JPH08300320A - 寸法安定化パーティクルボードの製造方法 - Google Patents

寸法安定化パーティクルボードの製造方法

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JPH08300320A
JPH08300320A JP13269995A JP13269995A JPH08300320A JP H08300320 A JPH08300320 A JP H08300320A JP 13269995 A JP13269995 A JP 13269995A JP 13269995 A JP13269995 A JP 13269995A JP H08300320 A JPH08300320 A JP H08300320A
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JP
Japan
Prior art keywords
particle board
moisture
board
piece
warpage
Prior art date
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Pending
Application number
JP13269995A
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English (en)
Inventor
Tadashi Inamasu
正 稲益
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dantani Plywood Co Ltd
Original Assignee
Dantani Plywood Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dantani Plywood Co Ltd filed Critical Dantani Plywood Co Ltd
Priority to JP13269995A priority Critical patent/JPH08300320A/ja
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  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水分吸収性が小さくて、反りや寸法変化が少
ないパーティクルボードの製造方法を提供する。 【構成】 木片に熱硬化性合成樹脂を噴霧処理してフォ
ーミングした後、板状に熱圧締成型し、続いて冷却した
後必要寸法に裁断し、木口から液状非吸湿剤を浸透含浸
させて養生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸湿性が小さくて寸法
の安定したパーティクルボードの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーティクルボードの製造にあっては、
小片に細分した木片にユリア系、メラミン・ユリア共縮
合、フェノール樹脂系、イソシアネート系の熱硬化性合
成樹脂を噴霧処理した後、フォーミングして両側より板
状に熱圧締成型して製造されている。また、パーティク
ルボードの原料となる前記木片にあっては、通常木質廃
材を原料としているので、安価でかつ品質も均一である
ことから、家具用、建築部材用として広く普及してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
パーティクルボードは耐水性に乏しく、水分を吸排出し
て寸法が狂ったり、あるいは反ったりする等の問題があ
った。本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、水
分吸収性が小さくて、反りや寸法変化が少ないパーティ
クルボードの製造方法を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の寸法安定化パーティクルボードの製造方法は、木
片に熱硬化性合成樹脂を噴霧処理してフォーミングした
後、板状に熱圧締成型し、続いて冷却した後必要寸法に
裁断し、木口から液状非吸湿剤を浸透含浸させて養生し
ている。また、請求項2記載の寸法安定化パーティクル
ボードの製造方法は、請求項1記載の製造方法におい
て、前記液状非吸湿剤は、ポリエチレングリコール又は
ポリエチレングリコールメタアクリル酸からなる。
【0005】
【作用】請求項1、2記載のパーティクルボードの製造
方法においては、通常の方法において製造したパーティ
クルボードを所定寸法に切断した後、切断した端面であ
る木口から液状非吸湿剤を噴霧、含浸させている。従っ
て、パーティクルボードの表裏面からの液体噴霧では、
表面に熱硬化性合成樹脂層があるので、噴霧した液体が
芯層まで届かないが、木口からであれば液状非吸湿剤が
内部に浸入し、まんべん無く行き渡らせることができ
る。そして、十分に含浸した後養生するので、液状非吸
湿剤が木片に付着し、これによって、木片が水分を吸収
しにくくなるので、寸法変化、反り等が殆ど無くなる。
【0006】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図1は本発明の一実施例に係る寸法安定化
パーティクルボードの製造方法の説明図である。
【0007】まず、通常の手段によって廃材等を解砕し
て厚み0.2〜0.8mm、長さ10〜20mm程度の
木片を作り、これにフェノール樹脂、メラミン樹脂、イ
ソシアネート樹脂等の熱硬化性合成樹脂を2〜5kg/
3 程度噴霧した後、フォーミングして両側から板状に
熱圧締して、冷却する。これによって、通常のパーティ
クルボードが製造される。なお、熱圧締の条件は温度が
150〜170℃、圧力は20〜30kg/cm2 程度
である。
【0008】このパーティクルボードの原板を、使用す
る必要な寸法に切断し、切断したパーティクルボード1
0の両側の木口に複数のスプレーノズル11を当てて、
ポンプ12から液状非吸湿剤の一例であるポリエチレン
グリコール水溶液(濃度は10〜50%)を噴霧する。
これによって、ポリエチレングリコール水溶液が、パー
ティクルボード10の内部に浸入することになる。な
お、ポリエチレングリコール水溶液に投入するポリエチ
レングリコールの分子量は、400〜1000程度を使
用するのが好ましい。これは分子量が400より小さい
と、液状であって木片内に固定しにくく、1000を越
えると木片内に入りにくいからである。
【0009】ポリエチレングリコール水溶液が十分にパ
ーティクルボード10の内部に浸透したところで、養生
を行う過程(例えば、一週間位)で余分な水分が放出さ
れ、木片の表面及び表面から少し浸透したところに、ポ
リエチレングリコールが残る。これによって木片が水分
を吸収しにくくなり、結果として反りや寸法安定性が向
上する。
【0010】前記実施例においては、液状非吸湿剤の一
例としてポリエチレングリコール水溶液を用いたが、ポ
リエチレングリコールメタアクリル酸水溶液であって
も、更にはその他の溶液であってもよく、要は木片の周
囲をコーティングし、しかもコーティング層が非吸湿性
を有するものであればよい。
【0011】
【発明の効果】請求項1記載の寸法安定化パーティクル
ボードの製造方法は、以上の説明からも明らかなよう
に、パーティクルボードの切断したその木口に、液状非
吸湿剤を噴霧して浸透させるようにしているので、パー
ティクルボード内に液状非吸湿剤がまんべんなく行き渡
り、これによって、パーティクルボードの吸湿性が改善
される。従って、このようにして製造されたパーティク
ルボードを床板等に用いた場合、目すきや突き上げの問
題が解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るパーティクルボードの
製造方法の説明図である。
【符号の説明】
10 パーティクルボード 11 スプレーノズル 12 ポンプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木片に熱硬化性合成樹脂を噴霧処理して
    フォーミングした後、板状に熱圧締成型し、続いて冷却
    した後必要寸法に裁断し、木口から液状非吸湿剤を浸透
    含浸させて養生することを特徴とする寸法安定化パーテ
    ィクルボードの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記液状非吸湿剤は、ポリエチレングリ
    コール又はポリエチレングリコールメタアクリル酸であ
    る請求項1記載の寸法安定化パーティクルボードの製造
    方法。
JP13269995A 1995-05-02 1995-05-02 寸法安定化パーティクルボードの製造方法 Pending JPH08300320A (ja)

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JP (1) JPH08300320A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002337116A (ja) * 2001-05-14 2002-11-27 Sumitomo Forestry Co Ltd 木質繊維板およびその製造方法
JP2006137147A (ja) * 2004-11-15 2006-06-01 Eidai Co Ltd 木質ボードの製造方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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