JPH082985Y2 - 電極付きドラムコア - Google Patents

電極付きドラムコア

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Publication number
JPH082985Y2
JPH082985Y2 JP1993034506U JP3450693U JPH082985Y2 JP H082985 Y2 JPH082985 Y2 JP H082985Y2 JP 1993034506 U JP1993034506 U JP 1993034506U JP 3450693 U JP3450693 U JP 3450693U JP H082985 Y2 JPH082985 Y2 JP H082985Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
drum core
groove
core
adhesive
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Application number
JP1993034506U
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English (en)
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JPH077119U (ja
Inventor
正行 小林
Original Assignee
北光電子株式会社
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Publication date
Application filed by 北光電子株式会社 filed Critical 北光電子株式会社
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Publication of JPH077119U publication Critical patent/JPH077119U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は表面実装用の電極付きド
ラムコアに関する。
【0002】
【従来の技術】先に本願出願人において、基板との電気
的に良好な接続と、マウント時の安定化と、ワイヤの線
径に限定されずにコンパクト化を達成すべく提案した電
極付きドラムコアと電極体(特開平5−304027号
公報所載の公開発明)は上記目的をほぼ達成するもので
あるが、接着剤が多過ぎた場合に、基板との電気的な接
続にバラツキの出る問題点を内在していたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は上記に鑑み、
接着剤の多少を問わず、基板との電気的に良好な接続を
達成できる電極付きドラムコアを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の電極付きドラム
コアは、ドラムコアと電極を接着剤で接合して成る電極
付きドラムコアにおいて、電極本体のコイルリード接続
部の上面側より下方に向けて該本体の長手方向両側の何
れか一側を開口した底面矩形の凹溝を凹設し、該凹溝の
底面に所要空間を連通して成る電極と、コア本体との下
面に対称に前記凹溝に嵌入する突起を垂設して成るドラ
ムコアとから成るものである。ここに、凹溝の底面はフ
ラットなものから網目状の凹凸を刻設したものを含む。
【0005】
【作用】ドラムコアの突起が電極の凹溝に嵌入して両者
が接合するから、電極の基板との接合面が広範になる
上、過分な接着剤は空間に封入されるから、ハンダ接合
面が十分に確保される。また、凹溝の底面に刻設した凹
凸は接着剤の接合層を十分に確保する。
【0006】
【実施例】本考案を実施例により説明すると、ドラムコ
ア1は説明の便宜上、天地を逆にした状態で図3に示す
ように、コア本体の下面2に対称に、両側の長辺3と前
後の短辺4から成る所要高さの突起5を垂設して成るも
のである。すなわち、長辺3の外方側をコア本体の外周
6と同一面に形成し、内方側を対称軸に平行に所要の間
隔を配して形成し、前後の短辺4を該対称軸に直角に同
一寸法に形成して成るものである。
【0007】一方、電極7は図4に示すように左右対称
のものが一対準備される。すなわち、左側の電極7で説
明すると、電極本体のコイルリード接続部8の上面側よ
り下方に向けて該本体の長手方向の左方(取付け状態の
外方)を開口し、前記突起5の所要高さ(0.5 mm)の前
後の短辺4と内方側の長辺3を嵌入するに足る寸法から
成る底面矩形の凹溝9を凹設し、該凹溝9の底面に長辺
内面から右方へ貫通する縦断面横長矩形の空間10を連
通し、かつ底面に網目状の凹凸11を刻設して成るもの
である。
【0008】上記構成から成る左側の電極7は、図2に
示すように厚さ0.3 mmの電極素板12を外形形状と凹溝
9の形成寸法に対応して打抜き、底面に連通する空間1
0を形成すべく、幅W、長さLの穴13を打抜くととも
に、右方の打抜き端面から穴13に向けて幅L、深さW
の溝14を掘設し、左方の打抜き穴15の右端から凹溝
9の底面積分の範囲に渡って網目状の凹凸11を刻設し
て成るものから折曲形成される。すなわち、先ず折曲線
Cを中心として右方を矢印の方向に折曲重畳し、次いで
折曲線Bを中心として左方を直角に折曲し、続いて折曲
線Aを中心として前記右方の裏面側に向けて左方を矢印
の方向に折曲重畳すると、図4に示す電極7が形成され
る。なお、図4に示す右方の電極7を形成するには図2
に示す電極素板12において、幅L、深さWの溝14が
裏面側に配設されたものが準備されるものである。
【0009】このようにして成るドラムコア1と電極7
は図1に示すように該ドラムコア1の左右それぞれの突
起5を左右それぞれの電極本体の凹溝9に嵌入し、該凹
溝9の底面に塗布された接着剤16で相互を接合するも
のであるが、該底面における接着剤16は凹凸11に噛
み込んで接合層は安定的に確保されるとともに、過分な
接着剤16は突起5の嵌入時に空間10に追込まれ、凹
溝9の開口側には微量の接着剤16が滲む程度で、ハン
ダの接合面は十分に確保されるから、基板との接合にバ
ラツキが出ず、電気的に安定した表面実装が得られる。
【0010】また、図5、図6に示したものは、本考案
の他の実施態様におけるドラムコア1と電極7を示すも
のであり、この場合のドラムコア1の該電極7との接合
に関与する突起5はコア本体の下面2の内部にあり、電
極7に配設する凹溝9の開口側はコア本体の内方に向け
られ、しかも過分な接着剤16を封入する空間10は該
凹溝9の開口側にのみ開口し、電極7の外方側となる面
には貫通していないから、ハンダの接合面は外方側全面
となり、基板との接合はより安定したものとなることは
明白である。なお、実装高さの観点からは、コア本体の
下方のフランジにおける必要厚さを一定とした場合に、
該フランジの下面2に凹設した凹溝に電極を嵌入する場
合に比して、本考案のように該下面2に垂設した突起5
を電極7の凹溝9に嵌入する方が、電極7の基板との接
続底面からの全高を短縮できる利点を有するものであ
る。
【0011】
【考案の効果】以上のように本考案の電極付きドラムコ
アによれば、電極における基板とのハンダによる接合面
が十分に確保されるとともに、過分な接着剤を接着面に
連通する空間に封入できるから、該接着剤の多少を問わ
ず、基板との電気的に良好な接続を極めて簡易にかつ安
定的に提供できる効果を奏するほか、実装上の全高を短
縮できる波及効果をも呈する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る電極付きドラムコアaの一側面図
である。
【図2】電極素板の展開図である。
【図3】天地を逆にした状態のドラムコアの斜視図であ
る。
【図4】両電極の斜視図である。
【図5】本考案の他の実施態様における天地を逆にした
状態のドラムコアの斜視図である。
【図6】同上ドラムコアに接合する電極の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 ドラムコア 2 下面 5 突起 7 電極 8 コイルリード接続部 9 凹溝 10 空間 11 凹凸 12 電極素板 13 穴 14 溝 15 打抜き穴 a 電極付きドラムコア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電極本体のコイルリード接続部の上面側
    より下方に向けて該本体の長手方向両側の何れか一側を
    開口した底面矩形の凹溝を凹設し、該凹溝の底面に所要
    空間を連通して成る電極と、コア本体の下面に対称に前
    記凹溝に嵌入する突起を垂設して成るドラムコアとから
    成り、該凹溝において接着剤で両者を接合するととも
    に、余分な接着剤を前記空間に封入し、電極において基
    板とのハンダ接合面を十分に確保できることを特徴とし
    た電極付きドラムコア。
  2. 【請求項2】 凹溝の底面に網目状の凹凸を刻設して成
    る請求項1記載の電極付きドラムコア。
JP1993034506U 1993-06-01 1993-06-01 電極付きドラムコア Expired - Lifetime JPH082985Y2 (ja)

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JP1993034506U JPH082985Y2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 電極付きドラムコア

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JP1993034506U JPH082985Y2 (ja) 1993-06-01 1993-06-01 電極付きドラムコア

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JPH077119U JPH077119U (ja) 1995-01-31
JPH082985Y2 true JPH082985Y2 (ja) 1996-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6330330B2 (ja) * 2014-01-10 2018-05-30 Tdk株式会社 コイル装置
JP6330332B2 (ja) * 2014-01-14 2018-05-30 Tdk株式会社 コイル装置

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JPH0644533B2 (ja) * 1988-10-13 1994-06-08 松下電器産業株式会社 インダクタンス素子

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JPH077119U (ja) 1995-01-31

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