JPH08297743A - 印刷物の検証情報作成装置及び印刷物の検証装置 - Google Patents

印刷物の検証情報作成装置及び印刷物の検証装置

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JPH08297743A
JPH08297743A JP7102683A JP10268395A JPH08297743A JP H08297743 A JPH08297743 A JP H08297743A JP 7102683 A JP7102683 A JP 7102683A JP 10268395 A JP10268395 A JP 10268395A JP H08297743 A JPH08297743 A JP H08297743A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印刷文章の改竄を防止する。 【構成】 情報入力手段12で印刷物の情報を読み取
り、情報変換手段13で電子情報14に変換する。この
電子情報に依存する依存情報16を作成手段15で作成
し、変換手段17でバーコードなどの形式に依存情報を
変換して印刷物に検証情報として印刷する。検証装置で
は、印刷物から電子情報さらには依存情報を生成し、印
刷物に印刷されている依存情報を復元して両者を照合す
る。一致しない場合には、改竄有りと判定できる。 【効果】 印刷物全体を保護することができ、改竄を容
易に検知できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷物の検証情報作成装
置及び検証装置、特に領収書や処方箋、各種証明書など
の印刷物の改竄を防止するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図18は、例えば特開平4−21886
8号公報に開示された従来の電子***の盗用防止装置の
構成図である。図において、1は***イメージを電子文
書の上に捺印する際の動作を管理する捺印手段、2は文
書実体データや***イメージの表示、印刷及び***イメ
ージの文書中への取り込みの各機能を有する文書データ
ハンドリング手段、3は正式な捺印処理を経て捺印され
た***イメージにのみ特殊を施す印刷要求手段、4はパ
スワードファイル、5は端末装置、6は文書管理データ
ベース、7は実体文書データファイル、8は***イメー
ジファイルである。
【0003】次に図19を用いて従来の盗用防止装置の
動作について説明する。捺印手段1は、ユーザから入力
されたパスワードの整合チェックを行い、整合した場合
には文書データハンドリング手段2に対して捺印指示を
行う。文書データハンドリング手段2は、表示中の文書
に***イメージファイル8のイメージ情報を取り込む。
文書が画面上に表示された後(T1)、この文書の印刷
要求がなされた場合は、印刷要求手段3が起動され(T
2)、文書管理データベース6を読み出し、該当する実
体文書データファイル7及び***イメージファイル8を
読み出す。そして、***イメージファイル8を特殊加工
用データファイル11を用いて特殊加工し、特殊加工済
み***イメージを作成する(T3)。特殊加工された印
章イメージファイル8は、実体文書データファイル7と
ひも付きされたまま印刷用ワーク領域に置かれコピーフ
ァイルとして書き出される(T4)。その後、コピーさ
れた実体文書データファイル7と特殊加工された***イ
メージファイル8のデータに基づき印刷が行われる(T
5)。***イメージを特殊加工する方法としては、図2
0に示すようなパターンを用いて元の***イメージと明
らかに区別している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電子***の盗用
防止装置は以上のように構成されているので、電子検印
がなされた文書を印刷する場合、印鑑の部分は特殊加工
されているが、出力した文書全体は全く保護されておら
ず、出力後の紙面のうち印鑑部分以外の他の部分に対し
て何らかの文字を追加するなどの改竄がなされた場合で
も、印鑑部分は改竄されないので全く検知できないとい
う問題点があった。
【0005】また、特殊加工されている印鑑部分でさ
え、何らかの別の同様な装置を用いて特殊加工を施せば
簡単に偽の検印文書を作成できる可能性もあった。
【0006】さらに、印鑑を特殊加工して印字する必要
があるので、そのために特殊な印刷装置を用意する必要
があり、従来から使用している通常の印刷機器が使えな
い問題点もあった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、紙面全体に対して承認済
み文書であることを保護するものであり、改竄されても
検知することが可能な印刷物の検証情報作成装置及び印
刷物の検証装置を提供することを目的とする。
【0008】また、特殊な装置を用いなくとも実現可能
な印刷物の検証情報作成装置及び印刷物の検証装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、印刷物の情報を読み取る情報入力手段
と、読み取った情報を電子情報に変換する情報変換手段
と、前記電子情報に依存する依存情報を作成する依存情
報作成手段と、前記依存情報を印刷形式に変換する依存
情報変換手段と、変換された依存情報を前記印刷物に印
刷する依存情報印刷手段とを有することを特徴とする。
【0010】ここで、印刷形式としては、例えばバーコ
ード形式が用いられる。
【0011】また、上記目的を達成するために、本発明
は、印刷物の情報を読み取る情報入力手段と、読み取っ
た情報を電子情報に変換する情報変換手段と、前記電子
情報に依存する依存情報を作成する依存情報作成手段
と、前記印刷物に印刷されている印刷形式の依存情報を
読み取る依存情報入力手段と、読み取った依存情報を印
刷形式変換前の依存情報に逆変換する依存情報逆変換手
段と、前記依存情報作成手段で作成された依存情報と前
記依存情報逆変換手段で逆変換して得られた依存情報を
照合することにより前記印刷物を検証する検証手段とを
有することを特徴とする。
【0012】また、上記目的を達成するために、本発明
は、印刷物の情報を読み取る情報入力手段と、読み取っ
た情報を電子情報に変換する情報変換手段と、前記電子
情報に依存する依存情報を作成する依存情報作成手段
と、前記依存情報を保存する依存情報保存手段とを有す
ることを特徴とする。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
は、印刷物の情報を読み取る情報入力手段と、読み取っ
た情報を電子情報に変換する情報変換手段と、前記電子
情報に依存する依存情報を作成する依存情報作成手段
と、作成された依存情報と依存情報保存手段に予め保存
されている対応依存情報を照合することにより前記印刷
物を検証する検証手段とを有することを特徴とする。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
は、署名者の秘密情報から公開情報を作成する公開情報
作成手段と、前記公開情報をデータベースに登録する登
録手段と、印刷物の情報を読み取る情報入力手段と、読
み取った情報を被署名対象情報に変換する情報変換手段
と、前記被署名対象情報に対して前記秘密情報を用いて
署名情報を作成する署名情報作成手段と、前記署名情報
を保存する署名情報保存手段とを有することを特徴とす
る。
【0015】さらに、上記目的を達成するために、本発
明は、印刷物の情報を読み取る情報入力手段と、読み取
った情報を被署名対象情報に変換する情報変換手段と、
署名情報保存手段から対応する署名情報を取り出す署名
情報入力手段と、データベースに予め登録されている公
開情報を取り出す検索手段と、前記被署名対象情報と前
記署名情報及び前記公開情報を照合することにより前記
印刷物を検証する検証手段とを有することを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明の印刷物の検証情報作成装置では、電子
情報に変換された印刷物情報に対して依存情報を作成
し、その印刷物に印刷する。従って、本発明の印刷物検
証装置では、印刷物から作成された依存情報と、前記検
証情報作成装置で作成され印刷された依存情報を照合す
れば、容易に印刷物が改竄されたか否かを検知すること
ができる。依存情報は電子的に作成できるため、特殊な
印刷機器を必要とすることもない。
【0017】そして、印刷形式としてバーコード形式を
用いれば、安価でかつ確実に検証情報を印刷物に印刷で
きる。
【0018】また、本発明の印刷物の検証情報作成装置
では、電子情報に変換された印刷物情報に対して依存情
報を作成し、その依存情報を保存する。従って、本発明
の印刷物検証装置では、印刷物から作成された依存情報
と、予め保存されている依存情報を照合すれば、容易に
印刷物が改竄されたか否かを検知することができる。依
存情報は印刷物に印刷されるのではなく、別途記憶装置
等に保存されるので、特殊な印刷機器を必要とすること
もない。
【0019】また、本発明の印刷物の検証情報作成装置
では、従来から知られている公開鍵暗号を利用したデジ
タル署名を巧みに利用して印刷物に対して署名を行う。
すなわち、署名者の秘密情報から公開情報が作成され、
印刷物に対して秘密情報を用いて署名情報が作成され保
存される。従って、本発明の印刷物の検証装置では、公
開情報を用いて署名者を検証することができ、誰かが印
刷物または署名のいずれかを改竄すれば容易に検知する
ことができる。
【0020】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例について
説明する。
【0021】実施例1.図1には本実施例における印刷
物の検証情報作成装置の構成が示されており、図2には
本実施例における印刷物の検証装置の構成が示されてい
る。図1において、12は情報入力手段であり、手書き
や印刷された領収書や処方箋、各種証明書などの印刷物
を読み取る装置である。13は情報変換手段であり、情
報入力手段12で入力された印刷物の情報を電子情報1
4に変換する。なお、情報入力手段12と情報変換手段
13は市販のスキャナやOCR装置などで構成すること
ができる。15は電子情報14から依存情報16を作成
する依存情報作成手段である。依存情報16は、具体的
にはハッシュ関数等を用いて圧縮した情報である。17
は依存情報変換手段であり、依存情報16を印刷可能な
形式に変換する。18は依存情報印刷手段であり、依存
情報を検証情報として印刷物に印刷する。なお、依存情
報作成手段15や依存情報変換手段17はコンピュータ
で構成され、依存情報印刷手段18は、通常のプリンタ
などを用いることができる。
【0022】一方、図2において、情報入力手段12、
情報変換手段13、電子情報14、依存情報作成手段1
5、依存情報16は図1の構成と同様である。また、1
9は図1の検証情報作成装置により印刷物に印刷された
依存情報を読み取る依存情報入力手段であり、スキャナ
などで構成される。20は依存情報入力手段19で読み
取った依存情報を印刷形式変換前の元の依存情報21に
復元する依存情報逆変換手段である。22は、依存情報
作成手段15で作成された依存情報16と印刷から復元
された復元依存情報21を照合して検証する検証手段で
ある。なお、依存情報作成手段15や依存情報逆変換手
段20、検証手段22はコンピュータで構成される。
【0023】本実施例の構成は以上のようであり、図3
及び図4のフローチャートを用いてその作用を説明す
る。図3は図1に示された印刷物の検証情報作成装置が
印刷物の情報から依存情報を作成するフローチャート、
図4は図2に示された印刷物の検証装置が印刷物の改竄
の有無を検証するフローチャートである。
【0024】図3において、ますステップ23で作業を
開始する。ステップ24で印刷物から情報を読み取り、
ステップ25で電子情報14に変換する。次に、ステッ
プ26で依存情報作成手段15を用いて依存情報16を
作成する。そして、ステップ27で依存情報変換手段1
7を用いて依存情報16を印刷形式に変換する。印刷形
式としては、例えば図5に示すようにバーコード形式を
用いることができる。ステップ28では依存情報印刷手
段18でバーコード形式などの依存情報を印刷物に印刷
し、ステップ29で作業を終了する。依存情報がバーコ
ード形式の場合には、印刷物の任意の位置に印刷するこ
とができるが、印刷物が図面の場合には、図6に示すよ
うに図面の記述欄に印刷することが好適であろう。
【0025】一方、図4においては、ステップ30で作
業を開始する。ステップ30からステップ33までは図
3のステップ23からステップ26までと同様の処理で
ある。すなわち、ステップ31で印刷物から情報を読み
取り、ステップ32で電子情報に変換し、ステップ33
で依存情報作成手段15を用いて依存情報を作成する。
そして、ステップ34で依存情報入力手段19を用いて
印刷された依存情報16を読み込み、ステップ35で依
存情報逆変換手段20を用いて電子ファイルの形態であ
る復元依存情報に変換される。次に、ステップ36で依
存情報作成手段15を用いて作成された依存情報16と
復元依存情報21を照合して検証を行う。その結果、同
一の場合にはステップ37で改竄されていないと判定し
てステップ38で正常終了し、同一でない場合にはステ
ップ37で改竄されていると判定してステップ39で異
常終了する。
【0026】なお、図7は本実施例において印刷物から
情報を読み取る情報入力手段12と電子情報14に変換
する情報変換手段13の一例を示す図である。スキャナ
装置などからのドットデータとして入力された情報は、
格子状に(X,Y)に細かく分割され、左上の升目を原
点(1、1)とし、横軸をX座標、縦軸をY座標にとっ
た場合、対応する区分が印字領域か否かで0/1のデジ
タル化を行うと、(4、1)=0、(4、2)=0、
(4、3)=0、(4、4)=0、(4、5)=1とい
うデータが読み込まれる。このデータをファイル化し、
電子情報14とすることで、本実施例の電子情報14が
生成される。なお、該当領域が何色かでデジタルデータ
化を行うことによっても電子情報14の生成は可能であ
る。
【0027】このように、本実施例では、印刷物の情報
に依存した電子情報を検証情報としてその印刷物にバー
コードなどの形式で印刷するので、印刷物から作成され
た電子情報と印刷された電子情報を照合するのみで容易
に改竄の有無を検知することができ、しかも従来のよう
に特殊な印刷機器を不要とすることができる。
【0028】実施例2.図8には本実施例の印刷物の検
証情報作成装置の構成が示されており、また、図9には
本実施例の印刷物の検証装置の構成が示されている。図
8において、情報入力手段12、情報変換手段13、電
子情報14、依存情報作成手段15、依存情報16は図
1の構成と同様である。また、40はコンピュータで構
成される依存情報保存手段であり、フロッピーデイスク
などに依存情報16を検証情報として保存する。
【0029】一方、図9において、情報入力手段12、
情報変換手段13、電子情報14、依存情報作成手段1
5、依存情報16は図2の構成と同様である。また、4
1はコンピュータで構成される依存情報読出手段であ
り、フロッピーデイスクなどに保存された依存情報を読
み出し、復元依存情報21とする。22は検証手段であ
り、依存情報16と復元依存情報21を照合して改竄の
有無を検証する。
【0030】図10及び図11には本実施例の処理フロ
ーチャートが示されており、図10は図8に示された印
刷物検証情報作成装置の処理、図11は図9に示された
印刷物検証装置の処理である。
【0031】図10においては、ステップ42で作業を
開始する。ステップ43で印刷物から情報を読み取り、
ステップ44でスキャナやOCRを用いて電子情報14
に変換する。ステップ45で依存情報作成手段15を用
いて依存情報を作成する。依存情報は、例えば電子情報
14をハッシュ関数等を用いて圧縮した情報である。ス
テップ46で依存情報保存手段40を用いて依存情報1
6をフロッピーディスクなどに保存する。
【0032】一方、図11においては、ステップ48で
作業を開始する。ステップ49で印刷物から情報を読み
取り、ステップ50でスキャナなどを用いて電子情報1
4に変換する。ステップ51で依存情報作成手段15を
用いて依存情報16を作成する。次に、ステップ52で
依存情報読出手段41を用いてフロッピーデイスクなど
に保存された依存情報を読み出し、復元依存情報21を
得る。そして、ステップ53で依存情報作成手段15を
用いて作成された依存情報16と復元依存情報21を照
合し、ステップ54で同一であると判定された場合には
ステップ55で正常終了し、ステップ54で同一でない
と判定された場合には改竄ありとしてステップ56で異
常終了する。このように、本実施例では、印刷物の情報
に依存した電子情報を検証情報としてフロッピーデイス
クなどの記憶媒体に保存するので、印刷物から作成され
た電子情報と保存されている電子情報を照合するのみで
容易に改竄の有無を検知することができ、しかも従来の
ように特殊な印刷機器を不要とすることができる。
【0033】なお、本実施例では依存情報をフロッピー
ディスクに保存したが、ハードディスクや光磁気ディス
ク、半導体メモリなど他のいかなる記憶媒体を用いるこ
とも可能である。
【0034】実施例3.上述した各実施例では、印刷物
の内容の改竄の有無を検知したが、本実施例において
は、印刷物の改竄の有無を検知するのみならず、その印
刷物に対して公開鍵暗号方式を用いたデジタル署名を行
い、その署名を検証する場合について説明する。
【0035】図12には本実施例の公開情報作成装置の
構成が示されている。図において、57はユーザ毎に割
り当てられたパスワードなどの秘密情報(秘密鍵)であ
り、この秘密情報から公開情報作成手段58を用いて公
開情報(公開鍵)59を作成する。作成された公開情報
59は登録手段60でデータベース61に登録される。
【0036】ここで、公開鍵暗号方式について簡単に説
明する。この方式では、ユーザ毎に秘密鍵と公開鍵が設
けられ、公開鍵はだれでも用いることができるため、多
数の人が通信を行う場合、鍵の数を大幅に低減すること
ができる。また、秘密鍵暗号方式の場合には、同一秘密
鍵を用いて暗号化及び復号化を行うため、受信者が署名
文を改竄することも可能であるが、公開鍵暗号方式では
一対の暗号化鍵と復号化鍵が異なるためそのような改竄
を防ぐことができる利点がある。本実施例では、この公
開鍵暗号方式を用いて印刷物にデジタル署名を行う。な
お、公開鍵暗号方式についての詳細は、例えば「暗号理
論入門」(岡本栄司著、共立出版(株))や「コンピュ
ータセキュリティ」(土居範久、小山謙二編、共立出版
(株))を参照されたい。
【0037】図13には、本実施例の印刷物検証情報作
成装置の構成が示されている。図において、情報入力手
段12は手書きや印刷された領収書や処方箋、各種証明
書などの印刷物を読み取る装置であり、情報変換手段1
3で被署名対象情報62に変換される。63は被署名対
象情報62に対してパスワードなどの秘密情報57を入
力して署名情報64を作成する署名情報作成手段であ
る。この署名情報64は公開鍵暗号方式を用いたデジタ
ル署名情報である。そして、作成された署名情報64
は、署名情報保存手段65によりフロッピーディスク等
に保存される。署名情報作成手段63や署名情報保存手
段65はコンピュータで構成される。
【0038】図14には、本実施例の印刷物検証装置の
構成が示されている。図において、情報入力手段12、
情報変換手段13は図13と同一であり、印刷物から被
署名対象情報62を作成する。また、66はフロッピー
デイスク等に保存されている署名情報を読み出す署名情
報入力手段である。67はデータベース61中の公開情
報59を取り出す検索手段であり、68は被署名対象情
報62と署名情報64と公開情報59から改竄の有無を
検証する検証手段である。なお、署名情報入力手段6
6、検索手段67及び検証手段68はコンピュータで構
成される。
【0039】本実施例の構成は以上のようであり、以下
図15乃至図17のフローチャートを用いてその処理を
説明する。
【0040】図15は公開情報59のデータベース61
への登録処理であり、ステップ69で作業を開始し、ス
テップ70で署名者がパスワードなどの秘密情報57を
入力する。ステップ71で秘密情報57から公開情報作
成手段58により公開情報59を生成する。ステップ7
2で登録手段60によりデータベース61に登録し、ス
テップ73で作業を終了する。
【0041】図16は署名情報を作成し保存する処理で
ある。ステップ74で作業を開始し、ステップ75で印
刷物から情報を読み取り、ステップ76で被署名対象情
報62に変換する。ステップ77でステップ70で入力
したのと同じ秘密情報57を入力する。次に、ステップ
78で被署名対象情報62と秘密情報57から署名情報
作成手段63を用いて署名情報64を作成する。そし
て、ステップ79で署名情報保存手段65を用いて署名
情報64をフロッピーデイスクなどに保存し、ステップ
80で作業を終了する。
【0042】図17は改竄の有無を検証する処理であ
る。ステップ81で作業を開始し、ステップ82で印刷
物から情報を読み取り、ステップ83で被署名対象情報
62に変換する。そして、ステップ84でフロッピーデ
ィスク等に保存してある署名情報64を署名情報入力手
段66を用いて読み出し、ステップ85で検索手段67
によりデータベース61を検索し、ステップ86で公開
情報59を取り出す。次に、ステップ87で検証手段6
8により被署名対象情報62と保存されていた署名情報
64と公開情報59により改竄の有無を検証する。すな
わち、入力した署名情報64を公開情報59を用いて復
号して被署名対象情報を復元し、作成した被署名対象情
報62と照合する。照合の結果、ステップ88で同一で
あると判定された場合には、ステップ89で正常終了
し、ステップ88で同一でないと判定された場合には、
ステップ90で異常終了する。なお、本来署名すべきユ
ーザ以外の者が署名した場合には、公開情報で正しく復
号できないので被署名対象情報が一致することはなく、
容易に署名の改竄を検知できる。
【0043】以上、各実施例においては、印刷物として
手書きや領収書を例にして説明したが、文字情報のみな
らず画像データにも適用できることは言うまでもない。
【0044】また、各実施例で説明した印刷物の検証情
報作成装置及び印刷物検証装置は、単体でも、あるいは
FAX機器やコピー機器等に実装して用いることも可能
である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば印
刷文章全体を保護するので、印刷後の改竄を確実に防止
できる。すなわち、仮に第3者が改竄したとしても、改
竄の有無を容易に検知することができるので、改竄を防
ぐ充分なインセンティブを与えることができる。
【0046】また、本発明によれば、改竄を防ぐための
検証情報を特殊な印刷機器を用いることなく作成できる
ので、既存機器との整合性に優れ、システムを安価に構
成することができる。
【0047】さらに、本発明によれば、既に印刷済みの
情報に対して署名も行うことができ、かつ、この署名の
改竄の有無を確実に検知することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1の印刷物検証情報作成装置
の構成図である。
【図2】 本発明の実施例1の印刷物検証装置の構成図
である。
【図3】 本発明の実施例1の印刷物検証情報作成処理
フローチャートである。
【図4】 本発明の実施例1の印刷物検証処理フローチ
ャートである。
【図5】 本発明の実施例1の検証情報の一例を示す説
明図である。
【図6】 本発明の実施例1の検証情報印刷部位の一例
を示す説明図である。
【図7】 本発明の実施例1の電子情報変換処理の説明
図である。
【図8】 本発明の実施例2の印刷物検証情報作成装置
の構成図である。
【図9】 本発明の実施例2の印刷物検証装置の構成図
である。
【図10】 本発明の実施例2の印刷物検証情報作成処
理フローチャートである。
【図11】 本発明の実施例2の印刷物検証処理フロー
チャートである。
【図12】 本発明の実施例3の公開情報作成装置の構
成図である。
【図13】 本発明の実施例3の印刷物検証情報作成装
置の構成図である。
【図14】 本発明の実施例3の印刷物検証装置の構成
図である。
【図15】 本発明の実施例3の公開情報作成処理フロ
ーチャートである。
【図16】 本発明の実施例3の署名情報保存処理フロ
ーチャートである。
【図17】 本発明の実施例3の署名情報検証処理フロ
ーチャートである。
【図18】 従来の電子***の盗用防止装置の構成図で
ある。
【図19】 従来装置の印刷処理フローチャートであ
る。
【図20】 従来装置のマスクパターンによる特殊加工
の説明図である。
【符号の説明】
1 捺印手段、2 文章データハンドリング手段、3
印刷要求手段、4 パスワードファイル、5 端末装
置、6 文書管理データベース、7 実体文書データフ
ァイル、8 ***イメージファイル、9 印刷用ワーク
エリア、10 プリンタ、11 特殊加工用データファ
イル、12 情報入力手段、13 情報変換手段、14
電子情報、15 依存情報作成手段、16 依存情
報、17 依存情報変換手段、18 依存情報印刷手
段、19 依存情報入力手段、20 依存情報逆変換手
段、21 復元依存情報、22 検証手段、40 依存
情報保存手段、41 依存情報読出手段、57 秘密情
報、58 公開情報作成手段、59 公開情報、60
登録手段、61 データベース、62 被署名対象情
報、63 署名情報作成手段、64 署名情報、65
署名情報保存手段、66 署名情報入力手段、67 検
索手段、68 検証手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷物の情報を読み取る情報入力手段
    と、 読み取った情報を電子情報に変換する情報変換手段と、 前記電子情報に依存する依存情報を作成する依存情報作
    成手段と、 前記依存情報を印刷形式に変換する依存情報変換手段
    と、 変換された依存情報を前記印刷物に印刷する依存情報印
    刷手段と、 を有することを特徴とする印刷物の検証情報作成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の印刷物の検証情報作成装
    置において、 前記印刷形式に変換された依存情報はバーコード形式で
    あることを特徴とする印刷物の検証情報作成装置。
  3. 【請求項3】 印刷物の情報を読み取る情報入力手段
    と、 読み取った情報を電子情報に変換する情報変換手段と、 前記電子情報に依存する依存情報を作成する依存情報作
    成手段と、 前記印刷物に印刷されている印刷形式の依存情報を読み
    取る依存情報入力手段と、 読み取った依存情報を印刷形式変換前の依存情報に逆変
    換する依存情報逆変換手段と、 前記依存情報作成手段で作成された依存情報と前記依存
    情報逆変換手段で逆変換して得られた依存情報を照合す
    ることにより前記印刷物を検証する検証手段と、 を有することを特徴とする印刷物の検証装置。
  4. 【請求項4】 印刷物の情報を読み取る情報入力手段
    と、 読み取った情報を電子情報に変換する情報変換手段と、 前記電子情報に依存する依存情報を作成する依存情報作
    成手段と、 前記依存情報を保存する依存情報保存手段と、 を有することを特徴とする印刷物の検証情報作成装置。
  5. 【請求項5】 印刷物の情報を読み取る情報入力手段
    と、 読み取った情報を電子情報に変換する情報変換手段と、 前記電子情報に依存する依存情報を作成する依存情報作
    成手段と、 作成された依存情報と依存情報保存手段に予め保存され
    ている対応依存情報を照合することにより前記印刷物を
    検証する検証手段と、 を有することを特徴とする印刷物の検証装置。
  6. 【請求項6】 署名者の秘密情報から公開情報を作成す
    る公開情報作成手段と、 前記公開情報をデータベースに登録する登録手段と、 印刷物の情報を読み取る情報入力手段と、 読み取った情報を被署名対象情報に変換する情報変換手
    段と、 前記被署名対象情報に対して前記秘密情報を用いて署名
    情報を作成する署名情報作成手段と、 前記署名情報を保存する署名情報保存手段と、 を有することを特徴とする印刷物の検証情報作成装置。
  7. 【請求項7】 印刷物の情報を読み取る情報入力手段
    と、 読み取った情報を被署名対象情報に変換する情報変換手
    段と、 署名情報保存手段から対応する署名情報を取り出す署名
    情報入力手段と、 データベースに予め登録されている公開情報を取り出す
    検索手段と、 前記被署名対象情報と前記署名情報及び前記公開情報を
    照合することにより前記印刷物を検証する検証手段と、 を有することを特徴とする印刷物の検証装置。
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