPH08301198A
JPH08301198A JP11163196A JP11163196A JPH08301198A JP H08301198 A JPH08301198 A JP H08301198A JP 11163196 A JP11163196 A JP 11163196A JP 11163196 A JP11163196 A JP 11163196A JP H08301198 A JPH08301198 A JP H08301198A
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fixed base
aircraft
pipe
pod
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JP11163196A
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Michel Magne
ミシエル・マーニユ
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Elf Antar France
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64FGROUND OR AIRCRAFT-CARRIER-DECK INSTALLATIONS SPECIALLY ADAPTED FOR USE IN CONNECTION WITH AIRCRAFT; DESIGNING, MANUFACTURING, ASSEMBLING, CLEANING, MAINTAINING OR REPAIRING AIRCRAFT, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; HANDLING, TRANSPORTING, TESTING OR INSPECTING AIRCRAFT COMPONENTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B64F1/00Ground or aircraft-carrier-deck installations
    • B64F1/28Liquid-handling installations specially adapted for fuelling stationary aircraft
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T137/00Fluid handling
    • Y10T137/8593Systems
    • Y10T137/8807Articulated or swinging flow conduit

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Handcart (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 事故の危険がなく、航空機の近傍における車
両の交通を妨害せずに、いかなるタイプの航空機にも加
圧燃料分配装置から給油することができる固定装置を提
供する。 【解決手段】 加圧燃料供給装置を装備した空港で航空
機の給油を確保するように固定装置が少なくとも一カ所
の航空機パーキングエリアの近傍に配置される。装置は
装置に接続されたパイプを含む。前記パイプは地面に構
築された固定ベースに入り、次に関節構造に入る。航空
機に接続するためのその先端は、関節構造の先端にあり
鉛直に移動できるポッドに取り付けられる。台車は方向
付け可能な駆動輪によって地面に置かれ、駆動輪の駆動
が構造の展開と折りたたみとを制御する。展開時、この
構造は車両が通過できるブリッジを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空港に存在する加
圧燃料分配装置から航空機に給油するための固定装置に
関する。
【0002】本装置は、加圧燃料分配装置を有するあら
ゆる空港で使用することができる
【0003】
【従来の技術】空港で現在使用されている給油技術には
二つのタイプのものがある。
【0004】第一の技術は、航空機のパーキングエリア
の近傍に圧力取出穴を有する加圧燃料分配装置を装備し
た空港に関係する。
【0005】この第一の給油技術によると、「サーバ
(servers)」として知られる小型ローリ(lo
rries)を使用して加圧燃料を空港のタンクに移
す。この小型ローリは、燃料の特性を完全に維持して該
燃料を完全に安全な状態で簡単にタンクに移送できるよ
うな方法で装備される。このため、通常は制御装置、弁
類、可撓パイプ、昇降台などを備える。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この第一の給油技術は
多くの空港で現在使用されているが、重大な欠点を有す
る。
【0007】したがって、サーバには、実施するには給
油時間を通じてサーバのモータ機能を維持することを必
要とするエネルギー源、特に油圧および空気圧エネルギ
ー源がなければならない。安全性の観点からこれで満足
できないのは明白である。
【0008】さらにサーバは、空港のある地点から別の
地点へと連続的に移動しなければならない複雑な機関で
あり、このため他のサービス車両または航空機自体との
事故を生じる危険性がある。安全性の観点からも、生態
学的観点からも、これで満足できないのは明白である。
【0009】さらに、サーバによる燃料の分配は通常、
すべての作業を制御する一人のオペレータによって実施
される。したがって、このオペレータは給油時に、航空
機、ローリ、および航空機の周囲で進行している集中的
な活動も監視する必要がある。したがって、給油の終了
時にオペレータは適切な時に反応することができず、大
量の燃料が地面にこぼれる可能性が高い。生態学的また
は財政的な観点からこれで満足できないのは明白であ
る。
【0010】現在利用されている第二の給油技術は最も
一般的に利用されている技術で、あらゆるタイプの空港
に、特に加圧燃料分配装置を装備していない空港に関す
る。
【0011】この第二の技術は、「給油車(bowse
rs)」または給油車両として知られる水タンクローリ
を使用する。これらのローリは、サーバのものと同様の
機器、さらに車両に搭載した一つまたはいくつかのコン
デンサを含む。これは、エアターミナルの付近のハイド
ロカーバイドの貯蔵に使用される空港の倉庫とパーキン
グエリアとの間を絶えず移動する必要がある。
【0012】その機器がサーバの機器と類似していると
想定すると、給油車はサーバと同じ欠点を有し、これが
大量の燃料(通常は20,000から80,000リッ
トル)を運搬することから事態はさらに悪化する。
【0013】現在利用されているこれらの給油技術に加
え、使用時以外にはコイル状に巻かれた可撓パイプによ
って、加圧燃料分配装置に属する固定した圧力取出口と
航空機のタンクとを直接連結することも、特にフランス
特許FR−A−2417712号で考察されている。
【0014】この特に単純な解決策は、現在利用されて
いる二つの従来技術が有する危険を呈さない。しかし、
空港の航空機周辺は交通量が多く、その結果、可撓パイ
プが極めて急速に磨耗し、頻繁に交換する必要がある。
そのうえ、かつさらに深刻なことには、車両によって可
撓パイプが引き抜かれる危険が非常に大きく、これは安
全性からも生態学的観点からも満足でない。
【0015】最後に、米国特許US−A−499346
3号は、使用時以外には地面に引き込むことができる関
節パイプに加圧燃料分配装置の固定圧力取出口を接続す
ることを示唆している。このパイプを展開すると航空機
に給油することができる。
【0016】圧力取出口を航空機に接続するパイプは、
その剛性の性質のために、パーキングエリアの近傍で前
後に移動する多数の車両にとってほとんど克服できない
障害となり、これは流動的な交通の流れにとって望まし
くなく、大事故を引き起こす危険があることは明白であ
る。さらに、関節パイプを構成する各部分が剛性のた
め、この技術は予めパイプの寸法を合わせた特定のタイ
プの航空機にしか利用できない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、周知の技術で
避けられない事故の危険がなく、航空機の近傍における
車両の交通を妨害せずに、いかなるタイプの航空機にも
加圧燃料分配装置から給油することができる固定装置に
関する。
【0018】本発明によると、この結果を得るには、加
圧燃料分配装置から航空機に給油するための固定装置を
使用し、この装置は少なくとも一つの航空機パーキング
エリアに近い地面に構築された固定ベースと、折りたた
まれた休止位置から前記構造の下を車両が通過できる展
開した給油状態へと水平に展開できるように、先端の一
方が固定ベースによって第1の鉛直ピンのまわりを旋回
自在に支持された少なくとも一つの関節構造と、前記関
節構造の第2の先端を地面に置くための少なくとも一つ
の方向付け可能な駆動輪を備える駆動要素と、低い休止
及び変位位置から上方の給油位置まで移動できるように
関節構造の第2の先端に取り付けられたポッド(po
d)と、固定ベースと、第1の先端が分配装置に接続さ
れると共にポッドに連結された第2の先端が航空機接続
用の少なくとも一つの部材を支承する各関節構造とに取
り付けられたパイプとを含んでいる。
【0019】本発明の一つの好ましい実施例では、関節
構造は、ほぼ同じ長さで第2の鉛直ピンによってコンパ
スの要領で接合される二つの剛性の水平セクションを含
む。これらのセクションは、車両が地上を通過できる高
さに配置される。この場合、一方のセクションにおける
第2の鉛直ピンとは反対側にある先端が、関節構造の第
1の先端を形成し、第2のセクションにおける第2の鉛
直ピンとは反対側にある先端が、関節構造の第2の先端
を形成するフレームによって下方に延びている。このフ
レームは、第3の鉛直ピンのまわりで方向付け可能な駆
動輪を介して地上に置かれる。
【0020】関節構造の折りたたまれた休止位置におい
て、二つのセクションは、固定ベースに関してこの構造
を使用するパーキングエリアの反対側に配置されるのが
好ましい。この特徴によって特に、ポッドをモータに衝
突する危険を冒さずに航空機の飛行面の前端に対して可
能な最適の方向にすることができる。
【0021】本発明の好ましい実施例では、パイプは、
固定ベースおよび関節構造の各セクションに夫々送られ
る三つの剛性パイプセクションを含む。パイプはさら
に、このパイプセクションの先端同士を接続する二つの
回転式コネクタを含む。これらの回転式コネクタは、夫
々予め画定された第1および第2の鉛直ピンと合体され
た二つの垂直ピンを画定する。
【0022】さらに、パイプは剛性パイプセクション
を、ポッドに搭載されて先端に接続部材を有する少なく
とも一つの可撓延長部片に接続する可撓パイプセクショ
ンも含む。
【0023】二つの関節構造を同じベースに取り付ける
ことが好ましい。
【0024】場合に応じて、固定ベースは、二つの航空
機パーキングエリアの間に構築されたポールで形成する
か、乗客の移動を確保するブリッジも接合された柱によ
って形成するか、最終的にはエアターミナルからの延長
部によって形成することができる。
【0025】モータ要素は、共通軸に取り付けられた二
つの車輪と、各車輪に関連する独立したモータとを含む
ことが好ましい。次に、これらのモータを制御する手段
をポッドに取り付ける。
【0026】装置を操縦するオペレータはポッドに搭乗
することが好ましく、これは、燃料を分配するようパイ
プに取り付けられた少なくとも一つの調節可能な弁、こ
の分配を緊急停止する少なくとも一つの制御装置、供給
された燃料の量を指示する指示器および少なくとも一つ
の警報装置を支持する。
【0027】最後に、パイプの第1の先端の分配装置へ
の接続は、固定ベースのすぐ近傍の地面に配置されたケ
ーソンによって実行する。このケーソンは、燃料の供給
を制御し、調節し、測定する手段を含む。
【0028】以下に、添付図を参照しながら、本発明の
一つの好ましい実施の形態について、非制限的な例を示
す。
【0029】
【発明の実施の形態】図1および図2では、参照番号1
0はおおむね、二カ所のパーキングエリアの近傍で航空
機に取り付けた固定給油装置を示す。これらのパーキン
グエリアは夫々、特定のタイプの航空機Aを収容するこ
とができる。
【0030】固定給油装置10は、加圧燃料分配装置
(図示せず)を装備した空港に設置するように用意され
る。この装置は、本発明の一部を形成せず、パーキング
エリアの近傍の航空機に給油するのに必要な燃料を送る
ことができる。これは、前記パーキングエリアの近傍に
配置された圧力取出口を備えた地下パイプを含む。固定
給油装置10は、これらの圧力取出口のいずれか一つに
接続される。
【0031】図1および図2は、乗客が航空機Aとエア
ターミナル(図示せず)との間を移動できるブリッジP
も概略的に図示する。この従来のブリッジPは、一般に
伸縮式でエアターミナルの側面で地上に配置された柱B
に接合される。
【0032】本発明の固定給油装置10は、隣接する二
カ所のパーキングエリアに配置された航空機に同時に給
油できるよう設計されている。一つの変形では、航空機
一機に給油できるように、より小さい装置を一カ所のパ
ーキングエリアの近傍に配置できることに注目しなけれ
ばならない。
【0033】装置10は主に、図1から図3に関連して
連続的に述べる機械部分および油圧部分を含む。
【0034】固定給油装置10の機械部分は、まず第一
に、前記二カ所のパーキングエリアに最も近い圧力取出
口のすぐ近くの地面に構築された固定ベース12を含
む。図示の実施例では、固定ベース12は、圧力取出口
のすぐ近傍の飛行機Aのパーキングエリア二カ所の間に
直接構築されたポールで形成される。
【0035】一つの実施例の変形(図示せず)では、固
定ベース12は、問題の圧力取出口に最も近いブリッジ
Pの関節柱Bによって直接形成される。
【0036】別の実施例の変形(図示せず)では、固定
ベース12は、エアターミナルの延長部で形成すること
ができる。
【0037】図示の実施例では、装置10の機械部分は
さらに、これらの飛行機の固定ベース12に最も近いセ
ミウィングに配置された航空機Aのタンクに個々に給油
できる二つの関節構造14(図2)を含む。装置が航空
機一機に給油することを意図した場合は当然、関節構造
14を一つしか含まない。各関節構造14の第一先端
は、固定ベース12の頂部で第1の鉛直ピン22によっ
て回転可能な状態で支持される。
【0038】関節構造14およびそれに関連する要素
が、完全に等しく生産されるということを想定して、こ
こではそれらの構造および関連する要素のうち一個しか
述べなくてよい。
【0039】図1から図3に示す好ましい実施例では、
各関節構造14は、地面からの距離dで水平に配置され
たほぼ直線の二本の剛性のセクション16および18を
含む(図1)。この距離dは、特に関節構造を図示のよ
うに展開した場合に、走行車両が関節構造14の下を通
過できるのに十分である。
【0040】特に関節構造14のセクション16および
18は、ほぼ同じ長さを有する。これらの二つのセクシ
ョン16および18は、関節構造14がコンパスの要領
で水平方向に曲がるように、第2の鉛直ピン20によっ
て互いに接合される。
【0041】関節構造14の第1の先端は、第1の鉛直
ピン22によって固定ベース12の頂部に接合され、セ
クション16の第2のヒンジピン20とは反対側の先端
で形成される。この配置により、関節構造14は、図2
の一点鎖線で示す折りたたまれた休止位置、および図1
および図2の実線で示す展開した給油位置を占めること
ができる。
【0042】折りたたまれた休止位置では、関節構造1
4の二つのセクション16および18は、第1および第
2のヒンジピン22および20を中心に回転することに
より、固定ベース12に対して給油すべきパーキングエ
リアの反対側で互いに接するよう折りたたまれる。この
構造を固定ベース12に接合する先端と反対側の関節構
造14の先端とが前者のすぐ近傍に配置される。このよ
うな状況では、装置の占有するスペースは最小で走行車
両の動きをほとんど妨害せず、特に関節構造14を常に
地上高さdに配置すると妨害しない。
【0043】折りたたまれた場合の関節構造14とブリ
ッジとが衝突する危険を避けるように、距離dは可能な
限り各ブリッジPの最大高さよりわずかに大きい値とし
なければならない。しかし、ブリッジ自体が通常は折り
たたまれていることから、通常はこのような衝突は不可
能であることに注目しなければならない。
【0044】さらに、関節構造14の展開した給油位置
では、関節構造はその寸法によって走行車両が通過でき
るブリッジを形成する。この特徴を図1に示す。
【0045】関節構造14の二つのセクション16、1
8の寸法は、この構造が給油するパーキングエリアに駐
機する航空機Aのタイプに関係なく、セクション16、
128が上から見て決して一直線上にならないように決
定しなければならないことに注目すべきである(図
2)。この条件は、セクション16および18を接続す
る関節に開角度を180°未満の値に制限する行程端ス
トップを設けることによって、特に保証することができ
る。
【0046】図1に概略的に図示するように、関節構造
14の第2のセクション18は、剛性のフレーム24に
よって下方向に延び、これは第2のセクション18の自
由先端に固定するか、このセクションに沿った一つの部
分で形成することができる。このフレーム24は、図1
に図示するように、鉛直方向またはわずかに傾斜した部
分、さらにほぼ水平な低部を備える。フレーム24のこ
の低部は、図3に図示するように、所与の軸28によっ
て支持された方向指示可能な二つの駆動輪26によって
地上に配置される。
【0047】軸28およびこれが支持する駆動輪26
は、フレーム24の水平な低部に取り付けられた駆動要
素30に属する。このモータ要素30はさらに、軸28
と一体の垂直柱32を含み、これによって駆動要素は第
3の鉛直ピン34を中心とした回転状態でフレーム24
の低い水平部に取り付けられる。
【0048】駆動要素30はさらに、個々に各駆動輪2
6に関連して別個に制御される二つのモータ(図示せ
ず)を含む。この配置は、関節構造14の先端を形成す
るフレーム24の低い水平部が所与の通路に沿って移動
することを許容するもので、それによってオペレータは
満足できる状態で関連構造を任意に展開し、折りたたむ
ことができる。
【0049】駆動装置30は、本発明の状況から逸脱す
ることなく、異なる生産が可能であることに注目しなけ
ればならない。したがって、二つの駆動輪26とそれを
支持する軸28とによって形成されるユニットは、二つ
のツインホイールに交換することができる。
【0050】フレーム24は、たとえば図3に図示する
ように低い水平部を介して、低い位置と上の位置との間
で垂直またはほぼ垂直方向に移動することができるポッ
ド36を支持する。
【0051】ポッド36は通常、関節構造14が折りた
たまれているときおよび移動時には下の位置にある。こ
れに対して、航空機給油時には上の位置にある。
【0052】ポッド36を上の位置と下の位置との間で
移動させるのは、任意の適切な装置で制御、案内するこ
とができる。したがって、単に一例として、ポッド36
を図3に概略的に図示するように、フレーム24の下の
水平部で支持されて、その上をポッド36が滑る鉛直ガ
イド38に取り付けることができる。したがって、たと
えばポッドに搭載されたモータ(図示せず)の出力軸に
取り付けられたピニオンによって確実に移動を制御す
る。このピニオンは一つのガイド38に支持されたラッ
ク上でギアを入れる。
【0053】一つの変形として、関節構造14のセクシ
ョン18をフレームの下の水平部分に接続するフレーム
24の連結部分にポッドを直接取り付けることによっ
て、ポッド36を上の位置と下の位置の間で案内する。
次に鉛直ガイド38を抑制する。
【0054】ポッド36は、一人のオペレータがこのポ
ッドから給油装置10を確実に実行できるような方法で
装備することが好ましい。そのため、ポッド36は駆動
輪26の駆動を保証するモータを制御するための手段
(図示せず)を含む。これらの制御手段は特に、制御卓
に取り付けられた操作レバーの形をとることができ、そ
れを起動させると制御された通路に沿って関節構造14
を確実に展開し、折りたたむように、各車輪26の回転
駆動を別個に調節可能な速度で同時に制御することがで
きる。
【0055】ポッド36は下記の特定数の機器も支持
し、この機器によってオペレータは装置を航空機のタン
クの給油口に確実に接続し、次に給油を命令して制御す
ることができる。
【0056】上記の機械部分に加えて、本発明の固定給
油装置は、加圧燃料分配装置を航空機の一つまたはいく
つかのタンクに接続し、次に給油を命令して制御するこ
とができる油圧部分を備える。
【0057】この油圧部分は主に、各関節構造14に関
連するパイプ40を含む。特に各パイプ40は、このパ
イプの第1の先端が加圧燃料分配装置の圧力取出口に接
続されると共にその第2の先端がポッド36に接続され
るように固定ベース12および関節構造14に取り付け
られる。さらに、パイプ40のこの第2の先端には、問
題の航空機のタンクの給油口に接続でき、「フッカー
(hooker)」として一般に知られる接続部材42
が取り付けられる。パイプ40の第2の先端は、航空機
二機のタンクに同時に給油できる二つのフッカー42を
搭載することが好ましい。
【0058】図3に概略的に図示するように、パイプ4
0は、固定ベース12に垂直に向かう第1の剛性パイプ
セクション44と、関節構造145の第1のセクション
16内に水平に向かう第2の剛性パイプセクション46
と、関節構造14の第2のセクション18内に水平に向
かう第3の剛性パイプセクション48とを備える。この
図に関する理解を容易にするように、図2で概略的に図
示したのとは反対に、第2の剛性パイプセクション44
の接続は回転式コネクタ50によって保証され、回転式
コネクタの鉛直スイベルピンをヒンジピン22と統合す
る。同様に第3の剛性パイプセクション48は、第1の
セクション16上で、関節構造14の第2のセクション
18のヒンジピン20に合体されたヒンジピンを有する
回転式コネクタ52によって、第2の剛性パイプセクシ
ョン46に接合される。
【0059】上述の配置により、展開時または折りたた
み時に関節構造によって変形しても、パイプ40には何
ら応力が発生しない。したがって、このような変形によ
って生じる漏れの危険性は回避される。
【0060】図3の51および53で概略的に図示する
ように、剛性パイプセクション46および48は夫々、
回転軸受けに取り付けたガイドまたはゴム製スタッドな
どの装置によって関節構造14のセクション16および
18上に個々に支持されるパイプ40は、可撓パイプセ
クション54によって第3の剛性パイプセクションより
先まで延びる。この可撓パイプセクション54の第1の
先端は、フランジによって第3の剛性パイプセクション
48の先端に直接、または剛性セクション56からすぐ
の近傍に固定され、後者は図3に示すように水平軸を有
する回転式コネクタ58によってセクション48の先端
に接続される。可撓パイプセクション54の他方の先端
は、ポッド36に固定され、可撓延長部分60によって
フッカー42に接続される。ポッドが二つのフッカー4
2を備える前述の好ましい場合では、ポッド36に固定
された可撓パイプセクション54の先端は、Y字パイプ
セクションによって延長され、その二本の枝パイプ自体
が、延長部分60に類似の二本の可撓延長部片で延長さ
れ、その可撓延長部片は夫々先端にフッカー42を有す
る。オペレータが燃料の分配を制御できるように、各可
撓延長部片60には調整弁(図示せず)が装備されてい
る。
【0061】パイプ40の第1の先端を加圧燃料分配装
置の圧力取出口に接続するのは、固定ベース12のすぐ
近傍の地面に配置されたケーソン62に収納された「バ
ンドル(bundle)」として知られる一組の装置に
よって実行する。ケーソン62は、装置の圧力取出口の
上に配置され、特に制御手段、調節手段および燃料供給
測定手段を含む。例により、これらの手段は特に、損失
水頭を補償した調整装置、濾過手段、タービンカウンタ
や圧力ゲージやその他の指示器などの計測手段、サンプ
リング装置およびライン制御ソケット、さらに制御およ
び分離弁類を含む。
【0062】給油の命令および制御はポッド36から実
施されるので、バンドルの特定数の機器がパイプ40で
ケーソン62とポッド36との間に敷かれた電気ケーブ
ルによって後者に接続される。この配置によって、ポッ
ド36、供給される燃料の量の指示器、および少なくと
も一つの音または視覚による警報装置に緊急停止および
分配の命令を教え込むことができる。
【0063】様々な図で概略的に図示するように上述し
た装置は、燃料分配装置を装備したいかなる空港にも取
り付けることができる。これは、隣接するパーキングエ
リアに配置された少なくとも一機の航空機、好ましくは
二機の航空機に確実に給油することができる。ポッド3
6の鉛直移動性および関節構造14に与えられた形状に
より同じ装置であらゆるタイプの航空機に給油できるこ
とに注目することが重要である。さらにこの給油は、通
常は航空機の周囲で運転する走行車両の交通を妨げるこ
となく、危険なく実行される。またこの給油は、一人の
オペレータの助力により、また装置の近傍に配置された
一つまたはいくつかのプラットフォームで得られるエネ
ルギーを使用して確保することができ、これは給油を大
幅に単純化し、安全性も高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】航空機給油時に占有する位置における本発明に
適合する給油装置を概略的に示し、乗客を移動させるブ
リッジを一点鎖線で概略的に示した側面図である。
【図2】本発明に適合する所与の装置から二機の航空機
に同時に給油する状態を概略的に示す上面図である。
【図3】本発明の給油装置を構成する様々な要素をさら
に詳しく描いた運動図である
【符号の説明】
A 航空機 10 固定給油装置 12 固定ベース 14 関節構造 16、18 セクション 20 第2の鉛直ピン 22 第1の鉛直ピン 24 フレーム 26 駆動輪 30 駆動要素 34 第3の鉛直ピン 36 ポッド 62 ケーソン

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧燃料分配装置から航空機に給油する
    ための固定装置であって、 少なくとも一つの航空機パーキングエリアに近い地面に
    構築された固定ベースと、 折りたたまれた休止位置から前記構造の下を車両が通過
    できる展開した給油状態へと水平に展開できるように、
    先端の一方が固定ベースによって第1の鉛直ピンのまわ
    りを旋回自在に支持された少なくとも一つの関節構造
    と、 前記関節構造の第2の先端を地面に置くための少なくと
    も一つの方向付け可能な駆動輪を備える駆動要素と、 低い休止及び変位位置から上方の給油位置まで移動でき
    るように関節構造の第2の先端に取り付けられたポッド
    と、 固定ベースと、第1の先端が分配装置に接続されると共
    にポッドに連結された第2の先端が航空機接続用の少な
    くとも一つの部材を支承する各関節構造とに取り付けら
    れたパイプとを含んでいる固定装置。
  2. 【請求項2】 前記関節構造が、コンパスの要領で第2
    の鉛直ピンによって一緒に接合されたほぼ等しい長さの
    二つの剛性水平セクションを含み、これらのセクション
    が、車両が地面を通過できる高さに配置されている請求
    項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 一方のセクションにおける第2の鉛直ピ
    ンとは反対側の先端が前記構造の第1の先端を形成する
    と共に、第2のセクションにおける第2の鉛直ピンとは
    反対側の先端が、前記構造の第2の先端を形成するフレ
    ームによって下方に延びており、このフレームが第3の
    鉛直ピンのまわりで方向付け可能な駆動輪を介して地面
    に置かれている請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記関節構造の折りたたまれた休止位置
    において、前記二つのセクションが、固定ベースに関し
    てこの構造によって供給されるパーキングエリアとは反
    対側に配置されている請求項2または3に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記パイプは、固定ベース内および関節
    構造の各セクション内に夫々送られる三つの剛性パイプ
    セクションを含み、二つの回転式コネクタがこれらのパ
    イプセクションの端と端とを接続し、これらの回転式コ
    ネクタが、第1および第2の鉛直ピンと夫々合体される
    二つの鉛直ピンを画定する請求項2から4のいずれか一
    項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記パイプがさらに、剛性パイプセクシ
    ョンを、ポッドが支持して先端に接続部材を有する少な
    くとも一つの可撓延長部片に接続する可撓パイプセクシ
    ョンを含む請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 同じベースに取り付けられた二つの関節
    構造を有する請求項1から6のいずれか一項に記載の装
    置。
  8. 【請求項8】 前記固定ベースが、二つの航空機パーキ
    ングエリアの間に構築されたポールである請求項1から
    7のいずれか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記固定ベースが、乗客用プラットフォ
    ームも接合される柱である請求項1から7のいずれか一
    項に記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記固定ベースがエアターミナルの延
    長部である請求項1から7のいずれか一項に記載の装
    置。
  11. 【請求項11】 前記駆動要素が、共通軸に取り付けら
    れた二つの車輪と、各車輪に関連する独立したモータと
    を含み、これらのモータを制御する手段がポッドに取り
    付けられる請求項1から10のいずれか一項に記載の装
    置。
  12. 【請求項12】 前記ポッドが、燃料を分配するパイプ
    に取り付けられた少なくとも一つの調整弁、供給された
    燃料の量を指示する指示器、および少なくとも一つの警
    報装置を支持している請求項1から11のいずれか一項
    に記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記パイプの第1の先端の分配装置へ
    の接続が、前記固定ベースのすぐ近傍の地面に配置され
    ると共に制御手段、調整手段および燃料供給測定手段を
    含むケーソンによって行われる請求項1から12のいず
    れか一項に記載の装置。
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