JPH08294982A - 一次ウエブおよびそれを焼成した高機能性ウエブ - Google Patents

一次ウエブおよびそれを焼成した高機能性ウエブ

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JPH08294982A
JPH08294982A JP7125739A JP12573995A JPH08294982A JP H08294982 A JPH08294982 A JP H08294982A JP 7125739 A JP7125739 A JP 7125739A JP 12573995 A JP12573995 A JP 12573995A JP H08294982 A JPH08294982 A JP H08294982A
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Atsusato Kitamura
篤識 北村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 耐熱性線条とPTFE未焼成層とを組み合わ
せた特定の複合体を用いた一次ウエブ、およびその一次
ウエブを焼成した耐熱性・防火性、耐薬品性、非粘着
性、防汚性、滑り性、耐摩耗性、防水性・撥水性、耐侯
性、耐久性、電気絶縁性などの性質のすぐれた高機能性
ウエブを提供することを目的とする。 【構成】 耐熱性線条(1a)またはその配列体に、好まし
くはPFAまたはFEPからなる介在層(1c)を介して、
PTFEの未焼成層(1b)を被覆した線状またはシート状
の複合体(1) を得る。未焼成層(1b)には粉体状または繊
維状の充填剤を配合しておくことができる。この複合体
(1) を線条材料またはシート材料の少なくとも一部とし
て用いて製織、編成、並行配置または積層配置を行い、
未焼成ウエブ(2) からなる一次ウエブを得る。これを焼
成処理して、焼成ウエブ(3) からなる高機能性ウエブを
得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、線状またはシート状の
特定の複合体を用いて作製した未焼成ウエブからなる一
次ウエブ、およびその一次ウエブを焼成処理した高機能
性ウエブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】経糸および緯糸を用いて製織を行えば、
フラットな織布を得ることができる。このとき袋織り法
により製織を行えば、シームレスの(継ぎ目のない)筒
状の織布を製造することができる。同様に、糸を用いて
編み操作を行えば、フラットな編布や筒状の編布を製造
することができる。そして上記のようにして得た編織布
に、ポリウレタン系樹脂などの液状の樹脂を含浸または
コーティングした後、乾燥やキュアを行うことも知られ
ている。
【0003】液状の樹脂の特殊なものとして、ポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)のディスパージョンが
知られている。PTFEのディスパージョンはノニオン
界面活性剤を含む水性コロイド懸濁液であって、このデ
ィスパージョンをたとえばガラスクロス、炭素繊維クロ
ス、芳香族ポリアミド繊維製クロスなどのクロスに含
浸、乾燥、焼成(シンター)する操作を繰り返すと、電
気絶縁用や非粘着用のテープなどが得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】編織布は、生活用品、
建築材料、工業用ベルトをはじめ、多岐にわたる用途に
使用されているが、その用途によっては、防水性、耐熱
性、非粘着性、防汚性などの性質を付与することが要求
されることがある。
【0005】編織布にポリウレタン系樹脂などの液状の
樹脂を含浸またはコーティングする方法は、そのような
要求に応える最もオーソドックスな方法であるが、通常
の液状の樹脂を用いたのでは表面改質におのずから限界
があり、またその処理により付与した機能の持続性が不
足する傾向がある。
【0006】この点、PTFEのディスパージョンをガ
ラスクロス、炭素繊維クロス等のクロスに含浸、乾燥、
焼成する操作を繰り返す方法は、恒久的な表面処理を行
うことができる。
【0007】しかしながら、PTFEのディスパージョ
ン加工に際しては、一度に厚塗りすると乾燥によってマ
ッドクラックを生ずるので、1回当りの付着量は焼き付
け後の樹脂厚みで約20μm 以下にとどめ、含浸−乾燥
−焼成を5〜10回(通常は7〜8回)繰り返して所望
の厚みにすることが必要となる。そのためこの方法は、
ディスパージョンが繊維内部に浸透するので高価なPT
FEの使用量が多くなること、フレキシビリディーが損
なわれる傾向があること、このような多数回の操作は多
大の労力と時間および熱エネルギーを要することなどの
不利があり、著しい生産性の低下とコスト高を招く。
【0008】本発明者は、かねてよりPTFE製の生テ
ープにつき関心を抱いており、この生テープの糸をシー
ムレスチューブ状の織布の製造に応用することを考え、
特開平5−71038号公報として出願している。ま
た、この生テープをシームレスチューブ状基材に重ね合
わせて圧延成層したシームレスチューブ製品について
も、特開平5−50453号公報として出願している。
【0009】ここでPTFE製の生テープとは次のよう
なものであって、従来より水道管などの配管の継ぎ目シ
ールなどに使用されている。この生テープを焼成すると
透明なフィルムが得られる。
【0010】・ PTFEの乳化重合によって製造され
るディスパージョンから分離造粒された一次粒子径が約
0.2〜 0.3μm 、二次粒子径が約300〜600μm の
PTFE粒子は、ファインパウダーと呼ばれる。 ・ このファインパウダーは、小さな剪断力で繊維化し
やすく、またナフサ、ホワイトオイルなどの有機溶剤を
よく吸収してペースト状になるので、このペーストを押
し出して丸棒またはシート状の予備成形品とし、ついで
溶剤が揮散しないうちにロールで圧延してから溶剤を除
くと、生テープと称されるフィルムが得られる。
【0011】本発明は、このような背景下において案出
されたものであって、耐熱性線条とPTFE未焼成層と
を組み合わせた特定の複合体を用いた一次ウエブ、およ
びその一次ウエブを焼成した耐熱性・防火性、耐薬品
性、非粘着性、防汚性、滑り性、耐摩耗性、防水性・撥
水性、耐侯性、耐久性、電気絶縁性などの性質のすぐれ
た高機能性ウエブを提供することを目的とするものであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の一次ウエブは、
耐熱性線条(1a)またはその配列体にポリテトラフルオロ
エチレン(PTFE)の未焼成層(1b)を被覆した線状ま
たはシート状の複合体(1) を線条材料またはシート材料
の少なくとも一部として用い、該線条材料またはシート
材料を、製織、編成、並行配置または積層配置してウエ
ブ状となした未焼成ウエブ(2) からなるものである。
【0013】本発明の高機能性ウエブは、上記の一次ウ
エブを焼成処理した焼成ウエブ(3)からなるものであ
る。
【0014】以下本発明を詳細に説明する。
【0015】複合体(1) は、耐熱性線条(1a)またはその
配列体にPTFEの未焼成層(1b)を被覆したものであ
り、線状またはシート状の形状を有する。
【0016】上記の線状またはシート状の複合体(1)
は、典型的には次のようにして作製される。 イ.耐熱性線条(1a)に、PTFEのファインパウダーに
有機溶剤を吸収させたペースト状物を押出被覆して未焼
成層(1b)となす。これにより線状の複合体(1)が得られ
る。 ロ.耐熱性線条(1a)に、PTFEの生テープからなる未
焼成層(1b)を螺旋状にカバリングする。これにより線状
の複合体(1) が得られる。なおカバリング操作は、耐熱
性線条(1a)を完全に覆うようにして行ってもよく、飾り
糸のように隙間をあけて覆うようにして行ってもよい。
またカバリング後は充分な圧力を加えることができる。 ハ.耐熱性線条(1a)に、PTFEの生テープからなる未
焼成層(1b)を縦添え状にカバリングする。これにより線
状の複合体(1) が得られる。またカバリング後は充分な
圧力を加えることができる。 ニ.耐熱性線条(1a)の配列体に、PTFEの生テープか
らなるフィルム状の未焼成層(1b)を被覆する。これによ
りシート状の複合体(1) が得られる。なお被覆に際して
は、充分な圧力、殊に剪断力を伴なう圧力を加えること
が望ましい。 ホ.耐熱性線条(1a)の配列体の少なくとも片面に、PT
FEの生テープからなるフィルム状の未焼成層(1b)を被
覆してシート状の被覆物となし、これをさらに線条配列
方向にスリットする。これにより線状の複合体(1) が得
られる。なお被覆に際しては、充分な圧力、殊に剪断力
を伴なう圧力を加えることが望ましい。
【0017】ここで耐熱性線条(1a)としては、アラミド
繊維、ポリアミドイミド繊維、ポリエーテルエーテルケ
トン繊維、炭素繊維、ガラス繊維、セラミックス繊維、
金属繊維をはじめとする耐熱性繊維から作られた線状物
が用いられる。耐熱性線条(1) は、短繊維からできたも
のであっても長繊維からできたものであってもよく、長
繊維からできている場合はモノフィラメント、マルチフ
ィラメントのいずれであってもよく、撚りがかかってい
てもよい。またフィルムをスリットしたスリット糸であ
ってもよい。
【0018】上記イにおけるペースト状物は、PTFE
のファインパウダー(PTFEの乳化重合によって製造
されるディスパージョンから分離造粒された一次粒子径
約 0.2〜 0.3μm 、二次粒子径約300〜600μm の
PTFE粒子)100重量部に、ナフサ、灯油、ホワイ
トオイルなどの有機溶剤をたとえば18〜22重量部程
度吸収させることにより得られる。
【0019】上記ロ〜ニにおけるPTFEの生テープ
は、上記のPTFEのファインパウダー100重量部
に、ナフサ、灯油、ホワイトオイルなどの有機溶剤をた
とえば18〜22重量部程度吸収させてから、シート、
丸棒、線条等の形状の予備成形品とし、必要に応じて、
ロール等を用いて圧延した後、適宜延伸を行うことによ
り得られる。細巾のものを得る場合は、必要に応じ延伸
の前または後に細巾にスリットする。
【0020】耐熱性線条(1a)またはその配列体にPTF
Eの未焼成層(1b)を被覆した上記イ〜ニの線状またはシ
ート状の複合体(1) は、次のような工夫を施してあるこ
とが特に望ましい。
【0021】第1の工夫は、耐熱性線条(1a)と未焼成層
(1b)との間に、テトラフルオロエチレン−パーフルオロ
アルキルビニルエーテル共重合体(PFA)またはテト
ラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合
体(FEP)からなる介在層(1c)を設けることである。
PFAおよびFEPのいずれを用いるかは、耐熱性線条
(1a)に対する接着力を考慮して定める。たとえば、耐熱
性線条(1a)がアラミド繊維であるときはPFAが好適で
あり、耐熱性線条(1a)がガラス繊維であるときはFEP
が好適である。介在層(1c)の設置は、後に未焼成層(1b)
を焼成するときにその焼成層と耐熱性線条(1a)との強固
な密着を図るのに有効である。なお介在層(1c)が存在し
なくても、焼成処理時に未焼成層(1b)が収縮するので耐
熱性線条(1a)を強く抱き込むが、強い剪断力がかかると
耐熱性線条(1a)と焼成層との間にずれを生ずることがあ
るので、強固な密着力が要請されるときには介在層(1c)
を設置するのである。
【0022】この介在層(1c)は、耐熱性線条(1a)または
その配列体にPFAやFEPに溶融コートする方法、耐
熱性線条(1a)にPFAやFEPのフィルムをカバリング
する方法、耐熱性線条(1a)の配列体にPFAやFEPの
フィルムを被覆する方法などにより設置され、複合体
(1) は、そのような介在層(1c)を設けた耐熱性線条(1a)
またはその配列体に対して上述のイ〜ニのようにPTF
Eの未焼成層(1b)を設けることにより得られる。また耐
熱性線条(1a)またはその配列体に、PFAやFEPのフ
ィルムとPTFEの生テープとを重ね合わせた状態でカ
バリングまたは被覆することにより介在層(1c)と未焼成
層(1b)とを同時に設けて、複合体(1) となすこともでき
る。
【0023】第2の工夫は、未焼成層(1b)に粉体状また
は繊維状の充填剤を配合しておくことである。充填剤の
配合は、その焼成後の焼成層を極めて耐摩耗性にすぐれ
たものにするのに貢献する。
【0024】ここで充填剤としては、ガラスファイバー
粉末、カーボンファイバー粉末、グラファイト、カーボ
ン、二硫化モリブデン、ブロンズ、雲母、ケイ酸アルミ
ニウム、滑石、金属酸化物、リン酸ガラス、芳香族ポリ
エステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフェニレンサルフ
ァイドをはじめとする種々の無機または有機の粉体状ま
たは繊維状の充填剤が用いられる。充填剤の配合割合
は、充填剤の比重によって大きく異なるので一概には決
められないが、通常は5〜75重量%程度とする。体積
比で表わせば、最良比は10〜40容量%程度である。
【0025】本発明の一次ウエブは、上に述べた線状ま
たはシート状の複合体(1) を線条材料またはシート材料
の少なくとも一部として用い、該線条材料またはシート
材料を、製織、編成、並行配置または積層配置してウエ
ブ状となした未焼成ウエブ(2) からなる。
【0026】ここで線状またはシート状の複合体(1) と
共に用いることのある他の線条材料またはシート材料と
しては、たとえば、上記の耐熱性線条(1a)と同様の耐熱
性を有する線条、耐熱性を有する線条から得られた織
布、編布、不織布等のシート、PTFE製の生テープま
たはそれをスリットした糸、耐熱性を有する樹脂フィル
ム、耐熱性樹脂層を形成しうる樹脂液の塗布層などがあ
げられる。
【0027】製織の場合は、線状の複合体(1) を経糸ま
たは/および緯糸の少なくとも一部として用いて、フラ
ットな織布または筒状の織布を織る。このうち筒状の織
布は、袋織り(経糸を表経糸と裏経糸とに配列し、緯糸
を2往復させることにより一つの環状を形成させながら
順次筒形を形成する方法であって、表裏の接結は両端の
みで行われる)を行うか、カセ状に整経した経糸に緯糸
を緯入する操作を行えばよい。フラットな織布の両端側
を接合して筒状ないしループ状の織布とすることもでき
(織布の場合に限らず他のウエブの場合でも同様であ
る)、その接合に際してはメビウスリングのような接合
を行うこともできる。編成の場合は、線状の複合体(1)
を少なくとも一部用いて編み機によりフラットな編布ま
たは筒状の編布を編む。
【0028】並行配置の場合で線状の複合体(1) を用い
るときは、これを筒体、板体、並行ロールなどの支持体
上または支持体間に1本ないし任意本数を巻回して引き
揃え、並行に配置させる。並行配置は、1重のみならず
多重に行うこともできる。なお引き揃え時には1本おき
にまたは間歇的に他の線条を配置することもできる。積
層配置の場合で線状の複合体(1) を用いるときは、上記
のように並行配置したもの同士を直交または斜交するよ
うに多重に重層するか、線状の複合体(1) を支持体上ま
たは支持体間に巻回するときに1層目と2層目とが直交
または斜交するような巻き方をするか、1層目は支持体
の長さ方向に配列し、2層目を形成するときには横方向
または斜め方向に巻くような手段を講じる。シート状の
複合体(1) を用いて並行配置または積層配置する場合に
ついては、特に説明を要しないであろう。
【0029】未焼成ウエブ(2) の少なくとも片面にはP
TFEの生テープ(f) を被覆することができる。このよ
うにすると、未焼成ウエブ(2) を焼成したときの表面の
平滑性が向上する。この場合、未焼成ウエブ(2) 面にP
FAまたはFEPからなる介在フィルム層(i) を介して
PTFEの生テープ(f) を被覆すると層間密着力が顕著
に向上し、またそのPTFEの生テープ(f) に充填剤を
配合しておくと、耐摩耗性が顕著に向上する。
【0030】未焼成ウエブ(2) からなる一次ウエブやそ
の前駆体である複合体(1) の製造時に、ナフサ、灯油、
ホワイトオイルなどの有機溶剤を含浸させて線状または
シート状の複合体(1) の構成要素である未焼成層(1b)や
生テープ(f) などをやや可塑化させた状態で圧力や剪断
力をかけると、一次ウエブを構成する線条間や層間のよ
り好ましい一体化が図られる。加える圧力をコントロー
ルすれば、ウエブにおける複合体(1) 間の隙間を自在に
調節したり、隙間をゼロにしたりすることができる。
【0031】未焼成ウエブ(2) からなる上述の一次ウエ
ブを焼成処理すれば、PTFEの未焼成層(1b)が(他の
焼成可能な材料を併用しているときはその材料も)焼成
し、焼成ウエブ(3) からなる高機能性ウエブが得られ
る。
【0032】焼成温度は370〜400℃程度が適当で
あるが、短時間であればそれ以上の温度とすることもで
きる。
【0033】このようにして得られた高機能性ウエブ
は、搬送用ベルト(食品加工用、乾燥用、解凍用、シュ
リンクパック機用等を含む)、伝動用ベルト、ヒートシ
ーラー用耐熱非粘着資材、搬送用シュート、印刷用資
材、包装用資材、保管用袋、結束用資材、衣服用材料
(芯地材料等)、生体用材料、電気絶縁用材料、脱出用
シュート、建築用材料(テント等)、船舶用材料、防火
用シート(延焼防止用シート、溶接時の防火用シート
等)をはじめ、耐熱性・防火性、耐薬品性、非粘着性、
防汚性、滑り性、耐摩耗性、防水性・撥水性、耐侯性、
耐久性、電気絶縁性などの性質が要求される種々の用途
に有用である。
【0034】
【作用】耐熱性線条(1a)またはその配列体にPTFEの
未焼成層(1b)を被覆した線状またはシート状の複合体
(1) を線条材料またはシート材料の少なくとも一部とし
て用いた未焼成ウエブ(2) からなる本発明の一次ウエブ
を焼成処理すれば、PTFEの未焼成層(1b)が(他の焼
成可能な材料を併用しているときはその材料も)焼成す
ると共に耐熱性線条(1) と一体化し、焼成ウエブ(3) か
らなる高機能性ウエブが得られる。この高機能性ウエブ
は、耐熱性・防火性、耐薬品性、非粘着性、防汚性、滑
り性、耐摩耗性、防水性・撥水性、耐侯性、耐久性、電
気絶縁性などの性質がすぐれており、それらの性質は過
酷な使用条件下にあっても恒久的に維持される。
【0035】耐熱性線条(1a)と未焼成層(1b)との間にP
FAまたはFEPからなる介在層(1c)を設ければ、後に
未焼成層(1b)を焼成するときにその焼成層が耐熱性線条
(1a)に強固に密着する。未焼成フィルム層(1b)に粉体状
または繊維状の充填剤を配合しておけば、焼成後の焼成
層を耐摩耗性にすぐれたものにすることができる。
【0036】また未焼成ウエブ(2) の少なくとも片面に
PTFEの生テープ(f) を被覆すれば、未焼成ウエブ
(2) を焼成したときの表面の平滑性が向上する。この場
合、未焼成ウエブ(2) 面にPFAまたはFEPからなる
介在フィルム層(i) を介してPTFEの生テープ(f) を
被覆すると層間密着力が顕著に向上する。またそのPT
FEの生テープ(f) に充填剤を配合しておくと、耐摩耗
性が顕著に向上する。
【0037】耐熱性線条(1a)またはその配列体に被覆し
たPTFEの未焼成層(1b)は、PTFEのディスパージ
ョンとは異なり耐熱性線条(1a)の内部までにはほとんど
浸透しないので、高価なPTFEが有効に利用され、経
済的である。
【0038】そして、複合体(1) の構成要素であるPT
FEの未焼成層(1b)としては、10μm のオーダーある
いはそれ以下のオーダーから1000μm のオーダーの
厚みや太さのものまで任意のものを用いることができ、
しかも未焼成層(1b)として厚手のものを用いて一次ウエ
ブを経て高機能性ウエブを製造しても、フレキシビリテ
ィーに富み、曲げ力に対してクラックを生じない。これ
は、PTFEの未焼成層(1b)が耐熱性線条(1a)の内部ま
でにはほとんど浸透しないことが一因となっているもの
と推定される。
【0039】しかもそのような焼成ウエブ(3) からなる
高機能性ウエブの製造は、ガラスクロス等に対しPTF
Eのディスパージョンの含浸、乾燥、焼成を多数回繰り
返す従来の方法に比し、PTFEの有効利用の点でも、
工程が簡単で、労力を要せず、熱エネルギーも少なく、
低コストで製造できる点においても、工業的に比較にな
らないほど有利である。
【0040】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。
【0041】〈複合体(1) の製造〉図1は複合体(1) の
各種の製造例を示した説明図である。
【0042】耐熱性線条(1a)としては、数本のアラミド
(芳香族ポリアミド)モノフィラメントを引き揃えた
糸、多数本の炭素繊維を引き揃えたマルチフィラメント
糸、多数本のガラス繊維を引き揃えたマルチフィラメン
ト糸、多数本のステンレススチール繊維を引き揃えたマ
ルチフィラメント糸など各種のものを用いた。
【0043】複合体製造例イ (イ)PTFEのファインパウダー100重量部にホワ
イトオイル20重量部を吸収させて(またはさらにカー
ボンファイバー粉末等の充填剤15重量部を配合して)
ペースト状としてから、押し出しと同時に耐熱性線条(1
a)(または予めPFAまたはFEPによる溶融コートを
行って介在層(1c)を形成した耐熱性線条(1a))への被覆
を行って未焼成層(1b)となした。これにより、耐熱性線
条(1a)(または介在層(1c)を形成した耐熱性線条(1a))
に未焼成層(1b)が被覆された線状の複合体(1) が得られ
た。(図1の(イ)参照)
【0044】複合体製造例ロ (ロ)耐熱性線条(1a)に、PTFEの生テープ(または
ガラスファイバー粉末等の充填剤15重量部を配合した
生テープ)からなる未焼成層(1b)を螺旋状にカバリング
した。また、耐熱性線条(1a)に、PFAまたはFEP製
のフィルムからなる介在層(1c)を螺旋状にカバリング
し、さらにその上からPTFEの生テープ(または充填
剤を配合した生テープ)からなる未焼成層(1b)を螺旋状
にカバリングした。これにより、耐熱性線条(1a)に未焼
成層(1b)が被覆された線状の複合体(1) 、または耐熱性
線条(1a)に介在層(1c)を介して未焼成層(1b)が被覆され
た線状の複合体(1) が得られた。(図1の(ロ)参照)
【0045】複合体製造例ハ (ハ)耐熱性線条(1a)に、PTFEの生テープからなる
未焼成層(1b)を縦添え状にカバリングした。これによ
り、耐熱性線条(1a)に未焼成層(1b)が被覆された線状の
複合体(1) が得られた。(図1の(ハ)参照)
【0046】複合体製造例ニ (ニ)耐熱性線条(1a)を横1列に配列した配列体の両面
に、PTFEの生テープ(または充填剤を配合した生テ
ープ)からなるフィルム状の未焼成層(1b)を被覆し、両
面側からロールで圧延した。また、耐熱性線条(1a)を横
1列に配列した配列体の両面に、まずPFAまたはFE
P製のフィルムからなる介在層(1c)を被覆してロールで
圧着し(PFAまたはFEPを溶融コートして介在層(1
c)を形成させてもよい)、さらにその上からPTFEの
生テープ(または充填剤を配合した生テープ)からなる
フィルム状の未焼成層(1b)を被覆し、ロールで圧延し
た。これにより、シート状の複合体(1) が得られた。
(図1の(ニ)参照)
【0047】複合体製造例ホ (ホ)上記(ニ)で得たシート状の被覆物を、さらに線
条配列方向にスリッタによりスリットした。これによ
り、耐熱性線条(1a)に未焼成層(1b)(または介在層(1c)
と未焼成層(1b))が被覆された線状の複合体(1) が得ら
れた。(図1の(ホ)参照)
【0048】〈一次ウエブおよび高機能性ウエブの製
造〉 ウエブ製造例1 図2は一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示し
た説明図である。
【0049】上記(イ)、(ロ)および(ハ)で得られ
た線状の複合体(1) を経糸および緯糸として用いて平織
り(または袋織り)により製織を行い、フラットな(ま
たはシームレス筒状の)織布を得た。ついでこの織布に
一旦灯油を含浸させた後、ロールで圧延することによ
り、形を整えた。これを所定の巾にカットして、未焼成
ウエブ(2) からなる一次ウエブを得た。
【0050】このフラットな(または筒状の)ベルト状
の一次ウエブを自然乾燥してから、緊張状態を保ちつつ
炉内で390℃で焼成した。これにより、耐熱性・防火
性、耐薬品性、非粘着性、防汚性、滑り性、耐摩耗性、
耐侯性、耐久性などの性質のすぐれた強靭なベルト状の
焼成ウエブ(3) からなる高機能性ウエブが得られた。こ
のウエブはフレキシビリティーを有し、屈曲等に対して
もクラックを生じないものであった。
【0051】ウエブ製造例2 図3は一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示し
た説明図である。
【0052】上記(イ)、(ロ)および(ハ)で得られ
た線状の複合体(1) を使用して編み機によりフラットに
(または筒状に)編成して編布とすることにより、未焼
成ウエブ(2) からなる一次ウエブを得、ついでウエブ製
造例1と同様に焼成処理を行って、焼成ウエブ(3) から
なる高機能性ウエブを得た。
【0053】ウエブ製造例3 図4は一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示し
た説明図である。
【0054】上記(ニ)で得たシート状の被覆物を、上
記(ホ)のように線条配列方向にスリッタによりスリッ
トして整列した線状の複合体(1) となした後、引き続き
これを整列状態のまま経糸として用いて織機に供給し、
また(イ)、(ロ)または(ハ)で得られた線状の複合
体(1) (生テープをスリットしたスリット糸や耐熱性線
条(1a)を用いてもよい)を緯糸として緯入して製織を行
った。これにより未焼成ウエブ(2) からなる一次ウエブ
が得られたので、ついでウエブ製造例1と同様に焼成処
理を行って、焼成ウエブ(3) からなる高機能性ウエブを
得た。
【0055】ウエブ製造例4 図5は一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示し
た説明図である。
【0056】上記(イ)、(ロ)または(ハ)で得られ
た線状の複合体(1) を、間隔をあけて並行に配置したロ
ール間に巻回して整列させることにより引き揃えて一重
(多重でもよい)に並行配置し、ついで灯油を含浸させ
てからロールで圧延することにより、引き揃えた線状の
複合体(1) 同士をくっつけた。これを切り開いて未焼成
ウエブ(2) からなる一次ウエブを得た後、ウエブ製造例
1と同様に焼成処理し、焼成ウエブ(3) からなる高機能
性ウエブを得た。
【0057】ウエブ製造例5 図6は一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示し
た説明図である。
【0058】上記(イ)、(ロ)または(ハ)で得られ
た線状の複合体(1) を、間隔をあけて並行に配置したロ
ール間に巻回して整列させることにより引き揃えて一重
に並行配置し、ついで灯油を含浸させてからロールで圧
延することにより、引き揃えた線状の複合体(1) 同士を
くっつけた。
【0059】このようにして得たウエブの1枚を切り開
いてフラットなウエブとなし、所定の巾に裁断してか
ら、このフラットな裁断ウエブを、ロール間に巻回して
ある上記の並行配置したウエブの全周にわたって、線条
方向が互いに直角となるように積層し、必要に応じ灯油
を含浸させてロール圧延した。これにより未焼成ウエブ
(2) からなるループ状の一次ウエブが得られた。
【0060】またこのループ状の一次ウエブを切り開い
た後、必要に応じPFAまたはFEPからなる介在フィ
ルム層(i) を介して、PTFEの生テープ(f) を被覆
し、ロールで圧延して、フラットな一次ウエブを得た。
【0061】上記のループ状の一次ウエブおよび上記の
フラットな一次ウエブを、ウエブ製造例1と同様に焼成
処理し、焼成ウエブ(3) からなる高機能性ウエブを得
た。
【0062】
【発明の効果】作用の項でも述べたように、本発明の高
機能性ウエブは、耐熱性・防火性、耐薬品性、非粘着
性、防汚性、滑り性、耐摩耗性、防水性・撥水性、耐侯
性、耐久性、電気絶縁性などの性質がすぐれており、そ
れらの性質は過酷な使用条件下にあっても恒久的に維持
される。
【0063】耐熱性線条(1a)と未焼成層(1b)との間にP
FAまたはFEPからなる介在層(1c)を設けたときは、
後に未焼成層(1b)を焼成するときにその焼成層が耐熱性
線条(1a)に強固に密着する。未焼成フィルム層(1b)に粉
体状または繊維状の充填剤を配合しておいたときは、焼
成後の焼成層が耐摩耗性にすぐれたものとなる。
【0064】また未焼成ウエブ(2) の少なくとも片面に
PTFEの生テープ(f) を被覆すれば、未焼成ウエブ
(2) を焼成したときの表面の平滑性が向上する。この場
合、未焼成ウエブ(2) 面にPFAまたはFEPからなる
介在フィルム層(i) を介してPTFEの生テープ(f) を
被覆すると層間密着力が顕著に向上する。またそのPT
FEの生テープ(f) に充填剤を配合しておくと、耐摩耗
性が顕著に向上する。
【0065】耐熱性線条(1a)またはその配列体に被覆し
たPTFEの未焼成層(1b)は、PTFEのディスパージ
ョンとは異なり耐熱性線条(1a)の内部までにはほとんど
浸透しないので、高価なPTFEが有効に利用され、経
済的である。
【0066】そして、複合体(1) の構成要素であるPT
FEの未焼成層(1b)としては、10μm のオーダーある
いはそれ以下のオーダーから1000μm のオーダーの
厚みや太さのものまで任意のものを用いることができ、
しかも未焼成層(1b)として厚手のものを用いて一次ウエ
ブを経て高機能性ウエブを製造しても、フレキシビリテ
ィーを有し、曲げ力に対してクラックを生じない。
【0067】しかもそのような焼成ウエブ(3) からなる
高機能性ウエブの製造は、ガラスクロス等に対しPTF
Eのディスパージョンの含浸、乾燥、焼成を多数回繰り
返す従来の方法に比し、PTFEの有効利用の点でも、
工程が簡単で、労力を要せず、熱エネルギーも少なく、
低コストで製造できる点においても、工業的に比較にな
らないほど有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】複合体(1) の各種の製造例を示した説明図であ
る。
【図2】一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示
した説明図である。
【図3】一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示
した説明図である。
【図4】一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示
した説明図である。
【図5】一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示
した説明図である。
【図6】一次ウエブおよび高機能性ウエブの製造例を示
した説明図である。
【符号の説明】
(1) …線状またはシート状の複合体 (1a)…耐熱性線条、 (1b)…PTFEの未焼成層、 (1c)…PFAまたはFEPからなる介在層、 (2) …未焼成ウエブ、 (f) …PTFEの生テープ、 (i) …PFAまたはFEPからなる介在フィルム層、 (3) …焼成ウエブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耐熱性線条(1a)またはその配列体にポリテ
    トラフルオロエチレン(PTFE)の未焼成層(1b)を被
    覆した線状またはシート状の複合体(1) を線条材料また
    はシート材料の少なくとも一部として用い、該線条材料
    またはシート材料を、製織、編成、並行配置または積層
    配置してウエブ状となした未焼成ウエブ(2) からなる一
    次ウエブ。
  2. 【請求項2】線状またはシート状の複合体(1) が、 イ.耐熱性線条(1a)に、PTFEのファインパウダーに
    有機溶剤を吸収させたペースト状物を押出被覆して未焼
    成層(1b)となした線状のもの、 ロ.耐熱性線条(1a)に、PTFEの生テープからなる未
    焼成層(1b)を螺旋状にカバリングした線状のもの、 ハ.耐熱性線条(1a)に、PTFEの生テープからなる未
    焼成層(1b)を縦添え状にカバリングした線状のもの、 ニ.耐熱性線条(1a)の配列体の少なくとも片面に、PT
    FEの生テープからなるフィルム状の未焼成層(1b)を被
    覆したシート状のもの、 ホ.耐熱性線条(1a)の配列体に、PTFEの生テープか
    らなるフィルム状の未焼成層(1b)を被覆したシート状の
    被覆物を、さらに線条配列方向にスリットした線状のも
    の、から選ばれた複合体である請求項1記載の一次ウエ
    ブ。
  3. 【請求項3】耐熱性線条(1a)と未焼成層(1b)との間に、
    テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニル
    エーテル共重合体(PFA)またはテトラフルオロエチ
    レン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体(FEP)か
    らなる介在層(1c)が設けられている請求項1または2記
    載の一次ウエブ。
  4. 【請求項4】未焼成層(1b)に粉体状または繊維状の充填
    剤が配合されている請求項1または2記載の一次ウエ
    ブ。
  5. 【請求項5】請求項1または2の未焼成ウエブ(2) の少
    なくとも片面に、直接にあるいはPFAまたはFEPか
    らなる介在フィルム層(i) を介して、充填剤を配合しま
    たは配合しないPTFEの生テープ(f) を被覆してなる
    一次ウエブ。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかの一次ウエブ
    を焼成処理した焼成ウエブ(3) からなる高機能性ウエ
    ブ。
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