JPH0829659A - レンズ装置 - Google Patents

レンズ装置

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Publication number
JPH0829659A
JPH0829659A JP18521894A JP18521894A JPH0829659A JP H0829659 A JPH0829659 A JP H0829659A JP 18521894 A JP18521894 A JP 18521894A JP 18521894 A JP18521894 A JP 18521894A JP H0829659 A JPH0829659 A JP H0829659A
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JP
Japan
Prior art keywords
holding frame
lens
optical axis
axis direction
drive shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP18521894A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Miyano
正明 宮野
Toyotoshi Kawasaki
豊年 川崎
Minoru Kuwana
稔 桑名
Masayuki Miyazawa
征之 宮澤
Masayuki Kamiyama
雅之 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
Priority to JP18521894A priority Critical patent/JPH0829659A/ja
Publication of JPH0829659A publication Critical patent/JPH0829659A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光学素子を正確に光軸方向に移動させること
ができるレンズ装置を提供する。 【構成】 レンズ装置を構成する第2レンズL2 の保持
枠13は、圧電素子15で駆動される駆動軸14に接触
部材13bで摩擦結合し、光軸方向に移動自在に支持さ
れている。保持枠13の溝13dには駆動軸14に平行
に配置された案内軸19が貫通して保持枠13の回転を
防止する。さらに、保持枠13を光軸方向に正確に案内
するとともにレンズ保持枠13が外力を受けて変位する
ことを防ぐため、レンズ保持枠13の円周方向の周辺に
3か所形成した切り欠き13aをレンズ外筒11の内面
に光軸方向に延びた3本のリブ11dに係合させた案内
機構が設けてある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、レンズ装置に関し、
特に、電気−機械変換素子を使用した駆動機構を利用し
てレンズを構成する光学素子を移動させるレンズ装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】駆動軸を結合した電気−機械変換素子に
鋸歯状波駆動パルスを供給して駆動軸を軸方向に変位さ
せ、この駆動軸に摩擦結合させた被駆動部材を軸方向に
移動させるインパクト型アクチユエ−タが知られてい
る。
【0003】図3は、このような公知のインパクト型ア
クチユエ−タを適用してレンズを構成する光学素子を移
動させるように構成したレンズ装置の一例を示すもの
で、その構成の一部を切り欠いた斜視図である。
【0004】図3を参照してその構成を説明する。アク
チユエ−タの支持枠51には、レンズ保持枠52を光軸
方向に駆動する駆動軸53が、支持枠51の先端部の受
け51aと中間部の受け51bにより光軸方向に移動可
能に支持されている。駆動軸53の一端には圧電素子5
4が固定され、圧電素子54の他の端部は支持枠51の
フランジ51cに固定されている。また、支持枠51に
は、レンズ群保持枠52を光軸方向の移動は許すが回転
を禁止する案内軸56が設けられている。
【0005】レンズ保持枠52のフランジ部52aには
駆動軸53を貫通する接触部材52bが設けられてお
り、接触部材52bと駆動軸53とは圧接バネ52cに
より圧接し、適当な摩擦力で摩擦結合している。図4は
接触部材52bの付近の断面を示す図で、レンズ保持枠
52の接触部材52bと駆動軸53とが圧接バネ52c
により圧接している状態を示す。また、レンズ保持枠5
2のフランジ部52aには、案内軸56が貫通する切欠
部52dが形成されている。
【0006】以上の構成において、図5に示すような緩
やかな立ち上がり部とこれに続く急速な立ち下がり部か
らなる波形の駆動パルスを圧電素子54に印加すると、
駆動パルスの緩やかな立ち上がり部では、圧電素子54
が緩やかに厚み方向の伸び変位を生じ、駆動軸53は軸
方向に矢印a方向へ変位する。このため、駆動軸53に
圧接バネ52cにより圧接して摩擦結合しているレンズ
保持枠52の接触部材52bも矢印a方向へ移動するの
で、レンズ保持枠52を矢印a方向へ移動させることが
できる。
【0007】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、圧
電素子54が急速に厚み方向の縮み変位を生じ、駆動軸
53も軸方向に矢印aと反対方向へ変位する。このと
き、駆動軸53に圧接バネ52cにより圧接しているレ
ンズ保持枠52の接触部材52bはその慣性力により駆
動軸53との間の摩擦力に打ち勝つて実質的にその位置
に留まるので、レンズ保持枠52は移動しない。
【0008】上記波形の駆動パルスを連続して圧電素子
54に印加することにより、レンズ保持枠52を矢印a
で示す方向へ連続して移動させることができる。
【0009】レンズ保持枠52を矢印aと反対方向へ移
動させるときは、急速な立ち上がり部とこれに続く緩や
かな立ち下がり部からなる波形の駆動パルスを圧電素子
54に印加することで達成できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このようなインパクト
型アクチユエ−タを使用したレンズ装置では、駆動軸と
案内軸が設けられており、駆動軸は被駆動部材であるレ
ンズ保持枠を駆動するとともにレンズ保持枠に加わる外
力を受ける機能を分担し、案内軸はレンズ保持枠の回転
を防止して光軸に沿つて正確に移動させる機能を分担し
ている。
【0011】しかしながら、レンズ保持枠に加わる外力
を駆動軸のみで受けるには必ずしも十分ではなく、ま
た、1本の駆動軸でレンズ保持枠を駆動するときは、レ
ンズ保持枠が揺動しながら移動して、正確に光軸方向に
移動しないおそれがある。この発明は上記課題を解決す
ることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は上記課題を解
決するもので、レンズ装置を構成する光学素子と、電気
−機械変換素子と、光軸方向に配置され且つ前記電気−
機械変換素子に結合して電気−機械変換素子と共に変位
する駆動部材と前記光学素子に固着結合され且つ前記駆
動部材に摩擦結合した被駆動部材から構成される駆動機
構と、前記駆動部材に沿つて平行に配置された複数の案
内部材と該複数の案内部材に摺動自在に係合する前記被
駆動部材に設けられた複数の係合部材からなる案内機構
とを備え、前記案内機構により前記光学素子の光軸方向
の移動を保証することを特徴とするものである。
【0013】
【作用】電気−機械変換素子を駆動することにより駆動
部材が変位し、これに摩擦結合した被駆動部材も移動す
る。このとき、被駆動部材に設けられた複数の係合部材
が、光軸方向に配置された複数の案内部材にそれぞれ摺
動自在に係合しているから、被駆動部材の移動によるレ
ンズ装置を構成する光学素子の光軸方向の移動が保証さ
れる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の実施例について説明する。
図1はこの発明を適用したレンズ駆動装置の断面図、図
2は図1のX−X線に沿つた断面図である。図1及び図
2において、11はレンズ外筒で、その左端には第1レ
ンズL1 の保持枠12が固定的に取り付けられ、その右
端は第3レンズL3 の保持枠を形成している。レンズ外
筒11の内部には、第2レンズL2 の保持枠13が、後
述するように光軸方向に移動可能に配置されている。
【0015】14は第2レンズL2 の保持枠13を光軸
方向に駆動する駆動軸で、その断面は図2に示すように
正方形をなしている。駆動軸14は、レンズ外筒11の
第1のフランジ部11bと保持枠12のフランジ部12
bとにより光軸方向に移動自在に支持され、その一端は
圧電素子15の1つの面に接着固定されている。
【0016】15は厚み方向に変位して駆動軸14を軸
方向に変位させる圧電素子で、その一端面は駆動軸14
に接着固定され、他の端面は弾性部材15pを介してレ
ンズ外筒11の第2のフランジ部11cに接着固定され
ている。弾性部材15pは駆動軸14をフロ−テイング
状態に支持するためのものである。
【0017】第2レンズL2 の保持枠13は、その下方
に延びた接触部材13bを備えており、接触部材13b
には駆動軸14が貫通している。また、接触部材13b
には下面に切り欠き溝が形成されている。接触部材13
bと駆動軸14とは、切り欠き溝と接触部材13bの上
面との間に嵌入された圧接バネ13cにより圧接し、適
当な摩擦力で摩擦結合している。図2は接触部材13b
と駆動軸14と接触部材13bとが圧接バネ13cによ
り圧接している状態を示す。
【0018】また、第2レンズL2 の保持枠13には、
溝13dが形成されており、溝13dには駆動軸14に
平行に配置された案内軸19が貫通して、保持枠13の
回転を防止するように構成されている。
【0019】さらに、第2レンズL2 の保持枠13を光
軸方向に正確に案内するとともにレンズ保持枠13が外
力を受けて変位することを防ぐため、レンズ保持枠13
の円周方向の周辺に3か所形成した切り欠き13aを、
レンズ外筒11の内面に光軸方向に延びた3本のリブ1
1dに係合させた案内機構を設けてある。
【0020】以上の構成において、図5に示すような緩
やかな立ち上がり部とこれに続く急速な立ち下がり部か
らなる波形の駆動パルスを圧電素子15に印加すると、
駆動パルスの緩やかな立ち上がり部では、圧電素子15
が緩やかに厚み方向の伸び変位を生じ、駆動軸14は軸
方向に矢印a方向へ変位する。このため、駆動軸14に
圧接バネ13cにより圧接して摩擦結合しているレンズ
保持枠13の接触部材13bも矢印a方向へ移動するの
で、レンズ保持枠13を矢印a方向へ移動させることが
できる。
【0021】駆動パルスの急速な立ち下がり部では、圧
電素子15が急速に厚み方向の縮み変位を生じ、駆動軸
14も軸方向に矢印aと反対方向へ変位する。このと
き、駆動軸14に圧接バネ13cにより圧接しているレ
ンズ保持枠13の接触部材13bはその慣性力により駆
動軸14との間の摩擦力に打ち勝つて実質的にその位置
に留まるので、レンズ保持枠13は移動しない。
【0022】なお、ここでいう実質的とは、矢印a方向
と、これと反対方向のいずれにおいてもレンズ保持枠1
3の接触部材13bと駆動軸14との間に滑りを生じつ
つ追動し、駆動時間の差によつて全体として矢印a方向
に移動するものも含むことを意味している。どのような
移動形態になるかは、与えられた摩擦条件に応じて決定
される。
【0023】上記波形の駆動パルスを連続して圧電素子
15に印加することにより、レンズ保持枠13を矢印a
で示す方向へ連続して移動させることができる。
【0024】レンズ保持枠13を矢印aと反対方向へ移
動させるときは、急速な立ち上がり部とこれに続く緩や
かな立ち下がり部からなる波形の駆動パルスを圧電素子
15に印加することで達成できる。
【0025】上記実施例では、レンズ保持枠の案内機構
として、切り欠き溝13aをレンズ保持枠13の周辺に
設け、これに係合するリブ11dをレンズ外筒11の内
面に設けている。しかし、この配置に代え、光軸方向に
沿つた溝をレンズ外筒11の内面に設け、この溝に係合
する突起をレンズ保持枠13の周辺に設けてもよい。ま
た、上記実施例では切り欠き溝13aとリブ11dをそ
れぞれ3個づつ設けているが、1個以上の任意の個数設
ければよい。
【0026】さらに、レンズ保持枠13の案内機構にお
いて、複数個の切り欠き溝とリブ、或いは複数個の溝と
突起とでレンズ保持枠13を案内するようにする場合、
切り欠き溝とリブ、或いは溝と突起の係合部がきつい係
合をしていると、駆動軸14によるレンズ保持枠13の
接触部材13bの摩擦接触駆動を阻害する場合があるの
で、係合部に僅かの緩みを与えるとよい。
【0027】また、レンズ保持枠13は、駆動軸14に
よるレンズ保持枠13の接触部材13bの摩擦接触と、
案内機構の切り欠き溝とリブ、或いは溝と突起の係合に
より、2重の拘束を受けるため、駆動軸14と案内機構
のリブ、或いは溝の平行度に僅かの誤差があつてもレン
ズ保持枠13の駆動が阻害される。この対策としては、
図1に示すように、圧電素子15とレンズ外筒11の第
1のフランジ部11bの接着固定面に弾性部材15pを
介在させ、圧電素子15に接着固定されている駆動軸1
4をフロ−テイング状態に支持するとよい。
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり、この発明によれ
ば、被駆動部材が移動するとき、被駆動部材に設けられ
た複数の係合部材が、光軸方向に配置された複数の案内
部材にそれぞれ摺動自在に係合しているから、レンズ保
持枠に加わる外力は複数の案内部材で受けることがで
き、また、レンズ保持枠が揺動しながら移動することが
防止され、レンズ装置を構成する光学素子を正確に光軸
方向に移動させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のを適用したレンズ装置の構成を示す
断面図。
【図2】図1に示すレンズ装置のX−X線に沿つた断面
図。
【図3】従来の電気−機械変換素子を使用した駆動機構
を適用したレンズ組立体の構成を示す断面図。
【図4】図3に示す駆動機構における接触部材付近の断
面図。
【図5】電気−機械変換素子に印加する駆動パルスの波
形の一例を示す図。
【符号の説明】
11 レンズ外筒 11d リブ 12 第1レンズL1 保持枠 13 第2レンズL2 保持枠 13a 切り欠き 13b 接触部材 13c 圧接バネ 14 駆動軸 15 圧電素子 19 案内軸
フロントページの続き (72)発明者 桑名 稔 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 宮澤 征之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内 (72)発明者 上山 雅之 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタカメラ株式会社 内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ装置を構成する光学素子と、 電気−機械変換素子と、光軸方向に配置され且つ前記電
    気−機械変換素子に結合して電気−機械変換素子と共に
    変位する駆動部材と前記光学素子に固着結合され且つ前
    記駆動部材に摩擦結合した被駆動部材から構成される駆
    動機構と、 前記駆動部材に沿つて平行に配置された複数の案内部材
    と該複数の案内部材に摺動自在に係合する前記被駆動部
    材に設けられた複数の係合部材からなる案内機構とを備
    え、 前記案内機構により前記光学素子の光軸方向の移動を保
    証することを特徴とするレンズ装置。
JP18521894A 1994-07-15 1994-07-15 レンズ装置 Pending JPH0829659A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18521894A JPH0829659A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 レンズ装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18521894A JPH0829659A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 レンズ装置

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JPH0829659A true JPH0829659A (ja) 1996-02-02

Family

ID=16166951

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18521894A Pending JPH0829659A (ja) 1994-07-15 1994-07-15 レンズ装置

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JP (1) JPH0829659A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100354678C (zh) * 2004-03-04 2007-12-12 三星电机株式会社 小型透镜组件

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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