JPH08294102A - 動画像通信会議システム及びその通信方法 - Google Patents

動画像通信会議システム及びその通信方法

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JPH08294102A
JPH08294102A JP11787895A JP11787895A JPH08294102A JP H08294102 A JPH08294102 A JP H08294102A JP 11787895 A JP11787895 A JP 11787895A JP 11787895 A JP11787895 A JP 11787895A JP H08294102 A JPH08294102 A JP H08294102A
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JP
Japan
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moving image
compressed
program
compression
server
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Application number
JP11787895A
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English (en)
Inventor
Tomoko Kuno
朋子 久野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 既設回線を有効利用しながら、画像品質を良
好に保ち、発言者の画像を強調しつつもリアリティに欠
けることがない自然な状態の画像が得ることができる動
画像通信会議システムを提供する。 【構成】 各端末11〜14には、圧縮率が異なる2つ
の動画像キャプチャ・圧縮プログラムと、前記ネットワ
ーク10を通して送られてきた圧縮済動画像データを復
号化する復号化プログラムとを予め備えておく。そし
て、通常モード時には前記2つの動画像キャプチャ・圧
縮プログラムのうち、圧縮率の高い方のプログラムによ
り動画像を圧縮し、発言モード時には圧縮率の低い方の
プログラムにより動画像を圧縮し、ネットワーク10を
通して送られてきた圧縮済画像データを前記復号化プロ
グラムで復号化し、その復号化された画像データを表示
部11c〜14cに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離れた地点にいる複数
の利用者が通信回線を介して動画像通信を行い、互いの
動画像を見ながら会議を行うことができる動画像通信会
議システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動画像通信会議システム
では、複数の利用者の画像を同時に見たいという要求が
あるが、既設回線を使用して動画像通信を行う場合は、
単位時間当たりに伝送できる情報量が回線に応じて限り
があるので、複数の利用者からそれぞれ送られてきた動
画像をそのまま全て各利用者に送ることは困難である。
それを解決するために、従来、4分割画面を合成し利用
者に送り返すことによって、複数の利用者の画像の送
信、表示が行われている。
【0003】また、注目している地点の画像情報は、そ
れ以外の地点から送られてくる画像情報よりも重要であ
るということに着目して、複数の利用者の画像を送信す
るに当たって、発言者の画像とそれ以外の利用者の画像
でフレームレートを変える方法も行われている。
【0004】すなわち、発言者の動画像は高フレームレ
ートに、非発言者の動画像は低フレームレートにするこ
とで、発言者の動画像情報を相対的に多く伝送できるよ
うにして、単位時間当たりの情報伝送量に限りがある既
設回線を有効に利用している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では次のような問題点があった。
【0006】4分割画面を合成する方法では、1人当た
りの画像が小さくなるだけでなく、画面合成時に処理遅
延や画像劣化が発生するなどの問題があった。
【0007】また、フレームレートを変える方法では、
非発言者から送られてくる画像が止まってしまい、非発
言者の反応が分かりずらくリアリティに欠けるなどの問
題があった。
【0008】本発明は上記従来の問題点に鑑み、既設回
線を有効利用しながら、画像品質を良好に保ち、発言者
の画像を強調しつつもリアリティに欠けることがない自
然な状態の画像が得ることができる動画像通信会議シス
テム、及び動画像通信会議システムの通信方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の動画像通信会議システムでは、ネット
ワーク上の端末により3人以上の参加者で動画像通信を
行う動画像通信会議システムにおいて、前記参加者のう
ち、特定話者の端末の動画像は低い圧縮率で圧縮し、他
の参加者の端末の動画像は高い圧縮率で圧縮するように
したものである。
【0010】第2の発明の動画像通信会議システムで
は、動画像を表示する表示部をそれぞれ備えネットワー
クを介して接続された複数の端末により、動画像通信を
行う動画像通信会議システムにおいて、各端末は、圧縮
率が異なる第1及び第2の動画像キャプチャ・圧縮プロ
グラムと、前記ネットワークを通して送られてきた圧縮
済動画像データを復号化する復号化プログラムとを有す
ると共に、通常モード時には前記第1及び第2の動画像
キャプチャ・圧縮プログラムのうち、圧縮率の高い方の
プログラムにより動画像を圧縮し、発言モード時には圧
縮率の低い方のプログラムにより動画像を圧縮する画像
圧縮手段と、前記画像圧縮手段で圧縮した圧縮済画像デ
ータを前記ネットワークへ送信すると共に、前記ネット
ワークを通して送られてきた圧縮済画像データを受信す
る画像送受信手段と、前記画像送受信手段により受信さ
れた圧縮済画像データを前記復号化プログラムで復号化
する画像復号化手段と、前記画像復号化手段により復号
化した画像データを前記表示部へ表示する表示手段とを
それぞれ備えたものである。
【0011】第3の発明の動画像通信会議システムで
は、サーバと、動画像を表示する表示部をそれぞれ備え
前記サーバに接続された複数のクライアント端末とによ
り、動画像通信を行う動画像通信会議システムにおい
て、前記サーバには、サーバ用動画像キャプチャ・圧縮
プログラムと、外部より送られてきた圧縮済動画像デー
タを復号化するサーバ用復号化プログラムとを備え、且
つ前記複数のクライウント端末には、前記サーバ用動画
像キャプチャ・圧縮プログラムよりも圧縮率の低い端末
用動画像キャプチャ・圧縮プログラムと、該端末用動画
像キャプチャ・圧縮プログラムで圧縮された圧縮済動画
像データを復号化する端末用復号化プログラムとをそれ
ぞれ備え、前記各クライアント端末は、前記端末用動画
像キャプチャ・圧縮プログラムで動画像を圧縮するデー
タ圧縮手段と、前記データ圧縮手段で圧縮した圧縮済画
像データを外部へ送信すると共に外部から送られてきた
圧縮済画像データを受信する画像送受信手段と、該画像
送受信手段によって受信された圧縮済画像データを前記
端末用復号化プログラムで復号化する端末内復号化手段
と、該端末内復号化手段により復号化された画像データ
を前記表示部へ表示する表示手段とをそれぞれ備え、前
記サーバは、前記各クライアント端末より送られてきた
圧縮済動画像データを受信する画像受信手段と、該画像
受信手段で受信された圧縮済動画像データのうち、非発
言者のデータを前記サーバ用復号化プログラムで復号化
するサーバ内復号化手段と、該サーバ内復号化手段によ
り復号化された画像データを前記サーバ用動画像キャプ
チャ・圧縮プログラムで圧縮するサーバ内圧縮手段と、
その圧縮した非発言者のデータと前記圧縮済動画像デー
タのうちの発言者のデータとを前記各クライアントへ送
信するサーバ内送信手段とを備えたものである。
【0012】第4の発明の動画像通信会議システムの通
信方法では、ネットワーク上の複数の端末を用い、動画
像通信を行う動画像通信会議システムの通信方法におい
て、各端末には、圧縮率が異なる第1及び第2の動画像
キャプチャ・圧縮プログラムと、前記ネットワークを通
して送られてきた圧縮済動画像データを復号化する復号
化プログラムとを予め備えておき、通常モード時には前
記第1及び第2の動画像キャプチャ・圧縮プログラムの
うち、圧縮率の高い方のプログラムにより動画像を圧縮
し、発言モード時には圧縮率の低い方のプログラムによ
り動画像を圧縮し、前記ネットワークを通して送られて
きた圧縮済画像データを前記復号化プログラムで復号化
し、その復号化された画像データを表示部に表示するよ
うにしたものである。
【0013】第5の発明の動画像通信会議システムの通
信方法では、サーバと複数のクライアント端末とを用
い、動画像通信を行う動画像通信会議システムの通信方
法において、前記サーバには、サーバ用動画像キャプチ
ャ・圧縮プログラムと、外部から送られてきた圧縮済動
画像データを復号化するサーバ用復号化プログラムとを
備え、且つ前記各クライアント端末には、前記サーバ用
動画像キャプチャ・圧縮プログラムよりも圧縮率の低い
端末用動画像キャプチャ・圧縮プログラムと、外部から
送られてきた圧縮済動画像データを復号化する端末用復
号化プログラムとを備えておき、前記各クライアント端
末により、前記端末用動画像キャプチャ・圧縮プログラ
ムで動画像を圧縮し、前記サーバにより、前記各クライ
アントより送られてきた圧縮済動画像データのうち、非
発言者のデータを前記サーバ用復号化プログラムで一旦
復号化した後、その復号化されたデータを前記サーバ用
動画像キャプチャ・圧縮プログラムで圧縮し、その圧縮
した非発言者のデータと前記圧縮済動画像データのうち
の発言者のデータとを前記各クライアント端末へ送信
し、前記各クライアント端末により、前記サーバから送
られてきた圧縮済画像データを前記端末用復号化プログ
ラムで復号化し、その復号化された画像データを表示部
に表示するようにしたものである。
【0014】
【作用】上記構成により、第1の発明の動画像通信会議
システムによれば、特定話者の端末の動画像は低い圧縮
率で圧縮し、他の参加者の端末の動画像は高い圧縮率で
圧縮するので、例えば、発言者の動画像は低圧縮率でも
高画質の圧縮が行われ、非発言者の動画像は高圧縮率の
圧縮で情報量が小さくなる。つまり、非発言者の動画像
情報と比べて、発言者の動画像情報が相対的に多く伝送
される。これにより、単位時間当たりの情報伝送量に限
りがある既設回線を有効利用しながら、画像品質を良好
に保ち、発言者の画像を強調しつつもリアリティに欠け
ることがない自然な状態の画像が得ることができる。
【0015】第2の発明の動画像通信会議システムによ
れば、各端末の画像圧縮手段は、通常モード時には第1
及び第2の動画像キャプチャ・圧縮プログラムのうち、
圧縮率の高い方のプログラムにより動画像を圧縮し、発
言モード時には圧縮率の低い方のプログラムにより動画
像を圧縮する。画像送受信手段は、その圧縮済画像デー
タをネットワークへ送信すると共に、ネットワークを通
して送られてきた圧縮済画像データを受信する。画像復
号化手段は、受信された圧縮済画像データを復号化プロ
グラムで復号化し、表示手段は、復号化した画像データ
を表示部へ表示する。
【0016】第3の発明の動画像通信会議システムによ
れば、各クライアント端末のデータ圧縮手段は、端末用
動画像キャプチャ・圧縮プログラムで動画像を圧縮し、
画像送受信手段は、その圧縮済画像データを外部へ送信
すると共に外部から送られてきた圧縮済画像データを受
信する。さらに、端末内復号化手段は、受信された圧縮
済画像データを端末用復号化プログラムで復号化し、そ
の復号化された画像データを表示手段が表示部へ表示す
る。一方、サーバは、前記各クライアント端末より送ら
れてきた圧縮済動画像データを画像受信手段で受信し、
その圧縮済動画像データのうち非発言者のデータをサー
バ内復号化手段がサーバ用復号化プログラムで復号化
し、サーバ内圧縮手段は、その画像データをサーバ用動
画像キャプチャ・圧縮プログラムで圧縮する。そして、
サーバ内送信手段は、その圧縮した非発言者のデータと
前記圧縮済動画像データのうちの発言者のデータとを前
記各クライアントへ送信する。
【0017】第4の発明の動画像通信会議システムの通
信方法によれば、通常モード時には第1及び第2の動画
像キャプチャ・圧縮プログラムのうち、圧縮率の高い方
のプログラムにより動画像を圧縮し、発言モード時には
圧縮率の低い方のプログラムにより動画像を圧縮し、ネ
ットワークを通して送られてきた圧縮済画像データを復
号化プログラムで復号化し、その復号化された画像デー
タを表示部に表示する。
【0018】第5の発明の動画像通信会議システムの通
信方法によれば、各クライアント端末により、端末用動
画像キャプチャ・圧縮プログラムで動画像を圧縮し、サ
ーバにより、各クライアントより送られてきた圧縮済動
画像データのうち、非発言者のデータをサーバ用復号化
プログラムで一旦復号化した後、その復号化されたデー
タをサーバ用動画像キャプチャ・圧縮プログラムで圧縮
し、その圧縮した非発言者のデータと前記圧縮済動画像
データのうちの発言者のデータとを前記各クライアント
端末へ送信し、前記各クライアント端末により、前記サ
ーバから送られてきた圧縮済画像データを前記端末用復
号化プログラムで復号化し、その復号化された画像デー
タを表示部に表示する。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0020】図1は、本発明の第1実施例に係る動画像
通信会議システムの概略構成を示すブロック図である。
【0021】図中10は、LAN等のネットワークであ
り、このネットワーク10には、動画像通信会議用の端
末11,12,13,14が接続されている。各端末1
1〜14は、それぞれ画像圧縮手段11a〜14aと、
画像復号化手段11b〜14bと、動画像表示用の表示
部11c〜14cとを備えるほか、図示は省略するが、
装置全体の動作を制御する制御部や、各種プログラムが
格納されたROM、ネットワーク10に対する画像デー
タの送受信を行う画像送受信手段、及び各種操作を指示
する操作部等を備えている。
【0022】各端末11〜14は、圧縮率が異なる2つ
の動画像キャプチャ・圧縮プログラムと、全端末11〜
14の圧縮済動画像データを復号化できる復号化プログ
ラムとをROM等のメモリに記憶している。ここで、各
端末11〜14が有する前記2つの圧縮プログラムのう
ち、圧縮率は低いが画質の優れた圧縮プログラムを第1
の圧縮プログラム11a−1,12a−1,13a−
1,14a−1とし、圧縮率が高いプログラムを第2の
圧縮プログラム11a−2,12a−2,13a−2,
14a−2とする。
【0023】前記各端末11〜14の画像圧縮手段11
a〜14aは、第1の圧縮プログラム11a−1〜14
a−1を用い、図示しない撮像装置等で得られた会議参
加者各自の動画像を圧縮する低圧縮率高画質の動画像圧
縮方式(第1の圧縮方式)と、第2の圧縮プログラム1
1a−2〜14a−2を用いて前記動画像を圧縮する高
圧縮率の動画像圧縮方式(第2の圧縮方式)とを有し、
発言モード時には圧縮率の低い第1の圧縮方式を用い、
また通常モード時には圧縮率の高い第2の圧縮方式で動
画像の圧縮を行う。
【0024】また、前記画像復号化手段11b〜14b
は、画像送受信手段で受信された圧縮済画像データを前
記復号化プログラムで復号化する機能を有している。
【0025】次に、本実施例における動画像通信会議シ
ステムの動作(通信方法)を説明する。
【0026】図2は、議長による発言者の決定を示すフ
ローチャートである。
【0027】各端末11〜14のうち、議長となる端末
は、まず、他の端末からのメッセージを待ち(ステップ
S1)、発言終了メッセージがあるか否かを判定する
(ステップS2)。その結果、発言終了メッセージがな
いときには、ステップS3へ進み、発言終了メッセージ
があるときには発言許可フラグを発言許可フラグ=YE
Sの状態にして(ステップS4)、前記ステップS1へ
戻って端末からのメッセージを待つ。ステップS3では
発言要求があるか否かを判定する。他の端末から発言要
求があったときにはステップS5へ進み、現在の発言許
可フラグの状態、つまり端末に発言許可を与えている発
言許可フラグ=NOの状態であるか、あるいはいずれの
端末にも発言許可を与えていない発言許可フラグ=YE
Sの状態であるかを判定する。
【0028】その結果、発言許可フラグ=NOの状態で
あるときには、前記ステップS1のメッセージ待ちに戻
り、発言許可フラグ=YESの状態であるときには、ス
テップS6へ進む。ステップS6では、発言要求のあっ
た端末に発言許可を与えると同時に、発言許可フラグ=
NOの状態にして、前記ステップS1へ戻る。
【0029】すなわち、議長による発言者の決定は、発
言者は常に一人であり、同時に二人以上の利用者には発
言を許可しない。利用者は発言を希望するときには、議
長に発言要求を出し、議長が一人の利用者に発言を許可
している間は、他の利用者には発言が許可されない。
【0030】各端末11〜14は、通常、第2の圧縮プ
ログラム11a−2〜14a−2を使用して第2の圧縮
方式で各自の動画像を圧縮する。議長から発言許可を得
た場合は、使用するキャプチャ・圧縮プログラムを第1
の圧縮プログラム11a−1〜14a−1に変え、第1
の圧縮方式で動画像の圧縮を行う。
【0031】発言者の変更が行われたときには、直前ま
での発言者にも圧縮方式の変更依頼があり、それを受け
た端末は、使用するキャプチャ・圧縮プログラムを第2
の圧縮プログラム11a−2〜14a−2に変え、第2
の圧縮方式で動画像の圧縮を行う。つまり、常に発言者
は一人であり、第1の圧縮方式を使用するのは発言者一
人だけである。
【0032】これによって、非発言者の動画像情報は発
言者のそれよりも小さくなり、発言者の動画像情報は非
発言者のそれに比べて画質が優れたものとなる。
【0033】そして、各端末11〜14は、これらの動
画像情報をネットワーク10上へ送出し、この画像情報
を受け取った各端末は、各データに付けられた圧縮方式
を認識するためのヘッダを読み、復号化プログラムを用
いて各々の復号化手段11b〜14bで復号化を行う。
そして、その復号化された画像データを表示部11c〜
14cに表示する。
【0034】このように、本実施例では、各端末11〜
14に動画像のキャプチャ・圧縮プログラムを2つ持た
せることにより、発言者の動画像は低圧縮率でも高画質
の圧縮を行い、非発言者の動画像は高圧縮率の圧縮方式
を用いて情報量を小さくすることができる。これによ
り、単位時間当たりの情報伝送量に限りがある既設回線
を有効利用しながら、画像品質を良好に保ち、発言者の
画像を強調しつつもリアリティに欠けることがない自然
な状態の画像が得ることができる。
【0035】図3は、本発明の第2実施例に係る動画像
通信会議システムの概略構成を示すブロック図である。
【0036】この動画像通信会議システムは、クライア
ント端末51〜54を有し、これらがサーバ55に接続
されている。すなわち、本システムでは、各クライアン
ト端末51〜54でキャプチャ・圧縮を施された画像デ
ータが一旦サーバ55へ送られ、サーバ55から全クラ
イアント端末51〜54へ送信されるようになってい
る。
【0037】各クライアント端末51〜54は、それぞ
れ画像圧縮手段51a〜54aと、画像復号化手段51
b〜54bと、動画像表示用の表示部51c〜54cと
を備えるほか、図示は省略するが、装置全体の動作を制
御する制御部や、各種プログラムが格納されたROM、
サーバ55に対する画像データの送受信を行う画像送受
信手段、及び各種操作を指示する操作部等を備えてい
る。
【0038】さらに、各クライアント端末51〜54
は、上記第1実施例と同様、全クライアント端末の圧縮
済み動画像データを復号化できる復号化プログラム、及
びサーバ55が行う高圧縮率の第2の圧縮プログラムに
より符号化された画像データを復号化する復号化プログ
ラムを有するほか、動画像キャプチャ・圧縮プログラム
として、各々1種類だけ、つまり、圧縮率は低いが画質
の優れたプログラム(第1の圧縮プログラム)のみを有
している。
【0039】前記各端末51〜54の画像圧縮手段51
a〜54aは、各々の第1の圧縮プログラムを用い、撮
像装置等から得られた各自の動画像を圧縮する低圧縮率
高画質の動画像圧縮方式(第1の圧縮方式)で動画像の
圧縮を行う。また、前記画像復号化手段51b〜54b
は、画像送受信手段で受信された圧縮済画像データを前
記復号化プログラムで復号化する機能を有している。
【0040】一方、サーバ55は、各クライアント端末
51〜54が圧縮して送ってくる動画像データを復号化
するサーバ用復号化プログラムと、前記した高圧縮率の
符号化圧縮プログラム(第2の圧縮プログラム)とを有
している。さらに、各クライアント端末51〜54から
送られてきた圧縮済動画像データのうち、非発言者のデ
ータを前記サーバ用復号化プログラムで復号化するサー
バ内復号化手段55aと、その復号化された画像データ
を前記第2の圧縮プログラムで圧縮するサーバ内圧縮手
段55bとを備えるほか、図示は省略するが、その圧縮
した非発言者のデータと前記圧縮済動画像データのうち
の発言者のデータとを前記各クライアント端末51〜5
4へ送信するサーバ内送信手段と、各クライアント端末
51〜54から送られてきた圧縮済動画像データを受信
する画像受信手段とを備えている。
【0041】次に、本実施例における動画像通信会議シ
ステムの動作(通信方法)を説明する。
【0042】上記第1実施例と同様に、発言者は、同時
に一人であり、発言許可は議長が行う。利用者から発言
要求が出され、議長が発言を許可すると、発言者の変更
がサーバ55へも伝えられる。各クライアント端末51
〜54は、第1の圧縮プログラムを用いた画像圧縮手段
51a〜54aで圧縮した動画像データをサーバ55へ
送る。
【0043】サーバ55は、非発言者から送られてきた
画像データを一旦、画像復号化手段55aで復号化し、
第2の圧縮プログラムを用いた圧縮手段55bで再度圧
縮する。これにより、非発言者の動画像情報は発言者の
それよりも小さくなり、発言者の動画像は非発言者のそ
れに比べて画質が優れたものになる。また、この時のフ
レームレートは発言者も非発言者も同じである。
【0044】そして、発言者から送られてきた動画像デ
ータと、再圧縮した非発言者の動画像データを各クライ
アント端末51〜54へ送り返す。画像データを受けた
各クライアント端末51〜54は、各画像データに付加
されたヘッダを読み、復号化プログラムを用いて各々の
復号化手段11b〜14bで復号化を行い、その復号化
された画像データを表示部51c〜54cに表示する。
【0045】このように本実施例でも、上記第1実施例
と同様に、発言者の動画像は低圧縮率でも高画質となり
非発言者の動画像は高圧縮されるので、非発言者の動画
像情報と比べて、発言者の動画像情報を相対的に多く伝
送することができるようになる。これにより、単位時間
当たりの情報伝送量に限りがある既設回線を有効利用し
ながら、画像品質を良好に保ち、発言者の画像を強調し
つつもリアリティに欠けることがない自然な状態の画像
が得ることができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1乃至第
3の発明の動画像通信会議システムによれば、非発言者
等の動画像情報と比べて、発言者等の動画像情報が相対
的に多く伝送されるので、単位時間当たりの情報伝送量
に限りがある既設回線を有効利用しながら、画像品質を
良好に保ち、発言者の画像を強調しつつもリアリティに
欠けることがない自然な状態の画像が得ることが可能と
なる。
【0047】第4及び第5の発明の動画像通信会議シス
テムの通信方法によれば、簡単な方法で、既設回線を有
効利用しながら、画像品質を良好に保ち、発言者の画像
を強調しつつもリアリティに欠けることがない自然な状
態の画像が得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る動画像通信会議シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】議長による発言者の決定を示すフローチャート
である。
【図3】本発明の第2実施例に係る動画像通信会議シス
テムの概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 ネットワーク 11〜14 端末 11a〜14a 画像圧縮手段 11b〜14b 画像復号化手段 11c〜14c,51c〜54c 表示部 11a−1〜14a−1 第1の圧縮プログラム 11a−2〜14a−2 第2の圧縮プログラム 51〜54 クライアント端末 51a〜54a 画像圧縮手段 51b〜54b 画像復号化手段 55 サーバ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク上の端末により動画像通信
    を行う動画像通信会議システムにおいて、 前記参加者のうち、特定話者の端末の動画像は低い圧縮
    率で圧縮し、他の参加者の端末の動画像は高い圧縮率で
    圧縮することを特徴とする動画像通信会議システム。
  2. 【請求項2】 動画像を表示する表示部をそれぞれ備え
    ネットワークを介して接続された複数の端末により、動
    画像通信を行う動画像通信会議システムにおいて、 各端末は、 圧縮率が異なる第1及び第2の動画像キャプチャ・圧縮
    プログラムと、前記ネットワークを通して送られてきた
    圧縮済動画像データを復号化する復号化プログラムとを
    有すると共に、 通常モード時には前記第1及び第2の動画像キャプチャ
    ・圧縮プログラムのうち、圧縮率の高い方のプログラム
    により動画像を圧縮し、発言モード時には圧縮率の低い
    方のプログラムにより動画像を圧縮する画像圧縮手段
    と、 前記画像圧縮手段で圧縮した圧縮済画像データを前記ネ
    ットワークへ送信すると共に、前記ネットワークを通し
    て送られてきた圧縮済画像データを受信する画像送受信
    手段と、 前記画像送受信手段により受信された圧縮済画像データ
    を前記復号化プログラムで復号化する画像復号化手段
    と、 前記画像復号化手段により復号化した画像データを前記
    表示部へ表示する表示手段とをそれぞれ備えたことを特
    徴とする動画像通信会議システム。
  3. 【請求項3】 サーバと、動画像を表示する表示部をそ
    れぞれ備え前記サーバに接続された複数のクライアント
    端末とにより、動画像通信を行う動画像通信会議システ
    ムにおいて、 前記サーバには、サーバ用動画像キャプチャ・圧縮プロ
    グラムと、該サーバ用動画像キャプチャ・圧縮プログラ
    ムで圧縮された圧縮済動画像データを復号化するサーバ
    用復号化プログラムとを備え、且つ前記複数のクライウ
    ント端末には、前記サーバ用動画像キャプチャ・圧縮プ
    ログラムよりも圧縮率の低い端末用動画像キャプチャ・
    圧縮プログラムと、外部より送られてきた圧縮済動画像
    データを復号化する端末用復号化プログラムとをそれぞ
    れ備え、 前記各クライアント端末は、 前記端末用動画像キャプチャ・圧縮プログラムで動画像
    を圧縮するデータ圧縮手段と、前記データ圧縮手段で圧
    縮した圧縮済画像データを外部へ送信すると共に外部か
    ら送られてきた圧縮済画像データを受信する画像送受信
    手段と、該画像送受信手段によって受信された圧縮済画
    像データを前記端末用復号化プログラムで復号化する端
    末内復号化手段と、該端末内復号化手段により復号化さ
    れた画像データを前記表示部へ表示する表示手段とをそ
    れぞれ備え、 前記サーバは、 前記各クライアント端末より送られてきた圧縮済動画像
    データを受信する画像受信手段と、該画像受信手段で受
    信された圧縮済動画像データのうち、非発言者のデータ
    を前記サーバ用復号化プログラムで復号化するサーバ内
    復号化手段と、該サーバ内復号化手段により復号化され
    た画像データを前記サーバ用動画像キャプチャ・圧縮プ
    ログラムで圧縮するサーバ内圧縮手段と、その圧縮した
    非発言者のデータと前記圧縮済動画像データのうちの発
    言者のデータとを前記各クライアントへ送信するサーバ
    内送信手段とを備えたことを特徴とする動画像通信会議
    システム。
  4. 【請求項4】 ネットワーク上の複数の端末を用い、動
    画像通信を行う動画像通信会議システムの通信方法にお
    いて、 各端末には、圧縮率が異なる第1及び第2の動画像キャ
    プチャ・圧縮プログラムと、前記ネットワークを通して
    送られてきた圧縮された圧縮済動画像データを復号化す
    る復号化プログラムとを予め備えておき、 通常モード時には前記第1及び第2の動画像キャプチャ
    ・圧縮プログラムのうち、圧縮率の高い方のプログラム
    により動画像を圧縮し、発言モード時には圧縮率の低い
    方のプログラムにより動画像を圧縮し、 前記ネットワークを通して送られてきた圧縮済画像デー
    タを前記復号化プログラムで復号化し、 その復号化された画像データを表示部に表示することを
    特徴とする動画像通信会議システムの通信方法。
  5. 【請求項5】 サーバと該サーバに接続された複数のク
    ライアント端末とを用い、動画像通信を行う動画像通信
    会議システムの通信方法において、 前記サーバには、サーバ用動画像キャプチャ・圧縮プロ
    グラムと、外部から送られてきた圧縮済動画像データを
    復号化するサーバ用復号化プログラムとを備え、且つ前
    記各クライアント端末には、前記サーバ用動画像キャプ
    チャ・圧縮プログラムよりも圧縮率の低い端末用動画像
    キャプチャ・圧縮プログラムと、外部から送られてきた
    圧縮済動画像データを復号化する端末用復号化プログラ
    ムとを備えておき、 前記各クライアント端末により、前記端末用動画像キャ
    プチャ・圧縮プログラムで動画像を圧縮し、 前記サーバにより、前記各クライアントより送られてき
    た圧縮済動画像データのうち、非発言者のデータを前記
    サーバ用復号化プログラムで一旦復号化した後、その復
    号化されたデータを前記サーバ用動画像キャプチャ・圧
    縮プログラムで圧縮し、その圧縮した非発言者のデータ
    と前記圧縮済動画像データのうちの発言者のデータとを
    前記各クライアント端末へ送信し、 前記各クライアント端末により、前記サーバから送られ
    てきた圧縮済画像データを前記端末用復号化プログラム
    で復号化し、その復号化された画像データを表示部に表
    示することを特徴とする動画像通信会議システムの通信
    方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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